JP3007271U - バイパスを備えた磁気分離機 - Google Patents

バイパスを備えた磁気分離機

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JP3007271U
JP3007271U JP1994010905U JP1090594U JP3007271U JP 3007271 U JP3007271 U JP 3007271U JP 1994010905 U JP1994010905 U JP 1994010905U JP 1090594 U JP1090594 U JP 1090594U JP 3007271 U JP3007271 U JP 3007271U
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sludge
flow path
magnetic separator
coolant
liquid
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JP1994010905U
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English (en)
Inventor
靖明 園部
Original Assignee
株式会社シイエヌケイ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】磁性体のスラッジを含有するクーラント液のス
ラッジ捕捉分離に使用して,磁気分離機内の流路がスラ
ッジで閉鎖され,被クーラント液の処理が停止した場
合,機内に備えた排出用バイパスによりクーラント液の
機外への漏洩を未然に防止し,環境汚損の心配なく安心
して稼働さすことができる装置を提供する。 【構成】回転自在に軸支されたマグネットドラム4を底
板6と所定の間隙で形成された流路5と,流入側で流入
口2から該流路5に向かう特殊樋8を備え,一時的に多
量のスラッジを含む被クーラント液の流入で流路5の入
口が閉鎖され,被クーラント液の流通が停止して該特殊
樋8をオーバフローしても,底板6の下を潜る排出用バ
イパスを該クーラント液が排出口3に向かって流れ機外
へ漏洩しない装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案の磁気分離機は,該スラッジを含有するクーラント液の処理に当たり, 該スラッジの堆積したクーラントタンクの清浄作業,又は該液中の非磁性体,例 えば研削盤からの砥粒を含むスラッジの捕捉清浄作業において,本考案の磁気分 離機内の流路に該スラッジが堆積し,該流路を狭め,又は閉鎖して該液の通過を 阻止した場合でも,本考案の磁気分離機内の排出用バイパスに該クーラント液が 流れて,機外への漏洩を防止するので,環境汚損の心配なく本考案の磁気分離機 を稼働することが出来る。
【0002】
【従来の技術】
従来の磁気分離機は図3にその一例を示すように,流入側と流出側とがマグネ ットドラムで仕切られ,この間が該マグネットドラム外周と該底板とで形成され た流路で連なっており,一時的に大量のスラッジを含むクーラント液が流入して 来た場合,該スラッジが該流路を塞いで処理不能となり,該クーラント液が機外 に漏洩していた。又一時的に大量の該スラッジが流入して来なくても,研削盤の クーラント液のように砥粒を多量に含むスラッジの場合等は,この砥粒が徐々に 機内に堆積して該流路を塞ぎ,遂には前期同様処理不能となって,該クーラント 液が機外へ漏洩していた。そこでこの場合はフイルター装置等を付加して該スラ ッジ中の残留砥粒を捕捉する等の方法でにれに対処していたが,これではスペー ス,コスト共にアップしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の磁気分離機は,前記したような構成のため,一時的に大量のスラッジが 流入して来た場合,又は徐々にでも該スラッジ中の砥粒が機内に堆積した場合, 該流路が閉鎖され該クーラント液が磁気分離機外に漏洩する欠点があり,これに よる工場環境の不衛生,不安全性の早急な解消が要望されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は,上述した問題を解決するために成されたもので,工作機械,又はそ の他一般の磁性体のスラッジを含有するクーラント液を,流入側と排出側,及び この入出側間に底板を設けた磁気分離機本体内に,回転自在に軸支したマグネッ トドラムを該底板と所定の間隙で形成された流路に通過させ,該クーラント液中 のスラッジを該マグネットドラムの外周に吸着させ排出処理する該磁気分離機に おいて,流入側に,流入口から該流路入口に向かう特殊樋を設け,この特殊樋を オーバーフローしたクーラント液が該磁気分離機の機外に漏洩しないように,該 磁気分離機内に排出用バイパスを備えた構成を特徴とする磁気分離機である。
【0005】
【作 用】
本考案の、排出用バイパスを備えた磁気分離機は,該クークラント液の流入側 の室内に該クークラント液の受け皿となる特殊樋を設け,この特殊樋が該マグネ ットドラムの外周と該クークラント液の流入出側間を連ねた底板との間で形成さ れる流路の入口に向かって開口している。そしてこの特殊樋の左右縁と該分離機 本体の左右側板間にできた間隙が,該底板の下を潜って排出側に連なっている。 尚該マグネットドラムの上方前方こは,常にこのドラム外周を押圧しているゴム ローラーが,回転自在に該分離機本体の左右側板から出されたブラケットに軸支 され,又該マグネットドラム上方後方こは剥離板があり常に該ドラム外周を掻い ている。かかる形状の本考案の磁気分離機に,一時に多量のスラッジを含むダー テイクーラント液が流入口から送り込まれると,該クークラント液は先ず特殊樋 で受けられ次に該ドラム外周に向かい,該流路に流入しようとするが一時に大量 のスラッジが押し込まれようとするため該流路の入口が閉鎖され,流入クーラン ト液が該特殊樋内に停滞し,先ず左右縁の一部切欠部分より,次いで該左右縁よ りオーバーフローして左右の間隙から落下し,該底板の下の排出用バイパスを潜 って排出側に集まり,ここから元の該クーラントタンクに戻される。
【0006】
【実施例】
本考案の磁気分離機の実施例を図1及び図2,に基づいて説明する。 本体1には,流入口2,排出口3があり,この流入出口間にマグネットドラム 4と同芯で内壁が該ドラム4と所定の間隙で流路5を形成した半円筒の底板6が 該ドラム4の下部に設けられている。該クークラント液の流入側の室内に該クー クラント液の受け皿となる特殊樋8が設けられ,この特殊樋8は,巾が本体1よ り狭く上縁が本体1の側板よりやや下がった状態で,更に該左右縁の上端の中程 に切欠9が付けられ,流路5の入口に向かって開口している。そしてこの特殊樋 8と本体1との左右間隙10が,底板6の下の排出用バイパス23を潜って排出 側11に連なっている。該ドラム4の回転軸12は本体1の外部に延びてここに スプロケットホイール13が取り付けられ,又本体1から出されたブラケット1 4に取り付けられた減速機付モータ15側の小スプロケットホイール16と,先 のスプロケット13の間にチェーン17が掛けられ,該ドラム4を図示矢印方向 に回転駆動している。又ドラム4の上部には絞りローラー18が,本体1の左右 側から立てられた2本のネジ棒22に各々貫通されたローラー受けに回転自在に 軸承され,バネ20で常時ドラム4の外周を押圧している。又掻き落とし板21 は絞りローラー18の付着スラッジの掻き落とし用で,流路5の出口側のスラッ ジ剥離板19がドラム4の外周を押圧して吸着スラッジの剥離を行っている。
【0007】 このような構造の本磁気分離機を該クーラントタンクの清浄作業に使用した場 合,一時的に多量のスラッジを含むクーラント液が流入口2から投入されると, 先ず流入側室内の特殊樋8がこれを受け,ドラム4外周の流路5の入口に向かっ て流走する。しかしスラッジの量が異常に多い場合は,流路5の入口で吸着され た該スラッジが盛り上がり,これが絞りローラー18のリフト量をオーバして通 過出来ずに,流路5の入口と絞りローラー18の間に溜まり切りとなる。従って 該クーラント液の処理がストップされ,先ず該特殊樋8の左右縁の切欠9から, 次いで該特殊樋8の同様左右縁からオーバーフローし,左右間隙10から底板6 の下の排出用バイパス23を潜って排出口3に集まり,元のクーラントタンクに 戻される。又研削盤のクーラント液の場合は,該液中の砥粒が該特殊樋8内に徐 々に溜まり固まりとなって,或る時機に剥離して流路5に進み前記同様な状態に なって該特殊樋8からオーバーフローする。しかし何れの場合でも,該特殊樋8 からのオーバーフローを機内に収め本体1外の漏洩を常に防止する。尚流路5の 入口と絞りローラー18の間に溜まり切りとなったスラッジは,多少崩してやれ ば(人手による)容易に正常な状態に戻すことができる。
【0009】
【考案の効果】
本考案のバイパスを備えた磁気分離機は,スラッジの堆積したクーラントタン クの清掃作業のように,一時的に多量のスラッジを含むクーラント液を処理する 場合,又は砥粒を含む研削盤のクーラント液の処理の場合,該スラッジで流路5 を塞ぎ該液の機内通過がストップされても機内に備えたバイパスにより,機外へ の漏洩を未然に防止し,環境汚損をなくし,心配なく稼働さすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のバイパスを備えた磁気分離機の縦断側
面図
【図2】本考案のバイパスを備えた磁気分離機の図1の
II−II線に沿う断面図
【図3】従来の磁気分離機の縦断側面図
【符号の説明】
1・・本 体 3・・排出口 2・・流入口 4・・マグネッ
トドラム 5・・流 路 31・・本 体 6・・底 板 32・・流入口 7・・側 板 33・・排出口 8・・特殊樋 34・・マグネッ
トドラム 9・・切 欠 35・・流 路 10・・左右間隙 36・・底 板 15・・減速機付きモータ 37・・減速機
付きモータ 18・・絞りローラー 38・・絞りロ
ーラー 19・・剥離板 23・・排出用バイパス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械,又はその他一般の磁性体のスラ
    ッジを含有するクーラント液を,流入側と排出側,及び
    この入出側間に底板を設けた磁気分離機本体内に 回転
    自在に軸支したマグネットドラムを該底板と所定の間隙
    で形成された流路に通過させ,該クーラント液中のスラ
    ッジを該マグネットドラムの外周に吸着させ排出処理す
    る該磁気分離機において,流入側に,流入口から該流路
    入口に向かう特殊樋を設け,この特殊樋をオーバーフロ
    ーしたクーラント液が該磁気分離機の機外に漏洩しない
    ように,該磁気分離機内に排出用バイパスを備えた磁気
    分離機。
JP1994010905U 1994-07-28 1994-07-28 バイパスを備えた磁気分離機 Expired - Lifetime JP3007271U (ja)

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