JP3010154U - ゴルフシューズ等の靴 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 甲被における親指と小指の外側箇所にシャー
リング１を有して外反母趾を防ぐことができると共に、
例えば、ゴルフのプレー中に、指に力を入れて踏ん張っ
ても、そのシャーリング１が過度に伸びないようにする
ことができるゴルフシューズ等の靴を提供する。 【構成】 甲被における親指と小指の外側箇所にシャー
リング１を設けると共にそのシャーリング１の内側にゴ
ムを用いた素材を重ね合わせる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はゴルフシューズ等の靴に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、外反母趾を防ぐために、甲被における親指と小指の外側箇所をシャーリ ング構造として伸縮自在となした靴が公知である。このようなシャーリングを設 けた靴は、例えば、ゴルフのプレーにおいてショットする場合などに、シャーリ ングが伸び過ぎて足の指に力が入らず、踏ん張れないという弊害がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記従来例の問題を解決すること、すなわち、甲被における親指と小 指の外側箇所にシャーリングを有して外反母趾を防ぐことができると共に、ゴル フをする場合などは、そのシャーリングの過度な伸び過ぎを抑えて、足の指に対 し適度な抵抗を与えて支障なく踏ん張れるようにすることができ、極めて良好な フィット感を得られるゴルフシューズ等の靴の提供を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するために、本考案のゴルフシューズ等の靴は、甲被におけ る親指と小指の外側箇所にシャーリング１を設けると共に、そのシャーリング１ の内側にゴムを用いた素材を重ね合わせたことを特徴とする構成とするものであ り、又は、甲被における親指と小指の外側箇所に、シャーリング１を表面に形成 した外革３を配し、その外革３は内側にゴム入り布４を重ねて縫い合わせたもの とし、更に、その内側にゴムシート２、不織布等の中綿５、及び内布６を重ね合 せたことを特徴とする構成とするものである。

【０００５】

【作用】

シャーリング１の内側に重ね合わせたゴムを用いた素材が、シャーリング１の 過度な伸びを抑えるという作用を有する。従って、親指又は小指の動きに対し適 度な抵抗を与え、足の踏ん張りが効くようになって、ゴルフ等のプレーを支障な く行うことができる。

【０００６】

【実施例】

図は本考案実施例のゴルフシューズを示したものである。図１に示すように、 このゴルフシューズ７は、甲被における親指と小指の外側箇所にそれぞれシャー リング１を設けている。このシャーリング１を設けた箇所は、図２に示すような 構造になっている。すなわち、最も外側に外革３があり、その外革３の表面にシ ャーリング１が形成されている。外革３は内側にゴム入り布４を重ねて縫い合わ せてある。更に、その内側にゴムシート２が重ねられ、その内側に不織布等の中 綿５が当てられ、最も内側には中綿５を覆う内布６が配している。尚、中綿５は 変形しやすい柔軟性を備えた素材が好ましく、不織布の他には例えばスポンジな ども使用可能である。この中綿５はシャーリング１の内側に生じる凹凸を吸収し て内面を滑らかにし肌触りを良好にする作用を有する。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は上記の通りであり、甲被における親指と小指の外側箇所にシャーリン グ１を設けて伸縮自在としたので、指の圧迫が緩和されて外反母趾を防止できる のは勿論であるが、本考案は特に、シャーリング１の内側にゴムを用いた素材を 重ね合わせたことによって、シャーリング１の過度な伸びを抑える作用があり、 これによって、例えばゴルフのプレーにおいてショットする場合などに、シャー リングが伸び過ぎて足の指に力が入らず、踏ん張れないという弊害を回避するこ とができる。また、外革３及びゴム入り布４の内側に、ゴムシート２、不織布等 の中綿５、及び内布６を重ね合せることにより、シャーリング１の内側に生じる 凹凸を吸収して内面を滑らかにし肌触りを良好にする効果がある。また、ゴムシ ート２は防水性を向上させるという効果も生じさせる。

【図面の簡単な説明】

【図１】斜視図である。

【図２】シャーリングを設けた部分の拡大断面図であ
る。

【符号の説明】

１ シャーリング ２ ゴムシート ３ 外革 ４ ゴム入り布 ５ 不織布 ６ 内布

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 甲被における親指と小指の外側箇所にシ
   ャーリング１を設けると共に、そのシャーリング１の内
   側にゴムを用いた素材を重ね合わせたことを特徴とする
   ゴルフシューズ等の靴。
2. 【請求項２】 甲被における親指と小指の外側箇所に、
   シャーリング１を表面に形成した外革３を配し、その外
   革３は内側にゴム入り布４を重ねて縫い合わせたものと
   し、更に、その内側にゴムシート２、不織布等の中綿
   ５、及び内布６を重ね合せたことを特徴とするゴルフシ
   ューズ等の靴。