JP3375073B2 - 固液分離装置 - Google Patents

固液分離装置

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JP3375073B2
JP3375073B2 JP2000035703A JP2000035703A JP3375073B2 JP 3375073 B2 JP3375073 B2 JP 3375073B2 JP 2000035703 A JP2000035703 A JP 2000035703A JP 2000035703 A JP2000035703 A JP 2000035703A JP 3375073 B2 JP3375073 B2 JP 3375073B2
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screw conveyor
ring
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正昌 佐々木
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Amukon KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸線方向に配列さ
れて一体的に固定された複数の固定リングと、各固定リ
ングの間に遊動可能に配置された可動リングと、前記複
数の固定リングと複数の可動リングとによって形成され
た筒状体の内部空間に配置されたスクリューコンベア
と、該スクリューコンベアを回転駆動する駆動装置とを
有し、該スクリューコンベアを回転駆動することによ
り、前記筒状体の軸線方向における一端側の入口開口か
ら当該筒状体の内部空間に流入した多量の液体を含む処
理対象物を、筒状体の軸線方向における他端側の出口開
口へ向けて移動させ、このとき、処理対象物から分離さ
れた濾液を、固定リングと可動リングとの間の微小ギャ
ップを通して筒状体外に排出させ、液体の含有量が減少
した処理対象物を筒状体の出口開口から排出させると共
に、前記スクリューコンベアの回転によって各可動リン
グが固定リングに対して相対運動を行うように、各可動
リングの内径をスクリューコンベアの外径よりも小さく
設定した固液分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多量の液体を含んだ処理対象物、例えば
汚泥やヘドロなどから液体を分離するために、上記形式
の固液分離装置を用いることは従来より公知である(例
えば特公平7−10440号公報、特許第282699
0号公報、特許第2826991号公報参照)。この形
式の固液分離装置においては、可動リングの内径がスク
リューコンベアの外径よりも小さく設定されているの
で、スクリューコンベアの回転時に各可動リングはその
スクリューコンベアによって押されながら、スクリュー
コンベアの中心軸線のまわりに偏心回転運動を行う。可
動リングの中心軸線がスクリューコンベアの中心軸線の
まわりに公転するのであるが、これにより、各可動リン
グは固定リングに対してその半径方向に運動し、固定リ
ングと可動リングとの間の微小ギャップに入り込んだ固
形分をそのギャップ外に効率よく排出させることがで
き、当該微小ギャップの目詰まり発生を防止することが
可能である。
【0003】その際、可動リングの内周面に当接したス
クリューコンベアが、その可動リング内周面に対して滑
りながら回転すれば、可動リングは、その自らの中心軸
線のまわりに回転することはなく、各可動リングは固定
リングに対してその半径方向に確実に運動し、スクリュ
ーコンベアは可動リングに対して確実に相対回転するこ
とができるので、固定リングと可動リングとの間の固形
分を効率よく外部に排出させることができると共に、筒
状体内の処理対象物を筒状体の出口開口へ向けて確実に
移動させることができる。
【0004】ところが、処理対象物に含まれた夾雑物
が、スクリューコンベアの外周のスクリューエッジと可
動リング内周面との当接部の間に入り込んでしまうと、
可動リングとスクリューコンベアとの間に作用する摩擦
力が大きくなり、可動リングが、スクリューコンベア側
から受ける大きな摩擦力によって、自らの中心軸線のま
わりに回転するようになる。可動リングが、スクリュー
コンベアと常に同じ位置で当接したまま、スクリューコ
ンベアの側から加えられる力によって、そのスクリュー
コンベアと連れ回わりし、当該可動リングが自らの中心
軸線のまわりを回転(自転)してしまうのである。この
ような連れ回わり現象が発生すると、可動リングは、ス
クリューコンベアと一緒に、当該可動リングの中心軸線
のまわりを自転しながら、スクリューコンベアの中心軸
線のまわりを公転することになるので、スクリューコン
ベアと可動リングとが相対回転することがなくなり、こ
れによって、スクリューコンベアによる処理対象物の搬
送機能が失われ、処理対象物を筒状体の出口開口から正
しく排出させることができなくなり、固液分離装置が適
正な作動を行い得なくなる。しかも、スクリューコンベ
アと可動リングとが相対回転しなくなると、可動リング
が固定リングに対してその半径方向に運動することもな
くなり、固定リングと可動リングとの間の固形分の排出
機能が著しく低下する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した従来の欠点を除去した冒頭に記載した形式の固液分
離装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、冒頭に記載した形式の固液分離装置におい
て、前記可動リングがスクリューコンベア側から受ける
力によって該可動リングの中心軸線のまわりに回転する
ことを規制する回転規制手段を設け、該回転規制手段
が、前記可動リングに一体に付設され、かつ該可動リン
グの外周よりも当該可動リングの半径方向に突出した突
起と、該可動リングが当該可動リングの中心軸線のまわ
りに回転することを規制するように、前記突起が当接す
るストッパとを具備していることを特徴とする固液分離
装置を提案する(請求項1)。
【0007】
【0008】また、上記請求項1に記載の固液分離装置
において、前記ストッパが、各固定リング同士の間隔を
保持すべく、各固定リングの間に配置されていて、前記
突起が当接可能なスペーサによって構成されていると特
に有利である(請求項2)。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って説明し、併せて前述の従来の欠点を図面に即し
てより具体的に明らかにする。
【0010】図1は、多量の水分を含んだ汚泥から水分
を分離する固液分離装置の一例を示す縦断面図である。
一般の家庭、ホテル、養豚場、食品加工工場などから排
出される廃水は、図示していない水処理装置によって水
処理され、同じく図示していないフロック化装置によっ
てフロック化され、多数のフロックが浮遊する汚泥とさ
れる。汚泥は、多量の液体を含む処理対象物の一例であ
り、かかる汚泥が図1に示した固液分離装置によって固
液分離されるのである。
【0011】図1に示した固液分離装置は、内部が中空
なケーシング1を有し、その左側の上部には、上述の汚
泥が流入する流入口2が形成され、同じく右側の下部に
は、脱水されて濃縮された汚泥が排出される排出口3が
形成されている。またケーシング1の下部には、汚泥か
ら分離された濾液が流出する排水口4が形成され、ケー
シング1の内部の中央には固液分離部5が設けられてい
る。汚泥は、図1に矢印Mで示すように流入口2からケ
ーシング1内に流入し、次いで固液分離部5の内部を通
り、ここで分離された水分、すなわち濾液は排水口4か
ら下方に流下し、水分の減少した濃縮された汚泥が矢印
Nで示すように排出口3からケーシング1外に排出され
る。固液分離装置の流入口2に流入する汚泥の含水率は
例えば98乃至99重量%であるのに対し、排出口3か
ら排出される汚泥の含水率は、例えば80乃至95重量
%まで下げられる。
【0012】固液分離部5は、図2乃至図4にも示すよ
うに、複数の固定リング6と、複数の可動リング30と
を有し、これらの固定リング6は同心状に配列されてい
る。各固定リング6の間にはリング状のスペーサ9が挟
み込まれ、各固定リング6の耳6aに形成された孔8と
スペーサ9には、ボルト10が挿通されている。この例
では4本のボルト10が用いられ、これらが同一円周上
に配列され、各ボルト10の端部は、図1に示すよう
に、ケーシング1に固定された支持板11,12に、ナ
ット7によって固定されている。このように、複数の固
定リング6は、スペーサ9により互いに所定の間隙をあ
けて、その軸線方向に配列され、かつ複数のボルト10
とナット7とによって互いに一体的に固定され、ケーシ
ング1に対して不動に支持されている。各固定リング6
にスペーサ9と同様な突部を一体に付設し、かかる突部
により構成されたスペーサによって各固定リング6の間
に間隙を形成してもよい。
【0013】上述の可動リング30は、各固定リング6
の間の間隙にそれぞれ遊動可能に配置されている。その
際、図4に示すように、各可動リング30の厚さTは、
各固定リング間の間隙幅Gより小さく設定され(T<
G)、軸線方向に隣り合う固定リング6と可動リング3
0の互いに対向した面6A,30Aの間に、微小ギャッ
プgが形成される。例えば、2つの固定リング6の間の
間隙幅Gが6mm、可動リング30の厚さTが5mmに設定
され、可動リング30がその2つの固定リング6の間の
中間位置にあると仮定した場合、これらの間の各微小ギ
ャップgは0.5mmとなる。また各可動リング30の外
径D1は、そのまわりに位置する4本のスペーサ9の内
側面により形成される円C(図2)の径D2よりも小さ
く、しかも各固定リング6の内径D3よりも大きく設定
されている。この構成により、各可動リング30は、各
固定リング6の間から離脱することなく、各固定リング
間の間隙に、当該可動リング30の半径方向に遊動可能
に配置される。
【0014】上述のようにして、複数の固定リング6と
可動リング30とによって筒状体20が形成されるが、
図1及び図3においては、筒状体20の中央部分を構成
する固定リングと可動リングについては、その外形だけ
を鎖線で略示してある。
【0015】複数の固定リング6と複数の可動リング3
0によって構成された筒状体20の内部には図3及び図
4に示すように空間Sが区画されるが、この空間Sに
は、スクリューコンベア16が配置されている。このス
クリューコンベア16は、筒状体20の軸線方向に延
び、そのスクリューコンベア16の各端部の軸部13
は、図1に示すように各支持板11,12にベアリング
14,15を介して回転自在に支持されている。このよ
うに、固定リング6と可動リング30により構成された
筒状体20の内部に回転可能に配置されたスクリューコ
ンベア16は、その一端が、ケーシング1に支持された
ギアドモータ17に駆動連結されている。ギアドモータ
17は、スクリューコンベア16を回転駆動する駆動装
置の一構成例をなすものである。
【0016】ケーシング1に固定された各支持板11,
12には、図1に示すように、筒状体20の軸線方向一
端側の入口開口5Aと、同じく筒状体20の軸線方向他
端側の出口開口5Bのそれぞれに対応する位置に適数の
貫通孔22,22Aがそれぞれ形成されている。
【0017】また、図4に示す如く、スクリューコンベ
ア16の外径D4は、その回転が阻害されないように、
固定リング6の内径D3よりもわずかに小なる大きさに
設定され、また可動リング30の内径D5は、スクリュ
ーコンベア16の外径D4よりも小さく設定されてい
る。
【0018】本例の固液分離装置の基本構成は以上のと
おりであり、その作用を以下に説明する。
【0019】図示していないフロック化装置を流出した
汚泥は、同じく図示していない導管を通して、固液分離
装置の流入口2からケーシング1内の前室1aに流入
し、次いで支持板11の貫通孔22を通して、固液分離
部5を構成する筒状体20の入口開口5Aからその内部
空間Sに流入する。この汚泥は、フロック化装置におい
て混入された凝集剤によってフロック化され、水分中に
多数のフロックが浮遊した状態となっている。このと
き、スクリューコンベア16がギアドモータ17によっ
て該スクリューコンベア16の中心軸線のまわりに回転
駆動され、これにより多量の水分を含む汚泥は、筒状体
20の内部空間Sにおいて図1の左から右へ向けて搬送
され、その筒状体20の出口開口5Bに向けて移動す
る。この移動時に、汚泥から分離された水分、すなわち
その濾液が各固定リング6と可動リング30の間の微小
ギャップgを通して筒状体外に排出され、かかる濾液W
がケーシング1の排水口4から下方に排出される。この
ようにして筒状体20の内部空間Sに濃縮された汚泥が
残され、これがスクリューコンベア16によって搬送さ
れ、筒状体20の出口開口5Bから支持板12の貫通孔
22Aを通してケーシング1の後室1bに運ばれ、次い
で排出口3からケーシング外に排出される(矢印N)。
【0020】また、前述のように各固定リング6の間に
配置された可動リング30は、その半径方向に移動可能
であり、しかも可動リング30の内径D5は、スクリュ
ーコンベア31の外径D4よりも小さく設定されている
ので、スクリューコンベア16の回転によって、各可動
リング30は、スクリューコンベア16によって押圧さ
れて固定リング6に対して相対的に作動する。図4にお
ける符号Pは、可動リング30の内周面と、スクリュー
コンベア外周のスクリューエッジとの当接部(接触点)
を示しており、スクリューコンベア16の回転によっ
て、この当接部Pが、スクリューコンベア16の中心軸
線のまわりに回転する。すなわちスクリューコンベア1
6の回転によって各可動リング30はスクリューコンベ
ア16からその半径方向に外力を受け、スクリューコン
ベア16の中心軸線のまわりに公転しながら、固定リン
グ6に対して、その半径方向に積極的に相対運動するの
である。かかる運動を各可動リング30がそれぞれ行う
ので、各可動リング30と固定リング6との間の微小ギ
ャップgに固形分が入り込んでも、これを極めて効率よ
くギャップg外に排出させ、目詰まりの発生を効果的に
阻止できる。
【0021】以上のように、本例の固液分離装置は、軸
線方向に配列されて一体的に固定された複数の固定リン
グ6と、各固定リング6の間に遊動可能に配置された可
動リング30と、上記複数の固定リング6と複数の可動
リング30とによって形成された筒状体20の内部空間
Sに配置されたスクリューコンベア16と、このスクリ
ューコンベア16を回転駆動する駆動装置とを有し、当
該スクリューコンベア16を回転駆動することにより、
筒状体20の軸線方向における一端側の入口開口5Aか
ら当該筒状体20の内部空間Sに流入した多量の液体を
含む処理対象物を、筒状体20の軸線方向における他端
側の出口開口5Bへ向けて移動させ、このとき、処理対
象物から分離された濾液を、固定リング6と可動リング
30との間の微小ギャップgを通して筒状体20外に排
出させ、液体の含有量が減少した処理対象物を筒状体2
0の出口開口5Bから排出させるように構成されてい
る。しかもスクリューコンベア16の回転によって各可
動リング30が固定リング6に対して相対運動を行うよ
うに、各可動リング30の内径D5がスクリューコンベ
ア16の外径D4よりも小さく設定されている。
【0022】上記構成の固液分離装置は従来、提案さ
れ、かつ既に実用化されている固液分離装置と異なると
ころはなく、かかる固液分離装置は、汚泥以外の処理対
象物から液体を分離することもできる。例えば、ヘド
ロ、金属切粉を含む液体、建設汚泥などの多量の液体を
含む処理対象物から液体を分離するように構成すること
もできる。
【0023】上述の固液分離装置は、可動リング30が
固定リング6に対してその固定リング6の半径方向に作
動することによって、固定リング6と可動リング30と
の間の微小ギャップgに入り込んだ固形分を効率よく排
出させることができるように構成されている。ところ
が、従来のこの種の固液分離装置においては、先にも説
明したように、可動リングとスクリューコンベアの間に
夾雑物が挟み込まれ、可動リングがスクリューコンベア
の側から大きな摩擦力を加えられて該可動リングがスク
リューコンベアと一緒に連れ回わりしてしまうと、固形
分の排出機能が著しく低下し、またスクリューコンベア
による汚泥の搬送機能が失われ、固液分離装置が正しく
作動しなくなるおそれがある。以下、この点を図面を参
照して詳しく説明する。
【0024】図9乃至図12は、従来の固液分離装置に
おける可動リング30の動きを示す説明図であり、これ
らの図における符号Pは、図4に関連して先にも説明し
たように、可動リング30の内周面と、スクリューコン
ベア16の外周のスクリューエッジとの当接部(接触
点)を示している。また符号Xは可動リング30の中心
軸線を示し、スクリューコンベア16のスクリューエッ
ジ(外形輪郭)と、当接部Pの回転軌跡を円Qで示して
ある。
【0025】可動リング30の内径D5はスクリューコ
ンベア16の外径D4よりも小さいので、可動リング3
0は、回転するスクリューコンベア16によってその半
径方向に押圧され、当接部Pは、スクリューコンベア1
6の軸線Oを中心とする円Q上を、図9乃至図12に示
すように時計方向(矢印Y方向)に回転する。すなわ
ち、可動リング30の中心軸線Xが、スクリューコンベ
ア16の中心軸線Oのまわりに、(D4−D5)/2を
半径とした円Vを描きながら回転(公転)するのであ
る。
【0026】このとき、可動リング30の内周面に当接
したスクリューコンベアの外周のスクリューエッジが、
その可動リング内周面を滑りながら中心軸線Oのまわり
を回転していれば、可動リング30は、その中心軸線X
のまわりに回転(自転)することはなく、当該可動リン
グ30は常に図9乃至図12に示した姿勢を保ったま
ま、スクリューコンベア16の中心軸線Oのまわりに公
転することができる。可動リング30がこのような正常
動作を行えば、当該可動リング30は、図9乃至図12
には示していない固定リング6に対して、その半径方向
に運動し、その両者の相対運動によって、これらの間の
微小ギャップgに入り込んだ固形分を確実にその半径方
向外方に向けて掻き出すことができる。しかも、スクリ
ューコンベア16が可動リング30に対して相対的に回
転するので、可動リング30と固定リング6とにより構
成された筒状体20(図1)の内部空間Sに存在する汚
泥を確実に出口開口5Bへ向けて移動させることができ
る。
【0027】ところが、汚泥などの処理対象物中には夾
雑物が含まれており、例えば畜産廃水中には敷き藁片が
多数含まれ、また生活系から排出される廃水中には多量
のし渣が含まれている。このような夾雑物が、スクリュ
ーコンベア外周のスクリューエッジと可動リング30と
の当接部Pの間に入り込むと、両者間に作用する摩擦力
が大きくなるため、可動リング30がスクリューコンベ
ア16と連れ回わりするようになる。可動リング30が
スクリューコンベア16と常に同じ位置で当接したま
ま、当該可動リング30が、スクリューコンベア16の
中心軸線Oのまわりを1回転(公転)するとき、その可
動リング30は自らの中心軸線Xのまわりにも1回転
(自転)するのである。
【0028】このようになると、スクリューコンベア1
6は可動リング30に対して相対回転することができ
ず、筒状体20内の汚泥を出口開口5Bへ向けて確実に
搬送することができなくなり、しかも可動リング30が
固定リング6に対してその半径方向に運動することがで
きず、微小ギャップgに入り込んだ固形分の排出機能が
害される。筒状体20の内部空間Sに送り込まれた汚泥
を出口開口5Bへ移動させることができなくなれば、そ
の内部空間S内の圧力が過度に高まって中詰まりを起こ
し、スクリューコンベア16を駆動するモータ17に対
する過負荷により、固液分離装置が故障するおそれもあ
る。このように、可動リング30がスクリューコンベア
16と連れ回わりすると、固液分離装置が所定の機能を
果し得なくなるのである。かかる連れ回わりは、可動リ
ング30が樹脂などの軽量材料により構成されていると
きに発生しやすくなる。
【0029】上述した従来の欠点を除去すべく、本例の
固液分離装置においては、図2及び図3に示すように、
可動リング30に、その外周よりも当該可動リング30
の半径方向に突出した突起18(図1及び図4には図示
せず)が一体に付設されている。この突起18の突出量
は、各固定リング6同士の間隔を保持すべく、各固定リ
ング6間に配置された前述のスペーサ9に当接できるよ
うに設定されている。
【0030】前述のように、スクリューコンベア16の
スクリューエッジと可動リング30の内周面との当接部
Pの間に汚泥中の夾雑物が挟み込まれ、可動リング30
がスクリューコンベア16の側から大きな摩擦力を受
け、当該可動リング30がスクリューコンベア16と共
に連れ回わりしようとしたとき、突起18がストッパ9
に当る。このため、可動リング30がスクリューコンベ
ア16の側から大きな摩擦力を受けても、可動リング3
0が、図9乃至図12を参照して先に説明したように、
スクリューコンベア16と共に大きな角度を連れ回わり
することはない。
【0031】図5乃至図8は、可動リング30とスクリ
ューコンベア16のスクリューエッジとの当接部Pの間
に夾雑物が入り込み、可動リング30がスクリューコン
ベア16の側から大きな摩擦力を受けたときのスクリュ
ーコンベア30の動きを示す説明図である。
【0032】今、突起18がスペーサ9に当接した状態
で、スクリューコンベア16が矢印Y方向に回転し、当
接部Pがスクリューコンベア16の軸線Oを中心とした
円Qに沿って、図5に示した位置から図6に示した位置
まで90°回転するときの様子を考えると、このとき可
動リング30の中心軸線Xは、スクリューコンベア16
の中心軸線Oのまわりに、(D4−D5)/2を半径と
した円Vに沿って90°の角度を公転する。このとき、
突起18がスペーサ9に当っているので、スペーサ9か
ら受ける反力によって可動リング30は、図6にαで示
す角度だけ、反時計方向に、その軸線Xのまわりに自転
する。
【0033】当接部Pがさらに図6に示す位置から図7
に示す位置まで90°回転するとき、可動リング30
は、スクリューコンベア16の中心軸線Oのまわりを9
0°の角度に亘って公転する。このとき、可動リング3
0は、スクリューコンベア16の側から受ける大きな摩
擦力によって、自らの中心軸線Xのまわりに時計方向に
自転しようとする。ところが、このとき突起18がスペ
ーサ9に当っているので、その可動リング30の自転が
規制され、当該可動リング30は極く微小な角度αだ
け、時計方向に自転する。このようにして、可動リング
30の姿勢が図5に示した姿勢に戻されるのである。
【0034】さらに当接部Pが図7に示す位置から図8
に示す位置まで90°回転する間に、可動リング30の
中心軸線Xは、スクリューコンベア16の中心軸線Oの
まわりを90°公転する。このときも可動リング30
は、スクリューコンベア16の側から受ける大きな摩擦
力により、自らの中心軸線Xのまわりを時計方向に自転
しようとするが、このときも突起18がスペーサ9に当
っているので、その自転が規制され、可動リング30は
その中心軸線Xのまわりに微小角度αを時計方向に自転
するだけである。
【0035】引き続き、当接部Pが図8に示した位置か
ら図5に示した位置まで90°だけ回転するとき、可動
リング30の中心軸線Xはスクリューコンベア16の中
心軸線Oのまわりを90°だけ公転すると共に、突起1
8がスペーサ6から受ける反力によって、可動リング3
0はその中心軸線Xのまわりに角度αだけ反時計方向に
回転する。
【0036】スクリューコンベア16と可動リング30
の間に挟み込まれた夾雑物が、上述した動作中に、スク
リューコンベア16と可動リング30から受ける大きな
外力によって千切れるなどして、スクリューコンベア1
6と可動リング30の間から外れると、突起18はスペ
ーサ9から離れる。例えば、突起Pがスペーサ9に当っ
た図5に示す状態から図6に示す位置まで当接部Pが回
転する間は、可動リング30はスクリューコンベア16
の中心軸線Oのまわりを公転しようとして突起18がス
ペーサ9に圧接するので、突起Pはスペーサ9に当接し
たままであるが、この間に可動リング30とスクリュー
コンベア16との当接部Pから夾雑物が外れ、可動リン
グ30がスクリューコンベア16から受ける力が小さく
なると、当接部Pが図6に示す位置から図5に示す位置
に戻る間、可動リング30はその中心軸線Xのまわりに
自転せずにスクリューコンベア16の中心軸線Oのまわ
りを公転するので、突起18はスペーサ9から離れ、図
5に示した状態に戻る。この状態でスクリューコンベア
16と可動リング30の間に夾雑物が挟み込まれなけれ
ば、可動リング30は、図9乃至図12を参照して先に
説明した正常動作を行う。すなわち、可動リング30
は、自らの中心軸線Xのまわりに自転することなく、ス
クリューコンベア16の中心軸線Oのまわりを公転する
のである。
【0037】上述のように、スクリューコンベア16と
可動リング30の間に夾雑物が挟み込まれ、可動リング
30がスクリューコンベア16の側から大きな摩擦力を
受けたとき、可動リング30が最大で2×αの角度範囲
をその中心軸線Xのまわりに揺動することはあっても、
可動リング30がスクリューコンベア16と共に大きな
角度を連れ回わりすることはない。このように、本例の
固液分離装置には、可動リングがスクリューコンベア側
から受ける力によって該可動リングの中心軸線のまわり
に回転(自転)することを規制する回転規制手段が設け
られており、図示した例では、突起18とスペーサ9と
によって当該回転規制手段が構成されている。かかる回
転規制手段により、可動リング30とスクリューコンベ
ア16の間から夾雑物が外れない状態でも、可動リング
30がスクリューコンベア16と共に連れ回わりしたま
まとなることを阻止できるのである。
【0038】スペーサ9は、これに突起18が当接する
ことによって、可動リング30がその中心軸線Xのまわ
りに回転(自転)することを規制するストッパとしての
用をなすものであるが、スペーサ9以外の適宜なストッ
パを用いることもできる。例えば、固定リング6に突部
より成るストッパを設け、このストッパに突起18を当
接させて可動リング30の自転を規制するように構成す
ることもできる。但し、スペーサ9をストッパとして用
いれば、専用のストッパを設ける必要がなくなり、固液
分離装置のコストの上昇を抑えることができる。
【0039】上述のように、回転規制手段が、可動リン
グ30に一体に付設され、かつ該可動リング30の外周
よりも当該可動リング30の半径方向に突出した突起1
8と、該可動リング30が当該可動リング30の中心軸
線Xのまわりに回転することを規制するように、突起1
8が当接するストッパとを具備していると有利であり、
しかもそのストッパが、各固定リング6同士の間隔を保
持すべく、各固定リング6の間に配置されていて、上記
突起18が当接可能なスペーサ9によって構成されてい
ると特に有利である。
【0040】本発明は、図示した構成に限定されるもの
ではなく、各種改変して構成できるものである。
【0041】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、可動リン
グが、スクリューコンベアの側から受ける力によって大
きな角度をそのスクリューコンベアと共に連れ回わりす
ることにより固液分離装置の機能が害される不具合を阻
止でき、しかも回転規制手段を簡単に構成することがで
きる。
【0042】
【0043】請求項2に係る発明によれば、専用のスト
ッパを設ける必要がなく、固液分離装置のコスト上昇を
抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】固液分離装置の縦断面図である。
【図2】1つの固定リングと、1つの可動リングと、ス
ペーサとを示す斜視図である。
【図3】固液分離部の分解斜視図である。
【図4】固液分離部の断面図である。
【図5】可動リングの動きと、突起及びスペーサの働き
を明らかにする説明図である。
【図6】可動リングの動きと、突起及びスペーサの働き
を明らかにする説明図である。
【図7】可動リングの動きと、突起及びスペーサの働き
を明らかにする説明図である。
【図8】可動リングの動きと、突起及びスペーサの働き
を明らかにする説明図である。
【図9】従来の固液分離装置の可動リングの動きと、そ
の可動リングの連れ回わりを説明する図である。
【図10】従来の固液分離装置の可動リングの動きと、
その可動リングの連れ回わりを説明する図である。
【図11】従来の固液分離装置の可動リングの動きと、
その可動リングの連れ回わりを説明する図である。
【図12】従来の固液分離装置の可動リングの動きと、
その可動リングの連れ回わりを説明する図である。
【符号の説明】
5A 入口開口 5B 出口開口 6 固定リング 9 スペーサ 16 スクリューコンベア 18 突起 20 筒状体 30 可動リング D4 外径 D5 内径 g 微小ギャップ S 空間 W 濾液 X 中心軸線
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 29/25 B01D 33/00 B30B 9/14 C02F 11/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線方向に配列されて一体的に固定され
    た複数の固定リングと、各固定リングの間に遊動可能に
    配置された可動リングと、前記複数の固定リングと複数
    の可動リングとによって形成された筒状体の内部空間に
    配置されたスクリューコンベアと、該スクリューコンベ
    アを回転駆動する駆動装置とを有し、該スクリューコン
    ベアを回転駆動することにより、前記筒状体の軸線方向
    における一端側の入口開口から当該筒状体の内部空間に
    流入した多量の液体を含む処理対象物を、筒状体の軸線
    方向における他端側の出口開口へ向けて移動させ、この
    とき、処理対象物から分離された濾液を、固定リングと
    可動リングとの間の微小ギャップを通して筒状体外に排
    出させ、液体の含有量が減少した処理対象物を筒状体の
    出口開口から排出させると共に、前記スクリューコンベ
    アの回転によって各可動リングが固定リングに対して相
    対運動を行うように、各可動リングの内径をスクリュー
    コンベアの外径よりも小さく設定した固液分離装置にお
    いて、 前記可動リングがスクリューコンベア側から受ける力に
    よって該可動リングの中心軸線のまわりに回転すること
    を規制する回転規制手段を設け、該回転規制手段が、前
    記可動リングに一体に付設され、かつ該可動リングの外
    周よりも当該可動リングの半径方向に突出した突起と、
    該可動リングが当該可動リングの中心軸線のまわりに回
    転することを規制するように、前記突起が当接するスト
    ッパとを具備していることを特徴とする固液分離装置。
  2. 【請求項2】 前記ストッパが、各固定リング同士の間
    隔を保持すべく、各固定リングの間に配置されていて、
    前記突起が当接可能なスペーサによって構成されている
    請求項1に記載の固液分離装置。
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