JPH1125831A - 温度補正機能付きタイマおよび温度調節器 - Google Patents
温度補正機能付きタイマおよび温度調節器Info
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- JPH1125831A JPH1125831A JP19322297A JP19322297A JPH1125831A JP H1125831 A JPH1125831 A JP H1125831A JP 19322297 A JP19322297 A JP 19322297A JP 19322297 A JP19322297 A JP 19322297A JP H1125831 A JPH1125831 A JP H1125831A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- oscillator
- timer
- pulse signal
- clock pulse
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- Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】この発明は、温度影響を受けやすい不安定な発
振性能の発振子であっても、その温度変化に基づく発振
誤差を正確に補正して安定した発振性能を有する発振子
に切換え利用することができる温度補正機能付きタイマ
および温度調節器の提供を目的とする。 【解決手段】この発明は、発振子周辺の温度を検知し、
この検知温度と対応する発振子の温度特性に基づいて決
定される発振子の基準クロックパルス信号を補正する制
御手段を備えた温度補正機能付きタイマであることを特
徴とする。
振性能の発振子であっても、その温度変化に基づく発振
誤差を正確に補正して安定した発振性能を有する発振子
に切換え利用することができる温度補正機能付きタイマ
および温度調節器の提供を目的とする。 【解決手段】この発明は、発振子周辺の温度を検知し、
この検知温度と対応する発振子の温度特性に基づいて決
定される発振子の基準クロックパルス信号を補正する制
御手段を備えた温度補正機能付きタイマであることを特
徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タイマ精度を補
正する温度補正機能付きタイマに関し、さらに詳しくは
温度変化によって発振子の発振性能に悪影響を受けても
高精度のタイマ性能を発揮する温度補正機能付きタイマ
および温度調節器に関する。
正する温度補正機能付きタイマに関し、さらに詳しくは
温度変化によって発振子の発振性能に悪影響を受けても
高精度のタイマ性能を発揮する温度補正機能付きタイマ
および温度調節器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、高精度の計時性能が得られるタ
イマは、図7の制御回路図に示すように、CPU71の
出力に基づいて発振動作する温度特性の優れた水晶発振
子72と温度補償用コンデンサ73とを備えて構成され
る。
イマは、図7の制御回路図に示すように、CPU71の
出力に基づいて発振動作する温度特性の優れた水晶発振
子72と温度補償用コンデンサ73とを備えて構成され
る。
【0003】しかしながら、このような高精度の計時性
能が得られるタイマは、安定した発振性能を有する高価
な水晶発振子の使用を余儀なくされていた。このため、
セラロックやCR発振子等の低コストの発振子の使用が
望まれるが、この場合は発振周波数のバラツキが大きく
不安定な発振性能のために低精度のタイマ用途に限定さ
れていた。
能が得られるタイマは、安定した発振性能を有する高価
な水晶発振子の使用を余儀なくされていた。このため、
セラロックやCR発振子等の低コストの発振子の使用が
望まれるが、この場合は発振周波数のバラツキが大きく
不安定な発振性能のために低精度のタイマ用途に限定さ
れていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、温
度影響を受けやすい不安定な発振性能の発振子であって
も、その温度変化に基づく発振誤差を正確に補正して安
定した発振性能を有する発振子に切換え利用することが
できる温度補正機能付きタイマおよび温度調節器の提供
を目的とする。
度影響を受けやすい不安定な発振性能の発振子であって
も、その温度変化に基づく発振誤差を正確に補正して安
定した発振性能を有する発振子に切換え利用することが
できる温度補正機能付きタイマおよび温度調節器の提供
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
発振子周辺の温度を検知し、この検知温度と対応する発
振子の温度特性に基づいて決定される発振子の基準クロ
ックパルス信号を補正する制御手段を備えた温度補正機
能付きタイマであることを特徴とする。
発振子周辺の温度を検知し、この検知温度と対応する発
振子の温度特性に基づいて決定される発振子の基準クロ
ックパルス信号を補正する制御手段を備えた温度補正機
能付きタイマであることを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、発振子の発振信号
に基づいて基準クロックパルス信号を生成するタイマで
あって、上記発振子の温度特性を記憶した記憶手段と、
上記発振子の周辺温度を検知する温度センサと、この温
度センサが検知した温度と対応する発振子の温度特性を
上記記憶手段から読出して発振子の基準クロックパルス
信号を補正する制御手段とを備えた温度補正機能付きタ
イマであることを特徴とする。
に基づいて基準クロックパルス信号を生成するタイマで
あって、上記発振子の温度特性を記憶した記憶手段と、
上記発振子の周辺温度を検知する温度センサと、この温
度センサが検知した温度と対応する発振子の温度特性を
上記記憶手段から読出して発振子の基準クロックパルス
信号を補正する制御手段とを備えた温度補正機能付きタ
イマであることを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、発振子の発振信号
に基づいて基準クロックパルス信号を生成するタイマで
あって、上記発振子の発振に基づくクロックパルス信号
を標準時間と比較して誤差を計測し、この計測値と発振
子の周辺温度とに基づいて発振子の出力を補正する温度
補正機能付きタイマであることを特徴とする。
に基づいて基準クロックパルス信号を生成するタイマで
あって、上記発振子の発振に基づくクロックパルス信号
を標準時間と比較して誤差を計測し、この計測値と発振
子の周辺温度とに基づいて発振子の出力を補正する温度
補正機能付きタイマであることを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、発振子の発振信号
に基づいて基準クロックパルス信号を生成するタイマで
あって、上記発振子の発振に基づく基準クロックパルス
信号を外部に出力する出力部と、この出力部から出力さ
れた基準クロックパルス信号の標準時間に対する誤差を
計測し、この計測値を受付けて入力する入力部と、この
入力部が入力した計測値を記憶し、かつ発振子の温度特
性を記憶した記憶手段と、発振子の周辺温度を検知する
温度センサと、上記記憶手段が記憶した計測値およびそ
のときに温度センサが検知した発振子周辺温度に対応す
る温度特性とに基づいて、発振子が出力する基準クロッ
クパルス信号を補正する制御手段とを備えた温度補正機
能付きタイマであることを特徴とする。
に基づいて基準クロックパルス信号を生成するタイマで
あって、上記発振子の発振に基づく基準クロックパルス
信号を外部に出力する出力部と、この出力部から出力さ
れた基準クロックパルス信号の標準時間に対する誤差を
計測し、この計測値を受付けて入力する入力部と、この
入力部が入力した計測値を記憶し、かつ発振子の温度特
性を記憶した記憶手段と、発振子の周辺温度を検知する
温度センサと、上記記憶手段が記憶した計測値およびそ
のときに温度センサが検知した発振子周辺温度に対応す
る温度特性とに基づいて、発振子が出力する基準クロッ
クパルス信号を補正する制御手段とを備えた温度補正機
能付きタイマであることを特徴とする。
【0009】請求項5記載の発明は、温度補正機能付き
タイマを備えて温度調節する温度調節器であることを特
徴とする。
タイマを備えて温度調節する温度調節器であることを特
徴とする。
【0010】
【作用】この発明によれば、発振子の発振誤差を補正す
る際、そのときの発振子の周辺温度を検知し、この検知
温度と対応する発振子の温度特性に基づいて決定した発
振子の基準クロックパルス信号を制御手段により補正す
る。
る際、そのときの発振子の周辺温度を検知し、この検知
温度と対応する発振子の温度特性に基づいて決定した発
振子の基準クロックパルス信号を制御手段により補正す
る。
【0011】同じく、発振子の発振誤差を補正する際、
発振子の周辺温度を温度センサにより検知し、この検知
した温度と対応する発振子の温度特性を記憶手段から読
出し、この読出した温度特性に基づいて制御手段が発振
子の基準クロックパルス信号を補正する。
発振子の周辺温度を温度センサにより検知し、この検知
した温度と対応する発振子の温度特性を記憶手段から読
出し、この読出した温度特性に基づいて制御手段が発振
子の基準クロックパルス信号を補正する。
【0012】同じく、発振子の発振誤差を補正する際、
発振子の発振に基づくクロックパルス信号を標準時間と
比較して発振誤差を計測し、この計測値と発振子の周辺
温度とに基づいて発振子の出力を補正する。
発振子の発振に基づくクロックパルス信号を標準時間と
比較して発振誤差を計測し、この計測値と発振子の周辺
温度とに基づいて発振子の出力を補正する。
【0013】また、発振子の発振誤差を補正する際、こ
の発振子の発振動作に基づく基準クロックパルス信号を
出力部より外部に出力し、この出力部から出力された基
準クロックパルス信号の標準時間に対する誤差を計測
し、この計測値を受付けて入力部が入力し、この計測値
と発振子の温度特性とを記憶手段が記憶し、この記憶し
た計測値およびそのときに温度センサが検知した発振子
の周辺温度に対応する温度特性とから発振子が出力する
基準クロックパルス信号を制御手段が補正する。
の発振子の発振動作に基づく基準クロックパルス信号を
出力部より外部に出力し、この出力部から出力された基
準クロックパルス信号の標準時間に対する誤差を計測
し、この計測値を受付けて入力部が入力し、この計測値
と発振子の温度特性とを記憶手段が記憶し、この記憶し
た計測値およびそのときに温度センサが検知した発振子
の周辺温度に対応する温度特性とから発振子が出力する
基準クロックパルス信号を制御手段が補正する。
【0014】このような温度補正機能付きタイマを温度
調節器に備えて温度調節する。
調節器に備えて温度調節する。
【0015】
【発明の効果】この結果、温度変化により発振子に発振
誤差が生じても、その温度変化に対応して発振誤差を補
正するため、温度変化による悪影響を解消して安定した
発振性能が得られる。このため、セラロックやCR発振
子のような不安定な発振性能を有する発振子であって
も、安定した発振性能を持たせることができ、それゆえ
低コストの発振子をそのまま有効利用して高精度タイマ
として利用でき、タイマ用途が拡大する。また、このよ
うな温度補正機能付きタイマを温度調節器に備えた場合
は、高精度に計時管理する温度調節器を経済的に提供す
ることができる。
誤差が生じても、その温度変化に対応して発振誤差を補
正するため、温度変化による悪影響を解消して安定した
発振性能が得られる。このため、セラロックやCR発振
子のような不安定な発振性能を有する発振子であって
も、安定した発振性能を持たせることができ、それゆえ
低コストの発振子をそのまま有効利用して高精度タイマ
として利用でき、タイマ用途が拡大する。また、このよ
うな温度補正機能付きタイマを温度調節器に備えた場合
は、高精度に計時管理する温度調節器を経済的に提供す
ることができる。
【0016】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図1は温度補正機能付きタイマ11の制御回路
ブロック図を示し、この温度補正機能付きタイマ11
は、CPU12と、ROMやEEPROM等のメモリ1
3と、発振子14と、コンデンサ15と、温度センサ1
6とを備えて構成される。
述する。図1は温度補正機能付きタイマ11の制御回路
ブロック図を示し、この温度補正機能付きタイマ11
は、CPU12と、ROMやEEPROM等のメモリ1
3と、発振子14と、コンデンサ15と、温度センサ1
6とを備えて構成される。
【0017】このCPU12は発振子14の発振誤差を
補正する温度補正機能を備えており、この温度補正機能
は発振子14から特定時間幅の基準クロックパルス信号
を出力させ、これをメモリ13で記憶する一方、このと
きの発振子14の周辺温度を温度センサ16で検知し、
この温度検知データをCPU12に内蔵したA/D変換
部17で変換して周辺温度を求め、メモリ13に備えた
温度補正テーブル(図3参照)で温度別の補正値を加味
して発振子14の温度変化による発振誤差を補正する。
補正する温度補正機能を備えており、この温度補正機能
は発振子14から特定時間幅の基準クロックパルス信号
を出力させ、これをメモリ13で記憶する一方、このと
きの発振子14の周辺温度を温度センサ16で検知し、
この温度検知データをCPU12に内蔵したA/D変換
部17で変換して周辺温度を求め、メモリ13に備えた
温度補正テーブル(図3参照)で温度別の補正値を加味
して発振子14の温度変化による発振誤差を補正する。
【0018】従って、温度変化によって発振子14に発
振誤差が生じても、その温度変化に対応した補正を行う
ため、セラロックやCR発振子のような温度影響を受け
やすい不安定な発振性能の発振子であっても、温度影響
を受け難い水晶発振子のような安定した発振性能を持た
せることができる。このため、低性能の発振子を高性能
の発振子に切換えることができ、このような温度補正機
能を持たせることで温度補正機能付きタイマ11を全て
高精度タイマとして利用することができる。
振誤差が生じても、その温度変化に対応した補正を行う
ため、セラロックやCR発振子のような温度影響を受け
やすい不安定な発振性能の発振子であっても、温度影響
を受け難い水晶発振子のような安定した発振性能を持た
せることができる。このため、低性能の発振子を高性能
の発振子に切換えることができ、このような温度補正機
能を持たせることで温度補正機能付きタイマ11を全て
高精度タイマとして利用することができる。
【0019】図2は温度補正機能付きタイマ11のタイ
ムチャートを示し、発振子が発振出力する発振周波数は
10MHZ を使用し、このときCPU12はタイマ割込
み用の基準クロックパルス信号として1/4分周の2.
5MHZ を使用している。
ムチャートを示し、発振子が発振出力する発振周波数は
10MHZ を使用し、このときCPU12はタイマ割込
み用の基準クロックパルス信号として1/4分周の2.
5MHZ を使用している。
【0020】よって、1クロックは400nsであるか
ら1msのタイマ割込みを作るために、タイマ割込み時
間用レジスタに2500カウントの基準値を設定してい
る。
ら1msのタイマ割込みを作るために、タイマ割込み時
間用レジスタに2500カウントの基準値を設定してい
る。
【0021】2500×400ns=1msそして、内
部クロックのカウントが1msになったらタイマ割込み
を発生させ、そのタイマ割込みをカウントして行くこと
でタイマ機能を実現させている。
部クロックのカウントが1msになったらタイマ割込み
を発生させ、そのタイマ割込みをカウントして行くこと
でタイマ機能を実現させている。
【0022】図3は外部記憶部としてのメモリが記憶す
る温度補正テーブル31を示し、この温度補正テーブル
31は一定の温度幅毎に区切った温度領域℃に対応する
発振周波数の補正値%を設定している。また、この場合
に用いられるセラロック等の温度特性の低い発振子は、
常温の温度領域(20〜24℃)に限り発振出力が安定
して温度変化の悪影響を受けず、補正値0%でそのまま
使用できる。これに対し、この常温の温度領域を境にし
て高温化および低温化傾向に比例して補正値は次第に増
大する。
る温度補正テーブル31を示し、この温度補正テーブル
31は一定の温度幅毎に区切った温度領域℃に対応する
発振周波数の補正値%を設定している。また、この場合
に用いられるセラロック等の温度特性の低い発振子は、
常温の温度領域(20〜24℃)に限り発振出力が安定
して温度変化の悪影響を受けず、補正値0%でそのまま
使用できる。これに対し、この常温の温度領域を境にし
て高温化および低温化傾向に比例して補正値は次第に増
大する。
【0023】この温度補正テーブル31の設定に際して
は、予め使用する発振子の温度別による周波数の変化分
を外部で計測して求めておき、これをメモリあるいはC
PUのプログラムに取込んで記憶設定する。このような
温度別の補正値を記憶設定することにより、補正時には
温度によってタイマの基準クロック(1msのタイマ割
込み時間)を補正することで、発振子の発振周波数の変
化を吸収して高精度の安定した発振性能が得られる。
は、予め使用する発振子の温度別による周波数の変化分
を外部で計測して求めておき、これをメモリあるいはC
PUのプログラムに取込んで記憶設定する。このような
温度別の補正値を記憶設定することにより、補正時には
温度によってタイマの基準クロック(1msのタイマ割
込み時間)を補正することで、発振子の発振周波数の変
化を吸収して高精度の安定した発振性能が得られる。
【0024】このように構成された温度補正機能付きタ
イマ11の1msのタイマ割込み動作を図4のフローチ
ャートを参照して説明する。CPU12は温度センサ1
6から発振子周辺の温度データが入力されると(ステッ
プn1 )、この入力された温度データをA/D変換部1
7で温度に換算し(ステップn2)、この換算された温
度に応じた補正値を、メモリ13の温度補正テーブル3
1より選択し(ステップn3 )、選択した補正値を基準
カウントのクロックパルス信号(2500ms)に付加
し、この付加して得られた補正完了済みのカウント数を
タイマ割込み時間用レジスタにセットする(ステップn
4 〜n5 )。
イマ11の1msのタイマ割込み動作を図4のフローチ
ャートを参照して説明する。CPU12は温度センサ1
6から発振子周辺の温度データが入力されると(ステッ
プn1 )、この入力された温度データをA/D変換部1
7で温度に換算し(ステップn2)、この換算された温
度に応じた補正値を、メモリ13の温度補正テーブル3
1より選択し(ステップn3 )、選択した補正値を基準
カウントのクロックパルス信号(2500ms)に付加
し、この付加して得られた補正完了済みのカウント数を
タイマ割込み時間用レジスタにセットする(ステップn
4 〜n5 )。
【0025】これにより、タイマ割込み時間が変化して
水晶発振子の如く安定した発振性能が得られ、温度特性
の低い発振子のバラツキを補正した高精度のタイマ機能
が得られる。
水晶発振子の如く安定した発振性能が得られ、温度特性
の低い発振子のバラツキを補正した高精度のタイマ機能
が得られる。
【0026】例えば、図5のタイムチャートに示すよう
に、発振子の周辺温度が23℃→26℃と高温化し、温
度センサからの測定温度が「33℃」と比較的高い温度
を検知したときは、温度補正テーブル31から補正値
「+0.08%」が求められる。従って、1クロックは
1/(10MHz×1.0008)÷4=399.68
nsが求められ、この状態で2500カウントのまま1
msを作ると、399.68ns×2500=0.99
92msとなってしまうが、補正値のカウントでは1/
(10MHz×1.0008)÷4×2502=1ms
で補正するので発振子の変化を正確に補正することがで
きる。
に、発振子の周辺温度が23℃→26℃と高温化し、温
度センサからの測定温度が「33℃」と比較的高い温度
を検知したときは、温度補正テーブル31から補正値
「+0.08%」が求められる。従って、1クロックは
1/(10MHz×1.0008)÷4=399.68
nsが求められ、この状態で2500カウントのまま1
msを作ると、399.68ns×2500=0.99
92msとなってしまうが、補正値のカウントでは1/
(10MHz×1.0008)÷4×2502=1ms
で補正するので発振子の変化を正確に補正することがで
きる。
【0027】図6は温度調節器61を示し、この温度調
節器61は前面上部にディジタル表示器62を有し、前
面下部に数値設定操作部63、動作表示灯64、リセッ
ト部65を有して機器に取付けられ、所望の温度に設定
して利用する。このように温度補正機能付きタイマ11
を温度調節器61に備えた場合は、高精度の温度調節機
能が経済的に得られる。
節器61は前面上部にディジタル表示器62を有し、前
面下部に数値設定操作部63、動作表示灯64、リセッ
ト部65を有して機器に取付けられ、所望の温度に設定
して利用する。このように温度補正機能付きタイマ11
を温度調節器61に備えた場合は、高精度の温度調節機
能が経済的に得られる。
【0028】上述のように、温度変化により発振子に発
振誤差が生じても、その温度変化に対応して発振誤差を
補正するため、温度変化による悪影響を解消して安定し
た発振性能が得られる。このため、セラロックやCR発
振子のような不安定な発振性能を有する発振子であって
も、安定した発振性能を持たせることができ、それゆえ
低コストの発振子をそのまま有効利用して高精度タイマ
として利用でき、タイマ用途が拡大する。
振誤差が生じても、その温度変化に対応して発振誤差を
補正するため、温度変化による悪影響を解消して安定し
た発振性能が得られる。このため、セラロックやCR発
振子のような不安定な発振性能を有する発振子であって
も、安定した発振性能を持たせることができ、それゆえ
低コストの発振子をそのまま有効利用して高精度タイマ
として利用でき、タイマ用途が拡大する。
【0029】この発明と、上述の一実施例の構成との対
応において、この発明の制御手段は、実施例の各CPU
12に対応し、以下同様に、記憶手段は、メモリ13に
対応し、標準時間は、温度補正テーブル31に対応する
も、この発明は上述の一実施例の構成のみに限定される
ものではない。
応において、この発明の制御手段は、実施例の各CPU
12に対応し、以下同様に、記憶手段は、メモリ13に
対応し、標準時間は、温度補正テーブル31に対応する
も、この発明は上述の一実施例の構成のみに限定される
ものではない。
【図1】 この発明の温度補正機能付きタイマの制御回
路ブロック図。
路ブロック図。
【図2】 この発明の温度補正機能付きタイマのタイム
チャート。
チャート。
【図3】 この発明の温度補正テーブルの一例を示す説
明図。
明図。
【図4】 この発明の1msのタイマ割込み動作を示す
フローチャート。
フローチャート。
【図5】 この発明の温度補正内容を示すタイムチャー
ト。
ト。
【図6】 この発明の温度調節器の一例を示す外観斜視
図。
図。
【図7】 従来の温度補正機能付きタイマの制御回路ブ
ロック図。
ロック図。
11…温度補正機能付きタイマ 12…CPU 13…メモリ 14…発振子 16…温度センサ 31…温度補正テーブル 61…温度調節器
Claims (5)
- 【請求項1】発振子周辺の温度を検知し、この検知温度
と対応する発振子の温度特性に基づいて決定される発振
子の基準クロックパルス信号を補正する制御手段を備え
た温度補正機能付きタイマ。 - 【請求項2】発振子の発振信号に基づいて基準クロック
パルス信号を生成するタイマであって、上記発振子の温
度特性を記憶した記憶手段と、上記発振子の周辺温度を
検知する温度センサと、上記温度センサが検知した温度
と対応する発振子の温度特性を上記記憶手段から読出し
て発振子の基準クロックパルス信号を補正する制御手段
とを備えた温度補正機能付きタイマ。 - 【請求項3】発振子の発振信号に基づいて基準クロック
パルス信号を生成するタイマであって、上記発振子の発
振に基づくクロックパルス信号を標準時間と比較して誤
差を計測し、この計測値と発振子の周辺温度とに基づい
て発振子の出力を補正する温度補正機能付きタイマ。 - 【請求項4】発振子の発振信号に基づいて基準クロック
パルス信号を生成するタイマであって、上記発振子の発
振に基づく基準クロックパルス信号を外部に出力する出
力部と、上記出力部から出力された基準クロックパルス
信号の標準時間に対する誤差を計測し、この計測値を受
付けて入力する入力部と、上記入力部が入力した計測値
を記憶し、かつ発振子の温度特性を記憶した記憶手段
と、発振子の周辺温度を検知する温度センサと、上記記
憶手段が記憶した計測値およびそのときに温度センサが
検知した発振子周辺温度に対応する温度特性とに基づい
て、発振子が出力する基準クロックパルス信号を補正す
る制御手段とを備えた温度補正機能付きタイマ。 - 【請求項5】請求項1、2、3または4記載の温度補正
機能付きタイマを備えて温度調節する温度調節器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19322297A JPH1125831A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | 温度補正機能付きタイマおよび温度調節器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19322297A JPH1125831A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | 温度補正機能付きタイマおよび温度調節器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1125831A true JPH1125831A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=16304355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19322297A Pending JPH1125831A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | 温度補正機能付きタイマおよび温度調節器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1125831A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007240666A (ja) * | 2006-03-06 | 2007-09-20 | Nanao Corp | 温度推定方法、補正方法及び表示装置 |
JP2011199481A (ja) * | 2010-03-18 | 2011-10-06 | Renesas Electronics Corp | クロックシステム |
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1997
- 1997-07-02 JP JP19322297A patent/JPH1125831A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007240666A (ja) * | 2006-03-06 | 2007-09-20 | Nanao Corp | 温度推定方法、補正方法及び表示装置 |
JP4673772B2 (ja) * | 2006-03-06 | 2011-04-20 | 株式会社ナナオ | 表示装置及び補正方法 |
JP2011199481A (ja) * | 2010-03-18 | 2011-10-06 | Renesas Electronics Corp | クロックシステム |
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