JPH0894660A - パルス計測装置 - Google Patents

パルス計測装置

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JPH0894660A
JPH0894660A JP23152094A JP23152094A JPH0894660A JP H0894660 A JPH0894660 A JP H0894660A JP 23152094 A JP23152094 A JP 23152094A JP 23152094 A JP23152094 A JP 23152094A JP H0894660 A JPH0894660 A JP H0894660A
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JP
Japan
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signal
frequency
pulse
counter
pulse signal
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JP23152094A
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Katsue Kobayashi
克衛 小林
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 経時的に周波数の変化するパルス信号の周波
数または周期を、広い周波数範囲において精度よく計測
する。 【構成】 パルス信号105の周波数情報166を、カ
ウンタ110、112、コンペアレジスタ120および
レジスタ131によって得、周期情報164をカウンタ
111およびレジスタ130によって得る。判断回路1
40はパルス信号の周波数の高低を判断し、これにもと
づいて選択回路150が周波数情報および周期情報のい
ずれか一方をCPU103に供給する。CPUは、供給
される情報に対応する割り込み信号170または180
に応答してかかる情報をもとに演算を行い、パルス信号
を計測する。これにより、パルス信号の周波数が低いと
きには周期情報にもとづき、高いときには周波数情報に
もとづいて計測が行われるため、広い周波数範囲におい
てパルス信号を精度よく計測できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パルス信号の周波数ま
たは周期を計測するパルス計測装置に関し、特にマイク
ロコンピュータに内蔵され、周波数が経時変化するパル
ス信号の周波数または周期を測定するパルス計測装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】周波数が経時変化するパルス信号の周波
数または周期を測定するパルス計測装置は、例えば自動
車の車速の測定に利用されている。すなわち、自動車の
車輪の回転に対応した周波数のパルス信号を、周辺回路
としてパルス計測装置を内蔵するマイクロコンピュータ
に供給する。かかるパルス信号はその周波数がパルス計
測装置で計測され、その計測値にもとづいてマイクロコ
ンピュータのCPUは自動車の車速を演算する。測定さ
れた車速はアンチロックブレーキシステム等の制御に用
いられる。
【0003】図11に、従来のパルス計測装置を内蔵す
るマイクロコンピュータとパルス発生器とを示。パルス
発生器101は、自動車の車輪の回転速度に応じた周波
数をもつパルス信号105を発生し、かかる信号はマイ
クロコンピュータ1100に供給されている。マイクロ
コンピュータ1100は、パルス計測部1102、CP
U1103および内部バス1104からなる。パルス計
測部1102は、カウンタ1110および1112、コ
ンペアレジスタ1120、レジスタ1131からなり、
カウンタ1110にはCPU1103を動作させる内部
クロック信号1106が、カウンタ1112にはパルス
信号105が供給されており、カウンタ1110は内部
クロック信号1106の立ち上がりエッジをカウントし
てカウント値1160をコンペアレジスタ1120に供
給し、カウンタ1112はパルス信号105の立ち上が
りエッジをカウントしてカウント値1162をレジスタ
1131に供給する。コンペアレジスタ1120には、
CPU1103が内部バス1104を通じて設定する設
定値が格納されており、カウンタ1110から供給され
るカウント値1160とかかる設定値とが一致すると一
致信号1170を発生する。レジスタ1131は、一致
信号1170を受けるとカウント値1162を取り込む
レジスタである。一致信号1170は、さらにCPU1
103、カウンタ1110および1112にもそれぞれ
供給されており、これを受けてCPU1103は割り込
みルーチンによる周波数演算プログラムを起動する一
方、カウンタ1110および1112はともにクリアさ
れる。このように、カウンタ1110は一致信号117
0の発生によりクリアされるため、一致信号1170は
一定時間毎に繰り返し発生されることになり、かかる一
定時間はコンペアレジスタ1120に設定された設定値
により規定されることになる。以下、上記一定時間を周
波数計測時間Tという。
【0004】次に、パルス計測部1102の動作を、タ
イミング図である図12を参照して説明する。まず、C
PU1103が、内部バス1104を通じてコンペアレ
ジスタ1120に所定の設定値を設定して周波数計測時
間Tを規定した後、カウンタ1110、1112はそれ
ぞれカウント動作を開始する。カウントアップにより、
カウンタ1110のカウント値1160とコンペアレジ
スタ1120の設定値とが一致すると、すなわち周波数
計測時間Tが経過すると、一致信号1170が発生す
る。図12においては、1回目の周波数計測時間T1の
間にパルス信号105が1回だけ立ち上がっているの
で、1回目の一致信号1170の発生に応答して、レジ
スタ1131にはカウント値「1」が格納されることに
なる。一方、上述のように一致信号1170の発生は、
CPU1103に割り込みをかけ、割り込みルーチンを
起動させる。すなわち、レジスタ1131に格納された
値を読み出し、かかる値にもとづいてパルス信号105
の周波数を演算する。これにより、自動車の車輪の回転
速度、つまり車速が測定されることになる。つづいて、
2回目の周波数計測時間T2の間にはパルス信号105
が4回立ち上がっているので、2回目の一致信号117
0の発生に応答して、CPU1103はレジスタ113
1に格納された値「4」を読み出し、パルス信号105
の周波数を演算する。同様に、3回目の周波数計測時間
T3の間にはパルス信号105が2回立ち上がっている
ので、3回目の一致信号1170の発生に応答して、C
PU1103はレジスタ1131に格納された値「3」
を読み出し、パルス信号105の周波数を演算する。
【0005】このように、図11に示すパルス計測装置
では、周波数計測時間毎にパルス信号105の周波数が
演算されるので、経時的に変化するパルス信号105の
周波数が、周波数計測時間毎に測定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図11
に示したパルス計測装置を用いて、経時的に変化するパ
ルス信号の周波数測定を精度よく行うためには、レジス
タ1131に取り込まれるカウント値1162がある程
度多くなければならず、これが少なくなればなるほど精
度の高いパルス計測が行えなくなる。図13はこの理由
を説明するための図である。図のように周波数計測時間
Tにおいては、パルス信号105は(a)、(b)、
(c)の3つの立ち上がりエッジが検出されることにな
るが、計測のタイミングによっては検出されるエッジ数
が異なり、例えば周波数計測時間T’のタイミングで測
定すると、パルス信号105の立ち上がりエッジは
(b)、(c)の2つしか検出されないことになる。こ
のように、一定の周波数をもつパルス信号105の立ち
上がりエッジを、一定の計測時間においてカウントした
場合であっても、計測のタイミングによってはカウント
値にばらつきが生じてしまい、かかるばらつきの影響は
カウント値が小さければ小さいほど、すなわちパルス信
号105の周波数が低くなれば低くなるほど顕著なもの
となる。したがって、図11のパルス計測装置を自動車
の車速の測定に用いると、車速が低速になればなるほど
測定される車速の誤差が大きくなってしまい、かかるパ
ルス計測装置により得られた車速にもとづいて制御され
るアンチロックブレーキシステム等が誤動作するおそれ
があり危険である。
【0007】また、周波数計測時間Tを大きくすること
によりかかる誤差の影響を小さくすることができるが、
周波数計測時間Tを大きくすることは、カウンタ111
0を構成するフリップフロップの数が増加するだけで、
パルス信号105の周波数がさらに低くなれば低くなる
ほど測定誤差の影響が大きくことには変わりなく、上記
問題点の本質的解決にはならない。
【0008】一方、パルス信号105の周波数を測定す
るのではなく、パルス信号105の1周期当たりの時間
を測定することも考えられるが、この方法では、パルス
信号105の立ち上がりエッジ毎にCPU1103に割
り込みをかける必要があるため、パルス信号105の周
波数が高くなればなるほどCPU1103への割り込み
が頻発し、その負担が非常に大きくなるという問題があ
る。
【0009】したがって、本発明の目的は、経時的に変
化するパルス信号の周波数または周期を測定するパルス
計測装置において、CPUの負担を小さく抑えつつ、低
い周波数においても精度の高いパルス測定を行うことの
できるパルス計測装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によるパルス計測
装置は、単位クロック数当たりの入力パルス数を計数す
る第1の手段と、単位入力パルス数当たりのクロック数
を計数する第2の手段と、第1の手段による計測結果お
よび前記第2の手段による計測結果のいずれか一方を選
択する手段とを備えている。
【0011】
【作用】すなわち、本発明によるパルス計測装置は、周
波数測定手段と、周期測定手段とを備えており、測定す
べきパルス信号の周波数が高いときには周波数測定によ
る測定結果を、低いときには周期測定による測定結果を
用いてパルス計測を行うものである。この結果、CPU
への負担を増大させることなく、経時的にその周波数が
変化するパルス信号を正確に計測することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図面を用いて詳
述する。
【0013】図1は、本発明の一実施例によるパルス計
測装置を示すが、本装置は周波数が経時変化するパルス
信号について周波数測定および周期測定を常時並列して
行い、パルス信号の周波数が高いときには周波数測定に
よる測定結果を、周波数が低いときには周期測定による
測定結果を選択してCPUに供給し、CPUは供給され
た測定結果にもとづいて演算を実行することによりパル
ス計測を行うものである。
【0014】すなわち、本実施例によるパルス計測装置
は、入力されるパルス信号の周波数を常時測定する周波
数測定手段と、かかるパルス信号の周期を常時測定する
周期測定手段と、かかるパルス信号の周波数が所定の周
波数よりも高いか低いかを所定時間毎に判断する判断手
段と、判断手段が所定の周波数よりも高いと判断した場
合には周波数測定手段による測定結果を、所定の周波数
よりも低いと判断した場合には周期測定手段による測定
結果を選択してこれをCPUに供給する選択手段と、選
択手段により供給される測定結果が周波数測定手段によ
る測定結果であれば周波数演算プログラムを、周期測定
手段による測定結果であれば周期演算プログラムを起動
し演算を行うCPUとを備えており、これによって経時
的にその周波数が変化するパルス信号を正確に計測する
ものである。
【0015】以下、具体的に説明する。本実施例による
パルス計測装置を有するマイクロコンピュータを用いた
システムブロックが示されており、周波数が経時的に変
化するパルス信号105を発生するパルス発生器101
と、かかるパルス信号105の周波数および周期を計測
するマイクロコンピュータ100とを有する。マイクロ
コンピュータ100はワンチップに集積されたマイクロ
コンピュータであり、パルス計測部102、CPU10
3および内部バス104を含んでいる。パルス計測部1
02は、カウンタ110、111および112、コンペ
アレジスタ120、レジスタ130および131、判断
回路140、選択回路150、論理積回路171および
181を含んでおり、カウンタ110および111はと
もにCPU103の動作クロックである内部クロック信
号106の立ち上がりエッジをカウントし、カウンタ1
12はパルス信号105の立ち上がりエッジをカウント
する。カウンタ110のカウント値160はコンペアレ
ジスタ120に、カウンタ111のカウント値161は
レジスタ130に、カウンタ112のカウント値162
はレジスタ131および判断回路140にそれぞれ供給
されている。コンペアレジスタ120にはCPU103
が内部バス104を通じて設定した値が格納されてお
り、コンペアレジスタ120は、かかる値とカウント値
160とが一致すると一致信号163を発生する。一致
信号163は、カウンタ110および112、レジスタ
131、判断回路140および論理積回路171に供給
されており、一致信号163の発生に応答して、カウン
タ110および112はクリアされ、レジスタ131は
カウント値162を取り込む。このように、カウンタ1
10は一致信号163の発生によりクリアされるため、
一致信号163は一定時間毎に繰り返し発生されること
になり、かかる一定時間はコンペアレジスタ120に設
定された値により規定されることになる。以下、本実施
例において上記一定時間を周波数計測時間(t)とい
う。一方、パルス信号105はカウンタ112の他に、
カウンタ111、レジスタ130および論理積回路18
1にもそれぞれ供給されており、パルス信号105の立
ち上がりエッジに応答してカウンタ111はクリアさ
れ、レジスタ130はカウント値161を取り込む。レ
ジスタ130および131につぎつぎ格納される値16
4(以下、周期情報という)および166(以下、周波
数情報という)は、それぞれ選択回路150に供給され
ており、選択回路150は、判断回路140から供給さ
れる選択信号165がハイレベルであれば周期情報16
4を、ローレベルであれば周波数情報166を選択して
内部バス104に供給する。判断回路140は、パルス
信号105の周波数が所定の周波数より高いか低いかを
判断し、判断結果に応じて選択信号165を発生する回
路であり、その具体的な回路構成を図2に示す。
【0016】図2に示すように、判断回路140は、コ
ンペアレジスタ200、セット・リセットフリップフロ
ップ(以下、SR−F/Fという)201、Dラッチ2
02、インバータ203、論理和回路204および20
5、および遅延回路206からなり、コンペアレジスタ
200にはCPU103が内部バス104を通じて設定
した値が格納されており、コンペアレジスタ200は、
かかる値とカウント値162とが一致すると一致信号2
10を発生する。また、SR−F/F201のリセット
入力には論理和回路205および遅延回路206介し
て、またDラッチ202のクロック入力には論理和回路
205を介して一致信号163が供給されている。判断
回路140に入力された一致信号163は、遅延回路2
06により、SR−F/F201より先にDラッチ20
2に伝達される。Dラッチ202の出力は選択信号16
5である。
【0017】以下、本実施例が示すパルス計測装置の動
作について、タイミング図である図3およびフローチャ
ートである図4を参照して詳細に説明する。
【0018】まず、実際にパルス信号105を計測する
前に、CPU103は初期設定プログラムを起動し、パ
ルス計測部102の初期化を行う。初期設定は、かかる
プログラムを示すフローチャートである図4(a)に示
すように、コンペアレジスタ120および200に格納
すべき値をそれぞれ設定した後、論理和回路204を介
してSR−F/F201をセットし、つづいて論理和回
路205を介してSR−F/F201をリセットすると
ともにDラッチ202のクロック入力にクロックを入力
して終了する。これにより、初期設定プログラムの終了
時には、選択信号165はローレベルとなる。本実施例
では、コンペアレジスタ200に「3」が設定されたと
して説明を進める。
【0019】初期設定が終了すると、カウンタ110、
111および112はそれぞれカウント動作を開始する
が、初期設定の終了時、すなわち周波数計測時間t1に
は選択信号165は必ずローレベルとなっているので、
論理積回路181は、パルス信号105の論理レベルに
かかわらずその出力である割り込み信号180をローレ
ベルに保持している。その後カウンタ112のカウント
が進みカウント値162が「3」になると、一致信号2
10が発生しSR−F/F201がセットされるので、
その出力211はハイレベルとなる(タイミングA)。
一方、カウンタ110のカウントが進み、カウント値1
60とコンペアレジスタ120に設定された値とが一致
して一致信号163が発生すると、Dラッチ202はイ
ンバータ203により反転されたSR−F/F201の
反転出力を取り込む(タイミングB)。このとき、タイ
ミングAにおいて発生した一致信号210により、SR
−F/F201がセットされその出力211がハイレベ
ルであるので、選択信号165は依然としてローレベル
のままである。つづいて、遅延回路206により遅延さ
れた一致信号163がSR−F/F201のリセット入
力に供給され、SR−F/F201の出力211はロー
レベルとなる。また、上述のとおり、周波数計測時間t
1には選択信号165は必ずローレベルとなっているの
で、上記発生した一致信号163は論理積回路171を
介して割り込み信号170となり、CPU103に供給
される。
【0020】CPU103は、割り込み信号170が供
給されると、図4(b)のフローチャートに示す周波数
演算プログラムを起動する。周波数演算プログラムで
は、選択回路150が選択している周波数情報166を
読み出し、これにもとづいてパルス信号105の周波数
が演算される。割り込み信号170は、選択信号165
がローレベルを保持していれば、論理積回路171によ
り、一致信号163が発生する度に、すなわち周波数計
測時間毎にCPU103に供給されるので、CPU10
3は周波数計測時間毎にパルス信号105の周波数を演
算することになり、経時的に周波数の変化するパルス信
号105が計測されることになる。
【0021】図3のように、周波数計測時間t2および
t3についても、周波数計測時間t1の場合と全く同一
の動作により、パルス信号105が計測される。すなわ
ち、周波数計測時間内に一致信号210が発生していれ
ば、一致信号163の発生時において必ずSR−F/F
201の出力211がハイレベルとなっているので、D
ラッチ202には常にローレベルがラッチされる。した
がって、周波数計測時間内に一致信号210が発生して
いる限り、選択信号165は常にローレベルに保持され
る。
【0022】次に、周波数計測時間t4における動作を
説明する。周波数計測時間t4においては、パルス信号
105の立ち上がりエッジは2つしか検出されず、一致
信号210が発生することなく一致信号163が発生し
ている(タイミングC)。したがって、SR−F/F2
01がセットされることなく、リセットされたままの状
態でDラッチ202のクロック入力にクロックが入力さ
れるので、タイミングCで選択信号165はハイレベル
となり、周波数計測時間t5の期間はこれが保持され
る。かかる選択信号165がハイレベルになると、論理
積回路171により、一致信号163の発生にかかわら
ずCPU103には割り込み信号170が供給されなく
なる一方、論理積回路181の出力である割り込み信号
180は、パルス信号105と同一波形の信号となる。
また、選択回路150は、選択信号165がハイレベル
となったので周期情報164を選択する。
【0023】CPU103は、割り込み信号180の立
ち上がりエッジを検出すると、図4(c)に示す周期演
算プログラムを起動する。周期演算プログラムでは、選
択回路150が選択している周期情報164を読み出
し、これにもとづいてパルス信号105の周期が演算さ
れる。割り込み信号180は、選択信号165がハイレ
ベルを保持していれば、論理積回路181によりパルス
信号105が立ち上がる度に立ち上がるので、CPU1
03はパルス信号105が立ち上がる度にパルス信号1
05の周期を演算することになり、経時的に周波数の変
化するパルス信号105が計測されることになる。
【0024】また、周波数計測時間内に一致信号210
が発生しなければ、一致信号163の発生時において必
ずSR−F/F201の出力211がローレベルとなっ
ているので、Dラッチ202は常にハイレベルをラッチ
される。したがって、周波数計測時間内に一致信号21
0の発生がない限り、選択信号165は常にハイレベル
に保持される。
【0025】一方、周波数計測時間t6においては、再
び一致信号210が発生しているので、一致信号163
の発生に応答して選択信号165はローレベルに戻り、
周期測定から再び周波数測定に切り換えられることにな
る(タイミングD)。
【0026】以上の説明から明らかなとおり、本実施例
では、判断回路140が所定の周波数よりも高いと判断
すると、すなわち周波数計測時間内に一致信号210の
発生があった場合には次の周波数計測時間においては周
波数測定を行い、所定の周波数よりも低いと判断する
と、すなわち周波数計測時間内に一致信号210の発生
がなかった場合には次の周波数計測時間においては周期
測定を行っている。すなわち、周波数測定を行うと誤差
の影響が大きくなる周波数では精度の高い周期測定を行
い、周期測定を行うとCPUの負担が大きい周波数では
割り込み頻度の低い周波数測定を行うので、CPUに大
きな負担を与えることなく、広い周波数範囲において精
度の高いパルス計測を行うことができる。しかも、本実
施例においては、周波数測定から周期測定への切り換
え、および周期測定から周波数測定への切り換えにソフ
トウェアを用いることなく、ハードウェアのみによって
実現しているのですばやく切り換えられ、かつCPU1
03は周波数演算プログラムおよび周期演算プログラム
を実行するのみであるから、その負担は非常に軽い。ま
た、周波数測定から周期測定へ、および周期測定から周
波数測定へ切り換えられる周波数は、コンペアレジスタ
200に設定する値によって任意の周波数とすることが
できハード的に固定されないので、CPUの性能やパル
ス計測の目的により適宜適切な周波数に変更可能であ
る。
【0027】また、本実施例において用いた判断回路1
40は、図14に示す判断回路141であってもよい。
図14に示す判断回路141は、レジスタ1400、差
分回路1401、Dラッチ1402、論理和回路140
3および1404からなり、レジスタ1400にはCP
U103が内部バス104を通じて設定した値が格納さ
れており、差分回路1401は、レジスタ1400に設
定された値とカウント値162との大小を比較し、レジ
スタ1400に設定された値に比べてカウント値162
の方が小さければその出力1410をハイレベルに、カ
ウント値162の方が大きければ出力1410をローレ
ベルとする。かかる出力1410は、論理和回路140
3を介してDラッチ1402のデータ入力に供給されて
いる。またDラッチ1402のクロック入力には論理和
回路1404を介して一致信号163が供給されてい
る。
【0028】図14に示す判断回路141の動作は、図
2に示す判断回路140の動作とほぼ同じである。すな
わち、周波数計測時間内にカウント値162がレジスタ
1400に格納された値も超えれば、Dラッチ1402
には必ずローレベルがラッチされるので選択信号165
は常にローレベルに保持され、周波数計測時間内にカウ
ント値162がレジスタ1400に格納された値を超え
なければ、Dラッチ1402にはハイレベルがラッチさ
れるので選択信号165はハイレベルとなり、判断回路
141と同じ動作を行う。ただし、判断回路140の代
わりに判断回路141を用いた場合、初期設定プログラ
ムにおいて、SR−F/F201をセットするステップ
およびSR−F/F201をリセットするステップは、
論理和回路1403を介してDラッチ1402のデータ
入力にハイレベルを供給しつつ、論理和回路1404を
介してDラッチ1402のクロック入力にクロックを入
力するステップに置き換える必要がある。
【0029】なお、本実施例では、カウンタ112はパ
ルス信号105の立ち上がりエッジをカウントしている
が、立ち上がりおよび立ち下がりの両エッジをカウント
してもよく、この場合カウンタ112のカウント値が多
くなるので周波数測定における測定誤差をさらに小さく
することができる。
【0030】次に、本発明の他の実施例によるパルス計
測装置を示す図5について説明する。
【0031】本実施例によるパルス計測装置は、パルス
信号の周波数が高いときには周波数測定による測定結果
を、周波数が低いときには周期測定による測定結果をC
PUに供給し、CPUはかかる測定結果にもとづき演算
を実行することによりパルス計測を行うという点は前実
施例と同様であるが、本実施例では周波数測定に用いる
ハードウェアと周期測定に用いるハードウェアとを共用
し、かかる共用されるハードウェアにより、パルス信号
の周波数が高いときには周波数測定のみを行い、周波数
が低いときには周期測定のみを行うものである。また、
本実施例では、パルス信号の周波数が所定の周波数より
も低くなったことを判断するのはハードウェアにより行
い、所定の周波数よりも高くなったことを判断するのは
ソフトウェアにより行っている。
【0032】すなわち、図5に示すように、本実施例に
よるパルス計測装置を有するマイクロコンピュータ50
0は、周波数が経時的に変化するパルス信号105を発
生するパルス発生器101からのパルス信号105を計
測している。マイクロコンピュータ500はワンチップ
に集積されたマイクロコンピュータであり、パルス計測
部502、CPU503および内部バス504を含んで
いる。パルス計測部502は、カウンタ510および5
12、キャプチャ/コンペアレジスタ520、レジスタ
531、判断回路140および論理積回路181を含ん
でおり、カウンタ510はCPU503の動作クロック
である内部クロック信号506の立ち上がりエッジをカ
ウントし、カウンタ512はパルス信号105の立ち上
がりエッジをカウントする。カウンタ510のカウント
値560はキャプチャ/コンペアレジスタ520に、カ
ウンタ512のカウント値562はレジスタ531およ
び判断回路140にそれぞれ供給されている。判断回路
140は、図2に示したものと同一の回路構成である。
【0033】図6は、キャプチャ/コンペアレジスタ5
20の具体的な回路構成を示す図である。図のように、
キャプチャ/コンペアレジスタ520は、データラッチ
600、フラグ601および602、選択回路603、
論理和回路604および論理積回路605からなり、デ
ータラッチ600は、ラッチ信号614が入力されるた
ときに選択回路603により選択されているデータを取
り込む。選択回路603は、フラグ601がセットされ
ている場合にはカウンタ値560をデータラッチ600
に供給し、リセットされている場合には内部バス504
とデータラッチ600とを接続する。また、フラグ60
1および602は、ともに内部バス504を通じてCP
U503によりセットまたはリセットされる。また、デ
ータラッチ600は設定された値とカウント値560と
が一致すると一致信号615を発生する。一致信号61
5は、論理積回路605に供給されており、論理積回路
605は、フラグ602がセットされているとき、一致
信号615を割り込み信号570として出力する。した
がって、キャプチャ/コンペアレジスタ520は、フラ
グ601および602がともにセットされている場合は
カウント値560との一致を検出するコンペア動作を行
い、フラグ601がセットされフラグ602がリセット
されている場合は割り込み信号580の発生に応答して
カウント値560を取り込むキャプチャ動作をすること
になる。なお、カウンタ510は割り込み信号570に
よりクリアされるので、キャプチャ/コンペアレジスタ
520がコンペア動作を続けている場合には、割り込み
信号570は一定時間毎に繰り返し発生されることにな
り、かかる一定時間はデータラッチ600にラッチされ
た値により規定されることになる。以下、本実施例にお
いて上記一定時間を周波数計測時間という。
【0034】図5に示すように、割り込み信号570
は、CPU503、カウンタ510および512、レジ
スタ531および判断回路140に供給されており、割
り込み信号570の発生に応答して、カウンタ510お
よび512はクリアされ、レジスタ531はカウント値
562を取り込む。また、カウンタ510および512
は、内部バス504を通じてCPU503が供給するク
リア信号590および591によってもそれぞれクリア
される。
【0035】次に、本実施例が示すパルス計測装置の動
作について、タイミング図である図7およびフローチャ
ートである図8、図9および図10を参照して詳細に説
明する。
【0036】まず、実際にパルス信号105を計測する
前に、CPU503は初期設定プログラムを起動し、パ
ルス計測部502の初期化を行う。初期設定は、図8に
示すフローチャートにしたがって行われる。初期設定で
は、まずキャプチャ/コンペアレジスタ520内のフラ
グ601をリセットし、これにより選択された内部バス
504を通じてデータラッチ600に格納すべき値を設
定した後、フラグ601および602をともにセットす
る。次に論理和回路204を介してSR−F/F201
をセットし、つづいて論理和回路205を介してSR−
F/F201をリセットするとともにDラッチ202の
クロック入力にクロックを入力し、最後にクリア信号5
90および591によりカウンタ510および512を
ともにクリアして終了する(タイミングE)。これによ
り、初期設定プログラムの終了時には、選択信号165
はローレベルとなり、またキャプチャ/コンペアレジス
タ520はコンペア動作を行う。本実施例では、コンペ
アレジスタ200に「4」が設定されたとして説明を進
める。
【0037】初期設定が終了すると、カウンタ510お
よび512はそれぞれカウント動作を開始するが、初期
設定の終了時、すなわち周波数計測時間t11には選択
信号165は必ずローレベルとなっているので、論理積
回路581は、パルス信号105の論理レベルにかかわ
らずその出力である割り込み信号580をローレベルに
保持している。その後カウンタ512のカウントが進
み、カウント値562が「4」になるとSR−F/F2
01がセットされるので、その出力211はハイレベル
となる(タイミングF)。一方、カウンタ510のカウ
ントが進み、カウント値560とデータラッチ600に
設定された値とが一致して一致信号615が発生する
と、フラグ602がセットされているので、割り込み信
号570が発生する(タイミングG)。これにより、レ
ジスタ531はカウント値562を取り込み、カウンタ
510および512がクリアされる。また、Dラッチ2
02はインバータ203により反転されたSR−F/F
201の反転出力を取り込む。このとき、タイミングF
において発生した一致信号210により、SR−F/F
201がセットされその出力211がハイレベルである
ので、選択信号165は依然としてローレベルのままで
ある。つづいて、遅延回路206により遅延された一致
信号163がSR−F/F201のリセット入力に供給
され、SR−F/F201の出力211はローレベルと
なる。さらに、割り込み信号570はCPU503にも
供給される。
【0038】CPU503は、割り込み信号570が供
給されると、図9のフローチャートに示す周波数演算プ
ログラムを起動する。周波数演算プログラムでは、レジ
スタ531が格納している周波数情報566を読み出
し、これにもとづいてパルス信号105の周波数が演算
される。割り込み信号570は、フラグ602がセット
されていれば、論理積回路605により周波数計測時間
毎に発生するので、CPU503は周波数計測時間毎に
パルス信号105の周波数を演算することになり、経時
的に周波数の変化するパルス信号105が計測されるこ
とになる。
【0039】図7のように、周波数計測時間t21につ
いても、周波数計測時間t11の場合と全く同一の動作
により、パルス信号105が計測される。すなわち、周
波数計測時間内に一致信号210が発生していれば、割
り込み信号570の発生時において必ずSR−F/F2
01の出力211がハイレベルとなっているので、Dラ
ッチ202には常にローレベルがラッチされる。したが
って、周波数計測時間内に一致信号210が発生してい
る限り、選択信号165は常にローレベルに保持され
る。
【0040】次に、周波数計測時間t31における動作
を説明する。周波数計測時間t31においては、パルス
信号105の立ち上がりエッジは2つしか検出されず、
一致信号210が発生することなく割り込み信号570
が発生している(タイミングH)。したがって、SR−
F/F201がセットされることなく、リセットされた
ままの状態でDラッチ202にクロックが入力されるの
で、タイミングHで選択信号165はハイレベルとな
り、論理積回路581の出力である割り込み信号580
は、パルス信号105と同一波形の信号となる。
【0041】CPU503は、割り込み信号580の立
ち上がりエッジを検出すると、図10に示す周期演算プ
ログラムを起動する。周期演算プログラムでは、まずフ
ラグ602がセットされているかリセットされているか
をチェックする。これがセットされていれば、フラグ6
02をリセットした後クリア信号590によりカウンタ
510をクリアし、実際に周期演算を実行することなく
終了する。これにより、フラグ601はセット、フラグ
602はリセットとなるので、キャプチャ/コンペアレ
ジスタ520は割り込み信号580に応答したキャプチ
ャ動作をすることとなる。一方、フラグ602がセット
されていれば、フラグ601を一旦リセットし、これに
より選択された内部バス504を通じてデータラッチ6
00に格納された値を読み出し(以下、内部バス504
を通じて読み出されるデータラッチ600の値を「周期
情報」という)、これにもとづいて周期演算を実行した
後、フラグ601を再びセットする。つづいて、周期情
報と所定の値との大小を判断し、周期情報が所定の値よ
りも小さければクリア信号590によりカウンタ510
をクリアして終了する。一方、周期情報が所定の値より
も大きければ周期演算プログラムを終了し、前述の初期
設定プログラムを起動する。以上が周期演算プログラム
であるが、はじめにフラグ602をチェックするのは、
割り込み信号580の発生が1回目のものか2回目以降
のものかを判断するためである。すなわち、データラッ
チ600はキャプチャレジスタとコンペアレジスタを兼
ねているため、割り込み信号580の発生が1回目であ
る場合には、データラッチ600にはまだ周期情報が格
納されていないからである。したがって、タイミングH
における割り込み信号580の発生では周期演算は行わ
れず、タイミングI以降の割り込み信号580の発生に
おいて実際の周期演算が実行されることになる。一方、
周期演算プログラムにおいて周期情報と所定の値との大
小を判断しているのは、パルス信号105の周期が再び
所定の周期よりも短くなると(所定の周波数よりも高く
なると)割り込みが頻発し、再び周波数測定に復帰させ
る必要があるからである。以上のように、一度割り込み
信号580が発生し、キャプチャ/コンペアレジスタ5
20がキャプチャ動作となると、周期情報が所定値より
も小さい限りキャプチャ動作を続け、周期情報が所定値
よりも大きくなるとキャプチャ/コンペアレジスタ52
0は初期化され、コンペア動作に復帰することになる。
図7では、タイミングJにおいて周期情報が上記所定値
よりも小さくなり、初期設定プログラムが起動されてい
る。これにより、その後は再び周波数測定が行われるこ
とになる。
【0042】以上の説明したとおり、本実施例では、経
時的に周波数の変化するパルス信号105の周波数が、
所定の周波数よりも低下したことの検出はハードウェア
によって行い、所定の周波数よりも高くなったこと検出
はソフトウェアによって行って、周波数および周期それ
ぞれの測定において必要なハードウェアをキャプチャ/
コンペアレジスタ520を用いることにより共用してい
る。したがって、ハードウェアの増加を最小限に抑えつ
つ、CPU503に大きな負担を与えずに広い周波数範
囲において精度の高いパルス計測を行うことができる。
また、周波数測定から周期測定へ切り換えるべき周波数
と、周期測定から周波数測定へ切り換えるべき周波数と
は、コンペアレジスタ200に設定する値および周期演
算プログラムにおいて設定した値によってそれぞれ独立
に定めることができるため、周波数測定から周期測定へ
切り換えるべき周波数を低めに設定し、周期測定から周
波数測定へ切り換えるべき周波数を高めに設定すること
により、周波数測定と周期測定の切り換え頻度を低くす
ることができる。
【0043】また、本実施例においても、判断回路14
0を判断回路141に置き換えてもよい。この場合も、
初期設定プログラムにおいて、SR−F/F201をセ
ットするステップおよびSR−F/F201をリセット
するステップは、論理和回路1403を介してDラッチ
1402のデータ入力にハイレベルを供給しつつ、論理
和回路1404を介してDラッチ1402のクロック入
力にクロックを入力するステップに置き換える必要があ
る。
【0044】また、本実施例でも、カウンタ512はパ
ルス信号105の立ち上がりエッジをカウントしている
が、立ち上がりおよび立ち下がりの両エッジをカウント
してもよく、この場合カウンタ512のカウント値が多
くなるので周波数測定における測定誤差をさらに小さく
することができる。
【0045】また、CPUの処理速度が十分速い場合、
パルス信号の周波数が所定の周波数よりも低下したこと
の検出および所定の周波数よりも高くなったこと検出を
ともにソフトウェアによって行うこともでき、この場合
判断回路140が不要となるので、ハードウェアとして
は、キャプチャ/コンペアレジスタ、レジスタおよび2
つのカウンタだけで実現できる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
経時的に周波数の変化するパルス信号の計測を広い周波
数範囲において正確に行うことができる。また、周波数
測定および周期測定をそれぞれ独立のハードウェアによ
って行うことにより、CPUに大きな負担を与えること
なく正確なパルス計測を行うことができ、一方キャプチ
ャ/コンペアレジスタを用いて周波数測定および周期測
定を共通に行うことにより、ハードウェアの増加を抑え
つつ正確なパルス計測を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のパルス計測装置を有するシ
ステムブロック図。
【図2】図1に示した判断回路140の回路図。
【図3】本発明の一実施例の動作を示すタイミング図。
【図4】本発明の一実施例における初期設定プログラム
(a)、周波数演算プログラム(b)および周期演算プ
ログラム(c)を示すフローチャート。
【図5】本発明の他の実施例のパルス計測装置を有する
システムブロック図。
【図6】図5に示したキャプチャ/コンペアレジスタ5
20を詳細に示す図。
【図7】本発明の他の実施例の動作を示すタイミング
図。
【図8】本発明の他の実施例における初期設定プログラ
ムを示すフローチャート。
【図9】本発明の他の実施例における周波数演算プログ
ラムを示すフローチャート。
【図10】本発明の他の実施例における周期演算プログ
ラムを示すフローチャート。
【図11】本発明の従来例を示す図。
【図12】本発明の従来例の動作を示すタイミング図。
【図13】本発明の従来例において測定誤差が生じる理
由を説明する図。
【図14】判断回路141を示す図。
【符号の説明】
100,500……マイクロコンピュータ、 101…
…パルス発生器、 102,502……パルス計測部、
103,503……CPU、 104,504……内
部バス、 105……パルス信号、 106,506…
…内部クロック信号、 110〜112,510,51
2……カウンタ、 120,200……コンペアレジス
タ、 130,131,531,1400……レジス
タ、 140,141……判断回路、 150,603
……選択回路、 160〜162,560,562……
カウント値、 163,615……一致信号、 16
4,564……周期情報、 165……選択信号、 1
66,566……周波数情報、170,180,57
0,580……割り込み信号、 171,181,58
1,605……論理積回路、 201……セット・リセ
ットフリップフロップ、202,1402……Dラッ
チ、 203……インバータ、 204,205,60
4,1403,1404……論理和回路、 206……
遅延回路、 520……キャプチャ/コンペアレジス
タ、 590,591……クリア信号、 600……デ
ータラッチ、 601,602……フラグ、 614…
…ラッチ信号、 1401……差分回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック信号とパルス信号とを受け、前
    記クロック信号にもとづき前記パルス信号の周波数およ
    び周期を計測するパルス計測装置であって、単位クロッ
    ク数当たりのパルス数を計数する第1の手段と、単位パ
    ルス数当たりのクロック数を計数する第2の手段と、前
    記パルス信号にもとづいて前記第1の手段および前記第
    2の手段のいずれか一方を選択し、前記選択された一方
    の手段の計数結果を出力する第3の手段とを備えるパル
    ス計測装置。
  2. 【請求項2】 経時的に周波数が変化するパルス信号の
    周波数および周期を逐次測定するパルス計測装置であっ
    て、所定時間毎に制御信号を発生するタイマと、前記制
    御信号によってクリアされ前記パルス信号のアクティブ
    エッジをカウントするカウンタと、前記制御信号の発生
    時において前記カウンタのカウント値が所定の値を超え
    ていないときには選択信号を第1の論理レベルとし、前
    記制御信号の発生時において前記カウンタのカウント値
    が所定の値を超えているときには選択信号を第2の論理
    レベルとする判断回路と、前記選択信号が第1の論理レ
    ベルであることに応答して前記パルス信号の周期を演算
    し、前記選択信号が第2の論理レベルであることに応答
    して前記パルス信号の周波数を演算するCPUとを備え
    るパルス計測装置。
  3. 【請求項3】 経時的に周波数が変化するパルス信号の
    周波数および周期を逐次測定するパルス計測装置であっ
    て、所定時間毎に制御信号を発生するタイマと、クロッ
    ク信号をカウントし前記パルス信号のアクティブエッジ
    に応答してクリアされる第1のカウンタと、前記パルス
    信号のアクティブエッジをカウントし前記制御信号に応
    答してクリアされる第2のカウンタと、前記パルス信号
    のアクティブエッジに応答して前記第1のカウンタのカ
    ウント値を格納する第1のレジスタと、前記制御信号に
    応答して前記第2のカウンタのカウント値を格納する第
    2のレジスタと、前記制御信号の発生時において前記カ
    ウンタのカウント値が所定の値を超えていないときには
    選択信号を第1の論理レベルとし、前記制御信号の発生
    時において前記カウンタのカウント値が所定の値を超え
    ているときには選択信号を第2の論理レベルとする判断
    回路と、前記選択信号が第1の論理レベルであるときに
    は前記パルス信号のアクティブエッジに応答して前記第
    1のレジスタに格納された値にもとづき前記パルス信号
    の周期を演算し、前記選択信号が第2の論理レベルであ
    るときには前記制御信号に応答して前記第2のレジスタ
    に格納された値にもとづき前記パルス信号の周波数を演
    算するCPUとを備えるパルス計測装置。
  4. 【請求項4】 経時的に周波数が変化するパルス信号の
    周波数および周期を逐次測定するパルス計測装置であっ
    て、クロック信号をカウントする第1のカウンタと、前
    記パルス信号のアクティブエッジをカウントする第2の
    カウンタと、割り込み信号の発生に応答して前記第1の
    カウンタのカウント値を取り込む第1の状態および設定
    値と前記第1のカウンタのカウント値との一致を検出す
    ると一致信号を発生する第2の状態をもつキャプチャコ
    ンペアレジスタと、前記一致信号の発生時における前記
    第2のカウンタのカウント値を取り込むレジスタと、前
    記一致信号の発生時において前記第1のカウンタのカウ
    ント値が所定の値を超えていないときには前記キャプチ
    ャコンペアレジスタを第1の状態とするとともに前記パ
    ルス信号のアクティブエッジに応答して前記割り込み信
    号を発生し、前記一致信号の発生時において前記第1の
    カウンタのカウント値が所定の値を超えているときには
    前記キャプチャコンペアレジスタを第2の状態とする判
    断回路と、前記割り込み信号に応答して前記キャプチャ
    コンペアレジスタに格納された前記第1のカウンタのカ
    ウント値にもとづき前記パルス信号の周期を演算し、前
    記一致信号に応答して前記レジスタに格納された値にも
    とづき前記パルス信号の周波数を演算するCPUとを備
    えるパルス計測装置。
  5. 【請求項5】 前記パルス信号は、自動車の車輪の回転
    速度に応じた周波数をもつパルス信号であることを特徴
    とする請求項1または2または3または4記載のパルス
    計測装置。
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CN105866542A (zh) * 2016-05-23 2016-08-17 南京航空航天大学 一种高精度滑动测频法
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