JP3007515B2 - 竪配管ユニットの吊り上げ用補助具及びそれを用いた吊り上げ方法 - Google Patents

竪配管ユニットの吊り上げ用補助具及びそれを用いた吊り上げ方法

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JP3007515B2
JP3007515B2 JP5191890A JP19189093A JP3007515B2 JP 3007515 B2 JP3007515 B2 JP 3007515B2 JP 5191890 A JP5191890 A JP 5191890A JP 19189093 A JP19189093 A JP 19189093A JP 3007515 B2 JP3007515 B2 JP 3007515B2
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lifting
vertical
piping unit
unit
vertical piping
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政夫 金沢
一則 雨森
慶介 池田
靖 長島
和夫 井上
文夫 住吉
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Benkan Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高層建築物の竪配管ユ
ニット工法に於いて、工場で製作された竪配管ユニット
を、建築現場で荷取りし、吊り上げる際の吊り上げ用補
助具及びそれを用いた吊り上げ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築現場に運送車両により搬送さ
れた工場製作の竪配管ユニットを1台のクレーンで荷取
り、引き起しを行うと、竪配管ユニットの下端が地面と
擦れ、損傷するという問題がある。その為、現状では図
6に示すように建築中の高層建築物に於ける鉄骨構造体
1に設置されたタワークレーン2と合吊りクレーン3と
により、運送車両4から竪配管ユニット5を水平状態で
荷取りし、タワークレーン2の吊索6を巻揚げながら合
吊りクレーン3の吊索7を繰り出して降ろし、竪配管ユ
ニット5を垂直にした後合吊りクレーン3の吊索7を外
し、タワークレーン2で吊り上げて鉄骨構造体1の据付
開口部8に点線に示すように吊り降ろして据付けてい
る。
【0003】このように従来の竪配管ユニットの吊り上
げ方法では、合吊りクレーン3が必要である為、作業場
の狭い道路に面した高層建築物では、竪配管ユニット工
法を採用できないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、合吊
りクレーンを置くことができなくとも、竪配管ユニット
を仮置きできる場所さえあればタワークレーン1台で竪
配管ユニットを吊り上げ、竪配管ユニット工法を採用で
きるようにした竪配管ユニットの吊り上げ用補助具及び
それを用いた吊り上げ方法を提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の竪配管ユニットの吊り上げ用補助具は、竪配
管ユニットに組込まれている竪管の内径より僅かに小さ
い外径の円筒の一端を三角フレームの頂部に水平に支持
固定し、円筒の中心から三角フレームの下辺までの高さ
寸法は竪管の最大フランジの半径よりも大きくなし、三
角フレームの下辺両端に車輪を備えてなるものである。
また、本発明の竪配管ユニットの吊り上げ方法は、運送
車両により建築現場まで搬送された工場製作の竪配管ユ
ニットをタワークレーンで荷取りし仮置きする直前に、
最大のフランジを有する竪管の下端に前記の吊り上げ用
補助具の円筒を挿入した上で仮置きし、次いで竪配管ユ
ニットの上部をタワークレーンで片吊りして吊り上げ用
補助具にて竪配管ユニットの下部を滑動させて引き寄
せ、竪配管ユニットを垂直にして吊り上げた時点で前記
吊り上げ用補助具を前記竪管の下端から自重により離脱
させ、然る後そのままタワークレーンにて吊り上げるこ
とを特徴とするものである。
【0006】
【作用】上記のように構成された本発明の竪配管ユニッ
トの吊り上げ用補助具は、竪配管ユニットの最大のフラ
ンジを有する竪管の下端に円筒を挿入することにより地
面との擦れを防ぐことができ、また片吊りして引き寄せ
ると、スムーズに竪配管ユニットの下部が車輪により滑
動するので損傷が防止される。そして竪配管ユニットを
垂直にして吊り上げた時点で吊り上げ用補助具は自重に
より離脱するので、人手による取り外し作業は不要で、
作業の安全性が高められる。また上記の本発明の竪配管
ユニットの吊り上げ方法によれば、タワークレーン1台
で竪配管ユニットの荷取りから吊り上げまで行うことが
できるので、吊り上げ作業が簡易化すると共に、合吊り
クレーンを置くことのできない狭い道路に面した高層建
築物にも竪配管ユニット工法を採用できる。
【0007】
【実施例】本発明の竪配管ユニットの吊り上げ用補助具
の一実施例とそれを用いた竪配管ユニットの吊り上げ方
法の一実施例を説明する。先ず、吊り上げ用補助具の一
実施例を図1によって説明すると、竪配管ユニットに組
込まれている竪管10の内径より僅かに小さい外径の円
筒11の一端を三角フレーム12の頂部に水平に支持固
定し、円筒11の中心Oから三角フレーム12の下辺1
2aまでの高さ寸法Lは竪管10の最大フランジ3の半
径よりも大きくなし、三角フレーム12の下辺12aの
両端に車輪14を備えている。前記円筒11は、芯材1
5に弾力性の素材、例えばゴム製パイプ16を嵌着して
被ったものである。
【0008】次に上記のように構成された吊り上げ用補
助具17を用いた竪配管ユニットの吊り上げ方法の一実
施例を図2〜図5によって説明すると、図2に示すよう
に運送車両4により建築現場まで搬送された工場製作の
竪配管ユニット5をタワークレーン2(図では吊索6の
み示す)により荷取りし、図3に示すように仮置き場
(道路上)に仮置きする直前に、図1に示したように最
大のフランジ13を有する竪管10の下端に吊り上げ用
補助具17の円筒11を挿入した上で仮置きする。次い
で竪配管ユニット5の上部にタワークレーン2の吊索6
を取り付け、タワークレーン2で図4に示すように片吊
りして吊り上げ用補助具17の車輪14により竪配管ユ
ニット5の下部を滑動させて引き寄せ、竪配管ユニット
5を垂直にして吊り上げた時点で前記吊り上げ用補助具
17を前記竪管10の下端から自重により離脱させる。
然る後そのまま図5に示すようにタワークレーン2にて
吊り上げて、高層建築物の鉄骨構造体1の据付開口部8
に点線に示すように吊り降ろして据付ける。
【0009】上記のように吊り上げ用補助具17は、円
筒11の中心Oから三角フレーム12の下辺12aまで
の高さ寸法Lが竪管10の最大フランジ13の半径より
も大きいので、その竪管10の下端に円筒11を挿入し
た後竪配管ユニット5を仮置きした際、地面との擦れが
防止され、吊り上げ用補助具17には竪配管ユニット5
の荷重がかかり、タワークレーン2で片吊りして引き寄
せる際、竪管10の下端部が吊り上げ用補助具17に於
ける円筒11の外周に嵌着固定したゴム製パイプにくい
込み、円筒11が抜けることがない。従って、吊り上げ
時スムーズに竪配管ユニット5の下部が車輪14により
滑動するので、損傷が防止される。そして竪配管ユニッ
ト5を垂直にして吊り上げた時点で吊り上げ用補助具1
7は自重により離脱するので、人手による取り外し作業
は不要で、作業の安全性が高められる。また上記の吊り
上げ方法によれば、タワークレーン2のみで竪配管ユニ
ットの荷取りから吊り上げまで行うことができるので、
吊り上げ作業が簡易化すると共に、合吊りクレーンを置
くことのできない狭い道路に面した高層建築物にも竪配
管ユニット工法を採用できる。
【0010】
【発明の効果】以上の通り本発明の竪配管ユニットの吊
り上げ用補助具は、竪配管ユニットの最大のフランジを
有する竪管の下端にセットすることにより、地面との擦
れを防ぐことができ、片吊りにより引き寄せる際スムー
ズに竪配管ユニットの下部が吊り上げ用補助具により滑
動するので損傷が防止される。そして竪配管ユニットを
垂直に吊り上げた時点で吊り上げ用補助具は自重により
離脱するので、人手による取り外し作業は不要で、作業
の安全性が高められる。また、本発明の竪配管ユニット
の吊り上げ方法によれば、タワークレーン1台で竪配管
ユニットの荷取りから吊り上げまで行うことができるの
で、吊り上げ作業が簡易化すると共に、合吊りクレーン
を置くことのできない狭い道路に面した高層建築物にも
竪配管ユニット工法を採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の竪配管ユニットの吊り上げ用補助具の
一実施例を示す斜視図である。
【図2〜図5】本発明の竪配管ユニットの吊り上げ方法
の一実施例の工程を示す図である。
【図6】従来の竪配管ユニットの吊り上げ方法を示す図
である。
【符号の説明】
1 鉄骨構造体 2 タワークレーン 4 運送車両 5 竪配管ユニット 6 タワークレーンの吊索 10 竪管 11 円筒 12 三角フレーム 12a 三角フレームの下辺 13 竪管の最大フランジ 14 車輪 17 吊り上げ用補助具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 慶介 東京都大田区山王2丁目5番13号 株式 会社ベンカン内 (72)発明者 長島 靖 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)発明者 井上 和夫 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)発明者 住吉 文夫 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 21/14 B66C 1/66 E04F 17/08 E04G 21/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竪配管ユニットに組込まれている竪管の
    内径より僅かに小さい外径の円筒の一端を三角フレーム
    の頂部に水平に支持固定し、円筒の中心から三角フレー
    ムの下辺までの高さ寸法は竪管の最大のフランジの半径
    よりも大きくなし、三角フレームの下辺両端に車輪を備
    えてなる竪配管ユニットの吊り上げ用補助具。
  2. 【請求項2】 運送車両により建築現場まで搬送された
    工場製作の竪配管ユニットをタワークレーンで荷取りし
    仮置きする直前に、最大のフランジを有する竪管の下端
    に請求項1記載の吊り上げ用補助具の円筒を挿入した上
    で、仮置きし、次いで竪配管ユニットの上部をタワーク
    レーンで片吊りして吊り上げ用補助具にて竪配管ユニッ
    トの下部を滑動させて引き寄せ、竪配管ユニットを垂直
    にして吊り上げた時点で前記吊り上げ用補助具を前記竪
    管の下端から自重により離脱させ、然る後そのままタワ
    ークレーンにて吊り上げることを特徴とする竪配管ユニ
    ットの吊り上げ方法。
JP5191890A 1993-07-06 1993-07-06 竪配管ユニットの吊り上げ用補助具及びそれを用いた吊り上げ方法 Expired - Lifetime JP3007515B2 (ja)

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