JP2573529Y2 - 回転ドラム型固液分離装置用リップパッキン - Google Patents
回転ドラム型固液分離装置用リップパッキンInfo
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- JP2573529Y2 JP2573529Y2 JP1992074378U JP7437892U JP2573529Y2 JP 2573529 Y2 JP2573529 Y2 JP 2573529Y2 JP 1992074378 U JP1992074378 U JP 1992074378U JP 7437892 U JP7437892 U JP 7437892U JP 2573529 Y2 JP2573529 Y2 JP 2573529Y2
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- JP
- Japan
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- rotary drum
- lip
- raw water
- lip packing
- packing
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- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、回転ドラム型固液分離
装置に用いるリップパッキンに関するものである。
装置に用いるリップパッキンに関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】一般に、液体と固体粒子との
混合物を濾材を通過させて液体のみを通し、固体粒子を
阻止することを固液分離と呼んでいるが、この固液分離
装置の一つに次のような回転ドラム型固液分離装置が知
られている。
混合物を濾材を通過させて液体のみを通し、固体粒子を
阻止することを固液分離と呼んでいるが、この固液分離
装置の一つに次のような回転ドラム型固液分離装置が知
られている。
【0003】すなわち、回転ドラムは、濾過水が取出さ
れる濾過槽に回転自在に支持されており、この回転ドラ
ムには濾材が張設していて、この回転ドラムの内側に原
水を導入し、この回転ドラムを回転させながら、水位差
によって、原水を連続的に濾過し、かつ、濾材によって
固体粒子を捕捉していく、という回転ドラム型固液分離
装置が知られている。
れる濾過槽に回転自在に支持されており、この回転ドラ
ムには濾材が張設していて、この回転ドラムの内側に原
水を導入し、この回転ドラムを回転させながら、水位差
によって、原水を連続的に濾過し、かつ、濾材によって
固体粒子を捕捉していく、という回転ドラム型固液分離
装置が知られている。
【0004】そして、かかる回転ドラム型固液分離装置
では、回転ドラムの内側に原水を導入するため、回転ド
ラム側と、濾過槽側とをシ−ル装置によってシ−ルし
て、原水が濾過水へ短絡して浸入しないようにしてい
る。
では、回転ドラムの内側に原水を導入するため、回転ド
ラム側と、濾過槽側とをシ−ル装置によってシ−ルし
て、原水が濾過水へ短絡して浸入しないようにしてい
る。
【0005】ところで、かかるシ−ル装置の一つに、回
転ドラムの側面にリング体を設けると共に、濾過槽の側
面にも同径のリング体を設けて、これらのリング体を突
き合わせ、その突き合わせ部の外周をシ−ル材で囲繞し
たシ−ル装置が知られている。
転ドラムの側面にリング体を設けると共に、濾過槽の側
面にも同径のリング体を設けて、これらのリング体を突
き合わせ、その突き合わせ部の外周をシ−ル材で囲繞し
たシ−ル装置が知られている。
【0006】しかしながら、かかるシ−ル装置では、回
転ドラムや支持軸等の真円度が高精度でなければ、偏心
回転するが、もし、偏心回転すれば、シ−ル材によるシ
−ル性が直ちに破れる、という問題があった。
転ドラムや支持軸等の真円度が高精度でなければ、偏心
回転するが、もし、偏心回転すれば、シ−ル材によるシ
−ル性が直ちに破れる、という問題があった。
【0007】そこで本考案者等は、リップパッキン(リ
ング状のパッキン本体にリップ部を縮径方向に屈曲して
形成したもの)を回転ドラムの側面に設け、このリップ
パッキンを圧着するシ−ルプレ−トを濾過槽の側面に設
けてシ−ル装置を構成し、もし、回転ドラムが偏心回転
しても、リップパッキンはこれに追随して移動し、シ−
ル性を保持することを試みた。
ング状のパッキン本体にリップ部を縮径方向に屈曲して
形成したもの)を回転ドラムの側面に設け、このリップ
パッキンを圧着するシ−ルプレ−トを濾過槽の側面に設
けてシ−ル装置を構成し、もし、回転ドラムが偏心回転
しても、リップパッキンはこれに追随して移動し、シ−
ル性を保持することを試みた。
【0008】ところが、かかるシ−ル装置では、次のよ
うな未解決の問題があった。すなわち、本考案が適用さ
れる回転ドラム型固液分離装置を、例えば、原水中の浮
遊物を5μ〜1000μmの大きさ迄捕捉する、超精密
濾過装置として用いれば、リップパッキンとシ−ルプレ
−トとの間から漏洩する原水中の浮遊物も5μ以下に抑
える必要があって、かかる目的を達成するためのシ−ル
装置では、リップパッキンのリップ先端の構造を可及的
に柔軟性に形成して、常時シ−ルプレ−トに密着させる
必要がある。
うな未解決の問題があった。すなわち、本考案が適用さ
れる回転ドラム型固液分離装置を、例えば、原水中の浮
遊物を5μ〜1000μmの大きさ迄捕捉する、超精密
濾過装置として用いれば、リップパッキンとシ−ルプレ
−トとの間から漏洩する原水中の浮遊物も5μ以下に抑
える必要があって、かかる目的を達成するためのシ−ル
装置では、リップパッキンのリップ先端の構造を可及的
に柔軟性に形成して、常時シ−ルプレ−トに密着させる
必要がある。
【0009】その方法としては、1)リップパッキンを
シ−ルゴムで構成し、このゴム硬度を下げて全体を柔軟
にする、2)リップ先端を可及的に薄くする、という2
つの方法が考えられるが、これらのいずれの方法もリッ
プパッキンの寿命は短い。そのため、薄くして耐摩耗性
に優れた材料を選定する、という考えがあるが、既存の
リップパッキン材では見当たらず、別注品となって経済
的に不利となる。一方、リップパッキンのゴムは硬いま
まにして、リップ先端をシ−ルプレ−トに若干押し付け
気味でセットすれば、という考えがあるが、このように
すると、回転ドラムの回転抵抗が大となって、駆動装置
が大きくなると共に、リップ先端の摩耗も大となる。
シ−ルゴムで構成し、このゴム硬度を下げて全体を柔軟
にする、2)リップ先端を可及的に薄くする、という2
つの方法が考えられるが、これらのいずれの方法もリッ
プパッキンの寿命は短い。そのため、薄くして耐摩耗性
に優れた材料を選定する、という考えがあるが、既存の
リップパッキン材では見当たらず、別注品となって経済
的に不利となる。一方、リップパッキンのゴムは硬いま
まにして、リップ先端をシ−ルプレ−トに若干押し付け
気味でセットすれば、という考えがあるが、このように
すると、回転ドラムの回転抵抗が大となって、駆動装置
が大きくなると共に、リップ先端の摩耗も大となる。
【0010】勿論、リップパッキンとシ−ルプレ−トと
からなるシ−ル装置でも、その真円度を可及的に高精度
にすればよいが、これも経済的範囲では実現困難とな
る。
からなるシ−ル装置でも、その真円度を可及的に高精度
にすればよいが、これも経済的範囲では実現困難とな
る。
【0011】そこで、本考案は、以上のような試行錯誤
をしながら、安価なリップパッキンのリップ先端を薄く
せずに、柔軟性をもたせることを目的としたものであ
る。
をしながら、安価なリップパッキンのリップ先端を薄く
せずに、柔軟性をもたせることを目的としたものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本考案の要旨とするとこ
ろは、濾液が取出される濾過槽に、回転ドラムを支持
し、該回転ドラムに濾材を張設し、該回転ドラムの内側
に原水を導入する回転ドラム型固液分離装置において、
前記回転ドラムの側板に回転軸を中心に原水導入口を設
け、該原水導入口の外周にリップパッキンを周設し、該
リップパッキンのリップ部を圧着するシ−ルプレ−トを
前記濾過槽の側面に設けて、シ−ル装置を構成し、前記
リップ部を縮径方向に屈曲し、該屈曲基部の近傍に切欠
溝を周設したことを特徴とする回転ドラム型固液分離装
置にある。
ろは、濾液が取出される濾過槽に、回転ドラムを支持
し、該回転ドラムに濾材を張設し、該回転ドラムの内側
に原水を導入する回転ドラム型固液分離装置において、
前記回転ドラムの側板に回転軸を中心に原水導入口を設
け、該原水導入口の外周にリップパッキンを周設し、該
リップパッキンのリップ部を圧着するシ−ルプレ−トを
前記濾過槽の側面に設けて、シ−ル装置を構成し、前記
リップ部を縮径方向に屈曲し、該屈曲基部の近傍に切欠
溝を周設したことを特徴とする回転ドラム型固液分離装
置にある。
【0013】
【実施例】本考案を添付図面に示す実施例により詳細に
述べる。本実施例が適用される回転ドラム型連続洗浄自
動固液分離装置は、比較的浮遊物濃度が希薄な原水を処
理する濾過用濾材(例えば、縦糸がポリエステル繊維か
らなる織物の表面を、太さ0.1〜10μmの極細繊維
の立毛で覆い、その立毛によって濾面を形成したもの)
を備えており、回転ドラムの径は約750mmφ〜約20
00mmφ、回転数5rpm 、シ−ル径は約320mmφ〜約
920mmのものに好適である。
述べる。本実施例が適用される回転ドラム型連続洗浄自
動固液分離装置は、比較的浮遊物濃度が希薄な原水を処
理する濾過用濾材(例えば、縦糸がポリエステル繊維か
らなる織物の表面を、太さ0.1〜10μmの極細繊維
の立毛で覆い、その立毛によって濾面を形成したもの)
を備えており、回転ドラムの径は約750mmφ〜約20
00mmφ、回転数5rpm 、シ−ル径は約320mmφ〜約
920mmのものに好適である。
【0014】先ず、本実施例の回転ドラム型連続洗浄自
動固液分離装置の概要について述べる。
動固液分離装置の概要について述べる。
【0015】図2において、回転ドラム1は、濾過槽2
に横架・固着されている中空軸3によって回転自在に支
持されている。
に横架・固着されている中空軸3によって回転自在に支
持されている。
【0016】回転ドラム1の胴にはリブ4を介して濾材
5が張設されている。
5が張設されている。
【0017】回転ドラム1の一方の側面は円板状の側板
6で密閉され、他方の側面は4つの連通孔13をもった
側板7で構成している。したがって、この連通孔13、
すなわち、原水導入口は、中空軸3を中心とした円形に
配置されている。
6で密閉され、他方の側面は4つの連通孔13をもった
側板7で構成している。したがって、この連通孔13、
すなわち、原水導入口は、中空軸3を中心とした円形に
配置されている。
【0018】回転ドラム1の外周端にはチェ−ン8が巻
付けられており、このチェ−ン8にはスプロケット9が
噛合っている。このスプロケット9はモ−タ10および
減速機11によって駆動される。このモ−タ10は原水
槽12に載置されている。
付けられており、このチェ−ン8にはスプロケット9が
噛合っている。このスプロケット9はモ−タ10および
減速機11によって駆動される。このモ−タ10は原水
槽12に載置されている。
【0019】前記濾過槽2の一側には、不図示の処理槽
が設置されていて、太矢印Bのように濾過水が流れ込む
ようになっており、他側には前記原水槽12が設置され
ている。この原水槽12には原水導入口12aが設けて
ある。
が設置されていて、太矢印Bのように濾過水が流れ込む
ようになっており、他側には前記原水槽12が設置され
ている。この原水槽12には原水導入口12aが設けて
ある。
【0020】この原水槽12と濾過槽2とには、前記中
空軸3が横架されており、この中空軸3を中心にして、
それぞれの槽2,12の側面に連通孔13が設けられて
いる。
空軸3が横架されており、この中空軸3を中心にして、
それぞれの槽2,12の側面に連通孔13が設けられて
いる。
【0021】この中空軸3は、その中空部を略中央で仕
切って左右に分割しており、その一方には洗浄水供給パ
イプ14が接続されており、他方にはケ−キ回収ホッパ
−15の出口が接続されている。
切って左右に分割しており、その一方には洗浄水供給パ
イプ14が接続されており、他方にはケ−キ回収ホッパ
−15の出口が接続されている。
【0022】前記洗浄水供給パイプ14と中空軸3の一
方とは、回転ドラム1内に設けた表洗用スプレイ16に
接続されている。また、回転ドラム1の外側には逆洗用
スプレイ17が設けられている。
方とは、回転ドラム1内に設けた表洗用スプレイ16に
接続されている。また、回転ドラム1の外側には逆洗用
スプレイ17が設けられている。
【0023】次に、この回転ドラム型連続洗浄自動固液
分離装置の作用を述べる。原水は原水導入口12a→原
水槽12→連通孔13→回転ドラム1の内側に導入され
る。回転ドラム1はモ−タ10→減速機11→スプロケ
ット9→チェ−ン8により、低回転で回転している。
分離装置の作用を述べる。原水は原水導入口12a→原
水槽12→連通孔13→回転ドラム1の内側に導入され
る。回転ドラム1はモ−タ10→減速機11→スプロケ
ット9→チェ−ン8により、低回転で回転している。
【0024】したがって、回転ドラム1の内側に導入さ
れた原水は、その水位差によって濾過槽2へ流出する
が、そのとき、原水中の浮遊物は濾材5によって捕捉さ
れ、そのケ−キは上方に持ち上げられて、表洗用スプレ
イ16によって洗い落され、ケ−キ回収ホッパ−15に
落下する。このケ−キ回収ホッパ−15の濃縮水は中空
軸3の他方を通って排出される。回転ドラム1が更に回
転して表洗用スプレイ16から逆洗用スプレイ17の所
にくると、濾材5は洗浄水によって洗浄されて、次の原
水が濾過できるようになる。
れた原水は、その水位差によって濾過槽2へ流出する
が、そのとき、原水中の浮遊物は濾材5によって捕捉さ
れ、そのケ−キは上方に持ち上げられて、表洗用スプレ
イ16によって洗い落され、ケ−キ回収ホッパ−15に
落下する。このケ−キ回収ホッパ−15の濃縮水は中空
軸3の他方を通って排出される。回転ドラム1が更に回
転して表洗用スプレイ16から逆洗用スプレイ17の所
にくると、濾材5は洗浄水によって洗浄されて、次の原
水が濾過できるようになる。
【0025】ここにおいて、前記連通孔13の外周に
は、次のようなシ−ル装置Aが設けてあって、連通孔1
3を通る、濾過水より水頭の高い原水が濾過水側へ短絡
して流れ込まないようにしている。
は、次のようなシ−ル装置Aが設けてあって、連通孔1
3を通る、濾過水より水頭の高い原水が濾過水側へ短絡
して流れ込まないようにしている。
【0026】図1において、リップパッキン18は、通
常のリップパッキン材と同じ合成ゴム製(ニトリルゴム
またはネオプレンに補強剤、加硫剤、可塑剤などを加え
たもの)であって、パッキン本体19とリップ部20と
で断面ヘ字型を構成したリング体である。このパッキン
本体19は断面矩形になっており、リップ部20は、こ
の矩形短辺の一つからリング体の縮径方向に屈曲して延
設している。また、リップ部20は、通常のリップ形状
と同様、先細り状になっている。
常のリップパッキン材と同じ合成ゴム製(ニトリルゴム
またはネオプレンに補強剤、加硫剤、可塑剤などを加え
たもの)であって、パッキン本体19とリップ部20と
で断面ヘ字型を構成したリング体である。このパッキン
本体19は断面矩形になっており、リップ部20は、こ
の矩形短辺の一つからリング体の縮径方向に屈曲して延
設している。また、リップ部20は、通常のリップ形状
と同様、先細り状になっている。
【0027】そして、このリップ部20の屈曲基部内周
に、半円状の切欠溝21を周設して、リップ部20が外
力により容易に屈曲するようになっている。すなわち、
リップに柔軟性、屈曲性を与えている。
に、半円状の切欠溝21を周設して、リップ部20が外
力により容易に屈曲するようになっている。すなわち、
リップに柔軟性、屈曲性を与えている。
【0028】このリップパッキン18は、適用する回転
ドラム1の径約1500mmφ、ドラム長約1500mmの
場合、シ−ル径は約650mmとなっており、しかも、パ
ッキン本体19の長辺約19mm、短辺約8mm、リップ部
20の長さ約10mm、リップ先端の屈曲量約6mmとなっ
ている。また、切欠溝21の半径約1.5mmとなってい
る。
ドラム1の径約1500mmφ、ドラム長約1500mmの
場合、シ−ル径は約650mmとなっており、しかも、パ
ッキン本体19の長辺約19mm、短辺約8mm、リップ部
20の長さ約10mm、リップ先端の屈曲量約6mmとなっ
ている。また、切欠溝21の半径約1.5mmとなってい
る。
【0029】また、このリップパッキン18を圧着する
シ−ルプレ−ト22は、濾過槽2の側面で連通孔13の
外周に取付けられている。
シ−ルプレ−ト22は、濾過槽2の側面で連通孔13の
外周に取付けられている。
【0030】そして、このリップパッキン18は2枚重
ねで使用する。下段のリップパッキン18は、中空軸3
と同心の円筒状ブラケット23の段部24に外嵌されて
いる。この下段のリップパッキン18に上段のものが外
嵌している。この上段のリップパッキン18の外周にロ
−プ(不図示)を巻付けて緊締している。
ねで使用する。下段のリップパッキン18は、中空軸3
と同心の円筒状ブラケット23の段部24に外嵌されて
いる。この下段のリップパッキン18に上段のものが外
嵌している。この上段のリップパッキン18の外周にロ
−プ(不図示)を巻付けて緊締している。
【0031】この円筒状ブラケット23は、第1の環状
取付板25に溶着され、この第1の環状取付板25は、
前記側板7にボルト26により取付けられている。
取付板25に溶着され、この第1の環状取付板25は、
前記側板7にボルト26により取付けられている。
【0032】シ−ルプレ−ト22は、第2の環状取付板
27に溶着されており、この第2の環状取付板27は濾
過槽2の側面にボルト28により取付けられている。こ
の第2の環状取付板27は第1の環状取付板25と同形
状になっている。
27に溶着されており、この第2の環状取付板27は濾
過槽2の側面にボルト28により取付けられている。こ
の第2の環状取付板27は第1の環状取付板25と同形
状になっている。
【0033】したがって、リップパッキン18は円筒状
ブラケット23を介して、第1の環状取付板25に予め
固着されており、シ−ルプレ−ト22は第2の環状取付
板27に予め固着されている。
ブラケット23を介して、第1の環状取付板25に予め
固着されており、シ−ルプレ−ト22は第2の環状取付
板27に予め固着されている。
【0034】したがって、これらのリップパッキン18
やシ−ルプレ−ト22は予め中空軸3に嵌挿していて、
回転ドラム1を濾過槽2に組立てた後、これらの第1お
よび第2の環状取付板25,27をボルト26,28に
より取付けるので、もし、リップ部20の先端がシ−ル
プレ−ト22に対し圧着の過不足があれば、環状取付板
25,27の取付面で挟むパッキンで調整すればよい。
もっとも、リップ部20の圧縮しろは(屈曲しろ)は約
3mmのゆとりを設けてある。
やシ−ルプレ−ト22は予め中空軸3に嵌挿していて、
回転ドラム1を濾過槽2に組立てた後、これらの第1お
よび第2の環状取付板25,27をボルト26,28に
より取付けるので、もし、リップ部20の先端がシ−ル
プレ−ト22に対し圧着の過不足があれば、環状取付板
25,27の取付面で挟むパッキンで調整すればよい。
もっとも、リップ部20の圧縮しろは(屈曲しろ)は約
3mmのゆとりを設けてある。
【0035】なお、本実施例のドラム型連続洗浄自動濾
過装置は、超精密濾過装置に用いているが、本考案はこ
れに限らない。
過装置は、超精密濾過装置に用いているが、本考案はこ
れに限らない。
【0036】
【考案の効果】本考案によれば、回転ドラム型濾過装置
の回転ドラムと濾過槽との間に、リップパッキンとシ−
ルプレ−トとからなるシ−ル装置を設けたので、回転ド
ラムが偏心回転しても、シ−ル性が破れることなく、多
重のリップパッキンを設けることができる。
の回転ドラムと濾過槽との間に、リップパッキンとシ−
ルプレ−トとからなるシ−ル装置を設けたので、回転ド
ラムが偏心回転しても、シ−ル性が破れることなく、多
重のリップパッキンを設けることができる。
【0037】殊に、リップパッキンのリップ部を縮径方
向に屈曲して形成し、この屈曲基部の近傍に切欠溝を周
設したので、リップ部の屈曲性、柔軟性を与えながら、
リップ部の肉厚を薄くしないので、耐久性を増大するだ
けでなく、安価なリップパッキン材を使用することがで
きる。その上、縮径方向に屈曲したリップ部を設けたの
で、本来、摩擦抵抗が小さいのに、リップ部の切欠溝に
よって、更に回転ドラムに回転抵抗を与えないだけでな
く、装置の真円度を高精度にする必要がない。
向に屈曲して形成し、この屈曲基部の近傍に切欠溝を周
設したので、リップ部の屈曲性、柔軟性を与えながら、
リップ部の肉厚を薄くしないので、耐久性を増大するだ
けでなく、安価なリップパッキン材を使用することがで
きる。その上、縮径方向に屈曲したリップ部を設けたの
で、本来、摩擦抵抗が小さいのに、リップ部の切欠溝に
よって、更に回転ドラムに回転抵抗を与えないだけでな
く、装置の真円度を高精度にする必要がない。
【図1】図2のA部拡大図である。
【図2】本考案の実施例の全体図である。
1…回転ドラム、2…濾過槽、3…中心軸、5…濾材、
7…側板、18…リップパッキン、22…シ−ルプレ−
ト、A…シ−ル装置
7…側板、18…リップパッキン、22…シ−ルプレ−
ト、A…シ−ル装置
Claims (1)
- 【請求項1】 濾液が取出される濾過槽に、回転ドラム
を支持し、該回転ドラムに濾材を張設し、該回転ドラム
の内側に原水を導入する回転ドラム型固液分離装置にお
いて、 前記回転ドラムの側板に回転軸を中心に原水導入口を設
け、該原水導入口の外周にリップパッキンを周設し、該
リップパッキンのリップ部を圧着するシ−ルプレ−トを
前記濾過槽の側面に設けて、シ−ル装置を構成し、 前記リップ部を縮径方向に屈曲し、該屈曲基部の近傍に
切欠溝を周設したことを特徴とする回転ドラム型固液分
離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992074378U JP2573529Y2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 回転ドラム型固液分離装置用リップパッキン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992074378U JP2573529Y2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 回転ドラム型固液分離装置用リップパッキン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0632840U JPH0632840U (ja) | 1994-04-28 |
JP2573529Y2 true JP2573529Y2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=13545451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992074378U Expired - Lifetime JP2573529Y2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 回転ドラム型固液分離装置用リップパッキン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2573529Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009136809A (ja) * | 2007-12-07 | 2009-06-25 | Nachi Fujikoshi Corp | 回転ドラム型フィルタ |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2904334B2 (ja) | 1995-02-14 | 1999-06-14 | 株式会社シスト | 濾過装置 |
JP4564114B2 (ja) * | 1999-07-16 | 2010-10-20 | イーグル工業株式会社 | リップ型シール |
JP5700486B2 (ja) * | 2011-03-23 | 2015-04-15 | 東洋ゴム工業株式会社 | スタビライザブッシュ |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP1992074378U patent/JP2573529Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009136809A (ja) * | 2007-12-07 | 2009-06-25 | Nachi Fujikoshi Corp | 回転ドラム型フィルタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0632840U (ja) | 1994-04-28 |
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