JP3041400U - 回転円筒にクーラントかき取りプレートを備えたマグネチックセパレータ - Google Patents

回転円筒にクーラントかき取りプレートを備えたマグネチックセパレータ

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JP3041400U
JP3041400U JP1997002508U JP250897U JP3041400U JP 3041400 U JP3041400 U JP 3041400U JP 1997002508 U JP1997002508 U JP 1997002508U JP 250897 U JP250897 U JP 250897U JP 3041400 U JP3041400 U JP 3041400U
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JP
Japan
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coolant
rotating cylinder
rubber roller
separator
magnetic
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Expired - Lifetime
Application number
JP1997002508U
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English (en)
Inventor
心悟 村上
透 中曽
Original Assignee
株式会社シイエヌケイ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】回転円筒7にクーラントかき取りプレート
23を備えたマグネチックセパレータは,絞り用ゴムロ
ーラ18の下部に,回転円筒左右両端部の磁石の磁界に
影響されず,また組付け時の回転円筒に側板を組み込む
際の歪みによる窪みの発生の可能性がある回転円筒左右
両端に,鉄.ゴム.プラスチックなどで作製したクーラ
ントかき取りプレートを備える。 【効果】クーラントを含んだスラッジを絞り用ゴムロー
ラで絞る前に,回転円筒の両端に付着したクーラントを
かき取ることにより,絞り用ゴムローラの絞り不足の不
具合を解消して,長期に渡る安定した稼働を継続させる
ことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
近年,工作機械の加工性が益々向上し,従来から使用されていた水溶性クーラン トに加え,重切削又は重研削などに不水溶性クーラントが使用される頻度が,高 くなった。その為,該水溶性クーラントと共に粘性の高い該不水溶性クーラント 中の該スラッジを吸着でき,処理できるマグネチックセパレータ(以下セパレー タと言う)の必要性が高まってきた。セパレータにより,該水溶性クーラントや 該不水溶性クーラント中の該スラッジを吸着し処理する場合,特に粘性の高い該 不水溶性クーラントは,セパレータの固定マグネットドラムを内蔵した該非磁性 回転円筒(以下回転円筒と言う)の左右両端の磁石の磁界が作用しない部分の歪 みによる窪み部に入り込むと,該絞り用ゴムローラによる脱油が困難となって絞 りきれずに絞り不足となり,高価な該不水溶性クーラントをセパレータ外部に排 出してしまう事があるため,精度の高い該回転円筒を製作する必要があった。本 発明のセパレータは,該絞り用ゴムローラによる押圧の前段階に,該固定マグネ ットドラムを内蔵した該回転円筒の,該磁石の磁界が作用しない左右両端に,ク ーラントかき取りプレートを備えることにより,該回転円筒の精度に関係なく該 回転円筒の左右の該窪みに付着した該水溶性クーラント又は,該不水溶性クーラ ントをセパレータ内にかき落とし,特に高価な該不水溶性クーラントを外部に排 出する事無く,安定した該クーラントのリサイクルを,継続できるようにした。
【0002】
【従来の技術】
従来のセパレータの該回転円筒は,図3及び図4に示すように,円筒状に巻いた ステンレスプレート9内に固定の該マグネットドラム4を内蔵させ,円筒状に巻 いたステンレスプレート9の両端に側板8を組み込んでいた。しかし,ステンレ スの円筒に左右の該側板8を組み込むにあたり,左右の組み込み部が歪むことに より窪み24ができ,窪んだ箇所に該クーラント25が溜まり,溜まった該クー ラントは,該絞り用ゴムローラ18によりかき取る事が非常に困難な為,該クー ラント25を外部に排出してしまい絞り不足となり,セパレータより排出された 該クーラントを含んだスラッジの取扱いが非常に困難であった。特に,粘性の高 い該不水溶性クーラントを使用している場合は,この傾向が顕著でありコスト的 にも,高価な損失があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
切削,又は研削で発生する該クーラントの,該絞り用ゴムローラによる絞り不足 に対応できるセパレータ,すなわち該回転円筒に付着した該クーラントは,すべ てセパレータ内に回収できる構造とすることにより,スラッジの脱水,脱油不足 による不具合を解消して,長期に渡り常に正常な運転が期待できるセパレータが 要望されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は,上述した問題を解決するために成されたもので,工作機械又はその他 一般の加工に使用され,主として磁性体の該スラッジを含有する該クーラントを ,固定の該マグネットドラムを内蔵した該回転円筒と,所定の隙間で形成された 底板との間でできた流路に通過させ,該クーラント中の該スラッジを該回転円筒 の外周に吸着させ,これを常時該回転円筒の外周に押圧している該絞り用ゴムロ ーラで脱水し,排出処理するセパレータにおいて,該絞り用ゴムローラの前段階 に,該クーラントかき取りプレートを備えたことを特徴とするマグネチックセパ レータである。
【0005】
【作 用】
本考案のセパレータは,固定の該マグネットドラムを内蔵した該回転円筒と,半 円筒形の底板間を所定の隙間で形成された流路内に,該スラッジを含有する該ク ーラントを通過させて,該クーラント内の磁性体の切りくず等の該スラッジを該 マグネットドラムで吸引し,これを該回転円筒の外周に吸着させ,更に該絞り用 ゴムローラで該回転円筒の外周に押圧して脱水し排出処理をする。その際,ステ ンレスの該回転円筒に該側板を組み込むにあたり,組み込み部が歪むことによっ て発生する該回転円筒左右両端の窪んだ箇所に該クーラントが溜まり,窪みに溜 まった該クーラントは,該絞り用ゴムローラによる絞りが非常に困難な為,絞り 切れなかった該クーラントを外部に排出してしまい,絞り不足となることがある 。それに対処するため,該絞り用ゴムローラの下部に該回転円筒左右両端部の該 磁石の磁界に影響されず,また組付け時の該回転円筒に該側板を組み込む際の歪 みによる窪みの発生の可能性がある該回転円筒左右両端に,鉄.ゴム.プラスチ ックなどで作製した該クーラントかき取りプレートを備え,該クーラントを含ん だ該スラッジを,該絞り用ゴムローラで絞る前に該回転円筒の両端に付着した該 クーラントをかき取る事により,絞り不足による不具合を減少させることができ る。
【0006】
【実施例】
本考案の該回転円筒に該クーラントかき取りプレートを備えたセパレータの実施 例を図1,図2に基づいて説明する。 セパレータ本体1には,流入口2,流出口3があり,この流入出口間にマグネッ トドラム4と同芯で内壁が該ドラム4と微小隙間で回転する,該回転円筒7が該 セパレータ本体1内に先の該マグネットドラム4と共に収まっている。この該回 転円筒7の回転軸12は,該セパレータ本体1の外部に延びて,こゝにスプロケ ットホイール13が取り付けられ,また該セパレータ本体1から出されたブラケ ット14に取り付けられた減速機付モータ15側の小スプロケットホイール16 と,先のスプロケットホイール13の間にチェーン17が掛けられ,該回転円筒 7を図示矢印方向に回転駆動している。そして該回転円筒7と同芯で半円筒形の 底板6が該回転円筒7の下部に設けられ,該回転円筒7との間に流路5を形成し ている。又該回転円筒7の上部には該絞り用ゴムローラ18が,該セパレータ本 体1の左右側から立てられた各2本のねじ棒22で,各々自由に該回転円筒7の 放射方向に上下動が出来るように貫入されたローラ受け10に回転自在に軸承さ れ,各該ねじ棒22毎のコイルばね21で常時該回転円筒7の外周を押圧してい ると共に,該回転円筒7の放射方向に対しローラ軸11の軸芯が所定の範囲内で 伸長出来る。その他かき落とし板20は絞り用ゴムローラ18の外周に付着した スラッジのかき落とし用であり,流出口3側のスラッジ剥離板19が該回転円筒 7の外周を押圧して吸着スラッジの剥離を行っている。
【0007】 このような構造のセパレータにおいて,磁性体の切りくず,又は砥粒等のスラ ッジを含んだクーラントを流入口2から流入させると,該クーラント内の該スラ ッジが流路5を通過する間に該回転円筒7の外周に吸着され,この該回転円筒7 の回転と共に矢印方向に運ばれ液面を離れて上昇し,絞り用ゴムローラ18で脱 水され,更に回転してスラッジ剥離板19で該回転円筒7面から剥離され排出さ れる。しかし,この該回転円筒7の,左右回転円筒側板8が組み込まれ,なおか つマグネットドラム4の磁石の磁界が作用しない部分は,回転円筒側板8の組み 込みの際に歪みが発生した場合その歪みによる窪み24に溜まったクーラントは ,絞り用ゴムローラ18によるクーラントの絞りが困難となり,クーラントをセ パレータ外部に排出してしまい,絞り不足の不具合を発生させている。 それに対し本セパレーターは,回転円筒7の絞り用ゴムローラ18下部の磁石 の磁界に作用されなく,また回転円筒7に側板8を組み込む際の歪みが発生しや すい箇所に,鉄・ゴム・プラスチックなどで作製した,クーラントかき取りプレ ーと23を備えクーラントをセパレータ内に戻すことにより,セパレータ外部へ のクーラントの排出を防止し,絞り不足による不具合を減少させることができ, また高価な不水溶性クーラントを使用している場合は,コストの面の損失を,軽 減させることができる。
【0008】
【考案の効果】
本考案のセパレータによれば,通常であれば該回転円筒7の左右該側板8組み付 け時の歪みによる該窪み24の為,該回転円筒7左右両端部の該クーラントの絞 りが不足となり,特に高価な該不水溶性クーラントを使用している場合は,コス ト面での損失が大きくなるが,該絞り用ゴムローラ18下部の該回転円筒7左右 に,鉄.ゴム.プラスチックなどで作製された,該クーラントかき取りプレート 23を備えることにより,該スラッジの脱水.脱油を長期に保持ができると共に 該クーラントの安定した清浄化運転により安心して該クーラントのサイクルが継 続できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の回転円筒にクーラントかき取りプレー
トを備えたマグネチックセパレータの一部断面を含む正
面図
【図2】本考案のマグネチックセパレータの回転円筒・
絞り用ゴムローラの一部断面にクーラントかき取りプレ
ートを記入した図
【図3】従来のマグネチックセパレータの一部断面を含
む正面図
【図4】従来のマグネチックセパレータの回転円筒・絞
り用ゴムローラの一部断面にクーラントの状態を書き入
れた図
【符号】
1・・・セパレータ本体 11・・・ロー
ラ軸 2・・・流入口 12・・・回転
軸 3・・・流出口 13・・・スプ
ロケットホイール 4・・・マグネットドラム 14・・・ブラ
ケット 5・・・流路 15・・・減速
機付きモータ 6・・・底板 16・・・小ス
プロケットホイール 7・・・回転円筒 17・・・チェ
ーン 8・・・側板 18・・・絞り
用ゴムローラ 9・・・ステンレスプレート 19・・・スラ
ッジ剥離板 10・・・ローラ受け 20・・・か
き落とし板 21・・・コイルバネ 24・・・窪
み 22・・・ねじ棒 25・・・ク
ーラント 23・・・クーラントかき取りプレート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械,又はその他一般の加工に使用さ
    れ,主として磁性体のスラッジを含有するクーラント
    を,固定のマグネットドラムを内蔵した非磁性回転円筒
    と,所定の隙間で形成された底板との間でできた流路に
    通過させ,該クーラント中のスラッジを該非磁性回転円
    筒の外周に吸着させ,これを常時該非磁性回転円筒の外
    周に押圧している絞り用ゴムローラで脱水し,排出処理
    するマグネチックセパレータにおいて,該絞り用ゴムロ
    ーラの下部に,クーラントかき取りプレートを備えたマ
    グネチックセパレータ
JP1997002508U 1997-02-28 1997-02-28 回転円筒にクーラントかき取りプレートを備えたマグネチックセパレータ Expired - Lifetime JP3041400U (ja)

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