JP3019525U - マグネチックセパレータの絞り用ゴムローラの強制駆動装置 - Google Patents

マグネチックセパレータの絞り用ゴムローラの強制駆動装置

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JP3019525U
JP3019525U JP1995007514U JP751495U JP3019525U JP 3019525 U JP3019525 U JP 3019525U JP 1995007514 U JP1995007514 U JP 1995007514U JP 751495 U JP751495 U JP 751495U JP 3019525 U JP3019525 U JP 3019525U
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JP
Japan
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sludge
roller
squeezing roller
magnetic
rotating cylinder
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JP1995007514U
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English (en)
Inventor
峰男 石川
靖明 薗部
敦司 廣田
Original Assignee
株式会社シイエヌケイ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】工作機械,又はその他一般の加工に使用された
クーラント内の,主として磁性体のスラッジを捕捉排出
するセパレータにおいて,常に正常な運転を維持し,ク
ーラントの安定したリサイクルを継続させる。 【構成】モータ駆動されている回転円筒7の回転軸12
に軸止したピン車の回転リング付き作用ピンが,絞りロ
ーラ21のローラ軸11に軸止した特殊スプロケットホ
イールに,絞りローラ21の停止の際随時係合して,こ
の絞りローラ21を強制駆動させ,更に絞りローラ21
が所定の範囲内で回転円筒7に対し放射方向にスムーズ
にリフト出来る構成であり,絞りローラ21の滑り回
転,或いは毛玉状の大球スラッジ,又は多量のスラッジ
噛み込みによる回転停止の不具合を解消している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明のマグネチックセパレータ(以下セパレータと言う)は,近年工作機械 の加工性が益々向上し,中でも重切削,又は重研削に,不水溶性クーラントが使 用されるようになったため,粘性の高い該不水溶性クーラントが該非磁性回転円 筒(以下回転円筒と言う)と該絞り用ゴムローラ(以下絞りローラと言う)の間 に潤滑剤となって該絞りローラが滑り回転を起こし易くなり,又水溶性クーラン トの場合でも母機の重研削で発生した長い繊維状の切りくずが毛玉状の大球に成 長して流入,或いは母機内,又はクーラントタンク内の堆積切りくずの崩壊,或 いは清掃で一時的に多量のスラッジが流入して来た場合,該回転円筒面にスラッ ジが山盛りになって吸着し該絞りローラのリフト不良も加わってここに噛み込み ,該絞りローラの回転停止が予想される不具合に対し,該絞りローラを回転円筒 に随時係合させて強制駆動させると共にリフトも円滑にし,該不具合を解消して 常に正常な運転が期待出来るので,安定したクーラントのリサイクルが継続でき る。
【0002】
【従来の技術】
従来のセパレータの絞りローラは,図4にその一例を示すように,絞りローラ 34が回転円筒33の外周面との摩擦により回転しているので,重切削,又は重 研削用に不水溶性クーラントが使用された場合は,絞りローラ34が滑り回転と なり,又毛玉状の大球,或いは一時的に多量のスラッジが流入して来た場合は, 絞りローラ34に該スラッジが噛み込んで回転停止となり該スラッジの絞り不良 ,絞りローラ34の片減り,更にこの絞りローラ34が停止した場合の復元には 人手の援助を要する等の不具合を起こしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記不水溶性クーラントによる該絞りローラの滑り回転,及び水溶性クーラン トでも毛玉状の大球,或は一時的に多量のスラッジを噛み込んだ場合の該絞りロ ーラの回転停止によるスラッジの絞り不良,片減り等の不具合を解消して常時正 常な回転が保持出来る絞りローラの更新が要望されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は,上述した問題を解決するために成されたもので,工作機械又はその 他一般の加工に使用され,主として磁性体のスラッジを含有するクーラントを, 固定のマグネットドラムを内蔵した回転円筒と,所定の間隙で形成された底板と の間でできた流路に通過させ,該クーラント中のスラッジを該回転円筒の外周に 吸着させ,これを常時該回転円筒の外周に押圧している絞りローラで脱水し排出 処理するセパレータにおいて,モータ駆動されている該回転円筒の延長軸端に軸 止した2枚の同芯円板間の同一半径上で等ピッチに複数個の回転リング付き作用 ピンを取り付けたピン車を,該絞りローラの延長軸端に軸止した特殊スプロケッ トホイールに該作用ピンを随時係合させて強制駆動し,該絞りローラの回転に対 する滑り,停止を解消する構成を特徴とする,マグネチックセパレータの絞り用 ゴムローラの強制駆動装置である。
【0005】
【作 用】
本考案のセパレータは,固定のマグネットドラムを内蔵した回転円筒と,半円 筒形の底板間を所定の間隙で形成した流路内に,該スラッジを含有するクーラン トを通過させて,該液内の磁性体の切りくず等のスラッジを該マグネットドラム で吸引し,これを回転円筒の外周に吸着させ,更に絞りローラで該回転円筒の外 周に押圧して脱水し排出処理をする際,該クーラントが不水溶性クーラントの場 合に絞りローラが滑り回転し,又は水溶性クーラントの場合でも毛玉状の大球ス ラッジ,及び一時的に多量のスラッジの流入でこれをを噛み込んだ場合は前記同 様絞りローラが滑り回転,或いは停止等の不具合に対処し,モータ駆動されてい る回転円筒側のピン車が、絞りローラ側の特殊スプロケットホイールに随時係合 して強制駆動し該不具合の発生を解消する。
【0006】
【実施例】 本考案のセパレータの絞り用ゴムローラの強制駆動装置を,セパレータに使用 した実施例を図1,図2,及び図3に基づいて説明する。 セパレータ本体1には,流入口2,流出口3があり,この流入出口間にマグネ ットドラム4と同芯で内壁が該ドラム4と微小間隙で回転する回転円筒7がセパ レータ本体1内に先のマグネットドラム4と共に収まっている。この回転円筒7 の回転軸12は,セパレータ本体1の外部に延びて,ここにスプロケットホイー ル13及び2枚の円板14内に同一半径上で等ピッチに複数個の回転リング付き 作用ピン15を取り付けたピン車16が軸止され,またセパレータ本体1から出 されたブラケット17に取り付けられた減速機付モータ18側の小スプロケット ホイール19と,先のスプロケットホイール13の間にチェーン20が掛けられ ,該回転円筒7を図示矢印方向に回転駆動している。そして該回転円筒7と同芯 で半円筒形の底板6が回転円筒7の下部に設けられ,該回転円筒7との間に流路 5を形成している。又回転円筒7の上部には絞りローラ21が,セパレータ本体 1の左右側から立てられた各2本のねじ棒22で,各々自由に回転円筒7の放射 方向に上下動が出来るように貫入されたローラ受け10に回転自在に軸承され, 各ねじ棒22毎のコイルばね23で常時回転円筒7の外周を押圧していると共に ,回転円筒7の放射方向に対し,ローラ軸11の軸芯が所定の範囲内で伸長出来 ,更にこのローラ軸11はモータ駆動側に伸び出して,ここに該ピン車16の回 転リング付き作用ピン15に随時係合する特殊スプロケットホイール24が軸止 されている。その他掻き落とし板25は絞りローラ21の外周に付着したスラッ ジの掻き落とし用であり,流出口3側のスラッジ剥離板26が回転円筒7の外周 に作用して吸着スラッジの剥離を行っている。
【0007】 このような構造のセパレータにおいて,磁性体のスラッジを含んだクーラント を流入口2から流入させると,該クーラント内のスラッジが流路5を通過する間 に回転円筒7の外周に吸着され,この回転円筒7の回転と共に矢印方向に運ばれ 液面を離れて上昇し,絞りローラ21で脱水され,更に回転してスラッジ剥離板 26で回転円筒7面から剥離され排出される。しかし前記したように粘性の高い 不水溶性クーラントが使用され,回転円筒7と絞りローラ21の間に潤滑剤とな って該絞りローラ21が滑り回転を起こし易くなった場合,及び水溶性クーラン トの場合でも,毛玉状の大球,又は一時的に多量のスラッジが流入して回転円筒 7と絞りローラ21間に該スラッジが噛み込み,滑り回転,或いは回転停止の不 具合が発生状態になった場合でも,絞りローラ21は,このローラ軸11に軸止 されている特殊スプロケットホイール24が,モータ駆動されている回転円筒7 のピン車16に取り付けた回転リング付き作用ピン15に該絞りローラ21の停 止の際随時係合して回転を保持することができ,又多量のスラッジを噛み込んだ 場合でも,自由に上下動が出来るローラ受け10に回転軸承されたローラ軸11 が,回転円筒7の放射方向に所定の範囲内でコイルばね23に抗してではあるが 無理なく伸長出来るので,該絞りローラ21が回転円筒7面からスムーズに又大 きくリフトし,該スラッジの固まりを通過させることが出来る。尚回転リング付 き作用ピン15の回転リングは,カラー状リング(図示なし)でも使用できるが ,よりスムーズに特殊スプロケットホイール24を作用するには,コロ,又は針 状コロ軸受を使用した方が良好である。
【0008】
【考案の効果】
本考案のセパレータによれば,絞りローラ21が該ピン車16と特殊スプロケ ットホイール24に随時係合し強制駆動される状態であり,更に回転円筒7面か ら所定の範囲内でスムーズにリフト出来るので,粘性の高い不水溶性クーラント による該絞りローラ21の滑り回転,片減り,及び毛玉状の大球又は一時的に多 量のスラッジの流入で回転円筒7面に山盛り吸着,或いは絞りローラ21に該ス ラッジが噛み込みで回転停止等の不具合が全て解消されるので,常にクーラント の安定した清浄化運転が出来,安心して該クーラントのリサイクルが継続できる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の絞りローラの強制駆動装置を備えたセ
パレータの1部縦断面を含む正面図
【図2】本考案の絞りローラの強制駆動装置を備えたセ
パレータの1部背面図
【図3】本考案の絞りローラの強制駆動装置を備えたセ
パレータの強制駆動部分を示す横断面図
【図4】従来のセパレータの1部縦断面を含む正面図
【符号】 1・・・マグネチックセパレータ本体 16・・・ピン車 (セパレータ本体) 2・・・流入口 18・・・減速
機付モータ 3・・・流出口 19・・・小ス
プロケットホイール 4・・・マグネットドラム 20・・・チェ
ーン 5・・・流路 21・・・絞り
ローラ 6・・・底板 22・・・ねじ
棒 7・・・非磁性回転円筒(回転円筒) 24・・・特殊
スプロケットホイール 10・・・ローラ受け 25・・・掻
き落とし板 11・・・ローラ軸 26・・・ス
ラッジ剥離板 12・・・回転軸 31・・・従
来のセパレータ本体 13・・・スプロケットホイール 32・・・マ
グネットドラム 14・・・2枚の円板 33・・・回
転円筒 15・・・回転リング付き作用ピン 34・・・絞
りローラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械,又はその他一般の加工に使用さ
    れ,主として磁性体のスラッジを含有するクーラント
    を,固定のマグネットドラムを内蔵した非磁性回転円筒
    と,所定の間隙で形成された底板との間でできた流路に
    通過させ,該クーラント中のスラッジを該非磁性回転円
    筒の外周に吸着させ,これを常時該非磁性回転円筒の外
    周に押圧している絞り用ゴムローラで脱水し,排出処理
    するマグネチックセパレータにおいて,モータ駆動され
    ている該非磁性回転円筒の延長軸端に軸止した2枚の同
    芯円板間の同一半径上で等ピッチに複数個の回転リング
    付き作用ピンを取り付けたピン車を,該絞りローラの延
    長軸端に軸止した特殊スプロケットホイールに該作用ピ
    ンを随時係合させて強制駆動し,該絞りローラの回転に
    対する滑り,停止を解消する構成から成るマグネチック
    セパレータの絞り用ゴムローラの強制駆動装置。
JP1995007514U 1995-06-16 1995-06-16 マグネチックセパレータの絞り用ゴムローラの強制駆動装置 Expired - Lifetime JP3019525U (ja)

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