JP2000074962A - 周期計測装置および周期計測方法、並びに記録媒体 - Google Patents

周期計測装置および周期計測方法、並びに記録媒体

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JP2000074962A
JP2000074962A JP10257667A JP25766798A JP2000074962A JP 2000074962 A JP2000074962 A JP 2000074962A JP 10257667 A JP10257667 A JP 10257667A JP 25766798 A JP25766798 A JP 25766798A JP 2000074962 A JP2000074962 A JP 2000074962A
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flag
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JP10257667A
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English (en)
Inventor
Takashi Kuwabara
孝 桑原
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
Original Assignee
NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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  • Measurement Of Unknown Time Intervals (AREA)
  • Measuring Frequencies, Analyzing Spectra (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の比較的長いパルスの周期を高精度で計
測する。 【解決手段】 基準クロック発生回路3の基準クロック
に基づいてタイマ4はカウントを行い、パルス1が入力
されたときのカウント値がキャプチャ・レジスタ5に書
き込まれる。タイマ4のカウント値がオーバフローした
とき、オーバフローフラグ7にフラグがセットされる。
定期的に、及びパルス1が入力されたとき、オーバフロ
ーフラグ7が読み込まれ、フラグがセットされていると
き、オーバフローの回数がカウントアップされ、カウン
ト値(1)記憶部14に記憶される。パルス1が入力さ
れたとき、キャプチャ・レジスタ5のカウント値と、カ
ウント値(1)記憶部14のオーバフローの回数と、前
回キャプチャ値(1)記憶部16に記憶されている前回
のパルス入力時のタイマ4のカウント値から、パルス1
の周期を計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周期計測装置およ
び周期計測方法、並びに記録媒体に関し、特に、複数の
長いパルスの周期を高精度で計測することができる周期
計測装置および周期計測方法、並びに記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、パルスの周期計測に使われる回路
は図5に示すような構成になっており、これを、図6及
び図7のフローチャートに示すような処理手順で処理を
行うソフトウェアによって動作させ、周期を計測してい
た。
【0003】図5において、基準クロック発生回路53
から、パルス周期計測の時間基準となるクロック信号が
生成され、タイマ54に入力されている。タイマ54
は、起動時にはカウント数として値0が設定されてお
り、起動後、クロック信号が入力される度にカウントを
行う。そして、最大カウント数になった次のクロック信
号の入力で、オーバフローフラグ57がセットされ、同
時にタイマ54の値が0に設定されるようになされてい
る。
【0004】このオーバフローフラグ57は、タイマ5
4の値が比較手段60によって判定される一定の範囲内
である間、定期的にチェックされ、セットされていた場
合は、カウント値記憶部64に記憶されている値が、カ
ウント手段51によって1だけ加算され、オーバフロー
フラグ57はリセットされる。
【0005】外部から、パルス入力部51に対して計測
対象のパルスが入力されると、タイマ54の値がキャプ
チャ・レジスタ(CPT)55に書き込まれる。その
後、減算手段62によって、カウント値記憶部64の値
にタイマ54の1周期の時間を乗じたものと、キャプチ
ャ・レジスタ55の値を加算した値から、前回キャプチ
ャ値記憶部66の値を減算した値を、計測結果記憶部6
8に書き込む。
【0006】その後、キャプチャ・レジスタ55の値
を、次の周期の計算のため、前回キャプチャ値記憶部6
6に書き込む。
【0007】次に、図6及び図7のフローチャートを参
照して、その動作について説明する。計測対象のパルス
が外部より入力されると、割り込みが発生し、動作が開
始される。最初に、ステップ71において、キャプチャ
・レジスタ55の値が、例えば0乃至32767(16
進数で表すと7FFF)の範囲にあるか否かが判定され
て、キャプチャ・レジスタ55の値が上記範囲内である
場合には、ステップ72に移行する。
【0008】ステップ72においては、オーバフローフ
ラグ57がセットされているか否かがチェックされる。
オーバフローフラグ57が“1”にセットされている場
合には、ステップ73に移行して、オーバフローフラグ
57はリセット(“0”)される。そして、これを受け
て、ステップ74においては、カウント手段61によっ
て、カウント値記憶部64の値が1だけカウント・アッ
プされ、ステップ75に移行する。
【0009】なお、ステップ71において、キャプチャ
・レジスタ55の値が0乃至32767の範囲にない場
合、又はステップ72において、オーバフローフラグ5
7が“1”にセットされていない場合(“0”)におい
ては、直ちにステップ75に移行する。
【0010】ステップ75においては、減算手段62に
おいて、カウント値記憶部64の値、キャプチャ・レジ
スタ55の現在値、及び前回キャプチャ値記憶部66に
書き込まれているキャプチャの前回値より周期値が計算
されて、その計算結果が計測結果記憶部68に書き込ま
れる。
【0011】この場合に、上記パルス51の周期がタイ
マ54の1周期を越える場合には、オーバフローフラグ
57のセット回数のカウント値が、カウント値記憶部6
4に書き込まれているので、このカウント値の分が加算
された値が、パルス間隔の計測結果として計算結果記憶
部68に書き込まれる。
【0012】ステップ76においては、キャプチャ・レ
ジスタ55の更新された現在値が前回キャプチャ値記憶
部66に書き込まれる。次に、ステップ77において、
カウント値記憶部64がクリアされ、リターンする。
【0013】このようにして、オーバフローフラグ57
がリセット(“0”)される度ごとに、カウント値記憶
部64の値が逐次カウント・アップされ、オーバフロー
フラグ57におけるオーバフロー回数が計数される。
【0014】一方、定期的に起動される場合、図7のフ
ローチャートに示されるように、インターバル・タイマ
割り込みによって処理が開始される。最初に、ステップ
81において、比較手段60により、タイマ54の値
が、例えば1024乃至32767の範囲にあるか否か
が判定される。タイマ54の値が上記範囲にある場合に
は、ステップ82に移行して、オーバフローフラグ57
がセットされているか否かがチェックされる。
【0015】オーバフローフラグ57が“1”にセット
されている場合には、ステップ83において、オーバフ
ローフラグ57はリセット(“0”)される。そして、
これを受けて、ステップ84において、カウント手段6
1によって、カウント値記憶部64の値が1だけカウン
ト・アップされ、リターンする。
【0016】なお、ステップ81において、タイマ54
の値が1024乃至32767の範囲にない場合には、
リターンする。また、ステップ82において、オーバフ
ローフラグ57が“1”にセットされていない場合
(“0”)には、上記の処理が行われることなく、処理
を終了し、リターンする。
【0017】このようにして、オーバフローフラグ57
がリセット(“0”)される度ごとに、カウント値記憶
部64が逐次カウント・アップされて、オーバフローフ
ラグ57におけるオーバフロー回数が計数される。
【0018】この方法で、複数のパルス入力に対して周
期を計測するためには、同様な回路およびソフトウェア
を必要な数だけ用意すればよい。しかし、この方法では
回路規模が増大し現実的でない。そのため、図8のよう
にタイマ部分を共通化した回路が使われている。
【0019】図8において、基準クロック発生回路93
からは、パルス間隔計測の時間基準となるクロック信号
が生成され、タイマ94に入力される。タイマ94は、
このクロック信号のカウントを0から開始し、最大カウ
ント数の“65535”になった次のクロック信号の入
力で、再度0からのカウントを再開する。その際に、オ
ーバフローフラグ97が“1”にセットされる。また、
タイマ94のカウント値は、第1のキャプチャ・レジス
タ95及び第2のキャプチャ・レジスタ96に入力され
るとともに、比較手段100に入力される。
【0020】データ処理装置99は、図5に示した場合
と基本的に同様に、比較手段100、カウント手段10
1、及び減算手段102により構成されている。比較手
段100は、タイマ94の値が、例えば1024乃至3
2767(16進数で400〜7FFF)の間に存在す
ることを検出する機能を有しており、この比較手段10
0の出力によって、オーバフロー回数をカウントするカ
ウント手段101の動作タイミングが制限される。
【0021】そして、外部から計測対象の第1のパルス
91が第1のキャプチャ・レジスタ95に入力される
と、その時点におけるタイマ94のカウント値が第1の
キャプチャ・レジスタ95に書き込まれるとともに、比
較手段100に入力される。同様に、外部から計測対象
の第2のパルス92が第2のキャプチャ・レジスタ96
に入力されると、その時点におけるタイマ94のカウン
ト値が第2のキャプチャ・レジスタ96に書き込まれる
とともに、比較手段100に入力される。
【0022】一方、比較手段100及びカウント手段1
01は、定期的に起動される場合と、計測対象のパルス
入力によって起動される場合とがある。定期的に起動さ
れる場合には、タイマ94の値が、例えば1024乃至
32767の範囲内であれば、オーバフローフラグ97
の値が読み出される。また、第1のパルス入力部91か
らのパルス入力によって起動される場合には、第1のキ
ャプチャ・レジスタ95の値が0乃至32767の範囲
内であれば、オーバフローフラグ97の値が読み出され
る。また、第2のパルス入力部92からのパルス入力に
よって起動される場合には、第2のキャプチャ・レジス
タ96の値が0乃至32767の範囲内であれば、オー
バフローフラグ97の値が読み出される。
【0023】比較手段100とカウント手段101が、
上述したように、定期的に起動される場合の処理と、パ
ルス入力によって起動される場合の処理とは、並列的に
行われる。
【0024】上記いずれの場合においても、タイマ94
の値、第1のキャプチャ・レジスタ95の値、及び第2
のキャプチャ・レジスタ96の値が、上記の範囲外にあ
る場合には、カウント手段101におけるカウント処理
は行われない。
【0025】定期的に起動される場合、及びパルス入力
によって起動される場合のそれぞれの場合において、オ
ーバフローフラグ97の値が読み出された結果、オーバ
フローフラグ97がセットされている場合には、カウン
ト手段101は、カウント値(1)記憶部104の値を
カウント・アップし、オーバフローフラグ97はリセッ
トされる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来技術は、次のような問題点がある課題があった。即
ち、計測精度や応答性が悪いということである。その理
由は、これらの方法では、オーバーフローフラグが1つ
しかないため、複数のパルスの周期を計測することがで
きない。従って、オーバーフロー発生のタイミングとパ
ルス入力のタイミングが近いときに、発生順序を特定で
きない。そのため、複数の計測結果を移動平均してパル
ス間隔とする処理を行うのであるが、移動平均する母数
が多いときは、精度は高まるが応答性が悪化する。逆
に、移動平均の母数が少なければ、応答性は向上するが
精度は低くなるからである。
【0027】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、複数のオーバフローフラグを用いることに
より、複数の比較的長いパルスの周期を高精度で測定す
ることができるようにするものである。
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の周期計
測装置は、複数のパルスの周期を測定する周期測定装置
であって、基準クロックを発生するクロック発生手段
と、クロック発生手段によって発生される基準クロック
に基づいて、カウントを行うカウント手段と、各パルス
が入力されたときのカウント手段によるカウント値を、
各パルスに対応付けて記憶する記憶手段と、記憶手段に
記憶された各パルスに対応付けて記憶されているカウン
ト値を各パルス毎に保持する保持手段と、カウント手段
のカウント値がオーバフローしたとき、各パルス毎に所
定のフラグをセットする複数のフラグ設定手段と、フラ
グ設定手段にフラグがセットされているか否かを所定の
タイミングで検出し、フラグがセットされているとき、
フラグ設定手段にセットされているフラグをリセットす
るとともに、オーバフローの回数を示すオーバフローカ
ウント値をカウントアップし、記憶するオーバフローカ
ウント手段と、各パルスが入力されたとき、各パルスに
対応する、記憶手段に記憶されているカウント値と、保
持手段に保持されているカウント値と、オーバフローカ
ウント値に基づいて、各パルスの周期を計測する計測手
段とを備え、計測手段によるパルスの周期の計測が終了
したとき、記憶手段に記憶されているカウント値は、計
測手段によるつぎの計測まで保持手段によって保持され
ることを特徴とする。また、オーバフローカウント手段
は、パルスが入力されたとき、パルスに対応するフラグ
設定手段にフラグがセットされているか否かを検出し、
フラグがセットされているとき、フラグ設定手段にセッ
トされているフラグをリセットするとともに、オーバフ
ローの回数を示すオーバフローカウント値をカウントア
ップするようにすることができる。また、オーバフロー
カウント手段は、所定の時間間隔で、各パルスに対応す
るフラグ設定手段にフラグがセットされているか否かを
検出し、フラグがセットされているとき、フラグ設定手
段にセットされているフラグをリセットするとともに、
オーバフローの回数を示すオーバフローカウント値をカ
ウントアップするようにすることができる。また、オー
バフローカウント手段は、各パルスが入力されたとき、
および所定の時間間隔で、各パルスに対応するフラグ設
定手段にフラグがセットされているか否かを検出し、フ
ラグがセットされているとき、フラグ設定手段にセット
されているフラグをリセットするとともに、オーバフロ
ーの回数を示すオーバフローカウント値をカウントアッ
プするようにすることができる。請求項5に記載の周期
計測方法は、複数のパルスの周期を測定する周期測定方
法であって、基準クロックを発生するクロック発生ステ
ップと、クロック発生ステップにおいて発生される基準
クロックに基づいて、カウントを行うカウントステップ
と、各パルスが入力されたときのカウントステップにお
けるカウント値を、各パルスに対応付けて記憶する記憶
ステップと、記憶ステップにおいて記憶された各パルス
に対応付けて記憶されているカウント値を各パルス毎に
保持する保持ステップと、カウントステップにおけるカ
ウント値がオーバフローしたとき、各パルス毎に所定の
フラグをセットする複数のフラグ設定ステップと、フラ
グ設定ステップにおいてフラグがセットされたか否かを
所定のタイミングで検出し、フラグがセットされている
とき、フラグ設定ステップにおいてセットされたフラグ
をリセットするとともに、オーバフローの回数を示すオ
ーバフローカウント値をカウントアップし、記憶するオ
ーバフローカウントステップと、各パルスが入力された
とき、各パルスに対応する、記憶ステップにおいて記憶
されたカウント値と、保持ステップにおいて保持された
カウント値と、オーバーフローカウント値に基づいて、
各パルスの周期を計測する計測ステップとを備え、計測
ステップにおけるパルスの周期の計測が終了したとき、
記憶ステップにおいて記憶されたカウント値は、計測ス
テップにおけるつぎの計測まで保持ステップにおいて保
持されることを特徴とする。請求項6に記載の記録媒体
は、請求項5に記載の周期計測方法を実行可能なプログ
ラムを記録したことを特徴とする。本発明に係る周期計
測装置および周期計測方法、並びに記録媒体において
は、基準クロックに基づいて、カウントを行い、各パル
スが入力されたときのカウント値を、各パルスに対応付
けて記憶し、各パルスに対応付けて記憶されているカウ
ント値を各パルス毎に保持する。カウント値がオーバフ
ローしたとき、各パルス毎に所定のフラグをセットし、
フラグがセットされたか否かを所定のタイミングで検出
し、フラグがセットされているとき、フラグをリセット
するとともに、オーバフローの回数を示すオーバフロー
カウント値をカウントアップし、記憶する。各パルスが
入力されたとき、各パルスが入力されたときのカウント
値と、前回のパルスが入力されたときのカウント値と、
オーバフローカウント値に基づいて、各パルスの周期を
計測する。そして、パルスの周期の計測が終了したと
き、各パルスが入力されたときのカウント値が、次の計
測まで保持される。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は本発明の周期計測装置を適
用した周期計測回路の構成例を示すブロック図である。
また、図2、図3は、本実施の形態におけるデータ処理
装置9による処理手順を示すフローチャートである。
【0030】図1に示すように、周期計測回路を構成す
る基準クロック発生回路3から、パルス周期計測の時間
基準となるクロック信号が生成され、タイマ4に入力さ
れている。タイマ4は、起動時にはカウント数として値
0が設定されており、起動後、クロック信号が入力され
る度にカウントを行う。そして、最大カウント数になっ
た次のクロック信号の入力で、第1のオーバフローフラ
グ7と、第2のオーバフローフラグ8がセットされ、同
時にタイマ4の値が0に設定されるようになされてい
る。
【0031】この第1のオーバフローフラグ7は、タイ
マ4の値が比較手段10によって判定される一定の範囲
内である間、定期的にチェックされ、セットされていた
場合は、カウント値(1)記憶部14に記憶されている
値が、カウント手段11によって1だけ加算され、第1
のオーバフローフラグ7はリセットされる。同様に、第
2のオーバフローフラグ8は、タイマ4の値が一定の範
囲内である間、定期的にチェックされ、セットされてい
た場合は、カウント値(2)記憶部15に記憶されてい
る値が、カウント手段11によって1だけ加算され、第
2のオーバフローフラグ8はリセットされるようになさ
れている。
【0032】外部から、第1のパルス入力部1に対して
計測対象のパルスが入力されると、タイマ4の値が第1
のキャプチャ・レジスタ(CPT1)5に書き込まれ
る。その後、減算手段12によって、カウント値(1)
記憶部14の値にタイマ4の1周期の時間を乗じたもの
と、第1のキャプチャ・レジスタ5の値を加算した値か
ら、前回キャプチャ値(1)記憶部16の値を減算した
値を、計測結果(1)記憶部18に書き込む。その後、
第1のキャプチャ・レジスタ5の値を、次の周期の計算
のため、前回キャプチャ値(1)記憶部16に書き込む
ようになされている。
【0033】同様に、外部から、第2のパルス入力部2
に対して計測対象のパルスが入力されると、タイマ4の
値が第2のキャプチャ・レジスタ(CPT2)6に書き
込まれる。その後、減算手段12によって、カウント値
(2)記憶部15の値にタイマ4の1周期の時間を乗じ
たものと第2のキャプチャ・レジスタ6の値を加算した
値から、前回キャプチャ値(2)記憶部17の値を減算
した値を、計測結果(2)記憶部19に書き込む。その
後、第2のキャプチャ・レジスタ6の値を、次の周期の
計算のため、前回キャプチャ値(2)記憶部17に書き
込むようになされている。
【0034】次に、図1に示した実施の形態の動作につ
いて、図1と、図2乃至図4のフローチャートを参照し
て説明する。なお、説明をわかりやすくするために、タ
イマ4、第1のキャプチャレジスタ5、第2のキャプチ
ャレジスタ6は、それぞれ16ビット幅で動作するもの
とする。
【0035】また、図2乃至図4のフローチャートにお
いて使用されているTMR、OVF1、OVF2、OV
CNT1、OVCNT2、CPT1、CPT2、周期
1、周期2、前回CPT1、前回CPT2の各略称の意
味は、以下に示す通りである。
【0036】 TMR : タイマ4 OVF1 : 第1のオーバフローフラグ7 OVF2 : 第2のオーバフローフラグ8 OVCNT1 : カウント値(1)記憶部14 OVCNT2 : カウント値(2)記憶部15 CPT1 : 第1のキャプチャ・レジスタ5 CPT2 : 第2のキャプチャ・レジスタ6 周期1 : 計測結果(1)記憶部18 周期2 : 計測結果(2)記憶部19 前回CPT1 : 前回キャプチャ値(1)記憶部16 前回CPT2 : 前回キャプチャ値(2)記憶部17
【0037】図1に示した実施の形態において、基準ク
ロック発生回路3からは、パルス間隔計測の時間基準と
なるクロック信号が生成され、タイマ4に入力される。
タイマ4は、このクロック信号のカウントを0から開始
し、最大カウント数の“65535”になった次のクロ
ック信号の入力で、再度0からのカウントを再開する。
その際に、第1のオーバフローフラグ7と第2のオーバ
フローフラグ8がそれぞれ“1”にセットされる。ま
た、タイマ4のカウント値は、第1のキャプチャ・レジ
スタ5及び第2のキャプチャ・レジスタ6に入力される
とともに、比較手段10に入力される。
【0038】データ処理装置9は、上述したように、比
較手段10、カウント手段11、及び減算手段12によ
り形成されているが、比較手段10は、タイマ4の値
が、例えば1024乃至32767(16進数で400
乃至7FFF)の間に存在することを検出する機能を有
しており、この比較手段10の出力によって、オーバフ
ロー回数をカウントするカウント手段11の動作タイミ
ングが制限される。
【0039】そして、外部から計測対象の第1のパルス
1が第1のキャプチャ・レジスタ5に入力されると、そ
の時点におけるタイマ4のカウント値が第1のキャプチ
ャ・レジスタ5に書き込まれるとともに、比較手段10
に入力される。同様に、外部から計測対象の第2のパル
ス2が第2のキャプチャ・レジスタ6に入力されると、
その時点におけるタイマ4のカウント値が第2のキャプ
チャ・レジスタ6に書き込まれるとともに、比較手段1
0に入力される。
【0040】一方、比較手段10及びカウント手段11
は、定期的に起動される場合と、計測対象のパルス入力
によって起動される場合とがある。定期的に起動される
場合には、タイマ4の値が、例えば1024乃至327
67の範囲内であれば、第1のオーバフローフラグ7及
び第2のオーバフローフラグ8の値が読み出される。ま
た、第1のパルス入力部1からのパルス入力によって起
動される場合には、第1のキャプチャ・レジスタ5の値
が、例えば0乃至32767の範囲内であれば、第1の
オーバフローフラグ7の値が読み出される。また、第2
のパルス入力部2からのパルス入力によって起動される
場合には、第2のキャプチャ・レジスタ6の値が、例え
ば0乃至32767の範囲内であれば、第2のオーバフ
ローフラグ8の値が読み出される。そして、これらの処
理が並列的に実行される。
【0041】定期的に起動される場合において、タイマ
4の値を1024以上としたのは、各部を制御するソフ
トウェアの処理手順がずれる場合があることを考慮した
ためである。また、定期的に起動される場合、及びパル
ス入力によって起動される場合の双方において、オーバ
フローフラグ7,8を読み出すときのタイマ4の値の上
限を32767としたのは、それ以降の場合、オーバフ
ローフラグ7,8を読み出すまでの間に、次のパルス入
力がなされる場合があるからである。
【0042】上記いずれの場合においても、タイマ4の
値、第1のキャプチャ・レジスタ5の値、及び第2のキ
ャプチャ・レジスタ6の値が、上記の範囲外にある場合
には、カウント手段11におけるカウント処理は行われ
ない。
【0043】定期的に起動される場合、及びパルス入力
によって起動される場合のそれぞれの場合において、第
1のオーバフローフラグ7の値が読み出された結果、第
1のオーバフローフラグ7がセットされている場合に
は、カウント手段11は、カウント値(1)記憶部14
の値をカウント・アップし、第1のオーバフローフラグ
7はリセットされる。また、第2のオーバフローフラグ
8の値が読み出された結果、第2のオーバフローフラグ
8がセットされている場合には、カウント手段11は、
カウント値(2)記憶部15の値をカウント・アップ
し、第2のオーバフローフラグ8はリセットされる。
【0044】この部分の処理手順は、図2のフローチャ
ートにおけるステップ21乃至24と、図3のフローチ
ャートにおけるステップ31乃至34と、図4のフロー
チャートにおけるステップ41乃至47に示されてい
る。
【0045】第1のパルス入力部1からのパルス入力に
よって起動される場合には、図2のフローチャートに示
されるように、計測対象のパルスが外部より入力される
と、割り込みが発生し、動作が開始される。最初に、ス
テップ21において、第1のキャプチャ・レジスタ5の
値が、例えば0乃至32767(16進数で表すと7F
FF)の範囲にあるか否かが判定されて、第1のキャプ
チャ・レジスタ5の値が上記範囲内である場合には、ス
テップ22に移行する。
【0046】ステップ22においては、第1のオーバフ
ローフラグ7がセットされているか否かがチェックされ
る。第1のオーバフローフラグ7が“1”にセットされ
ている場合には、ステップ23に移行して、第1のオー
バフローフラグ7はリセット(“0”)される。そし
て、これを受けて、ステップ24において、カウント手
段11によって、カウント値(1)記憶部14の値が1
だけカウント・アップされ、ステップ25に移行する。
【0047】なお、ステップ21において、第1のキャ
プチャ・レジスタの値が0乃至32767の範囲にない
場合、又はステップ22において、第1のオーバフロー
フラグ7が“1”にセットされていない場合(“0”)
においては、直ちにステップ25に移行する。
【0048】ステップ25においては、減算手段12に
おいて、カウント値(1)記憶部14の値、第1のキャ
プチャ・レジスタ5の現在値、及び前回キャプチャ値
(1)記憶部16に書き込まれているキャプチャの前回
値より周期値が計算され、その計算結果が計測結果
(1)記憶部18に書き込まれる。
【0049】この場合に、上記第1のパルス1の周期が
タイマ4の1周期を越える場合には、第1のオーバフロ
ーフラグ7のセット回数のカウント値が、カウント値
(1)記憶部14に書き込まれているので、このカウン
ト値の分が加算された値が、パルス間隔の計測結果とし
て計算結果(1)記憶部18に書き込まれる。
【0050】ステップ26においては、第1のキャプチ
ャ・レジスタ5の更新された現在値が、次回の周期の計
測のために、前回キャプチャ値(1)記憶部16に書き
込まれる。次に、ステップ27において、カウント値
(1)記憶部14がクリアされ、リターンする。
【0051】このようにして、第1のオーバフローフラ
グ7がリセット(“0”)される度ごとに、カウント値
(1)記憶部14の値が逐次カウント・アップされ、第
1のオーバフローフラグ7におけるオーバフロー回数が
計数される。
【0052】第2のパルス入力部2からのパルス入力に
よって起動される場合には、図3のフローチャートに示
されるように、計測対象のパルスが外部より入力される
と割り込みが発生し、動作が開始される。最初に、ステ
ップ31において、第2のキャプチャ・レジスタ6の値
が、例えば0乃至32767の範囲にあるか否かが判定
されて、第2のキャプチャ・レジスタ6の値が上記範囲
内である場合には、ステップ32に移行する。ステップ
32においては、第2のオーバフローフラグ8がセット
されているか否かがチェックされ、第2のオーバフロー
フラグ8が“1”にセットされている場合には、ステッ
プ33に移行し、第2のオーバフローフラグ8はリセッ
ト(“0”)される。そして、これを受けて、ステップ
34においては、カウント手段11によって、カウント
値(2)記憶部15の値が1だけカウント・アップさ
れ、ステップ35に移行する。
【0053】なお、ステップ31において、第2のキャ
プチャ・レジスタ6の値が0乃至32767の範囲にな
い場合、又はステップ32において、第2のオーバフロ
ーフラグ8が“1”にセットされていない場合
(“0”)においては、直ちにステップ35に移行す
る。
【0054】ステップ35においては、減算手段12に
おいて、カウント値(2)記憶部15の値、第2のキャ
プチャ・レジスタ6の現在値、及び前回キャプチャ値
(2)記憶部17に書き込まれているキャプチャの前回
値より周期値が計算されて、その計算結果が計測結果
(2)記憶部19に書き込まれる。この場合に、第2の
パルス2の周期がタイマ4の1周期を越える場合には、
第2のオーバフローフラグ8のセット回数のカウント値
がカウント値(2)記憶部15に書き込まれているの
で、このカウント値の分が加算された値が、パルス間隔
の計測結果として計算結果(2)記憶部19に書き込ま
れる。
【0055】ステップ36においては、第2のキャプチ
ャ・レジスタ6の更新された現在値が前回キャプチャ値
2記憶部17に書き込まれる。ステップ37において
は、カウント値(2)記憶部15がクリアされて、ステ
ップ38においてリターンする。
【0056】このようにして、第2のオーバフローフラ
グ8がリセット(“0”)される度ごとに、カウント値
(2)記憶部15の値が逐次カウント・アップされて、
第2のオーバフローフラグ8におけるオーバフロー回数
が計数される。
【0057】次に、定期的に起動される場合には、図4
のフローチャートに示されるように、インターバル・タ
イマ割り込みによって処理が開始される。最初に、ステ
ップ41において、比較手段10により、タイマ4の値
が、例えば1024乃至32767の範囲にあるか否か
が判定される。タイマ4の値が上記範囲にある場合に
は、ステップ42に移行して、第1のオーバフローフラ
グ7がセットされているか否かがチェックされる。
【0058】第1のオーバフローフラグ7が“1”にセ
ットされている場合には、ステップ43において、第1
のオーバフローフラグ7はリセット(“0”)される。
そして、これを受けて、ステップ44において、カウン
ト手段11によって、カウント値(1)記憶部14の値
が1だけカウント・アップされ、ステップ45に移行す
る。
【0059】なお、ステップ41において、タイマ4の
値が1024乃至32767の範囲にない場合には、処
理を終了し、リターンする。また、ステップ42におい
て、第1のオーバフローフラグ7が“1”にセットされ
ていない場合(“0”)には、上記の処理が行われるこ
となくステップ45に移行する。
【0060】次に、ステップ45において、第2のオー
バフローフラグ8がセットされているか否かがチェック
され、第2のオーバフローフラグ8が“1”にセットさ
れている場合には、ステップ46に進み、第2のオーバ
フローフラグ8はリセット(“0”)される。そして、
これを受けて、ステップ47においては、カウント手段
11によって、カウント値(2)記憶部15の値が1だ
けカウント・アップされ、リターンする。
【0061】なお、ステップ45において、第2のオー
バフローフラグ8が“1”にセットされていない場合
(“0”)には、上記の処理が行われることなく、処理
を終了し、リターンする。
【0062】このようにして、第1のオーバフローフラ
グ7がリセット(“0”)される度ごとに、カウント値
(1)記憶部14が逐次カウント・アップされて、第1
のオーバフローフラグ7におけるオーバフロー回数が計
数され、第2のオーバフローフラグ8がリセット
(“0”)される度ごとに、カウント値(2)記憶部1
5が逐次カウント・アップされて、第2のオーバフロー
フラグ8におけるオーバフロー回数が計数される。
【0063】計測対象の第1のパルス1が入力される
と、データ処理装置9に含まれる減算手段12が起動
し、第1のキャプチャ・レジスタ5の値から、前回キャ
プチャ値(1)記憶部16に記憶されている前回のキャ
プチャの値が減算されて、周期が計算される。このパル
スの周期が、タイマ4の1周期を越える場合には、第1
のオーバフローフラグ7がセットされた回数をカウント
した結果が、カウント値(1)記憶部14に書き込まれ
ているので、この分の回数が加算されて、計測結果とし
て計測結果(1)記憶部18に書き込まれる。
【0064】その後、今回の第1のキャプチャ・レジス
タ5の値が、次の周期の計測のために、前回キャプチャ
値(1)記憶部16に書き込まれて、カウント値(1)
記憶部14はクリアされる。
【0065】この減算手段12による計算式は、下記の
通りである。なお、上記の減算手段12による処理手順
は、図2のフローチャートのステップ25乃至27に示
されている通りである。
【0066】計測結果(1)記憶部18 ← [カウン
ト値(1)記憶部14:OVCNT1]×[タイマ4の
1周期]+[第1のキャプチャ・レジスタ5:CPT
1]−[前回キャプチャ値(1)記憶部16:前回CP
T1] 前回キャプチャ値(1)記憶部16 ← [第1のキャ
プチャ・レジスタ5:CPT1] カウント値(1)記憶部14 ← [0]
【0067】同様に、計測対象の第2のパルス2が入力
されると、データ処理装置9に含まれる減算手段12が
起動し、第2のキャプチャ・レジスタ6の値から、前回
キャプチャ値(2)記憶部17に記憶されている前回の
キャプチャの値が減算されて、周期が計算される。
【0068】このパルスの周期が、タイマ4の1周期を
越える場合には、第2のオーバフローフラグ8がセット
された回数をカウントした結果が、カウント値(2)記
憶部15に書き込まれているので、この分の回数が加算
されて、計測結果として計測結果(2)記憶部19に書
き込まれる。その後、今回の第2のキャプチャ・レジス
タ6の値が、次の周期の計測のために、前回キャプチャ
値(2)記憶部17に書き込まれて、カウント値(2)
記憶部15はクリアされる。
【0069】この減算手段12による計算式は、下記の
とおりである。なお、上記の減算手段12による処理手
順は、図3におけるステップ35乃至37に示されてい
る通りである。
【0070】計測結果(2)記憶部19 ← [カウン
ト値(2)記憶部15:OVCNT2]×[タイマ4の
1周期]+[第2のキャプチャ・レジスタ6:CPT
2]−[前回キャプチャ値(2)記憶部17:前回CP
T2] 前回キャプチャ値(2)記憶部17 ← [第2のキャ
プチャ・レジスタ6:CPT2] カウント値2記憶部15 ← [0]
【0071】図2乃至図4に示した処理は、並列的に実
行される。
【0072】以上のようにして、上記実施の形態におい
ては、次のような効果を得ることができる。第1の効果
は、複数のパルスの周期を簡単に、かつ精度良く計測で
きるということである。その理由は、タイマ4を共用し
ているためである。これにより、タイマ部分のハードウ
ェア、及びタイマ4の値を比較する部分のソフトウェア
を1つだけとすることができる。
【0073】その結果、ハードウェアの簡素化、及びソ
フトウェアの簡素化を図ることができ、本発明を応用し
たシステムのコストパフォーマンスを向上させることが
できる。具体的には、2個のパルスを計測する場合にお
いて、従来の方法では66個のフリップフロップからな
るタイマ、及びキャプチャ回路を必要としたが、本発明
では、50個で良い。この差は、パルス計測本数が増加
すると更に顕著になる。
【0074】第2の効果は、消費電力の低減である。C
MOS(complementary metal o
xide semiconductor)デバイスは、
信号のレベルが反転するときに電力を消費する。上述し
たように、図1に示した実施の形態を構成するハードウ
ェアの中で一番電力を消費するタイマ4を共用している
ため、従来の方法に比べて、約1/2の消費電力とする
ことができる。
【0075】なお、上記実施の形態においては、各処理
の実行をハードウェアによって実現する場合について説
明したが、中央演算処理装置等により処理されるソフト
ウェアによって実現することも可能であり、その場合で
も上記実施の形態の場合と同様の効果が得られることは
言うまでもない。
【0076】また、上記実施の形態においては、パルス
入力部及びオーバフローフラグ等の数を2としたが、3
以上の任意の数とし、3以上のパルスの周期を計測する
ようにすることも可能である。
【0077】また、上記各実施の形態において用いた具
体的な数値は、例であってこれに限定されるものではな
い。
【0078】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る周期計測装置
および周期計測方法、並びに記録媒体によれば、基準ク
ロックに基づいて、カウントを行い、各パルスが入力さ
れたときのカウント値を、各パルスに対応付けて記憶
し、各パルスに対応付けて記憶されているカウント値を
各パルス毎に保持する。カウント値がオーバフローした
とき、各パルス毎に所定のフラグをセットし、フラグが
セットされたが否かを所定のタイミングで検出し、フラ
グがセットされているとき、フラグをリセットするとと
もに、オーバフローの回数を示すオーバフローカウント
値をカウントアップし、記憶する。各パルスが入力され
たとき、各パルスが入力されたときのカウント値と、前
回のパルスが入力されたときのカウント値と、オーバフ
ローカウント値に基づいて、各パルスの周期を計測す
る。そして、パルスの周期の計測が終了したとき、各パ
ルスが入力されたときのカウント値が、次の計測まで保
持されるようにしたので、簡単な装置で、複数の比較的
長いパルスの周期を高精度で測定することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の周期計測装置の一実施の形態の構成例
を示すブロック図である。
【図2】図1の実施の形態の動作例を説明するフローチ
ャートである。
【図3】図1の実施の形態の動作例を説明するフローチ
ャートである。
【図4】図1の実施の形態の動作例を説明するフローチ
ャートである。
【図5】従来の周期計測装置の一例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】図5の従来の周期計測装置の動作例を説明する
フローチャートである。
【図7】図5の従来の周期計測装置の動作例を説明する
フローチャートである。
【図8】従来の周期計測装置の他の構成例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1,91 第1のパルス入力部 2,92 第2のパルス入力部 3,53,93 基準クロック発生回路 4,54,94 タイマ 5,95 第1のキャプチャ・レジスタ 6,96 第2のキャプチャ・レジスタ 7 第1のオーバフローフラグ 8 第2のオーバフローフラグ 9,59,99 データ処理装置 10,60,100 比較手段 11,61,101 カウント手段 12,62,102 演算手段 13,63,103 記憶装置 14,104 カウント値(1)記憶部 15,105 カウント値(2)記憶部 16,106 前回キャプチャ値(1)記憶部 17,107 前回キャプチャ値(2)記憶部 18,108 計測結果(1)記憶部 19,109 計測結果(2)記憶部 51 パルス入力部 57,97 オーバフローフラグ 64 カウント値記憶部 66 前回キャプチャ値記憶部 68 計測結果記憶部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月30日(1999.8.3
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の周期計
測装置は、複数のパルスの周期を測定する周期測定装置
であって、基準クロックを発生するクロック発生手段
と、クロック発生手段によって発生される基準クロック
に基づいて、カウントを行うカウント手段と、各パルス
が入力されたときのカウント手段によるカウント値を、
各パルスに対応付けて記憶する記憶手段と、記憶手段に
記憶された各パルスに対応付けて記憶されているカウン
ト値を各パルス毎に保持する保持手段と、カウント手段
のカウント値がオーバフローしたとき、各パルス毎に所
定のフラグをセットする複数のフラグ設定手段と、フラ
グ設定手段にフラグがセットされているか否かをカウン
ト手段によるカウント値が所定の範囲のときのみ検出
し、フラグがセットされているとき、フラグ設定手段に
セットされているフラグをリセットするとともに、オー
バフローの回数を示すオーバフローカウント値をカウン
トアップし、記憶するオーバフローカウント手段と、各
パルスが入力されたとき、各パルスに対応する、記憶手
段に記憶されているカウント値と、保持手段に保持され
ているカウント値と、オーバフローカウント値に基づい
て、各パルスの周期を計測する計測手段とを備え、計測
手段によるパルスの周期の計測が終了したとき、記憶手
段に記憶されているカウント値は、計測手段によるつぎ
の計測まで保持手段によって保持されることを特徴とす
る。請求項2に記載の周期計測方法は、複数のパルスの
周期を測定する周期測定方法であって、基準クロックを
発生するクロック発生ステップと、クロック発生ステッ
プにおいて発生される基準クロックに基づいて、カウン
トを行うカウントステップと、各パルスが入力されたと
きのカウントステップにおけるカウント値を、各パルス
に対応付けて記憶する記憶ステップと、記憶ステップに
おいて記憶された各パルスに対応付けて記憶されている
カウント値を各パルス毎に保持する保持ステップと、カ
ウントステップにおけるカウント値がオーバフローした
とき、各パルス毎に所定のフラグをセットする複数のフ
ラグ設定ステップと、フラグ設定ステップにおいてフラ
グがセットされたか否かをカウントステップにおけるカ
ウント値が所定の範囲のときのみ検出し、フラグがセッ
トされているとき、フラグ設定ステップにおいてセット
されたフラグをリセットするとともに、オーバフローの
回数を示すオーバフローカウント値をカウントアップ
し、記憶するオーバフローカウントステップと、各パル
スが入力されたとき、各パルスに対応する、記憶ステッ
プにおいて記憶されたカウント値と、保持ステップにお
いて保持されたカウント値と、オーバーフローカウント
値に基づいて、各パルスの周期を計測する計測ステップ
とを備え、計測ステップにおけるパルスの周期の計測が
終了したとき、記憶ステップにおいて記憶されたカウン
ト値は、計測ステップにおけるつぎの計測まで保持ステ
ップにおいて保持されることを特徴とする。請求項3に
記載の記録媒体は、請求項2に記載の周期計測方法を実
行可能なプログラムを記録したことを特徴とする。本発
明に係る周期計測装置および周期計測方法、並びに記録
媒体においては、基準クロックに基づいて、カウントを
行い、各パルスが入力されたときのカウント値を、各パ
ルスに対応付けて記憶し、各パルスに対応付けて記憶さ
れているカウント値を各パルス毎に保持する。カウント
値がオーバフローしたとき、各パルス毎に所定のフラグ
をセットし、フラグがセットされたか否かをカウント値
が所定の範囲のときのみ検出し、フラグがセットされて
いるとき、フラグをリセットするとともに、オーバフロ
ーの回数を示すオーバフローカウント値をカウントアッ
プし、記憶する。各パルスが入力されたとき、各パルス
が入力されたときのカウント値と、前回のパルスが入力
されたときのカウント値と、オーバフローカウント値に
基づいて、各パルスの周期を計測する。そして、パルス
の周期の計測が終了したとき、各パルスが入力されたと
きのカウント値が、次の計測まで保持される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0078
【補正方法】変更
【補正内容】
【0078】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る周期計測装置
および周期計測方法、並びに記録媒体によれば、基準ク
ロックに基づいて、カウントを行い、各パルスが入力さ
れたときのカウント値を、各パルスに対応付けて記憶
し、各パルスに対応付けて記憶されているカウント値を
各パルス毎に保持する。カウント値がオーバフローした
とき、各パルス毎に所定のフラグをセットし、フラグが
セットされたか否かをカウント値が所定の範囲のときの
み検出し、フラグがセットされているとき、フラグをリ
セットするとともに、オーバフローの回数を示すオーバ
フローカウント値をカウントアップし、記憶する。各パ
ルスが入力されたとき、各パルスが入力されたときのカ
ウント値と、前回のパルスが入力されたときのカウント
値と、オーバフローカウント値に基づいて、各パルスの
周期を計測する。そして、パルスの周期の計測が終了し
たとき、各パルスが入力されたときのカウント値が、次
の計測まで保持されるようにしたので、簡単な装置で、
複数の比較的長いパルスの周期を高精度で測定すること
が可能となる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパルスの周期を測定する周期測定
    装置であって、 基準クロックを発生するクロック発生手段と、 前記クロック発生手段によって発生される前記基準クロ
    ックに基づいて、カウントを行うカウント手段と、 各パルスが入力されたときの前記カウント手段によるカ
    ウント値を、各パルスに対応付けて記憶する記憶手段
    と、 前記記憶手段に記憶された各パルスに対応付けて記憶さ
    れている前記カウント値を各パルス毎に保持する保持手
    段と、 前記カウント手段のカウント値がオーバフローしたと
    き、各パルス毎に所定のフラグをセットする複数のフラ
    グ設定手段と、 前記フラグ設定手段に前記フラグがセットされているか
    否かを所定のタイミングで検出し、前記フラグがセット
    されているとき、前記フラグ設定手段にセットされてい
    る前記フラグをリセットするとともに、オーバフローの
    回数を示すオーバフローカウント値をカウントアップ
    し、記憶するオーバフローカウント手段と、 各パルスが入力されたとき、各パルスに対応する、前記
    記憶手段に記憶されているカウント値と、前記保持手段
    に保持されているカウント値と、前記オーバフローカウ
    ント値に基づいて、各パルスの周期を計測する計測手段
    とを備え、 前記計測手段による前記パルスの周期の計測が終了した
    とき、前記記憶手段に記憶されている前記カウント値
    は、前記計測手段による次の計測まで前記保持手段によ
    って保持されることを特徴とする周期計測装置。
  2. 【請求項2】 前記オーバフローカウント手段は、前記
    パルスが入力されたとき、前記パルスに対応する前記フ
    ラグ設定手段に前記フラグがセットされているか否かを
    検出し、前記フラグがセットされているとき、前記フラ
    グ設定手段にセットされている前記フラグをリセットす
    るとともに、オーバフローの回数を示すオーバフローカ
    ウント値をカウントアップすることを特徴とする請求項
    1に記載の周期計測装置。
  3. 【請求項3】 前記オーバフローカウント手段は、所定
    の時間間隔で、各パルスに対応する前記フラグ設定手段
    に前記フラグがセットされているか否かを検出し、前記
    フラグがセットされているとき、前記フラグ設定手段に
    セットされている前記フラグをリセットするとともに、
    オーバフローの回数を示すオーバフローカウント値をカ
    ウントアップすることを特徴とする請求項1に記載の周
    期計測装置。
  4. 【請求項4】 前記オーバフローカウント手段は、各パ
    ルスが入力されたとき、および所定の時間間隔で、各パ
    ルスに対応する前記フラグ設定手段に前記フラグがセッ
    トされているか否かを検出し、前記フラグがセットされ
    ているとき、前記フラグ設定手段にセットされている前
    記フラグをリセットするとともに、オーバフローの回数
    を示すオーバフローカウント値をカウントアップするこ
    とを特徴とする請求項1に記載の周期計測装置。
  5. 【請求項5】 複数のパルスの周期を測定する周期測定
    方法であって、 基準クロックを発生するクロック発生ステップと、 前記クロック発生ステップにおいて発生される前記基準
    クロックに基づいて、カウントを行うカウントステップ
    と、 各パルスが入力されたときの前記カウントステップにお
    けるカウント値を、各パルスに対応付けて記憶する記憶
    ステップと、 前記記憶ステップにおいて記憶された各パルスに対応付
    けて記憶されている前記カウント値を各パルス毎に保持
    する保持ステップと、 前記カウントステップにおけるカウント値がオーバフロ
    ーしたとき、各パルス毎に所定のフラグをセットする複
    数のフラグ設定ステップと、 前記フラグ設定ステップにおいて前記フラグがセットさ
    れたか否かを所定のタイミングで検出し、前記フラグが
    セットされているとき、前記フラグ設定ステップにおい
    てセットされた前記フラグをリセットするとともに、オ
    ーバフローの回数を示すオーバフローカウント値をカウ
    ントアップし、記憶するオーバフローカウントステップ
    と、 各パルスが入力されたとき、各パルスに対応する、前記
    記憶ステップにおいて記憶されたカウント値と、前記保
    持ステップにおいて保持されたカウント値と、前記オー
    バフローカウント値に基づいて、各パルスの周期を計測
    する計測ステップとを備え、 前記計測ステップにおける前記パルスの周期の計測が終
    了したとき、前記記憶ステップにおいて記憶された前記
    カウント値は、前記計測ステップにおける次の計測まで
    前記保持ステップにおいて保持されることを特徴とする
    周期計測方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の周期計測方法を実行可
    能なプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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