JP3010357U - ミシン目入り緩衝封筒 - Google Patents
ミシン目入り緩衝封筒Info
- Publication number
- JP3010357U JP3010357U JP1994004400U JP440094U JP3010357U JP 3010357 U JP3010357 U JP 3010357U JP 1994004400 U JP1994004400 U JP 1994004400U JP 440094 U JP440094 U JP 440094U JP 3010357 U JP3010357 U JP 3010357U
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- JP
- Japan
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- flap
- seal band
- edge
- sheet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 郵便用または宅配便用または社内便用の封筒
で、緩衝性を有し、開封も容易な封筒を提供する。 【構成】 封筒本体と、前記封筒本体に連続して形成さ
れるフラップから構成され、かつ、緩衝シートと封筒表
面材を、すくなくとも上口シール帯と下口シール帯の2
ヶ所で接合して得られる緩衝封筒に於て、前記フラップ
に開封用のミシン目が施されていることを特徴とする、
緩衝封筒。
で、緩衝性を有し、開封も容易な封筒を提供する。 【構成】 封筒本体と、前記封筒本体に連続して形成さ
れるフラップから構成され、かつ、緩衝シートと封筒表
面材を、すくなくとも上口シール帯と下口シール帯の2
ヶ所で接合して得られる緩衝封筒に於て、前記フラップ
に開封用のミシン目が施されていることを特徴とする、
緩衝封筒。
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、郵便用または宅配便用または社内便用の封筒で、緩衝性を要する封
筒に関する。
(従来の技術)
ミシン目入り封筒としては、実開昭61−99534号公報、実開昭61−1
19934号公報、実開昭62−177642号公報、実開平1−82146号
公報、実開平1−137837号公報その他、数多くの提案がなされている。
実開平1−82146号公報記載、実開平1−137837号公報記載は、何
れもフラツプにミシン目を二本平行に入れている。特に実開平1−137837
号公報記載は、平行な二本のミシン目の間に、開封用の紐を設けている(第9図
)。実開昭61−99534号公報記載、実開昭61−119934号公報記載
、実開昭62−177642号公報記載は、何れもフラツプ、封筒表裏の三面に
ミシン目を入れている。
緩衝封筒としては、実開昭60−8232号公報、実開昭63−111436
号公報、実公昭64−1241号公報などが公知である。
実開昭60−8232号公報記載は、封筒台紙が外側から内側に、紙質シート
とプラスチツク製の気泡シートを積層した構成である。実開昭63−11143
6号公報記載は、封筒台紙が、外側はポリエチレン加工紙、内側はプラスチツク
製の気泡シートを熱融着した構成である。気泡シートが導電性シート又は非導電
性シートであってもよい。実公昭64−1241号公報記載は、封筒台紙が、外
側は紙質シート、内側はプラスチツク製気泡シートで、開口部を除く解放縁全長
を熱溶着した構成である。
(考案が解決しようとする問題点)
実開昭61−99534号公報、実開昭61−119934号公報、実開昭6
2−177642号公報、実開平1−82146号公報、実開平1−13783
7号公報等は、何れも開封に便利な提案がなされているが、緩衝性に欠けるため
、緩衝性を必要とする被包装物の郵送や宅配送には、適さない問題点があった。
実開昭60−8232号公報、実開昭63−111436号公報、実公昭64
−1241号公報等は、何れも、緩衝性を有するが、簡単に綺麗には開封しがた
い問題点があった。
開封に便利で、かつ、緩衝性を有する封筒は、提案されていない。
(問題点を解決するための手段)
実開平1−82146号公報記載等を利用して、フラツプに二本ミシン目を入
れて、テストしてみた(第9図)。しかし、開封片(二本のミシン目に挟まれた
部分)が途中で破れてしまい、所期の目的が達成されなかった。又、ミシン目の
形状を、第10図に示すデザインに換えてみたり、封筒表面材の材質を、各種紙
、各種不織布、各種プラスチツクシートに換えてみたり、封筒表面材の厚みを1
0μmから1mmまで変えてみたが、いずれの場合も、開封片が途中で破れてし
まい、うまくいかなかった。そこで、緩衝シートの厚みを利用することに思い至
った。
前記問題点を解決するための手段を、実施例に対応する第1図〜第8図を用い
て説明するが、本考案はこれらに限定されるものではない。
第1図、第5図および第6図において、封筒の開口部を除く、重なり周辺部1
5および16は、熱シールによって、サイドシール15およびボトムシール16
されている。
封筒の開口部を除く、残余の重なり周辺部は、第2図に示すように、上口と下
口を各々上口シール帯11と下口シール帯12で熱シールされていて、上口シー
ル帯のエツジ13、下口シール帯のエツジ14を形成する。
請求項第1項を、第3図を用いて説明する。上口シール帯と下口シール帯の各
エツジは、+5mm〜−5mmの範囲の位置関係で、対向する位置にある。該位
置関係とは、第3図で上口シール帯のエツジ13と下口シール帯のエツジ14の
寸法差Δl1が、−5mm≦Δl1≦+5mmを満たすことを意味する。下口シ
ール帯のエツジ14とミシン目3の寸法差Δl2は、−0mm≦Δl2≦+20
mmを満たす位置関係にある。
開口部には、第1図、第5図および第6図に示すように、封緘に用いるフラツプ
2が形成されている。
上記フラツプの形状は、長方形であってもよい。又、第5図および第6図に示
すように、フラツプの先端辺の長さの方が短い、梯形であってもよい。
封緘のためにフラツプを折り曲げた場合に、緩衝封筒の裏面と接するフラツプ
の面に、第2図に示すように、接着層4が形成される。接着層4として、両面粘
着テープ又は粘着剤又は水糊又はホツトメルト等の何れを用いてもよい。接着層
4は、設けなくともよい。
第1図、第5図および第6図に示すように、フラツプ2にはミシン目3が形成
されている。ミシン目3は、直線(第1図)であっても、第5図又は第6図の形
状であってもよい。第5図、第6図の場合、ミシン目の中央部にて、−0mm≦
Δl2≦−20mmが満たされていればよい。
請求項第2項を、第4図を用いて説明する。 フラツプの内側に緩衝シート製
の内フラツプが設けられており、該内フラツプのエツジ17に対して、+0mm
〜−20mmの範囲の位置にミシン目3が形成される。該位置関係とは、第4図
で内フラツプのエツジ17とミシン目3の寸法差Δhが、
−20mm≦Δh≦+0mmを満足することを意味する。従って、封緘状態でミ
シン目3と封筒表面材5との間に空間が生じる。
封筒表面材としては、紙質シート、不織布、金属箔、プラスチツクシート、ま
たはこれらの複合材、たとえばポリコート紙などが用いられる。
緩衝シートとしては、例えば、規則正しく配列された、多数の凸状突起を有す
るキヤツプフイルムの両面に、各々平滑なバツクフイルムとライナフイルムを熱
融着した、三層品気泡シート、又は、上記キヤツプフイルムの片面にバツクフイ
ルムを熱融着した、二層品気泡シート、又は、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロ
ピレン、発泡ポリスチレン等の発泡体シートなどを用いることができる。
ミシン目の幅=a、ミシン目を入れない幅=b、ピツチ=a+b=pとする時
、1mm≦p≦10mmでかつ0.4≦a/p≦0.9の範囲が望ましい。a/
p>0.9であると、ミシン目が破断しやすく、a/p<0.4であると、開封
が困難となる。
(作用)
封筒表面材の内側に緩衝シートを重ねて封筒本体としているので、本考案のミ
シン目入り緩衝封筒に収納した被包装物が、郵送、宅配送、社内便送で外部から
衝撃を受けても、外部衝撃力は被包装物に及ばない。 輸送中の振動などによっ
て、被包装物が封筒内で移動することもない。
請求項第1項の場合、下口シール帯のエツジ14とミシン目3が−0mm〜+
20mmの位置関係にある為、封緘状態で、該ミシン目3と封筒表面材5の間に
空間を生じ、第7図に示すように、ミシン目に沿って指先または爪で押すだけで
、短時間に、かつ、綺麗に開封することができる。 請求項第2項の場合、内フ
ラツプのエツジ17とミシン目3が−20mm〜+0mmの位置関係にある為、
封緘状態で該ミシン目3と封筒表面材5の間に空間を生じ、第8図に示すように
、ミシン目に沿って指先または爪で押すだけで、短時間に、かつ、綺麗に開封す
ることができる。
実施例1
三層品気泡シートと封筒表面材を重ねた封筒本体を用い、封筒幅=約19cm
、封筒長さ=約28cm、梯形フラツプ、フラツプの長さ=約4.5cmの各仕
様で、ミシン目の入らない従来技術の緩衝封筒と、第1図に示すミシン目入りの
本考案の緩衝封筒を比較した。
表1に示す通り、本考案のものは、従来技術のものに比較して、半分以下の時
間で開封できた。
又、従来技術のものよりも、本考案のものの方が、開封個所は格段に綺麗であ
った。
実施例2
3mm幅ミシン目、2mm幅ミシン目なしの、5mmピツチを繰り返す第6図
に示すミシン目であるほかは、実施例1と同様な本考案の緩衝封筒を開封した。
下口シール帯のエツジ14とミシン目3は、空間の大きい個所から開封できて
、実施例1のミシン目同様に開封が楽であった。
(効果)
封筒本体中の緩衝シートによって、緩衝性を有するので、緩衝性を要する被包
装物の郵送、宅配送、社内便送が容易にできる。
緩衝シートの厚み分の段差を利用して、ミシン目を破ることが出来るので、従
来技術の通常封筒(非緩衝封筒)について提案されていた諸案のごとく、封筒表
裏にミシン目を入れたり、フラツプ部に二本平行したミシン目を入れる必要がな
い。従って、製造が容易である。 また、これらの実施品よりも、本案の方が、
開封が容易で、短時間で開封でき、開封個所が綺麗である。
【図面の簡単な説明】
第1〜8図は本考案の応用例を説明する図で、第1図、
第5図および第6図は本考案品の封筒裏面の平面図、第
2図、第3図および第4図は第1図A−A矢視断面図、
第3図および第4図は請求項第1項および第2項を説明
する図、第7図および第8図は請求項第1項および第2
項の開封状態を例示する断面図、第9図〜第14図は従
来技術を説明する図で、第9図、第10図は二本の平行
なミシン目入り封筒裏面の平面図、第11図〜第13図
はフラツプ、封筒表裏の三面にミシン目の入った封筒、
第11図は裏面の平面図、第12図は第11図A−A矢
視断面図、第13図は従来技術での開封状態を例示する
斜視図、第14図は緩衝封筒の従来技術を例示する封筒
の断面図を示す。 1はシール、11は上口シール帯、12は下口シール
帯、13は上口シール帯のエツジ、14は下口シール帯
のエツジ、15はサイドシール、16はボトムシール、
17は内フラツプのエツジ、2はフラツプ、21は内フ
ラツプ、3はミシン目、31は開封用の紐、4は接着
層、5は封筒表面材、6は緩衝シート、61はキヤツプ
フイルム、62はバツクフイルム、63はライナフイル
ムを示す。
第5図および第6図は本考案品の封筒裏面の平面図、第
2図、第3図および第4図は第1図A−A矢視断面図、
第3図および第4図は請求項第1項および第2項を説明
する図、第7図および第8図は請求項第1項および第2
項の開封状態を例示する断面図、第9図〜第14図は従
来技術を説明する図で、第9図、第10図は二本の平行
なミシン目入り封筒裏面の平面図、第11図〜第13図
はフラツプ、封筒表裏の三面にミシン目の入った封筒、
第11図は裏面の平面図、第12図は第11図A−A矢
視断面図、第13図は従来技術での開封状態を例示する
斜視図、第14図は緩衝封筒の従来技術を例示する封筒
の断面図を示す。 1はシール、11は上口シール帯、12は下口シール
帯、13は上口シール帯のエツジ、14は下口シール帯
のエツジ、15はサイドシール、16はボトムシール、
17は内フラツプのエツジ、2はフラツプ、21は内フ
ラツプ、3はミシン目、31は開封用の紐、4は接着
層、5は封筒表面材、6は緩衝シート、61はキヤツプ
フイルム、62はバツクフイルム、63はライナフイル
ムを示す。
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フロントページの続き
(72)考案者 川上 肇
愛知県名古屋市港区十一屋1−47−1 川
上産業株 式会社内
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1)封筒本体と、前記封筒本体に連続して形成される
フラツプから構成され、かつ、緩衝シートと封筒表面材
を、少なくとも上口シール帯と下口シール帯の2ケ所で
接合して得られる緩衝封筒に於て、 前記緩衝シートの厚みが1mm以上であり、かつ、前記
フラツプに開封用ミシン目が施されており、かつ、前記
上口シール帯のエツジと前記下口シール帯のエツジが+
5mm〜−5mmの範囲の位置関係にあり、かつ、封緘
した状態で、前記開封用ミシン目と前記下口シール帯の
エツジが+20mm 〜−0mmの範囲の位置関係にあ
ることを特徴とする緩衝封筒。 (2)封筒本体と、前記封筒本体に連続して形成される
フラツプから構成され、かつ、緩衝シートと封筒表面材
を、少なくとも上口シール帯と下口シール帯の2ケ所で
接合して得られる緩衝封筒に於て、 前記緩衝シートの厚みが1mm以上であり、かつ、前記
フラツプに開封用ミシン目が施されており、かつ、前記
フラツプの内側に緩衝シート製の内フラツプが形成され
ており、かつ、前記開封用ミシン目と前記内フラツプの
エツジが、+0mm 〜−20mmの範囲の位置関係に
あることを特徴とする緩衝封筒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994004400U JP3010357U (ja) | 1994-03-19 | 1994-03-19 | ミシン目入り緩衝封筒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994004400U JP3010357U (ja) | 1994-03-19 | 1994-03-19 | ミシン目入り緩衝封筒 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3010357U true JP3010357U (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=43146122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994004400U Expired - Lifetime JP3010357U (ja) | 1994-03-19 | 1994-03-19 | ミシン目入り緩衝封筒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3010357U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05166287A (ja) * | 1991-12-13 | 1993-07-02 | Fujitsu Ltd | アレイディスク装置の装置立ち上げ方法 |
JP2013199290A (ja) * | 2012-03-23 | 2013-10-03 | Sakai Kagaku Kogyo Kk | 運送用保護容器 |
JP2015140188A (ja) * | 2014-01-27 | 2015-08-03 | 川上産業株式会社 | 緩衝封筒 |
JP2017145006A (ja) * | 2016-02-15 | 2017-08-24 | 株式会社カクワ | 包装体 |
-
1994
- 1994-03-19 JP JP1994004400U patent/JP3010357U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05166287A (ja) * | 1991-12-13 | 1993-07-02 | Fujitsu Ltd | アレイディスク装置の装置立ち上げ方法 |
JP2013199290A (ja) * | 2012-03-23 | 2013-10-03 | Sakai Kagaku Kogyo Kk | 運送用保護容器 |
JP2015140188A (ja) * | 2014-01-27 | 2015-08-03 | 川上産業株式会社 | 緩衝封筒 |
JP2017145006A (ja) * | 2016-02-15 | 2017-08-24 | 株式会社カクワ | 包装体 |
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