JP2000000409A - 濾過装置 - Google Patents

濾過装置

Info

Publication number
JP2000000409A
JP2000000409A JP10165485A JP16548598A JP2000000409A JP 2000000409 A JP2000000409 A JP 2000000409A JP 10165485 A JP10165485 A JP 10165485A JP 16548598 A JP16548598 A JP 16548598A JP 2000000409 A JP2000000409 A JP 2000000409A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filtration
drum
cutting oil
inlet
sprocket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10165485A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Uchiyama
忠男 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHISUTO KK
Original Assignee
SHISUTO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHISUTO KK filed Critical SHISUTO KK
Priority to JP10165485A priority Critical patent/JP2000000409A/ja
Publication of JP2000000409A publication Critical patent/JP2000000409A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/10Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working

Landscapes

  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】比重の小さい素材が旋盤加工等で連続螺旋状に
なって空気を内包し、浮上した状態になった浮上切粉が
存在しても、その排出効率を向上させて浮上切粉の巨大
化を防止して、フィルターを損傷したり、濾過ドラムの
回転を停止させてしまう等の重大な事態発生を招くこと
がない濾過装置の提供。 【解決手段】 液面に浮上する浮上切粉を含む切粉と切
削油とが混在した状態の被濾過切削油を濾過して、浄化
切削油を得て切粉を回収する濾過装置において、濾過ド
ラム30の底面側の円弧外周面に略沿う円弧形状部18
と、掬上部材12が切粉排出口4から戻り、切粉排出口
4側に前進する方向に沿うように形成される浅瀬部20
を円弧形状部18から連続形成し、かつ掬上部材12を
底面に沿うように配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は濾過装置に係り、特に金
属切削加工において使用されて液面に浮上する浮上切粉
を含む切粉を含んだ状態になった切削油を、切粉と切削
油に分離して浄化された浄化切削油を再使用可能にする
濾過装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、金属切削加工の使用後に切粉
を含んだ状態になった切削油を、切粉と切削油に分離し
て再使用可能にする切削油(以下、浄化切削油と言う)
を得るための濾過装置が多く提案されており、本願出願
人は特開平8−215512号公報の「濾過装置」にお
いて、切粉を含んだ被濾過切削油を濾過する装置を提案
している。
【0003】図を用いて、当該装置について簡単に説明
すると、図6は上記の濾過装置の一部をカバー他を除い
て破断して示した外観斜視図である。本図において、装
置全体の基部をなす浄化槽101には設置脚部が4隅に
固定されており、工場内の床面上に水平に調整して設置
固定する一方で、この浄化槽101内において浄化切削
油を一時的に貯蔵するものである。この浄化槽101の
内部には、被濾過切削油を貯蔵しておくために浄化槽1
01の平らな底面と同じ平らな底面105aを一部共通
にした被濾過切削の貯蔵槽105が構成される。このた
めに浄化槽101の底面と連続して左側板102と、右
側板103(一部を二点鎖線で示した)とが液密状態に
されて溶接などにより固定されており、これらの左右側
板102、103を各機構部品の取り付け部として使用
可能にしている。これらの左右側板102、103は図
示のように装置奥側を下流側にし、また図面手前側を上
流側として設けられており、下流側は図示のように斜め
上方に延びる形状を有しており最上部において、破線図
示の切粉排出口104を両側板の間に形成しており、こ
の切粉排出口104の下方に移動される切粉回収箱10
9内に切粉を落下させるように構成されている。
【0004】また、左右側板102、103の最上流側
は浄化槽101の側壁と略併設される形状にされるとと
もに、左右側板102、103間において回動可能に保
持されている濾過ドラム130の上流側(装置の手前
側)において、上方に開口した投入口108を形成して
おり、この投入口108から被濾過切削油を適宜投入で
きるように構成されている。
【0005】次に、左右側板102、103の下流側で
ある斜め上方部位に不図示の軸受が配設されており、左
右一対の上方スプロケット118を固定したスプロケッ
ト軸117を回転可能に軸支している。また、このスプ
ロケット軸117には、左側板102に固定されるとと
もに減速装置を一体的に設けた駆動モータ115の出力
軸116が連結されており、駆動モータ115の駆動に
伴い上方スプロケット118を時計回転方向に連続駆動
可能にしている。
【0006】一方、左右側板102、103の最上流側
である図面手前側にも、同様に不図示の軸受が配設され
ており、左右一対の下方スプロケット128を固定した
スプロケット軸129を回転可能に軸支している。
【0007】以上のように設けられる上方スプロケット
118と、下方スプロケット128の間には、図中にお
いて一部を一点鎖線で省略して示しているエンドレスの
左チェーン110と、右チェーン111とが夫々歯合し
た状態で組みつけられている。これらの左チェーン11
0と右チェーン111は、図示のように左右側板10
2、103に略沿うように案内される一方で、途中にお
いて濾過ドラム130に対する回転駆動力を与えるよう
にするために、チェーンの方向転換部位において上方チ
ェーンガイド120と下方チェーンガイド121とが、
また、濾過ドラム130の上流と下流側においてドラム
チェーンガイド122が夫々左右側板102、103の
対向面上に固定されている。
【0008】一方、左チェーン110と右チェーン11
1間には所定間隔をおいて、被濾過切削油中の沈下した
切粉を上流に向けて送り出すための掬上部材112が所
定枚数分固定されており、切粉を上流に向けて搬送排出
して、被濾過切削油中の切粉が上記の切粉排出口104
の上流に向けて十分な距離を運ばれる途中で、切粉中か
ら切削油が十分に除去されるようにしている。
【0009】また、濾過ドラム130の外周面にはドラ
ムスプロケット134が固定されており、このドラムス
プロケット134に対して歯合しているチェーンから回
動力を得ることで、時計回転方向に回動するように構成
されている。また、この濾過ドラム130の外周面には
ステンレス金網、化学繊維メッシュ、ウエッジワイヤ、
パンチングメタル等からなる濾過フィルターが固定され
ている。
【0010】以上の構成において、被濾過切削油が液面
Aになるまで貯蔵槽105中に投入口108から投入さ
れつつ、駆動モータ115の起動に伴い左右チェーンが
駆動されて濾過ドラム130を回転することで被濾過切
削油を濾過して、側面開口部106から浄化液を浄化槽
101中に流入させる一方で、掬上部材112で切粉を
排出口104まで搬送して自由落下させるように構成さ
れている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た濾過装置によれば、例えばアルミ材料などの比重の小
さい素材を旋盤加工した時に、連続螺旋状になって空気
を内包した状態で浮力を得た浮上切粉が液面Aで浮遊し
た状態となっている場合に、投入口108と濾過ドラム
130の間の液面A上に浮遊した浮上切粉は、貯蔵槽1
05の底面105aに沈降することなく、そのままの浮
上状態となってしまい、効率良く排出できなくなること
が知られており、この浮上切粉をそのまま放置した状態
にしておくと、浮上切粉は益々成長拡大して巨大化し
て、濾過ドラムの外周に捲回されているフィルターを損
傷したり、濾過ドラム下方に入り込むことでプレーキと
なってしまい濾過ドラムの回転を停止させてしまう等の
重大な事態発生を招くことがある。
【0012】この傾向は、投入口108と濾過ドラム1
30の間の距離が大きくなればなるほど、顕著となるの
で、投入口108と濾過ドラム130の間の距離を小さ
くすれば特に問題がないが、工作機械の設置と濾過装置
の兼ね合いから、投入口108と濾過ドラム130の間
の距離を大きく設定しなけらばならない場合が多いこと
も事実であることから、何らかの対策が望まれていた。
一方、浮上切粉を回収するためには、液面を低くするこ
とが考えられるが、濾過ドラムにより効率良く濾過する
ためには、濾過ドラムの外周面の液面を高くする必要が
あることから、浮上切粉の対策のみのためだけに液面を
低くできない。
【0013】したがって、本発明の濾過装置は上記の点
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、例えばアルミ材料などの比重の小さい素材が旋盤加
工等で連続螺旋状になって空気を内包した浮上切粉が存
在し、かつ工作機械の設置と濾過装置の兼ね合いから、
投入口と濾過ドラムひいては排出口との間の距離を大き
く設定しなけらばならない場合であっても浮上切粉の巨
大化を防止してフィルターを損傷したり、濾過ドラムの
回転を停止させてしまう等の重大な事態発生を招くこと
がない濾過装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明によれば、液面に浮上する
浮上切粉を含む切粉と切削油とが混在した状態の被濾過
切削油を濾過して、浄化切削油を得て切粉を回収する濾
過装置において、前記浄化切削油を貯蔵する浄化槽と、
投入口を介して投入される前記被濾過切削油を一時的に
貯蔵する貯蔵槽と、前記貯蔵槽内で回動自在に設けられ
るとともに、前記濾過のための濾過手段を外周面に設
け、かつ濾過後の浄化切削油を前記浄化槽に流出させる
ために少なくとも片面に開口した側面投入口を有した濾
過ドラムと、前記濾過手段を洗浄するための噴射手段
と、前記投入口である上流側から下流側にかけて切粉を
連続的に搬送して、下流側の切粉排出口から落下させる
ために無端体に対して所定間隔で固定される掬上部材を
配設した掬上手段とを具備した濾過装置であって、前記
濾過ドラムの底面側の円弧外周面に略沿う円弧形状部
と、前記掬上手段が前記切粉排出口から戻り、前記切粉
排出口側に前進する方向に沿うように形成される浅瀬部
を前記貯蔵槽の底面に前記円弧形状部から連続形成し、
かつ前記掬上手段を前記底面に沿うように配設すること
で、前記掬上部材により前記浮上切粉を前記円弧形状部
に確実に搬送するように構成することを特徴としてい
る。
【0015】また、前記貯蔵槽は、前記上流側から前記
下流側に至る途中部位から斜め上方に傾斜して形成さ
れ、最上部位において前記切粉排出口を設けたことを特
徴としている。
【0016】また、前記貯蔵槽の前記底面は、前記円弧
形状に向けて下がる傾斜面を有し、かつ前記投入口を前
記傾斜面の上流側に配設することを特徴としている。
【0017】また、前記上流側から前記下流側にかけ
て、前記投入口、前記投入口下方の前記浅瀬部、前記濾
過ドラム、前記浅瀬部を配設することを特徴としてい
る。 また、前記上流側から前記下流側にかけて、前記
濾過ドラム、前記投入口、前記投入口下方の前記浅瀬部
を配設することを特徴としている。
【0018】また、前記上流側から前記下流側にかけ
て、前記投入口、前記投入口下方の前記浅瀬部、前記濾
過ドラム、前記投入口、前記投入口下方の前記浅瀬部を
複数分配設することを特徴としている。
【0019】そして、前記掬上手段は、前記濾過ドラム
と駆動源を共通にするために、前記貯蔵槽内に配設され
るスプロケット及びガイド部材と、前記濾過ドラムに固
定されるドラムスプロケットと、前記スプロケットと前
記ドラムスプロケットとに歯合され、前記ガイド部材に
より案内される前記無端体であるエンドレスチェーン
と、前記スプロケットを駆動する1機の駆動手段とを具
備することを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な各実施例に
つき図面を参照して説明する。
【0021】先ず、図1は第1の実施形態に係る濾過装
置の断面図である。本図において、装置全体の基部をな
す不図示の浄化槽には設置脚部が4隅に固定されてお
り、工場内の床面上に水平に調整して設置固定する一
方、この浄化槽内で浄化切削油を一時的に貯蔵するよう
にしている。
【0022】この浄化槽の内部には、被濾過切削油を貯
蔵しておくために図示のような、濾過ドラム30の底面
側の円弧外周面に略沿う円弧形状部18と、掬上手段で
ある左右エンドレスチェーン10、11が切粉の排出口
4から戻り、排出口4側に前進する方向に沿うように形
成される浅瀬部20を底面において形成している貯蔵槽
5が設けられている。
【0023】そして、図面左側を上流として設けられて
おり、下流側は図示のように斜め上方に延びる傾斜面1
9を有しており最上部において、切粉排出口4を両側板
2(左側板のみ図示)の間に形成しており、この切粉排
出口4の下方に移動される切粉回収箱9内に切粉を落下
させるように構成されている。
【0024】また、左右側板2、3の最上流側は上方に
開口した投入口8を形成しており、この投入口8から被
濾過切削油を貯蔵槽5に適宜投入できるように構成され
ている。
【0025】次に、左右側板2、3の下流側である斜め
上方部位に不図示の軸受が配設されており、左右一対の
上方スプロケット18を固定したスプロケット軸17を
回転可能に軸支している。また、このスプロケット軸1
7には、左側板2に固定されるとともに減速装置を一体
的に設けた破線図示の駆動モータ15の出力軸が連結さ
れており、駆動モータ15の駆動に伴い上方スプロケッ
ト18を反時計回転方向に連続駆動可能にしている。
【0026】一方、左右側板2、3の最上流側である図
面手前側にも、同様に不図示の軸受が配設されており、
左右一対の下方アイドラーホイール28を固定したスプ
ロケット軸29を回転可能に軸支している。
【0027】以上のように設けられる上方スプロケット
18と、側板に対して片支持状態で一対分が設けられる
下方アイドラーホイール28との間には、図中において
一点鎖線で省略して示しているエンドレスの左チェーン
10と、右チェーン11とが夫々歯合した状態で組みつ
けられている。これらの左チェーン10と右チェーン1
1は、図示のように左右側板2、3に略沿うように案内
される一方で、途中において濾過ドラム30に対する回
転駆動力を与えるようにするために、チェーンの方向転
換部位において不図示の上方チェーンガイドと下方チェ
ーンガイドとが、また、濾過ドラム30の上流と下流側
においてドラムチェーンガイドが夫々左右側板2、3の
対向面上に固定されている。
【0028】一方、左チェーン10と右チェーン11間
には所定間隔をおいて、被濾過切削油中の沈下した切粉
を上流に向けて送り出すための掬上部材12が所定枚数
分固定されており、切粉を上流に向けて搬送排出して、
被濾過切削油中の切粉が上記の排出口4の上流に向けて
十分な距離を運ばれる途中で、切粉中から切削油が十分
に除去されるようにしている。
【0029】また、濾過ドラム30の外周面には不図示
のドラムスプロケットが固定されており、このドラムス
プロケット34に対して歯合している左チェーン10か
ら回動力を得ることで、反時計回転方向に回動するよう
に構成されている。
【0030】また、この濾過ドラム30の外周面にはス
テンレス金網、化学繊維メッシュ、ウエッジワイヤ、パ
ンチングメタル等からなる濾過フィルターが捲回状態で
交換可能に固定されており、被濾過切削油をこの濾過フ
ィルターを通過させて濾過して浄化切削油を得てから、
浄化槽内に右側板に穿設された半円形投入口6を介して
流出するように構成されている。
【0031】一方、濾過ドラム30内には浄化切削油を
濾過フィルターに向けて噴出するために配管とポンプを
接続した噴射管7が配設されており、噴射管7のノズル
を介して所謂逆洗浄を濾過フィルターに対して行うこと
で、濾過フィルターの目づまりを解消して連続濾過作用
を可能にしている。ここで、噴射管7に代えて、濾過ド
ラム30の外周面に直に接触することで、切粉を排除す
るスクレーパでこすり落とすようにしても良い。
【0032】上述した濾過装置によれば、共通の駆動源
である1機の駆動モータ15から駆動力を得て、左右チ
ェーン10、11間において所定間隔をおいて設けられ
た掬上部材12と濾過ドラム30の両方を駆動できるの
で安価に構成できる。また、被濾過切削油の投入口8は
低い位置に設定できることから投入作業が楽になり、か
つ比較的に高さ寸法を有する回収箱9の上方から、切粉
排出口4を介して切粉を落下させるように構成できるの
で非常に合理的なレイアウトを実現可能となるものであ
る。
【0033】また、図中の二点鎖線図示の工作機械には
被濾過切削油の取り出し口201と、樋202とが設け
られており、樋202を介して被濾過切削油を貯蔵槽5
中に導入するようにしている。
【0034】以上の構成において、図2の動作説明図を
参照して、被濾過切削油が工作機械から供給されると図
示のように角度αでやや傾斜している浅瀬部20に沿う
ように下流に流れることで、液面Aを維持して濾過ドラ
ム30側に流れることになるが、このとき駆動モータ1
5の起動に伴い左右チェーン10、11が駆動されて濾
過ドラム30が回転されることで被濾過切削油が濾過さ
れて液面Bを維持する均衡状態となり、濾過が行われる
ことになり、側面開口部6から浄化液を浄化槽中に流入
させることになる。また、多数の掬上部材12で切粉を
排出口4まで搬送して自由落下させるとともに、浅瀬部
20に位置する被濾過切削油が液面Aを維持できるよう
になることから、例えばアルミ材料などの比重の小さい
素材を旋盤加工した時に、連続螺旋状になって空気を内
包した状態で浮力を得た浮上切粉が液面Aで浮遊した状
態となっている場合であっても、掬上部材12により効
果的に濾過ドラム30側に搬送できるようになる。
【0035】この結果、浮上切粉が成長拡大して巨大化
することなく、濾過ドラムの外周に捲回されているフィ
ルターを損傷したり、濾過ドラム下方に入り込むことで
プレーキとなってしまい濾過ドラムの回転を停止させて
しまう等の重大な事態発生を招くことが防止できること
になる。
【0036】図3は、他の実施形態を示した模式図であ
って、既に説明済みの構成部品については同様の符号を
附して説明を割愛する。
【0037】先ず、図3(a)は、上流側から下流側に
かけて、投入口8、投入口8の下方の浅瀬部20、濾過
ドラム30、濾過ドラム30の下方の円弧形状部18を
図示のように配設したものである。
【0038】また、図3(b)は、上流側から下流側に
かけて、投入口8、投入口8下方の浅瀬部20、濾過ド
ラム30、濾過ドラム30下方の円弧形状部18、浅瀬
部20を配設したものである。
【0039】また、図3(c)は上流側に濾過ドラム3
0を設け下流側の途中に投入口8とこの投入口8の下方
の浅瀬部20を配設したものである。
【0040】さらに、図4は、実機の正面図(a)と平
面図(b)であり、既に説明済みの構成部品については
同様の符号を附して説明を割愛すると、浄化槽1は、図
示のような箱状に形成される一方で、浅瀬部20はこの
浄化槽1から工作機械200の排出口の樋202に延設
するように設けられており、図示のようにスパンを大き
く設定できるようにしている。このようにスパンを大き
くして脚部40で支えるように構成されている。
【0041】そして、図5はさらに別の実施形態を示し
た模式図であって、上流側から下流側にかけて、投入口
8、投入口8の下方の浅瀬部20、濾過ドラム30、濾
過ドラム30の下方の円弧形状部18を図示のように連
続して配設したものである。尚、本発明は上述した構成
に限定されるものでなく、各構成は適宜設計変形可能で
あり、例えば、噴射管の噴射方向は図1に図示の方向に
限定されず適宜変更可能であって、外周側から噴射して
も良い。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えばアルミ材料などの比重の小さい素材が旋盤加工等
により連続した螺旋状になって空気を内包した浮上切粉
が存在した切削油を濾過する場合であって、かつ工作機
械の設置と濾過装置の兼ね合いから、投入口と排出口と
の間の距離を大きく設定しなけらばならない場合であっ
ても、浮上切粉の排出効率を向上させることで浮上切粉
の巨大化を防止して、フィルターを損傷したり、濾過ド
ラムの回転を停止させてしまう等の重大な事態発生を招
くことがない濾過装置を提供することができる。
【0043】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の濾過装置の断面図である。
【図2】図1の濾過装置の動作説明図である。
【図3】他の実施形態の濾過装置の模式図である。
【図4】実機の濾過装置の正面図(a)、平面図(b)
である。
【図5】複数の濾過ドラムを設けた他の実施形態の濾過
装置の模式図である。
【図6】従来の濾過装置の一部をカバー他を除いて破断
して示した外観斜視図である。
【符号の説明】
1 浄化槽 2 左側板 4 切粉排出口 5 貯蔵槽 6 半円形開口部 7 噴射管 8 投入口(被濾過切削油用) 9 回収箱 10 左チェーン(掬上手段の構成部品) 11 右チェーン(掬上手段の構成部品) 12 掬上部材 18 円弧形状部 15 駆動モータ 17 スプロケット軸 18 上方スプロケット 20 浅瀬部 28 下方アイドラーホイール 30 濾過ドラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B23Q 11/10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液面に浮上する浮上切粉を含む切粉と切
    削油とが混在した状態の被濾過切削油を濾過して、浄化
    切削油を得て切粉を回収する濾過装置において、 前記浄化切削油を貯蔵する浄化槽と、投入口を介して投
    入される前記被濾過切削油を一時的に貯蔵する貯蔵槽
    と、前記貯蔵槽内で回動自在に設けられるとともに、前
    記濾過のための濾過手段を外周面に設け、かつ濾過後の
    浄化切削油を前記浄化槽に流出させるために少なくとも
    片面に開口した側面投入口を有した濾過ドラムと、前記
    濾過手段を洗浄するための噴射手段と、前記投入口であ
    る上流側から下流側にかけて切粉を連続的に搬送して、
    下流側の切粉排出口から落下させるために無端体に対し
    て所定間隔で固定される掬上部材を配設した掬上手段と
    を具備した濾過装置であって、 前記濾過ドラムの底面側の円弧外周面に略沿う円弧形状
    部と、前記掬上手段が前記切粉排出口から戻り、前記切
    粉排出口側に前進する方向に沿うように形成される浅瀬
    部を前記貯蔵槽の底面において前記円弧形状部から連続
    形成し、かつ前記掬上手段を前記底面に沿うように配設
    することで、 前記掬上部材により前記浮上切粉を前記円弧形状部に向
    けて確実に搬送するように構成することを特徴とする濾
    過装置。
  2. 【請求項2】 前記貯蔵槽は、前記上流側から前記下流
    側に至る途中部位から斜め上方に傾斜して形成され、最
    上部位に前記切粉排出口を設けたことを特徴とする請求
    項1に記載の濾過装置。
  3. 【請求項3】 前記貯蔵槽の前記底面は、前記円弧形状
    に向けて下がる傾斜面を有し、かつ前記投入口を前記傾
    斜面の上流側に配設することを特徴とする請求項1また
    は請求項2のいずれかに記載の濾過装置。
  4. 【請求項4】 前記上流側から前記下流側にかけて、前
    記投入口、前記投入口下方の前記浅瀬部、前記濾過ドラ
    ム、前記浅瀬部を配設することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2のいずれかに記載の濾過装置。
  5. 【請求項5】 前記上流側から前記下流側にかけて、前
    記濾過ドラム、前記投入口、前記投入口下方の前記浅瀬
    部を配設することを特徴とする請求項1または請求項2
    のいずれかに記載の濾過装置。
  6. 【請求項6】 前記上流側から前記下流側にかけて、前
    記投入口、前記投入口下方の前記浅瀬部、前記濾過ドラ
    ム、前記投入口、前記投入口下方の前記浅瀬部を複数分
    配設することを特徴とする請求項1または請求項2のい
    ずれかに記載の濾過装置。
  7. 【請求項7】 前記掬上手段は、前記濾過ドラムと駆動
    源を共通にするために、前記貯蔵槽内に配設されるスプ
    ロケット及びガイド部材と、 前記濾過ドラムに固定されるドラムスプロケットと、 前記スプロケットと前記ドラムスプロケットとに歯合さ
    れ、前記ガイド部材により案内される前記無端体である
    エンドレスチェーンと、 前記スプロケットを駆動する1機の駆動手段とを具備す
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1
    項に記載の濾過装置。
JP10165485A 1998-06-12 1998-06-12 濾過装置 Pending JP2000000409A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10165485A JP2000000409A (ja) 1998-06-12 1998-06-12 濾過装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10165485A JP2000000409A (ja) 1998-06-12 1998-06-12 濾過装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000000409A true JP2000000409A (ja) 2000-01-07

Family

ID=15813307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10165485A Pending JP2000000409A (ja) 1998-06-12 1998-06-12 濾過装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000000409A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008068383A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Makino Milling Mach Co Ltd 切屑処理装置
JP2009045562A (ja) * 2007-08-21 2009-03-05 Nksyst Co Ltd 濾過フイルター式スラッジ脱水処理装置およびその方法
JP2016221662A (ja) * 2015-06-04 2016-12-28 Dmg森精機株式会社 工作機械の切屑排出装置
JPWO2017038071A1 (ja) * 2015-09-02 2018-09-06 ホーコス株式会社 工作機械の切りくず排出方法および切りくず排出装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008068383A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Makino Milling Mach Co Ltd 切屑処理装置
JP2009045562A (ja) * 2007-08-21 2009-03-05 Nksyst Co Ltd 濾過フイルター式スラッジ脱水処理装置およびその方法
JP2016221662A (ja) * 2015-06-04 2016-12-28 Dmg森精機株式会社 工作機械の切屑排出装置
JPWO2017038071A1 (ja) * 2015-09-02 2018-09-06 ホーコス株式会社 工作機械の切りくず排出方法および切りくず排出装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3004556B2 (ja) 分別濾過方法及び分別濾過装置
KR100228260B1 (ko) 여과장치 및 여과시스템
US6258267B1 (en) Rotary drum filtration apparatus with a detachable filter
JP4274497B2 (ja) 切粉搬送式濾過装置
JP2904334B2 (ja) 濾過装置
JP2000300914A (ja) 濾過装置
JP2000000409A (ja) 濾過装置
JP5047851B2 (ja) 浮遊夾雑物回収装置
JP2005014179A (ja) 工作機械のクーラント処理装置
JP2580482B2 (ja) 濾過装置
JP2795581B2 (ja) クーラント濾過装置
JP2002113634A (ja) 切粉搬出コンベヤ装置
JP2550509Y2 (ja) ドラム型クーラント液ろ過装置
JP4896185B2 (ja) 工作機械のクーラント処理装置
JP2000093713A (ja) 吸引式濾過装置
JP2008068383A (ja) 切屑処理装置
JP3571688B2 (ja) 濾過装置を備えた切粉搬出コンベヤ装置
JP2001205017A (ja) 濾過装置
JP2003047810A (ja) 濾過装置
JP3467022B2 (ja) 切粉搬出コンベヤ装置
JP2001029706A (ja) 吸引式濾過装置
JP4796744B2 (ja) 分離装置および分離装置に用いる回収箱
JP3066936U (ja) ク―ラントの濾過装置
JPH1199308A (ja) 濾過装置
KR200178932Y1 (ko) 협잡물 제거 스크린

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050613

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080808

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081219