JP3227068U - 敷物 - Google Patents
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Abstract
【課題】滑り止め効果を高めるとともに、家事の負担を軽減できる敷物を提供する。【解決手段】敷物は、表地と裏地203を縫製してなり、裏地に滑り止め構造204を備える。縫製糸により規則的なキルティング205を設け、表地と裏地は、その周縁において、縫合部で縫製され、一体化される。滑り止め構造は、滑り止め面を有する三次元編物構造を含み、三次元編物構造は、表編地と裏編地とを連結糸で連結した構造であり、形態保持性と弾力性を有する構造であり、表編地の通気口204aを除いた領域に滑り止め面を設けている。【選択図】図9
Description
本考案は、裏地に滑り止め構造を有する敷物である。
特許文献1は、シリコーンゴム底部を有する滑り止めカーペットである。滑り止め機能がよく、構造が安定で、安全性が高い滑り止めカーペットを提供する。シリコーンゴム底部を有する滑り止めカーペット100は、上から順に、糸層1、基布層2、乳剤層3、接合剤層4、不織布層5、及びシリコーンゴム層6を含む。シリコーンゴムを滑り止め材料として利用し、シリコーンゴムは、吸着性が高く、熱安定性がよく、化学的性質が安定で、水と溶剤に不溶で、毒性と匂いがないというメリットを有し、機械強度が比較的高い。
特許文献2は、さまざまな敷物に対応でき、とりわけ敷物の上にもう一枚別の敷物を重ねて敷く場合に、上の敷物がずれるのを確実に防止することのできる敷物の滑り止め材を提供する。基布1の片面側に、張りのある起立繊維2からなる起毛層3を有し、基布1の他方の面に高摩擦部材12を付着したことを特徴とする。
特許文献3は、家庭用敷物滑り止めシートであり、床に厳密な平滑性を要求せず、家庭における様々な幅広い材料からなる床に、簡単に敷物を止着させることが出来、又、敷物の移動も容易に行えて、且つ、粘着跡が敷物にも床にも残らない家庭用敷物滑り止めシートを提供し、これによって、家庭内での転倒事故を防止し、敷物が常に美観を損なわずに敷設され、掃除も容易に行うことが出来る。
従来の滑り止め構造は、四隅を係止する弾性ゴム紐を使用したり、起毛層を設けたり、家庭用敷物滑り止めシートを設けているので、ある程度の滑り止め効果はあるものの、家事の負担が増大するおそれがあるか、または、未だ滑り止め効果が十分ではない。
本考案は、滑り止め効果を高めるとともに、家事の負担を軽減することを課題とする。
上記課題に鑑み、請求項1の考案は、表地と裏地を縫製してなる、敷きパッド、ベッドパッド、又は、敷き布団に用いられ、前記裏地に面状の滑り止め面を有する滑り止め構造を備える敷物である。
「敷きパッド」は、人が座る、又は寝るために体の下に敷く、薄く平坦なマット又はクッションである。
「ベッドパッド」は、人が寝るために体の下に敷く、薄く平坦なマット又はクッションである。
「敷き布団」は寝具の一種であり、人が寝るときに、体の下に敷く布団である。
「敷物」とは、人が座るため、又は、寝るため、下に敷くものである。
請求項2の考案は、前記滑り止め構造は、裏地の面方向に対して、上下方向に空気を通す通気口を有する、二次元又は三次元編物構造を有する請求項1の敷物である。滑り止め構造は滑り止め液加工の裏地である。表地は通気性機能があっても、なくても、いずれでも含まれる。
請求項3の考案は、前記滑り止め構造が前記二次元編物構造を有し、該二次元編物構造の編地が複数の前記通気口を有し、該通気口が間隔をあけて規則的に配設され、該二次元編物構造は、形態保持性と弾力性を有し、前記編地に前記滑り止め面が設けられる請求項2の敷物である。「規則的に」は、蜂の巣状、又は格子状等が例示される。
請求項4の考案は、前記滑り止め構造が前記三次元編物構造を有し、該三次元編物構造は、表編地と裏編地が連結糸で上下に連結した構造であり、該表編地と該裏編地が複数の前記通気口を有し、該通気口が間隔をあけて規則的に配設され、該三次元編物構造は、形態保持性と弾力性を有し、前記表編地に前記滑り止め面が設けられる請求項2の敷物である。「規則的に」は、蜂の巣状、又は格子状等が例示される。
請求項5の考案は、前記通気口が円形、楕円形又は小判形状であり、前記通気口が蜂の巣状に配置されている請求項2〜4のいずれかの敷物である。
請求項6の考案は、前記滑り止め面には、ポリ塩化ビニル、或いは、シリコンを含むコーティング層を有する請求項1〜5のいずれかの敷物である。
請求項7の考案は、前記コーティング層は、滑り止め液の塗布層、滑り止め液の浸漬層又は滑り止め液の噴霧層である請求項6の敷物である。(他のコーティング方法により得られる層もある。)
前記裏地が波状または格子状にキルティングされていることが好ましい。
請求項1の考案によれば、優れた滑り止め効果を発揮し、家事の負担を軽減することができる。例えば、四隅で係止する弾性ゴム紐による滑り止め構造と比べて、取り付けはすごく簡単であり、子供やペットが汚したときに、すぐに取り外せる。取り付けの手間がなく、時短に役立つ。清潔に使える。
請求項2の考案によれば、前記滑り止め構造は、裏地の面方向に対して、上下方向に空気を通す通気口を有する、二次元又は三次元編物構造を有するので、通気性に優れる。
請求項3の考案によれば、前記滑り止め構造が前記二次元編物構造を有し、該二次元編物構造の編地が複数の前記通気口を有し、該通気口が間隔をあけて規則的に配設され、該二次元編物構造は、形態保持性と弾力性を有し、前記編地に前記滑り止め面が設けられるので、滑りに対する抵抗性を高めることができる。
請求項4の考案によれば、前記滑り止め構造が前記三次元編物構造を有し、該三次元編物構造は、表編地と裏編地が連結糸で上下に連結した構造であり、該表編地と該裏編地が複数の前記通気口を有し、該通気口が間隔をあけて規則的に配設され、該三次元編物構造は、形態保持性と弾力性を有し、前記表編地に前記滑り止め面が設けられるので、表編地と裏編地の通気口を通して敷物の通気性を確保しつつ、当該構造が変形することで、滑り力を吸収し、滑り止め効果を高めることができる。
請求項5の考案によれば、前記通気口が円形、楕円形又は小判形状であり、前記通気口が蜂の巣状に配置されているので、通気口が変形することで、滑り抵抗性を円滑に発揮できる。
請求項6の考案によれば、前記滑り止め面は、ポリ塩化ビニル、或いは、シリコンを含むコーティング層を有するので、滑り止め効果を高めることができる。
請求項7の考案によれば、コーティング層は、滑り止め液の塗布層、浸漬層、又は、噴霧層であるので、一層の滑り止め効果が得られる。
本考案の実施形態の敷物について図面を参照し説明する。
上記課題に鑑み、本考案実施形態のベッドパッド1は、図1〜図4に示す通り、表地2と裏地3を縫製してなり、裏地3に滑り止め構造4を備えるものである。縫製糸により規則的な波線をなすキルティング5を設けている。表地2と裏地3は、その周縁において、縫合部6で縫製され、一体化されている。
表地2は毛布地である。
裏地3は布帛である。滑り止め構造4は、ポリ塩化ビニル、或いは、シリコンを含むコーティング層を有する滑り止め面を有する。
より具体的な滑り止め構造4の構造としては、裏地3の布帛の生地に滑り止め液、例えば、ポリ塩化ビニル、或いは、シリコンを含む接着剤、例えば、Sanshin Chemical Co,Ltd. 製品番号SANSHIN MT-004を塗布した滑り止め面を設けた構造が挙げられる。ポリ塩化ビニル或いはシリコンは可塑剤S-68(アセチルクエン酸トリブチル:ATBC)を含む。
以上の通り、本考案の実施形態によれば、敷物の裏地3に滑り止め面を有する滑り止め構造4を有し、裏地3そのものが滑り止め効果を有していることから、弾性ゴム紐や滑り止めシートがなくなることにより、従来の弾性ゴム紐や滑り止めシートによる滑り止めに比べて、良好な滑り止め効果が得られつつ、家事の負担を軽減できる。例えば、弾性ゴム紐による滑り止めと比較して、取り付けはすごく簡単であり、子供やペットが汚したときに、すぐに取り外せる。取り付けの手間がなく、時短に役立つ。清潔に使える。
実施形態2の敷き布団201は、基本的には実施形態1と共通ではあるが、裏地203の構造が相違するので、図5〜図10を参照して、相違点を主に説明する。
裏地203は、表編地と裏編地の二層の編地と、該二層の編地を連結する連結糸とから構成された三次元編物構造を有し、該三次元編物構造は、形態保持性と弾力性を有する構造である。滑り止め構造204は、該三次元編物構造と、該三次元編物構造の表編地に設けた滑り止め面を有する。裏表のいずれの側でも適用できる。
キルティング205が規則的な直線状の格子状となっている。
滑り止め面は、ポリ塩化ビニル、或いは、シリコンを含むコーティング層を有する。表編地の通気口204aを除いた領域に滑り止め面を設けている。表編地及び裏編地が、裏地203の面方向に対して、上下方向に空気を通す、複数の通気口204aを有する。通気口204aは蜂の巣状に、裏地203の辺に対して傾斜して均等に間隔をあけて配列される。通気口204aの穴径は1〜10mmが好ましい。
三次元編物構造の例としては、第4972080号、第5551890号、第3943011号、第4001890号、第4646821号、特開平10-102363号公報、特開2002-138352号公報、特開平02-74648号公報等に記載されているものが好ましいが、限定されるわけではない。厚みは2mm〜12mmが好ましく、さらに3mm〜8mmが好ましい。連結糸の径は0.05〜0.3mmが好ましい。通気性は50cc/cm2/sec以上、重量100〜2000g/cm2、密度0.02〜0.2g/cm3、圧縮弾性率は20〜200N/mmが好ましい。
三次元編物構造は、通常、ダブルラッセル編機、ダブルトリコット編機、ダブル丸編機、Vヘッドを有する横編機等で編成される。表裏面二層の編地を構成する糸としてはポリエステル系繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維などの非吸水性の繊維が用いられる。表裏面二層の編地を連結する連結糸は上記表裏面二層の編地と同じ繊維が使用される。通常圧縮回復率の優れたポリエステル系繊維が用いられる。表裏面二層の編地は、ハニカム状(蜂の巣状)に同一形状の円形、楕円形、小判形、六角形等の通気口が多数に形成されている。このような構成であれば、滑り止め効果を高くすることができる。
三次元編物構造は繊維メーカー各社から商品化されており、例えば、旭化成のFUSION(登録商標)、ユニチカ(株)の「キュービックアイ(登録商標)」、住江織物(株)の「スウィングネット(登録商標)」、旭化成せんい(株)の「フュージョン(登録商標)」などが知られている。本考案では上記各社の三次元編物構造が使用できる。三次元編物構造に代えて二次元編物構造でもよい。裏地203が1枚の編地から構成される例が挙げられる。
以上の通り、本考案の実施形態2によれば、敷き布団201の裏地203の三次元編物構造の表編地の通気口を除いた領域に滑り止め面を備えているので、従来の弾性ゴム紐による滑り止め設計に比べて、家事の負担を軽減できる。滑り止め接着剤を塗布したコーティング層を有するので、良好な滑り止め効果が得られる。
実施形態3の敷きパッド301は、基本的には実施形態2と共通ではあるが、裏地の構造が若干相違するので、図11〜図16を参照して、相違点を主に説明する。
敷きパッド301のキルティング305が略格子状で波線である点で異なる。
実施形態3の効果は、実施形態2と同様である。
以上の実施形態は、本考案の実施のための好ましい実施形態の例示である。また、当業者は、本考案の開示に鑑みて、本考案の要旨から離れることなく多数の改良、変更、置換、欠失、追加等が可能である。
本考案は、敷物の滑り止めに利用可能である。
1 ベッドパッド
201 敷き布団
301 敷きパッド
2、202、302 表地
204a、304a 通気口
3、203、303 裏地
4、204、304 滑り止め構造
5、205、305 キルティング
6 縫合部
201 敷き布団
301 敷きパッド
2、202、302 表地
204a、304a 通気口
3、203、303 裏地
4、204、304 滑り止め構造
5、205、305 キルティング
6 縫合部
Claims (7)
- 表地と裏地を縫製してなる、敷きパッド、ベッドパッド、又は、敷き布団に用いられ、前記裏地に面状の滑り止め面を有する滑り止め構造を備える敷物。
- 前記滑り止め構造は、裏地の面方向に対して、上下方向に空気を通す通気口を有する、二次元又は三次元編物構造を有する請求項1の敷物。
- 前記滑り止め構造が前記二次元編物構造を有し、該二次元編物構造の編地が複数の前記通気口を有し、該通気口が間隔をあけて規則的に配設され、該二次元編物構造は、形態保持性と弾力性を有し、前記編地に前記滑り止め面が設けられる請求項2の敷物。
- 前記滑り止め構造が前記三次元編物構造を有し、該三次元編物構造は、表編地と裏編地が連結糸で上下に連結した構造であり、該表編地と該裏編地が複数の前記通気口を有し、該通気口が間隔をあけて規則的に配設され、該三次元編物構造は、形態保持性と弾力性を有し、前記表編地に前記滑り止め面が設けられる請求項2の敷物。
- 前記通気口が円形、楕円形又は小判形状であり、前記通気口が蜂の巣状に配置されている請求項2〜4のいずれかの敷物。
- 前記滑り止め面には、ポリ塩化ビニル、或いは、シリコンを含むコーティング層を有する請求項1〜5のいずれかの敷物。
- 前記コーティング層は、滑り止め液の塗布層、滑り止め液の浸漬層又は滑り止め液の噴霧層である請求項6の敷物。
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