JP2004351418A5 - - Google Patents

Claims (9)

1. 複数の平板状の円形リング体を端面間に所定の隙間を設けて積層することにより円筒体状に形成されたストレーナを該ストレーナを支持する回転軸の周りで回転させ、前記ストレーナの外部領域に導入された固形物と液体との混合物から、液体のみを前記円形リング体の端面間に通過させることにより、混合物から固形物を分離する固液分離装置において、
   前記ストレーナは、前記回転軸を水平とし、ストレーナの両端開口部分を閉塞させた状態でケースに、１台、収容され、
   該ケースには、前記ストレーナの外部領域に前記混合物の導入口が形成され、前記ストレーナの内部領域に前記円形リング体の端面間を通過した液体を排出する排出口が形成され、前記導入口に対し前記ストレーナの回転方向下流側の前記ストレーナの外部領域に、前記混合物から分離された固形物をケースの外部に取り出す取出口が形成され、
   前記ケースの前記取出口に近接して、前記円形リング体の各々の端面間に先端が進入する複数の平板状凸片が積層して形成されたスクレーパが取り付けられ、
   前記円形リング体には、円形リング体の外周面上に円形リング体と一体に突起部が突設され、
   前記ケースは、前記突起部の移動方向に沿った円弧状の内周面が形成された筒状収容部を備えることを特徴とする固液分離装置。
2. 前記導入口は、前記ケースの底部に設けられ、前記排出口は、前記導入口よりも上位置に設けられ、前記取出口は、前記排出口よりも上位置に設けられていることを特徴とする請求項１記載の固液分離装置。
3. 前記ストレーナは、前記突起部の周方向の位置を合わせて円形リング体を積層することにより、周方向の複数個所にストレーナの軸線方向に延びるリブ部が前記突起部により構成された形態に設けられていることを特徴とする請求項１または２記載の固液分離装置。
4. 前記ストレーナは、前記突起部の周方向の位置を順次偏位させて円形リング体を積層することにより、前記ストレーナの外周面に螺旋状に突起部が配置された形態に設けられていることを特徴とする請求項１または２記載の固液分離装置。
5. 前記円形リング体は、平板状の第１円形リング体、および該第１円形リング体と同一の外径に形成され、外周面に所定角度間隔で前記突起部が複数形成された平板状の第２円形リング体とを備えていることを特徴とする請求項３または４記載の固液分離装置。
6. 前記取出口の前記ストレーナの回転方向上流側に、前記スクレーパに対向して、
   一辺が回動自在に支持され、ストレーナの回転方向下流側の他辺が前記一辺を支点として揺動自在にかつ付勢手段により前記スクレーパに対して常時付勢された蓋体が設けられていることを特徴とする請求項１〜５のいずれか一項記載の固液分離装置。
7. 前記スクレーパは、前記蓋体が当接する外面が、ストレーナの接線方向に沿って下方に延びる斜面に形成されていることを特徴とする請求項６記載の固液分離装置。
8. 前記スクレーパは、前記ストレーナの両端部に配された円形リング体の外周面に付着した固形物を掻き取る板状の第１凸片と、
   前記各円形リング体の隙間内に先端側が侵入し、円形リング体の端面に付着した固形物を掻き取る第２凸片と、
   該第２凸片を挟持する支持片とを備えることを特徴とする請求項１〜７のいずれか一項記載の固液分離装置。
9. 前記ストレーナの外周面と前記ケースの内面との間の間隔が前ストレーナの回転方向に沿って次第に狭まる絞り領域が、前記導入口と取出口までの少なくとも一部に設けられていることを特徴とする請求項１〜８のいずれか一項記載の固液分離装置。