JP3010029U

JP3010029U - ゲーム装置

Info

Publication number: JP3010029U
Application number: JP1994013595U
Authority: JP
Inventors: 正仁田口
Original assignee: 喜多蔵株式会社
Priority date: 1994-10-11
Filing date: 1994-10-11
Publication date: 1995-04-18
Anticipated expiration: 2000-10-11

Abstract

(57)【要約】【目的】携帯性が良く、簡便にも拘らず、比較的複雑
な思考を要する二人遊びゲームを提供すること。【構成】基板上に３行３列の座標の交差点を示す表示
を、前記交差点が縦、横、及び対角線上に各３個づつ整
列するように配置してなるゲーム盤と、前記座標に選択
配置すべき３個ずつの２種の駒とよりなるゲーム装置。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はゲーム装置に関し、更に詳しくはゲーム盤と２種のコマとの組み合わせよりなるゲーム装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

二人で勝負を競う形式のゲーム盤は多数の種類があるが、本考案はこのうち五目並べのように味方のコマが所定個数整列すれば勝負がつく形式のゲームを行うためのゲーム装置である。五目並べでは行列状に配列した多数の線の交差点に二人の対戦者が交互に味方の碁石を置いて行き、味方の５個の碁石を相手に先んじて配列すると勝ちと規定される。しかし、一旦置いた碁石は動かせず、また使用できる碁石の数は無制限であるので多数の碁石と広い碁盤が必要であり、携帯性に欠ける。他の近似したゲームにはオセロゲームがあるが、これはゲーム盤の行列状に配列した多数のます目に二人の対戦者が交互に味方のコマを置いて行き、相手のコマを味方のコマで挟んだ時に相手のコマを裏返すことにより味方のコマに転化し、最終的に置く場所がなくなった時点でどちらのコマが多いかで勝負を決める。このゲームではコマの数は五目並べほどには必要としないがそれでもゲーム盤がかなり大きくなり、しかもコマの数も多いので携帯にはやはり不便である。

【０００３】

【本考案が解決しようとする課題】

従って、最低数のコマで複雑な思考を要するゲーム装置を提供できれば、従来のように携帯上の不便が除かれるし、また新しい形式のゲーム装置を提供できれば遊戯の楽しみも増えるので望ましい。本考案は、わずか６個のコマを使用して、碁石並べやオセロゲーム程度に複雑な思考を必要とするゲームが可能なゲーム装置を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本考案は、基板上に３行３列の座標の交差点を示す表示を、前記交差点が縦、横斜めに各３個づつ整列するように配置してなるゲーム盤と、前記座標に選択配置すべき３個ずつの２種の駒とよりなるゲーム装置である。このゲーム装置は、縦横方向にそれぞれ３本の線を印刷等により各方向に等間隔に形成し、更にこれらの中心の交差点から周辺の交差点に至る斜線を引き、各交差点をコマの配置可能な点とする。各交差点にはコマの大きさを表示しても良い。ゲームの原理は図面を見なければ理解しにくいのでまず本考案の実施例によるゲーム装置を説明し、その後でゲームの原理を説明する。

【０００５】

【実施例】

図１は本考案の実施例によるゲーム装置を構成する一定厚さのゲーム盤１の平面図である。なおこのゲーム盤１はプラスチック、厚紙、木材等の基板３を有し、例えば１０ｃｍ×１５ｃｍ等の長方形である。その他、長方形あるいは正方形等の適当な携帯に便利な大きさと形状を有すれば良い。基板３の表面には縦横線が行列格子状に引かれており、等間隔の３本の横線５と、これと直交する等間隔の３本の縦線７が形成される。またこれら線が作る交差点のうち中央の交差点を通って対角線８、９が引かれている。このようにしてできる線と交差点を観察すると、どの線も３個づつの交差点を有することが分かる。図２は上記のゲーム盤の変形例であり、各交差点に円形を表示してコマの置き場所を表示した。上記のゲーム盤には図３のに示したような３個の白コマ１１と３個の黒コマ１２を組み合わせて使用する。なお他の適当な着色により、または動物等の絵模様により区別しても良い。これらのコマもプラスチック、厚紙、木材等により製作できる。

【０００６】次に図２を参照してゲームの原理を説明する。まずルールは次の通りである。（１）プレイヤーは交互に味方のコマを１個ずつ交差点１〜９（交差点は説明の便宜上数字を記載したが実際には不要である）の任意のどれかに置く。（２）味方のコマが同一線上に３個並ぶと勝ちとなる。（３）６個のコマを並べ終った時に勝負がつかなければ味方の任意のコマを隣接した開き交差点に移動できる。但し、相手のコマを飛び越えたり乗ってはいけないし、自分の番で休んでもいけない。次に、図２において、ゲームの一例を説明する。まず白番を先番としコマを次のように置く。但し数字は交差点を表す。白１、黒２、白５、黒９、白６、黒４、白７、黒３ですべてのコマは置き終る。次に、白５のコマを移動して白７とすると、黒２のコマを黒５に移動する、等々、最終的に味方のコマが３個並ぶ迄これを繰り返す。

【０００７】

【効果】

このゲームにはコマ数が少ないにも拘らずかなり複雑で思考を要するので、知的なゲームとして相当に楽しむことができる。コマ数が少なく且つゲーム盤が小型なので携帯性に富み、優れたゲーム装置である。（注）考案の詳細な説明中オセロゲームは登録商標である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のゲーム装置におけるゲーム盤の実施例
の平面図である。

【図２】本考案のゲーム装置におけるゲーム盤の他の実
施例の平面図である。

【図３】本考案のゲーム装置におけるコマの平面図であ
る。

【符号の説明】

１：ゲーム盤３：基板５：横線７：縦線８、９：対角線１０：中央交差点１１：白コマ１３：黒コマ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】基板上に３行３列の座標の交差点を示す
表示を、前記交差点が縦、横、及び対角線上に各３個づ
つ整列するように配置してなるゲーム盤と、前記座標に
選択配置すべき３個ずつの２種の駒とよりなるゲーム装
置。
【請求項２】基板上に３行３列の座標の交差点を示す
表示を、前記交差点が縦、横、及び対角線上に各３個づ
つ整列するように配置してなるゲーム盤と、前記座標に
選択配置すべき３個ずつの２種の駒とよりなり、次のル
ール、（１）プレイヤーは交互に味方のコマを一個ずつ交差点
の任意のどれかに置く。（２）味方のコマが同一線上に３個並ぶと勝ちとなる。（３）６個のコマを並べ終った時に勝負がつかなければ
味方の任意のコマを隣接した開き交差点に移動できる。
但し、相手のコマを飛び越えたり乗ってはいけないし、
自分の番で休んでもいけない。に従うゲーム装置。