JP3053532U - 磁気分離器 - Google Patents

磁気分離器

Info

Publication number
JP3053532U
JP3053532U JP1998003849U JP384998U JP3053532U JP 3053532 U JP3053532 U JP 3053532U JP 1998003849 U JP1998003849 U JP 1998003849U JP 384998 U JP384998 U JP 384998U JP 3053532 U JP3053532 U JP 3053532U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber roller
magnetic
sludge
magnetic separator
squeezing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1998003849U
Other languages
English (en)
Inventor
峰男 石川
Original Assignee
株式会社シイエヌケイ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社シイエヌケイ filed Critical 株式会社シイエヌケイ
Priority to JP1998003849U priority Critical patent/JP3053532U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3053532U publication Critical patent/JP3053532U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】研削盤などに使用され、て磁性体のスラッ
ジを含有する水溶性又は、不水溶性クーラントを、固定
のマグネットドラム15を内蔵した非磁性回転円筒16
と、所定の隙間で形成された底板23との間でできた流
路24に通過させ、クーラント中のスラッジを非磁性回
転円筒の外周に吸着させ、常時非磁性回転円筒の外周に
押圧している絞り用ゴムローラ36で脱水し排出処理す
る磁気分離器において、絞り用ゴムローラを中空とし
た。 【効果】磁気分離器から排出されるスラッジの含水率や
含油率を著しく低減させ、スラッジの後処理を容易にお
こなうと同時に、特に高価な不水溶性クーラントを使用
する場合は、研削盤などの産業機械の稼働費用の低減に
も寄与できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、研削盤などの産業機械から排出される前記クーラントの濾過をおこ なうための、磁気分離器に関する。
【0002】
【従来の技術】
産業界では、再利用性の向上のため、研削盤などの産業機械から排出される前 記クーラントの濾過をおこなう際の磁気分離器において、前記絞り用ゴムローラ にて絞った後、前記非磁性回転円筒の外周に吸着した前記スラッジを掻き取る際 に、同時に前記クーラントを磁気分離器外部に排出しないことが要望されていた 。 特に粘度の高い不水溶性クーラントは、前記絞り用ゴムローラによるクーラン トの絞りが不完全になりやすく、前記スラッジを掻き取る際に同時に磁気分離器 外部に排出してしまうため、コスト的にも高価な損失となった。 そこで、従来より前記非磁性回転円筒の外周に常時押圧している絞り用ゴムロ ーラの絞り効果を向上させるため、絞り用ゴムローラのゴム材質、ゴム硬度や、 回転円筒の製作精度、円筒表面の面粗度など考慮し製作されていたため、非常に コスト高となつた。なかでもゴム硬度は、低い程絞り効果が向上すると一般的に 言われているが、ゴム硬度が低くなると、ゴム硬度にばらつきのない安定した品 質の前記絞り用ゴムローラを製作することは、非常に困難とされ、また、ゴム硬 度を下げることにより、切り屑の前記絞り用ゴムローラへのつきささり、付着な どの不具合も発生する可能性も考えられる。したがって,特に前記絞り用ゴムロ ーラによるクーラントの絞りが困難な、粘度の高い不水溶性クーラントを磁気分 離器外部に排出しないようにすることは、非常に困難であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案に係る請求項1、請求項2、請求項3は、前記絞り用ゴムローラや前記 非磁性回転円筒に前述したような特別な配慮をしなくとも、前記絞り用ゴムロー ラにて前記スラッジを絞った後、前記非磁性回転円筒の外周に吸着した前記スラ ッジを掻き取る際に、同時に前記クーラントを磁気分離器外部に排出しないため の、新規な方式を採用した前記絞り用ゴムローラを具備した磁気分離器を提供す ることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る磁気分離器は、前記非磁性回転円筒の外周に付着した前記クー ラントを含有した前記スラッジから、前記クーラントを絞るための前記絞り用ゴ ムローラを、中空としたことを特徴とするものである。 請求項2に係る磁気分離器は、請求項1の中空絞り用ゴムローラにおいて、中 空絞り用ゴムローラの中空部の気圧を、使用目的に合わせ随時変更することを特 徴とするものである。 請求項3に係る磁気分離器は、請求項1の中空絞り用ゴムローラにおいて、中 空絞り用ゴムローラの表面ゴム硬度のみを上げたことを特徴とするものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
本実施形態にかかる中空気体室を持つ前記絞り用ゴムローラを具備した磁気分 離器は、研削盤などの産業機械から排出される前記クーラントの濾過をおこなう 磁気分離器である。 なお、研削盤などの産業機械から排出される前記クーラントを濾過する磁気分 離器は、前述したように前記非磁性回転円筒の外周に吸着した前記スラッジを掻 き取る際に、同時に前記クーラントを磁気分離機外部に排出しないことが要望さ れると共に、絞り用ゴムローラに前記スラッジが付着しないことも要求されてい る。以下、本考案の代表的な実施形態を図面を参照して説明する。 ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、形状、材質、その相対 位置などは、特に特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに 限定する趣旨のものではなく、単なる説明図にすぎない。 本実施形態に係る中空部を設けた絞り用ゴムローラを具備した磁気分離器は、 図1、図2から理解できるように、磁気分離機本体11には、流入口12、流出 口13があり、流入口12の前面には、整流板14がある。また流入出口間にマ グネットドラム15と同芯で内壁がマグネットドラム15と微小隙間で回転する 回転円筒16が磁気分離器本体11内にマグネットドラム15と共に収まってい る。 この前記回転円筒16の回転軸17は、磁気分離機本体11の外部に延びて、 ここにスプロケットホイール18が取り付けられ、また磁気分離機本体11から 出されたブラケット19に取り付けられた減速機付きモータ20側の小スプロケ ットホイール21と、前記スプロケットホイール18の間にチェーン22が掛け られ、前記回転円筒16を図示矢印方向に回転駆動している。そして前記回転円 筒16と同芯で半円筒形の底板23が前記回転円筒16の下部に設けられ、前記 回転円筒16との間に流路24を形成している。また回転円筒16の上部には、 絞り用ゴムローラ36が、磁気分離機本体11の左右側から立てられた各々のね じ棒26で、自由に回転円筒16の放射方向に上下動ができるように貫入された ローラ受け27に回転自在に軸承され、各ねじ棒26毎のコイルばね28で常時 回転円筒16の外周を押圧していると共に、回転円筒16の放射方向に対しロー ラ軸30の軸の範囲内で伸長できる。 この、絞り用ゴムローラ36の内部は、外側円管31と内側円管32と両者を 繋ぐ側壁3により密閉、気密室に保たれた数個の中空室35が設けられている。 このことによる中空室35のクッション効果により、絞り用ゴムローラ36の 見かけ上の表面ゴム硬度が軟らかくなり、前記非磁性回転円筒16の外周に付着 した前記クーラントを含有した前記スラッジから、前記クーラントを絞るための 前記絞り用ゴムローラ36による絞り効果が著しく向上する。 また、密閉、気密室に保たれた数個の中空室35内の気圧を変更することによ り、前記非磁性回転円筒16の外周に付着した前記クーラントを含有した前記ス ラッジの量の多少により異なる、最適な中空室35のクッション効果を選定する ことができる。 なお、絞り用ゴムローラ36の軟化方法を、クッション効果によるものとした ため、絞り用ゴムローラ36の表面のゴム硬度のみ高くすることができ、従来の ゴム硬度が低いことによる、切り屑の前記絞り用ゴムローラ36へのつきささり 、付着などの不具合も発生する可能性が少なくなる。 掻き落とし板29は、絞り用ゴムローラ36の外周に付着したスラッジの掻き 落とし用であり、流出口13側のスラッジ剥離板31が回転円筒16の外周を押 圧して吸着スラッジの剥離をおこなっている。 その他本考案装置は、上記しかつ図面に示した実施例に限定されるものではな く、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更しうるものである。
【0006】
【考案の効果】
本考案の数個の中空室を設けた絞り用ゴムローラを具備した磁気分離器によれ ば、中空室のクッション効果により、絞り用ゴムローラの見かけ上の表面ゴム硬 度が軟らかくなり、前記絞り用ゴムローラによる絞り効果が著しく向上する。 また、中空室内の気圧を変更したり、絞り用ゴムローラの表面ゴム硬度を高く することにより、スラッジ量の多少、スラッジの多種にわたる形状にも従来と比 較すると、格段に適応の範囲を拡大することができる。 これらの効果により、従来の磁気分離器に比較し、磁気分離器から排出される 前記スラッジの含水率や含油率を著しく低減させることができ、磁気分離器から 排出されたスラッジの後処理を非常に容易におこなうことができるようになる。 特に効果な不水溶性クーラントを使用する場合は、研削盤などの産業機械の稼 働費用の低減にも寄与できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の回転円筒に中空室を持つ絞り用ゴムロ
ーラを具備した磁気分離機の一部断面を含む正面図
【図2】中空室を持つ絞り用ゴムローラの詳細図
【図3】従来の磁気分離機の一部断面を含む正面図
【符号の説明】
11・・・本体 26・・・
ねじ棒 12・・・流入口 27・・・
ローラ受け 13・・・流出口 28・・・
コイルばね 14・・・整流板 29・・・
掻き落とし板 15・・・マグネットドラム 30・・・
ローラ軸 16・・・回転円筒 31・・・
高硬度ゴムローラ 17・・・回転軸 32・・・
ゴムローラ側壁 18・・・スプロケットホイール 33・・・
ゴムローラ内筒 19・・・ブラケット 34・・・
心金 20・・・減速機付きモータ 35・・・
中空室 21・・・小スプロケットホイール 36・・・
絞り用ゴムローラ 22・・・チェイン 23・・・底板 24・・・流路 25・・・絞り用ゴムローラ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】研削盤などの産業機械に使用され、主とし
    て磁性体のスラッジを含有する水溶性または、不水溶性
    クーラントを、固定のマグネットドラムを内蔵した非磁
    性回転円筒と、所定の隙間で形成された底板との間でで
    きた流路に通過させ、前記クーラント中のスラッジを前
    記非磁性回転円筒の外周に吸着させ、これを常時前記非
    磁性回転円筒の外周に押圧している絞り用ゴムローラで
    脱水し排出処理する磁気分離器において、前記絞り用ゴ
    ムローラを中空としたことを特徴とする磁気分離器。
  2. 【請求項2】請求項1記載の磁気分離器において,前記
    絞り用ゴムローラの中空の空間の気圧を随時変更するこ
    とを特徴とする磁気分離器。
  3. 【請求項3】請求項1記載の磁気分離器において、前記
    非磁性回転円筒の外周に取り付けられた中空絞り用ゴム
    ローラの表面ゴム硬度を上げたことを特徴とする磁気分
    離器。
JP1998003849U 1998-04-24 1998-04-24 磁気分離器 Expired - Lifetime JP3053532U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998003849U JP3053532U (ja) 1998-04-24 1998-04-24 磁気分離器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998003849U JP3053532U (ja) 1998-04-24 1998-04-24 磁気分離器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3053532U true JP3053532U (ja) 1998-11-04

Family

ID=43187612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1998003849U Expired - Lifetime JP3053532U (ja) 1998-04-24 1998-04-24 磁気分離器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3053532U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005531433A5 (ja)
US20160121245A1 (en) Filter element and method for manufacturing the filter element
KR101966512B1 (ko) 가공유 필터장치
CN103047136A (zh) 具有旁路孔的涡旋式压缩机
JP2003340717A (ja) 浮上切り屑回収機能を備えたオイルスキマ
JP3053532U (ja) 磁気分離器
JP4687896B2 (ja) 汚泥濃縮装置
JP2000254546A (ja) 磁気分離器
JP3051145U (ja) 磁気分離機
CN116808744A (zh) 一种工业粉尘处理装置
MXPA02008642A (es) Tambor falso con una superficie de vacio de area variable.
JP3052843U (ja) 磁気分離器
CN206995935U (zh) 螺旋叶片收油装置
CN202097040U (zh) 一种离心式泥浆过滤装置
JP3064479U (ja) 磁気分離器
JP3061849U (ja) 磁気分離器
JP3010688U (ja) マグネチックセパレータの強制駆動装置
JP3065963U (ja) 磁気分離器
JP3057175U (ja) タンデム式磁気分離器使用によるクーラント 清浄化システム
JP3018660U (ja) 重層構造の絞りローラを備えたマグネチックセパレータ
JP3041400U (ja) 回転円筒にクーラントかき取りプレートを備えたマグネチックセパレータ
JPS5929013A (ja) 固液分離装置
JP3049955U (ja) 浮上屑排出機構を備えたマグネチックセパレータ
JP3024673U (ja) 回転円筒の外周に表面硬化を施したマグネチックセパレータ
CN210302899U (zh) 有机废气预处理装置