JP3006920U - うなぎの冷凍保存食品 - Google Patents

うなぎの冷凍保存食品

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JP3006920U
JP3006920U JP1994008758U JP875894U JP3006920U JP 3006920 U JP3006920 U JP 3006920U JP 1994008758 U JP1994008758 U JP 1994008758U JP 875894 U JP875894 U JP 875894U JP 3006920 U JP3006920 U JP 3006920U
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JP1994008758U
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Inventor
冨夫 酒井
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有限会社たけ宗
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 うなぎの柔らかさと風味をそのまま閉じこめ
た状態で冷凍保存することのできるうなぎの冷凍保存食
品を提供すること。 【構成】 調理したうなぎの身1を真空パック2に充填
して急速冷凍加工したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
調理済のうなぎを冷凍保存容器に充填したうなぎの冷凍保存食品に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、製品化されている冷凍食品は、マグロなどの水産物が197種、野菜な どの農産物が105種、牛肉などの畜産物が51種、フライ・天ふら・揚げ物の 調理食品470種、フライ類以外のハンバーグ・シューマイなどの調理食品72 0種、菓子類130種など総数で約1700種類もの食品が流通している。これ らの冷凍食品は、今や子供のお弁当のおかずや亭主の晩酌のつまみのみならず、 学校給食やレストラン、ホテルのメニューまで主食として幅広く活用されている 。最近の統計では、日本人が1年間に消費する冷凍食品の量は90万トン以上と 言われ、これは単純に国民一人当たり7kgの冷凍食品を食していることになる 。一方、食品保存技術には、冷凍,乾燥,塩漬,砂糖漬,缶詰,レトルト,くん 煙,添加物による保存方法が知られているが、その中でも冷凍保存は最も食品の おいしさや鮮度がそのまま維持される食料品保存方法である。この冷凍保存は、 もともとエスキモーなどの厳寒地に住む民族の経験的な生活の知恵を起源として おり、この原理に着目して科学的な研究や機械的な冷凍,輸送,保管などの技術 開発に初めて着手したのはアメリカ合衆国の農務省である。アメリカ農務省は、 第二次世界大戦が終了すると、直ぐに冷凍食品の製造と保存に関する研究に着手 し、その後、農務省の研究所を中心に産学共同で10年間に渡って大規模な研究 がされた。そして、これらの研究の成果は1960年に一般に公表された。
【0003】 一般的に食品は冷凍していくと0〜マイナス5度付近で一時的に温度の降下が 緩やかになるが、この温度帯は最大氷結結晶生成温度帯と呼ばれ、食品中の水分 の多くが氷結する為である。普通、純粋な水は零度で氷となるが、食品中の水分 は塩類や糖類などが含まれているため零度では凍らずマイナス1〜2度で凍りは じめる。食品の中の水が凍り始めて氷の結晶が大きく成長し、体積が膨張すると 食品の組織が壊されていく。また、水分のみが凍結して水に溶けていた食品成分 が濃縮される結果となり、これがタンパク質の変性などを引き起こす。これらの 現象が進むと、食品のおいしさが損なわれることになる。そこで、最近では食品 を冷凍保存する際に、低温で急速に凍結させ(急速凍結)食品組織内の水分をそ のまま小さな氷結晶として氷結させるようにする。また、長期間保存する場合は 、保存温度が高いと凍結された食品中の氷が徐々に成長しやがて組織破壊を起こ すことになるため、まず急速凍結させて氷の大きさを小さく揃え、更に、保存温 度を十分低くして(深度凍結)未凍結水分を少なくし、かつ保存中の温度変化を 少なくすることが行われている。また大体の食品はマイナス18度以下で暗所保 存することが一般的に知られているが、これはアメリカの農務省の研究によると 、大体の食品はマイナス18度以下で暗所保存し、保存中の温度変化がない場合 は1年間は品質の変化がないことが確認されている。このため、国際的に冷凍食 品の保存温度はマイナス18度に定められている。このように、最近の食品冷凍 保存技術の進歩は、冷凍することによる食品の品質の変化を冷凍前と比較しても 、実用的にほとんど見分けがつかない状態にまで進歩した。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このように上記従来の技術が進歩して各種の食品を冷凍保存するこ とが可能になったとしても、調理済みのうなぎの場合、素材の軟らかさとたれに よるうなぎの旨味をそのまま閉じこめて冷凍保存することは、従来の技術では不 可能であった。何故ならば、焼いてたれを付け調理済みのうなぎをそのまま冷凍 保存すると、うなぎが硬化して風味が急激に低下することになるので、これを解 凍したとしても、うなぎ本来の風味を味あうことが事実上不可能になるといった 問題があったからである。そこで、本考案はこのような問題点を解決するために 成されたものであり、うなぎの柔らかさと風味をそのまま閉じこめた状態で冷凍 保存することのできるうなぎの冷凍保存食品の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために成された本考案は、内臓を取り除いて背中または腹 の部分で開き、表面に焦目ができる様に適度に焼いたうなぎを、うなぎのたれに 浸した後、所定の容器に真空パック処理すると共に冷凍保存加工を行なうことを 特徴としたうなぎの冷凍保存食品を要旨としている。
【0006】
【作用】
本考案のうなぎの冷凍保存食品によれば、まず、内臓を取り除いて背中または 腹の部分で開いたうなぎを、表面に焦目ができる様になるまで適度に焼く。 次に、焼いたうなぎをたれに浸した後所定の容器に真空パック処理すると共に冷 凍保存加工を行なう。この作用により、うなぎの身は、軟らかさと風味を保った 状態で冷凍保存されることになる。
【0007】
【実施例】
本考案のうなぎの冷凍保存食品の実施例について、図面に基づき説明する。 図1は本考案の実施例であるうなぎの冷凍保存パックを表わした斜視図である。 本実施例のうなぎの冷凍保存パックは、図に示す如く、調理したうなぎの身1を 真空パック2に充填して急速冷凍加工したものである。
【0008】 次に、以上の構成からなる本実施例のうなぎの冷凍保存パックの作用・効果に ついて説明する。図2は本実施例の作用説明図である。まず、調理するために内 臓を取り除いて開いたうなぎ1を、炭,ガス,電気等の加熱バーナー3の上に載 置した魚焼網4の上に載せ、これを表面に焦目ができる様になるまで焼く。そし て、適当に焼けたところでうなぎのたれに浸し、この身を図1に示した様に直ぐ に真空パックに充填して冷凍加工する。この作用により、本実施例のうなぎの冷 凍保存パックは、食する時に冷蔵庫から取り出し、電子レンジ等で解凍して加熱 するだけで、調理した際のうなぎの微妙な風味と軟らかをそのまま味合うことが できるようになる。
【0009】
【考案の効果】
以上、詳述したように、本考案のうなぎの冷凍保存食品は、内臓を取り除いて 背中または腹の部分で開き、表面に焦目ができる様に適度に焼いたうなぎを、う なぎのたれに浸した後、所定の容器に真空パック処理すると共に冷凍保存加工を 行なうようにしたことで、今までなかったうなぎの冷凍食品を実現させると共に 冷蔵庫から取り出して、電子レンジで解凍・加熱するだけで、調理した際のうな ぎの微妙な風味と軟らかをそのまま味合うことができるようになる画期的考案で ありその食料品業界に与える恩恵は図り知れないものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例であるうなぎの冷凍保存パック
を表わした斜視図である。
【図2】本実施例のうなぎの冷凍保存パックの作用説明
図である。
【符号の説明】
1 調理したうなぎの身 2 真空パック 3 加熱バーナー 4 魚焼網

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内臓を取り除いて背中または腹の部分で
    開き、表面に焦目ができる様に適度に焼いたうなぎを、
    うなぎのたれに浸した後、所定の容器に真空パック処理
    すると共に冷凍保存加工を行なうことを特徴としたうな
    ぎの冷凍保存食品。
JP1994008758U 1994-07-20 1994-07-20 うなぎの冷凍保存食品 Expired - Lifetime JP3006920U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0663536U (ja) * 1993-02-12 1994-09-09 中興化成工業株式会社 耐熱性積層コンベアベルト

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