JPS6318691B2 - - Google Patents

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JPS6318691B2
JPS6318691B2 JP55146304A JP14630480A JPS6318691B2 JP S6318691 B2 JPS6318691 B2 JP S6318691B2 JP 55146304 A JP55146304 A JP 55146304A JP 14630480 A JP14630480 A JP 14630480A JP S6318691 B2 JPS6318691 B2 JP S6318691B2
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temperature
circuit
voltage
oscillation
temperature detection
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JP55146304A
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Fuminori Suzuki
Makoto Yoshida
Shigeru Morokawa
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Citizen Watch Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K1/00Details of thermometers not specially adapted for particular types of thermometer
    • G01K1/02Means for indicating or recording specially adapted for thermometers
    • G01K1/028Means for indicating or recording specially adapted for thermometers arrangements for numerical indication

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、主として電池を電源として動作する
小型電子装置に使用するための、集積回路チツプ
上に構成された温度検出装置に関するものであ
る。
従来より、電子腕時計に於ては、その時間精度
を高めるために、時間基準信号源として水晶発振
回路を用いることが行なわれており、従来の機械
式時計に比べれば、その時間精度は著しく高いも
のとなつている。
しかし、前記水晶振動子を基準信号源とする電
子腕時計にもいろいろな問題があり、例えば衝撃
によつて水晶振動子が折れたり、表示セルが割れ
たりすることに対する耐衝撃性の向上、小型電池
を使用しながら各エレメントの消費電流を削減す
ることによる長寿命化の達成、腕時計のデザイン
性を考慮したムーブメントの小型、薄型化等の問
題に関しては、すでに各時計メーカーに於て設計
的及び生産技術的に改善の努力が払われている。
一方、上記問題以外に前記電子腕時計が携帯さ
れることによる環境温度の変化に起因する問題と
して、温度変化によつて水晶発振回路の周波数が
変化することに伴う時間誤差の発生、小型電池の
内部抵抗が低温領域で増加することによるモータ
ー駆動力の低下、マトリツクス駆動液晶セルの温
度変化による表示状態の劣化等の問題があり、こ
れらの問題に対しては、例えば水晶発振回路の場
合は温度補償用コンデンサーを発振回路内に接続
する方法や、又電池の内部抵抗増加に対しては、
前記電池に比較的大容量のコンデンサーを並列接
続する方法等の個別対策が行われている。
しかしこうした環境温度の変化に起因する問題
の多くは、時計用集積回路に温度情報が与えられ
ることにより、同時に解決できるものである。
例えば、水晶発振回路に関しては共振用コンデ
ンサーを温度情報を基にして切り換え制御する
か、又は時計用分周回路として可変分周回路を用
い温度情報を基に制御して時間基準信号の温度補
償を行なうのであり、又、モーター駆動力の低下
に関しては、モーター駆動パルスの巾を温度情報
を基にして制御すれば結果として電池内部抵抗の
増加に伴うモーター駆動力低下の温度補償をした
ことになるのであり、この方式によれば温度に従
つて駆動パルス巾を変化させることが出来るた
め、従来の常温時に於ける駆動パルス巾を条件の
悪い低温時を考慮して余裕のある広い巾のパルス
でモーター駆動する方式に比べて、消費電流が少
なくなるという効果も期待できる。
さらに、マトリツクス駆動液晶セルに関して
は、駆動パルス周波数を温度情報にて制御して温
度補償することが出来る。
これら各要素に対する上記温度補償は、時計用
集積回路自身に適切な温度検出機能をもたせるこ
とができれば、わずかな論理ゲートの追加によ
り、いずれも容易に実現できるものである。
ここで、電子腕時計に於ける適切な温度検出装
置の条件を、2次曲線的温度特性を有する水晶発
振回路の温度補償を行なおうとした場合について
説明すると、まず、その温度情報は、デジタル論
理回路に対して直接読取り可能な形で、周囲温度
を数値として伝える信号でなければならないの
で、温度情報が持つている数量的な値を温度情報
値と呼ぶことにすると、温度情報値はデジタル量
でなければならない。
また、この温度情報値とそれが示す温度との間
には、一対一の対応関係があつて、さらに、同じ
温度変化に対しては同じ情報値変化を示すことが
望ましい。言い換えると、温度情報値は温度に比
例して直接的に変化することをが望ましいのであ
る。
温度情報値すなわち温度検出装置の出力値が温
度の変化に対して直線的に変化する、いわゆる直
線値であれば、この直線値を用いて水晶発振回路
の2次曲線を補償する場合、付属回路としては、
温度情報の直線値を2次曲線値に変換するための
2乗回路を設けるだけでよく、この2乗回路は簡
単な論理回路によつて構成可能なことは周知の通
りである。
これに対して、温度検出装置の出力値が、温度
の変化に対して直線的に変化しない、いわゆる非
直線値であれば、この非直線値を用いて、水晶発
振回路の2次曲線を補償する場合の付属回路は、
まず、温度検出装置からの非直線出力値を直線値
に変換するための第1変換回路を設け、この第1
変換回路によつて直線変換したのち2乗回路に印
加するという2重変換方式を採用するか、又は、
温度検出装置の出力値を時計の使用温度範囲(−
10℃〜60℃)にわたつて、細かくサンプリングす
るとともに、各サンプリングごとにメモリーを用
意して、各メモリーに2次曲線を発生させるため
の変換データを直接記憶させていく直接記憶方式
を採用する必要があるが、いずれの方式も、前記
した温度情報が直線値の場合に比べて、付属回路
が大型でかつ複雑となる。
しかも上記2重変換方式が採用できるのは、温
度情報が、2次曲線等の比較的単純で、直線変換
が容易な特性を有する場合に限られ、温度情報が
複雑な形状を有するものについては、直接記憶方
式の採用が不可欠となる。
しかしこの直接記憶方式の場合、個々の集積回
路チツプに各々プログラマブルな不揮発性メモリ
ーを備えることは、個々の温度補償を精度よく行
なうためには良いのであるが、製造技術的に難か
しいのと、温度のサンプリング点数が非常に多い
ために各集積回路チツプごとに個別のプログラム
を行なうことは量産的に見て不可能に近く、した
がつてメモリーとしては集積回路のパターン設計
段階で温度情報の標準値に基いてデータを盛り込
むマスクROMを使用することになる。
このマスクROMを用いる方法は、温度情報の
回路毎のバラツキを吸収することも難かしいが、
被補償要素のバラツキ、この場合水晶発振回路の
バラツキに対してはほとんど対応することはでき
ないという精度上の重大な欠点を有する。
これに対して、直線的な特性を持つた温度検出
装置の場合は、その温度情報を簡単な2乗回路に
通すことにより2次曲線を作ることができ、また
定数加算、減算、分周などの簡単な演算操作を
個々の電子時計ごとに行うことにより温度検出装
置のバラツキを被補償要素のバラツキとを同時に
吸収し、同一の温度補償精度を得ることが出来
る。
しかもこのバラツキ吸収に必要なデータを得る
ための温度のサンプリング点数は、原則として直
線上の2点でよいため調整に要する工数が少なく
量産上の効果が大きい。
このような訳で、温度情報の温度に対する直線
性は重要な要件となつている。
電子腕時計のために適切な温度検出装置の条件
としては、消費電力が少なく集積化が容易である
ことの他、電源電圧変動に対し安定で温度に対し
て直線的に変化するデジタル量として温度情報が
得られることが求められており、本発明の目的
は、前述した諸条件を満たす温度検出回路を提供
することである。
以下、図面により本発明の実施例を説明する。
第1図は、本発明の温度検出装置を備えた電子腕
時計の回路構成を示すブロツク図である。
図中1は温度検出装置であり、温度に従つて周
波数が変化する感温発振部2と、公知の水晶発振
回路により構成される基準発振部3と、前記感温
発部2の発振信号T及び前記基準発振部3の発振
信号φを入力信号として、デジタル量の形で温度
情報を発生する比較部4と、前記感温発振部2と
比較部4に対して作動指命及びタイミング信号を
送る制御部8とにより構成されている。
前記比較部4は、前記感温発振部2の発振信号
Tの周期を整数倍するための分周期5と、この整
数倍された信号がハイレベルにある期間にAND
ゲート6aを通過してくる信号φの個数を計数す
る計数器6と、計数した結果に定数を加算する加
算器7とにより構成されている。
さらに10は、前記基準発振部3の発振回路φ
を入力する時計分周回路、9は、前記比較部4の
温度情報信号P及び前記時計分周回路10からの
信号を入力して温度に関する2次関数を作る2乗
演算回路、11は、時計分周回路10の信号及び
前記温度情報信号Pを入力して、時刻表示装置12
を駆動する表示駆動回路である。
次に上記構成に於ける電子時計の動作を説明す
る。時計分周回路10は、温度検出装置1の基準
信号源として兼用されている基準発振部3の信号
φを入力して公知の分周回路にて分周し、表示駆
動回路11のための計時信号を合成するとともに
2乗演算回路9及び制御部8に必要な信号を分周
回路の各段から出力する。
表示駆動回路11は、時計分周回路10からの
時計信号に従つてマトリツクス液晶表示装置より
なる時刻表示装置12を駆動するとともに、温度
検出装置1の温度情報信号Pに基づいて液晶表示
装置のマトリツクス駆動波形を制御することによ
り液晶表示装置の温度による表示の劣化を補償し
ている。
2乗演算回路9は、温度情報信号Pに基づいて
時計分周回路10の信号を合成し、水晶発振回路
の温度補償をするための温度に関する2次間数を
作り出して基準発振部3の温度補償をする。
そして温度検出装置1は、制御部8によつて、
作動開始時間とシーケンシヤルな動きの管理がな
されており、温度に従つて変化する感温発振部2
の信号Tと基準発振部3の信号φとを比較部4に
よつて比較計測することにより温度情報に変換し
ている。この計測の際に、感温発振部2のバラツ
キを吸収するために、分周器5により信号Tに対
して係数を掛け、そののち基準信号φとともに
ANDゲート6aに送られ、前記基準信号φの個
数を計数器6により計数し、さらにこの計数結果
に対して定数を加算器7によつて加算している。
前記係数をA、定数B、信号Tの半周期をT、
基準信号φの周波数をφとすると、n=T・φな
るnに対して P=A・n+B という式で表わされる調整を行なつて、温度情報
Pを得ている訳である。
Aによつて傾きを調整し、Bによつて原点移動
を行なうことにより要求に合つた温度特性を持つ
温度検出装置となるのである。
第2図は、温度検出装置1の感温発振部2をさ
らに詳細に示すブロツク図であり、前述した温度
検出装置の持つべき諸条件を満たすために特別に
工夫されたもので、本発明を特徴付ける構成部分
である。図中13は、電源電圧変動に対しては安
定でありかつ温度変化に対応して異なる出力電圧
を発生する温度検出回路、14は、電源電圧変動
に関係なく動作して、前記温度検出回路13の出
力電圧をこれに対応した電流に変換する電圧電流
変換回路、15は、前記電圧電流変換回路14に
よつて電流制御されて動作する、例えばリング発
振器のように電流によつて周波数が大きく変化す
るような発振回路、16は、前記発振回路15の
発振波形を他のデジタル回路、本実施例の場合に
は、分周器5の動作電圧レベルに合わせるための
波形整形回路である。
動作を説明すると、測温すべき時間になると制
御部8からの発振開始信号により動作を開始する
訳であるが、この発振開始信号は図中VSWライン
に電源が供給され、ローレベルになることで伝達
される。こうして温度検出回路13に電圧が印加
されると、VSW側から見て安定な電圧VREFが出力
信され、次にこのVREFは電圧電流変換回路14に
よつて電流に変換され、さらに前記電圧電流変換
回路13に直列接続された発振回路15が前記電
流により発振を開始する。
その発振波形は図より明らかなようにVDD側に
片寄つたものとなるため、VREFで制御された波形
整形回路16によりレベルアツプしたのち感温発
振部2の出力信号として出力される。
第3図は、第2図をさらに詳細に示した回路図
である。温度検出装置13は、拡散抵抗と電界効
果トランジスタとで成る電圧抑圧回路6段による
構成となつており、ゲートとドレインを接続した
電界効果トランジスタをツエナーダイオードに似
た2端子素子として用いて定電圧を得る方法が基
本となつている。
ただし、第1段13aだけは、Pチヤンネル電
界効果トランジスタP1と拡散抵抗R1との分圧回
路構成となつているために電源電圧変動の影響を
受け易いので、ゲートとドレインの間に拡散抵抗
R1′を挿入してドレイン・ソース間電圧の定電圧
性を高めている。
第2段以後13b,13c,13d,13c′,
13b′はいづれもソースフオロワ接続の電界効果
トランジスタP2,N3,P4に対して、ゲートとド
レインを接続した電界効果トランジスタN2,P3
N4,N4′を直列接続して定電圧を得るように構成
された電圧抑圧回路である。
第5段13c′、第6段13b′はそれぞれ第3段
13c、第2段13bと同じものである。
また、各段のソースフオロア回路によつて電流
が絞られることにより、これに直列接続された2
端子素子としての電界効果トランジスタに発生す
るそれぞれの段の出力電圧は、段を重ねる毎に定
電圧性が良くなつていくが、次第に減衰して閾値
電圧に近づいていく。
この閾値電圧は負の温度係数をもち、温度の上
昇とともに低くなつていくことは言うまでもない
が、高温に於ても前記出力電圧をある程度高く保
ち、かつ定電圧性をも良好に保つために第4段1
3dのソースフオロワ回路に対しては2個の電界
効果トランジスタN4,N4′を直列接続して昇圧を
行なつて、段5段以後に流れる電流を増やしてい
る。この第4段13dは別の目的として温度特性
の増巾作用も持つており、具体的には、電界効果
トランジスタ2個分の閾値電圧が第4段の出力信
号として出力されるのであるから、その温度特性
の勾配も約2倍となり、この結果、第4段13d
は温度の上昇とともに段5段13c′の電流を絞つ
ていく傾向が強調され、第5段13c′、第6段1
3b′を経て出力される電圧VREFは、温度の上昇と
ともに閾値電圧に近づいていく傾向をもつのであ
る。
このようにして得られたVREFの温度特性は、電
源電圧変動の影響をほとんど受けずに温度変化の
みに応答して変化し、その温度に対する勾配は第
6段13b′に用いられている電界効果トランジス
タ1個分の閾値電圧の温度特性に依存したもので
ありながら、第4段13dに効果によつて閾値電
圧の温度特性よりも若干急勾配となつているので
ある。
なお、拡散抵抗R2,R3,R4は正の温度係数を
もつているため、温度の上昇とともに電流を絞る
傾向にあり、前記第4段13dと同様、温度の上
昇とともに出力電圧を閾値電圧に近づけていく効
果があるが、実験によれば、貢献度はあまり高く
はない。
電圧電流変換回路14は、温度検出回路13の
出力電圧VREFを電流に変換するために備けられて
いるが、単に電流を流すのではなく、VREFの温度
による変化を電流の変化に変換しなければならな
い。ここでNチヤンネル電界効果トランジスタN
7の閾値電圧の持つている温度特性が問題とな
り、もしVREFの温度特性と同じであれば、ゲート
電圧VREF閾値との差が温度によつて変化しなくな
つてしまう。
しかし、本発明に於ては、温度検出装置全体を
同一集積回路チツプ上に構成するので、前記温度
検出回路13に用いられる電界効果トランジスタ
の特性と前記電圧電流変換回路14に用いられる
電界効果トランジスタの特性を同じに作り込むこ
とは容易に行えるため、前述したVREFの温度特性
が閾値よりも急勾配になるように温度検出回路1
3を構成したことの意味が生かされ、第4図に示
すNチヤンネル電界効果トランジスタN7の閾値
電圧VTHとVREFの関係が図のような状態に保たれ
るのである。
この第4図からわかるようにVTHとVREFとの差
VREF−VTHが温度によつて直線的に変化し、電解
効果トランジスタN7のドレイン電流はこれによ
つて温度特性が決まり、さらにソースフオロワ低
抗R7によつて若干の調節が可能となつている。
発振回路15は、Pチヤンネル電界効果トラン
ジスタとサブストレート及びソースが共に電圧電
流変換回路14のドレインに接続されたNチヤン
ネル電界効果トランジスタとにより構成された3
組のインバータ8a,8b,8cがそれぞれ内蔵
した拡散抵抗R8とコンデンサーC8による遅延回
路を介して、リング状に連らなつたリング発振器
である。本実施例では3連のリング発振器を採用
しているが、3連でなくても、3以上の奇数であ
れば良いのは勿論であり、又リング発振器に固執
する必要はなく、特性として大きな電流依存性を
有する発振回路であればよい。
又、本実施例は、第4図からもわかるように温
度の上昇と共に電流を絞つていくように構成され
ており、発振回路15の発振周期は温度が上昇す
るに連れて長くなり、発振振巾は小さくなつてい
くため、波形整形回路16も温度変化に対応でき
るものである必要があり、第3図16のように
VREFをゲート電圧とするNチヤンネル電解効果ト
ランジスタN9をプルダウン抵抗のように用い
て、前記発振回路15の出力信号をゲート入力と
するPチヤンネル電界効果トランジスタP9によ
り増巾し、電解効果トランジスタP10,N10によ
るインバータを介して出力するようになつてい
る。以上のように本発明の感温発振部2は、発振
回路の電流特性を利用したものであり、この電流
に対して適切な温度特性を与えるために電解効果
トランジスタと拡散抵抗とで構成された温度検出
回路13及び電圧電流変換回路14を用いたこと
により特徴付けられるものである。
このように、本発明の感温発振部2は、特別な
感温素子を用いることなく、従来技術の組み合せ
によつて実現されたものであるが、その性能は少
なくとも−20℃から+80℃までの温度領域に於て
温度にほぼ比例した発振周期が得られ、消費電流
も5μA以下に抑えることができ、しかも温度検出
装置1の制御部8によつて間欠動作されるため消
費電流は実用上無視できる範囲にまで減らすこと
ができる。
例えば、電子腕時計に於いて様々な目的に温度
情報を利用するとしても30秒に1回測温すれば実
用上十分と考えられ、1回の測温につき感温発振
部2が動作する時間は0.1秒もあれば良いので、
平均の消費電流は17mA以下に抑えることができ
るのである。また、その感度は、常温時の発振周
期を基準にすると、1℃当たりの周期変化率は、
4.000〜8.000P,・P,mという大きな値となるた
めかなりの分解能を要求される場合にも良好な温
度検出動作が期待できるものである。
以上説明した如く、本発明の温度検出装置は、
電源電圧変動の影響を受けずに温度に比例して変
化する発振周期を内部に持ち、これを基準信号に
よりデジタル量に変換して出力することが出来る
全面集積化可能な温度検出装置であるから、電池
を電源とするあらゆる小型電子装置に用いた場合
極めて高精度な温度制御が可能となり小型電子装
置の商品力を著しく高める効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の温度検出装置を備えた電子時
計のブロツク図、第2図は本発明の感温発振部の
基本構成を示すブロツク図、第3図は、第2図の
感温発振部の実施例を示す回路図、第4図は、電
界効果トランジスタの閾値電圧と本発明の温度検
出回路の出力電圧の温度特性を示す特性図であ
る。 1……温度検出装置、2……感温発振部、3…
…基準発振部、4……比較部、8……制御部、9
……2乗演算回路、10……時計分周回路、11
……表示駆動回路、12……表示装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 温度に従つて周波数が変化する感温発振部、
    基準信号を発生する基準発振部、該基準信号によ
    り前記感温発振部の出力信号を測定し、温度情報
    を発生する比較部とにより構成される温度検出装
    置に於て、前記感温発振部が、温度を検出して異
    なる電圧を発生する温度検出回路と、この温度検
    出回路の出力電圧により制御される電圧電流変換
    回路と、前記電圧電流変換回路に直列接続された
    電流により周波数が変化する発振回路とを備え、
    前記発振回路は電界効果トランジスタによつて構
    成されるインバータを奇数段リング状に接続した
    リング発振器であり、前記電圧電流変換回路は前
    記リング発振器を構成する奇数段のインバータの
    各ソース電極に直列接続された電界効果トランジ
    スタであり、前記温度検出回路は複数段の定電圧
    回路から成り、初段の定電圧回路は電界効果トラ
    ンジスタと抵抗とによる分圧回路を構成し、2段
    目以降の定電圧回路は一方のチヤネルの電界効果
    トランジスタのソース電極と一方の電源端子間に
    抵抗を、又ドレイン電極と他方の電源端子間には
    ドレイン電極とゲート電極を短絡した異なるチヤ
    ネルの電界効果トランジスタを、それぞれ直列接
    続し、前記一方のチヤネルの電界効果トランジス
    タのゲート電極及びドレイン電極をそれぞれ入力
    端子及び出力端子として多段接続して成ることを
    特徴とする温度検出装置。
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