JP3007627B2 - 天然化学物質六酸化四砒素の新規の抗腫瘍治療剤としての用途及びその薬学的組成物 - Google Patents

天然化学物質六酸化四砒素の新規の抗腫瘍治療剤としての用途及びその薬学的組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信石から分離精製
した新規の天然化学物質とこの物質を有効成分として含
有する抗腫瘍治療剤及び抗腫瘍治療用組成物に関する。
より詳細には、本発明は、信石から毒性を除去しながら
製造した天然化学物質六酸化四砒素As4O6 を有効成分と
して含有する抗腫瘍治療剤及び抗腫瘍治療用組成物であ
って、直接的に細胞毒性と腫瘍周囲の血管新生を制御す
ることによって抗癌活性を示す前記抗腫瘍治療剤及び抗
腫瘍治療用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】今まで開発された色々な化学療法抗癌
剤、即ちシスプラチン(cisp1atin)、サイクロフォス
ファミド(cyc1ophosphamide)等のアルキル化試薬(a1
ky1atingagents)は、その化合物自体の電子親和性が非
常に大きいという化学的特性のため、DNAの構成成分で
あるヌクレオチドの窒素元素と共有結合を形成すること
によってその抗癌機作を示し、5-フルオロウラシル(5
−f1uorouraci1)等のヌクレオチドを含有する新陳代謝
抑制剤等は核酸の生合成に関する酸素等を抑制したり、
DNA又はRNAに直接挿入されることによってその効果を示
すようになる。更に、アドリアマイシン(adriamycin)
等の抗生物質(antibiotics)等の抗癌剤もまたDNAに強
力に作用してDNA固有の機能を抑制することによってそ
の効果を示す。しかし、これらは腫瘍細胞のみでなく正
常細胞、特に、生体細胞内で早い成長を示す骨随細胞
(bone marrow ce11s)や腸上皮細胞(intestina1 epit
helium)にも毒性を示すため、結局、食中毒症、嘔吐及
び神経毒性等の色々な副作用を伴うようになる。
【0003】一方、一般的に砒素(arsenic)は皮膚と
肺に癌を誘発する強力な環境性癌誘発物質として知られ
ている。生化学的にも砒素は酸素の活性化部位であるス
ルフォハイドリル(su1fohydry1)基に結合して酵素の
不活性化を誘導し、燐酸化及び燐酸化の妨害並びに染色
体の異常等を誘導すると報告されている。従って、砒素
に関する研究は主にこれと関連して毒性学的視点でのみ
最近まで進まれてきたと言える。
【0004】しかしながら、低い濃度で砒素を薬として
利用した記録は、東西洋を問わず至る所で見られるが、
特に、韓国を始めとする東洋の伝統医薬において、砒素
化合物が邪悪な気の治療等の色々な不治病に長い間利用
してきた。即ち、韓国及び中国の漢方古書に記載されて
いる内容を見れば、東医宝鑑では砒素を1234頁に雄黄と
いう名称で、1237頁には砒霜という名称で漢方薬剤とし
て使用して来たが、これらは有毒な成分であるため、毒
を減らして用いており、中悪・腹痛の壊腸を治療し、静
物と邪悪な気を拒み色々な毒を退ける活性があることを
記載している。砒素はまた中国の本草綱目(第9巻の12
〜16頁)においても黄雄という名称で砒素の利用方法及
び活性に関する事実を記載しており、これらは血を清く
する活性があることを記載している。従って、このよう
な砒素の活性についてはずっと以前から認められ有効に
用いられてきたが、現在韓国の場合、重金属の性質を帯
びている物質と規定して使用を極めて制限している実情
である。一般的に、砒素は重金属ではないが、重金属の
性質を有しているので、医薬品の製造において使用が禁
止されている。砒素に曝露された場合の症状は貧血、白
血球減少、腎臓及び肝機能の低下を惹き起し、慢性中毒
時には発病作用があるものと知られている。
【0005】西欧(ヨーロッパ)においても砒素化合物
は、リューマチ(rheumatis)、梅毒(syphi1is)、乾
癬(psoriasis)等の色々な疾病治療剤として利用され
てきたが、低い濃度の砒素化合物は人体で造血作用(he
matopoiesis)を促進する等、人体生理に有益な機能を
果すものと知られているため、東洋漢方書における活性
と一致する面も見せていた。しかしながら、現代ではそ
の使用が極めて制限され、放射線治療と化学療法が一般
化される前の19世紀から20世紀初に亘って砒素化合物が
慢性白血病治療剤として使用する試みがなされたことが
あり、1950年以後には有機砒素化合物であるメラソプロ
ール(me1arsopro1)が現在アフリカ睡眼病(africian
trypanosomiasis)の治療に唯一利用されている。
【0006】このような砒素の薬理作用を根拠として、
これを癌治療剤として開発しようとする試みは比較的最
近に至って成され、現在は非常に活発に研究が進められ
ている。最近、中国では文化革命以後に東洋医薬の優秀
性を研究している最中に明らかになった三酸化二砒素
(As2O3)の急性前骨随性白血病(acute promye1ocytic
1eukemia)に対する卓越した効果を1996年にフランス研
究陣と共同で発表した。三酸化二砒素は、特に従来の化
学療法に対する抵抗性を有する白血病患者に卓越した回
復の効果を示して、西欧の科学者達はこれを驚異的な結
果として評価し、以後、砒素化合物の抗癌効果に多くの
西欧科学者達の高い関心が集まるようになった。これを
契機として東洋伝統医学が現代癌化学療法の主流と合う
ようになり、東洋伝統医学と現代分子医学との統合の試
みがなされようとしている状態にあると言える。従っ
て、副作用がなく有用な抗癌効果を示す新物質の開発は
非常に重要な意味を有する。本発明は、これまで漢薬剤
として使用してきた砒素の原料物質を多段階工程を経て
加工処理して分離精製し、この物質が抗癌効果を示すか
どうかを検索した結果、六酸化四砒素化合物が副作用が
なく強力な抗癌効果があることを確認して本発明を完成
した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、信石から毒性を除去しながら分離精製した新規の天
然化学物質である六酸化四砒素化合物を提供することに
ある。本発明の別の目的は、信石から分離精製した新規
の天然化学物質の抗癌活性作用を提供することにある。
本発明のまた別の目的は、信石から分離精製した新規の
天然化学物質を有効成分として含有する抗腫瘍治療剤及
び抗腫瘍治療用組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、砒素成分
を含有した信石を多段階の加熱により毒性を除去しなが
ら天然化学物質HD−2を分離精製した後に、該物質の構
造を分析し、この白色物質をマウス及び人由来の腫瘍細
胞に処理して抗癌効果を調査し、これが計画された死
(apoptosis)による腫瘍細胞殺傷現象であるかどうか
を調査した。また、前記分離精製した天然化学物質HD−
2をラット(rat)に経口投与した後、ラットの臨床変化
を観察して急性投与による毒性を調査した。また、同じ
方法でラットに本発明の天然化学物質HD−2を徐々に経
口投与した後、ラットの臨床的変化を観察して亜急性投
与による毒性を調査した。次いで、肺を標的組織とする
細胞種をマウスに静脈注射するとともに、本発明の天然
化学物質HD−2を経口投与または静脈注射した後、肺に
転移された腫瘍の群集数を測定することによって癌転移
抑制効果を調査した。また、マウスに黒色腫を皮内注射
して接種した後、本発明の天然の化学物質HD−2を経口
投与して腫瘍に因り形成される新生血管数を測定するこ
とによってこの物質の抗癌作用を調査した。また、マウ
スに発癌剤を注射して癌を誘発させた後、本発明の天然
化学物質HD−2を経口投与して癌発生抑制効果を調査し
た。さらに、本発明者らは、前記抽出した天然化学物質
に各種の漢薬剤を添加して臨床用医薬組成物を製造し、
この組成物を直接末期的症状にある癌患者に経口投与し
て抗癌剤としての効果を調査した。
【0009】本発明者らは、以上の調査を行い、その結
果に基づいて本発明を完成するに至った。すなわち、本
発明は、六酸化四砒素As4O6を有効成分として含有する
ことを特徴とする抗腫瘍治療剤である。また、本発明
は、六酸化四砒素As4O6と賦形剤とを含んでなる抗腫瘍
治療用組成物である。
【0010】以下、本発明の具体的な構成及び作用を説
明する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、砒素を含有する天然産
信石及び試薬用砒素等を多段階の加熱処理を通じて白色
の天然化学物質HD−2を製造した後、これを構造分析し
て六酸化四砒素物質As4O6を究明する段階;前記製造さ
れた本発明の天然化学物質As4O6をマウス及び人体に由
来する腫瘍細胞の培養培地に添加して色々の腫瘍に対す
る抗癌効果を調査する段階;前記天然抗癌活性物質As4O
6の抗癌効果が計画された死(apoptosis)による腫瘍細
胞殺傷現象であるかどうかを調査する段階;天然抗癌活
性物質As4O6を雌及び雄ラット(rat)にそれぞれ量を異
にして経口的に急性投与した後、ラットの臨床変化を観
察して急性投与による毒性を調査する段階;雌及び雄ラ
ットに本発明の天然抗癌活性物質As4O6を同じ量で徐々
に経口投与した後、ラットの臨床的変化を観察して亜急
性投与による毒性を調査する段階;肺を標的組織とする
高転移性腫瘍細胞種をマウスに静脈注射した後、天然抗
癌活性物質As4O6を経口投与及ぴ静脈注射し、肺を採取
して転移した腫瘍の群集数を測定して癌転移抑制効果を
調査する段階;マウスに黒色腫を皮内注射して接種し、
本発明の天然抗癌活性物質As4O6を経口投与した後、腫
瘍の大きさと腫瘍から形成された血管数を調査すること
によってAs4O6の抗癌作用を調査する段階;マウスに発
癌剤を注射して癌を誘発させた後、本発明の天然抗癌活
性物質As4O6を経口投与し、肺と肝における腫瘍の発生
頻度及び大きさを測定して癌発生抑制効果を調査する段
階;本発明の天然抗癌活性物質As4O6を各種漢薬剤と適
宜混合して医薬組成物として経口投与に適合する丸剤、
カプセル剤、液剤等を製造する段階;前記製造された丸
剤を子宮癌、肺癌、上顎洞癌、腎臓癌及び膀胱癌の末期
患者等に経口投与し、CTスキャン及びMRIスキャンによ
り癌細胞変化を調査することによって本発明の組成物の
抗癌剤としての効果を調査する段階で構成される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の具体的な方法を実施例により
詳細に説明しようとするが、本発明の範囲はこれら実施
例にのみ限定されるのではない。実施例1:天然化学物質HD−2の分離精製 天然産信石10gに40%アルコール(C2H50H)10mlを入れ
て1時間加熱した後、常温で1時間冷却し、冷却された信
石に再び同量のアルコールを入れて加熱及び冷却過程を
数回繰り返した。この処理物に蒸留水20mlを入れて5分
間軽く揺すって洗浄し、さらに蒸留水2mlを添加して1分
間放置した後、上澄液を捨て沈澱物のみを回収する過程
を3回繰り返して実施した。洗浄した物質を−40℃以下
で24時間放置した後、常温で氷が溶けるまで待ってか
ら、予め用意した濾紙上に内容物を注ぎ常温で自然乾燥
させることによって一次加工した9g程の白色の結晶を得
た。得られた白色物質を2次毒性除去のために、高嶺土
で製造された容器に塩を添加し熱を加えて水分を除去
し、再度常温で冷却した後、その上に1次加工した白色
結晶をおき、容器を濾紙で密封して1時間以上加熱し
た。加熱後常温で自然冷却し、濾紙に生成された白色の
結晶を回収した。この過程は2回以上繰り返して最終的
に約2gの白色の結晶を得、これをHD−2と命名した(図
1)。実施例2:天然化学物質HD−2の構造結晶 実施例1で得た白色の結晶物質を韓国科学技術院に依頼
してX線構造結晶分析した。分析の結果、図2のような立
体構造を有する実験式As4O6の化学物質であると決定さ
れた。この物質の種々の性質を表1にまとめた。表2はAs
4O6に係る配位原子(atomic coordinates)(×104)と
当量等方性変位パラメーター(equivalent isotropic d
isplacement parameters)(A2x103)を、表3はAs4O6
係る結合距離[A]と結合角[deg]を、表4はAs406に係
る異方性変位パラメーター(anisotropic displacement
parameters)(A2×103)を示す。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】
【表3】
【0016】
【表4】
【0017】実施例3:試験管内での腫瘍細胞種に対す
るHD−2の抗癌効果調査 前記実施例1で得た本発明の天然化学物質HD−2の抗癌効
果を試験管内で腫瘍細胞に対する直接的な細胞毒性を測
定して調査した。この際、対照群としてはシスプラチン
を使用した。 実験例1:マウス及び人由来の腫瘍細胞種に対する本発
明の天然化学物質.HD−2の抗癌効果調査 マウス由来のP388白血病、L1210白血病、、L5178Yリン
パ腫、Co1on26−M3.1癌腫、B16−BL6黒色腫と人由来のK
562白血病、肝癌腫HEP−G2、Hs578T乳癌、AN−3−CA腺
癌腫、DLD結腸癌腫、そしてHeLa epithe1oidcarcinoma
細胞種をATCCに基づき7.5%FBSが含有されたEMEM、DME
M及ぴRPMI−1640培地で培養した。天然化学物質HD−2及
びその構成成分の腫瘍細胞に対する細胞毒性効果調査
は、各腫瘍細胞を1×104/100μlの細胞濃度で各ウェル
(we11)に取った後、各ウェルに天然化学物質HD−2と
対照群としてシスプラチンを種々の濃度で添加した。そ
の後、各プレートを37℃、5%CO2で2日間培養し、各細
胞種に対する細胞毒性効果を腫瘍対照群の成長と比較し
て50%の増殖抑制効果を示す試料の濃度(ED50)で表示
した。実験結果は、表5に示す通り、各腫瘍細胞種に対
して試料を投与した後、48時間以後に現われた直接的な
細胞毒性効果は、天然化学物質HD−2の場合、シスプラ
チンと比較してほぼ50±30倍ぐらいの高い細胞毒性効果
を示した。
【0018】
【表5】
【0019】実験例2:3T3線維芽細胞種に対する本発
明のHD−2の抗癌効果調査 腫瘍細胞種に対する各試料の細胞毒性効果を更に詳細に
考察する為に、3T3線維芽細胞種を実験例1のような方法
を用いて培地で培養し、3T3線維芽細胞種を1×104/100
μlの細胞濃度で各ウェル(well)に採取した後、各ウ
ェルに本発明のHD−2と対照群としてシスプラチンを種
々の濃度で添加して経時的変化(2時間、4時間、6時
間、24時間後)による細胞毒性効果を調査した。この
際、HD−2及びシスプラチンを添加した後の経時的な細
胞毒性効果はXTT法で測定した。実験結果は図3に示す
通りである。試料を投入し、24時間までシスプラチンの
細胞毒性効果は認められない反面、本発明のHD−2の場
合には試料投与4時間後から細胞毒性が認められた。即
ち、HD−2のED50値はそれぞれ投与4時間後に1.10μg/
ml、6時間後に0.21μg/mlとなることから、HD−2の処
理初期段階から癌細胞の成長に対する抑制効果がある結
果が示された。HD−2及びシスプラチンを処理した癌細
胞の形態学的な変化における二つの物質の癌細胞に及ぼ
す差異は、34時間後の結果をみれば、シスプラチンを添
加した場合には部分的な壊死または成長抑制を示した
が、本発明のHD−2の場合には腫瘍細胞の壊死が起こり
実験に用いた癌細胞の形態学的な変化(細胞壁の破壊
等)が起こり、この癌細胞の特徴である付着性が消失す
ることによってHD−2による腫瘍細胞に直接的な殺傷効
果が既存の抗癌剤のシスプラチン等に比べてかなり早い
時間内に開始することが示された。この時間帯で二つの
物質のED50値は、HD−2の場合、60ng/mlであり、シス
プラチンの場合、24時間までは腫瘍細胞に対する一部成
長抑制効果は認められたがED50は求めることができなか
った。実験終了時間である48時問後にHD−2及びシスプ
ラチンのED50はそれぞれ30ng/ml及び8μg/mlとなり、
実験終了時においてHD−2がシスプラチンに比べて267倍
以上腫瘍細胞に対する細胞毒性効果が高い結果が示され
た。実施例4:HD−2の腫瘍細胞殺傷機能調査 本発明のHD−2の腫瘍細胞殺傷作用が計画された死(apo
ptosis)による現象であるのかを確認するための実験を
実施した。
【0020】HL−60細胞を2×104ce11s/mlで接種し、2
4時間経過後に適当な濃度のHD−2を細胞培養液に溶かし
て処理し、陽性対照群にシスプラチンを、陰性対照群に
は培養液のみを加えた。更に、24時間培養後に細胞を遠
心分離して除去した後、PBSで洗浄して抽出緩衝溶液[5
00mM Tris−C1(pH9.O)、20mM EDTA、10mM NaC1、1%
SDS及び500mg/ml ProteinaseK]中で50℃で24時間反応
させた。この細胞溶解物(cell lysate)をフェノール
(pheno1)抽出した後、エタノール沈澱して得た総DNA
を1.5%アガロースゲルで電気泳動した。実験結果は、
図4に示す通り、HD−2濃度25μg/mlから2.5μg/mlま
での濃度で計画された死(apoptosis)の典型的な生化
学的特性である約180bpのDNA断片化現象が観察された。実施例5:本発明のHD−2の急性毒性試験 本発明のHD−2の経口投与による急性毒性試験は、食品
医薬品安全本部告示第96−8号(1994.4.16)の医薬品
等の毒性試験基準に準じて実施した。実験動物はSDラッ
ト(Sprague Daw1y rat)を使用し、投与容量は雄の場
合には最高容量1.25g/KgからO.85、O.8、O.6、O.4g/K
gまで、雌の場合にはO.625g/Kgから0.62、O.58、0.5、
0.4g/Kgまでの容量を1回経口投与した。HD−2の投与に
よる一般状態の観察、中毒症状及び死亡動物の有無は投
与後6時間の経時的に観察し、その後14日間は1日1回観
察した。体重の測定は投与開始日、投与後7日、そして
剖検時に測定し、試験中に斃死した動物はその都度剖検
を実施した。試験終了時に生存している動物は工一テル
麻酔で致死させて肉眼によって全ての臓器を検査した。
実験結果は、試験期間中、雄は最高容量群(1.25g/K
g)で100%の死亡率を示し、高容量群である0.85g/Kg
では60%の死亡率を示し、中間容量群であるO.8g/Kgで
は10%の死亡率を示した。雌の場合には最高容量群であ
るO.625g/Kgでは100%の死亡率を示し、高容量群であ
る0.62g/Kgでは80%の死亡率を示し、中間容量群であ
る0.58g/Kgでは40%の死亡率を示した。臨床症状は経
口投与3日以内にラット雌雄で容量依存的な沈鬱、呼吸
困難等の臨床症状が観察され、一部は斃死し、一部は臨
床症状が現れた後2〜3日以内に再び回復して生存した。
体重の変化はラットの雌雄それぞれ五つの容量で投与し
た群で対照群に比べて有意性のある差異を示さなかっ
た。実験期間中に斃死したラットを剖検した結果、胃の
膨大、肝の充血等が観察され、実験終了後のラット剖検
時には、HD−2の投与に起因すると考えられる注目すべ
き病変を観察することができなかった。
【0021】従って、本発明の急性試験結果、SDラット
において経口内にHD−2を投与したとき、雄のLD50は、
O.8(0.8104821)g/Kgとなり、雌のLD50は0.6(0.5757
03)g/Kgとなった。従って、HD−2のLD50は、経口投与
時に雄においては0.8g/Kg、雌においてはO.6g/Kgであ
るものと判断される。実験結果を表6にまとめた。
【0022】
【表6】
【0023】実施例6:HD−2の亜急性毒性試験 本発明HD−2の経口投与による亜急性毒性試験は、食品
医薬品安全本部告示第96−8号(1994.4.16)の医薬品
毒性試験基準に準じて実施した。実験動物は、前記実施
例5の急性毒性実験の通りSDラット(Sprague Daw1ey ra
t)を使用したが、投与容量は雌雄全でそれぞれ高容量1
0mg/Kg、中間容量10mg/Kg、低容量1mg/Kgの容量を1
日1回、4週間にわたって総28回経口投与した。HD−2の
投与による観察項目は次の通りである。 (1)一般症状:試験期間中1日1回無食欲症(anoreci
a)、唾液分泌過多(sa1ivation)、下痢(diarrhe
a)、嘔吐(vomiting)、多尿症(polyuria)、無尿症
(anuria)、糞便変化(feca1 change)等の一般症状及
びその程度の症状等を観察した。 (2)飼料摂取量測定:試験開始後毎週2回飼育箱別に
給与総量を測定した。 (3)飲水摂取量測定:試験開始後毎週2回飼育箱別に
給与総量を測定した。 (4)体重測定:全ての実験動物に対し試験終了時まで
毎週2回測定した。 (5)尿検査:試験期間中無作為で各群当り5匹ずつの
動物に対し1回採尿した後、その尿に対し外観と尿量及
ぴ色とを観察した後、尿検査用試験紙(Amersham社N−m
ultistix)を使用してpH、比重(gravity)、白血球(1
eu-koeyte)、蛋白質(protein)、ケトン体(keton bo
dy)、ウロビリノーゲン(urobi1inogen)、グルコース
(g1ucose)及び血尿素(b1ood urea)を測定した。 (6)眼検査:試験期間中無作為で各群当り5匹ずつの
動物に対し検眼鏡で前眼部、中間投光体及び眼底に対し
実施した。 (7)血液学的及び血清学的検査:一般血液学的検査
は、赤血球数、総白血球数、ヘモグロビン、単核細胞
(monocyte)、リンパ球(1ymphocyte)及び血液凝固時
間等を検査し、血清学的検査はアルブミントランスフェ
ラーゼ(a1bumin transferse)、アスパラギン酸トラン
スフェラーゼ(aspartate transaminse)、アルカリホ
スフェート(a1ka1ine phosphate)、アルブミン(a1bu
min)等を測定した。 (8)臓器重量及び大きさの測定:全実験動物に対し肝
臓、腎臓、脾臓、心臓、副腎、脳、甲状腺、卵巣、睾丸
等の体重に対する相対臓器の重量及び大きさを測定し
た。 (9)病理組織検査:臓器重量測定を済ました臓器を中
性ホルマリン溶液に固定し、マイクロトム(AO Rotate
Microtome)で5mmの切片を作ってヘマトキシリン(Hema
toxylin)とエロシン(Erosin)とで染色を施した。
【0024】実験の結果、試験期間中に死亡した動物は
なかった。また、体重変化、飲水及び飼料摂取量変化を
はじめとする特異的な臨床症状は現われなかった。尿検
査、眼検査結果もHD−2による特異的な変化はなかっ
た。剖検時に血液及び血清学的検査所見としては対照群
及び投与群で全てにおいて注目すべき異常は現われなか
った。剖検時の病理組織学的検査において雌雄高容量群
(100mg/Kg)の投与群で腎臓内近位尿細管の上皮細胞
質内で褐色のヘモジデリン(hemosiderin)及び近位尿
細管上皮の萎縮が軽度に散在していることを観察するこ
とができたが、中間容量(10mg/Kg)、低容量(1mg/K
g)及び対照群では現われなかった。その他の病理組織
学的検査においては容量依存的またはHD−2の投与によ
るものと考えられるいかなる変化も観察されなかった。
これらの結果を表7にまとめた。結果的に、ラットにお
いて4週間HD−2の経口内連続投与は高容量群(100mg/K
g/day)では血液学的には有意性が認められなかった
が、組織学的に腎臓で対照群と比較して軽度の有意性が
認められたので、中間容量(10mg/Kg/day)までは毒
性を示さなかった。
【0025】
【表7】
【0026】実施例7:癌転移に及ぼすHD−2の効果調
実験例1:経口投与によるHD−2の癌転移抑制効果調査 腫瘍細胞主に対する冬季マウス実験モデルを利用して腫
瘍転移に及ぼす本発明のHD−2の効果をシスプラチンの
場合と比較して調査した。実施例5の結果によりラット
でHD−2は、500mg/Kg/dayの1回投与は生体に副作用が
ないものと明らかになったので、この濃度以下でマウス
を利用した腫瘍転移抑制に及ぼす影響を調査した。実験
に使用したB16−BL6 黒色腫及びcolon26−M3.1癌細胞種
は、標的組織である肺を採取し、転移した腫瘍の群集数
を数えて測定した。腫瘍細胞の転移において試料の腫瘍
抑制効果は種々の濃度の各試料を腫瘍接種1日後にそれ
ぞれ1回経口投与してHD−2の活性を示す適正濃度を調査
し、次に、成長した腫瘍に対する治療効果を腫瘍接種7
日後に試料を投与して調査した。実験の結果、表8に示
す通り、本発明のHD−2の10〜0.1mgの経口投与は対照群
に比べて有効な腫瘍転移の抑制効果を示し、1mgの投与
で最も高い活性を示し、約86%の高い抗腫瘍効果を示し
た。そして、腫瘍に標的器官に完全に定着された7日目
に同量のHD−2を経口投与した結果も最高約70%程度の
有効な腫瘍転移抑制効果を示したので、経口投与による
腫瘍の治療効果が認められた。
【0027】
【表8】
【0028】実験例2:静脈注射によるHD−2の癌転移
抑制効果調査 前記実験例1と同様に肺が標的細胞の高転移性腫瘍細胞
主を移植したマウスに本発明HD−2を500mg/Kg/day以
下の量で静脈注射した後、HD−2の効果を調査し、対照
群としてはシスプラチンを使用した。実験の結果、表9
に示す通り、HD−210〜100μgの投与で90%以上の腫瘍
転移抑制効果があることが示された。この結果は、対照
群として使用した同量のシスプラチン投与結果に比べて
優れた抗腫瘍活性があることを示している。一方、既に
成長した腫瘍の治療的な意味で腫瘍接種7日後に腫瘍の
転移を抑制させ得る適正濃度と考えられる10μgのHD−2
及びシスプラチン静脈注射結果はそれぞれ67.5%及ぴ5
0.O%の抗腫瘍活性を示し、HD−2の活性が既存の抗癌剤
より優れた結果を示した。この結果は、HD−2が既に成
長した末期の腫瘍にも治療効果があることを示す。
【0029】
【表9】
【0030】実施例8:HD−2の生体内抗癌腫瘍機能調
本発明によるHD−2のin vivoでの抗腫瘍機能を調査する
ためにマウスを利用して次のような実験を実施した。6
〜7週齢のC57BL/6マウスの背中2箇所に4×105のB16−BL
6黒色腫を50mlのPBSに浮遊させた後、皮内注射で接種
させた。腫瘍接種3日後にHD−2 1mgを経口投与し、試料
投与1日後までマウス等に接種した黒色腫の腫瘍の大き
さ及び腫瘍から形成された血管数を調査した。この際の
対照群はPBSで処理した。実験の結果、図5に示す通
り、腫瘍の増殖や転移において必須的に伴う新生血管の
数はHD−2を投与した後から減少する傾向を示し、それ
によって比例的に固形癌の大きさも有意に減少する傾向
を示した。結果的に、腫瘍による血管新生に必須的に伴
う腫瘍の組織への浸透(invasion)また付着(adhesion)を
HD−2が阻害することが分かった。実験例9:HD−2の腫瘍新生抑制効果調査 発癌物質(carcinogen)による腫瘍の生成において、本
発明によるHD−2の腫瘍新生抑制効果は、発癌物質(car
cinogen)でN−nitrosodiethy1amine(NDEA)を90mg/K
gの濃度でB6C3F1の腹腔内に注射して癌を誘発させ、2、
4、8、16、32週目に100μgのHD−2を経口投与し、対照
群としては同一量の水を投与した。NDEAを処理した後42
週目にマウスを斃死させて肺と肝に形成された腫瘍の発
生頻度及び大きさを測定した。実験の結果、図6に示す
通り、B6C3F1マウスでNDEAにより誘導された肝臓癌(ND
EA-induced hepatic tumor)の発生は、HD−2の経口投
与により有効に抑制された結果を示した。即ち、NDEAに
より腫瘍は90%以上発生したが、HD−2を投与した場合
には投与期間による差異が認められるとしても、5%〜2
2%の発生率を示すことによって78%〜95%の腫瘍発生
抑制効果がある結果を示した。また、HD−2の投与は約2
0%の自然発生的な腫瘍を100%抑制した。さらに、図6
においてはHD−2がNDEAによって誘導された肺癌の発生
を抑制することを示した。結果的に、肺の場合には肝の
場合に比べて効果的に腫瘍発生を抑制した効果を示さな
かったが、NDEAの処理後4週目からHD−2を投与する場
合、約30%の腫瘍発生抑制効果を示した。しかしなが
ら、この場合においても自然発生的な腫瘍の誘導はHD−
2により完全に抑制される結果を示すことによって適切
な濃度のHD−2経口投与は腫瘍の発生を抑制した。しか
し、図7の結果に示されている通り、肺腫瘍の数は対照
群の平均値である7個に比べてHD−2を投与したマウスに
は2個内外で有効な抑制効果が認められた。以上の結果
によりHD−2は悪性腫瘍の治療のみでなく予防において
も卓越な効果があることが分かった。実施例10:臨床用薬学的抗腫瘍治療剤組成物の製造 本発明によるHD−2天然化学物質O.5gと;漢薬材として
胡桐涙7g、穿山甲7g、白朮10g、牛黄3g、麝香3g、神曲5
g、牡蠣5g、龍脳香3g、乳香5g、没薬5g、白茯苓10g、桑
白皮10g、葛根10g、馬歯見5g、五味子5g、血竭5g、石膏
5g、硼砂5g、寒水石5g、紅蔘7gを混合して粉砕した粉末
漢薬賦形剤を混合した後、この混合物に適定量の純水
(H2O)を加えて1〜1.5gの経口投与用丸剤を製造した。
この丸剤は、1.33g/1回が可能な錠剤として作製し、末
期腫瘍患者に一日3回、4g/日投与した。HD−2の有効容
量範囲は使用目的による各分画の種類及び患者の年齢、
性別、健康状態等により異なることもあるが、一般的に
は大人に1日に体重Kg当り50μg SOWL 1mg、好ましくは1
60乃至330μgの容量範囲で投与することができる。本実
施例で使用した漢薬材で構成された賦形剤の他にも本発
明を実施するために通常用いられている薬剤学上許容さ
れ得るいかなる賦形剤をも本発明に使用することができ
る。また、本発明のHD−2天然化学物質の代わりに化学
合成したAs406を用いることができる。実施例11:各種腫瘍に対する臨床実験 病院で生存期間が6ヵ月〜1年以内の子宮癌、肺癌、上顎
洞癌、腎臓癌、膀胱癌等の末期患者のうち本人または保
護者が投与を承諾する患者に対して前記実施例9で製造
した本発明の丸剤をそれぞれ1日3回づつ投与し癌治療効
果を調査した。 実験例1:子宮癌患者臨床実験 本実験の対象は、1993年8月ソウル大学校付属病院で子
宮頸部癌(偏平細胞癌と確診)の診断を受けて抗癌治療
を8回にわたり受けたが、癌細胞が継続的に成長し悪化
してリンパ腺、直腸、膀胱等に転移したため、右側腎臓
にチューブを挿し込み小便を受け取るため挙動に不便で
動けなく、食事も殆ど取れず時限付人生を生きる末期癌
患者である朴恩淑氏が1995年7月中旬頃3ヵ月以上生きら
れないという最終判定を受けた。朴恩淑氏に実施例10で
製造した錠剤を3ヶ月間服用させながら癌細胞の変化をC
TスキャンとMRIスキャンを通じて観察した。臨床実験の
結果、図8乃至図19までのCTスキャン写真に見られる通
り、癌細胞が消滅されながら子宮と膀胱・直腸に穿孔が
生じ、変異子宮に流れ込むので、1996年1月に人工肛門
を作った。 実験例2:肺癌患者臨床実験 本実験の対象は、30歳の青年であって職場に通う中1996
年3月19日高熱と悪寒で肺炎治療を受けたが効果をみら
れなく富川市所在聖架病院で組織検査を受けて肺癌(未
分化腺癌)4期判定を受けて、CTスキャン写真を持って
ソウル市一元洞所在三星医療院で精密診断を受けた結
果、やはり肺癌4期判定を受けて生存6ヶ月乃至1年とい
う時限付判定を受けた李京珠氏である。李京珠氏が1996
年3月21日聖架病院でCTスキャンした図21乃至図24まで
の写真に見られる通り、右側肺癌で右側肋膜に水が溜ま
り右側肺に不規則な腫瘍がみられ縦隔洞にリンパ腺が大
きく腫れている。本発明者らは、李京珠氏に実施例10で
製造した錠剤を約8ヵ月間服用させながら癌細胞の変化
をCTスキャンで観察した。臨床実験の結果、図25乃至図
30までCTスキャン写真に見られる通り、癌細胞は漸次減
少して8ヵ月後には完治した。 実験例3:上顎洞癌臨床実験 本実験の対象は、1981年右側鼻腔及び上顎洞を侵犯した
悪性癖(腺様嚢性癌腫と確診)で全州市キリスト病院と
ソウル大学校付属病院で手術しようとしたが、骨に転移
したため手術を取り止め放射線治療と抗癌剤治療を受け
て来たが悪化して1990年3月5日CTスキャンを行った後、
可能性がないという判定を受けた金熈坤氏である。ソウ
ル大学校付属病院専門医達は、1990年3月31日CTスキャ
ンした写真図31と図32に示されている通り、右側上顎洞
に腫瘍が増殖し右側鼻腔にも腫瘍が見える金熈坤氏に抗
癌剤を2ヵ月間投与した後、1990年5月9日CTスキャンを
したが、図33と図34に見られる通り、腫瘍がもっと成長
し周囲の骨まで破壊され、右側顔両側鼻孔と右側上顎洞
に転移したので、右側目玉に癌細胞が転移して治療が不
可能な程度に効果をみられなく悪化した。本発明者ら
は、時限付人生を生きて来た金熈坤氏に1990年11月から
実施例10で製造した錠剤を3ヵ月投与し、1991年2月27日
ソウル大学校付属病院でCTスキャンにより癌細胞変化を
観察した。臨床実験の結果、図35乃至図38までCTスキャ
ン写真に見られる通り、大部分の腫瘍が治療されたこと
が分かり、右側鼻腔及び上顎洞に正常的に空気が通じる
ことが分かった。 実験例4:腎臓癌臨床実験 本実験の対象は、1992年12月16日釜山マニノール病院泌
尿器科で精密検査の結果、CTスキャン等の総合的な所見
で腎臓癌末期判定を受けて、腎臓切除手術を受けても生
存率が20%しかないという判定を受けて手術を取り止め
て退院した李傭河氏である。李傭河氏が退院した時の状
態は、図39乃至図44に示すCTスキャン写真に見られる通
り、右側腎臓に比べて左側腎孟に腫瘍に因って造影剤が
充満しなく、左側腎臓に腫瘍が大きくみえる状態であっ
た。本発明者らは、李傭河氏に実施例10で製造した錠剤
を投与した後、腎臓特殊撮影(IVP)をした。臨床実験
結の果、IVP撮影写真図45と図46に見られる通り、錠剤
服用後6ヵ月目には癌の蒿がかなり減少し、図47乃至図5
0までのCTスキャン写真に見られる通り、1年治療後に癌
腫瘍80%が減少した。その後、釜山市白病院で左側腎臓
手術を受けて組織検査した結果、腎臓に移行した細胞癌
が確認され、更に実施例10で製造された錠剤を3ヵ月服
用して、図51と図52に見られる通り、極めて小さい腫瘍
が左側腎臓及び腎孟に少し残っているのみで殆ど治療さ
れた。 実験例5:膀胱癌臨床実験 本実験の対象は、1995年6月頃から小便を良好にできな
く膀胱炎治療を受けたが回復できなかったので、ソウル
市三星医療院でCTスキャン後膀胱炎診断と共に膀胱鏡検
査によって膀胱癌という診断を受けた70歳の金大中氏で
ある。金大中氏はソウル氏はソウル市中央病院で精密検
査を数回受けた結果、図53乃至図56までのCTスキャン写
真に見られる通り、膀胱右側隣りの黒い部分と左側黒い
部分の癌腫が膀胱で成長したため膀胱癌判定を受けて病
院で膀胱を完全に切除した後、人工膀胱を付けて抗癌剤
治療を受けても1年以上生存率が20%以内という診断を
受けた。本発明者らは、金大中氏に実施例10で製造した
錠剤を1年以上投与した。臨床実験の結果、1996年7月江
陵市東仁病院でCTスキャンした図57と図58では癌腫瘍が
全て無くなり見られなくなり、1997年3月18日現代病院
でCTスキャンした図59乃至図62では膀胱に癌細胞が全く
無いきれいな状態で完治されたことを示した。
【0031】
【発明の効果】本発明は、前記実施例及び実験例に基づ
き説明した通り、砒素が含有された自然産信石から分離
精製した六酸化四砒素As4O6の天然砒素化合物が試験管
内(invitro)及び生体内(in vivo)で抗癌活性を示
し、動物実験においても癌転移抑制効果を示し、この天
然砒素化合物As4O6を漢薬材または薬剤学上許容され得
る賦形剤で構成される医薬組成物と混合して経口投与用
製品として製造し、これを子宮癌、肺癌、上顎洞癌、腎
臓癌及ぴ膀胱癌末期患者に患者または保護者の承諾下に
投与した時、悪性腫瘍増殖及び腫瘍転移を効果的に抑制
する優れた癌治療効果を示し、新規の抗腫瘍治療剤とし
て提供することによって生物医薬産業上非常に有用な発
明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】信石から天然化学物質HD−2の分離精製工程を
示す図である。
【図2】天然化学物質HD−2の構造分析による立体的構
造モデルを示す図である。
【図3】天然化学物質HD−2(以下、六酸化四砒素As4O6
という)の試験管内で抗癌効果の経時的変化を示す図で
ある。
【図4】天然化学物質As4O6の抗癌効果が計画された死
(apoptosis)によるものであることを示すアガロース
ゲル電気泳動写真図である。
【図5】天然抗癌活性化学物質As4O6による腫瘍誘導性
血管新生の抑制効果を示す図である。
【図6】天然抗癌活性化学物質As4O6の発癌剤(NDEA)
による肝癌発生抑制効果を示す図である。
【図7】天然抗癌活性化学物質As4O6の発癌剤(NDEA)
による肺癌発生抑制効果を示す図である。
【図8】子宮内にかなり多くの癌が成長する形状が見え
るCTスキャン写真図である。
【図9】前記図8と同様に子宮内に多量の癌が成長する
形状が見えるCTスキャン写真図である。
【図10】癌が侵犯して大きくなった子宮を示す末期子
宮癌患者のCTスキャン写真図である。
【図11】前記図10を他の角度で撮影した末期子宮癌患
者のCTスキャン写真図である。
【図12】As4O6の医薬組成物を投与した後に癌が消滅
し子宮部位に穿孔による空気陰影が現れた末期子宮癌患
者のCTスキャン写真図である。
【図13】前記図12と同一の結果を示す末期子宮癌患者
のCTスキャン写真図である。
【図14】前記図13と同一の結果を示す末期子宮癌患者
のCTスキャン写真図である。
【図15】前記図14と同一の結果を示す末期子宮癌患者
のCTスキャン写真図である。
【図16】癌腫が無くなった子宮に穿孔によって直腸か
ら押し出された糞が子宮に溜まっていることを示す宮癌
患者のMRIスキャン写真図である。
【図17】前記図16と同一の結果を示す末期子宮癌患者
のMRIスキャン写真図である。
【図18】癌腫が無くなった子宮を側面から撮影した末
期宮癌患者のMRIスキャン写真図である。
【図19】前記図18と同様の結果を示す末期子宮癌患者
のMRIスキャン写真図である。
【図20】右側肺癌に因り右側肋膜に水が溜まっている
ことを示す末期肺癌患者のCTスキャン写真図である。
【図21】右側肺に不規則な腫瘍が見える末期肺癌患者
のCTスキャン写真図である。
【図22】縦隔洞にリンパ腺が大きく腫れている末期肺
癌患者のCTスキャン写真図である。
【図23】前記図22と同様の末期肺癌患者のCTスキャン
写真図である。
【図24】前記図23と同様の末期肺癌患者のCTスキャン
写真図である。
【図25】As4O6の医薬組成物を投与した後に右側肋膜
に水が減少し始めたことを示す末期肺癌患者のCTスキャ
ン写真図である。
【図26】As4O6の医薬組成物を投与した後に右側肋膜
に水が完全に無くなったことを示す末期肺癌患者のCTス
キャン写真図である。
【図27】As4O6の医薬組成物を投与した後にリンパ節
が正常の大きさに回復されたことを示す末期肺癌患者の
CTスキャン写真図である。
【図28】前記図27と同様の結果を示すCTスキャン写真
図である。
【図29】前記図28と同様の結果を示すCTスキャン写真
図である。
【図30】前記図29と同様の結果を示すCTスキャン写真
図である。
【図31】右側上顎洞に腫瘍が多数成長している末期上
顎洞癌患者のCTスキャン写真図である。
【図32】前記図31と同様の末期上顎洞癌患者を他の角
度から撮影したCTスキャン写真図である。
【図33】病院で抗癌治療を受けた上顎洞癌患者のCTス
キャン写真図である。
【図34】前記図33と同様の結果の上顎洞癌患者のCTス
キャン写真図である。
【図35】As4O6の医薬組成物を投与した後に右側鼻腔
及ぴ上顎洞が正常的に治療されたことを示す末期上顎洞
癌患者のCTスキャン写真図である。
【図36】前記図35と同様の結果のCTスキャン写真図で
ある。
【図37】前記図36と同様の結果のCTスキャン写真図で
ある。
【図38】前記図37と同様の結果のCTスキャン写真図で
ある。
【図39】左側腎孟に腫瘍が見える末期腎臓癌患者のIV
P撮影写真図である。
【図40】前記図39と同様の末期腎臓癌患者のIVP撮影
写真図である。
【図41】左側腎臓の腎孟内に腫瘍が動脈側に成長して
いる状態を示す末期腎臓癌患者のCTスキャン写真図であ
る。
【図42】左右腎臓を色々な角度から撮影した末期腎臓
癌患者のCTスキャン写真図である。
【図43】前記図42と同様の結果を示す末期腎臓癌患者
のCTスキャン写真図である。
【図44】前記図43と同様の結果を示す末期腎臓癌患者
のCTスキャン写真図である。
【図45】As4O6の医薬組成物を投与した後に癌細胞が
減少したことを示す末期腎臓癌患者のCTスキャン写真図
である。
【図46】前記図45と同様の結果を示す末期腎臓癌患者
のCTスキャン写真図である。
【図47】前記図46と同様の結果を示す末期腎臓癌患者
のCTスキャン写真図である。
【図48】前記図47と同様の結果を示す末期腎臓癌患者
のCTスキャン写真図である。
【図49】As406の医薬組成物を投与した後に左側腎臓
腫瘍かかなり多く減った結果を示す末期腎臓癌患者のCT
スキャン写真図である。
【図50】前記図49の結果より腫瘍がもう少し減った状
態を示す末期腎臓癌患者のCTスキャン写真図である。
【図51】左側腎臓癌があった所に白色薬物が入ってい
る状態を示す末期腎臓癌患者のCTスキャン写真図であ
る。
【図52】小さい腫瘍が左側腎臓及ぴ腎孟に残っている
末期腎臓癌患者のCTスキャン写真図である。
【図53】癌腫が膀胱右側隣りの黒い部分と左側黒い部
分に成長していることを示す末期膀胱癌患者のCTスキャ
ン写真図である。
【図54】前記図53と同様の結果のCTスキャン写真図で
ある。
【図55】前記図54と同様の結果で左側膀胱壁に白く見
えるものが癌腫であることを示す末期膀胱癌患者のCTス
キャン写真図である。
【図56】前記図55と同様の結果を示すCTスキャン写真
図である。
【図57】As4O6の医薬組成物を投与した後に癌腫瘍が
無くなった状態を示す末期膀胱癌患者のCTスキャン写真
図である。
【図58】前記図57と同様の結果を示す末期膀胱癌患者
のCTスキャン写真図である。
【図59】正常人と同様の膀胱であって治療された末期
膀胱癌患者の膀胱を示すCTスキャン写真図である。
【図60】前記図59と同様の結果を示すCTスキャン写真
図である。
【図61】前記図60と同様の結果を示すCTスキャン写真
図である。
【図62】前記図61と同様の結果を示すCTスキャン写真
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 殷 忠 基 大韓民国 釜山市 東莢區 ▲オン▼天 2洞707番地 ラッキーアパート 12棟 1207号 (72)発明者 宋 聖 圭 大韓民国 慶尚北道 浦港市 北區 長 城洞善宇ビーチ 1107 (72)発明者 徐 炳 宣 大韓民国 慶尚北道 浦港市 北區 長 城洞善宇ビーチ 1204 (72)発明者 李 寛 煕 大韓民国 慶尚北道 浦港市 北區 宇 ▲ヒュン▼洞 ▲チュン▼邱アパート 101棟 107号 (72)発明者 都 明 述 大韓民国 慶尚北道 浦港市 北區 興 海邑南松里 3番地 韓東大学校 ゲス トハウス 6棟 102号 (72)発明者 郭 珍 煥 大韓民国 慶尚北道 浦港市 北區宇▲ ヒュン▼洞 134番地 韓新アパート 1008号 (72)発明者 宋 炳 斗 大韓民国 慶尚北道 浦港市 北區 頭 豪洞山湖グリーンタウン6次406号 (72)発明者 尹 澤 ▲ジュン▼ 大韓民国 京畿道 高陽市 一山區 城 石洞1043−3番地 (72)発明者 姜 泰 奉 大韓民国 慶尚北道 浦港市 北區 鶴 山洞151−9番地 (72)発明者 朴 春 浩 大韓民国 慶尚北道 浦港市 北區 興 海邑南松里 韓東大学校 ビル ビー1 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 33/36 CA(STN)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 六酸化四砒素As4O6を有効成分として含
    有することを特徴とする抗腫瘍治療剤。
  2. 【請求項2】 六酸化四砒素As4O6と賦形剤とを含んで
    なる抗腫瘍治療用組成物。
  3. 【請求項3】 六酸化四砒素が天然産信石から製造され
    ることを特徴とする請求項1記載の抗腫瘍治療剤。
  4. 【請求項4】 六酸化四砒素が天然産信石から製造され
    ることを特徴とする請求項2記載の抗腫瘍治療用組成
    物。
  5. 【請求項5】 賦形剤が漢薬材であることを特徴とする
    請求項2又は4記載の抗腫瘍治療用組成物。
JP11025556A 1998-05-08 1999-02-02 天然化学物質六酸化四砒素の新規の抗腫瘍治療剤としての用途及びその薬学的組成物 Expired - Fee Related JP3007627B2 (ja)

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