JP2013199290A - 運送用保護容器 - Google Patents

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竹春 尾野
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徹也 美馬
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Abstract

【課題】運送時に保護すべき記録媒体等の対象物を収納した状態で、運送可能であることは勿論のこと、構成が簡単であると共に、運送時の衝撃から当該対象物を保護可能な運送用保護容器を提供する。
【解決手段】多数の独立気泡11が形成されたキャップフィルム12と、キャップフィルム12の一方の面に設けられたベースフィルム13とを有する気泡シート15と、気泡シート15の一方の面側に配設された不織布16を備え、不織布16が内側に位置すると共に、運送可能な寸法を有する袋からなる運送用保護容器である。
【選択図】図1

Description

本発明は、運送時に保護すべき記録媒体等(例えば、CD、DVD、ブルーレイ、FD等)の対象物を収納した状態で運送可能であり、運送時の衝撃から当該対象物を保護する運送用保護容器に関する。
従来、記録媒体等を郵送する際には、郵送時の衝撃からこれらを保護するため、記録媒体等をプラスチック製の保護ケースに納めて封書で郵送していた。しかしながら、この方法は、重量がかさむと共に、寸法も大きくなり、定形外郵便の扱いになるため、郵便料金が高くなる。
そこで、近年では、定形郵便物の寸法、重量の範囲内で記録媒体等を郵送可能な容器が提供されている。(例えば、特許文献1〜7参照)。
特開平9−58776号公報 特開平9−58779号公報 特開平9−118384号公報 特開平9−175581号公報 特開2007−1629号公報 実用新案登録番号第3021051号 実用新案登録番号第3026154号
しかしながら、特許文献1に記載された郵送ケースは、段ボール紙製矩形平板の表面に粘着力が微弱な非移行性の粘着シートを貼着した構成を有し、当該粘着シートによって、CDが密着した状態になるので、郵送中にCDがずれたり、傷付いたりすることを防止するものであるが、前記矩形平板にCDの外周に係合する欠き部を形成したり、CDの外周をガイドする折り曲げ罫線を設ける等、構造が複雑である。
特許文献2に記載された郵送用容器は、不織布の単体、又は、内側面にCD保護用の不織布を接着した板紙を用いて全体を偏平な袋状に構成したものであるが、三つ折り可能な板紙からなる台紙を2つ折りにして重ね、重ねられなかった残りの部分に、2枚の袋板からなる袋状容器体を接着した構成を有し、構造が複雑である。
特許文献3に記載された郵送ケースは、段ボール製であり、展開可能な箱形のケース本体と、当該ケース本体に収納され、CDの外周をガイドするホルダとを有しており、当該ホルダにCDの一方の外周を係止する第1係止用突片と、CDの他方の外周を係止する第2係止用突片を設ける等、構造が複雑である。
特許文献4に記載された封筒は、封筒の内面に塩化ビニルフィルム又はポリプロピレンフィルム等の内張りフィルムを添着した構成を備えているが、CDを封筒と内張りフィルムで保護する構成であるため、当該CDを十分に保護できない虞がある。
特許文献5に記載された収納ケースは、CD等が収納されるプラスチックケース本体と、プラスチックケース本体の外側面又は内側面に一体に覆設されたエアクッション材とを有するものであるが、定形郵便物の寸法、重量の範囲内でCD等を郵送するための工夫はなされていない。
特許文献6に記載された郵送用ケースは、板紙からなる本体の中央部にCDが収容される円形状の凹部を有し、当該凹部にプラスチックフィルムを貼着した構成を備えているが、凹部を形成する等、構造が複雑であると共に、CDをプラスチックフィルムで保護する構成であるため、CDを十分に保護できない虞がある。
また、特許文献7に記載されたCDケースは、ベースと、当該ベースを固定した台紙と、当該台紙の片側に延設した2つ折りのフラップを有し、前記ベースにCDを収容する凹部を形成し、この凹部の中央にCDを固定する固定部を設けた構成を備えており、構造が複雑である。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、運送時に保護すべき記録媒体等の対象物を収納した状態で、運送可能であることは勿論のこと、構成が簡単であると共に、運送時の衝撃から当該対象物を保護可能な運送用保護容器を提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明は、収納される対象物を保護する運送用保護容器であって、多数の独立気泡が形成されたキャップフィルムと、当該キャップフィルムの一方の面に設けられたベースフィルムとを有する気泡シートと、前記気泡シートの一方の面側に配設された不織布と、を備え、前記不織布が内側に位置すると共に、運送可能な寸法を有する袋からなる運送用保護容器を提供するものである。
この構成を備えた運送用保護容器に収容された対象物(例えば、記録媒体等)は、気泡シートと不織布との二層構造体によって保護されるため、運送時に受ける衝撃から対象物を確実に守ることができる。また、本発明に係る運送用保護容器は袋状であり、対象物を固定するための部材を配設する必要がない。したがって、構成が単純であり、製造コストを低減することができる。
また、本発明に係る運送用保護容器は、前記気泡シートと不織布との間に、ライナーフィルムが配設されていてもよい。このように構成することで、気泡シートと不織布とをより強固に固定することができる。
さらにまた、前記袋は、定形郵便物として郵送可能な寸法を有することができる。このように構成することで、対象物を定形郵便物の料金で郵送することができ、さらに経済的である。
そしてまた、前記袋は、例えば、宅配便等で取り扱っているメール便として運送可能な寸法を有することができる。このように構成することで、対象物をメール便の料金で運送することができ、さらに経済的である。また、この場合、定形郵便物よりも多くの対象物を運送することもできる。
また、本発明に係る運送用保護容器には、前記袋の内部空間を分割する仕切りを配設することができ、この仕切りは不織布から形成することができる。この構成により、運送用保護容器内の前記仕切りを挟んだ両側に対象物を収納することができる。ここで、仕切りの配設数は、対象物を収容した運送用保護容器が定形郵便物として運送可能な寸法の範囲内の厚さを維持できれば、任意に設定することができる。このように、収納された対象物は不織布によって仕切られるため、互いに直接接触することがなく、対象物同士がぶつかり合って傷付いたり破損したりすることを防止することができると共に、複数の対象物を収容することができる。
そしてまた、本発明に係る運送用保護容器には、前記袋の内部空間を分割する仕切りを配設することができ、この仕切りは、多数の独立気泡が形成されたキャップフィルムと、当該キャップフィルムの一方の面に設けられたベースフィルムとを有する気泡シートの両面に不織布が配設された多層構造を有することができる。なお、この場合も、キャップフィルムの前記独立気泡が形成されている面と、不織布との間には、ライナーフィルムが配設されていてもよい。このような構成の場合、収納された対象物は仕切りによって仕切られるため、互いに直接接触することがなく、対象物同士がぶつかり合って傷付いたり破損したりすることを防止することができると共に、複数の対象物を収容することができる。
さらにまた、本発明に係る運送用保護容器は、前記袋を2つ備え、一方の袋の一端と他方の袋の一端とが接続されてなり、当該接続部分に沿って折り曲げた状態が維持される構成を備えてもよい。このように構成することで、一方の袋に対象物を収納して運送する際に、他方の袋を返信用とすることができる。この構成の場合、前記接続部分に沿ってミシン目を形成することで、他方の袋を返信用とする際に、一方の袋と他方の袋を当該ミシン目に沿って簡単に分離することができる。また、前記接続部分に沿って折り曲げた状態を維持するため、前記接続部分に沿って折り曲げた際に、一方の袋に他方の袋が着脱可能に固定される固定部を形成してもよい。
また、本発明に係る運送用保護容器は、前記袋の対象物挿入口に、当該袋を封緘するための封緘部を形成することもできる。
そしてまた、本発明に係る運送用保護容器は、前記袋の外表面に筆記可能な筆記面を形成し、当該筆記面に、例えば、宛先等を記載できるようにしてもよい。
本発明によれば、運送時に保護すべき記録媒体等の対象物を収納した状態で、運送可能であり、構成が簡単であると共に、運送時の衝撃から当該対象物を保護可能な運送用保護容器を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る運送用保護容器の斜視図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 本発明の実施形態1に係る運送用保護容器を構成する多層シートの製造工程の一部を示す模式図である。 図1に示す運送用保護容器の使用例を示す斜視図である。 本発明の実施形態2に係る運送用保護容器の斜視図である。 図5に示す運送用保護容器の一部拡大平面図である。 本発明の他の実施形態に係る運送用保護容器を構成する多層シートの断面図である。 本発明の実施形態3に係る運送用保護容器の斜視図である。 図8に示す運送用保護容器の使用例を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る運送用保護容器の斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る運送用保護容器の使用例を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る運送用保護容器の正面図である。
次に、本発明の実施形態に係る運送用保護容器について図面を参照して説明する。なお、以下に記載される実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施形態にのみ限定するものではない。したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施することができる。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る運送用保護容器の斜視図、図2は、図1のII−II線に沿った断面図、図3は、図1に示す運送用保護容器を構成する多層シートの製造工程の一部を示す模式図、図4は、図1に示す運送用保護容器の使用例を示す斜視図である。なお、前記各図では、説明を判り易くするため、各部材の厚さやサイズ、拡大・縮小率等は、実際のものとは一致させずに記載した。
図1及び図2に示すように、実施形態1に係る運送用保護容器1は、定形郵便物として郵送可能であり、内部にCDを収容可能な寸法を有している。即ち、運送用保護容器1は、内部にCDを収容した際に、縦:23.5cm(許容差2mm)、横:12cm(許容差2mm)、厚さ:1cmの範囲内となる寸法を備えている。
この運送用保護容器1は、多数の独立気泡11が形成されたキャップフィルム12と、キャップフィルム12の一方の面に設けられたベースフィルム13とを有する気泡シート15と、気泡シート15の独立気泡11が形成されている面(ベースフィルム13が配設された面とは反対側の面)に配設されたライナーフィルム21を介して配設された不織布16とを備えた多層シート20から形成されている。この運送用保護容器1は、多層シート20の内側が不織布16となり且つ袋状となるように、多層シート20を重ね、重ねた多層シート20の両側と当該両側に連続する一方の縁を例えば熱融着することで形成されている。なお、符号17は、運送用保護容器1を封緘するための封緘部としてのフラップである。
キャップフィルム12は、例えば低密度ポリエチレンフィルム(密度:約0.92g/cm、独立気泡を形成する前の厚さ:約40μm)から構成されている。このキャップフィルム12に形成されている複数の独立気泡11は、例えば、加熱ロールによって溶融状態で流送されてくるフィルムを、真空吸引ロールで引き取ってキャップ型の凹凸を作出させることで得られたものであり、このような製造方法は従来から周知である。なお、このキャップフィルム12は、独立気泡11の直径が約7mm、高さが約2.5mmとなるように製造した。
ベースフィルム13は、例えば低密度ポリエチレンフィルム(密度:約0.92g/cm、厚さ:約20μm)から構成されており、キャップフィルム12の独立気泡11が凹部となる面に、ライナーフィルム21を介して圧着することにより配設される。
ライナーフィルム21は、例えば低密度ポリエチレンフィルム(密度:約0.92g/cm、厚さ:約10μm)から構成されている。
不織布16は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)繊維製、PET/ポリエチレン(PE)(芯/鞘)複合繊維製、ポリプロピレン(PP)/ポリエチレン(PE)(芯/鞘)複合繊維製、PP繊維製、PE繊維製等、一般的に使用されている不織布を所望により選択して使用することができる。
多層シート20は、図3に示すように、ロール状に巻かれた原反から巻き出されて供給される不織布16を、Tダイ110から供給されるライナーフィルム21を介して、気泡シート15の独立気泡11が形成されている面に、シールロール101により、圧着することにより製造される。
この構成を備えた運送用保護容器1は、図4に示すように、内部にCD200を収容すると、収容されたCD200の表面には、不織布16が接触すると共に、気泡シート15によって保護されることになる。したがって、運送時に衝撃を受けたとしても、CD200が破損したり、傷付いたりすることを確実に防止することができる。また、CD200の表面には、不織布16が接触するため、例えばCD200の表面に接触したフィルムがCD200に密着してくっつく等のトラブルが生じることもない。
また、運送用保護容器1の表面には、宛名シール等を貼着することができる。また、運送用保護容器1の表面には、油性の筆記具等により文字等を書くこともできる。また、運送用保護容器1の表面となるベースフィルム13の表面の一部あるいは全部に表面処理を行い、他の筆記具でも筆記可能な筆記面を形成してもよい。また、運送用保護容器1の表面の所望位置に印刷を施し、この印刷部分に筆記してもよい。さらにまた、運送用保護容器1の表面の所望位置に紙を貼り、この紙に筆記してもよい。
このように、実施形態1に係る運送用保護容器1は、製造工程が簡単であり、形状も単純であるため、製造コストを抑えることができる。また、定形郵便物の寸法、重量の範囲内であるため郵送可能であり、郵送費を抑えることができると共に、郵送時の衝撃からCD200を確実に保護することができ安全に郵送することができる。
なお、実施形態1では、フラップ17を設けた構成について説明したが、これに限らず、フラップ17は必ずしも設けなくてもよい。また、フラップ17の代わりに、例えば、面ファスナ、レールファスナ、ジッパ(ジップファスナ)、両面テープ等、他の封緘手段を用いてもよい。
また、気泡シート15の厚さ、独立気泡11のサイズ、不織布16の厚さ等は、所望により決定することができる。
そしてまた、実施形態1では、ライナーフィルム21を介して不織布16を配設した場合について説明したが、これに限らず、ライナーフィルム21は必ずしも設けなくてもよい。即ち、気泡シート15の独立気泡11が形成されている面に不織布16を直接配設してもよい。
また、実施形態1では、定形郵便物として郵送可能な運送用保護容器1について説明したが、これに限らず、運送用保護容器1は、例えば、宅配便、メール便等、他の運送手段によって運送可能であってもよい。
そしてまた、運送用保護容器1を定形郵便物として郵送しない場合は、例えば、袋の底面にマチ(内側に折込まれた折込部分)を設けたり、袋の側面にマチを設けてもよい。
さらにまた、実施形態1では、運送用保護容器1にCD200を収容する場合について説明したが、これに限らず、運送用保護容器1には、DVD、ブルーレイ、FD等、運送用保護容器1に収容可能であれば、収容される対象物は特に限定されるものではない。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2に係る運送用保護容器について図面を参照して説明する。なお、実施形態2では、実施形態1で説明した部材と同様の部材には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図5は、本発明の実施形態2に係る運送用保護容器の斜視図、図は、図5に示す運送用保護容器の一部拡大平面図、図7は、本発明の他の実施形態に係る運送用保護容器を構成する多層シートの断面図である。
図5及び図6に示すように、実施形態2に係る運送用保護容器2の実施形態1に係る運送用保護容器1と異なる主な点は、袋状に形成した多層シート20に袋の内部空間を分割する仕切り35を設けた点と、封緘用のフラップを設けていない点である。即ち、運送用保護容器2は、重ねた多層シート20の両側と当該両側に連続する一方の縁を例えば熱融着することで袋状にする際に、仕切り35を挟んで多層シート20を重ね、重ねた多層シート20の両側と仕切り35の両縁を共に、例えば熱融着することで形成されている。なお、実施形態2では、仕切り35として不織布を使用した。
このように、運送用保護容器2の内部を仕切り35によって分割することで、仕切り35を挟んだ両側にCD(図示せず)を収納することができる。したがって、2枚のCDは互いに直接接触することがなく、CD同士がぶつかり合って傷付いたり破損したりすることを防止することができる。また、1つの運送用保護容器2で2枚のCDを収容することができ、経済的である。
なお、実施形態2では、1枚の仕切り35を配設した場合について説明したが、これに限らず、仕切り35の配設数は、CD(対象物)を収容した運送用保護容器2が運送可能な寸法の範囲内の厚さを維持できれば、任意に設定することができる。
また、運送用保護容器2を、CD(対象物)の枚数が比較的多くても運送することができるメール便等で運送する場合、仕切り35を複数枚配設すると共に、袋の底面にマチを設けたり、袋の側面にマチを設けてもよい。
また、実施形態2では、不織布からなる仕切り35を配設した場合について説明したが、これに限らず、仕切り35は、例えば、図7に示すように、気泡シート15のベースフィルム13及びライナーフィルム21の各々の面に不織布16を配設した構成であってもよい。また、仕切り35は、発泡シートの少なくとも一方の面に不織布を配設した構成を有していてもよい。そしてまた、運送用保護容器2に封緘用のフラップ、面ファスナ、レールファスナ、ジッパ(ジップファスナ)、両面テープ等を設けてもよい。また、気泡シート15の独立気泡11が形成されている面に不織布16を直接配設してもよい。
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3に係る運送用保護容器について図面を参照して説明する。なお、実施形態3では、実施形態1で説明した部材と同様の部材には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図8は、本発明の実施形態2に係る運送用保護容器の斜視図、図9は、図8に示す運送用保護容器の使用例を示す斜視図である。図8及び図9に示すように、実施形態3に係る運送用保護容器3の実施形態1に係る運送用保護容器1と異なる主な点は、袋状に形成した多層シート20を2つ接続した点と、封緘用のフラップを設けていない点である。
即ち、運送用保護容器3は、多層シート20の内側が不織布16となり且つ袋状となるように、多層シート20の両側を例えば熱融着して形成した第1の袋25と、第1の袋25と同様の第2の袋26を備え、第1の袋25の縁と、第2の袋26の縁とを熱融着等により接続し、この接続部分30にミシン目31を形成した構成を備えている。したがって、第1の袋25を往信用とし、ミシン目31に沿って接続部分30を切り離せば、第2の袋26を返信用として使用することができる。また、この運送用保護容器3は、図9に示すように、接続部分30を折り目として2つ折りにすることができるため、定形郵便物として郵送可能である。
なお、運送用保護容器3には、接続部分30を折り目として2つ折りにした際に、この寸法(定形郵便物として使用する場合は、郵送可能な寸法)を維持することをさらに確実にできるように、例えば、第1の袋25に面テープの雄型を設け、第2の袋26に面テープの雌型を設ける、あるいは、両者に剥離できる接着剤を設ける等、第1の袋25と第2の袋26とを着脱可能に固定(仮止め)する固定部を設けてもよい。
また、図10に示すように、第1の袋25の接続部分30とは反対側の縁と、第2の袋26の接続部分30とは反対側の縁とを、例えば熱融着して接続し、この接続部分40にミシン目41を形成してもよい。このように構成することで、例えば郵送時には、接続部分30及び40によって両者が接続された状態で、第1の袋25(往信用)にCDを挿入して郵送し、CDを例えば返却する際には、ミシン目31及び41に沿って接続部分30及び40を切り離し、第2の袋26(返信用)にCDを挿入して郵送することができる。
なお、実施形態3では、接続部分30にミシン目31を形成した場合について説明したが、これに限らず、ミシン目31は必ずしも形成しなくてもよい。そしてまた、運送用保護容器3に封緘用のフラップ、面ファスナ、レールファスナ、ジッパ(ジップファスナ)、両面テープ等を設けてもよい。
また、実施形態3では、第1の袋25及び第2の袋26を有する場合について説明したが、これに限らず、袋の配設数は、3枚以上等、任意に決定することができる。
さらにまた、運送用保護容器3は、実施形態2と同様に、第1の袋25及び第2の袋26に、それぞれ1枚または複数の仕切り35を配設してもよく、袋の底面にマチを設けたり、袋の側面にマチを設けてもよい。
また、運送用保護容器1〜3の外側表面には、PETフィルム、PPフィルム等がラミネートされていてもよい。このようにすることで、袋状にする際の加工性がさらに向上すると共に、さらに強度を向上させることができる。
そしてまた、運送用保護容器1〜3は、容器内の内容物が外から見えないようにするため、例えば、透過性が低い色の不織布16を使用する、運送用保護容器1〜3の表側となる面に印刷を施す等してもよい。
さらにまた、例えば、レンタルCD等のように、CDの表面に商品管理のバーコードが貼着されている場合、例えば、図11に示すように、CD200の記録面が対向する面(接触する面)51を多層シート20から形成し、CD200のバーコード201が貼着されている面が対向する面(記録面とは反対側の面)52を、気泡シート15あるいは、気泡シート15にライナーフィルム21を配設したシートから形成してもよい。この時、運送用保護容器にCDを挿入した際に、CD200のバーコード201が位置する領域に、バーコード201が見える窓205を形成してもよい。この窓205は、例えば、気泡シート15あるいは、気泡シート15にライナーフィルム21を配設したシートを打ち抜き、その上からバーコード201を目視可能なフィルムを貼る、あるいは、気泡を設けない等により形成することができる。このようにすることで、CD200を運送用保護容器に挿入した際に、運送用保護容器の面52を介してバーコード201を確認することができ、CD200を運送用保護容器から取り出すことなくバーコード201をバーコードリーダーで確実に読むことができる。
また、フラップ17を配設する場合、例えば、図12に示すように、フラップ17の長さを長くし、フラップ17の長さ方向略中央部にミシン目61を入れ、フラップ17のミシン目61よりも先端部62に送付先(往信先)の情報(住所や氏名等)を記載、あるいは記載されたシール64を貼着し、フラップ17のミシン目61よりも基端部63に、返信先の情報を記載、あるいは記載されたシール65を貼着してもよい。このようにすることで、この運送用保護容器を受け取ったユーザ(往信者)は、ミシン目61に沿って先端部62を切り取ることで、この運送用保護容器を返信用として使用することができる。なお、返信先の情報が記載されたシール65は、往信時には運送用保護容器内に入れておき、返信者が返信時に基端部63に貼着してもよい。
1〜3…運送用保護容器、11…独立気泡、12…キャップフィルム、13…ベースフィルム、15…気泡シート、16…不織布、20…多層シート、25…第1の袋、26…第2の袋、30…接続部分、31…ミシン目、35…仕切り

Claims (10)

  1. 収納される対象物を保護する運送用保護容器であって、
    多数の独立気泡が形成されたキャップフィルムと、当該キャップフィルムの一方の面に設けられたベースフィルムとを有する気泡シートと、
    前記気泡シートの一方の面側に配設された不織布と、
    を備え、
    前記不織布が内側に位置すると共に、運送可能な寸法を有する袋からなる運送用保護容器。
  2. 前記気泡シートと不織布との間に、ライナーフィルムが配設されてなる請求項1記載の運送用保護容器。
  3. 前記袋が定形郵便物として郵送可能な寸法を有する請求項1または請求項2記載の運送用保護容器。
  4. 前記袋の内部空間を分割する仕切りが配設されてなり、当該仕切りが不織布から形成されてなる請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の運送用保護容器。
  5. 前記袋の内部空間を分割する仕切りが配設されてなり、当該仕切りが、多数の独立気泡が形成されたキャップフィルムと、当該キャップフィルムの一方の面に設けられたベースフィルムとを有する気泡シートの両面に不織布が配設された多層構造を有する請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の運送用保護容器。
  6. 前記袋を2つ備え、一方の袋の一端と他方の袋の一端とが接続されてなり、当該接続部分に沿って折り曲げた状態が維持される請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の運送用保護容器。
  7. 前記接続部分に沿ってミシン目が形成されてなる請求項6記載の運送用保護容器。
  8. 前記接続部分に沿って折り曲げた際に、一方の袋に他方の袋が着脱可能に固定される固定部を形成してなる請求項6または請求項7記載の運送用保護容器。
  9. 前記袋の対象物挿入口に、当該袋を封緘するための封緘部が形成されてなる請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の運送用保護容器。
  10. 前記袋の外表面に筆記可能な筆記面が形成されてなる請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の運送用保護容器。
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