JP3011071U - 水路蓋の防振パッキング - Google Patents
水路蓋の防振パッキングInfo
- Publication number
- JP3011071U JP3011071U JP1994015585U JP1558594U JP3011071U JP 3011071 U JP3011071 U JP 3011071U JP 1994015585 U JP1994015585 U JP 1994015585U JP 1558594 U JP1558594 U JP 1558594U JP 3011071 U JP3011071 U JP 3011071U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- packing
- waterway
- side wall
- lids
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Abstract
(57)【要約】
【目的】道路を横断する開水路や側溝水路等には蓋が配
設されているが、車や人の通過によって一部が欠損して
隙間を生じ、この隙間が次第に大きくなって騒音を発生
する。そこで本考案はこの蓋にふさわしいパッキングを
開発して騒音の発生をなくすると共に蓋を長期にわたっ
て使用することができるようにしたものである。 【構成】蓋を係留支持する段部の面及び段部の側壁に添
うように配設するパッキングで、合成ゴム等の弾性材で
底面と側壁とをL字形に一体的に形成し、この底面は蓋
を係留する段部の面に添う比較的肉厚とし、側壁は底面
の一方端に直立しかつ底面の厚さより薄肉として形成
し、ほぼ一定長さに切断して形成したものである。
設されているが、車や人の通過によって一部が欠損して
隙間を生じ、この隙間が次第に大きくなって騒音を発生
する。そこで本考案はこの蓋にふさわしいパッキングを
開発して騒音の発生をなくすると共に蓋を長期にわたっ
て使用することができるようにしたものである。 【構成】蓋を係留支持する段部の面及び段部の側壁に添
うように配設するパッキングで、合成ゴム等の弾性材で
底面と側壁とをL字形に一体的に形成し、この底面は蓋
を係留する段部の面に添う比較的肉厚とし、側壁は底面
の一方端に直立しかつ底面の厚さより薄肉として形成
し、ほぼ一定長さに切断して形成したものである。
Description
【0001】
道路を横断する水路や道路の側溝等の水路に蓋を配設するとき、この蓋を確実 に保持させて振動や騒音の発生を防止するものである。
【0002】
道路を横断する水路や道路の側溝等の開水路には、車や人の通行を妨げないよ うに蓋が配設されている。そしてこれらの蓋には鉄筋コンクリートで成形した盲 形のもの、或は鉄板を格子状に溶接したものや鋳鉄で目空き形に形成したものが 利用されている。そしてこれらの蓋は一般に水路を形成するU字形鉄筋コンクリ ートの上部内側に予め形成された係留段部に、上面が路面と一致するように配置 されている。
【0003】
ところでこのような蓋は長期間の使用によって、蓋体の側壁面や稜部が欠損し たり或は係留段部に異物が入ったり等して蓋の周辺に隙間が生じてくる。この隙 間は車や人の通過によってますます隙間を大きくすると共に振動し騒音を発生し 公害の一つになっている。これを防止しようと、適当なパッキングで隙間を塞い だり或は蓋の係留段部の面上にゴム等のパッキング板を点在させて騒音の発生を 防止するようにしたが、パッキングが安定して保持されず、ほんの一時的な対策 であって長期間にわたって利用することができなかった。そこで本考案はこのパ ッキングについて各種検討した結果到達したものである。
【0004】
パッキングを合成ゴム等の弾性材で底面と側壁とをL字形に一体成形し、底面 は蓋を係留する段部の面に添い比較的肉厚とし、側壁は底面の一方端に直立しか つ底面の厚さより薄肉として形成して、ほぼ一定長さに切断して形成したのであ る。
【0005】
このようなパッキングを配設することによって、開水路の蓋を極めて安定よく 保持させることができ騒音の発生をなくすることができる。またこのパッキング は蓋の振動によって変位することがないのみか、互いに隣接する蓋にわたって作 用するので長期間安定して位置保持することができる。
【0006】
以下図面に基づいて本考案を詳細に説明するが、図は本考案の具体的な実施の 一例を示したもので、本考案は図示例に限定されず後述する記載の趣旨に沿って 他の構成になる開水路側壁の蓋にも同様にして実施することができる。図1(平 面図)は道路を横断する開水路1の一例を示し、図2(断面図)は図1の切断線 A−Bの矢印方向断面を拡大して示したものである。即ち図示した開水路1はプ レキャストでU字形に形成した鉄筋コンクリートブロック2を、互いに連設して 開水路を構成し、このコンクリートブロック2の内側上部にそれぞれ係留段部2 a,2aが相対して形成されている。他方この係留段部に配置される蓋3は、ブ ロック2と同じようにプレキャストの鉄筋コンクリートのスラブで形成され、U 字形コンクリートブロック2の内側に納まり、且つ前記係留段部2a,2aで支 持される一方向スラグで形成される。即ち蓋3は相対する二辺で係留段部2a, 2aに支持されるようになっている。
【0007】 このような蓋3は前記したようにその側面や稜部が、車や人の通過によって振 動欠損して隙間を作り、この隙間が騒音を発生している。尚図1に示す3aは穴 明き蓋の一例を示したもので鉄板や鋳鉄で形成され、開水路には適所に配置され ている。このような穴明き蓋3aでは、蓋自体の欠損は少ないが係留段部2aの 欠損は免れ得ないので蓋3と同様に騒音の発生源となっている。
【0008】 図3(図2と同様に示した断面図)は本考案を利用したものを示している。即 ち本考案に係るパッキング5は図4(見取図)に示すように、合成ゴム等の弾性 材の一体成形品とし、ほぼ前記係留段部2aの幅寸法と一致しかつ肉厚(約10 mm)とした底面5aと、この底面の一方端に直立し底面5aの厚さより薄く( 2〜3mm)した側壁5bとで形成する。そしてこのパッキング5としては好ま しくは押し出し成形品とし、2m,3m等のほぼ一定長さに切断しておく。
【0009】 図5(見取図)は本考案パッキング5の使用状態の一部を示したもので、蓋3 や蓋3aを配設するに先立ってパッキング5を図示するように、係留段部2aの 上面にパッキング5の底面5aを添わせると共に側壁5bを段壁に添わせて配置 する。なお側壁5bの高さとしては蓋3の厚みと一致させておくことが好ましい 、またこのパキング5の敷設に当たっては適当な接着剤を利用したり、或は穴明 き蓋3a等では係留段部2aに埋設ボルトを設けて蓋の脚板部をねじ止めするも のに於いては、この埋設ボルトに対応してパッキングの底面5aの一部を切除す る。このようにしてパッキング5を敷設してから蓋3や3aを配置するに当たっ ては、適当な薄板の案内板を利用して、パッキング5の側壁5bを圧縮変形させ ながら蓋を押し込むように配置する。
【0010】
本考案水路蓋のパッキングはこのように構成したから、車や人の通過によって 蓋の欠損を防止し、隙間を作らないので騒音の発生をなくすることができる。ま たこのパッキングは蓋配設の長さ方向全体にわたって配置されるので極めて安定 よく保持されると共に蓋の加圧振動を緩衝して蓋の損傷を防止し、蓋を長期間に わたって使用することができる。
【図 1】本考案を適用する開水路の一例を示す平面
図。
図。
【図 2】図1の切断線A−Bに沿う矢印方向拡大断面
図。
図。
【図 3】図2に本考案パッキングを適用した断面図。
【図 4】パッキングの一部見取図。
【図 5】パッキング及びその敷設を示す一部見取図。
1 開水路 2 U字形鉄筋コンクリートブロック 3 蓋 4 路面 5 パッキング
Claims (1)
- 【請求項1】道路横断水路や側溝等の水路の上に配置す
る蓋のパッキングであって、該パッキングは合成ゴム等
の弾性材で底面と側壁とをL字形に一体的に形成し、そ
の底面は蓋を係留支持する段部の面に添う比較的肉厚と
し、側壁は底面の一方端に直立しかつ底面の厚さより薄
肉として形成してほぼ一定長さに切断して形成したこと
を特徴とする水路蓋の防振パッキング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994015585U JP3011071U (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | 水路蓋の防振パッキング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994015585U JP3011071U (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | 水路蓋の防振パッキング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3011071U true JP3011071U (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=43146813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994015585U Expired - Lifetime JP3011071U (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | 水路蓋の防振パッキング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3011071U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107387659A (zh) * | 2017-09-11 | 2017-11-24 | 安徽信息工程学院 | 一种发动机悬置 |
-
1994
- 1994-11-10 JP JP1994015585U patent/JP3011071U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107387659A (zh) * | 2017-09-11 | 2017-11-24 | 安徽信息工程学院 | 一种发动机悬置 |
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