JP3008492U - 垂木に対する横木の連結装置 - Google Patents
垂木に対する横木の連結装置Info
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- JP3008492U JP3008492U JP1994012058U JP1205894U JP3008492U JP 3008492 U JP3008492 U JP 3008492U JP 1994012058 U JP1994012058 U JP 1994012058U JP 1205894 U JP1205894 U JP 1205894U JP 3008492 U JP3008492 U JP 3008492U
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- hook
- rafter
- fitting
- rafters
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- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な操作により能率的に横木を取り付ける
ことができ、しかも、横木の端に切欠きを設ける必要の
ない垂木に対する横木の連結装置を提供する。 【構成】 中空の垂木の断面における上端部両側に、段
差形状において段落部を形成するとともに、その下端の
端縁に掛止爪を突設し、両垂木の間に挾まれる横木を連
結金具が差し込まれ得る中空に形成し、その横木の両端
部の上面に、連結金具の取付ビスが頭部で掛かる通し孔
を設け、連結金具には、取付ビスの螺入孔を設ける他、
先端部に上向き傾斜において垂木の掛止爪に掛け得る鉤
部が形成してあって、取付ビスの締付けに伴う連結金具
の水平固定位置により、連結金具の先端が段落部におけ
る縦面に支えるために、掛止爪に対する鉤部の引っ掛か
りが保持されるように構成した。
ことができ、しかも、横木の端に切欠きを設ける必要の
ない垂木に対する横木の連結装置を提供する。 【構成】 中空の垂木の断面における上端部両側に、段
差形状において段落部を形成するとともに、その下端の
端縁に掛止爪を突設し、両垂木の間に挾まれる横木を連
結金具が差し込まれ得る中空に形成し、その横木の両端
部の上面に、連結金具の取付ビスが頭部で掛かる通し孔
を設け、連結金具には、取付ビスの螺入孔を設ける他、
先端部に上向き傾斜において垂木の掛止爪に掛け得る鉤
部が形成してあって、取付ビスの締付けに伴う連結金具
の水平固定位置により、連結金具の先端が段落部におけ
る縦面に支えるために、掛止爪に対する鉤部の引っ掛か
りが保持されるように構成した。
Description
【0001】
この考案は、例えば、テラスや車庫等をアルミ押出形材で組み立てる場合に、 その骨組みとして、垂木の間に挾ませてその両方に横木を連結する装置に関する 。
【0002】
透明な屋根板を張る軽金属製テラスの屋根の骨組みにおいては、数本の垂木が 基端で建物躯体に掛止され、屋根板を安定して受け得るように、平行に架設され た垂木の他に、それとほゞ面一に横木が架設される。この面一状態を得るために 、横木が垂木の間に挾まれて連結される。この挾み構造であることと、垂木の各 横配列が恰も母屋のように一列とされることから、連結に何かと制約が伴う。
【0003】 図7は、従来の垂木に対する横木の連結装置を示したもので、それにはコ字形 の連結金具30が使用され、それを垂木32の側面に予めビス止めしてから、連 結金具30に横木34を差し込みそれにビス止めされる。
【0004】
上記のような従来の垂木に対する横木の連結装置によれば、連結金具の取付け と、横木の取付けというようにビス止めが二段階に行われ、しかも、いずれのビ スの通し操作も垂木に挾まれる狭い高所において行われるために、作業に困難が 伴いその能率も悪かった。
【0005】 連結金具に横木を差し込む作業要領については、横木が矩形のパイプ形である と、その横木を両垂木の間に挾み込むために、両端に連結金具が通る切欠き36 を設けておく必要があり、この点でも作業性が良くなく、また、切欠きのために 強度を失うという問題もあった。
【0006】 この考案は、上記のような実情に鑑みて、簡単な操作により能率的に横木を取 り付けることができ、しかも、横木の端に切欠きを設ける必要のない垂木に対す る横木の連結装置を提供することを目的とした。
【0007】
上記の目的を達成するために、この考案は、中空の垂木の断面における上端部 両側に、段差形状において段落部を形成するとともに、その下端の端縁に掛止爪 を突設し、両垂木の間に挾まれる横木を連結金具が差し込まれ得る中空に形成し 、その横木の両端部の上面に、連結金具の取付ビスが頭部で掛かる通し孔を設け 、連結金具には、取付ビスの螺入孔を設ける他、先端部に上向き傾斜において垂 木の掛止爪に掛け得る鉤部が形成してあって、取付ビスの締付けに伴う連結金具 の水平固定位置により、連結金具の先端が段落部における縦面に支えるために、 掛止爪に対する鉤部の引っ掛かりが保持されるように構成したことを特徴とする 。
【0008】
垂木に対する横木の連結装置を上記のように構成したから、配列されている両 垂木に横木を連結するには、横木に連結金具を取付ビスにより容易に動く程度に 緩く仮止めのように取り付けておき、その状態において、連結金具を垂木の段落 部に落とし込んでその下の掛止爪に掛け止め、それから、取付ビスを完全に締め 付ける。
【0009】 取付ビスが緩いときには、連結金具が自由に動くので、それを掛止爪に掛ける と上向きに傾き、そのまま鉤部を掛止爪に引っ掛けることができる。次に、取付 ビスを締付けると、連結金具が横木の内部上面に圧接して水平状態に保持され、 この状態では、連結金具の先端がやゝ突き出ていることから、連結金具の先端が 段落部の縦面に支えることから、鉤部が外れることは決してない。
【0010】
【実施例】 次に、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 図面は、テラスにおいて実施した一例を示したものであるが、車庫等において も同様に実施できる。。
【0012】 屋根の骨組みについては、図1に示すように、多数本の垂木1,1,・・と、 各垂木1,1の間に挾まれる多数本の大小の横木2a,2b,・・とからなり、 建物躯体Hの壁に、垂木1,1・・を掛止する基部材3がねじボルト5により固 着される。垂木1,1とその間の横木2a,2bとの連結には、それぞれ連結金 具4が使用され、連結により組み立てられた骨組みの上には、透明な屋根板7を 置き、それを押縁6とビス9とにより垂木1や大横木2aに止めてある。
【0013】 垂木1は、断面において四角中空形に形成したもので、両側に段状に落ち込む 段落部8,8を設け、段落部8の下端の端縁に掛止爪10を立設することにより 溝形に形成される。なお、この溝が雨漏り水や結露水等の排水に利用される。ま た、垂木1の中央部には、屋根板7をビス9で止めるスクリュー溝11が形成さ れ、その両側には、屋根板7の支持片12,12が立設される。
【0014】 大横木2aと小横木2bとのうち、小横木2bについては、一端において一個 の連結金具4のみが使用されるが、大横木2aについては、一端に二個の連結金 具4,4が使用される。そのため、大横木2aの場合であると、左右に連結金具 4,4の保持部13,13が内部において下向き溝形態に形成される。また、中 央部にスクリュー溝11が形成されている。大小横木2a,2bの間には、この ように屋根板7の取付け用のビス9を螺入するスクリュー溝11の有無の違いも ある。
【0015】 小横木2bの場合であると、それが連結金具4を挾む矩形断面形状であるため に、その上部にそのまま保持部13を有することになり、大横木2aと小横木2 bのいずれにも、保持部13に対応する上面に、取付ビス15の頭部が落ち込む 凹溝17が形成され、各凹溝17の両端部に取付ビス15の通し孔19が穿設さ れる。なお、図1において、21は、小横木2bの補助材であって、この考案に 関しては必ずしも要しない。
【0016】 連結金具4は、保持部13の上面に当接するほゞ矩形の板状であって、先端部 に垂木1の段落部8において掛止爪10に掛かる反転形の鉤部23が形成されて いる。この部分の形状については、上向き傾斜では鉤部23が垂木1の掛止爪1 0に引っ掛かるが、水平状態では、段落部8の縦面8aに先端が支えるために、 鉤部23が掛止爪10から抜けなくなることになるものである。
【0017】 連結金具4には、さらに、板状部分の幅中央部には、取付ビス15の螺入孔2 5が形成されているので、横木2a,2bに連結金具4を取り付けるときには、 その螺入孔25に取付ビス15を螺入する。また、連結金具4の先端部には上向 き突片27が設けられている。この突片27が摘み等として利用される。
【0018】 既に架設されている両垂木1,1に対して、横木2a,2bを連結するには、 図2に示すように、横木2a,2bの両端に取付ビス15により連結金具4を緩 く取り付けておき、その状態において、図3に示すように、垂木1,1の段落部 8,8に連結金具4の鉤部23を落とし込む。そうすると、同図に示すように、 その引っ掛かりにより連結金具4が上向き傾斜となるから、そのまま鉤部23が 掛止爪10に引っ掛かる(図4)。
【0019】 次に、図5、図6に示す如く、取付ビス15を締め付けると、連結金具4が横 木2a,2bにおいて内部上面に接合して固定される。この状態では、連結金具 4が上向き傾斜の状態から水平状態になっているから、連結金具4の先端が垂木 1,1の段落部8の縦面8aに支えることになるために、鉤部23が掛止爪10 から決して外れない。従って、取付ビス15の締付けにより連結が完了する。
【0020】
【考案の効果】 以上説明したように、この考案によれば、次のような優れた効果がある。
【0021】 横木に連結金具を取付ビスにより容易に動く程度に緩く仮止めのように予め作 業場で取り付けておき、その状態において、連結金具を垂木の段落部に落とし込 んでその下の掛止爪に掛け止め、それから、取付ビスを完全に締め付けるという ように、非常に合理的で簡単な操作により能率的に横木を取り付けることができ るもので、高所での作業が大幅に省け、作業に煩わしさが全くなくなる。
【0022】 垂木に対する連結金具の結合が決して外れることのない引っ掛かりであるため に、垂木に対する横木の連結を安定して保持でき、また、横木の端に切欠きを設 ける必要がないので、その加工作業を要しないことはもとより、横木の強度をそ のまま保持できる。
【図1】垂木に対する横木の連結装置を示すテラスの屋
根の一部断面図である。
根の一部断面図である。
【図2】垂木に対する横木の連結要領を示す一部切欠し
た斜視図である。
た斜視図である。
【図3】垂木に対する横木の連結手順を示す断面図であ
る。
る。
【図4】垂木に対する横木の連結手順を示す断面図であ
る。
る。
【図5】垂木に対する横木の連結状態を示す断面図であ
る。
る。
【図6】図5におけるA部の拡大断面図である。
【図7】従来例を説明する断面図である。
1 垂木 2a,2b 横木 4 連結金具 8 段落部 8a 縦面 10 掛止爪 15 取付ビス 19 通し孔 23 鉤部 25 螺入孔
Claims (1)
- 【請求項1】 中空の垂木の断面における上端部両側
に、段差形状において段落部を形成するとともに、その
下端の端縁に掛止爪を突設し、両垂木の間に挾まれる横
木を連結金具が差し込まれ得る中空に形成し、その横木
の両端部の上面に、連結金具の取付ビスが頭部で掛かる
通し孔を設け、連結金具には、取付ビスの螺入孔を設け
る他、先端部に上向き傾斜において垂木の掛止爪に掛け
得る鉤部が形成してあって、取付ビスの締付けに伴う連
結金具の水平固定位置により、連結金具の先端が段落部
における縦面に支えるために、掛止爪に対する鉤部の引
っ掛かりが保持されるように構成したことを特徴とする
垂木に対する横木の連結装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994012058U JP3008492U (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 垂木に対する横木の連結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994012058U JP3008492U (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 垂木に対する横木の連結装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3008492U true JP3008492U (ja) | 1995-03-14 |
Family
ID=43144314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994012058U Expired - Lifetime JP3008492U (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 垂木に対する横木の連結装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3008492U (ja) |
-
1994
- 1994-09-01 JP JP1994012058U patent/JP3008492U/ja not_active Expired - Lifetime
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