JP3009526U - 厚紙製角箱の揚げ底構造 - Google Patents

厚紙製角箱の揚げ底構造

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Abstract

(57)【要約】 【目的】別個な緩衝材を詰め込む必要なく、その角箱自
身によって内容物を緩衝できるようにする。 【構成】直方体に組み立てられる厚紙製角箱(B)の前
後両壁面(15F)(15R)から台形をなす前後一対
の底壁構成面(19F)(19R)を、同じく角箱
(B)の左右両側壁面(16L)(16R)から二等辺
三角形をなす左右一対の底壁構成面(26L)(26
R)を、各々左右両側壁面(16L)(16R)におけ
る一定帯幅(W2)の半分よりも大きく張り出して、そ
の隣り合う底壁構成面(19F)(19R)(26L)
(26R)同志を接着一体化すると共に、上記前後一対
の底壁構成面(19F)(19R)から張り出した咬み
合い舌片(24F)(24R)が咬み合うように、その
前後一対の底壁構成面(19F)(19R)を互いに山
型の交叉状態に係止させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は厚紙製角箱の揚げ底構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、複写機のトナーカートリツジを梱包する従来の角箱は、1枚物の厚紙 から手作業により直方体に組み立てられているが、その底面全体のフラツトな状 態にある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そのため、落下時の衝撃を受けて、上記内容物の破損するおそれがある。その 対策としては、別個な緩衝材を角箱内に詰め込んだり、或いは内容物に緩衝材を 付属させたりしなければならず、それだけ梱包作業が煩雑化すると共に、コスト 高を余儀なくされる問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような課題の改良を企図しており、そのための構成上1枚物の厚 紙を、これに付与された4本の平行な垂直折曲げ稜線から順次直角に折り曲げる ことにより、直方体に組み立てられる厚紙製の角箱において、
【0005】 上記直方体の前後両壁面からは下方へ、同じ大きさの台形をなし且つ水平折曲 げ稜線により各々内向きに折り曲げ可能な前後一対の底壁構成面を張り出す一方 、
【0006】 同じく直方体の左右両側壁面からは下方へ、同じ大きさのほぼ二等辺三角形を なし且つ水平折曲げ稜線により各々内向きに折り曲げ可能な左右一対の底壁構成 面を張り出して、
【0007】 その底壁構成面の張り出し量を、すべて上記左右両側壁面における一定帯幅の 半分よりも大きく寸法化すると共に、
【0008】 上記台形をなす各底壁構成面の斜辺からは、その斜辺を傾斜折曲げ稜線として 屈折可能な小さい三角形の接着片を張り出して、その接着片をこれに隣り合う上 記二等辺三角形の底壁構成面と接着一体化し、
【0009】 同じく台形をなす各底壁構成面における上記接着片との逆な偏心位置からは更 に下方へ、上記前後両壁面における一定帯幅のほぼ半分に相応する張り出し幅を 備えた咬み合い舌片を張り出して、
【0010】 上記左右一対の底壁構成面と各々接着一体化された前後一対の底壁構成面を、 その咬み合い舌片同志が咬み合う山型の交叉状態に係止させたことを特徴とする ものである。
【0011】
【作用】
本考案の上記構成によれば、台形をなす前後一対の底壁構成面と、ほぼ二等辺 三角形をなす左右一対の底壁構成面が、角箱の左右両側壁面における一定帯幅の 半分よりも大きな一定量だけ下方へ張り出されており、又その前後一対の底壁構 成面における偏心位置から更に下方へ張り出す咬み合い舌片の張り出し幅が、角 箱の前後両壁面における一定帯幅の半分にほぼ等しく寸法化されているため、四 角形な底壁面を形作る前後一対の底壁構成面は、その角箱の組立完成状態におい て、その咬み合い舌片同志の咬み合う山型の交叉状態に係止することとなり、そ の揚げ底として形成される結果、複写機のトナーカートリツジやその他の各種内 容物が、上記咬み合い舌片により弾力的に受け持たれて、その不慮に破損するお それがない。別個な緩衝材やその詰め込み作業を一切要さず、角箱のコストダウ ンも達成できるのである。
【0012】
【実施例】 以下、図面に基いて本考案の具体的構成を詳述すると、図1はその角箱(B) の展開状態を示しており、(M)は1枚物の厚紙、(11)(12)(13)( 14)はその厚紙(M)に付与された4本の平行な垂直折曲げ稜線であって、こ れにより互いに同一の広い一定帯幅(W1)を備えた前後両壁面(15F)(1 5R)と、互いに同一の狭い一定帯幅(W2)を有する左右両側壁面(16L) (16R)に区分されている。
【0013】 そして、上記厚紙(M)がその垂直折曲げ稜線(11)(12)(13)(1 4)から順次直角に折り曲げられることにより、底壁面(17)が長方形をなす 図2〜5のような直方体の角箱(B)として組み立てられている。(18)はそ の角箱(B)の後壁面(15R)から僅かに張り出す連結帯片であり、右側壁面 (16R)との重合状態に接着一体化されることとなる。
【0014】 (19F)(19R)は上記角箱(B)の前後両壁面(15F)(15R)か ら各々下方へ一定量(H1)だけ張り出された前後一対の底壁構成面であり、そ の前後両壁面(15F)(15R)との境界線を水平折曲げ稜線(20F)(2 0R)として、何れも内向きに折り曲げられるようになっている。
【0015】 しかも、その前後一対の底壁構成面(19F)(19R)は互いに同じ大きさ の台形を呈しており、その角箱(B)の左右両側壁面(16L)(16R)と隣 り合う斜辺には、各々小さな三角形の接着片(21F)(21R)が付属してい る。(22F)(22R)はその各接着片(21F)(21R)の傾斜折曲げ稜 線であり、その線上には折曲げガイド切欠(23F)(23R)も付与されてい る。
【0016】 (24F)(24R)は同じく各底壁構成面(19F)(19R)の下縁部( その台形の上底辺)から更に下方へ、一定量(H2)だけ部分的に張り出された 咬み合い舌片であるが、これは上記接着片(21F)(21R)と逆な左右両側 壁面(16L)(16R)へ片寄った偏心位置にあり、しかも各底壁構成面(1 9F)(19R)自身の下縁部と段差をなす境界部が、後述する組み立て時の咬 み合いガイドエツジ(25F)(25R)として、円弧状に弯曲形成されている 。
【0017】 その場合、前後一対の底壁構成面(19F)(19R)はこれに付属する上記 接着片(21F)(21R)と咬み合い舌片(24F)(24R)も含む全体と して、互いに同一の大きさと形状を備えているが、その角箱(B)の上記前後両 壁面(15F)(15R)から下方へ張り出す両底壁構成面(19F)(19R )の張り出し一定量(その台形の高さ)(H1)は、角箱(B)の左右両側壁面 (16L)(16R)における上記一定帯幅(W2)の半分よりも大きく寸法化 されている。
【0018】 又、その両底壁構成面(19F)(19R)の下縁部から更に下方へ一定量( H2)だけ張り出す咬み合い舌片(24F)(24R)の張り出し幅(W)は、 角箱(B)の前後両壁面(15F)(15R)における上記一定帯幅(W1)の 半分とほぼ同一に寸法化されている。
【0019】 他方、(26L)(26R)は上記角箱(B)の左右両側壁面(16L)(1 6R)から各々下方へ一定量(H1)だけ張り出された左右一対の底壁構成面で あり、その左右両側壁面(16L)(16R)との境界線を水平折曲げ稜線(2 7L)(27R)として、やはり何れも内向きに折り曲げられるようになってい る。
【0020】 しかも、その左右一対の底壁構成面(26L)(26R)は互いに同じ大きさ のほぼ二等辺三角形をなしていると共に、その角箱(B)の左右両側壁面(16 L)(16R)から各々下方へ張り出す一定量(その二等辺三角形の高さ)(H 1)が、上記前後一対の底壁構成面(19F)(19R)における下方への張り 出し一定量(H1)と同じに寸法化されている。
【0021】 上記の構成において、その角箱(B)を図1の展開状態から図2〜5の直方体 へ組み立てるに当っては、先づ前後一対の底壁構成面(19F)(19R)と左 右一対の底壁構成面(26L)(26R)を、何れも水平折曲げ稜線(20F) (20R)(27L)(27R)から図6のような内向き直角に折り曲げ、その 前後一対の底壁構成面(19F)(19R)に付属する小さな三角形の接着片( 21F)(21R)を、これと隣り合う左右一対の底壁構成面(26L)(26 R)へ、図7、8のように外方から各々重合させた接着状態として連結一体化す る。
【0022】 その際には図7から示唆される通り、左右一対の底壁構成面(26L)(26 R)における水平折曲げ稜線(27L)(27R)が底辺となる二等辺三角形を 呈するように、その左右一対の底壁構成面(26L)(26R)と上記接着片( 21F)(21R)とを重合状態に保つ。
【0023】 そうすれば、角箱(B)の前壁面(15F)と左側壁面(16L)とは未だ展 開状態にあるが、その左側壁面(16L)に対して後壁面(15R)が鈍角の屈 折状態として、又前壁面(15F)に対して右側壁面(16R)が鈍角の屈折状 態として、各々曲げ起きることとなる。
【0024】 そのため、次にその後壁面(15R)を左側壁面(16L)に対して、又右側 壁面(16R)を前壁面(15F)に対して、図9を経由しつつ図10のように 、各々内向き直角に曲げ起せば、前後一対の底壁構成面(19F)(19R)に 付属の上記接着片(21F)(21R)が、これに付与されている傾斜折曲げ稜 線(22F)(22R)から屈折して、上記連結状態にある前後一対の底壁構成 面(19F)(19R)と左右一対の底壁構成面(26L)(26R)が、内向 きに倒れ込み傾斜することとなる。
【0025】 そこで、未だ展開状態にある角箱(B)の前壁面(15F)と左側壁面(16 L)とを、引続き図11のように屈折させる如く、内向き直角に曲げ起せば、そ の過程において前後一対の底壁構成面(19F)(19R)が、その咬み合い舌 片(24F)(24R)同志の咬み合い状態に係止することとなり、その最終的 には角箱(B)の右側壁面(16R)と後壁面(15R)とが、直角の屈折状態 に整合する結果、その後壁面(15R)に付属の連結帯片(18)と右側壁面( 16R)とを接着一体化して、茲に図2〜5のような直方体に仕上げるのである 。
【0026】 その場合、角箱(B)の前壁面(15F)から張り出す前側の底壁構成面(1 9F)と、これに隣り合う右側壁面(16R)から張り出す右側の底壁構成面( 26R)とが接着状態にある一方、後壁面(15R)から張り出す後側の底壁構 成面(19R)と、これに隣り合う左側壁面(16L)から張り出す左側の底壁 構成面(26L)とが接着状態にあり、その左側の底壁構成面(26L)と上記 前側の底壁構成面(19F)とは接着一体化されていない。
【0027】 しかも、前後一対の底壁構成面(19F)(19R)から部分的に張り出す咬 み合い舌片(24F)(24R)の相互が、その円弧状に弯曲する咬み合いガイ ドエツジ(25F)(25R)を介して、円滑に咬み合い係止するようになって いるため、上記長方形の底壁面(17)を図12のように、扁平な平行四辺形の 折りたたみ状態に小型コンパクト化することができ、その折りたたみ状態から逆 な長方形の使用状態に立体化することも可能であり、その相互の変換をワンタツ チ操作式の軽快にすばやく行なえる。
【0028】 何れにしても、前後一対の底壁構成面(19F)(19R)と左右一対の底壁 構成面(26L)(26R)は、角箱(B)の左右両側壁面(16L)(16R )における一定帯幅(W2)の半分よりも大きな一定量(H1)だけ下方へ張り 出されており、又上記前後一対の底壁構成面(19F)(19R)から更に下方 へ張り出す咬み合い舌片(24F)(24R)の張り出し幅(W)が、角箱(B )の前後両壁面(15F)(15R)における一定帯幅(W1)の半分にほぼ等 しく寸法化されているため、上記角箱(B)の組立完成状態では図2〜5から明 白なように、その底壁面(17)を形作る前後一対の底壁構成面(19F)(1 9R)が、その咬み合い舌片(24F)(24R)同志の一定傾斜角度だけ内向 きに曲げ起きた山型の交叉状態として咬み合うことになり、同じく左右一対の底 壁構成面(26L)(26R)も一定傾斜角度だけ内向きに曲げ起きた密閉状態 として連続し、茲に底壁面(17)の全体が一定高さ(H)を有する三角プリズ ム型の揚げ底に形成されるのである。
【0029】 そのため、複写機のトナーカートリツジやその他の各種内容物(A)を、上記 咬み合い舌片(24F)(24R)の上縁部により下方から弾力的に支持して、 その不慮に破損のおそれがない安全な状態に梱包維持できるのであり、別個な緩 衝材やその詰め込み作業を要しない。
【0030】 又、その内容物(A)に相当の重量があっても、上記山型の交叉状態に咬み合 った前後一対の底壁構成面(19F)(19R)や、これと接着一体化された左 右一対の底壁構成面(26L)(26R)が、下方から突っ張り作用するため、 その重量に対抗することができる。尚、上記厚紙(M)としては段ボール紙も含 む。
【0031】
【考案の効果】
以上のように、本考案では1枚物の厚紙(M)を、これに付与された4本の平 行な垂直折曲げ稜線(11)(12)(13)(14)から順次直角に折り曲げ ることにより、直方体に組み立てられる厚紙製の角箱(B)において、
【0032】 上記直方体の前後両壁面(15F)(15R)からは下方へ、同じ大きさの台 形をなし且つ水平折曲げ稜線(20F)(20R)により各々内向きに折り曲げ 可能な前後一対の底壁構成面(19F)(19R)を張り出す一方、
【0033】 同じく直方体の左右両側壁面(16L)(16R)からは下方へ、同じ大きさ のほぼ二等辺三角形をなし且つ水平折曲げ稜線(27L)(27R)により各々 内向きに折り曲げ可能な左右一対の底壁構成面(26L)(26R)を張り出し て、
【0034】 その底壁構成面(19F)(19R)(26L)(26R)の張り出し量(H 1)を、すべて上記左右両側壁面(16L)(16R)における一定帯幅(W2 )の半分よりも大きく寸法化すると共に、
【0035】 上記台形をなす各底壁構成面(19F)(19R)の斜辺からは、その斜辺を 傾斜折曲げ稜線(22F)(22R)として屈折可能な小さい三角形の接着片( 21F)(21R)を張り出して、その接着片(21F)(21R)をこれに隣 り合う上記二等辺三角形の底壁構成面(26L)(26R)と接着一体化し、
【0036】 同じく台形をなす各底壁構成面(19F)(19R)における上記接着片(2 1F)(21R)との逆な偏心位置からは更に下方へ、上記前後両壁面(15F )(15R)における一定帯幅(W1)のほぼ半分に相応する張り出し幅(W) を備えた咬み合い舌片(24F)(24R)を張り出して、
【0037】 上記左右一対の底壁構成面(26L)(26R)と各々接着一体化された前後 一対の底壁構成面(19F)(19R)を、その咬み合い舌片(24F)(24 R)同志が咬み合う山型の交叉状態に係止させてあるため、冒頭に述べた従来技 術の課題を完全に改良できる効果がある。
【0038】 即ち、本考案の上記構成によれば、台形をなす前後一対の底壁構成面(19F )(19R)と、ほぼ二等辺三角形をなす左右一対の底壁構成面(26L)(2 6R)が、角箱(B)の左右両側壁面(16L)(16R)における一定帯幅( W2)の半分よりも大きな一定量(H1)だけ下方へ張り出されており、又その 前後一対の底壁構成面(19F)(19R)における偏心位置から更に下方へ張 り出す咬み合い舌片(24F)(24R)の張り出し幅(W)が、角箱(B)の 前後両壁面(15F)(15R)における一定帯幅(W1)の半分にほぼ等しく 寸法化されているため、その角箱(B)の組立状態では前後一対の底壁構成面( 19F)(19R)が、その咬み合い舌片(24F)(24R)同志の咬み合う 山型交叉状態に係止することとなり、その揚げ底として形成される結果、複写機 のトナーカートリツジやその他の各種内容物(A)を、上記咬み合い舌片(24 F)(24R)により弾力的に支持することができ、その角箱(B)の落下など に起因する破損事故を防止し得るのであり、そのための別個な緩衝材やこれを角 箱(B)へ詰め込む面倒な作業が不要となる。
【0039】 又、図示の実施例から明白なように、角箱(B)の前壁面(15F)から張り 出す前側の底壁構成面(19F)と、これに隣り合う右側壁面(16R)から張 り出す右側の底壁構成面(26R)とが、その前者の接着片(21F)を介して 連結一体化されている一方、角箱(B)の後壁面(15R)から張り出す後側の 底壁構成面(19R)と、これに隣り合う左側壁面(16L)から張り出す左側 の底壁構成面(26L)とが、その前者の接着片(21R)を介して連結一体化 されているに反し、その左側の底壁構成面(26L)と上記前側の底壁構成面( 19F)とは直接連結一体化されていない。
【0040】 そのため、角箱(B)を組立完成状態のままで、図12から示唆される通り、 その扁平な平行四辺形と立体的な長方形との相互に、すばやく変換操作すること もでき、その扁平な平行四辺形の折りたたみ状態から長方形の使用状態に立体化 させれば、上記底壁構成面(19F)(19R)(26L)(26R)をも自づ と揚げ底の組立状態に仕上げ得る点に、格別の技術的意味と合理性がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る角箱の展開状態を示す平面図であ
る。
【図2】その角箱の組立完成品を示す斜面図である。
【図3】図2の3−3線に沿う拡大断面図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】図4の5−5線断面図である。
【図6】図1から底壁構成面のすべてを直角に折り曲げ
た状態の斜面図である。
【図7】前後一対の底壁構成面と左右一対の底壁構成面
とを接着した連結状態の正面図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】図7からの折り曲げ過程を示す斜面図である。
【図10】図9に続く折り曲げ過程の平面図である。
【図11】図10に続く折り曲げ過程の斜面図である。
【図12】角箱の折りたたみ状態から使用状態への変換
操作を示す底面図である。
【符号の説明】
(11)・垂直折曲げ稜線 (12)・垂直折曲げ稜線 (13)・垂直折曲げ稜線 (14)・垂直折曲げ稜線 (15F)・前壁面 (15R)・後壁面 (16L)・左側壁面 (16R)・右側壁面 (17)・底壁面 (18)・連結帯片 (19F)・底壁構成面 (19R)・底壁構成面 (20F)・水平折曲げ稜線 (20R)・水平折曲げ稜線 (21F)・接着片 (21R)・接着片 (22F)・傾斜折曲げ稜線 (22R)・傾斜折曲げ稜線 (24F)・咬み合い舌片 (24R)・咬み合い舌片 (26L)・底壁構成面 (26R)・底壁構成面 (27L)・水平折曲げ稜線 (27R)・水平折曲げ稜線 (B)・角箱 (M)・厚紙 (W)・張り出し幅 (W1)・一定帯幅 (W2)・一定帯幅 (H)・一定高さ (H1)・一定量 (H2)・一定量

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】1枚物の厚紙(M)を、これに付与された
    4本の平行な垂直折曲げ稜線(11)(12)(13)
    (14)から順次直角に折り曲げることにより、直方体
    に組み立てられる厚紙製の角箱(B)において、 上記直方体の前後両壁面(15F)(15R)からは下
    方へ、同じ大きさの台形をなし且つ水平折曲げ稜線(2
    0F)(20R)により各々内向きに折り曲げ可能な前
    後一対の底壁構成面(19F)(19R)を張り出す一
    方、 同じく直方体の左右両側壁面(16L)(16R)から
    は下方へ、同じ大きさのほぼ二等辺三角形をなし且つ水
    平折曲げ稜線(27L)(27R)により各々内向きに
    折り曲げ可能な左右一対の底壁構成面(26L)(26
    R)を張り出して、 その底壁構成面(19F)(19R)(26L)(26
    R)の張り出し量(H1)を、すべて上記左右両側壁面
    (16L)(16R)における一定帯幅(W2)の半分
    よりも大きく寸法化すると共に、 上記台形をなす各底壁構成面(19F)(19R)の斜
    辺からは、その斜辺を傾斜折曲げ稜線(22F)(22
    R)として屈折可能な小さい三角形の接着片(21F)
    (21R)を張り出して、その接着片(21F)(21
    R)をこれに隣り合う上記二等辺三角形の底壁構成面
    (26L)(26R)と接着一体化し、 同じく台形をなす各底壁構成面(19F)(19R)に
    おける上記接着片(21F)(21R)との逆な偏心位
    置からは更に下方へ、上記前後両壁面(15F)(15
    R)における一定帯幅(W1)のほぼ半分に相応する張
    り出し幅(W)を備えた咬み合い舌片(24F)(24
    R)を張り出して、 上記左右一対の底壁構成面(26L)(26R)と各々
    接着一体化された前後一対の底壁構成面(19F)(1
    9R)を、その咬み合い舌片(24F)(24R)同志
    が咬み合う山型の交叉状態に係止させたことを特徴とす
    る厚紙製角箱の揚げ底構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017114530A (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 シグマ紙業株式会社 包装容器
JP2019023092A (ja) * 2017-07-24 2019-02-14 近江製函株式会社 物品収容ケース

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