JP3088647U - 座位マット - Google Patents

座位マット

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JP3088647U
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国一 宮地
満代 大石
八重子 岡本
和代 藤井
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国一 宮地
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 マットの滑り止めとマットの通気性を大幅に
改善された座位マットを提供する。 【解決手段】 布地で被われたマット本体の表裏両面に
滑り止め部材を取り付け、本体に用いられた布地をパイ
ル地とすると共に交差編みとした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
【0002】 本考案は、適宜な大きさの多数の孔を貫設したシート状に形成される滑り止め 部材をマット本体の表裏両面に縫製して一体に形成された座位マットに関するも のである。
【0003】
【従来の技術】
従来、椅子上にはクッション性のあるマットなどを置き長時間着座が可能なよ うになっている。ところが、マットが座席面上をすべり、その結果着座者の腰が 前方にずれて姿勢が悪くなることが往々にしてあった。
【0004】 また、長期就床者、病人などが長時間同一体位で寝ていると、腰や背中の痛み に苦しむこととなり、酷い場合は、「床ずれ」が生じていた。このため、寝たき りの人が腰や背中の痛みを訴えると、ドーナッ形のクッションを腰の下へ差し込 んだり、片側の脇の下へバスタオルを丸めて差し込んだりしていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
これらの問題点に鑑みて、近時、マットと座面間にマットの滑り止めを配して 滑り止めを効果的に行うような試みが色々となされてきた。
【0006】 しかしながら、マットの滑り止めも十分に改善されたとは言えず、さらにマッ ト上に長時間着座したり、あるいは病人などが長時間同一体位で寝ていると、マ ットの通気性が悪いために蒸れてしまうといった問題が提起されていた。
【0007】 本考案は、このような観点に立脚して創作されたものであって、マットの滑り 止めとマットの通気性を大幅に改善された座位マットを提供することを目的とす るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本考案に関する第1の考案では、布地で被われ たマット本体の表裏両面に滑り止め部材を取り付けた。また、第1の考案を主体 とする第2の考案では、該マット本体に用いられた該布地をパイル地とするとと もに、交差編みとした。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案の滑り止めを取り付けた座位マットの斜視図である。
【0010】 本考案の座位マット1は、マット本体3と滑り止め部材5から構成されている 。通常の座位マット1の表裏全面は、清潔感を維持するために布地などを袋状に 縫製した外装カバーで被って表装されている。
【0011】 もし、外装カバーが汚れた場合は、座位マット1から取り外して洗濯し汚れを 取除いた後、再度表装するのであるが、本考案では、外装カバーを使用せずに、 マット本体3の表裏両面に滑り止め部材5を縫製するとともに、マット本体3の 材質には洗濯可能な布地を使用したものを使用しているので、マット本体3を洗 濯用ネット袋に入れて直接洗濯機に投入して洗濯し、汚れを取るようにすること ができる。
【0012】 なお、マット本体3にパイル地のものを用いるとともに、交差編みをしたもの を取りいれた理由は、座位マット1の通気性が確保し易いため、座位マット1上 に長時間着座したり、あるいは病人などが長時間同一体位で寝ていても蒸れが生 じ難いことに起因する。
【0013】 また、本考案の座位マット1の交差編みは、布幅が約20〜25mmのパイル 地を用いて交差状に編んだいわゆる交差編みによって、素材の持っているソフト な特性を生かすことのできる浮き編みが最も好ましい。このような交差編みにす ることにより、マット本体3の表面の凹凸面が大きくなって浮島のような編み方 となり、着座しても凹凸面のへたり感が小さいので、通気性を保つことができる 。
【0014】 また、マット本体3の緯編組織としては、特に、表面の編地または裏面の編地 を形成し、糸条の編目はタック位置組織で表面の編地または裏面の編地とを接合 させるようにした浮き編みであってもよい。
【0015】 マット本体3は、図示のように略長方形方形状などの任意の形状のものが使用 できる。マット本体3の大きさは、市販されている42cm×44cmの矩形状 のものが、通常使用される。また、マット本体3の厚みは、約10〜20mm程 度の厚みのものが望ましく、より好ましくは15mmのものがよい。
【0016】 マット本体3の厚みが10mmより薄いと、マット本体3の滑り止め効果は確 保できても、クッション性が小さいために長時間着座したままの姿勢を取り難い 。逆に、20mmより厚いとクッション性が大きいもののマット本体3の本体内 部でズレが生じてしまい、このズレの方が支配的となり滑り止め部材5による滑 り防止の効果を凌駕することになるため、滑り止め効果が小さく長時間着座した ままの姿勢を取り難い。
【0017】 さらに、マット本体3に用いる布地の紡績糸は、木綿、羊毛、麻等の天然繊維 、レーヨン、アセテート、ポリアミド、ポリエステル、アクリル、ポリプロピレ ン、塩化ビニル等の化合繊が好ましく、これらは単独もしくは混紡されたものの いずれであってもよい。
【0018】 紡績糸の太さは、線番手140/1〜16/1(メートル番手1/240〜1 /27)の範囲が好ましい。
【0019】 マット本体3の好ましい基材の特性は、表裏両面の編地の編目を強固とし、編 地の伸縮に伴う湾曲、屈曲、圧縮に対する抵抗を増強可能なものが好ましい。
【0020】 次に、滑り止め部材5について述べる。まず、滑り止め部材5に使用される基 材または滑り止め基材を使用した複合材料の形態にあっては、ポリエステルの繊 維製の井桁状のネットの表面を発泡性塩化ビニルで被覆し、または前記ネットを 発泡アクリルポリマーの液に漬けて形成され、マット本体3の表裏両面に縫製し て介装させることにより、マット本体3の滑りを防止するようになっている。
【0021】 なお、他に滑り止め部材5の基材として使用できるものは、エチレンメチルア クリルポリマー、または非晶質アルファポリオレフィン、またはポリプロピレン /エチレンプロピレンラバーの共重合体、またはエチレンブタジェンエラストマ ー、またはスチレンエチレンブチレンエラストマー、またはこれらの任意の組み 合わせからなる混合物が好ましいが、他の軟質ポリオレフィンであっても良い。
【0022】 これらに列記したものは全体に耐水性に優れ水に濡れても防滑係数が大きく、 滑らない。また、耐候性も良く経時劣化が少ない。さらには、可塑剤の移行によ る塗料への侵害がないなどのメリットを有している。しかも、例えばスチレンエ チレンブチレンエラストマーは耐熱性に優れる。
【0023】 滑り止め部材5の基材としては、一般に市販されている滑り止め機能を有する 塩化ビニル樹脂で芯材となす井桁状のポリエステル樹脂をコンティングしたもの が入手し易い。また図1に示すように、特に滑り止め部材5を井桁状に4〜8m mの正方形状の開口部を有する多数の孔を貫設したものを用いるとよい。
【0024】 滑り止め部材3をマット本体3の表裏両面に縫製する場合は、図1に示すよう に、例えば、マット本体3の大きさが、市販されている42cm×44cmの矩 形状のものには、縦31cm×横31cm程度の大きさの滑り止め5の部材をマ ット本体3の略中心部に位置するように滑り止め部材3の周辺部を縫製して装着 するとよい。なお、ここで言うマット本体3は、滑り止め部材3の縫製していな い部分を全て周縁部材7とした構成にしてもよいが、好ましくは、図1に示すよ うに、周縁部材7とその周縁部材7を囲繞するように配設された最外周縁部材9 を含むものがよい。このような最外周縁部材9は、基本的には周縁部材7の周縁 部分の表面の編地と裏面の編地とを接合させるように縫製した浮き編みにより形 成することが望ましい。
【0025】 因みに、図1の場合について述べると、滑り止め部材5の投影面積(S)/マ ット本体3の投影面積(M)=0.4〜0.6程度の比率になるように、滑り止 め部材5の大きさを決定するとよい。
【0026】 例えば、S/M=0.4より小さいと、滑り止め部材5がマット本体3の中心 部に位置するように縫製した時、マット本体3の周縁部にマット本体3地の露出 した部分、いわゆる周縁部分7と最外周縁部材9の合算した投影面積の部分が大 きくなり、座位マット1を把持し易くなる反面、滑り止め部材5の滑り防止の寄 与度が小さくなる。
【0027】 逆に、S/M=0.6より大きいと、滑り止め部材5がマット本体3の中心部 に位置するように縫製した時、マット本体3の周縁部にマット本体3地の露出し た周縁部分7と最外周縁部材9を合算した投影面積の部分が小さくなり、不必要 に滑り止めの寄与度が大きくなり、無駄である。
【0028】 なお、滑り止め部材5の開口部の形状は、井桁状に限定されるものではなく、 例えば、長方形、多角形、楕円形、不定形、連続した形状等その他種々の形状に してもよい。
【0029】 また、滑り止め部材3をマット本体3の表裏両面に縫製した座位マット1を使 用するとき、座位マット1の表裏両面を気を遣わずに自由に使用できる。さらに 、長期就床者の床ずれに使用する場合は、抗菌材を施した座位マット1を使用す ると衛生的でより好ましい。
【0030】 本考案の座位マット1を、自動車に乗車している運転手はもちろんのこと、助 手席や後部座席などの同乗者の座席にも使用すると、特に急カーブにおいても滑 りが小さいため、安心感を持って乗車することができる。
【0031】 以上本考案の一実施例について説明したが、本考案はこのような実施例に何等 限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様 で実施し得ることはもちろんである。
【0032】
【考案の効果】
本考案は上述の通り構成されているので、次に記載する効果を奏する。すなわ ち、滑り止め部材が座席面によく密着するので、座位マット自体が滑り難くなる 。また、適宜な厚みと浮き編みで構成された座位マットを用いることにより、座 位マットの滑り止め効果とクッション性ならびに通気性が確保できるため、蒸れ が生じることなく長時間着座したり、あるいは長期就床者、病人などが長時間同 一体位で寝たままの姿勢を取り易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の滑り止めを取り付けた座位マットの斜
視図である。
【符号の説明】
1 座位マット 3 マット本体 5 滑り止め部材 7 周縁部分 9 最外周縁部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布地で被われたマット本体の表裏両面に
    滑り止め部材を取り付けたことを特徴とする座位マッ
    ト。
  2. 【請求項2】 該マット本体に用いられた該布地をパイ
    ル地とするとともに、交差編みとしたことを特徴とする
    請求項1記載の座位マット。
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