JPH02500726A - 回転ドラム型分離装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 回転ドラム型分離装置 本発明は、液体中に混合した固体粒子を分離する回転型分離装置に関し、特に、 分離開口部を有するドラムケースと、当該ドラムに内設されたフィードスクリュ ーとを備え、固体が混合する液体をドラム内に供給すると共に当該ドラム内から 分離材を除去するために構成された回転型分離装置である。

本発明の第１の目的は、十分に或いは効果的に混合液体をドラム分離機に供給し たり当該ドラム内から排出材料を効果的に排出したりし得るものの中で、ドラム を簡素に構成できるという点を除いて、上述した分野に利用し得る装置を提供す ることである。

この目的は、本発明によれば、流入部および流出部を、ドラム内に完全に伸延し て設けられ共動して回転する管体にそれぞれ別個に設け、前記ドラムと当該管体 とが回転すると同時に、混合液体をドラム内に供給するために、当該管体８の長 手方向に対してその円周方向に互いに重ならないようにして液体を分離する複数 の開口部を形成することによって達成することができる。

以下、添付した図面を参照しつつ、本発明の実施例について詳細に説明する。

第１図は、本発明に係る分離装置を備えたドラム分離工場の概要を示す斜視図、 第２図は、本発明の流入部の第１の状態を示す一部破断斜視図、 第３図は同第２の状態を示す一部破断斜視図、第４図は、本発明の流出部のオー バフロー状態を示す一部破断斜視図、 第５図は、同流出部の第１の状態を示す一部破断斜視図、第６図は、同流出部の 第２の状態を示す一部破断斜視図である。

分離開口部と液体収容部１に内設されたフィードスクリューとを有するドラムケ ース３からなる回転ドラム２内の液体収容部１内には、流入部５が形成されてお り、混合液体６を前記液体収容部１に供給するようになっている。これにより、 当該分離装置が回転すると固体粒子（分離材）７が前記液体６から分離されるこ ととなる。

前記流入部５は、回転ドラム２の長手方向に沿って当該回転ドラム２内を伸延す る管体８の一部８Ａから構成されており、また、当該管体８には、当該管体８の 長手方向に対してその円周方向に互いに重ならないようにして液体を分離する複 数の開口部９，１０．１１が開設されている。

この開口部９．１０．１１は、前記回転ドラム２が回転すると同時（好ましくは 、前記流入部５と連結された状態で回転すると同時）に、混合液体６を前記回転 ドラムの液体収容部１に供給するためのものである。

前記流入部５を回転させるためには、導入管５Ａに適当な種類、例えば、耐久性 に富み、強固に管体を補強すると共に分離装置のフレームに取り付けられた簡便 な管体のパイプシールＴを介在させて連結すれば良い。

少なくとも一つの開口部９，１０．１１は、前記ドラムケース３と管体８とに取 り付けられたフィードスクリュー４Ａ、４Ｂ、４Ｃ，４Ｄにより仕切られた各々 の内部空間１３．１４．１５の内部空間１２から伸延している。この開口部９〜 １１は、適当な溝形状に形成され、管体８の長手方向に対してその円周方向に互 いに重ならないようにして液体を分離するように伸延して設けられている。

管体８内には、管体８内の液体の流通を抑制し、管体８の下流側の部分８Ｂと前 記管体８の部分８Ａとを仕切るために、横壁Ｖを設けることが好ましい。これに より、少なくとも固体分離材７を除去することができる。

排出スクリュー１６あるいはそれに準じた部材を前記収容空間１７内に設置する ことができる。

このような排出スクリュー１６あるいは前記フィードスクリュー４は、管体８の 外部あるいは内部に適宜強固に固定することができる。

管体８は、管体８の８Ａの部分が流入部を構成すると共に８Ｂの部分が回転ドラ ム２からの材料除去部を構成するように、回転ドラムの両端を挿通して設けるこ とが好まし前記管体８は、フレーム２１により補強され、その付属部材である回 転ドラム２と、軸受ローラ２２および駆動装置１９が設けられた保管部分１８、 駆動装置１９および排出部分２０の位置まで前記回転ドラム２の外面のそれぞれ の両端部２Ａ、２Ｂから伸延している。この回転ドラム２の駆動は、摩擦力、例 えばＶベルトあるいは歯車によって達成され、これらの清掃は回転ブラシ２３お よび／または水噴射装置２４により行われる。なお、例えばこの水噴射装置に用 いる水としては、分離液を使用することができる。

プロテクトカバー２５は、他の部材と共に、周囲の環境が濡れるのを防止するた めに、前記回転ドラム２を包含するように設けられている。

回転ドラム２の液体収容部１から少なくとも固体分離材７を排出するための流出 口２６は、当該回転ドラム２の液体収容部１から外面に伸延している回転管状部 分８Ｂにより構成することが好ましく、また、この流出口２６に、回転ドラム２ の内部であって前記フィードスクリュー４に溶接あるいはそれに類した手段によ って固着される管状部材２７により構成される水吐き口を、例えば回転ドラムの 円周の３／４程度で設けることが好ましい。これにより、フィードスクリュー４ Ｄの下流側に位置する空間２９を横切って流れてきたオーバフロー水２８を、前 記水吐き口２７を介して空間３０に導き、これを回転ドラムに帰還させてさらに 分離に供することができる。

記流出部の内部材料分離空間１７に伸延していると共に、この流出開口部３１は 、フィードスクリュー４Ｄ、４Ｅの間に位置し、管体の長手方向に伸延し、かつ 管体壁３２Ｅ穿設された溝穴により構成されることがこのましい。

回転ドラム２内に形成された液体収容部１に沿って移動する分離材料７の移動を 効果的に行なうためには、例えば、回転ドラムの内壁２Ｃおよび管体８の外壁８ Ｃに近接して伸延すると共に、流出部８Ｂの内部の空間１７に溶接等により固着 されたフィードスクリュー４によって、ショベル形状の部材３３を液体収容部１ 内に構成することが好ましい。このショベル形状の部材３３は平板状の金属から 構成することが好ましく、フィードスクリュー４の４Ｄおよび４Ｂ間に伸延し、 前記開口部３１の一方の縁部３１Ａに位置している。このようなショベル形状の 部材３３は、流出部８Ｂから半径方向外面に、例えば、対数的に螺旋状に伸延し ている。

次に作用を説明する。

矢印Ａ方向に管体５ＡおよびシールＴを介して流入口５に案内された混合液体６ は、空間１２を通過して流入口５に流入し、管体８が矢印Ｂ方向に回転した際に 、互いに９０°の位相をもって開設された開口部９〜１１を介して、矢印Ｃに示 す如く液体収容部１に押し出される。

固体分離材７がフィードスクリュー４により回転ドラム２に沿って移動する際に 、液体３４が、分離開口部３５を通過して滴下し、回転ドラムの下部に位置する 樋３６に集約される。

固体分離材７は、ショベル状の部材３３によって掻き起こされて流出部８Ｂの内 部空間１７に開口部３１を介して矢印り方向に移動させられる。そして、流出部 ８Ｂに設けられた排出スクリュー１６によって排出部材２０を介して矢印Ｅ方向 に分離され、コンテナ３７に収容され、その後処理される。

必要な場合には、余分な非分離材料２８は、水吐き口２７を介して矢印Ｆ方向に 押し出され、当該分離装置の再分離に供される。

本発明は、前述した実施例に限定されることなく、本発明の要旨を越えない範囲 で適宜変更することができる。

国際調査報告

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．回転ドラム（２）内に流入口（５）と流出口（２６）とを有し、前記回転ド ラムは当該回転ドラム内に設けられた分離開口部とフィードスクリュー（４）と を有するドラムケース（３）からなり、混合液体（６）を前記回転ドラムの液体 収容部（１）に供給すると共に、前記回転ドラムの液体収容部から分離材（７） を排出してなる分離装置において、前記流入口と流出口とを、前記回転ドラムに 内設すると共に当該回転ドラムを挿通して伸延する回転可能に設けられた管体（ ８）のそれぞれの部分（８Ａ，８Ｂ）に形成し、前記管体に、当該管体の長手方 向に沿って配置すると共に、当該管体の円周方向に対して互いに重ならないよう に複数の開口部（９−１１）を開設し、前記回転ドラムおよび管体が回転した際 に、混合液体を前記回転ドラムの液体収容部に供給することを特徴とする回転ド ラム型分離装置。
2. ２．前記管体の内部（１２）に、当該管体内を流通する液体の流通を制止する横 壁（Ｖ）を設けたことを特徴とする請求項１記載の回転ドラム型分離装置。
3. ３．前記フィードスクリュー（４）の部分（４Ａ−４Ｄ）によって形成されるそ れぞれの空間（１３−１５）内に、少なくとも一つの開口部（９−１１）を開設 したことを特徴とする請求項１乃至２記載の回転ドラム型分離装置。
4. ４．前記フィードスクリュー（４）は、前記回転ドラム（２）の内壁および前記 管体の外壁に沿って近接して伸延すると共に、前記回転ドラム（２）と共動して 回転するように固着したことを特徴とする請求項３記載の回転ドラム型分離装置 。
5. ５．前記管体の流出部（８Ｂ）の内部に排出スクリュ−（１６）を設けたことを 特徴とする請求項１乃至４記載の回転ドラム型分離装置。
6. ６．前記回転ドラムの液体収容部（１）から流出部分の内部空間（１７）に伸延 するように、流出開口部（３１）を設けたことを特徴とする請求項１乃至５記載 の回転ドラム型分離装置。
7. ７．前記分離材（７）を前記回転ドラムの液体収容部（１）から流出部分（８Ｂ ）に移動させるショベル状部材（３３）を前記液体収容部内に設けたことを特徴 とする請求項６記載の回転ドラム型分離装置。
8. ８．前記ショベル状部材（３３）は、平板状の金属からなり、前記フィードスク リュー（４）の仕切壁（４Ｄ，４Ｅ）間であって前記流出開口部（３１）に沿っ て設けたことを特徴とする請求項７記載の回転ドラム型分離装置。
9. ９．前記ショベル状部材（３３）は、前記流出部（８Ｂ）から半径方向に、対数 的に螺旋状に伸延することを特徴とする請求項８記載の回転ドラム型分離装置。
10. １０．前記管体（８）は、前記回転ドラムの外部であって、当該回転ドラムの両 端（２Ａ−２Ｂ）から保管部分（１８）および排出部分（２０）まで伸延して設 けると共に、管状の水吐き口（２７）を前記フィードスクリュー（４）に固着す ることにより前記流出部分（８Ｂ）に設けたことを特徴とする請求項１乃至９記 載の回転ドラム型分離装置。