JP3224739U - 敷きパッド - Google Patents
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Abstract
【課題】製造工程の複雑化を招くことなく製造可能な、滑り止め効果を有する敷きパッドを提供する。【解決手段】表地2と中綿材3と裏地4と滑り止め生地5とを順次重ね合わせてキルティングを施して一体化する。滑り止め生地5は裏地4の全面に亘り設けられている。滑り止め生地5は塩化ビニル樹脂製の網目状の摩擦シートとすることができる。【選択図】図2
Description
本考案は、滑り止め効果を有する敷きパッドに関する。
従来、滑り止め効果を有する敷きパッドとして、表生地と裏生地と、表生地と裏生地とに挟まれた中綿とを有し、裏生地の敷き布団やベッドマットとの接触面に、ポリエステル樹脂が点在して配されており、接触面の単位面積あたりの、ポリエステル樹脂が占める面積の割合を所定の割合としたものがある(特許文献1)。
かかる敷きパッドを製造するには、従来の製造方法により得られた敷きパッド裏面側に、スクリーンプリントの型枠を設置し、ポリエステル樹脂を型枠に流して塗布し、乾燥させてポリエステル樹脂を固着するスクリーンプリント技法により製造する。表生地と中綿と裏生地とを重ね合わせ、キルティング工程等により敷きパッドを製造し(ここまでは従来の製造工程)、さらに、スクリーンプリント技法により、滑り止め剤を固着しなければならない。このように、キルティング工程に加えて、さらに、スクリーンプリント工程を要するため、製造工程が複雑化し、コストアップにつながる。
そこで、本考案は、製造工程の複雑化を招くことなく製造可能な、滑り止め効果を有する敷きパッドを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る敷きパッドは、表地と中綿材と裏地と滑り止め生地とを順次重ね合わせてキルティングを施して一体化してなり、前記滑り止め生地は前記裏地の全面に亘り設けられていること、を特徴としている。
請求項2に係る考案は、滑り止め生地を塩化ビニル樹脂製の網目状の摩擦シートとしたものである。
請求項2に係る考案は、滑り止め生地を塩化ビニル樹脂製の網目状の摩擦シートとしたものである。
請求項1に係る考案によれば、表地と中綿材と裏地と滑り止め生地とを順次重ね合わせてキルティングを施して一体化してなるもので、製造工程上キルティング工程だけであるので、製造工程が複雑化することがない。また、滑り止め生地が裏地の全面に亘り設けられているので、敷きパッドの全面で滑り止め効果をもつ。一部に設けた場合には、滑り止め効果が不十分なことがあるが、このようなことがない。
一部にのみ滑り止め生地を設ける場合には製造工程上の問題からキルティングできるキルトパターンに制約があるが、全面に設けるようにすれば、キルティングの制約がないことから、自由な柄やキルトパターンのキルティングが可能となる。
請求項2に係る考案によれば、滑り止め生地を塩化ビニル樹脂製の網目状の摩擦シートとしたので、安価に入手でき、コストもそれ程かからない。
一部にのみ滑り止め生地を設ける場合には製造工程上の問題からキルティングできるキルトパターンに制約があるが、全面に設けるようにすれば、キルティングの制約がないことから、自由な柄やキルトパターンのキルティングが可能となる。
請求項2に係る考案によれば、滑り止め生地を塩化ビニル樹脂製の網目状の摩擦シートとしたので、安価に入手でき、コストもそれ程かからない。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。本考案に係る敷きパッド1は、表地2と中綿材3と裏地4と滑り止め生地5とを順次重ね合わせて(図2)キルティングを施して一体化してなるものである。ここで、滑り止め生地5は裏地4の全面に亘り設けてある。
表地2としては、ポリエステルや綿製などが一般的であるが、素材はこれらに限定されるものではない。プリント等により様々な柄や模様が施されたもの、保温性の生地、冷感素材の生地など、その用途に応じて適宜のものが用いられる。中綿材3としては、ポリエステルや綿製などで、クッション性や保温性を高めたものなど、その用途に応じて適宜の特性を有するものが用いられる。裏地4としては、ポリエステルや綿製などで、一般には無地のものが用いられる。
滑り止め生地5としては、塩化ビニル樹脂製の摩擦シートが好ましい。通気性を有する網目状のシート材でその交点部分が摩擦材として機能する。かかる塩化ビニル樹脂製の摩擦シートは安価に入手できるので、大きなコストアップとならない。滑り止め生地5は、裏地4の全面に亘り設けられるので、敷きパッド1の全体で滑り止め効果をもつ。このため、敷きパッド1のどこに座ったり、寝たりしても敷きパッドがずれることがない。
製造工程としては、表地2と中綿材3と裏地4と滑り止め生地5とを重ね合わせて、キルティングを施す。このように各生地を重ね合わせてキルティング加工するだけであるので、余計な工程を設ける必要がなく、一般的なキルティング加工機を用いて従来のキルティング工程と同様の工程により製造できる。このため、裏地にスクリーンプリント加工を施すような特殊な工程を設ける必要がなく、製造工程上、コストアップとならない。
また、従来のキルティング加工機をそのまま利用でき、滑り止め生地5を全面に設けるので、キルティングの制約なく、自由な柄やキルトパターンのキルティングが可能である。
また、従来のキルティング加工機をそのまま利用でき、滑り止め生地5を全面に設けるので、キルティングの制約なく、自由な柄やキルトパターンのキルティングが可能である。
なお、敷きパッド1の周囲は縁布7によって包被して縫製してある。また、敷きパッド1の滑り止め生地(底面)の四隅には、弾性材からなる帯状体(ゴムテープ)8を隣接する二辺にわたって斜めに取り付けることができる。図1では帯状体(ゴムテープ)を各隅に1本ずつ計4本取付けたものを示したが、各隅に2本ずつ計8本取付けてもよいし、横に2本取付けるなど、その取付け箇所は適宜設定すればよい。このように帯状体(ゴムテープ)を取付けることにより、敷布団やベッドのマットレスへの敷きパッド1の着脱が簡単に行え、また、装着した布団やマットレスから敷きパッド1がずれることを防止でき、快適に使用できる。なお、上記は帯状体(ゴムテープ)を取付けた場合を述べたが、取付けない場合もある。
1 敷きパッド
2 表地
3 中綿材
4 裏地
5 滑り止め生地
6 キルティング
7 縁布
8 帯状体(ゴムテープ)
2 表地
3 中綿材
4 裏地
5 滑り止め生地
6 キルティング
7 縁布
8 帯状体(ゴムテープ)
Claims (2)
- 表地と中綿材と裏地と滑り止め生地とを順次重ね合わせてキルティングを施し一体化してなり、前記滑り止め生地は前記裏地の全面に亘り設けられていることを特徴とする敷きパッド。
- 滑り止め生地は塩化ビニル樹脂製の網目状の摩擦シートである請求項1に記載の敷きパッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019004124U JP3224739U (ja) | 2019-10-30 | 2019-10-30 | 敷きパッド |
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JP2019004124U JP3224739U (ja) | 2019-10-30 | 2019-10-30 | 敷きパッド |
Publications (1)
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JP3224739U true JP3224739U (ja) | 2020-01-16 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019004124U Active JP3224739U (ja) | 2019-10-30 | 2019-10-30 | 敷きパッド |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3224739U (ja) |
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2019
- 2019-10-30 JP JP2019004124U patent/JP3224739U/ja active Active
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