JPH0558180U - 表面、側面、裏面からなる駒を使った陣取りゲーム - Google Patents

表面、側面、裏面からなる駒を使った陣取りゲーム

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JPH0558180U
JPH0558180U JP1000292U JP1000292U JPH0558180U JP H0558180 U JPH0558180 U JP H0558180U JP 1000292 U JP1000292 U JP 1000292U JP 1000292 U JP1000292 U JP 1000292U JP H0558180 U JPH0558180 U JP H0558180U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 囲碁、将棋、オセロ(登録商標)のもつ特
徴が融合され得て、その展開に於ける思考方法が異な
る、娯楽用ゲーム具を提供することを目的とするもので
ある。 【構成】 台盤1に表面4、側面5、裏面6を持つ2
グループの円柱の駒3を交互に表面4を上にして置いて
いき、駒独自の作用や、囲い込みの作用により円柱の駒
3の置き方を変化させ、置き終った時点で、表面4と裏
面5に共通にもつ二通りの識別表示の数を数えて、その
数を競う、陣取り合戦用ゲーム具に関するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、盤上に表面、側面、裏面を持つ2グループの駒を交互に表面を上に して置いていき、駒独自の作用や、囲い込みの作用により各駒の置き方を変化さ せ、置き終った時点で、表面と裏面に共通にもつ二通りの識別表示の数を数えて 、その数を競う、新しい思考方法を要する陣取り合戦用ゲーム具に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
娯楽用ゲーム具の中には、囲碁のように囲い込みを考える陣取り合戦のもの、 将棋のように、駒独自の作用によって盤上を移動し駒を取り合うもの、またオセ ロのように駒の両面を識別し、同種の識別された駒にはさまれた駒を反転させ、 同種の識別された駒の駒数による陣取り合戦のものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
囲碁のように、2種の石を交互に置いていくゲームは、同種の石の繋がりや、 囲みを考えていくものであり、駒独自の作用がなく、将棋は、駒独自の作用によ ってのみゲーム展開していき、オセロは、駒の識別された表裏が、同種の識別さ れた駒にはさまれた時に反転され、性急にパターンが変わるという点があり、駒 独自の作用もない。それぞれこれらの点を考慮にいれ、融合され得る娯楽用ゲー ム具を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
その目的を解決する手段として本考案は、仕切られた升目が縦横に多数ある盤 と、表面、側面、裏面からなる駒に、色彩、文字、記号のいずれか、またはこれ らの組合せによる識別表示を、任意の種の識別表示としてアルファベットで区別 して示すと、表面と側面はA種の識別表示、裏面はB種の識別表示された駒と、 表面と側面はB種の識別表示、裏面はA種の識別表示された駒を、2グループ形 成する。ここで、両グループの側面をA種、B種以外の識別表示にしてもよく、 この場合の識別表示を、1種類から複数種を含めてC種とする。さらに両グルー プの駒の表面を、盤にある升目の作用する領域の示し方として必要とする場合、 色彩、文字、記号のいずれか、またはこれらの組合せによるD種の識別表示を付 加して、両グループの裏面と区別する。D種とは、盤にある升目の作用する領域 の示し方によって、1種類から複数種までの識別表示を表わす。この場合、A種 またはB種の識別表示にD種の識別表示が付加され、同じ面で共に識別される。 また裏面に、E種の識別表示を付加してもよい。それによって、表面、側面、裏 面がより明確になり、A種またはB種の識別表示とE種の識別表示が同じ面で共 に識別される。その2グループの駒を交互に表面を上にして盤上に置き、表面の D種の識別表示による駒独自からの作用や、駒の表面と裏面の囲い込みによる作 用を取り入れることにより、表面と裏面のA種の識別表示とB種の識別表示の数 を競うことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
仕切られた升目が縦横に多数ある盤の形状は、正方形、長方形等、多角形であ れば良く、升目は一般的に盤上に直接線を引き、駒の表面、裏面、側面のどれか が転がりやすい場合がある場合には、升目の線上に枠を設けるか、盤上の各升目 にくぼみをつけたり、穴を開けた板や升目に対応する網目を持つ枠を、直接箱や 蓋の内外、床、机の上に備えたり、その盤を支持材によってそれらの上に浮上さ せて備える。または、磁石やマジックテープ(登録商標)によって、盤と駒がく
っつけられる ようにして、駒が転がらないようにする。 駒の形状は、表面、裏面、側面があれば良く、例えば円柱ならば、二つの円形 部分を表と裏面にし、筒上の部分を側面にすれば良いし、立方体ならば、上下二 つの面を表と裏面にし、その他の面を側面にする。また八角柱ならば、二つの八 角形の面を表と裏面にし、その他の面を側面にすれば良い。 それらの駒が2グループあり、どちらか一方のグループの表面の識別表示は、 もう一方のグループの裏面の識別表示に存在する。このことを例で示すと、白色 と黒色の識別表示があり、円柱の駒が2グループある場合、一方のグループの一 つの円形部分の表面が白色、その他の面を黒色とすると、もう一方のグループは 、一つの円形部分の表面を黒色、その他の面を白色とする。しかし駒の形状は問 わないから、各形状に応じて、表面、裏面、側面を決め、一方のグループの表面 を白色、その他の面を黒色とし、もう一方のグループの表面を黒色、その他の面 を白色と色分けすれば良い。さらに両グループの表面に必要に応じて、盤上の升 目に作用を与える領域を示す識別表示が付けられる。一般的にその識別表示は、 記号または文字で、駒の表面を上にして盤上に置いた升目の相対位置を示す場合 や、置いた升目の位置に関係なく絶体位置を示す場合、また全く升目に作用を与 える領域を示さない場合にも記号または文字を付ける。例えば、相対位置を示す 場合は、升目に駒を置いた位置から縦横斜めを含めて回りの升目の一つを選ぶよ うに記号、文字を対応させるなど、駒を置いた位置に依存し、絶体位置を示す場 合は、盤の角に存在する升目を、記号、文字で対応させるなど、駒を置いた位置 には依存しない。また、立方体など側面と裏面が区別できない場合は、側面を上 記の例では、白、黒以外で識別表示をするか、裏面に新しく識別表示を付加して 側面と区別し、表面、側面、裏面を明確にする。 そして、盤上の升目に作用を与える方法は、上記、升目に作用を与える領域を 記号、文字で対応させるなど、表面の識別表示の他に、表面と裏面に両グループ が持つ共通の識別表示、上記の例では表面と裏面の白色、黒色の識別表示によっ て、盤上から表裏の面の駒を見て、その同種の識別表示が、縦横の升目だけ、ま たは縦横斜めを含めた升目によって囲い込まれた時、またその両端が盤上の外側 の辺に接する場合では、その外側の辺の一辺だけ、その外側の辺の角を接する二 辺だけ、または単に挟まれた場合等と取り決めて、その内側に作用を与える。 この作用を与えるとは、上記で述べた2グループの駒を、味方側のグループ、 敵側のグループとして、味方側のグループの駒を、表面を上にして盤上に置いた 時、升目に作用を与える領域を示した表面の識別表示によって、その領域に、味 方側のグループの駒がある場合、盤上から駒の面を見て、その面の状態に応じて 、裏面→側面→表面の中で一つの矢印方向に進んだ面に置き換える。裏面ならば 側面に、側面ならば表面になる。またその領域に、敵側のグループの駒がある場 合、同様に盤上から駒の面を見て、その面の状態に応じて、表面→側面→裏面の 中で一つの矢印方向に進んだ面に置き換える。表面ならば側面に、側面ならば裏 面となる。ここで盤上から駒の面の状態が裏面の時には、置き換えることができ ないと決めることも出来る。また、升目に作用を与える領域を示した、表面に付 加する識別表示は、1種類にしても、複数種にしてもよい。 例えば1種類の場合で、全く升目の位置を示さない場合、駒の表裏を分かり易 くする為に、記号として表面に小さな丸印を付けるとすると、上記白黒に色分け された円柱の両グループでは、一方のグループの表面は白色の面に小さな丸印を 付け、もう一方のグループの表面は黒色の面に小さな丸印を付ける。この場合、 升目に作用を与える領域を示した識別表示は無いのだから、上記の囲い込まれた 時、または単に挟まれた場合を選択して、作用を与えることを決める。ここで単 に挟まれた場合を選択し、正方形の盤を選び、中央の4升に互い違いに一方のグ ループ、もう一方のグループの駒を、表面を上にして盤上に置き、表裏の駒の面 が同種の色で挟む場合のみ、表面を上にして駒が置けるとすると、従来の駒反転 ゲームセットである2点の反転から、もう1点が加わったものになる。この場合 、上記の駒の例では、黒色の表裏の駒によって挟まれた白色の表面を上にした駒 は、側面を上にして、それらの駒はどちらのグループにも属さない中間の状態の 駒になる。更にそれらの駒が黒色の表裏の駒によって再び挟まれると、それらの 駒は裏面である黒色の駒となる。前に戻して、それらの駒が白色の表裏の駒によ つて挟まれたなら、それらの駒は表面である白色の駒に戻る。これは、従来の駒 反転ゲームセットに比べて少し煩雑さがあるが、ここで、駒の面の状態が裏面に なった時には、それ以上置き換えることができないと決めてそのままにしておく とすると、また違った思考様式を必要とするものになる。また上記の駒を使って 、表面に小さな丸印を付ける代わりに、例えば一つの矢印を付けるとして、その 駒を置いた位置から縦横斜めを含めて回りの升目一つに作用すると決め、それだ けが盤上での作用を与えることにすれば、表面を上にして盤上にその駒を置いた 時、その回りにある升目に以前から置かれている駒だけが、上記の作用を受ける ことになり、ゲームの展開が単純になる。そこで展開途中で置き方の目的を持た せる場合には、縦横の升目だけ、または縦横斜めを含めた升目によって囲い込ま れた場合にも作用を与えるという要素を取り入れれば、それによって、思考を要 する展開が場面場面で生じる。 また複数種の場合は、色々な升目に作用を与える領域を示す駒が有るので、表 面を上にして駒を盤上に置く位置を考えると共に、それら駒の種類を選択しなけ ればならない。この場合、競技に使う盤と似た、各競技者が持つ駒数分の升目が ある盤を競技人数分用意して、そこに各競技者が種類別に駒を並べれば、どんな 種類の駒が手元にあるのかが誰にもすぐに分かり、容易に駒を盤上に置く位置を 作戦的に考えることが出来る。しかし、それら複数種の駒を無作為に競技者が選 んでそれを盤上に置いていくというやり方もあり、この場合は、各競技者の駒を 見えないところに置いたり、先ほどの各競技者が持つ駒数分の升目がある盤を利 用して、その盤上に裏面を上に置いていき、表面にあるその複数種の識別表示を 隠した状態で、無作為に駒を手にして盤上に置いていく方法がある。前者の方法 は思考と作戦によってのみ占められているのに対し、後者の方法は、偶然に出る その表面の升目に作用を与える領域を示す駒の種類によってゲームの展開が変わ るので、先を読む思考力の実力によらないものとすることができる。
【0006】
【実施例】
以下、盤の形状とその升目数、駒の形状とその識別表示を決めた一つの実施例 を図面に基づいて説明する。 図1は盤と一つの駒を示し、木質板、プラスチック板等からなる縦横10×1 0ある偶数個の升目が、縦横に線引され、その各升目の中に、同径の円形の穴で くぼみ2をつけた台盤1がある。またそのくぼみ2の仕切り内に表面4、側面5 、裏面6が納まり、立てかけられる円柱の駒3を、升目分100個用意する。そ して各競技者が円柱の駒3を台盤1に置く前に、台盤1を丁度半分にした縦横5 ×10の升目が並ぶ盤を二つ揃え、各競技者がそれぞれの盤に、円柱の駒3を並 べて整理しておく。またこれらを収納するには、台盤1とその二つの盤をくぼみ 2のついた面でぴったりと向い合わせ、その向い合う面にある各くぼみ2と各円 柱の駒3を全て挟んで固定する。それには箱等に納めれば良い。 上記升目分100個の円柱の駒3を相手側、自分側に半分づつ分け、自分側の 駒7は、表面4と側面5を自分側の識別表示である白色とし、裏面6は、相手側 の識別表示である斜線とする。反対に相手側の駒8は、表面4と側面5は相手側 の識別表示である斜線とし、裏面6は自分側の識別表示である白色とする。 自分側の駒7に於て、相手側の識別表示の斜線である裏面6は、丸印の記号9 を付け、裏面6であることを明確にする。また自分側の識別表示の白色である表 面4は、盤上で作用をさせる記号10を付ける。その種類は、図5から順番に図 13までの種類と決める。相手側の駒8も同様に、自分側の駒7に置き換えて、 丸印の記号9と盤上で作用をさせる記号10を付ける。 自分側の駒7、相手側の駒8は、それぞれ同数個づつ盤上で作用をさせる記号 10の種類として、図5の種類を5個、図6の種類を10個、図7の種類を5個 、図8の種類を5個、図9の種類を5個、図10の種類を5個、図11の種類を 5個、図12の種類を5個、図13の種類を5個等と種類の構成を決める。 ゲームの進め方は、自分側の駒7、または相手側の駒8のどちらか先攻を決め て、交互に駒を台盤1に置いていく。台盤1に駒を置く時の置き方は、盤上で作 用させる記号10が上面に出ていれば、台盤1のどの位置に置くこともできる。 駒を置いた時に1回、盤上で作用をさせる記号10による作用と、囲い込まれた 時の作用がある。この時上記二つの縦横5×10の升目が並ぶ盤それぞれに、自 分側の駒7と相手側の駒8を分けて表面4を上にして並べると、盤上で作用をさ せる記号10の種類を作戦的に選び出して台盤1に置け、自分側の駒7は相手側 によって裏面6を上にして並べ、相手側の駒8は自分側によって裏面6を上にし て並べて、表面4の盤上で作用をさせる記号10の種類が判別できない様にすれ ば、自分側の駒7、相手側の駒8を、自分側、相手側は偶然的に選び出して台盤 1に置くことになる。 自分側の駒7もしくは相手側の駒8を台盤1上に置いた時、表面4の盤上で作 用をさせる記号10に従って、図5から順番に図13まで、様々な種類の作用を 受ける升目が存在する。 以下自分側の駒7を台盤1に置いた場合を説明すると、作用を受ける升目に、 相手の駒8が、盤上で作用をさせる記号10がある表面4を上面にしている時、 図14のように、その駒を倒して側面5を底にしその升目に置く。相手の駒8が 側面5を底にしている時、図15のように、その駒の裏面6である丸印の記号9 を持つ面を上面にして、その升目に置く。この時その面は、自分側の識別表示で あり、それは自分側の升目と決める。相手の駒8が裏面6である丸印の記号9の 持つ面を上面にしている時、自分側の升目と決め、何の作用も及ばさないとする 。また作用を受ける升目に自分側の駒7がある時、自分側の駒7が上面に、盤上 で作用をさせる記号10がある表面4の時には、何の作用も及ばさない。自分側 の駒7が側面5を底にしている時、図16のように、その駒の盤上で作用をさせ る記号10がある表面4を上面にしてその升目に置く。自分側の駒7が裏面6で ある丸印の記号9の持つ面を上面にしている時、相手側の識別表示であり、相手 側の升目と決め、何の作用も及ばさないとする。 さらに台盤1にある円柱の駒3の上面が自分側の識別表示の白色である、表面 4、裏面6の同一の識別表示11として、新しく囲み込まれた時、その内側にあ る駒全てを1回、上記の盤上で作用をさせる記号10の作用に加えて、相手側の 識別表示の斜線であり裏面6である丸印の記号9の持つ面が上面の時にも、図1 7のように、その駒の側面5を底面にすることができるとする。 新しく囲み込まれた時とは、円柱の駒3の上面が自分側の識別表示である、表 面4、裏面6の同一の識別表示11として、升目の各辺に隣り合う様に、途切れ なく並び、その並びが、図18のように、台盤1の角の隣り合う最も外側の辺を 結ぶ。図19のように、台盤1の最も外側の同一辺を結ぶ。図20のように、盤 上内に結ばれた囲みを作る。の3種で、その囲みが自分側の駒7を台盤1に置い て新しく出来た瞬間、その内部を示す、図18、図19、図20の斜線部分に上 記の作用をする。また囲み方の範囲は、台盤1に置いた自分側の駒7を含む最小 の囲み一つとする。図21では、二つの囲みを分割している駒12に自分側の駒 7が置かれて囲みが作られた場合には、それぞれその二つの囲みに、それ以外の 場合は、自分側の駒7が含まれる囲みだけに、その内側を示す斜線部分に1回、 上記の作用をする。 新しく出来た囲みとは、上記の3種の囲みが新しく繋がった時であると共に、 上記の3種の囲みの内、ある囲みが既に出来ていて、相手側の駒8が置かれるこ とによって、囲みを繋ぐ自分側の駒7が倒されて側面5を底面にされ、さらに自 分側の駒7を置くことによって、その自分側の駒7を復帰させ同じ囲みが出来た 時、それは新しい囲みとして1回、上記の作用をするとする。また図22のよう に上記の3種の囲みの内、ある囲みが既に出来ていて、その囲みの内部である斜 線部分が変化するように表面4、裏面6の同一の識別表示11によって繋がりが 出来た時点でも、新しい囲みとして1回、上記の作用をするとする。 相手側の駒8も自分側の駒7に置き換えて、以上の説明が当てはまる。 自分側の駒7、相手側の駒8を交互に最後まで台盤1に置いた時、円柱の駒3 の側面5を底面にしている駒を取り除き、表面4、裏面6の上面が白色である自 分側の識別表示と斜線である相手側の識別表示の数を数え、その数の多い方を勝 ちとする。
【0007】
【考案の効果】
以上の説明による係る考案によれば、仕切られた升目が縦横に多数ある盤と、 表面、側面、裏面からなる駒に、色彩、文字、記号のいずれか、またはこれらの 組合せによる識別表示を、任意の種の識別表示としてアルファベットで区別して 示すと、表面と側面はA種の識別表示、裏面はB種の識別表示された駒と、表面 と側面はB種の識別表示、裏面はA種の識別表示された駒を、2グループ形成す る。ここで、両グループの側面をA種、B種以外の識別表示にしてもよく、この 場合の識別表示を、1種類から複数種を含めてC種とする。さらに両グループの 駒の表面を、盤にある升目の作用する領域の示し方として必要とする場合、色彩 、文字、記号のいずれか、またはこれらの組合せによるD種の識別表示を付加し て、両グループの裏面と区別する。D種とは、盤にある升目の作用する領域の示 し方によって、1種類から複数種までの識別表示を表わす。この場合、A種また はB種の識別表示にD種の識別表示が付加され、同じ面で共に識別される。また 裏面に、E種の識別表示を付加してもよい。それによって、表面、側面、裏面が より明確になり、A種またはB種の識別表示とE種の識別表示が同じ面で共に識 別される。その盤と駒を用い、その2グループの駒を交互に表面を上にして盤上 に置き、表面のD種の識別表示による駒独自からの作用や、駒の表面と裏面の囲 い込みによる作用を取り入れ、表面と裏面のA種の識別表示とB種の識別表示の 数を競う。このゲームの進行状況に於て、盤上の駒の側面が上面の状態となる時 に、それは中間状態を表わし、例えば駒の状態を、表面を正常な状態、側面を故 障した状態、裏面を回復不能な状態と当てはめて考えれば、この状態は、正常な 状態に復帰するか、回復不能にしてしまうかを考慮しながらゲームが進行するこ とになり、そこに現実の状況が当てはまる思考場面があり、そのような思考力を 醸成させ得る。また囲碁、将棋、オセロの特徴が融合され得て、またそれらとは 違った展開手順と思考方法を必要とする。そしてこのゲーム遊戯具は実力を要す る作戦力のみだけでなく、そこに偶然性を取り入れて楽しむこともできる。また 、仕切られた升目が縦横に多数ある盤と、表面、側面、裏面からなる駒は容易に 制作することができ、簡単な構成であるから、安価なコストで済む等、実用上様 々な効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】台盤の平面図と駒の斜視図を示す。
【図2】駒の斜視図を示す。
【図3】駒の斜視図を示す。
【図4】駒の平面図を示す。
【図5】駒の平面図及び台盤の一部と駒の平面図で、ど
の升目にも何の作用も及ばさないことを示す。
【図6】駒の平面図及び台盤の一部と駒の平面図で、斜
線部分を示すような駒を置いた地点から、隣接する8方
向の矢印が当たる一点の升目を示す。
【図7】駒の平面図及び台盤の一部と駒の平面図で、斜
線部分を示すような駒を置いた地点から隣接する8方向
のうち、矢印が当たる上下方向2点の升目を示す。
【図8】駒の平面図及び台盤の一部と駒の平面図で、斜
線部分を示すような駒を置いた地点から隣接する8方向
のうち、直角方向にある2点の升目を示す。
【図9】駒の平面図及び台盤の一部と駒の平面図で、斜
線部分を示すような駒を置いた地点から隣接する8方向
のうち、隣接する3点の升目を示す。
【図10】駒の平面図及び台盤の一部と駒の平面図で、
斜線部分を示すような駒を置いた地点から隣接する8方
向のうち、上下左右または対角線上の4点の升目を示
す。
【図11】駒の平面図及び台盤の一部と駒の平面図で、
斜線部分を示すような駒を置いた地点から隣接する8方
向のうち、全ての升目を示す。
【図12】駒の平面図及び台盤の一部と駒の平面図で、
斜線部分を示すような駒を置いた地点から、二つの矢印
が接する中線に沿って、その方向に駒を一つ進め、そこ
から直角に二つの矢印が当たる升目を示す。
【図13】駒の平面図及び台盤の一部と駒の平面図で、
斜線部分を示すような駒を置いた地点から、二重矢印方
向が示す直線上または対角線上の列全ての升目を示す。
【図14】台盤の一部と駒の斜視図で左から右の変化を
示す。
【図15】台盤の一部と駒の斜視図で左から右の変化を
示す。
【図16】台盤の一部と駒の斜視図で左から右の変化を
示す。
【図17】台盤の一部と駒の斜視図で左から右の変化を
示す。
【図18】台盤の一部と駒の平面図を示す。
【図19】台盤の一部と駒の平面図を示す。
【図20】台盤の一部と駒の平面図を示す。
【図21】台盤の一部と駒の平面図を示す。
【図22】台盤の一部と駒の平面図で左から右の変化を
示す。
【符号の説明】
1 台盤 2 くぼみ 3 円柱の駒 4 表面 5 側面 6 裏面 7 自分側の駒 8 相手側の駒 9 丸印の記号 10 盤上で作用をさせる記号 11 表面4、裏面6の同一の識別表示 12 二つの囲みを分割している駒

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕切られた升目が縦横に多数ある盤と、
    表面、側面、裏面からなる駒に、色彩、文字、記号のい
    ずれか、またはこれらの組合せによる識別表示を、任意
    の種の識別表示としてアルファベットで区別して示す
    と、表面と側面はA種の識別表示、裏面はB種の識別表
    示された駒と、表面と側面はB種の識別表示、裏面はA
    種の識別表示された駒を、2グループ形成する。ここ
    で、両グループの側面をA種、B種以外の識別表示にし
    てもよく、この場合の識別表示を、1種類から複数種を
    含めてC種とする。さらに両グループの駒の表面を、盤
    にある升目の作用する領域の示し方として必要とする場
    合、色彩、文字、記号のいずれか、またはこれらの組合
    せによるD種の識別表示を付加して、両グループの裏面
    と区別する。D種とは、盤にある升目の作用する領域の
    示し方によって、1種類から複数種までの識別表示を表
    わす。この場合、A種またはB種の識別表示にD種の識
    別表示が付加され、同じ面で共に識別される。また裏面
    に、E種の識別表示を付加してもよい。それによって、
    表面、側面、裏面がより明確になり、A種またはB種の
    識別表示とE種の識別表示が同じ面で共に識別される。
    その2グループの駒を交互に表面を上にして盤上に置
    き、表面のD種の識別表示による駒独自からの作用や、
    駒の表面と裏面の囲い込みによる作用を取り入れること
    により、表面と裏面のA種の識別表示とB種の識別表示
    の数を競うことを特徴とする陣取り合戦用ゲーム具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009125176A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Mitsushige Suda 駒挟みゲーム盤セット
US11383344B2 (en) 2016-11-29 2022-07-12 Teijin Automotive Technologies, Inc. Process for automated sanding of a vehicle component surface

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