JP3208574U - 敷きパッド - Google Patents

Abstract

【課題】ずれるのを防止した裏地を用いた敷きパッドを提供する。【解決手段】表地と裏地１１とを備え、裏地１１は滑り止め部１２を有することを特徴とする。【選択図】図１

Description

本考案は、ベッドや布団の上に重ねて使用する敷きパッドに関する。

敷きパッドは、ベッドのマットレス，敷きマット，布団の上に敷き使用する寝具であり、直接肌触りに影響を与える。
夏季には汗が乾きやすいもの、吸収性のあるもの、冬季は保温性のあるもの等、調整して使用される。
敷きパッドは、一般的にマットレスや布団の上にシーツを敷き、その上に重ねるように敷いて用いられる。
このようなシーツは滑りやすいものが多く、敷きパッドがずれるという課題があった。

特許文献１には、マットレスの上に敷くシーツが滑るのを抑えるべく、マットの上に凸部を形成する技術を開示するが、上側のシーツが滑るのを防止するのが目的であり、本考案がシーツ等の上に敷く、敷きパッドの滑り止めを目的とするのと相違する。

特許第３６０７８９１号公報

本考案は、ずれるのを防止した裏地を用いた敷きパッドの提供を目的とする。

本考案に係る敷きパッドは、表地と裏地とを備え、前記裏地は滑り止め部を有することを特徴とする。
なお、表地と裏地との間には、必要に応じて中綿等が用いられることがあるが、本考案はこれらを含む。
ここで滑り止め部は、裏地に滑り止め部材を取り付けたり、貼り付けたりしてもよいが、使用者が心地よい肌触りを感じるには、滑り止め部はエンボス加工により形成された凹凸部であるのが好ましい。
裏地（裏生地）には、綿，ポリエステル等の化学繊維あるいは、それらの混紡が用いられる。
化学繊維の方が綿やそれらの混紡よりも安価であるが、綿等に比較して滑りやすくなる。
よって本考案は、裏地に綿，綿と化学繊維との混紡を用いてもよいことは言うまでもないが、それらよりも滑りやすい化学繊維にエンボス加工すると、安価で滑りにくくなる。
本考案において表地は、使用者が直接肌触りを感じる部分であり、吸収性，保温性等、使用目的に応じて採用される。

本考案は、敷きパッドの裏地に滑り止め部を形成したので、使用者が寝返り等を打った場合にも敷きパッドがずれにくく、特に子供や幼児は就寝中であっても体を大きく動かす。
また、乳児等は敷きパッドの上で遊ぶ等、その運動量も多い。
本考案に係る敷きパッドは、このような用途にも滑り止め効果が大きい。

本考案に係る敷きパッドの裏地構造を示す。 敷きパッドの部分拡大図を示す。 従来の敷きパッドの裏地を示す。

従来の敷きパッドも図３に裏面側を示すように、表地と裏地とを糸１５にて縫い合わせてあるが、裏地（裏生地）にはエンボス加工が施されていない。
これに対して本考案に係る敷きパッドは、次のような構造になっている。
図示を省略した表地と、裏地１３を重ね合せ、糸１５にてジグザグ状に縫い合せ、周囲を淵取り布１４にて縫製してある。
４つのコーナー部はゴム紐１３を取り付けてある。
本考案は、この裏地１１に裏面全体にわたって滑り止め部１２としての突部が均一に現れるようにエンボス加工を施してある点に特徴がある。
このエンボス形状は、特に制限はない。
本実施例のように、突部を均一に形成した他に帯状の凹凸を形成する等、各種のエンボス加工形状を採用することができる。
これにより、一般的に滑りやすいシーツの上に敷きパッドを敷いてもずれにくくなる。

１０ 敷きパッド
１１ 裏地（裏生地）
１２ 滑り止め部（エンボス加工）

Claims (3)

1. 表地と裏地とを備え、
   前記裏地は滑り止め部を有することを特徴とする敷きパッド。
2. 前記滑り止め部はエンボス加工により形成された凹凸部であることを特徴とする請求項１記載の敷きパッド。
3. 前記裏地は化学繊維，綿，化学繊維と綿の混紡のいずれかであることを特徴とする請求項１又は２記載の敷きパッド。

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