JP2904334B2 - 濾過装置 - Google Patents

濾過装置

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JP2904334B2
JP2904334B2 JP7024878A JP2487895A JP2904334B2 JP 2904334 B2 JP2904334 B2 JP 2904334B2 JP 7024878 A JP7024878 A JP 7024878A JP 2487895 A JP2487895 A JP 2487895A JP 2904334 B2 JP2904334 B2 JP 2904334B2
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靜三 太田
忠男 内山
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SHISUTO KK
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
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  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は濾過装置に係り、各種の
産業機械において使用されて後に、液体と異なる粒度の
固形物の混濁液を濾過して得るものであって、例えば、
金属切削加工において使用されて切粉を含んだ状態にな
った切削油を、濾過工程を経て切粉と切削油に分離して
切削油を得て再使用可能にする濾過装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、金属切削加工の使用後に切粉
を含んだ状態になった切削油を、切粉と切削油に分離し
て再使用可能にする切削油(以下、浄化切削油と言う)
を得るための濾過装置が多く提案されている。
【0003】本願出願人は、このような濾過装置におい
て、濾過後の切削油または所定液剤を貯蔵する液曹と、
切削粉を含んだ汚濁液を一時的に貯蔵する貯蔵曹と、こ
の貯蔵曹内で回転駆動されるとともに外周面において所
定の番手のフィルターの濾過手段を備えており、濾過後
の切削油を液曹中に流出する濾過ドラムと、濾過手段を
洗浄する噴射手段と、汚濁液の投入口から下流側にかけ
て切削粉を連続的に搬送して、排出口から落下させる掬
上手段とから構成される濾過装置を製造している。
【0004】一方、特公平2−44564号公報の「濾
過装置」は、このような濾過装置を改良した装置例であ
って、濾過ドラムの一端を切削油中において浮かせる状
態にすることにより濾過ドラムの軸受にかかる加重を軽
減するなどして、濾過ドラムを軽く回転駆動させるもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
各提案になる濾過装置によれば、長時間に渡り濾過ドラ
ムを貯蔵曹内に於いて回転駆動させる際に、汚濁液が濾
過ドラム内に進入しないようにするシール手段が十分に
機能せず汚濁液の一部が濾過ドラム内に進入することに
よる濾過精度の低下があることが判明した。
【0006】この原因として、貯蔵曹内においてフロー
ティング状態で回転させる場合において、濾過ドラム側
面と貯蔵曹の壁面の間をシールするために使用されるシ
ール手段の取付け精度が十分に確保できないことに起因
することが判明した。特に、大型の濾過装置においてこ
のような不具合発生が見られることから、シール手段の
取付け面精度と濾過ドラム側のシール摺動面の間におい
て十分な精度が確保できないことに起因することが判明
した。
【0007】そこで、貯蔵曹内におけるシール手段の取
付け精度と濾過ドラムの摺動面の仕上げ面精度に注意を
払い完成するようにして対処していた結果、生産性を著
しく低下させることになっていた。
【0008】したがって、本発明は上記の点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、貯蔵曹内
において回転駆動される濾過ドラムを備えた濾過装置に
おいて、予め濾過ドラムの回転部分とシール部分を組み
立てることにより、貯蔵曹に固定されるシール手段のシ
ール面の全面と濾過ドラム側の摺動面の全面の精度を確
保して、濾過精度を低下させず、かつ生産性を大幅に向
上することができる濾過装置の提供にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】上述の課題を解決し、目的を達成するために、
本発明によれば、産業機械において使用された後に、所
定固形物と所定液体の混在する状態になった汚濁液から
前記所定固形物を濾過して前記所定液体を再利用するた
めに使用される濾過装置において、前記所定液体を貯蔵
する液曹と、前記汚濁液を一時的に貯蔵する貯蔵曹と、
前記貯蔵曹内で回転駆動されるとともに外周面に濾過手
段を備え、濾過後の前記所定液体を前記液曹中に側面開
口部を介して流出する濾過ドラムと、前記濾過手段を洗
浄する噴射手段と、前記汚濁液の投入口から下流側にか
けて前記所定固形物を連続的に搬送して、排出口から落
下させる掬上手段とを具備した濾過装置であって、前記
濾過ドラムが、前記貯蔵曹内において不動状態で固定さ
れる軸体と、前記軸体により回転自在に軸支されるとと
もに前記外周面と前記側面開口部とを形成したドラム基
部と、前記側面開口部の環状縁部を液密状態でシールす
るために弾性部材から成形されるシール手段と、前記シ
ール手段を固定するとともに前記軸体に挿通した後に前
記軸体に固定されるシール固定部材とからなり、前記貯
蔵曹に対して前記シール固定部材を固定することで、前
記濾過ドラムを前記貯蔵曹内に交換可能に配設したこと
を特徴としている。
【0010】また、前記軸体は中空管体から構成されて
なり、前記噴射手段の所定液体を前記中空管体に案内
し、前記濾過ドラムの内側から逆洗浄するように構成さ
れることを特徴としている。
【0011】また、前記濾過ドラムは、側面が密閉状態
にされ、かつ前記シール固定部材を片側面に設けてな
り、該シール固定部材により前記記貯蔵曹内において片
支持状態で固定することを特徴としている。
【0012】また、前記濾過ドラムは、両側面部位にお
いて前記シール固定部材を夫々設けてなり、該シール固
定部材により前記記貯蔵曹内において両支持状態で固定
されることを特徴としている。
【0013】また、前記濾過ドラムは長手方向に区分け
する隔壁を設け、また濾過能力の異なる濾過手段を外周
面に設けてなり、かつ両側面部位において前記シール固
定部材を夫々設けてなり、該シール固定部材により前記
記貯蔵曹内において両支持状態で固定され、分別濾過す
ることを特徴としている。
【0014】また、前記濾過ドラムは、前記シール固定
部材と前記記貯蔵曹の側壁との間において介在される弾
性板部材を介して前記貯蔵曹内に固定されることを特徴
としている。
【0015】また、前記濾過ドラムは、前記液面上を浮
遊した切粉を沈降させる浮上固形物沈降手段を外周面に
固設したことを特徴としている。
【0016】そして、前記産業機械は工作機械であり、
前記所定固形物と所定液体の混在する状態になった汚濁
液は切削または研削により発生する固形物と液剤の混在
する状態になった汚濁液であり、固形物を外形または粒
度に応じて前記液剤を再利用することを特徴としてい
る。
【0017】尚、本発明は後述する実施例に限定され
ず、特許請求の範囲に規定される範囲において種々の構
成が可能であることは勿論である。
【0018】
【実施例】以下に本発明の好適な各実施例につき図面を
参照して説明する。先ず、図1は本発明の第1実施例に
係る分別濾過装置の要部を示した外観斜視図である。
【0019】本図において、濾過装置は工作機械におい
て、切削加工後に発生した粒度のことなる切粉と切削油
の混在した被濾過切削油から切粉を濾過して浄化切削油
を分別して得るための概略構成が示されている。この概
略構成は工作機械に限定されず、油脂類を固形物から分
離する食品機械や、土木機械であって土石の混在した汚
濁液から粒度に応じた土砂を濾過して得る場合にも適用
可能である。
【0020】さて、図1において、濾過装置には浄化切
削油を貯留する複数のクリーン曹1であって、装置全体
の基部をも兼ねる曹1が図示のように上流側の破線図示
の投入口8から下流側の破線図示の切粉排出口4にかけ
て連続形成されている。
【0021】一方、切粉と切削油の混在した汚濁状態に
なっている被濾過切削油を一時的に貯蔵する貯蔵曹7内
には、被濾過切削油の液面を、上流と下流側に2分割す
る濾過ドラム30が上流の投入口8から下流の切粉排出
口4の略中間に設けられており、濾過ドラム30の開口
部から流出される濾過された後の浄化切削油をクリーン
曹1内に流出できるように構成されている。
【0022】一方、図示のように濾過ドラム30は予め
完成したものを複数のボルト32を使用して固定するも
のであって、濾過ドラム30の外周面において所望の濾
過能力を持つ番手の濾過過フィルター44が交換自在に
固定されている。
【0023】また、この濾過ドラム30の内部には後述
のように回転軸体を兼ねる噴出管45が設けられてお
り、濾過フィルター44を内面側(浄化切削油の流出
側)から逆洗浄するように設けられている。このため
に、クリーン曹1内に貯蔵された浄化切削油をポンプ4
7を介してを濾過ドラム30の内側から勢い良く噴射す
ることで、濾過フィルター44面に付着残留した切粉を
吹き飛ばすようにして、濾過フィルターの目づまり防止
を効果的に行えるようにしている。
【0024】また、投入口8の上流側から切粉排出口4
の下流側にかけて切粉を連続的に搬送するために、図中
の一点鎖線で図示されたエンドレスの左右チェーン1
0、11には固定金具を用いて所定間隔で多数の掬上板
12が設けられている。これらの左右チェーン10、1
1はモータ15の駆動力を得て、図中の矢印D2方向に
移動するとともに、左右チェーン10、11の途中部位
において、濾過ドラム30の外周面の一部に設けられた
ドラムスプロケット34に対して歯合するように構成さ
れており、このためにドラムチェーンガイド22により
夫々図示のように案内されるように構成されている。そ
して各チェーンは、その後、装置の上流側に配設された
スプロケット18を介して180度方向転換されて、図
中の矢印D1方向に向かうように構成されている。以上
の構成により、被濾過切削油中で沈降した切粉が下流側
に向けて搬送され、やがて図示の傾斜部を、図中の矢印
D2方向に上昇して切粉排出口4において外部に排出す
るように構成されている。
【0025】以上の一連の動作により、クリーン曹1内
には、濾過フィルター44の濾過能力に応じて浄化され
た浄化切削油が貯蔵されることになる。そこで、このよ
うにして得られた浄化切削油を、精密切削加工などに必
要に応じて使い分けるようにしている。
【0026】さらに、図1において、装置全体の基部と
なるクリーン曹1は左右に別れるように形成されてお
り、設置用脚部が4隅に固定されており、工場内の床面
上に水平に調整して設置固定するようにしている。
【0027】このように構成されるクリーン曹1間に
は、被濾過切削油を貯蔵しておくためにクリーン曹の底
面と底面を一部共通にした被濾過切削の貯蔵曹7が構成
されるが、このためにクリーン曹1の底面と前方壁面に
連続して左側板2と、右側板3(一部を二点鎖線で示し
た)とが液密状態で溶接固定されており、以下に説明す
る各構成要素は概、これらの左右側板2、3を取り付け
部としている。
【0028】先ず、左右側板2、3は図示のように装置
の奥側を下流にして、また図面手前側を上流として設け
られており、下流側は図示のように斜め上方に延びる形
状を有しておりその最上部において、破線図示の切粉排
出口4を両側板の間に形成しており、この切粉排出口4
の下方に移動される切粉回収箱9内に切粉を落下させる
ように構成されている。
【0029】また、左右側板2、3の最上流側はクリー
ン曹1の側壁と共有するとともに、左右側板2、3間に
おいて後述するように回動可能に保持される濾過ドラム
30の上流側(装置の手前側)において、上方に開口し
た上記の投入口8を形成しており、この投入口8から被
濾過切削油を被濾過切削油の貯蔵曹7内に適宜投入でき
るように構成されている。
【0030】次に、左右側板2、3の下流側となる斜め
上方部位には、不図示の軸受が配設されており、左右一
対の上方スプロケット18を固定したスプロケット軸1
7を回転可能に軸支している。また、このスプロケット
軸17には、左側板2に固定されるとともに減速装置を
一体的に設けた上記の駆動モータ15の出力軸16が連
結されており、駆動モータ15の駆動に伴い、上方スプ
ロケット18を時計回転方向に連続駆動可能にしてい
る。
【0031】一方、左右側板2、3の最上流側である図
面手前側にも、同様に不図示の軸受が配設されており、
左右一対の下方スプロケット28を固定したスプロケッ
ト軸29を回転可能に軸支している。
【0032】以上のように設けられる上方スプロケット
18と、下方スプロケット28の間には、図中において
一部を一点鎖線で省略して示したエンドレスの左チェー
ン10と、右チェーン11とが夫々歯合した状態で組み
つけられている。これらの左チェーン10と右チェーン
11は、図示のように左右側板2、3に略沿うように案
内される一方、途中において濾過ドラム30に対する回
転駆動力を与えるようにするために、チェーンの方向転
換部位において上方チェーンガイド20と下方チェーン
ガイド21とが、また、濾過ドラム30の上流と下流側
においてドラムチェーンガイド22が左右側板2、3の
対向面上に夫々固定されている。
【0033】一方、左チェーン10と右チェーン11の
間には所定間隔をおいて、被濾過切削油中の沈下した切
粉を上流に向けて送り出すための掬上板12が所定枚数
分固定されており、切粉を上流に向けて搬送排出して、
被濾過切削油中の切粉が上記の切粉排出口4の上流に向
けて十分な距離を運ばれる途中で、切粉中から切削油が
十分に除去されるようにしている。
【0034】また、濾過ドラム30の外周面には上記の
ドラムスプロケット34の歯部が固定されており、この
ドラムスプロケット34に対して歯合する左チェーン1
0から回動力を得ることで、時計回転方向に常時回動す
るように構成されている。また、この濾過ドラム30の
外周面にはステンレス金網、化学繊維メッシュ、ウエッ
ジワイヤ、パンチングメタル等からなり、例えば濾過能
力が50ミクロンの濾過フィルター44が捲回状態にさ
れて、交換可能に固定されており、被濾過切削油をこの
濾過フィルター44を通過させて濾過して浄化切削油を
得てから、クリーン曹1内に対して右側板3に穿設され
た半円形開口部6を介してクリーン曹1内に流出するよ
うに構成されている。
【0035】続いて、図1に図2の濾過ドラムの中心軸
に沿う断面図をさらに参照して、濾過ドラム30内には
クリーン曹1の浄化切削油を濾過フィルター44に向け
て噴出するためにポンプ47に配管された管体46に接
続される噴射管45が設けられており、この噴射管45
の端部45eを保持板60(図1に図示)において軽く
支持し、蓋部材61により蓋をするように構成してい
る。また、この噴射管45にはノズル45aが所定間隔
で複数本配設されており、所謂逆洗浄を濾過フィルター
44に対して行うことで、濾過フィルター44の目づま
りを解消して連続濾過動作を可能にしている。
【0036】さらに、濾過ドラム30の外周面には被濾
過切削油中で浮力を得て油面で浮遊した状態になってい
る浮上切粉を、被濾過切削油中に沈降させるための浮上
切粉掬上板31が固定されており、濾過ドラム30の時
計回転方向の回動に伴い浮上切粉を被濾過切削油中に沈
降させるようにして、浮上切粉が成長拡大することを防
止して濾過フィルター44が損傷するなどの虞を防止す
るようにしている。
【0037】尚、上述した分別濾過装置によれば、共通
の駆動源である1機の駆動モータ15から駆動力を得
て、左右チェーン10、11間において所定間隔をおい
て設けられた掬上板12と濾過ドラム30の両方を駆動
できるので安価に構成できる。また、被濾過切削油の投
入口8は、低い位置に設定できることから投入作業が楽
になり、比較的に高さ寸法を有する回収箱9の上方か
ら、切粉排出口4を介して切粉を落下させるように構成
できるので合理的レイアウトを実現可能にできる。
【0038】次に、図2と図3の濾過ドラムを分解した
様子を示した平面図を参照して本発明の最大の特徴であ
る濾過ドラムの構成とその組立て手順に付いて述べる。
ここで、図3において、図1、図2で既に説明済の構成
には同様の符号を付して説明を割愛して、濾過ドラム3
0の構成について主に述べると、上述の右側板3の半円
形開口部6の近傍には右円盤部材51に形成されたネジ
孔51kに螺合させるためのボルト32を通過させるた
めの貫通孔3aが穿設されており、弾性板部材であるゴ
ムシート33に穿設された孔部33aにボルト32を夫
々貫通させた状態で右側板3に対して着脱可能に固定で
きるようにしている。
【0039】一方、図3を参照して、濾過ドラム30の
構成は、所定直径のガス管用の鋼管を、例えば旋盤にセ
ットしてその各側面がドラム回転中心に対して直交する
面で構成されるようにして所望の全長に切断した基体5
5を得る。この後に、基体55の各切断面においてフラ
ンジ部材55x、55yを溶接してシール摺動面S1、
S2を構成する。また、この基体の内部において、リブ
55h、55kを溶接して左右ベアリングホルダー5
6、57に対する固定部を一体形成する。リブ55kに
は濾過ドラム内部において浄化された濾過液を外部に流
出させるための開口部が設けられる一方、リブ55hは
密閉状態に構成される。また、基体55には上記のフィ
ルター44を設けるための開口部55aとフィルター固
定用のネジ孔55bがさらに機械加工される。
【0040】また、図2において、左右ベアリングホル
ダー56、57内には液密状態で回転するシールベアリ
ング70が夫々内蔵されており、ネジ29により上記の
噴射管45に固定されている。これらのベアリングホル
ダー56、57はボルト32を用いて上記のリブ55
h、55kに固定されている。
【0041】一方、上記の右円盤部材51には、俗称の
Vシール50であって、基部50aとリップ部50bか
らなり、環状部51aに対してやや開いた状態でセット
されるシール体が固定されている。また、この右円盤部
材51の反対側には、Vシール50を環状部52aに対
してやや開いた状態でセットした左円盤部材52が準備
される。以上の準備の後に、各円盤の挿通孔部51b、
52bを噴射管45の両端部位から挿通してから、固定
ネジ53を各円盤部材のネジ孔51d、52dに対して
締め付けることにより、Vシール50のリップ部50b
が上述したフランジ部材55x、55yのシール摺動面
S1、S2に対して均一に当接する状態で完成すること
ができる。このために左右円盤部材51、52も濾過ド
ラムの基体55と同様に旋盤加工により構成すると良
い。また、この組立ての際に、各要素の相互位置決めの
ために噴射管45に谷部45aを加工形成しておき、ネ
ジ53の先端が組み付けの際に潜入するようにしてもよ
く、さらには上下方向に噴射管45を置き、各部品を順
次挿入する際に、Vシール50と摺動面の間にシールの
変形分に該当する所定厚さのスペーサを介在させてから
ネジ締めして完成し、最後にスペーサを外すようにして
完成しても良い。
【0042】以上のようにして濾過ドラム30の半完成
品を得る。この後に、図1に示すように貯留曹7内の半
円形開口部6の近傍に穿設された貫通孔3aに対してボ
ルト32をセットしてから、ゴムシート33に穿設され
た孔部33aに挿通してから、右円盤部材51に形成さ
れたネジ孔51kに対して夫々螺合固定する。この後
に、チェーン等をセットし、カバー(不図示)を固定し
て完成する。また、濾過ドラムの交換の際には、逆の手
順で外すようにしてフィルター交換等を簡単に行えるよ
うにする。
【0043】以上のように濾過ドラムを構成及び固定す
ることにより、貯留曹7内において回転駆動される濾過
ドアムの側面から汚濁液が進入することが効果的に防止
できるので、長期に渡る使用の場合であっても濾過精度
を低下させず、かつ組み付け作業等に要する時間が短縮
でき生産性を向上できる。また、被濾過切削油の液面の
上昇にともない浮上した切粉は浮上切粉掬上板31の作
用により被濾過切削油中に沈降できるようにして、浮上
切粉が成長拡大することを防止して濾過フィルター44
を損傷することを効果的に防止する。
【0044】最後に、図4は上記濾過ドラムの構成例を
示した模式図である。先ず、図4(a)において、濾過
ドラム30は貯留曹7を構成する右側板3に対して片支
持状態で固定されており、開口部6を介して浄化液が矢
印W方向に流出されてクリーン曹1に流れ出るように構
成されている。
【0045】次に、図4(b)において、濾過ドラム3
0は左右側板2、3において両支持状態で固定されてお
り、左右の開口部5、6から浄化液が矢印W方向に流出
されてクリーン曹1に流れ出るように構成されている。
そして、図4(c)において、濾過ドラム30は隔壁2
5を設ける一方、濾過性能の異なる番手のフィルター4
4A、44Bを図示のように隔壁25により区分けする
ように設けており、左右側板2、3において両支持状態
で固定されている。以上の構成において、左右の開口部
5、6から異なる濾過を行われた浄化液が矢印W1、2
方向に流出されて各クリーン曹1A、1Bに流れ出るよ
うに構成されている。したがって、この構成によれば、
1個の共通濾過ドラムにより異なる分別濾過ができる。
【0046】尚、本発明は上述した構成に限定されるも
のでなく、各構成は適宜設計変形可能であり、例えば、
比較的に広い面積を占める左右側板2、3やクリーン曹
1等は外形骨格部を構成しておき、所定厚さの鉄板を適
宜溶接して形成したり、また、濾過ドラム30はパイプ
材を溶接して構成しても良い。さらにまた、各噴射管の
噴射方向は図2に図示される方向に限定されず適宜変更
可能であって、濾過ドラムの外側から噴射するようにし
ても良い。また、切粉が鉄に限定される場合には、被濾
過切削油の貯蔵室の底面に永久磁石を配設することで、
切粉の沈下を促進できるようになる。。尚、本発明は上
述した実施例に限定されず、例えは、複数の駆動モータ
を設けて、各濾過ドラムを個別駆動する一方、左右チェ
ーン10、11の駆動用の専用モータを設けるように構
成しても良いことは言うまでもない。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、貯蔵曹
内において回転駆動される濾過ドラムを備えた濾過装置
において、予め濾過ドラムの回転部分とシール部分を組
み立てることにより、貯蔵曹に固定されるシール手段の
シール面の全面と濾過ドラム側の摺動面の全面の精度を
確保することが可能となるので、濾過精度が低下するこ
となく、交換作業も容易となり、かつまた濾過装置の生
産性を大幅に向上することができる濾過装置を提供でき
る。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る濾過装置の要部構成を示した分解
斜視図である。
【図2】濾過ドラムの中心断面図である。
【図3】図2の濾過ドラムの組立て状態図である。
【図4】濾過装置の構成例を示した模式図である。
【符号の説明】
1 クリーン曹(液曹) 2 左側板(貯液曹の構成部品) 3 右側板(貯液曹の構成部品) 4 排出口 5、6 半円形開口部 8 投入口 9 回収箱 10 左チェーン(掬上手段の構成部品) 11 右チェーン(掬上手段の構成部品) 12 掬上板(掬上手段の構成部品) 15 駆動モータ 17 スプロケット軸 18 上方スプロケット 28 下方スプロケット 30 濾過ドラム 31 浮上切粉掬上板 33 ラバーシート 34 ドラムスプロケット 44 濾過フィルター(濾過手段) 45 噴射管(噴射手段、軸体の構成部品) 47 ポンプ(噴射手段の構成部品) 50 Vシール(シール手段) 51 右円盤部材 52 左円盤部材 55 基体(濾過ドラム)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01D 33/00 - 33/82

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】産業機械において使用された後に、所定固
    形物と所定液体の混在する状態になった汚濁液から前記
    所定固形物を濾過して前記所定液体を再利用するために
    使用される濾過装置において、 前記所定液体を貯蔵する液曹と、前記汚濁液を一時的に
    貯蔵する貯蔵曹と、前記貯蔵曹内で回転駆動されるとと
    もに外周面に濾過手段を備え、濾過後の前記所定液体を
    前記液曹中に側面開口部を介して流出する濾過ドラム
    と、前記濾過手段を洗浄する噴射手段と、前記汚濁液の
    投入口から下流側にかけて前記所定固形物を連続的に搬
    送して、排出口から落下させる掬上手段とを具備した濾
    過装置であって、 前記濾過ドラムが、前記貯蔵曹内において不動状態で固
    定される軸体と、 前記軸体により回転自在に軸支されるとともに前記外周
    面と前記側面開口部とを形成したドラム基部と、 前記側面開口部の環状縁部を液密状態でシールするため
    に弾性部材から成形されるシール手段と、 前記シール手段を固定するとともに前記軸体に挿通した
    後に前記軸体に固定されるシール固定部材とからなり、 前記貯蔵曹に対して前記シール固定部材を固定すること
    で、前記濾過ドラムを前記貯蔵曹内に交換可能に配設し
    たことを特徴とする濾過装置。
  2. 【請求項2】前記軸体は中空管体から構成されてなり、
    前記噴射手段の所定液体を前記中空管体において案内
    し、前記濾過ドラムの内側から逆洗浄するように構成さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の濾過装置。
  3. 【請求項3】前記濾過ドラムは、側面が密閉状態にさ
    れ、かつ前記シール固定部材を前記側面開口部を形成し
    た片側面に設け、前記シール固定部材により前記貯蔵曹
    内において片支持状態で固定することを特徴とする請求
    項1に記載の濾過装置。
  4. 【請求項4】前記濾過ドラムは、両側面部位において前
    記シール固定部材を夫々設けてなり、前記シール固定部
    材により前記貯蔵曹内において両支持状態で固定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の濾過装置。
  5. 【請求項5】前記濾過ドラムは長手方向に区分けする隔
    壁を設け、また濾過能力の異なる濾過手段を外周面に設
    けてなり、かつ両側面部位において前記シール固定部材
    を夫々設けてなり、該シール固定部材により前記記貯蔵
    曹内において両支持状態で固定され、分別濾過すること
    を特徴とする請求項1に記載の濾過装置。
  6. 【請求項6】前記濾過ドラムは、前記シール固定部材と
    前記貯蔵曹の側壁との間に介在される弾性板部材を介し
    て前記貯蔵曹内に固定されることを特徴とする請求項1
    から請求項5のいずれか1項に記載の濾過装置。
  7. 【請求項7】前記濾過ドラムは、前記液面上を浮遊した
    切粉を沈降させる浮上固形物沈降手段を外周面に固設し
    たことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1
    項に記載の分別濾過装置。
  8. 【請求項8】前記産業機械は工作機械であり、前記所定
    固形物と所定液体の混在する状態になった汚濁液は切削
    または研削により発生する固形物と液剤の混在する状態
    になった汚濁液であり、固形物を外形または粒度に応じ
    て前記液剤を再利用することを特徴とする請求項1に記
    載の濾過装置。
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