JPH05208300A - スクリュウ式脱水機 - Google Patents
スクリュウ式脱水機Info
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- JPH05208300A JPH05208300A JP4015603A JP1560392A JPH05208300A JP H05208300 A JPH05208300 A JP H05208300A JP 4015603 A JP4015603 A JP 4015603A JP 1560392 A JP1560392 A JP 1560392A JP H05208300 A JPH05208300 A JP H05208300A
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- cylindrical casing
- casing
- dehydrated
- cylindrical
- tubular
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 大径の第1筒状ケーシング1の内部に小径の
第2筒状ケーシング11を配置し、これら両筒状ケーシン
グ間に形成される環状空間室13内に、リボン状スクリュ
ウ羽根14を回転自在に配置し、両筒状ケーシングの所定
箇所に脱水用のスクリーン部21,22 を配置し、環状空間
室の他端側に形成される被脱水物の排出口6aを、所定の
付勢力でもって閉方向に付勢する弁体41を設け、第2筒
状ケーシング内に浸入した水分を排出する排水口17を設
けたスクリュウ式脱水機である。 【効果】 スクリーン部がそれぞれ設けられた第1およ
び第2筒状ケーシングを、リボン状スクリュウ羽根と分
離させて回転させるようにしたので、被脱水物の筒状ケ
ーシングとの共回り現象を回避することができるととも
に、被脱水物から水分を除去するためのスクリーン部
を、内外の両筒状ケーシングに設けたので、水分の除去
効率を向上させることができる。
第2筒状ケーシング11を配置し、これら両筒状ケーシン
グ間に形成される環状空間室13内に、リボン状スクリュ
ウ羽根14を回転自在に配置し、両筒状ケーシングの所定
箇所に脱水用のスクリーン部21,22 を配置し、環状空間
室の他端側に形成される被脱水物の排出口6aを、所定の
付勢力でもって閉方向に付勢する弁体41を設け、第2筒
状ケーシング内に浸入した水分を排出する排水口17を設
けたスクリュウ式脱水機である。 【効果】 スクリーン部がそれぞれ設けられた第1およ
び第2筒状ケーシングを、リボン状スクリュウ羽根と分
離させて回転させるようにしたので、被脱水物の筒状ケ
ーシングとの共回り現象を回避することができるととも
に、被脱水物から水分を除去するためのスクリーン部
を、内外の両筒状ケーシングに設けたので、水分の除去
効率を向上させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設汚泥、底質汚泥、
下水、し尿、パルプなどの汚泥を脱水・減容するための
スクリュウ式脱水機に関するものである。
下水、し尿、パルプなどの汚泥を脱水・減容するための
スクリュウ式脱水機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような汚泥の脱水機としては、一般
にスクリュウプレスがあるが、従来のスクリュウプレス
は、回転軸体の外周に螺旋状のスクリュウ羽根を固定し
て、この回転軸体を回転させることにより、スクリュウ
羽根の外周面に配置されたスクリーンから水分を取り出
すものであった。
にスクリュウプレスがあるが、従来のスクリュウプレス
は、回転軸体の外周に螺旋状のスクリュウ羽根を固定し
て、この回転軸体を回転させることにより、スクリュウ
羽根の外周面に配置されたスクリーンから水分を取り出
すものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスクリュウ
プレスの構成によると、スクリュウ羽根が回転軸体の外
周に固定されているため、汚泥すなわち被脱水物がスク
リュウ羽根および回転軸体と一緒に回転して共回り現象
が生じるとともに、スクリュウ羽根の外側にしかスクリ
ーンが設けられていないため、脱水効率が非常に悪いと
いう問題があった。なお、脱水効率を向上させるため
に、回転軸体側に脱水用の穴を形成してもよいが、上述
したように、被脱水物と回転軸体とが一緒に回転するた
め、脱水効率の向上に殆ど寄与しない。
プレスの構成によると、スクリュウ羽根が回転軸体の外
周に固定されているため、汚泥すなわち被脱水物がスク
リュウ羽根および回転軸体と一緒に回転して共回り現象
が生じるとともに、スクリュウ羽根の外側にしかスクリ
ーンが設けられていないため、脱水効率が非常に悪いと
いう問題があった。なお、脱水効率を向上させるため
に、回転軸体側に脱水用の穴を形成してもよいが、上述
したように、被脱水物と回転軸体とが一緒に回転するた
め、脱水効率の向上に殆ど寄与しない。
【0004】そこで、本発明は上記問題を解消し得るス
クリュウ式脱水機を提供することを目的とする。
クリュウ式脱水機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の手段は、大径の第1筒状ケーシング
の内部に小径の第2筒状ケーシングを配置し、上記第1
筒状ケーシングの一端側に被脱水物の投入口を形成する
とともに他端側に被脱水物の排出口を形成し、上記両筒
状ケーシング間に形成される環状空間室内に、リボン状
スクリュウ羽根を回転自在に配置するとともに、このリ
ボン状スクリュウ羽根を回転させる回転駆動装置を設
け、上記第1筒状ケーシングおよび第2筒状ケーシング
の所定箇所に脱水用のスクリーン部を配置し、上記環状
空間室の他端側に形成される被脱水物の排出口を、所定
の付勢力でもって閉方向に付勢する弁体を設け、かつ上
記第2筒状ケーシング内に浸入した水分を排出する排水
口を設けたスクリュウ式脱水機である。
め、本発明の第1の手段は、大径の第1筒状ケーシング
の内部に小径の第2筒状ケーシングを配置し、上記第1
筒状ケーシングの一端側に被脱水物の投入口を形成する
とともに他端側に被脱水物の排出口を形成し、上記両筒
状ケーシング間に形成される環状空間室内に、リボン状
スクリュウ羽根を回転自在に配置するとともに、このリ
ボン状スクリュウ羽根を回転させる回転駆動装置を設
け、上記第1筒状ケーシングおよび第2筒状ケーシング
の所定箇所に脱水用のスクリーン部を配置し、上記環状
空間室の他端側に形成される被脱水物の排出口を、所定
の付勢力でもって閉方向に付勢する弁体を設け、かつ上
記第2筒状ケーシング内に浸入した水分を排出する排水
口を設けたスクリュウ式脱水機である。
【0006】また、本発明の第2の手段は、上記第1の
手段のスクリュウ式脱水機における第2筒状ケーシング
内に、そのスクリーン部の内周面を清掃する清掃具を設
けたものである。
手段のスクリュウ式脱水機における第2筒状ケーシング
内に、そのスクリーン部の内周面を清掃する清掃具を設
けたものである。
【0007】
【作用】上記の構成において、投入口から第1筒状ケー
シング内に投入された汚泥などの被脱水物は、回転駆動
装置によって回転されるリボン状スクリュウ羽根によ
り、他端側に向かって環状空間室内を移動されるととも
に、その移動途中において徐々に圧縮されて被脱水物内
に含まれている水分が押し出される。この押し出された
水分は、第1および第2筒状ケーシングに設けられた両
スクリーン部から外部に排出される。
シング内に投入された汚泥などの被脱水物は、回転駆動
装置によって回転されるリボン状スクリュウ羽根によ
り、他端側に向かって環状空間室内を移動されるととも
に、その移動途中において徐々に圧縮されて被脱水物内
に含まれている水分が押し出される。この押し出された
水分は、第1および第2筒状ケーシングに設けられた両
スクリーン部から外部に排出される。
【0008】また、第2筒状ケーシング内の内周面に付
着した汚泥などは、その内部に設けられた清掃具により
除去される。
着した汚泥などは、その内部に設けられた清掃具により
除去される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1〜図3に
基づき説明する。図1において、1は架台2上に水平方
向で配置された大径の第1筒状ケーシングで、その長手
方向において複数個に分割配置された筒状ケーシング部
3と、これら各筒状ケーシング部3を互いに連結すると
ともに、架台2側に支持する支持リング部4とにより構
成されている。
基づき説明する。図1において、1は架台2上に水平方
向で配置された大径の第1筒状ケーシングで、その長手
方向において複数個に分割配置された筒状ケーシング部
3と、これら各筒状ケーシング部3を互いに連結すると
ともに、架台2側に支持する支持リング部4とにより構
成されている。
【0010】そして、この第1筒状ケーシング1の一端
寄りの筒状ケーシング部3には、上端が開放された被脱
水物の投入口5aが形成された投入部5が接続され、ま
た他端側の筒状ケーシング部3には被脱水物の排出口6
aが形成された筒状の排出部6が接続されている。
寄りの筒状ケーシング部3には、上端が開放された被脱
水物の投入口5aが形成された投入部5が接続され、ま
た他端側の筒状ケーシング部3には被脱水物の排出口6
aが形成された筒状の排出部6が接続されている。
【0011】上記第1筒状ケーシング1の内部には、小
径の第2筒状ケーシング11が同一軸心位置で水平方向
に挿通配置され、その両端部は前後の支持部材12によ
り固定支持されている。また、この第2筒状ケーシング
11の外径は、一端側から他端側にいくにしたがって大
径となるようにされ、すなわちテーパ状に構成されてい
る。
径の第2筒状ケーシング11が同一軸心位置で水平方向
に挿通配置され、その両端部は前後の支持部材12によ
り固定支持されている。また、この第2筒状ケーシング
11の外径は、一端側から他端側にいくにしたがって大
径となるようにされ、すなわちテーパ状に構成されてい
る。
【0012】また、上記両筒状ケーシング1,11間に
形成された環状空間室13内には、螺旋状のリボン状ス
クリュウ羽根14が回転自在に配置されている。すなわ
ち、上記投入部5の筒状端部5bには軸受15を介し
て、回転筒状部材16が支持されるとともに、この回転
筒状部材16の側壁部16aにリボン状スクリュウ羽根
14の一端部が連結され、さらにリボン状スクリュウ羽
根14全体については、第1筒状ケーシング1における
支持リング部3の内周面に支持されており、またこの回
転筒状部材16の側壁部16aを第2筒状ケーシング1
1の一端部が挿通されている。
形成された環状空間室13内には、螺旋状のリボン状ス
クリュウ羽根14が回転自在に配置されている。すなわ
ち、上記投入部5の筒状端部5bには軸受15を介し
て、回転筒状部材16が支持されるとともに、この回転
筒状部材16の側壁部16aにリボン状スクリュウ羽根
14の一端部が連結され、さらにリボン状スクリュウ羽
根14全体については、第1筒状ケーシング1における
支持リング部3の内周面に支持されており、またこの回
転筒状部材16の側壁部16aを第2筒状ケーシング1
1の一端部が挿通されている。
【0013】なお、支持リング部4の内周面は、各筒状
ケーシング1,11の内周面よりも内側に突出するよう
に、すなわち少しだけ小さい穴径とされ、リボン状スク
リュウ羽根14の外周面が筒状ケーシング部3の内面に
接触しないようにされており、また上記リボン状スクリ
ュウ羽根14の厚みは、環状空間室13の厚みに対応し
て、他端側にいくにしたがって、狭くなるようにされて
いる。
ケーシング1,11の内周面よりも内側に突出するよう
に、すなわち少しだけ小さい穴径とされ、リボン状スク
リュウ羽根14の外周面が筒状ケーシング部3の内面に
接触しないようにされており、また上記リボン状スクリ
ュウ羽根14の厚みは、環状空間室13の厚みに対応し
て、他端側にいくにしたがって、狭くなるようにされて
いる。
【0014】そして、さらに上記第1筒状ケーシング1
の各筒状ケーシング部3には多数の脱水用の穴3aが形
成されて外側スクリーン部21とされ、またこの外側ス
クリーン部21に対応する第2筒状ケーシング11に
も、同様に多数の脱水用の穴11aが形成されて内側ス
クリーン部22とされている(図2および図3参照)。
の各筒状ケーシング部3には多数の脱水用の穴3aが形
成されて外側スクリーン部21とされ、またこの外側ス
クリーン部21に対応する第2筒状ケーシング11に
も、同様に多数の脱水用の穴11aが形成されて内側ス
クリーン部22とされている(図2および図3参照)。
【0015】上記第1筒状ケーシング1の一端部には、
上記回転筒状部材16を介してリボン状スクリュウ羽根
14を回転させる回転駆動装置31が設けられている。
すなわち、上記回転筒状部材16の端部周囲には、リン
グギヤ32が取り付けられるとともに、このリングギヤ
32に噛合するピニオン33を回転させる電動機34が
配置されている。
上記回転筒状部材16を介してリボン状スクリュウ羽根
14を回転させる回転駆動装置31が設けられている。
すなわち、上記回転筒状部材16の端部周囲には、リン
グギヤ32が取り付けられるとともに、このリングギヤ
32に噛合するピニオン33を回転させる電動機34が
配置されている。
【0016】また、上記環状空間室13の他端側である
排出口6aに対応する位置の第2筒状ケーシング11の
外側に、円錐状の弁体41がその軸心方向で摺動自在に
外嵌支持されるとともに、この弁体41を、常に排出口
6aを閉じる方向(矢印aにて示す)に押圧付勢する圧
縮ばね42が設けられている。
排出口6aに対応する位置の第2筒状ケーシング11の
外側に、円錐状の弁体41がその軸心方向で摺動自在に
外嵌支持されるとともに、この弁体41を、常に排出口
6aを閉じる方向(矢印aにて示す)に押圧付勢する圧
縮ばね42が設けられている。
【0017】なお、上記各筒状ケーシング部3は、図2
に示すように、例えば2つ割り構造にされており、ボル
ト51,52により互いに一体化されるとともに、支持
リング部4側に固定される。また、図1において、53
は回転筒状部材16と各筒状ケーシング1,11との間
に挿入配置されたシール材である。
に示すように、例えば2つ割り構造にされており、ボル
ト51,52により互いに一体化されるとともに、支持
リング部4側に固定される。また、図1において、53
は回転筒状部材16と各筒状ケーシング1,11との間
に挿入配置されたシール材である。
【0018】また、図示しないが、第1筒状ケーシング
1の外側スクリーン部21に対応する場所には、脱水さ
れた水分を回収するための水回収用のカバー体または水
受け皿が設けられている。
1の外側スクリーン部21に対応する場所には、脱水さ
れた水分を回収するための水回収用のカバー体または水
受け皿が設けられている。
【0019】上記構成において、投入部5から第1筒状
ケーシング1内に投入された汚泥などの被脱水物は、電
動機34によって回転されるリボン状スクリュウ羽根1
4により、他端側に向かって環状空間室13内を移動さ
れるが、この環状空間室13は徐々にその厚みが狭くな
っているため、徐々に圧縮されて被脱水物内に含まれて
いる水分が押し出される。この押し出された水分は、第
1筒状ケーシング1側に設けられた外側スクリーン部2
1から外部に排出されとともに、第2筒状ケーシング1
1側に設けられた内側スクリーン部22から第2筒状ケ
ーシング11内面に入り、そしてその端部の排水口17
から、やはり外部に排出される。
ケーシング1内に投入された汚泥などの被脱水物は、電
動機34によって回転されるリボン状スクリュウ羽根1
4により、他端側に向かって環状空間室13内を移動さ
れるが、この環状空間室13は徐々にその厚みが狭くな
っているため、徐々に圧縮されて被脱水物内に含まれて
いる水分が押し出される。この押し出された水分は、第
1筒状ケーシング1側に設けられた外側スクリーン部2
1から外部に排出されとともに、第2筒状ケーシング1
1側に設けられた内側スクリーン部22から第2筒状ケ
ーシング11内面に入り、そしてその端部の排水口17
から、やはり外部に排出される。
【0020】また、水分が除去された被脱水物は、第1
筒状ケーシング1の他端側に移動されるが、このとき、
圧縮ばね42を介して押圧付勢された弁体41により、
排出口6aが閉塞された状態となっているため、被脱水
物はこの圧縮ばね42の付勢力に抗して押し出されるこ
とになり、したがって水分の除去効果が向上する。
筒状ケーシング1の他端側に移動されるが、このとき、
圧縮ばね42を介して押圧付勢された弁体41により、
排出口6aが閉塞された状態となっているため、被脱水
物はこの圧縮ばね42の付勢力に抗して押し出されるこ
とになり、したがって水分の除去効果が向上する。
【0021】このように、両筒状ケーシング1,11間
に形成される環状空間室13内に、リボン状スクリュウ
羽根14を回転自在に配置して、被脱水物を徐々に排出
口6a側に押し出すようにしているので、被脱水物が筒
状ケーシング1,11と一緒に回転する共回り現象が生
じないとともに、水分排出用のスクリーン部21,22
が両筒状ケーシング1,11に設けられているため、両
面脱水となり、被脱水物の層厚が薄くなって脱水効率が
向上する。
に形成される環状空間室13内に、リボン状スクリュウ
羽根14を回転自在に配置して、被脱水物を徐々に排出
口6a側に押し出すようにしているので、被脱水物が筒
状ケーシング1,11と一緒に回転する共回り現象が生
じないとともに、水分排出用のスクリーン部21,22
が両筒状ケーシング1,11に設けられているため、両
面脱水となり、被脱水物の層厚が薄くなって脱水効率が
向上する。
【0022】次に、本発明の第2の実施例を図4に基づ
き説明する。この第2の実施例においては、上記第1の
実施例におけるスクリュウ式脱水機の第2筒状ケーシン
グ内に、その内面を清掃する清掃具を設けたものであ
る。
き説明する。この第2の実施例においては、上記第1の
実施例におけるスクリュウ式脱水機の第2筒状ケーシン
グ内に、その内面を清掃する清掃具を設けたものであ
る。
【0023】すなわち、図4に示すように、第2筒状ケ
ーシング11の内側に、水噴射用の筒状軸体、すなわち
所定間隔置きに多数の水噴射穴61aが形成された管体
61を挿通して配置するとともに、その両端部を架台2
側に支持部材62を介して回転自在に支持し、この管体
61の外側および内側スクリーン部21,22に対応す
る箇所およびそれより排出口6a寄り位置において、第
2筒状ケーシング11の内周面を清掃する清掃ブラシ6
3を螺旋状に巻き付け、さらにこの管体61を回転駆動
機構64により回転させるようになし、しかもこの管体
61の一端部にロータリジョイント65を介して、水供
給管66を接続したものである。
ーシング11の内側に、水噴射用の筒状軸体、すなわち
所定間隔置きに多数の水噴射穴61aが形成された管体
61を挿通して配置するとともに、その両端部を架台2
側に支持部材62を介して回転自在に支持し、この管体
61の外側および内側スクリーン部21,22に対応す
る箇所およびそれより排出口6a寄り位置において、第
2筒状ケーシング11の内周面を清掃する清掃ブラシ6
3を螺旋状に巻き付け、さらにこの管体61を回転駆動
機構64により回転させるようになし、しかもこの管体
61の一端部にロータリジョイント65を介して、水供
給管66を接続したものである。
【0024】なお、上記回転駆動機構64は、管体61
の端部に取り付けられた従動側ギヤ71と、この従動側
ギヤ71に噛合されるとともに回転筒状部材16の一端
部に取り付けられたリングギヤ32に噛合された駆動側
ギヤ72と、この駆動側ギヤ72と従動側ギヤ71とを
連動連結する連結軸体73および連結用ギヤ74とから
構成されている。勿論、この連結軸体73は、例えば固
定側である第2筒状ケーシング11側に支持されてい
る。したがって、電動機34により回転筒状部材16が
回転されると、上記回転駆動機構64を介して、管体6
1が自動的に回転されることになる。
の端部に取り付けられた従動側ギヤ71と、この従動側
ギヤ71に噛合されるとともに回転筒状部材16の一端
部に取り付けられたリングギヤ32に噛合された駆動側
ギヤ72と、この駆動側ギヤ72と従動側ギヤ71とを
連動連結する連結軸体73および連結用ギヤ74とから
構成されている。勿論、この連結軸体73は、例えば固
定側である第2筒状ケーシング11側に支持されてい
る。したがって、電動機34により回転筒状部材16が
回転されると、上記回転駆動機構64を介して、管体6
1が自動的に回転されることになる。
【0025】この構成によると、電動機34によりリボ
ン状スクリュウ羽根14が回転されて被脱水物の脱水が
行われている際に、水供給管66を介して管体61に水
が供給されると、水噴射穴61aから水が第2筒状ケー
シング11に設けられた内側スクリーン部22に噴射さ
れて、内側スクリーン部22の内周面に付着した汚泥が
洗い落とされ、しかもこの時、管体61の回転により清
掃ブラシ63が内側スクリーン部22の内周面を摺動し
ているため、汚泥は強制的に掻き落とされるとともに排
水口17側に移動させられる。
ン状スクリュウ羽根14が回転されて被脱水物の脱水が
行われている際に、水供給管66を介して管体61に水
が供給されると、水噴射穴61aから水が第2筒状ケー
シング11に設けられた内側スクリーン部22に噴射さ
れて、内側スクリーン部22の内周面に付着した汚泥が
洗い落とされ、しかもこの時、管体61の回転により清
掃ブラシ63が内側スクリーン部22の内周面を摺動し
ているため、汚泥は強制的に掻き落とされるとともに排
水口17側に移動させられる。
【0026】ところで、上記各実施例においては、各ス
クリーン部を筒状ケーシングのほぼ全長に亘って設けた
が、被脱水物の性状に応じて、スクリーン部を設ける範
囲を変更することができる。例えば、筒状ケーシングの
後半部だけにスクリーン部を設けたり、任意の範囲に設
定することもできる。この場合、第2筒状ケーシングの
内部に配置される清掃ブラシの取付範囲も、このスクリ
ーン部を設ける範囲にほぼ一致させられる。
クリーン部を筒状ケーシングのほぼ全長に亘って設けた
が、被脱水物の性状に応じて、スクリーン部を設ける範
囲を変更することができる。例えば、筒状ケーシングの
後半部だけにスクリーン部を設けたり、任意の範囲に設
定することもできる。この場合、第2筒状ケーシングの
内部に配置される清掃ブラシの取付範囲も、このスクリ
ーン部を設ける範囲にほぼ一致させられる。
【0027】また、上記各実施例においては、それぞれ
脱水用のスクリーン部が設けられた両筒状ケーシングを
回転させずに固定したが、例えば一方または両方とも回
転させるようにしてもよい。この場合、被脱水物の共回
り現象を回避するために、筒状ケーシングの回転速度と
回転軸体の回転速度とは、互いに異なるようにされる。
なお、第1筒状ケーシングを回転させる場合には、第1
筒状ケーシングを回転支持ローラで支持するとともに、
第1筒状ケーシングの外周にリングギヤを設け、このリ
ングギヤをピニオンを介して回転させる電動機が設けら
れる。また、第2筒状ケーシングを回転させる場合、第
2筒状ケーシングの両端部を軸受または支持ローラを介
して支持するとともに、その端部にリングギヤを設け、
このリングギヤをピニオンを介して回転させる電動機が
設けられる。
脱水用のスクリーン部が設けられた両筒状ケーシングを
回転させずに固定したが、例えば一方または両方とも回
転させるようにしてもよい。この場合、被脱水物の共回
り現象を回避するために、筒状ケーシングの回転速度と
回転軸体の回転速度とは、互いに異なるようにされる。
なお、第1筒状ケーシングを回転させる場合には、第1
筒状ケーシングを回転支持ローラで支持するとともに、
第1筒状ケーシングの外周にリングギヤを設け、このリ
ングギヤをピニオンを介して回転させる電動機が設けら
れる。また、第2筒状ケーシングを回転させる場合、第
2筒状ケーシングの両端部を軸受または支持ローラを介
して支持するとともに、その端部にリングギヤを設け、
このリングギヤをピニオンを介して回転させる電動機が
設けられる。
【0028】また、上記各実施例においては、第1筒状
ケーシングの内面はストレートにするとともに、第2筒
状ケーシングの外面をテーパ状にしたが、逆の構成にし
てもよい。この場合、両筒状ケーシング間に形成される
環状空間室の形状に合うように、リボン状スクリュウ羽
根の厚みも変化される。
ケーシングの内面はストレートにするとともに、第2筒
状ケーシングの外面をテーパ状にしたが、逆の構成にし
てもよい。この場合、両筒状ケーシング間に形成される
環状空間室の形状に合うように、リボン状スクリュウ羽
根の厚みも変化される。
【0029】さらに、両方の筒状ケーシングをストレー
トにするとともに、リボン状スクリュウ羽根の内外面共
ストレートにしてもよく、この場合には、リボン状スク
リュウ羽根のピッチに変化がつけられる。例えば、投入
口側から排出口側に向かって、順次、ピッチが狭くなる
ようにされる。
トにするとともに、リボン状スクリュウ羽根の内外面共
ストレートにしてもよく、この場合には、リボン状スク
リュウ羽根のピッチに変化がつけられる。例えば、投入
口側から排出口側に向かって、順次、ピッチが狭くなる
ようにされる。
【0030】なお、上記各スクリーン部21,22に設
けられる脱水用の穴3a,11aの数および穴径は、被
脱水物の性状に応じて、適宜、変更される。また、上記
第2の実施例においては、管体61を回転させるのに、
両リボン状スクリュウ羽根を回転させる際の駆動力を利
用したが、勿論、管体61を別個に回転させる回転駆動
装置すなわち電動機を有する装置を設けてもよい。
けられる脱水用の穴3a,11aの数および穴径は、被
脱水物の性状に応じて、適宜、変更される。また、上記
第2の実施例においては、管体61を回転させるのに、
両リボン状スクリュウ羽根を回転させる際の駆動力を利
用したが、勿論、管体61を別個に回転させる回転駆動
装置すなわち電動機を有する装置を設けてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によると、ス
クリーン部がそれぞれ設けられた第1および第2筒状ケ
ーシングを、リボン状スクリュウ羽根と分離させて回転
させるようにしたので、例えば筒状ケーシング側を固定
しておくことにより、被脱水物の筒状ケーシングとの共
回り現象を回避することができるとともに、被脱水物か
ら水分を除去するためのスクリーン部を、内外の両筒状
ケーシングに設けたので、水分の除去効率を向上させる
ことができる。
クリーン部がそれぞれ設けられた第1および第2筒状ケ
ーシングを、リボン状スクリュウ羽根と分離させて回転
させるようにしたので、例えば筒状ケーシング側を固定
しておくことにより、被脱水物の筒状ケーシングとの共
回り現象を回避することができるとともに、被脱水物か
ら水分を除去するためのスクリーン部を、内外の両筒状
ケーシングに設けたので、水分の除去効率を向上させる
ことができる。
【0032】また、第2筒状ケーシング内の内周面に付
着した汚泥などは、その内部に設けられた清掃具によ
り、きれいに除去される。
着した汚泥などは、その内部に設けられた清掃具によ
り、きれいに除去される。
【図1】本発明の第1の実施例におけるスクリュウ式脱
水機の断面図である。
水機の断面図である。
【図2】図1の一部省略A−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例におけるスクリュウ式脱
水機の一部切欠側面図である。
水機の一部切欠側面図である。
1 第1筒状ケーシング 3 筒状ケーシング部 4 支持リング部 5a 投入口 6a 排出口 11 第2筒状ケーシング 13 環状空間室 14 リボン状スクリュウ羽根 21 外側スクリーン部 22 内側スクリーン部 31 回転駆動装置 41 弁体 42 圧縮ばね 61 管体 63 清掃ブラシ 64 回転駆動機構 66 水供給管
Claims (2)
- 【請求項1】大径の第1筒状ケーシングの内部に小径の
第2筒状ケーシングを配置し、上記第1筒状ケーシング
の一端側に被脱水物の投入口を形成するとともに他端側
に被脱水物の排出口を形成し、上記両筒状ケーシング間
に形成される環状空間室内に、リボン状スクリュウ羽根
を回転自在に配置するとともに、このリボン状スクリュ
ウ羽根を回転させる回転駆動装置を設け、上記第1筒状
ケーシングおよび第2筒状ケーシングの所定箇所に脱水
用のスクリーン部を配置し、上記環状空間室の他端側に
形成される被脱水物の排出口を、所定の付勢力でもって
閉方向に付勢する弁体を設け、かつ上記第2筒状ケーシ
ング内に浸入した水分を排出する排水口を設けたことを
特徴とするスクリュウ式脱水機。 - 【請求項2】第2筒状ケーシング内に、そのスクリーン
部の内周面を清掃する清掃具を設けたことを特徴とする
請求項1記載のスクリュウ式脱水機。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4015603A JPH05208300A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | スクリュウ式脱水機 |
DE69304724T DE69304724T2 (de) | 1992-01-31 | 1993-01-27 | Entwässerungsvorrichtung auf Basis einer Schraubenpresse |
EP93101195A EP0553783B1 (en) | 1992-01-31 | 1993-01-27 | Screw type hydrextractor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4015603A JPH05208300A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | スクリュウ式脱水機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05208300A true JPH05208300A (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=11893301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4015603A Pending JPH05208300A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | スクリュウ式脱水機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05208300A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1992
- 1992-01-31 JP JP4015603A patent/JPH05208300A/ja active Pending
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