JP3006762B1 - プリフォ―ムのゲ―トカット装置 - Google Patents

プリフォ―ムのゲ―トカット装置

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JP3006762B1
JP3006762B1 JP10390499A JP10390499A JP3006762B1 JP 3006762 B1 JP3006762 B1 JP 3006762B1 JP 10390499 A JP10390499 A JP 10390499A JP 10390499 A JP10390499 A JP 10390499A JP 3006762 B1 JP3006762 B1 JP 3006762B1
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gate
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cut
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正治 国分
利夫 川島
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株式会社カネショー
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Abstract

【要約】 【課題】 プリフォームのゲートカット面を水平にカッ
トすることができないとともに、切り残しが生じるおそ
れがあった。 【解決手段】 プリフォームを搬入する搬入機構と、プ
リフォームを搬送しながらゲートをカットするカット機
構と、ゲートをカットされたプリフォームを排出する排
出機構とからなり、前記搬入機構を一対のガイドバーか
らなるシュートとによって搬入されたプリフォームの口
部を係止して所定の間隔で搬送するように構成し、ま
た、前記カット機構を外周部に所定のピッチで設けた凹
部によってプリフォームを受け取って回転搬送し、前記
送り車と同軸で回転するゲートカッターが回転移動しな
がら上昇して挟み切り、ゲートカッターが下降するとき
にゲートを引き離すように構成し、前記排出機構は、プ
リフォームの口部を係止するように所定の隙間を明けて
一対のガイドバーを配設してなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、射出成形したに
軸延伸ブロー成型用プリフォームのゲートカット装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリフォームのゲートをカットす
る装置は、射出成形したプリフォームの口部を保持して
カッターの上方まで搬送し、プリフォームを固定した状
態でカッターを水平移動させるか、回転刃を押し付けて
カットしている。例えば、カッターを水平移動させる例
として、特開平4−232701号に開示されている
「プリフォームのゲートカット方法」がある。これは、
プリフォームの口部を保持してゲートカッター装置の上
方に移送し、カッターを上昇させた後、駆動装置により
カッターを水平移動させてカットするものである。ま
た、回転刃を押し付けてカットする例として特開平9−
277322号に記載されている「プリフォームの回転
式ゲートカット方法とその装置」がある。これは、固定
治具に保持したプリフォームに対して回転するカッター
を下降させてカットするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来一般
に行われているゲートカット方法は、いずれもカッター
を一方向から移動させてゲートをカットする方法であ
り、次のような問題がある。即ち、カッターを逃がすた
めにカッターが当接する側とは反対側には押さえがなく
フリーになっているために、ゲートがカッターの押圧力
によってわずかに変形する。この変形によって、図8
(イ)に示すように、プリフォームPのゲートGを水平
にカットできずカット面Aが傾斜したり、あるいは、ゲ
ートGを完全に切断することができずに一部がヒンジB
となってプリフォームPの底面に接続した状態で残って
しまうことがある。
【0004】そこで、この発明は、上記課題を解決する
ためになされたものであって、プリフォームのゲートカ
ット面を水平に、しかもゲートを完全に切り取ることが
できるプリフォームのゲートカット装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明に係るプリフォームのゲートカット装置
は、プリフォームを搬入する搬入機構と、プリフォーム
を搬送しながらゲートをカットするカット機構と、ゲー
トをカットされたプリフォームを排出する排出機構とか
らなる。前記搬入機構は、プリフォームの口部を係止す
るように所定の隙間を明けた一対のガイドバーからなる
シュートと、前記シュートから搬入されたプリフォーム
の口部を係止する搬送路と、プリフォームに当接して前
記搬送路内を所定の間隔で搬送するように送りアームを
突設したコンベアとを備えている。また、前記カット機
構は、プリフォームの口部を係止する搬送路を円弧状に
設けて前記搬入機構の搬送路と連通させ、前記搬送路の
搬出機構側を次第に上昇する傾斜面と水平面となし、プ
リフォームの胴部を嵌合する凹部を外周部に所定のピッ
チで形成した送り車を回転自在に軸支するとともに、前
記凹部が搬送路内を回転移動するようになし、前記送り
車と同軸で回転する回転板にゲートカッター部を前記凹
部のピッチと同一ピッチで取り付けてなり、前記ゲート
カッター部は、下端にキャスターを有しコイルバネによ
って下方に付勢されるロッドの上部にロッドが押し上げ
られたときに挟むようにした一対のカッターを向かい合
わせに設けてなる。そして、前記キャスターは走行中に
ゲートカッター部が回転移動中に次第に上昇する傾斜面
と水平面を有するレール上を走行するようになし、前記
排出機構は、プリフォームの口部を係止するように所定
の隙間を明けて一対のガイドバーを配設してなる。
【0006】前記搬入機構とカット機構との間に搬送機
構を介在させてなり、前記搬送機構は、搬入機構の搬送
路とカット機構の搬送路と連通する搬送路と、外周部に
前記カット機構の送り車の凹部と同一ピッチでツメを突
設した送り車を設け、前記送り車のツメが搬送路内を回
転移動するように構成することができる。また、前記ゲ
ートカッター部は、一対のカッターの上方にプリフォー
ムの底部に当接する突き当て板を備えることが好まし
い。また、前記ゲートカッター部における一対のカッタ
ーは、回動するブラケットの上面に進退可能な固定台を
介して配設されており、カッターの下方にはカットされ
たゲートを排出する排出溝を設けることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態を説明する。参照する図面において、図1はこ
の発明の一実施形態に係る一部を切り欠いた装置全体の
平面図、図2及び図3プリフォームを搬入する搬入部の
側面図及び正面図、図4はカット部の説明用断面図、図
5及び図6は、カッター機構を示す正面図及び要部拡大
図、図7は、装置全体の概略を示す側面図である。図1
に示すように、プリフォームのゲートカット装置1は、
架台3に立設されたフレーム5にプリフォームPを搬入
する搬入機構7と、搬入機構7からプリフォームPを受
け取り所定の間隔に保持して搬送する搬送機構9と、搬
送されてきたプリフォームのゲートを移送しながらカッ
トするカット機構10と、ゲートをカットしたプリフォ
ームを次工程に排出する搬出機構11を備えている。
【0008】プリフォームPは、所定の隙間を有する連
続した搬送路に口部を係止されながら搬送され、搬入機
構7ではベルトに突設した送りアームによって搬送され
るが、搬送機構9とカット機構10では送り車の外周部
に嵌合し、送り車の回転によって搬送するように構成さ
れている。従って、搬送機構9とカット機構10では前
記搬送路は送り車の外周部に沿って形成されている。
【0009】前記搬入機構7は、プリフォームPを前工
程から受け入れるシュート13と、プリフォームPをそ
れぞれ1本ずつ分離して搬送するコンベア15とからな
る。シュート13は、プリフォームPの口部を係止する
ように所定の間隔を開けた一対のガイドバー13a、1
3aと、前記ガイドバー13a、13aの下方に配置さ
れプリフォームの横方向への振れを防止する一対の振れ
止めバー13bとを備えており、プリフォームPの口部
を係止し胴部を挿入するように形成されており、プリフ
ォームPがコンベア15に向かって滑り落ちるように傾
斜している。前記振れ止めバー13bは側面に固着した
ボルト13cを前記ガイドバー13aの側面に固着した
ブラケット13dの透孔に挿通し、前記ボルト13cに
ナット13eを螺合することによって一体に取り付けら
れている。従って、前記一対のガイドバー13aと振れ
止めバー13bによってプリフォームPを挿入する挿入
溝13fを形成している。挿入溝13fに供給されたプ
リフォームPは、口部をガイドバー13aの上面に係止
され、胴部は振れ止めバー13bの間に挿入されて、滑
りながらコンベア15に搬入される。
【0010】コンベア15は、図1及び図2に示すよう
に、前記プリフォームPを搬送する搬送路17内を移動
する送りアーム19を所定の間隔で設けてなる。前記搬
送路17は、所定の間隔を設けた一対の水平板17a、
17aによって形成され、搬送路17に挿入されたプリ
フォームPは口部を水平板17aの上面に係止される。
水平板17aと前記一対のガイドバー13aとは連続し
ており、挿入溝13fから滑り落ちてきたプリフォーム
Pはそのまま搬送路17に案内される。送りアーム19
は、垂直な軸に回転自在に軸支されたプーリ20aとプ
ーリ20bの間に巻回されたベルト21に水平方向に所
定の間隔で複数突設されており、搬送路17に臨んでプ
リフォームPを押しながら搬送するように構成されてい
る。前記送りアーム19は、前記一対の水平板17aの
下側にあってプリフォームPの上部に係合するように配
設されており、ベルト21と一体になって同一方向に水
平移動する。
【0011】さらに、前記プーリ20bの上面と前記水
平板17aとの間に爪車状送り車23を軸支してなる。
前記爪車状送り車23はプーリ20bと同軸に回転自在
に軸着し、外周部にツメ23aを突設してなる。前記ツ
メ23aは、一方側を凹アール面とし反対側を凸アール
面とするとともに、前記凹アール面と凸アール面とを連
続することによって十字状に突出してなる。ツメ23a
は、回転しながら先端部を挿入溝13f内のプリフォー
ムPとプリフォームPの間に挿入して1本ずつ分離して
搬送路17に送り出す。プリフォームPをツメ23aに
よって分離すると同時に、回転移動してきた前記送りア
ーム19が分離された直後のプリフォームPの背面に位
置するように構成されおり、搬送路17に送り出された
プリフォームPは、送りアーム19によって引き続いて
1本ずつ搬送路17内を搬送される。
【0012】前記搬送機構9は、プリフォームPをカッ
ト機構10に確実に受け渡すための中間機構であって、
搬送路25の下方に回転自在に配設した爪車状送り車2
7を備えている。前記搬送路25は、搬入機構7におけ
る搬送路17と連通しており、爪車状送り車27の外周
部に沿って形成されている。前記爪車状送り車27は、
図2及び図4に示すように、上段送り車27aと下段送
り車27bからなり、送り車27aと送り車27bとの
間には、後述するカット機構10の送り車の外周部を挿
入できる間隔が設けられている。そして、前記送り車2
7aと送り車27bは、それぞれ、送り車23と同様
に、外周縁に凹アール面から連続して凸アール面とした
ツメ27cを所定のピッチで突設されており、ツメ27
cは前記搬送路25内を回転するように形成されてい
る。
【0013】さらに、搬送路25のカット機構10との
接続側には、ガイドレール29が設けられている。ガイ
ドレール29は搬送路25の両側に配置されて、上面が
進行方向に向かって略台形状に形成されている。ガイド
レール29の上面は、図1において、L1の範囲では徐
々に上る傾斜面29aに形成され、L2の範囲で水平面
29bに形成され、L3の範囲で徐々に下る傾斜面29
cに形成されている。このように、搬送路25のカット
機構10との接続側を進行方向に向かって略台形状に形
成し、受け渡すプリフォームPを一旦上昇させることに
よってカット機構10側にスムーズに受け渡すことがで
きる。
【0014】搬送機構9から受領したプリフォームPの
ゲートは、カット機構10においてカットされる。カッ
ト機構10は、プリフォームPを搬送する搬送路30
と、プリフォームPを搬送する送り車31と、前記送り
車31の下方に同軸に配設され前記送り車31と一体に
回転するゲートカッター部33を備えている。前記搬送
路30は、搬送路17及び搬送路25と同様に、プリフ
ォームPを挿入可能な隙間を有し搬送路25と連通して
いる。また、搬送路30の搬出機構11側には、図7に
示すように、プリフォームPを引き上げるガイドレール
35が設けられている。前記ガイドレール35は、上面
が進行方向に向かって次第に上昇する傾斜面35aとこ
の傾斜面35aから連続している水平面35bとからな
り、搬送路30の両側に配置されてプリフォームの口部
を係止する。前記水平面35bが排出機構11に連続し
ている。
【0015】前記搬送路30内を送り車31の外周部が
回転し、送り車31の外周部は、図1に示すように、ガ
イドレール29の水平面29bから下り傾斜面29cに
かけて、前記送り車27の外周部と重なり合うように配
設されており、図4に示すように、上段送り車27aと
下段送り車27bの間に挿入されて回転する。また、送
り車31の外周部には、プリフォームPの胴部を嵌合す
る略半円形状の凹部31a、31aが形成されている。
前記凹部31a、31aのピッチは、前記送り車27の
ツメ27cのピッチと同一であって、送り車31と送り
車27との重なり合う部分を回転する際に、前記凹部3
1aとツメ27cとが一致し、送り車27から送り車3
1へプリフォームPが受け渡されるように構成されてい
る。
【0016】前記送り車31の下方には、送り車31と
同軸にゲートカッター部33が配設されている。前記ゲ
ートカッター部33は、送り車31と同軸に軸受けされ
た回転板36の外周部に所定の間隔で取り付けられ、前
記凹部31aのそれぞれ下方に位置するように配設され
ている。カッティング部37は、回転板36に固定され
た筒体39に上下方向に摺動可能なロッド40を挿通
し、前記ロッド40の上部にカッター部41を設け、下
部にキャスター43を設けてなる。前記ロッド40に
は、筒体39の下面39aとストッパー40aとの間に
コイルバネ45が取り付けられており、ロッド40は前
記コイルバネ45によって下方に付勢されている。
【0017】カッター部41は、前記筒体30の上端に
軸47によって回動自在に取り付けたブラケット49の
上面に進退可能な固定台50を介してカッター51を配
設するとともに、前記ブラケット49の下端部はロッド
40に軸53によって取り付けた取付杆52、52に軸
54によって軸支されており、従って、ロッド40が上
下動することによってブラケット49が回動し、カッタ
ー51が開閉する。前記カッター51は、ブラケット4
9の上面において前後に移動可能に取り付けた固定台5
0の上面に形成した溝に左右方向に移動可能に嵌合され
ており、ゲートとの当たり位置及びカッター51の挟み
力を調節することができる。従って、カッター51の切
れ味が悪くなったときには、カッター51を左右方向に
移動することにより当たり位置を調節することができ
る。カッター51の後端面にはブラケット49に螺合し
たボルト55が当接している。ロッド40の下端部に設
けたキャスター43は、レール57上を走行する。レー
ル57は、傾斜面57aと水平面57bからなる上面を
備え、図1のL5の範囲において敷設されている。前記
レール57の上面が水平面57bに移行した後、前記ガ
イドレール35の傾斜面35aが開始するように構成さ
れている。
【0018】また、筒体39には、プリフォームPの底
面に当接する突き当て板59がアーム60を介して前記
カッター51の上方に取り付けられている。前記突き当
て板59は、アーム60の上端に水平に固定されてい
て、上面にはプリフォームPの底面を嵌合するように凹
面59aに形成され、略中心部にゲートを挿入する透孔
59bが穿設されている。前記凹面59a及び透孔59
bは、ゲートを充分突出させカッター51によるカット
が可能なようにその深さ及び大きさが形成されている。
前記アーム60は、下面に突設したボルト等の調整部材
によって昇降可能であり、突き当て板59のカッター5
1との間隔を調整できるように構成されている。
【0019】さらに、前記カッター51の下方には切り
取ったゲートを排出する排出溝61が設けられている。
排出溝61はとい形のシュート61aを傾斜させるとと
もに、上端部に固定した支持板61bを軸47に軸支す
ることによって固定してなる。カッター51は、前記シ
ュート61aを跨ぐようにして向かい合わせて配設され
ており、切り取られたゲートはシュート61aに落下し
て排出される。
【0020】上記ゲ−トカッター部33は、コイルバネ
45によってロッド40が下方に付勢されているとき
は、ブラケット49の下端部が取付杆52,52を介し
て下方に引き下げられるために軸47を中心にしてブラ
ケットの上端部、即ち、カッター51は外方に開くこと
になる。反対に、ロッド40がコイルバネ45に抗して
押し上げられると、ブラケット49の下端部が軸47を
軸にして外方に開き、カッター51は閉じて噛み合うこ
とになる。従って、キャスター43がレール57から外
れているときは、ロッド40はコイルバネ45によって
下方に付勢されているからカッター50は開いた状態に
あり、キャスター43がレール57に載るとコイルバネ
45に抗して次第に押し上げられるから、カッター50
は閉じてゲートを挟み切る。
【0021】そして、キャスター43がレール57の水
平面57aに移動すると、プリフォームPの口部がガイ
ドレール35に係止される。ガイドレール35は次第に
上昇する傾斜面35aを有しているから、前記傾斜面3
5aによってプリフォームPは次第に持ち上げられるこ
とになる。一方、プリフォームのゲートは、完全に切り
取られていない場合でも、カッター51によって挟みつ
けれた状態で保持されているから、プリフォームの上昇
によって引き千切られることになりゲートは完全に切り
取られる。キャスター43は、プリフォームPを搬出機
構11に受け渡す直前でレール57から外れる。キャス
ター43がレール57から外れることによって、コイル
バネ45が作用してロッド40を押し下げてカッター5
0を開き、搬送機構9側へと向かう。このようにして、
送り車31の各凹部31aとゲートカット装置33とは
対で上下に配設されているから、プリフォームPを連続
して移送しながらゲートをカットすることができる。
【0022】搬出機構11は、搬入機構7と同一構成で
あって、プリフォームPの口部を係止する一対のガイド
11aと前記ガイド11aの下方に配置され、プリフォ
ームPの横振れを防止する振れ止めバー11bとからな
り、ゲートをカットしたプリフォームを次工程に排出す
るように先端が下向きに傾斜している。一対のガイド1
1aは搬送路30と連通する間隔を有し、振れ止めバー
11bとはブラケット11cによって一体に連結されて
いる。従って、搬送路30から移送されてきたプリフォ
ームPは、ゲートをカットされた後一対のガイド11a
に係止されながら排出される。
【0023】次に、上記構成の作用について説明する。
プリフォームPがシュート13から供給されると、送り
車23のツメ23cによって一つずつ搬送路17に送り
込まれる。このとき、ツメ23cによってプリフォーム
Pを搬送路17に送り込むとほぼ同時に、送りアーム1
9がプリフォームPの側面に当接してプーリ20a、2
0bに巻回されたベルト21の駆動によって搬送機構9
へと移送する。移送機構9では、前記送りアーム19に
よって搬送路25に移送されると同時に、ツメ27cが
受け継いで移送する。プリフォームPは、移送路25を
移送されながら口部がガイドレール29に係止して次第
に持ち上げられ、水平面29bから下り傾斜面29cに
かけて上段送り車27aと下段送り車27bの間に、送
り車31の外周縁部が回転しながら挿入されることによ
って、送り車31の凹部31aに受け渡される。
【0024】プリフォームPが送り車31の回転によっ
て搬送路30内を移送されると、プリフォームPの真下
に配置されたゲートカッター部33が作用する。即ち、
ゲートカッター部33が回転移動しながらキャスター4
3がレール57に乗るとコイルバネ45の付勢力に抗し
てロッド40が次第に押し上げられる。ロッド40が押
し上げられると、軸47を中心にしてブラケット49を
カッター51を閉じる方向に回動する。さらに、ゲート
カッター部33が移動してキャスター43がレール57
の水平面57bに達すると、カッター51は完全に突き
合わされてゲートを切り取る。このようにして、ゲート
はカッター50によって両側から挟み切られることにな
る。
【0025】キャスター43が水平面57bに移行した
後、プリフォームPの口部はガイドレール35の傾斜面
35aに係止され、プリフォームPはそのまま持ち上げ
られる。プリフォームPが持ち上げられると、ゲートは
カッター51に挟持されたまま下方に付勢された状態で
移送されるから、完全に挟み切られないゲートの場合に
は引き取られることになり、ゲートを完全に切り離すこ
とができる。ゲートを切り取られたプリフォームPは、
排出機構11によって排出される。
【0026】尚、上記実施形態において、搬送機構9は
プリフォームをカット機構10へスムーズに受け渡すた
めに介在させるものであって、適宜省略することは可能
である。搬送機構9を省略した場合には、搬送機構9に
代えてカット機構10を搬入機構に連続して配置すれば
よい。この場合には、カット機構10における送り車3
1及びゲートカッター部33を取り付けた回転板36
は、実施形態とは反対方向に回転させるか、搬入機構7
を反対向きに配設すればよい。
【0027】
【発明の効果】上記から明らかなように、この発明に係
るプリフォームのゲートカット装置によれば、カッター
を両側から挟み切るように配設してなるから、ゲートの
カット面を水平にすることができ、また、ゲートをカッ
ターで挟みながらプリフォームを持ち上げるようにした
から切り残すことがなく完全に切り取ることができる。
また、カッターをプリフォームと同時に回転移動させ、
プリフォームを搬送しながらゲートをカットするので生
産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る一部を切り欠いた
装置全体の平面図である。
【図2】プリフォームを搬入する搬入機構の説明用側面
図である。
【図3】プリフォームを搬入する搬入機構の説明用正面
図である。
【図4】搬入機構とカット機構の説明用断面図である。
【図5】ゲートカッター部を示す正面図である。
【図6】ゲートカッター部の要部を示す正面図である。
【図7】装置全体の概略を示す側面図である。
【図8】従来の方法によりゲートをカットしたプリフォ
ームの断面図である。
【符号の説明】
1 ゲートカット装置 3 架台 5 フレーム 7 搬入機構 9 搬送機構 10 カット機構 11 搬出機構 13 シュート 13a ガイドバー 13b 振れ止めバー 13c ボルト 13d ブラケット 13e ナット 13f 挿入溝 15 コンベア 17搬送路 17a 水平板 19 送りアーム 20a、20b プーリ 21 ベルト 23 爪車状送り車 23a ツメ 25 搬送路 27 爪車状送り車 27a 上段送り車 27b 下段送り車 27c ツメ 29 ガイドレール 30 搬送路 31 送り車 33 ゲートカッター部 35 ガイドレール 36 回転板 39 筒体 40 ロッド 41 カッター部 43 キャスター 45 コイルバネ 47 軸 49 ブラケット 50 固定台 51 カッター 53,54 軸 55 ボルト 57 レール 59 突き当て板 60 アーム 61 排出溝 カッティング部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 37/02 - 37/04 B29B 11/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリフォームを搬入する搬入機構と、プ
    リフォームを搬送しながらゲートをカットするカット機
    構と、ゲートをカットされたプリフォームを排出する排
    出機構とからなり、前記搬入機構は、プリフォームの口
    部を係止するように所定の隙間を明けた一対のガイドバ
    ーからなるシュートと、前記シュートから搬入されたプ
    リフォームの口部を係止する搬送路と、プリフォームに
    当接して前記搬送路内を所定の間隔で搬送するように送
    りアームを突設したコンベアとからなり、また、前記カ
    ット機構は、プリフォームの口部を係止する搬送路を円
    弧状に設けて前記搬入機構の搬送路と連通させ、前記搬
    送路の搬出機構側を次第に上昇する傾斜面と水平面とな
    し、プリフォームの胴部を嵌合する凹部を外周部に所定
    のピッチで形成した送り車を回転自在に軸支するととも
    に、前記凹部が搬送路内を回転移動するようになし、前
    記送り車と同軸で回転する回転板にゲートカッター部を
    前記凹部のピッチと同一ピッチで取り付けてなり、前記
    ゲートカッター部は、下端にキャスターを有しコイルバ
    ネによって下方に付勢されるロッドの上部にロッドが押
    し上げられたときに挟むようにした一対のカッターを向
    かい合わせに設け、前記キャスターは走行中にゲートカ
    ッター部が回転移動中に次第に上昇する傾斜面と水平面
    を有するレール上を走行するようになし、前記排出機構
    は、プリフォームの口部を係止するように所定の隙間を
    明けて一対のガイドバーを配設してなることを特徴とす
    るプリフォームのゲートカット装置。
  2. 【請求項2】 前記搬入機構とカット機構との間に搬送
    機構を介在させてなり、前記搬送機構は、搬入機構の搬
    送路とカット機構の搬送路と連通する搬送路と、外周部
    に前記カット機構の送り車の凹部と同一ピッチでツメを
    突設した送り車を設け、前記送り車のツメが搬送路内を
    回転移動するようにしたことを特徴とする請求項1記載
    のプリフォームのゲートカット装置。
  3. 【請求項3】 前記ゲートカッター部は、一対のカッタ
    ーの上方にプリフォームの底部に当接する突き当て板を
    有することを特徴する請求項1または2記載のプリフォ
    ームのゲートカット装置。
  4. 【請求項4】 前記ゲートカッター部における一対のカ
    ッターは、回動するブラケットの上面に進退可能な固定
    台を介して配設されており、カッターの下方にはカット
    されたゲートを排出する排出溝が設けられていることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のプリフォー
    ムのゲートカット装置。
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