JP3007382B2 - センサ出力処理装置 - Google Patents
センサ出力処理装置Info
- Publication number
- JP3007382B2 JP3007382B2 JP2144911A JP14491190A JP3007382B2 JP 3007382 B2 JP3007382 B2 JP 3007382B2 JP 2144911 A JP2144911 A JP 2144911A JP 14491190 A JP14491190 A JP 14491190A JP 3007382 B2 JP3007382 B2 JP 3007382B2
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- sensor
- sensor output
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、角速度センサ・加速度センサなどのセンサ
出力処理装置に関するものであり、特にオフセットの温
度特性などによるドリフトの大きいセンサの出力を処理
する装置に関するものである。
出力処理装置に関するものであり、特にオフセットの温
度特性などによるドリフトの大きいセンサの出力を処理
する装置に関するものである。
温度ドリフトなどによりオフセット電圧が大きく変化
するセンサの代表例として、音叉式角速度センサがあ
る。
するセンサの代表例として、音叉式角速度センサがあ
る。
第3図は、この種のセンサ出力を処理する、従来のセ
ンサ出力処理装置の一構成例のブロック図である。図に
おいて、角速度センサ1によって検出された角速度は電
気信号の形で出力され、これはアナログ・デジタル変換
器(以下A/D変換器と称する)2により数値に変換さ
れ、演算装置3に入力される。演算装置3は、不揮発性
メモリ5から平均化処理の時間間隔(あらかじめ決めら
れた定数N)を読み取り、この期間に入力した角速度デ
ータから平均値を算出し、これをオフセットとして最終
的な角速度の値を出力する。
ンサ出力処理装置の一構成例のブロック図である。図に
おいて、角速度センサ1によって検出された角速度は電
気信号の形で出力され、これはアナログ・デジタル変換
器(以下A/D変換器と称する)2により数値に変換さ
れ、演算装置3に入力される。演算装置3は、不揮発性
メモリ5から平均化処理の時間間隔(あらかじめ決めら
れた定数N)を読み取り、この期間に入力した角速度デ
ータから平均値を算出し、これをオフセットとして最終
的な角速度の値を出力する。
第4図は演算装置3の行なう変換処理のフローチャー
トである。まず初期化処理410で処理カウンタaおよび
合計値sumを0にする。決められたサンプリングタイム
だけ待った(11)後、A/D変換器から角速度データを読
み出す(12)。次にそのデータを内部の平均値用メモリ
に加算し(13)、処理カウンタaをカウントアップする
(414)。ここで、処理カウンタaの値と不揮発性メモ
リ5に書き込まれている定数Nとを比較し(416)、も
し処理カウンタaがNに達していれば平均値処理417を
実行する。平均値処理417では、平均値用メモリに記憶
されているデータの合計sumをNで割って平均を算出
し、これをセンサの持つオフセットofsとする。また、
平均値処理417の後には処理カウンタaと合計値sumを0
にしておく(18)。その後角速度データから現在設定さ
れているオフセットofsを引き(19)、最終的な角速度
データとして外部に出力する(20)。
トである。まず初期化処理410で処理カウンタaおよび
合計値sumを0にする。決められたサンプリングタイム
だけ待った(11)後、A/D変換器から角速度データを読
み出す(12)。次にそのデータを内部の平均値用メモリ
に加算し(13)、処理カウンタaをカウントアップする
(414)。ここで、処理カウンタaの値と不揮発性メモ
リ5に書き込まれている定数Nとを比較し(416)、も
し処理カウンタaがNに達していれば平均値処理417を
実行する。平均値処理417では、平均値用メモリに記憶
されているデータの合計sumをNで割って平均を算出
し、これをセンサの持つオフセットofsとする。また、
平均値処理417の後には処理カウンタaと合計値sumを0
にしておく(18)。その後角速度データから現在設定さ
れているオフセットofsを引き(19)、最終的な角速度
データとして外部に出力する(20)。
従来のセンサ出力処理装置は以上のように構成されて
おり、平均をとるときの間隔nが一定であるため、平均
値の精度を向上させるべく間隔nを比較的長時間に設定
していた。従って、オフセットの温度特性などによるド
リフトの大きいセンサの場合には、電源投入時などにオ
フセットの値が実際の値と違ってしまうという問題点が
あった。
おり、平均をとるときの間隔nが一定であるため、平均
値の精度を向上させるべく間隔nを比較的長時間に設定
していた。従って、オフセットの温度特性などによるド
リフトの大きいセンサの場合には、電源投入時などにオ
フセットの値が実際の値と違ってしまうという問題点が
あった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになさ
れたもので、センサの電源投入直後のオフセットの温度
特性などによるドリフトの大きい期間に、ドリフトに早
く追従して正確なセンサ出力を得ることを可能とするセ
ンサ出力処理装置を得ることを目的としている。
れたもので、センサの電源投入直後のオフセットの温度
特性などによるドリフトの大きい期間に、ドリフトに早
く追従して正確なセンサ出力を得ることを可能とするセ
ンサ出力処理装置を得ることを目的としている。
本発明に係るセンサ出力処理装置は、センサ出力をセ
ンサ出力特性に対応する時間関数表を記憶する記憶手段
と、センサ出力を上記記憶手段から読み出した間隔で平
均する演算手段と、センサ出力から平均値を減算して目
的の値を得る演算手段とより構成するようにしたもので
ある。
ンサ出力特性に対応する時間関数表を記憶する記憶手段
と、センサ出力を上記記憶手段から読み出した間隔で平
均する演算手段と、センサ出力から平均値を減算して目
的の値を得る演算手段とより構成するようにしたもので
ある。
本発明は上述のように構成したことにより、例えばセ
ンサ電源投入後一定期間の、オフセットの温度特性など
によるドリフトの大きい期間においては、上記記憶手段
に記憶された時間関数表に従って平均化処理の間隔が変
化する。
ンサ電源投入後一定期間の、オフセットの温度特性など
によるドリフトの大きい期間においては、上記記憶手段
に記憶された時間関数表に従って平均化処理の間隔が変
化する。
以下、本発明の一実施例を図について説明する。
第1図は本発明の一実施例によるセンサ出力処理回路
のブロック図である。図において、角速度センサ1から
の出力は一定のサンプリングタイムでA/D変換器2によ
って数値に変換され、演算装置3に入力される。そして
演算装置3によってドリフト成分を取り除いた値が計算
され、出力される。また演算装置3は、サンプリングタ
イムと処理カウンタから起動後の経過時間を知り、平均
化処理の間隔を不揮発性メモリ4から得て演算を行な
う。
のブロック図である。図において、角速度センサ1から
の出力は一定のサンプリングタイムでA/D変換器2によ
って数値に変換され、演算装置3に入力される。そして
演算装置3によってドリフト成分を取り除いた値が計算
され、出力される。また演算装置3は、サンプリングタ
イムと処理カウンタから起動後の経過時間を知り、平均
化処理の間隔を不揮発性メモリ4から得て演算を行な
う。
第2図にA/D変換後の演算装置3による演算手順のフ
ローチャートを示す。
ローチャートを示す。
この処理の実行前に不揮発性メモリ4には、センサの
出力特性が変化しないとみなされる時間間隔nを、A/D
変換のサンプリングタイムを単位として設定しておく。
なお、これは時間の関数fとなり、センサの電源投入後
の立ち上がり特性に相当する。つまり電源投入後一定時
間の、オフセットの温度特性によるドリフトなどの大き
いと考えられる期間はドリフトに追従するためnを小さ
くし、安定に達したと考えられる期間はオフセット算出
精度を上げるためnを大きくする。
出力特性が変化しないとみなされる時間間隔nを、A/D
変換のサンプリングタイムを単位として設定しておく。
なお、これは時間の関数fとなり、センサの電源投入後
の立ち上がり特性に相当する。つまり電源投入後一定時
間の、オフセットの温度特性によるドリフトなどの大き
いと考えられる期間はドリフトに追従するためnを小さ
くし、安定に達したと考えられる期間はオフセット算出
精度を上げるためnを大きくする。
電源投入後に演算装置3は初期化部10において、平均
化処理の回数カウンタ(以降は平均化処理カウンタaと
称する)と、起動後の全処理回数のカウンタ(起動後の
経過時間を現わす。以降は全時間カウンタtと称す
る)、および合計値平均化処理用の合計値sumを0にす
る。一定のサンプリングタイム分だけ待った(11)後、
データ入力処理12において、A/D変換器2からオフセッ
トを含んだセンサの出力値を読み取る。次にデータを演
算装置内部の合計値メモリsumに加算して(13)、両方
のカウンタをカウントアップする(14)。
化処理の回数カウンタ(以降は平均化処理カウンタaと
称する)と、起動後の全処理回数のカウンタ(起動後の
経過時間を現わす。以降は全時間カウンタtと称す
る)、および合計値平均化処理用の合計値sumを0にす
る。一定のサンプリングタイム分だけ待った(11)後、
データ入力処理12において、A/D変換器2からオフセッ
トを含んだセンサの出力値を読み取る。次にデータを演
算装置内部の合計値メモリsumに加算して(13)、両方
のカウンタをカウントアップする(14)。
次に演算装置3は全時間カウンタtの値から不揮発性
メモリ4内に書き込まれている関数表fを参照して、現
在のセンサの特性に対応する処理回数nを決定する(1
5)。ここで平均化処理カウンタaの値がこの回数nに
達していれば(16)、平均化処理17を行なう。ここでは
加算されたデータsumを処理回数nで割って平均値を算
出し、新しいセンサのオフセットofsとする。また、平
均化処理カウンタaおよび合計値sumの値を0に戻す(1
8)。次にデータ変換部19ではセンサの出力値からオフ
セットofsを減算する。最後に得られた値を出力して(2
0)、データ入力待ち(11)に戻り、以降はこれを繰り
返す。
メモリ4内に書き込まれている関数表fを参照して、現
在のセンサの特性に対応する処理回数nを決定する(1
5)。ここで平均化処理カウンタaの値がこの回数nに
達していれば(16)、平均化処理17を行なう。ここでは
加算されたデータsumを処理回数nで割って平均値を算
出し、新しいセンサのオフセットofsとする。また、平
均化処理カウンタaおよび合計値sumの値を0に戻す(1
8)。次にデータ変換部19ではセンサの出力値からオフ
セットofsを減算する。最後に得られた値を出力して(2
0)、データ入力待ち(11)に戻り、以降はこれを繰り
返す。
なお、上記実施例においては角速度センサを例として
示したが、加速度センサ等オフセット電圧変化を有する
センサの処理に適用しても有効であることは言うまでも
ない。
示したが、加速度センサ等オフセット電圧変化を有する
センサの処理に適用しても有効であることは言うまでも
ない。
以上に述べたように、この発明に係るセンサ出力処理
装置によれば、センサの起動後の立ち上がり特性を設定
しておくことによって、電源投入後一定時間のオフセッ
ト温度特性によるドリフトなどの大きい期間において、
早くドリフトに追従して正確なセンサ出力を得ることが
できる。また、時間的に非線形の出力特性を示すセンサ
においても、あらかじめ不揮発性メモリにその特性を書
き込んでおくことで出力の処理を柔軟に行なうことがで
きる。
装置によれば、センサの起動後の立ち上がり特性を設定
しておくことによって、電源投入後一定時間のオフセッ
ト温度特性によるドリフトなどの大きい期間において、
早くドリフトに追従して正確なセンサ出力を得ることが
できる。また、時間的に非線形の出力特性を示すセンサ
においても、あらかじめ不揮発性メモリにその特性を書
き込んでおくことで出力の処理を柔軟に行なうことがで
きる。
第1図はこの発明の一実施例を示す角速度センサの出力
処理回路のブロック図、第2図はこの実施例におけるフ
ローチャート図である。第3図は従来の角速度センサの
出力処理回路の例におけるブロック図であり、第4図は
その演算フローチャート図である。 図において、1は角速度センサ、2はA/D変換器、3は
演算装置、4は不揮発性メモリ(記憶手段)である。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
処理回路のブロック図、第2図はこの実施例におけるフ
ローチャート図である。第3図は従来の角速度センサの
出力処理回路の例におけるブロック図であり、第4図は
その演算フローチャート図である。 図において、1は角速度センサ、2はA/D変換器、3は
演算装置、4は不揮発性メモリ(記憶手段)である。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】センサ出力特性に対応する時間関数表を記
憶する記憶手段と、 センサ出力を上記記憶手段から読み出した間隔で平均す
る演算手段と、 センサ出力から平均値を減算して目的の値を得る演算手
段とを備えたことを特徴とするセンサ出力処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2144911A JP3007382B2 (ja) | 1990-06-01 | 1990-06-01 | センサ出力処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2144911A JP3007382B2 (ja) | 1990-06-01 | 1990-06-01 | センサ出力処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0438471A JPH0438471A (ja) | 1992-02-07 |
JP3007382B2 true JP3007382B2 (ja) | 2000-02-07 |
Family
ID=15373142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2144911A Expired - Lifetime JP3007382B2 (ja) | 1990-06-01 | 1990-06-01 | センサ出力処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3007382B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2558470B2 (ja) * | 1987-07-24 | 1996-11-27 | 佳英 柴野 | 超音波バリ取り装置 |
JP6020269B2 (ja) * | 2013-03-14 | 2016-11-02 | フジテック株式会社 | エレベータ装置 |
-
1990
- 1990-06-01 JP JP2144911A patent/JP3007382B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0438471A (ja) | 1992-02-07 |
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