JP2001205017A - 濾過装置 - Google Patents

濾過装置

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JP2001205017A
JP2001205017A JP2000018222A JP2000018222A JP2001205017A JP 2001205017 A JP2001205017 A JP 2001205017A JP 2000018222 A JP2000018222 A JP 2000018222A JP 2000018222 A JP2000018222 A JP 2000018222A JP 2001205017 A JP2001205017 A JP 2001205017A
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longitudinal direction
conveyor
rotary drum
rotating drum
tank
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JP2000018222A
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English (en)
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Kesahiro Kanazawa
今朝弘 金沢
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Nifco Plant Co Ltd
Original Assignee
Nifco Plant Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理量の大小に係わらずコンベアをスリム化
することができ、及び用いる部品数を少なくしてコスト
を低く抑えることが可能な濾過装置を提供すること。 【解決手段】 不純物を含んだ切削油を濾過するための
処理槽(2)と、該処理槽(2)により濾過されたクリ
ーンな切削油を受け入れるためのクリーンタンク(7)
とにより構成され、前記処理槽(2)は、底部から立ち
上がって斜め上方へ延長された傾斜面(8)と、該傾斜
面(8)の長手方向に対して直角方向の向きにおいて回
転自在に備えられた回転ドラム(5)と、該回転ドラム
(5)の表面に装着したフィルターネット(6)と、前
記傾斜面(8)の長手方向に沿って移動可能なように前
記回転ドラム(5)の長手方向に対して直角方向に備え
られるとともに前記回転ドラム(5)に係合された一対
のチェーン(13)と該一対のチェーン(13)間に一
定の間隔をおいて装着された複数のフライトバー(1
4)とを具備したコンベア(12)とを備え、前記コン
ベア(12)の幅は前記回転ドラム(5)の長手方向の
長さ以下に設定したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体中に含まれる
金属切粉等の不純物を濾過除去するための濾過装置に係
り、より詳しくは、不純物を搬送するためのコンベア幅
を処理量に左右されずに任意に設定可能であるととも
に、部品点数等を少なくしてコストを抑えることが可能
な濾過装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の切削加工等においては切削油が使
用されるのが一般的であり、また、この切削油は再使用
することが望まれている。しかし一方、使用済みの切削
油には切粉等の不純物(以下「チップ」という。)が含
まれているため、使用済みの切削油を再使用するために
は、この切削油を濾過して、この中に含まれているチッ
プを除去しなければならず、そのため、従来から、この
切削油を濾過するための濾過装置が用いられてきた。
【0003】ここで、図5は、従来から用いられている
濾過装置31をその側面から見た場合の構造を示す図で
あり、また、図6は、図5におけるB方向から見た場合
の構造を示す図であり、図において31が濾過装置であ
る。
【0004】そして、この従来の濾過装置31では、ま
ず処理槽32が備えられており、この処理槽32には、
その内部に使用済みの切削油(以下「クーラント液」と
いう。)を流入するための流入口33が備えられるとと
もに、濾過したクリーンなクーラント液を処理槽32よ
り排出するための流出口34が備えられている。そして
この処理槽32は一般的に、この処理槽32によって濾
過されたクーラント液を受け入れるためのクリーンタン
ク41内に備えられている。
【0005】また、処理槽32内には円筒形状の回転ド
ラム35が回転自在に装着されているとともに、この回
転ドラム35の表面にはフィルターネット36が全面に
亘って装着されている。
【0006】更に、この回転ドラム35の一方の端部あ
るいは両端部には開口部3501が形成されるととも
に、この開口部3501は前記処理槽31に備えた流出
口34が連続している。そしてこれにより、濾過された
クーラント液が前記開口3501及び流出口34を介し
てクリーンタンク41内に流れ出す構造としている。
【0007】また、この処理槽31内には、処理槽31
の底部から立ち上がって、前記回転ドラム35の長手方
向に対して直交する斜め上方へ延長される傾斜面37が
形成されており、この傾斜面37の上方部分は前記クリ
ーンタンク41の上端より上方へ突起した構造となって
いる。
【0008】また、処理槽32内には、一対の無端状の
チェーン3801、3802を備えるコンベア38が、
前記回転ドラム35の長手方向に対して直角方向に具備
されており、このコンベア38は前記傾斜面37の長手
方向に沿って、傾斜面37の上方を移動可能としてい
る。
【0009】更に、この一対のチェーン3801、38
02間には、チップを前記傾斜面37の上端部まで搬送
するための複数のフライトバー39が任意の間隔をおい
て装着され、また前記コンベア38の上端部分近傍に
は、コンベア38を搬送するためのモーター等の駆動手
段40が連結されている。
【0010】そして、前記一対のチェーン3801、3
802はスプロケット42等を介して前記回転ドラム3
5の両端に係合されており、これにより、モーター等の
駆動手段40を介してコンベア38を動かすことによ
り、前記回転ドラム35が回転する構造としてある。
【0011】そして、このような構成の濾過装置31に
よってクーラント液を濾過する場合には、まず、クーラ
ント液を処理槽32の流入口33より処理槽32内に流
入させる。そしてそれとともに、モーター等の駆動手段
40を駆動させてコンベア38を移動させるとともに、
回転ドラム35を回転させる。
【0012】そうすると、前記回転ドラム35の表面に
装着したフィルターネット36により、チップが除去さ
れたクーラント液が回転ドラム35内に入るとともに、
この回転ドラム35内に入ったクーラント液は、回転ド
ラム35の開口部3501及び流出口34を通ってクリ
ーンタンク41内に排出される。
【0013】一方、回転ドラム35のフィルターネット
36により取り除かれたチップは、回転ドラム35の回
転等により処理槽32の底部に沈んでいき処理槽32の
底部に堆積されていく。そして、この処理槽32の底部
に沈んでいったチップは、コンベア38の移動に伴って
移動するフライトバー39により掻き取られ、傾斜面3
7に沿って上方へ搬送されていき、傾斜面37の上部に
おいて濾過装置31より落下し、貯蔵槽等43に保管さ
れる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように、濾過装置
を用いることにより、面倒な作業を経ること無く、チッ
プを含むクーラント液の濾過を自動的に行うことが可能
であるが、一方、従来の濾過装置では以下に記載するよ
うな問題点があった。
【0015】即ち、前述したように、従来の濾過装置に
おいては、一対の無端状チェーンを備えるコンベアを回
転ドラムの長手方向に対して直角に取り付けるが、この
とき、回転ドラムの両端あるいは一方の端部に備えたス
プロケット等を介して、前記一対のチェーンのそれぞれ
を回転ドラムの両端に係合させる構造としている。
【0016】そのため、回転ドラムの長さによってコン
ベアの幅が決定されてしまい、コンベアの幅を任意に設
定することができない。そしてその結果、例えば、処理
量が多い場合には回転ドラムの長さを長くするとともに
コンベアの幅を広げるか、又は回転ドラムを複数個備え
る方法しか採用できず、その結果、いずれの方法を採用
しても、当然コンベア部分が大型化してしまう。
【0017】一方、前述したように、濾過装置において
は傾斜面が処理槽から斜め上方へ延長されており、この
傾斜面に沿ってコンベアがチップの搬送を行うが、この
濾過装置を設置する際には、処理槽をピット内に設置す
るとともに傾斜面の上方部分をピット上面に突起させる
ため、ピット上部の見映えを良くするとともに無駄な空
間を無くするためにも、傾斜面に沿って移動するコンベ
ア部分をスリムにすることにより傾斜面の部分をスリム
にすることが要求されている。また、濾過装置をフロア
上に設置する場合にも全体の見映えを良くするためには
コンベア部分はスリムにすることが必要である。
【0018】しかしながら、前述したように従来の濾過
装置ではコンベアの幅を任意に設定することができない
ため、これらの要求にこ答えることが困難であった。
【0019】また、前述したように、従来の濾過装置で
は、一対の無端状チェーンによってコンベアが構成され
ていたが、このような一対のチェーンを備えるコンベア
を用いた場合には、チェーンのみならず、このチェーン
を回転ドラムに係合させるためのスプロケット等をも一
対個備える必要があり、その結果、部品数が増えてコス
トが高くならざるえ得ないという問題があった。
【0020】そこで、本発明は、処理量の大小に係わら
ずコンベアをスリム化することができる濾過装置を提供
すること、及び用いる部品数を少なくしてコストを低く
抑えることが可能な濾過装置を提供することを課題とし
ている。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、不純物を含んだ切削油を濾過するための処理槽と、
該処理槽により濾過されたクリーンな切削油を受け入れ
るためのクリーンタンクとにより構成される濾過装置で
あって、前記処理槽は、底部から立ち上がって斜め上方
へ延長された傾斜面と、該傾斜面の長手方向に対して直
角方向の向きにおいて回転自在に備えられた回転ドラム
と、該回転ドラムの表面に装着したフィルターネット
と、前記傾斜面の長手方向に沿って移動可能なように前
記回転ドラムの長手方向に対して直角方向に備えられる
とともに前記回転ドラムに係合された一対のチェーンと
該一対のチェーン間に一定の間隔をおいて装着された複
数のフライトバーとを具備したコンベアと、を備えると
ともに、前記コンベアの幅を前記回転ドラムの長手方向
の長さ以下に設定したことを特徴とする。
【0022】このように、請求項1に記載の本発明で
は、切粉等のチップを搬送するためのコンベアの幅を回
転ドラムの長手方向の長さ以下に設定している。そのた
めに、回転ドラムの長さに左右されずにコンベアの幅を
任意に設定することが可能となり、回転ドラムが大型化
した場合であってもコンベアの大型化を防止することが
できる。
【0023】また、請求項2に記載の本発明は、不純物
を含んだ切削油を濾過するための処理槽と、該処理槽に
より濾過されたクリーンな切削油を受け入れるためのク
リーンタンクとにより構成される濾過装置であって、前
記処理槽は、底部から立ち上がって斜め上方へ延長され
た傾斜面と、該傾斜面の長手方向に対して直角方向の向
きにおいて回転自在に備えられた回転ドラムと、該回転
ドラムの表面に装着したフィルターネットと、前記傾斜
面の長手方向に沿って移動可能なように前記回転ドラム
の長手方向に対して直角方向に備えられるとともに前記
回転ドラムの一方の端部に係合されたチェーンと該チェ
ーンに一定の間隔をおいて装着された複数のフライトバ
ーとを具備したコンベアとを備えることを特徴としてい
る。
【0024】請求項2に記載の濾過装置では、従来一対
とされていたコンベアを構成するチェーンを1本のみに
し、この1本のチェーンのみで回転ドラムを回転させる
こととしている。そのため、請求項2に本発明では、一
対のチェーンを用いていた従来の濾過装置と異なり、部
品数を少なくすることができ、コストを低く抑えること
が可能である。
【0025】更に請求項3に記載の本発明は、不純物を
含んだ切削油を濾過するための処理槽と、該処理槽によ
り濾過されたクリーンな切削油を受け入れるためのクリ
ーンタンクとにより構成される濾過装置であって、前記
処理槽は、底部から立ち上がって斜め上方へ延長された
傾斜面と、該傾斜面の長手方向に対して直角方向の向き
において回転自在に備えられた回転ドラムと、該回転ド
ラムの表面に装着したフィルターネットと、前記傾斜面
の長手方向に沿って移動可能なように前記回転ドラムの
長手方向に対して直角方向に備えられるとともに前記回
転ドラムの一方の端部に係合されたチェーンと該チェー
ンに一定の間隔をおいて装着された複数のフライトバー
とを具備したコンベアと、を備えるとともに、前記コン
ベアの幅を前記回転ドラムの長手方向の長さ以下に設定
したことを特徴としている。
【0026】このように、請求項3に記載の本発明は、
切粉等のチップを搬送するためのコンベアの幅を回転ド
ラムの長手方向の長さ以下に設定するとともに、コンベ
アを構成するチェーンを1本のみにし、この1本のチェ
ーンのみで回転ドラムを回転させることとしている。そ
のため、請求項3に本発明では、回転ドラムの長さに左
右されずにコンベアの幅を任意に設定することが可能と
なり、回転ドラムが大型化した場合であってもコンベア
の大型化を防止することができるとともに、部品数を少
なくすることができ、コストを低く抑えることも可能で
ある。
【0027】
【実施例】請求項1に記載の本発明の濾過装置の実施例
について図面を参照して説明すると、図1は、本実施例
の濾過装置を側面から見た場合の構造を示す図であり、
また図2は、図1におけるA方向から本実施例の濾過装
置を見た場合の構造を示す図であり、図において1が本
実施例の濾過装置である。
【0028】そして、この濾過装置1は、クーラント液
を濾過するための処理槽2と、この処理槽2により濾過
されたクリーンな液を受け入れるためのクリーンタンク
7により構成されており、本実施例においては、クリー
ンタンク7内に処理槽2を装備した構造としている。
【0029】即ち、図において2は処理槽であり、この
処理槽2には、その内部にダーティー液(クーラント
液)を流入させるための流入口3と、濾過した後のクー
ラント液を処理槽2から排出するための流出口4を備え
ており、その内部にクーラント液を入れることが可能と
なっている。
【0030】そして、この処理槽2内には、円筒状の回
転ドラム5が回転自在に装備されており、この回転ドラ
ム5の両端側には、開口部501が形成されるととも
に、この開口部501は前記流出口4に連続している。
但し、必ずしも前記開口部501を回転ドラム5の両端
側に形成する必要はなく、前記開口部501を回転ドラ
ム5の一端側のみに形成するとともに、回転ドラム5の
他端側を閉塞状態とし、更に、前記処理槽2に備えた流
出口4を開口部501側にのみ形成しても良い。
【0031】また、本実施例では処理槽2の側面側から
クーラント液を流入させるように流入口3を配置した
が、必ずしもこのようにする必要は無く、流入口3の位
置は適宜変更しても良い。
【0032】次に、この回転ドラム5の表面にはクーラ
ント液中のチップを濾過するためのフィルターネット6
が全面に亘って装着されており、これにより、チップが
除去されたクーラント液のみが、前記回転ドラム5の内
部に流入するとともに、前記流出口4を介して処理槽2
の外に排出される構造としている。
【0033】また、図において8は、前記フィルターネ
ットによりクーラント液から除かれたチップを貯蔵槽等
へ搬送するための傾斜面である。そして、この傾斜面8
は、前記処理槽2の底部から立ち上がり、処理槽2の長
手方向に直交する斜め上方、即ち前記回転ドラムの長手
方向に直交する斜め上方へ延長されている。そして、そ
の上方部分は前記クリーンタンク7の上端より上方へ突
起するとともに、その上端部には、チップを貯蔵槽等1
1に落下させるための落下口10が形成されている。
【0034】更に、前記処理槽2には、前記傾斜面8上
でチップを搬送するためのコンベア12が具備されてお
り、より具体的には、前記回転ドラム5の長手方向に対
して直交する方向に向けてコンベア12が備えられてい
る。
【0035】そして、このコンベア12は、一対の無端
状のチェーン13と、この一対のチェーン13間に装着
された複数個のフライトバー14により構成されてお
り、更に、前記傾斜面8の上端部近傍において、軸16
を介してモーター等の駆動手段15に連結されている。
【0036】また、この一対のチェーン13の一方は、
その下方において、前記回転ドラム5の端部近傍に備え
たスプロケット17に係合されており、また、チェーン
13の他方は、その下方において、前記回転ドラム5の
任意の箇所に備えたスプロケット17に係合されてい
る。そしてこれにより、前記駆動手段15を作動させる
ことによって、コンベア12が移動するとともに、回転
ドラム5が回転する構造としている。なお、前記チェー
ン13の他方は必ずしもスプロケットにより回転ドラム
5に係合させる必要は無く、チェーン13の一方のみを
スプロケットにより回転ドラムと係合させても良い。
【0037】次に、このチェーン13と前記回転ドラム
5との係合関係について詳細に説明すると、本実施例に
おいては、前述したように、チェーン13はスプロケッ
ト17を介して回転ドラム5に係合されており、一方の
チェーン13を前記回転ドラム5と係合させるためのス
プロケット17は回転ドラム5の開口側端部近傍に備え
られ、これにより一方のチェーン13は回転ドラム5の
開口側端部近傍に係合されている。
【0038】一方、本実施例における他方のチェーン1
3は、従来の濾過装置のような回転ドラム5の端部近傍
では無く、回転ドラム5の長手方向に沿った中央部近傍
において回転ドラム5に係合しており、これにより、コ
ンベア12の幅を、回転ドラム5の長手方向の長さより
も短くしている。
【0039】即ち、本実施例においては、一対のチェー
ンをそれぞれ回転ドラムの端部に係合する従来の濾過装
置とは異なり、一方のチェーン13を回転ドラム5の開
口側端部近傍に係合する一方、他方のチェーン13は、
回転ドラム5の長手方向に沿った任意の箇所に係合して
いる。
【0040】このように、本実施例の濾過装置では、コ
ンベア12の幅を回転ドラム5の長手方向の長さとは無
関係に設定しているため、処理量が多くなって回転ドラ
ム5の長手方向の長さが長くなった場合であっても、コ
ンベア12の幅を大きくせずに済むようになり、コンベ
ア12をスリムにすることが可能となった。
【0041】なお、本実施例においては、前記フライト
バー14は、前記傾斜面8の上方を通過する際に傾斜面
8に近接するか、あるいはコンベア12の移動に障害が
無い程度に傾斜面8に摺動する程度の高さに設定してあ
る。
【0042】次に、図において18は液体噴射手段であ
り、この液体噴射手段18は、フィルターネット6によ
り除去されたチップをコンベア12側へ移動するために
用いられるものであり、即ち、この液体噴射手段18よ
り液体を噴射させることにより、液圧によりフィルター
ネット6により除去されたチップをコンベア12側へ移
動可能としている。
【0043】更に、図において9は前記回転ドラム5の
周囲に備えたスパイラルバーであり、このスパイラルバ
ー9は、回転ドラム5における前記コンベア12の幅を
超えた部分に備えられており、本実施例においてはこの
スパイラルバー9を備えることにより、これによって
も、回転ドラム5の回転に伴って処理槽2の底部に落下
したチップをコンベア12側へ移動可能としている。
【0044】更にまた、図において19は洗浄ノズルで
あり、この洗浄ノズル19は前記回転ドラム5内におい
て、回転ドラム5の長手方向に沿って備えられ、回転ド
ラム5の外側に向けて洗浄液を噴射させるために用いら
れる。そのため、この洗浄ノズル19を用いることによ
り、フィルターネット6に付着したチップをフィルター
ネット6より取り除いて処理槽2の底部に落下させるこ
とが可能となる。
【0045】このように構成される本実施例の濾過装置
1を用いてクーラント液の濾過を行う場合について説明
すると、まず、流入口3等を介して、図1において矢印
で示したような経路で処理槽2内クーラント液を流入す
るとともに、駆動手段15を作動させてコンベア12を
搬送させ、回転ドラム5を回転させる。
【0046】そうすると、まず、回転ドラム5の表面に
備えたフィルターネット6によりチップが除去され、チ
ップが除かれたクーラント液のみが回転ドラム5内に流
入するとともに、流出口4を通って処理槽2からクリー
ンタンク7内へ排出され、このクリーンタンク7で受け
入れたクリーンな液は、図示しないポンプ等によりクリ
ーンタンク7から排出される。
【0047】一方、フィルターネット6により除去され
たチップは、回転ドラム5の回転、及びその自重、更に
は洗浄ノズル19から噴射される洗浄液によりフォルタ
ーネット6から離れて処理槽2の底部に沈んでいく。ま
た、前記回転ドラム5における前記コンベア12の幅よ
りも長い部分から処理槽2の底部に落下したチップは、
液体噴射手段18及びスパイラルバー9によりコンベア
12側へ移動される。
【0048】そして、この処理槽2の底部に沈んだチッ
プは、コンベア12に備えられたフライトバー14によ
り掻き取られるとともに、このフライトバー14によ
り、傾斜面8上を搬送され、傾斜面8の上端部におい
て、落下口10より落下し、貯蔵槽等11に保管され
る。
【0049】なお、前記液体噴射手段18及びスパイラ
ルバー9は必ずしも必要なものでは無く、状況によって
は液体噴射手段18又はスパイラルバー9のいずれかと
しても良く、あるいは双方とも用いなくても良い。
【0050】次に、請求項2に記載の本発明の実施例を
説明すると、図3は、本実施例の濾過装置を図2と同一
方向から見た場合の構造を示した図であり、図において
20が本実施例の濾過装置である。
【0051】なお、本実施例においても、前述した実施
例と同様に、流入口3及び流出口4を備えた処理槽2内
に回転ドラム5が回転自在に備えられており、また回転
ドラム5と直交する方向に向けて傾斜面8が具備される
点、及び作用は前述した実施例と同様であるので、前述
した実施例と同一の部品は同一の符号を付するととも
に、重複した説明は省略する。また、本実施例の構造を
側面から示した図は図1と同様であるので、本実施例の
説明においては、図3及び図1を参照する。
【0052】一方、本実施例では、コンベア12を構成
するチェーン13を1本のみとしている点が前述した実
施例と異なる。
【0053】即ち、図において13はチェーンであり、
このチェーン13は、その上方において駆動手段15に
連結されるとともに、下方においては、スプロケット1
7を介して回転ドラム5の一方の端部近傍に係合されて
いる。
【0054】そして、このチェーン13には、一定の間
隔を置いてフライトバー14が装着されるとともに、こ
のフライトバー14の長さは、前記回転ドラム5の長手
方向の長さとほぼ同様となっている。
【0055】即ち、従来の濾過装置や前述した実施例に
おいては、チェーンを一対備えていたために、チェー
ン、及びこれを回転ドラムに係合させるためのスプロケ
ット等をそれぞれ一対個備える必要があり、それに伴っ
てコストが高くなってしまうという問題点が発生してい
た。また、コンベアの幅を回転ドラムの長手方向の長さ
よりも短く設定した場合には、更に回転ドラムの表面に
装着するフィルターネットも2枚用意しなければなら
ず、コストの増加は防げなかった。
【0056】しかしながら、本実施例においては、1本
のチェーン13のみによって回転ドラム5を回転させる
とともにフライトバー14を移動させる構造としている
ために、従来の方式と比較すると部品数が少なくて済
み、これによりコストを抑えることが可能となった。
【0057】次に、図4は、請求項3に記載の本発明の
実施例の濾過装置を図2と同一方向から見た場合の構造
を示す図であり、図において21が本実施例の濾過装置
である。
【0058】そして、本実施例の濾過装置21は、前述
した請求項1に記載した濾過装置、及び請求項2に記載
の濾過装置を組み合わせた形態としており、即ち、コン
ベア12の幅を回転ドラム5の長手方向の長さよりも短
くするとともに、コンベア12を構成するチェーン13
を1本にした構成としている。
【0059】そのため、本実施例においては、回転ドラ
ムの長手方向の長さに左右されずにコンベア幅を設定で
きるために処理量が多い場合であってもコンベアをスリ
ムにすることが可能であるとともに、チェーンを1本に
しているために、一対のチェーンを用いた場合と比較し
て、チェーン、駆動スプロケット、フィルターネット等
を半減させることができ、コスト削減を達成することが
できる。
【0060】また、他方のチェーンを不要としているた
めに、他方のチェーンを用いた場合にスプロケット等を
装着しなければならない回転ドラムのスプロケット装着
部分を濾過部分とすることができるため、その分回転ド
ラムの幅を狭くすることができるという効果もある。
【0061】なお、前述したように本実施例は請求項1
に記載の本発明及び請求項2に記載の本発明を組み合わ
せた形態をしており、また、その構造を側面から示した
状態は図1と同様であるので、同一部品には同一符号を
付するとともに、作用等の重複した説明は省略する。
【0062】
【発明の効果】本発明の濾過装置は以上説明したような
形態で実施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0063】請求項1に記載の本発明では、切粉等のチ
ップを搬送するためのコンベアの幅を回転ドラムの長手
方向の長さ以下に設定しているために、回転ドラムの長
さに左右されずにコンベアの幅を任意に設定することが
可能となり、回転ドラムが大型化した場合であってもコ
ンベアの大型化を防止することができる。
【0064】また、請求項2に記載の本発明では、従来
一対とされていたコンベアを構成するチェーンを1本の
みにし、この1本のチェーンのみで回転ドラムを回転さ
せることとしているため、一対のチェーンを用いていた
従来の濾過装置と異なり、部品数を少なくすることがで
き、コストを低く抑えることが可能である。
【0065】更に請求項3に記載の本発明では、切粉等
のチップを搬送するためのコンベアの幅を回転ドラムの
長手方向の長さ以下に設定するとともに、コンベアを構
成するチェーンを1本のみにし、この1本のチェーンの
みで回転ドラムを回転させることとしているため、回転
ドラムの長さに左右されずにコンベアの幅を任意に設定
することが可能となり、回転ドラムが大型化した場合で
あってもコンベアの大型化を防止することができるとと
もに、部品数を少なくすることができ、コストを低く抑
えることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の本発明の実施例を側面から見
た場合の構造を示す図である。
【図2】図1におけるA方向から本発明の実施例を見た
場合の構造を示す図である。
【図3】請求項2に記載の本発明の実施例を図2と同一
方向から見た場合の構造を示す図である。
【図4】請求項3に記載の本発明の実施例を図2と同一
方向から見た場合の構造を示す図である。
【図5】従来の濾過装置を側面から見た場合の構造を示
す図である。
【図6】図5におけるB方向から見た場合の従来の濾過
装置の構造を示す図である。
【符号の説明】
1 濾過装置 2 処理槽 3 ダーティー液流入口 4 流出口 5 回転ドラム 6 フィルターネット 7 クリーンタンク 8 傾斜面 9 スパイラルバー 10 落下口 12 コンベア 13 チェーン 14 フライトバー 15 駆動部 16 軸 17 駆動スプロケット 18 液体噴射手段 19 洗浄ノズル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不純物を含んだ切削油を濾過するための処
    理槽(2)と、該処理槽(2)により濾過されたクリー
    ンな切削油を受け入れるためのクリーンタンク(7)と
    により構成される濾過装置であって、 前記処理槽(2)は、底部から立ち上がって斜め上方へ
    延長された傾斜面(8)と、該傾斜面(8)の長手方向
    に対して直角方向の向きにおいて回転自在に備えられた
    回転ドラム(5)と、該回転ドラム(5)の表面に装着
    したフィルターネット(6)と、前記傾斜面(8)の長
    手方向に沿って移動可能なように前記回転ドラム(5)
    の長手方向に対して直角方向に備えられるとともに前記
    回転ドラム(5)に係合された一対のチェーン(13)
    と該一対のチェーン(13)間に一定の間隔をおいて装
    着された複数のフライトバー(14)とを具備したコン
    ベア(12)と、を備えるとともに、前記コンベア(1
    2)の幅を前記回転ドラム(5)の長手方向の長さ以下
    に設定したことを特徴とする濾過装置。
  2. 【請求項2】不純物を含んだ切削油を濾過するための処
    理槽(2)と、該処理槽(2)により濾過されたクリー
    ンな切削油を受け入れるためのクリーンタンク(7)と
    により構成される濾過装置であって、 前記処理槽(2)は、底部から立ち上がって斜め上方へ
    延長された傾斜面(8)と、該傾斜面(8)の長手方向
    に対して直角方向の向きにおいて回転自在に備えられた
    回転ドラム(5)と、該回転ドラム(5)の表面に装着
    したフィルターネット(6)と、前記傾斜面(8)の長
    手方向に沿って移動可能なように前記回転ドラム(5)
    の長手方向に対して直角方向に備えられるとともに前記
    回転ドラム(5)の一方の端部に係合されたチェーン
    (13)と該チェーン(13)に一定の間隔をおいて装
    着された複数のフライトバー(14)とを具備したコン
    ベア(12)と、を備えることを特徴とする濾過装置。
  3. 【請求項3】不純物を含んだ切削油を濾過するための処
    理槽(2)と、該処理槽(2)により濾過されたクリー
    ンな切削油を受け入れるためのクリーンタンク(7)と
    により構成される濾過装置であって、 前記処理槽(2)は、底部から立ち上がって斜め上方へ
    延長された傾斜面(8)と、該傾斜面(8)の長手方向
    に対して直角方向の向きにおいて回転自在に備えられた
    回転ドラム(5)と、該回転ドラム(5)の表面に装着
    したフィルターネット(6)と、前記傾斜面(8)の長
    手方向に沿って移動可能なように前記回転ドラム(5)
    の長手方向に対して直角方向に備えられるとともに前記
    回転ドラム(5)の一方の端部に係合されたチェーン
    (13)と該チェーン(13)に一定の間隔をおいて装
    着された複数のフライトバー(14)とを具備したコン
    ベア(12)と、を備えるとともに、前記コンベア(1
    2)の幅を前記回転ドラム(5)の長手方向の長さ以下
    に設定したことを特徴とする濾過装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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