JP3432116B2 - スクリュー式固液分離装置 - Google Patents

スクリュー式固液分離装置

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JP3432116B2
JP3432116B2 JP21270297A JP21270297A JP3432116B2 JP 3432116 B2 JP3432116 B2 JP 3432116B2 JP 21270297 A JP21270297 A JP 21270297A JP 21270297 A JP21270297 A JP 21270297A JP 3432116 B2 JP3432116 B2 JP 3432116B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、汚泥の脱水等に
用いるスクリュー式固液分離装置、特に、目詰まりを防
止したスクリュー式固液分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスクリュー式固液分離器として
は、特公昭63−65364号公報、特公昭63−65
365号公報、特公平6−42928号公報あるいは特
公平7−10440号公報等に記載されたものが知られ
る。例えば、特公平7−10440号公報には、ケーシ
ングに固定された環状の固定プレート間に遊動プレート
を軸方向と直交する方向(径方向)に移動自在に配置す
るとともに、遊動プレートの内径をスクリューの外径よ
りも小さくし、スクリューの回転で羽根の周縁が遊動プ
レートの内周縁に摺接して遊動プレートが径方向の運動
および回転運動を生じ、この遊動プレートの運動で間隙
に侵入した固形分を排出する固液分離装置が記載され
る。
【0003】また、特公昭63−65364号公報に
は、濾過プレート間に回転プレートを径方向に移動可能
に介設して濾過体を構成し、回転プレートに遊動孔を形
成するとともに、中心軸と平行にキーが固設された回転
軸を設けて回転プレートの遊動孔に挿通し、回転軸をス
クリューと一体的に回転させてキーにより回転プレート
を径方向に運動させ、間隙に侵入した固形物を回転プレ
ートの径方向の運動で除去する固液分離装置が記載され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
特公平7−10440号公報に記載のスクリュー式固液
分離装置にあっては、遊動プレートの内径がスクリュー
の外径よりも小さく、すなわち、遊動プレートの内径が
固定プレートの内径よりも小さいため、処理対象物であ
る汚泥は径が大きな固定プレートの内周縁を超えて移動
しなければならず、汚泥の移動に対する抵抗が大きい。
このため、スクリューコンベアの駆動には出力の大きな
アクチュエータが不可欠で、イニシャルコストのみなら
ず、ランニングコストも増大するという問題があった。
【0005】同様に、後者の特公昭63−65364号
公報に記載のスクリュー式固液分離装置にあっても、汚
泥の移動方向に対して直交する方向に回転プレートが運
動するため、汚泥の流動路にプレートが突出し、汚泥の
移動に対する抵抗が大きく、スクリューの駆動に大出力
のアクチュエータが必要で、ランニングコストとイニシ
ャルコストの増大を招くという問題があった。この発明
は、上記問題に鑑みてなされたもので、入口から出口に
向かう汚泥の運動を阻害することが無く、低出力のアク
チュエータでスクリューを駆動でき、ランニングコスト
とイニシャルコストの低減が可能なスクリュー式固液分
離装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、環状の固定プレート間に
環状の回転プレートを同心状に配置して筒状の濾過体を
構成し、該濾過体の一側に入口を、他側に出口を設ける
とともに、前記濾過体内にスクリューを回転自在に収納
し、該スクリューを回転駆動して前記入口に流入した懸
濁液を出口に向けて送出し、懸濁液の水分を前記固定プ
レートと回転プレートとの間の間隙から排出するスクリ
ュー式固液分離装置であって、前記回転プレートを回転
可能に支持するとともに、前記回転プレートにギアを形
成して該ギアをギア列を介してアクチュエータに連結
し、該アクチュエータにより前記回転プレートを回転駆
動するように構成した。
【0007】そして、この請求項1に記載の発明にかか
るスクリュー式固液分離装置は、前記固定プレートと前
記回転プレートに少なくとも1本の駆動シャフトと複数
の締結ロッドを周方向に等間隔に離間させて軸方向に貫
通させ、前記駆動シャフトに前記固定プレート間で前記
回転プレートのギアと噛合するギアを固設するととも
に、前記締結ロッドに前記固定プレート間で前記回転プ
レートのギアと噛合するアイドルギアを回転自在に設
け、前記駆動シャフトを前記アクチュエータに連結する
態様(請求項2)に構成することができる。
【0008】また、請求項3に記載の発明は、環状の固
定プレート間に環状の回転プレートを同心状に配置して
筒状の濾過体を構成し、該濾過体の一側に入口を、他側
に出口を設けるとともに、前記濾過体内にスクリューを
回転自在に収納し、該スクリューを回転駆動して前記入
口に流入した懸濁液を出口に向けて送出し、懸濁液の水
分を前記固定プレートと回転プレートとの間の間隙から
排出するスクリュー式固液分離装置であって、前記回転
プレートを回転可能に支持するとともに、前記回転プレ
ートの内周縁に前記スクリューと当接可能な突起を形成
し、該スクリューの回転に従動して前記回転プレートが
回転するようにし、かつ前記固定プレートと前記回転プ
レートに複数の締結ロッドを周方向に等間隔に離間させ
て軸方向に貫通させ、該締結ロッドにそれぞれ前記固定
プレート間で前記回転プレートの外周面と当接するころ
部材を回転自在に設けるように構成した。
【0009】
【0010】さらに、請求項に記載のスクリュー式個
液分離装置は、環状の固定プレート間に環状の回転プレ
ートを同心状に配置して筒状の濾過体を構成し、該濾過
体の一側に入口を、他側に出口を設けるとともに、前記
濾過体内にスクリューを回転自在に収納し、該スクリュ
ーを回転駆動して前記入口に流入した懸濁液を出口に向
けて送出し、懸濁液の水分を前記固定プレートと回転プ
レートとの間の間隙から排出するスクリュー式固液分離
装置であって、前記回転プレートを回転可能に支持して
該回転プレートの内周縁に前記スクリューと当接可能な
突起を形成し、該スクリューの回転に従動して前記回転
プレートが回転するように構成するとともに、前記スク
リューに複数状の羽根を前記回転プレートの内周と係合
可能に設けた。
【0011】そして、請求項1から請求項に記載のス
クリュー式個液分離装置は、互いに対面する固定プレー
トの側面または前記回転プレートの側面のいずれか一方
に螺旋状の溝あるいは突起を形成した態様(請求項
に構成することができる。
【0012】
【作用】請求項1,3,に記載の発明にかかるスクリ
ュー式固液分離装置は、濾過体の回転プレートが回転す
るため、回転プレートと固定プレートの間等に侵入した
固形分を排出でき、長時間の連続運転が可能となる。そ
して、回転プレートと固定プレートは内径を等しくで
き、また、回転プレートは回転運動のみを行い軸線と直
交する方向の運動を生じないため、汚泥の流動抵抗が増
大することが無く、スクリューを駆動するアクチュエー
タの小型化が図れる。特に、請求項に記載の発明にか
かるスクリュー式固液分離装置は、スクリューの複数の
羽根により回転プレートの運動を規定できるため、回転
プレートの回転を案内する部材が不要で構造を簡素化で
き、製作コストの低減が図れる。
【0013】そして、請求項2の発明にかかるスクリュ
ー式固液分離装置は回転プレートの外周のギアにアイド
ルギアを噛合させ、また、請求項に記載の発明にかか
るスクリュー式固液分離装置は回転プレートの外周にこ
ろ部材を転動させるため、回転プレートを円滑に回転さ
せることができ、目詰まりをより確実に防止できる。特
に、請求項の発明にかかるスクリュー式固液分離装置
は、固定プレートあるいは回転プレートの対向する側面
に螺旋状の溝や突起を形成するため、回転プレートと固
定プレートとの間に侵入した固形分を強制的に戻すこと
ができ、目詰まりをより確実に防止できる。
【0014】
【実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図面を参
照して説明する。図1から図4はこの発明の一の実施の
形態にかかるスクリュー式固液分離装置を示し、図1が
全体縦断面図、図2aが図1の一部を拡大した図、図2
bが図2aのA−A矢視模式図、図3が図1のB−B矢
視断面図、図4が回転プレートの模式平面図である。
【0015】図1において、10はケーシング、30は
ケーシング10に回転自在に組み付けられたスクリュー
を示す。ケーシング10は、濾過体20の一側に入口端
部材11を、濾過体20の他側に出口端部材12を固定
して構成される。入口端部材11は入口継手部11a
を、出口端部材12は出口継手部12aを有し、これら
端部材11,12は濾過体20の後述するホルダプレー
トにボルト等で固定され濾過体20の両端開口を水密的
に閉止する。
【0016】図1〜4に示すように、濾過体20は、一
対のホルダプレート15A,15B間に4本の締結ロッ
ド25により複数の環状の固定プレート21と複数の環
状の回転プレート22を交互に微少間隙を隔て同心状に
組み付けて筒状に構成され、これらプレート21,22
が周方向に等間隔に離間した4本の締結ロッド25によ
りホルダプレート15A,15Bと固定される。この濾
過体20は、各プレート15,21,22および締結ロ
ッド25等が耐食性に優れたステンレス等から構成さ
れ、内部にスクリュー30を収容する処理室Mを画成す
る。
【0017】ホルダプレート15Aには、外面に上述し
た入口端部材11がボルト等で固定され、4本の締結ロ
ッド25が貫通する。また、他方のホルダプレート15
には、外面に上述した出口端部材12がボルト等で固定
され、内面に4本の締結ロッド25が螺着する。固定プ
レート21は、周方向に等間隔に離間して4つの挿通孔
(符号を省略する)が形成された環状板からなり、これ
ら挿通孔に各締結ロッド25が貫通する。
【0018】回転プレート22は、内径が固定プレート
21の内径と等しく、外径が固定プレート21の外径と
等しい環状板からなり、図4に示すように、内周面に1
つの突起27が、また、一面に複数の螺旋状突起28が
形成される。突起27は、スクリュー30の羽根のリー
ド角と等しい角度で傾斜した傾斜面27aを有し、この
傾斜面27aでスクリュー30の羽根頂部と当接する。
螺旋状突起28は、回転方向Rに内周側から外周側へ向
かうように湾曲し、その頂部が固定プレート21と摺接
する。後述するが、これら回転プレート22は、突起2
7がスクリュー30と係止してスクリュー30の回転に
従動して回転し、螺旋状突起28の頂面が固定プレート
21と摺接して間隙に侵入した異物を処理室M内に戻
す。
【0019】締結ロッド25は、上述したように、ホル
ダプレート15A側から該ホルダプレート15Aと各固
定プレート21を貫通してホルダプレート15Bに螺着
し、ホルダプレート15A側の端部にナットが螺着して
プレート15,21,22を一体に固定する。これら締
結ロッド25にはそれぞれ、固定プレート21間にカラ
ー26と円筒状のころ部材24が設けられる。カラー2
6は、所定の長さを有し、固定プレート21と回転プレ
ート22の間に前述した微少間隙を形成する。ころ部材
24は、外径が回転プレート22の外周と接触する寸法
を有し、カラー26外周に回転自在に設けられる。これ
らころ部材24は、後述するように、回転する回転プレ
ート22の外周と接触して回転し、回転プレート22の
回転を案内する。
【0020】スクリュー30は、軸部31の外周にスパ
イラル状の羽根32を固着して構成され、羽根32が処
理室M内に位置する。このスクリュー30の軸部31
は、一端が入口端部材11に軸受33により支持され、
他端が出口端部材12を軸受33を介し貫通してケーシ
ング10外へ突出し、ケース10外の端部にギア34が
固設される。ギア34は、図示しないギア列を介してモ
ータ等のアクチュエータに連結する。
【0021】この実施の形態にあっては、入口継手部1
1aから処理室M内に懸濁液を供給してスクリュー30
を回転駆動する。そして、スクリュー30の回転で懸濁
液を出口継手部12aに向け加圧して送り出し、懸濁液
中の水分を濾過体20の固定プレート21と回転プレー
ト22の間の間隙から排出し、懸濁液の固形分を出口継
手部12aから排出、すなわち、固液分離(濾過、脱
水)を行う。
【0022】ここで、固定プレート21と回転プレート
22の内周面(処理室M壁面)には懸濁液の固形分が付
着し、また、プレート21,22間の間隙にも懸濁液中
の固形分が侵入し、これらの固形分が目詰まりを引き起
こす。しかしながら、回転プレート22は突起27がス
クリュー30の羽根32と当接してスクリュー30とと
もに回転するためプレート21,22の内周面に付着し
た固形分を剥離でき、また、回転プレート22と固定プ
レート21の相対回転で螺旋状突起28が間隙に侵入し
た固形分を処理室M内に戻す。このため、目詰まりを防
止でき、長時間の連続運転が行える。
【0023】そして、固定プレート21と回転プレート
22は内径が等しく内周縁が処理室M内に突出すること
が無く、処理室Mの壁面を完全な円筒面に構成できる。
このため、懸濁液の流動抵抗を小さくでき、スクリュー
30を出力が小さなモータ等で駆動でき、イニシャルコ
ストとランニングコストを低減できる。
【0024】図5から図7はこの発明の他の実施の形態
にかかるスクリュー式固液分離装置を示し、図5が全体
模式縦断面、図6が図5の一部拡大図、図7が図5のC
−C矢視断面図である。なお、この実施の形態および後
述する実施の形態においては、上述した実施の形態と同
一の部分には同一の番号を付し、その図示と説明を省略
する。
【0025】この実施の形態は、回転プレート22の外
周にギア22aを形成し、また、スクリュー30には突
出した端部に前述のギア34とともにギア77を固設す
る。そして、1本の締結ロッド25(以下、Aの添え字
を付して特定する)を回転自在にホルダプレート15等
を貫通させて支持するとともに固定プレート21間でド
ライブギア37を固設し、残りの3本の締結ロッド25
には固定プレート21間でカラー26外周にアイドルギ
ア35を回転自在に設け、ドライブギア37が固設され
た締結ロッド25Aの端部をホルダプレート15Bから
突出させ、この締結ロッド25Aの突出端部に上述のギ
ア77と噛合するギア41を固設する。
【0026】この実施の形態にあっては、締結ロッド2
5Aもアクチュエータにより駆動されてスクリュー30
とともに回転し、締結ロッド25Aの回転で回転プレー
ト22が回転し、回転プレート22のギア22aが他の
締結ロッド25のアイドルギア35と噛合して回転を案
内される。すなわち、締結ロッド25Aのギア41が回
転プレート22のギア22aと噛合し、また、他の締結
ロッド25のアイドルギア35も回転プレート22のギ
ア22aと噛合する。
【0027】このため、締結ロッド25Aが回転する
と、回転プレート22は回転し、この回転プレート22
の回転がアイドルギア35により案内される。したがっ
て、上述した実施の形態と同様に、スクリュー30を出
力の小さなモータで駆動でき、また、各プレート21,
22の内周面に付着した固形分を剥離でき、さらに、プ
レート21,22間の間隙に侵入した固形分も螺旋状突
起28により処理室M内に戻すことができる。
【0028】なお、上述した各実施の形態では、螺旋状
突起28を回転プレート22に形成するが、この螺旋状
突起28を固定プレート21に形成することも可能であ
り、また、螺旋状突起28は溝から構成することも可能
である。さらに、上述した実施の形態では、4本の締結
ロッド25を例示するが、少なくとも3本の締結ロッド
を用いれば本発明を達成でき、5本以上の締結ロッドを
用いることも可能である。
【0029】図8はこの発明のまた他の実施の形態にか
かるスクリュー式固液分離装置を示し、その全体縦断面
図である。この実施の形態は、前述した図1の実施の形
態におけるスクリュー30に2条の羽根32A,32B
を設け、また、ころ部材24を廃止して構成される。
【0030】すなわち、スクリュー30は、2条の羽根
32A,32Bが180°の位相差をもって形成され、
これら羽根32A,32Bの一方が回転プレート22の
突起27と当接する。また、締結ロッド25には、固定
プレート21間にそれぞれカラー26が介設され、固定
プレート21と回転プレート22との間に間隙を形成す
る。
【0031】この実施の形態にあっても、回転プレート
22は突起27がスクリュー30の羽根32A,32B
のいずれかと当接して回転し、目詰まりを防止する。そ
して、スクリュー30の羽根32A,32Bが180°
の位相差を有するため、羽根32A,32Bがそれぞれ
回転プレート22の内周面と係合して回転プレート21
を同軸位置に常に保持でき、図1の実施例におけるころ
部材等が廃止でき、分品点数を削減して製造コストの低
減が図れる。
【0032】なお、述べるまでもないが、この実施例に
おいては、スクリュー30により多くの羽根32A,3
2B,32C,…を設けることも可能である。そして、
3条以上の羽根32を設ける場合は羽根32間の位相差
を等しく、すなわち、羽根32を回転方向に等間隔に隔
てて設けることが望ましい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,3,
の発明にかかるスクリュー式固液分離装置によれば、固
定プレートと回転プレートを重ねて濾過体を構成し、運
転時にはスクリューとともに回転プレートを回転駆動す
るため、濾過体の内周面に付着した固形分を剥離でき、
また、固定プレートと回転プレートの間の間隙に侵入し
た固形分も除去でき、目詰まりを確実に防止でき、さら
に、固定プレートや回転プレートが内側に突出すること
も無いため、懸濁液の流動抵抗が増大することもなく、
スクリューを駆動するアクチュエータの小型化が図れ、
イニシャルコストとランニングコストを低減でき、また
特に、請求項の発明にかかるスクリュー式固液分離装
置は、回転プレートの回転をスクリューの複数の羽根で
案内でき、回転プレートの支持構造を廃止できるため、
構造の簡素化、製作コストの低減が図れる。
【0034】そして、請求項に記載の発明にかかるス
クリュー式固液分離装置は、対面する回転プレートまた
は固定プレートに螺旋状の溝あるいは突起を形成し、回
転プレートと固定プレートとの間の間隙に侵入した固形
分を回転プレートの回転で内部に戻すため、目詰まりを
より確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態にかかるスクリュー
式固液分離装置の全体模式断面図である。
【図2】aが図1の一部拡大図、bがaのA−A矢視図
である。
【図3】同スクリュー式固液分離装置の回転プレートの
平面図である。
【図4】図1のB−B矢視断面図である。
【図5】この発明の他の実施の形態にかかるスクリュー
式固液分離装置の全体模式縦断面図である。
【図6】図5の一部拡大図である。
【図7】図5のC−C矢視断面図である。
【図8】この発明のまた他の実施の形態にかかるスクリ
ュー式固液分離装置の全体模式縦断面図である。
【符号の説明】
10 ケーシング 11 入口端部材 11a 入口継手部 12 出口端部材 12a 出口継手部 15A ホルダプレート 15B ホルダプレート 20 濾過体 21 固定プレート 22 回転プレート 22a ギア 24 ころ部材 25A 締結ロッド 25B 締結ロッド 25C 締結ロッド 25D 締結ロッド 26 カラー 27 突起 27a 傾斜面 28 螺旋状突起 29 被動ギア 30 スクリュー 32 羽根 32A 羽根 32b 羽根 34 ギア 35 アイドルギア 37 ドライブギア 41 ギア 77 ギア M 処理室

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状の固定プレート間に環状の回転プレ
    ートを同心状に配置して筒状の濾過体を構成し、該濾過
    体の一側に入口を、他側に出口を設けるとともに、前記
    濾過体内にスクリューを回転自在に収納し、該スクリュ
    ーを回転駆動して前記入口に流入した懸濁液を出口に向
    けて送出し、懸濁液の水分を前記固定プレートと回転プ
    レートとの間の間隙から排出するスクリュー式固液分離
    装置であって、 前記回転プレートを回転可能に支持するとともに、前記
    回転プレートにギアを形成して該ギアをギア列を介して
    アクチュエータに連結し、該アクチュエータにより前記
    回転プレートを回転駆動することを特徴とするスクリュ
    ー式固液分離装置。
  2. 【請求項2】 前記固定プレートと前記回転プレートに
    少なくとも1本の駆動シャフトと複数の締結ロッドを周
    方向に等間隔に離間させて軸方向に貫通させ、前記駆動
    シャフトに前記固定プレート間で前記回転プレートのギ
    アと噛合するギアを固設するとともに、前記締結ロッド
    に前記固定プレート間で前記回転プレートのギアと噛合
    するアイドルギアを回転自在に設け、前記駆動シャフト
    を前記アクチュエータに連結した請求項1に記載のスク
    リュー式固液分離装置。
  3. 【請求項3】 環状の固定プレート間に環状の回転プレ
    ートを同心状に配置して筒状の濾過体を構成し、該濾過
    体の一側に入口を、他側に出口を設けるとともに、前記
    濾過体内にスクリューを回転自在に収納し、該スクリュ
    ーを回転駆動して前記入口に流入した懸濁液を出口に向
    けて送出し、懸濁液の水分を前記固定プレートと回転プ
    レートとの間の間隙から排出するスクリュー式固液分離
    装置であって、 前記回転プレートを回転可能に支持するとともに、前記
    回転プレートの内周縁に前記スクリューと当接可能な突
    起を形成し、該スクリューの回転に従動して前記回転プ
    レートが回転するようにし、かつ前記固定プレートと前
    記回転プレートに複数の締結ロッドを周方向に等間隔に
    離間させて軸方向に貫通させ、該締結ロッドにそれぞれ
    前記固定プレート間で前記回転プレートの外周面と当接
    するころ部材を回転自在に設けたことを特徴とするスク
    リュー式固液分離装置。
  4. 【請求項4】 環状の固定プレート間に環状の回転プレ
    ートを同心状に配置して筒状の濾過体を構成し、該濾過
    体の一側に入口を、他側に出口を設けるとともに、前記
    濾過体内にスクリューを回転自在に収納し、該スクリュ
    ーを回転駆動して前記入口に流入した懸濁液を出口に向
    けて送出し、懸濁液の水分を前記固定プレートと回転プ
    レートとの間の間隙から排出するスクリュー式固液分離
    装置であって、 前記回転プレートを回転可能に支持して該回転プレート
    の内周縁に前記スクリューと当接可能な突起を形成し、
    該スクリューの回転に従動して前記回転プレートが回転
    するように構成するとともに、前記スクリューに複数状
    の羽根を前記回転プレートの内周と係合可能に設けたこ
    とを特徴とする スクリュー式固液分離装置。
  5. 【請求項5】 互いに対面する固定プレートの側面また
    は前記回転プレートの側面のいずれか一方に螺旋状の溝
    あるいは突起を形成した請求項1,2,3又は4に記載
    スクリュー式固液分離装置。
JP21270297A 1997-07-24 1997-07-24 スクリュー式固液分離装置 Expired - Fee Related JP3432116B2 (ja)

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