JPH1022310A - 成形品の搬送及びゲート切断方法並びにその装置 - Google Patents

成形品の搬送及びゲート切断方法並びにその装置

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JPH1022310A
JPH1022310A JP17038396A JP17038396A JPH1022310A JP H1022310 A JPH1022310 A JP H1022310A JP 17038396 A JP17038396 A JP 17038396A JP 17038396 A JP17038396 A JP 17038396A JP H1022310 A JPH1022310 A JP H1022310A
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gate
cutting
molded
gates
molded article
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Nobuyuki Fujita
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送経路から別途に横方向に移動させてゲー
ト切断部を設けることがなく、しかも、カードピッチ修
正機構を不要にして、高速成形サイクルに対応可能な方
法及び装置を得ること。 【構成】 ゲートが向き合った複数組のゲートg付き成
形品wを成形金型から取り出して搬送する搬送工程3,
4と、搬送工程3,4の下流側に設けられて成形品wの
ゲートgを切断する切断工程5とを備えた成形品の搬送
及びゲート切断方法並びに装置において、一まとまりの
成形品wを搬送する途上で1又は複数の成形品を回転し
てゲートgを一方向に揃え、このゲートが一方向に揃っ
た成形品を切断工程5へ移送し、前記切断工程でゲート
付き成形品のゲートを順次切断すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲートが向き合っ
た複数組のゲート付き成形品を成形金型から取り出して
搬送する搬送工程と、前記搬送工程の下流側に設けられ
て前記成形品のゲートを切断する切断工程とを備えた成
形品の搬送及びゲート切断方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の成形品の搬送及びゲート切断方
法並びに装置においては、ゲート付き成形品はゲートが
向き合った複数組の状態で成形金型から取り出され、搬
送体によりゲート切断部に運ばれ、ゲートの切断後、他
の搬送体にて収納部へ運ばれるのが一般的である。
【0003】図12及び図13は従来の装置を示す平面
図及び正面図で、固定金型101と可動金型102との
間に成形品の取り出し及び搬送用の第1搬送体103が
出没可能に設置され、この第1搬送体103で例えばゲ
ートが向き合った二組のゲート付き成形品(ICカード
4枚)を可動金型102から取り出し、これをゲート切
断部104へ搬送する。尚、第1搬送体103には吸着
盤を備えた保持板105が設けられており、ICカード
は上下に計4枚、保持板に保持されて搬送される。
【0004】ゲート切断部104では、まず、第1搬送
体103の縦方向の保持板105が、押圧シリンダ10
6により90度回転させられて水平方向に位置し、同様
に水平方向に並べられた4枚のICカードw,wは、図
示を省略したカード置き台に載置される。次に、ICカ
ードwを載置したカード置き台が、切断箇所108へ移
送されて、ICカードwをストッパに押し付けて、位置
決め固定した後に、エア駆動されたニッパーにより、I
Cカードwのゲートgが切断される。
【0005】ゲートgが切断されたICカードwは、カ
ード置き台とともに元の位置に戻った後、再び第2搬送
体107に搬送されて、収納部109に収納される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した成形品の搬送
及びゲート切断方法並びに装置は、自動化された一般的
なものであるが、成形品が成形金型から取り出されて収
納部に運ばれる過程において、その搬送経路から別途に
横方向に移動させてゲート切断部を設けているので、横
方向に移動させる往復時間が余計にかかり、高速成形サ
イクルに対応できない不都合がある。すなわち、成形品
は、成形金型から取り出された位置から、収納部までの
間の最短経路を直線的に移送されるのではなく、一旦、
ゲート切断部が設けられている横方向への往復運動的な
移送を与儀されなくなっている。
【0007】また、カードをゲート切断部に移送するカ
ード置き台は、各カード専用に一つづつ設けられている
ので、処理済のカードを収納部に収納した後でないと、
次の未処理なカードを、カード置き台に載置することが
できず、これも、処理時間を無用に増加させる要因の一
つとなっている。
【0008】更に、カードを横方向に移動させるには、
各種の余分な搬送機構やセンサ等を必要とし、更に、こ
れらを協調動作させる制御も複雑化するので、その分、
費用が高騰すると共に、装置としての信頼性が低下する
不都合もある。
【0009】また更に、ゲート除去処理されたICカー
ドは、一定方向に揃えて、カートリッジに収納する必要
があり、ここでも、カード搬送機構が必要となるだけで
は無く、カード揃え機構も必要となる。とりわけ高速成
形サイクルに適合させるには、これらの機構を高速度且
つ高精度なものにしなければならないので、より高費化
を促進してしまう不都合がある。
【0010】本発明は、前記従来の成形品の搬送及びゲ
ート切断方法並びに装置を改良して、搬送経路から別途
に横方向に移動させてゲート切断部を設けることがな
く、高速成形サイクルに対応可能な方法及び装置を得る
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願第1請求項の発明
は、ゲートが向き合った複数組のゲート付き成形品を成
形金型から取り出して搬送する搬送工程と、前記搬送工
程の下流側に設けられて前記成形品のゲートを切断する
切断工程とを備えた成形品の搬送及びゲート切断方法に
おいて、一まとまりの前記成形品を搬送する途上で1又
は複数の成形品を回転してゲートを一方向に揃え、この
ゲートが一方向に揃った成形品を切断工程へ移送し、前
記切断工程でゲート付き成形品のゲートを順次切断する
構成の成形品の搬送及びゲート切断方法である。
【0012】本願第2請求項の発明は、成形金型から一
度に複数のゲート付き成形品を取り出して搬送する搬送
部と、前記成形品のゲートを切断する切断部とを備えた
成形品の搬送及びゲート切断装置において、前記搬送部
は、ゲート付き成形品の向きを転換する回転機構を備
え、前記切断部は、案内部と、前記案内部の途中又は出
口付近に位置するゲート切断刃と、前記ゲート付き成形
品を停止させる停止手段とを備え、前記搬送部において
ゲート付き成形品のゲートが一方向に位置するように並
び換えるとともに、前記停止手段にて前記ゲート付き成
形品を停止して、前記切断刃により当該成形品のゲート
を切断する構成の成形品の搬送及びゲート切断装置であ
る。
【0013】本願第3請求項の発明は、前記請求項2記
載の発明において、前記搬送部は、成形金型からゲート
付き成形品を取り出す第1搬送体と、前記第1搬送体か
らゲート付き成形品を受取って前記切断部へ供給する第
2搬送体を備え、前記第1搬送体及び第2搬送体のいず
れかにゲート付き成形品の向きを転換する回転機構を設
けた構成の成形品の搬送及びゲート切断装置である。
【0014】従って、成形金型から取り出された成形品
は、ゲートが向き合った複数組のものであり、各成形品
は搬送工程における搬送体等によって搬送される。この
搬送途上において、成形品は、そのゲートが一方向に位
置するように並び換えられるので、並び換えの前後で搬
送ピッチは同一であり、その結果、従来方法及び装置に
用いられていたカードピッチ修正機構は必要とされな
い。装置としては、搬送部にゲート付き成形品の向きを
転換する回転機構を備えるだけでよいので、安価に具体
化できる。
【0015】ゲートが一方向に揃った成形品は、基本的
に同一ピッチで切断工程の切断部へ移送され、この切断
部でゲート付き成形品のゲートが順次切断される。従っ
て、搬送経路から別途に横方向に移動させてゲート切断
部を設けることがない。尚、ここで用いられる停止手段
は、適宜のものでよい。
【0016】このように、本発明によれば、搬送経路か
ら別途に横方向に移動させてゲート切断部を設けること
がなく、しかも、カードピッチ修正機構を不要にして、
高速成形サイクルに対応可能な方法及び装置を得ること
ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る具体例を図
1ないし図11に基づいて説明する。
【0018】本発明は、ゲートが向き合った複数組のゲ
ート付き成形品を成形金型(後述する金型2の可動金型
2B)から取り出して搬送する搬送工程(後述する移送
装置3及び移載装置4)と、前記搬送工程の下流側に設
けられて成形品のゲートを切断する切断工程(後述する
ゲート切断部52)とを備えた成形品の搬送及びゲート
切断方法に用いられるものであって、図1に示すよう
に、一まとまりの成形品w,wを搬送する途上で1又は
複数の成形品を回転してゲートを一方向に揃え、このゲ
ートが一方向に揃った成形品を切断工程へ移送し、前記
切断工程でゲート付き成形品のゲートを順次切断する成
形品の搬送及びゲート切断方法である本例では、ゲート
g付き成形品wを、第1搬送体たる移送装置3で金型2
から取り出し(図1(A))、第1搬送体で搬送して第
2搬送体たる移載装置4の所に移送し(図1(B))、
移載装置4に成形品wを引渡す(図1(C))。この例
では、成形品wはICカードであって、ゲートgが向き
合うもの二組、計4枚、一度に搬送される。各搬送体は
吸着盤を備えてICカードを保持し、適宜必要に応じて
ICカードを離脱することができる。また、前記図1
(A)に対応する図1(a)、前記図1(B)に対応す
る図1(b)及び前記図1(C)に対応する図1(c)
に示すように、上下一組で計二組の4枚のICカード
は、各ゲートgがそれぞれ向き合っている。
【0019】尚、本例においては、成形品の搬送及びゲ
ート切断処理を2列、同時並列的にに行うものについて
説明するが、これに限らず、シンプル且つ省スペースな
一列タイプのものや、より多数列のものにも適用するこ
とができる。
【0020】前記第2搬送体たる移載装置4は、本例で
は下方のICカードを保持している吸着盤の部位がIC
カードの面(垂直面)と同一面内を180度回転可能に
設けられており、更に、全部の吸着盤が、垂直方向に位
置しているICカードが水平方向に位置するように、9
0度回転可能に設けられている。
【0021】前述した各ゲートgがそれぞれ向き合って
いる状態から、図1(D)及び図1(d)に示すよう
に、下方のICカード2枚が180度回転してゲートg
が下向きに位置し、従って4枚のICカードのゲート
g,gが下向きとなり、更に、同時又は爾後に、4枚の
ICカードは水平方向に位置させられる。この状態で、
4枚のICカードは案内部たる受領部51に移載され、
受領部51によってゲート切断部へ移送され、この切断
部でゲートが順次切断される。
【0022】本例にて説明する成形品の搬送及びゲート
切断方法を用いた成形品の製造装置1は、図2ないし図
4に示すように、複数の成形品w,wを一括して成形製
作する金型2と、製作された複数の成形品を、金型2か
ら取り出してゲート切断工程に高速移送する移送装置3
と、移送された成形品を、向きを揃えてゲート切断工程
に供給する移載装置4と、成形品のゲートを切断するゲ
ート切断工程を実行するゲート切断装置5と、ゲートの
切断処理された成形品を、マガジンに積層して収納する
収納装置6とから構成されている。
【0023】尚、本例においては、前述したように、成
形品wとしてICチップを搭載するICカードを用いた
例について説明する。
【0024】前記金型2は、単一の成形動作により、複
数の成形品wをランナーレスで一括して製作でき、成形
終了後には、それぞれ、個別に成形品wを移送すること
もできるものである。すなわち、この金型2は、成形品
に対応した所定の凹凸形状に形成された固定金型2A及
び可動金型2Bとから構成され、本例では個別に4つの
成形型が形成され、これらのゲートg部の略中央に、そ
れぞれの成形型に連通した溶融樹脂の注入孔が配設され
ている。従って、単一の成形動作により、それぞれの成
形型内に溶融樹脂が射出され、複数の成形品が一括して
製作される。尚、このような自動金型2においては、例
えば、約10秒単位の時間間隔で、成形品が製作されて
いる。
【0025】また、形成された成形品wは、可動金型2
B側に残留して、可動金型2Bに伴って移動するように
構成されている。そして、このように製作された成形品
は、同一の平面内に配置され、それぞれの成形品には、
互いに向き合った箇所にゲートgが生成されて残ってお
り、このゲートgは、後述するゲート切断装置5によ
り、除去加工される。
【0026】前記移送装置3は、成形が完了し可動金型
2Bに残留した複数の成形品wを、ゲート切断装置5を
有する切断工程経路の上流端に、迅速に一括して移送で
きるようにしている。
【0027】この移送装置3は、基端がベース台座部3
0に固定され、所定ストロークを伸縮動作する第1伸縮
アーム部31と、この第1伸縮アーム部31の先端側に
固定され、同様に所定ストロークを伸縮動作する第2伸
縮アーム部32と、更に図5及び図6に示すように、こ
の第2伸縮アーム部32の先端において、複数の成形品
w,w、個別に吸着保持する吸着具34,34を備えた
ピックアップ部33とから構成されている。
【0028】前記第1伸縮アーム部31は、エアシリン
ダを用いて、所定量、伸縮動作するようにしている。ま
た、第2伸縮アーム部32は、同様に、エアシリンダを
用いて、所定量、伸縮動作するようにしている。すなわ
ち、これらの伸縮距離は、可動金型2Bから切断工程経
路の上流端までの距離をほぼ2分割した距離とされ、両
者が伸展動作した場合には、第2伸縮アーム部先端に設
けられたピックアップ部33が、可動金型2Bに対向し
た位置に到達する一方、縮退動作した場合には、同ピッ
クアップ部が、切断工程経路の上流端に、位置するよう
にしている。
【0029】また、この製造装置1の動作時における移
送装置3の初期動作状態は、第1伸縮アーム部31が伸
長される一方、第2伸縮アーム部32が、そのピックア
ップ部33を金型2に当接する直前まで、伸長されてい
る。従って、金型2による成形終了後、すなわち、可動
金型2Bが開くと、第2伸縮アーム部32のみが、残り
の伸長距離を伸長動作することで済み、最短動作時間で
成形品wを取り出せるようにしている。
【0030】更に、これらの第1伸縮アーム部31と第
2伸縮アーム部32は、同時に伸縮動作して、成形品w
を移送し、初期位置に復帰するので、最小限の移送及び
復帰動作時間で済み、従って、複数の成形品w,wを迅
速に一括して移送することができる。
【0031】更に、ピックアップ部33は、エア吸入の
負圧により成形品を吸着保持する吸着パッドを備えた吸
着具を、可動金型2Bの成形品の位置に応じて配置して
いる。この吸着具は、エアシリンダにより僅かに前後進
する。
【0032】前記移載装置4は、移送装置3から複数の
成形品w,wを受け渡されるとともに、受け渡された成
形品を、向きを揃えて、後述する切断工程経路の上流端
に設けられた受領部51に載置するようにしている。
【0033】この移載装置4は、移送装置3と同様に、
複数の成形品w,wを個別に吸着保持するピックアップ
部41,42を備え、移送装置3によって垂直面内に配
置されて移送されてきた成形品w,wを、このピックア
ップ部41,42に受け取るとともに、ピックアップ部
41,42を水平姿勢にして、全ての成形品を、後述す
る水平姿勢の受領部51に載置するようにしている。ま
た、これと同時に、全ての成形品を、各成形品のゲート
gが切断工程経路の移動方向先方に向くように、揃える
ようにしている。
【0034】図7に示すように、この移載装置4は、水
平軸に支持され、複数の成形品を個別に吸着保持する吸
着具43を設けたピックアップ部41,42と、このピ
ックアップ部の一方(この例では下方のピックアップ部
42)を水平軸を中心に90度回転させて垂直姿勢及び
水平姿勢を採らせるピックアップ部第2駆動機構45
と、この回転動作中に、各ピックアップ部41,42を
180度回転駆動して成形品の向きを変えるピックアッ
プ部第1駆動機構44とから構成されている。
【0035】これらのピックアップ部41,42は、前
記移送装置3のピックアップ部と同様に、エア吸入の負
圧により成形品wを吸着保持する吸着パッドを備えた吸
着具43を、移送装置3により移送されてくる成形品の
位置に応じて配置している。
【0036】また、前記ピックアップ部第1駆動機構4
4は、ベース架台40に、下方のピックアップ部42の
水平軸42aを回転可能に軸支し、他方、この水平軸4
2aにベルト駆動により回転駆動力を付与するモータM
をベース架台40に設けている。
【0037】更に、ピックアップ部第2駆動機構45
は、ベース架台40を軸46の回りに90度回転するモ
ータMを備えて構成される。
【0038】前記ゲート切断装置5は、図9ないし図1
1に示すように、切断工程経路の上流端に設けられた受
領部51と、受領部51の下流に設けられたゲート切断
部52と、切断工程経路上の各部に設けられたストッパ
部51c,51cとから構成され、後述するように、受
領部51の載置板51aが所定角度に傾斜可能に設けら
れ、成形品自体が自ら滑って、この切断工程経路上を移
動するとともに、ストッパ部51cにより移動が制御さ
れ、ゲート切断部52により成形品wのゲートgを除去
加工して、切断工程経路の終端から排出するようにして
いる。
【0039】前記受領部51は、移載装置4から向きを
揃えられた複数の成形品w,wが載置される載置板51
aと、この載置板51aを所定の水平姿勢及び傾斜姿勢
に駆動する駆動機構部51bと、傾斜時に載置された成
形品の移動を所定位置に停止し、停止を解除するストッ
パ部51cを備えて構成されている。
【0040】前記載置板51aは、その切断工程経路の
上流側端が、水平な回転軸に回転可能に軸支され、他端
の下流側が、駆動機構部51bを構成する略垂直に立設
されたエアシリンダの伸縮ロッド先端に、接続されてい
る。従って、この載置板51aは、エアシリンダの伸縮
動作により、水平姿勢から、所定位置の傾斜姿勢を採れ
るようになっている。尚、図9において、載置板51a
は2つの案内路が形成されているが、一方の案内路はス
トッパ部51cのみ示している。
【0041】このストッパ部51cは、これに、切断工
程経路上に載置された成形品の前方端箇所が当接して該
成形品が停止し、本例では下流側の成形品を流してから
上流側の成形品を流すように、所定タイミングにてスト
ッパ部51cの出没動作がなされる。
【0042】尚、この受領部51には、成形品の除電処
理をするとともに、成形品の切断工程経路上の移動を促
進する除電処理機(図示を省略)が設けられている。こ
の除電処理機は、受領部51の載置板51が傾斜姿勢と
なった場合に、この受領部の送給方向の後方位置に配設
され、少なくとも、このように受領部が傾斜姿勢となっ
た場合に、切断工程経路の送給方向に沿って、除電エア
を噴出するように構成されている。従って、除電処理機
の除電エア噴出により、成形品の除電処理をするととも
に、成形品の切断工程経路上の移動が促進される。
【0043】前記ゲート切断部52は、図11に示すよ
うに、切断工程経路上の切断位置に、成形品wを所定位
置に一旦停止させるストッパ部と、この切断位置に対応
して設けられたゲート切断機構52aとから構成されて
いる。
【0044】このストッパ部は、本例の場合、2段シリ
ンダにより駆動するゲート切断刃52bに一体に形成さ
れており、ゲート切断機構52aのゲート切断刃52b
が所定位置に下降すると成形品wがストッパ部に当接し
て停止し、爾後、更にゲート切断刃52bが下降してゲ
ートgを切除するようになされている。
【0045】従って、切断工程経路上を滑って移動して
くるゲート未加工な成形品を、このストッパ部が突出動
作することにより、所定の切断位置に停止させるととも
に、ゲート除去加工を終了した成形品を、ストッパ部が
退避動作することにより、切断工程経路の下流に移動さ
せることができる。
【0046】前記ゲート切断刃52bは、基端側を2本
のエアシリンダの伸縮ロッドに接続され、このエアシリ
ンダにより、上下に2段階駆動されるように設けられて
いる。
【0047】前記収納装置6は、ゲート切断装置5から
ゲート除去処理されて送給されてくる成形品を、複数の
マガジン61,61に積層してコンパクトに収納するよ
うにしている。
【0048】すなわち、図2に示すように、回転可能に
水平に軸支されたターンテーブル62と、このターンテ
ーブル62を所定の回転位置に回転駆動する駆動機構
(図示を省略)と、ターンテーブル62に円環状に設置
され送流されてくる成形品を積層して収納するマガジン
61,61と、このマガジン内の成形品の収納状態を検
知するセンサ(図示を省略)と、このセンサ検出に基づ
き、駆動機構の駆動を制御する制御装置(図示を省略)
とから構成されている。
【0049】尚、上述した具体例においては、1セット
の金型を用いた例を説明したが、本例の装置ではゲート
除去処理を高速に行えるので、2セット以上の複数セッ
トの金型を用いて構成してもよい。また、受領部51で
は、載置された成形品の移動に2本の通路で平行的に行
ったが、これを適宜切換えて片側づつ1本のみ使用して
もよい。更に、ゲート切断刃52bにより成形品のゲー
トを切断するにあたり、成形品を停止させる停止手段
は、本例のストッパ部51cや、ゲート切断刃52bの
近傍に設けられているストッパ部等、適宜のものが用い
られるものである。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1請求項の
発明は、ゲートが向き合った複数組のゲート付き成形品
を成形金型から取り出して搬送する搬送工程と、前記搬
送工程の下流側に設けられて前記成形品のゲートを切断
する切断工程とを備えた成形品の搬送及びゲート切断方
法において、一まとまりの前記成形品を搬送する途上で
1又は複数の成形品を回転してゲートを一方向に揃え、
このゲートが一方向に揃った成形品を切断工程へ移送
し、前記切断工程でゲート付き成形品のゲートを順次切
断する構成の成形品の搬送及びゲート切断方法である。
【0051】本願第2請求項の発明は、成形金型から一
度に複数のゲート付き成形品を取り出して搬送する搬送
部と、前記成形品のゲートを切断する切断部とを備えた
成形品の搬送及びゲート切断装置において、前記搬送部
は、ゲート付き成形品の向きを転換する回転機構を備
え、前記切断部は、案内部と、前記案内部の途中又は出
口付近に位置するゲート切断刃と、前記ゲート付き成形
品を停止させる停止手段とを備え、前記搬送部において
ゲート付き成形品のゲートが一方向に位置するように並
び換えるとともに、前記停止手段にて前記ゲート付き成
形品を停止して、前記切断刃により当該成形品のゲート
を切断する構成の成形品の搬送及びゲート切断装置であ
る。
【0052】本願第3請求項の発明は、前記請求項2記
載の発明において、前記搬送部は、成形金型からゲート
付き成形品を取り出す第1搬送体と、前記第1搬送体か
らゲート付き成形品を受取って前記切断部へ供給する第
2搬送体を備え、前記第1搬送体及び第2搬送体のいず
れかにゲート付き成形品の向きを転換する回転機構を設
けた構成の成形品の搬送及びゲート切断装置である。
【0053】従って、成形金型から取り出された成形品
は、ゲートが向き合った複数組のものであり、各成形品
は搬送工程における搬送体等によって搬送され、そして
この搬送途上において、成形品は、そのゲートが一方向
に位置するように並び換えられるので、並び換えの前後
で搬送ピッチは同一であり、その結果、従来方法及び装
置に用いられていたカードピッチ修正機構は必要とされ
ない。装置としては、搬送部にゲート付き成形品の向き
を転換する回転機構を備えるだけでよいので、安価に具
体化できる。
【0054】ゲートが一方向に揃った成形品は、基本的
に同一ピッチで切断工程の切断部へ移送され、この切断
部でゲート付き成形品のゲートが順次切断される。従っ
て、搬送経路から別途に横方向に移動させてゲート切断
部を設けることがない。
【0055】このように、本発明によれば、搬送経路か
ら別途に横方向に移動させてゲート切断部を設けること
がなく、しかも、カードピッチ修正機構を不要にして、
高速成形サイクルに対応可能な方法及び装置を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る成形品の製造方法を示す概略説明
図である。
【図2】本発明に係る成形品の製造装置を示し、概略全
体の配置構成を示す平面図である。
【図3】本発明に係る成形品の製造装置を示し、概略全
体の配置構成を示す正面図である。
【図4】本発明に係る成形品の製造装置を示し、概略全
体の配置構成を示す右側面図である。
【図5】本具体例の第2伸縮アーム部を示す正面図であ
る。
【図6】本具体例の第2伸縮アーム部を示す右側面図で
ある。
【図7】本具体例の移載装置を示す正面図である。
【図8】本具体例の移載装置を示す右側面図である。
【図9】本具体例のゲート切断装置を示す平面図であ
る。
【図10】本具体例のゲート切断装置を示す正面図であ
る。
【図11】本具体例のゲート切断装置を示す拡大正面図
である。
【図12】従来例に係り、成形品の製造装置の概略構成
を示す平面図である。
【図13】従来例に係り、成形品の製造装置の概略構成
を示す正面図である。
【符号の説明】
1 成形品の製造装置 2 金型 2A 固定金型 2B 可動金型 3 移送装置 4 移載装置 5 ゲート切断装置 6 収納装置 31 第1伸縮アーム部 32 第2伸縮アーム部 33 ピックアップ部 34 吸着具 40 ベース架台 41 ピックアップ部 42 ピックアップ部 42a 水平軸 43 吸着具 44 ピックアップ部第1駆動機構 45 ピックアップ部第2駆動機構 46 軸 51 受領部 51a 載置板 51b 駆動機構部 51c ストッパ部 52 ゲート切断部 53 ストッパ部 61 マガジン 62 ターンテーブル w 成形品 g ゲート M モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲートが向き合った複数組のゲート付き
    成形品を成形金型から取り出して搬送する搬送工程と、
    前記搬送工程の下流側に設けられて前記成形品のゲート
    を切断する切断工程とを備えた成形品の搬送及びゲート
    切断方法において、 一まとまりの前記成形品を搬送する途上で1又は複数の
    成形品を回転してゲートを一方向に揃え、このゲートが
    一方向に揃った成形品を切断工程へ移送し、前記切断工
    程でゲート付き成形品のゲートを順次切断することを特
    徴とする成形品の搬送及びゲート切断方法。
  2. 【請求項2】 成形金型から一度に複数のゲート付き成
    形品を取り出して搬送する搬送部と、前記成形品のゲー
    トを切断する切断部とを備えた成形品の搬送及びゲート
    切断装置において、 前記搬送部は、ゲート付き成形品の向きを転換する回転
    機構を備え、 前記切断部は、案内部と、前記案内部の途中又は出口付
    近に位置するゲート切断刃と、前記ゲート付き成形品を
    停止させる停止手段とを備え、 前記搬送部においてゲート付き成形品のゲートが一方向
    に位置するように並び換えるとともに、前記停止手段に
    て前記ゲート付き成形品を停止して、前記切断刃により
    当該成形品のゲートを切断することを特徴とする成形品
    の搬送及びゲート切断装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送部は、成形金型からゲート付き
    成形品を取り出す第1搬送体と、前記第1搬送体からゲ
    ート付き成形品を受取って前記切断部へ供給する第2搬
    送体を備え、 前記第1搬送体及び第2搬送体のいずれかにゲート付き
    成形品の向きを転換する回転機構を設けたことを特徴と
    する請求項2記載の成形品の搬送及びゲート切断装置。
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