JPS62192247A - ダイカスト用トリミング装置における製品搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ダイカスト用トリミング装置において、トリ
ミングされた製品を該トリミング装置から機外に自動的
に搬出すると共に次工程に円滑に供給するようにした製
品搬送装置に関するものである。

（従来技術） 従来から、このようなダイカスト用トリミング装置とし
ては、例えば、特開昭５９−１４４５３３号公報に記載
された構造のものが知られている。

この装置は、フレームの上部に上下動可能な上型を設け
ると共に下部に下型と該下型取付盤とを水平方向に前後
動可能に配設してなり、該下型を機外に突出させて鋳造
品を設置したのち上型下方にまで復帰させ、上型を下動
させることによりトリミングを行ったのち、トリミング
された製品を機外にシュートを介して排出するように構
成している。

（本発明が解決しようとする問題点） しかしながら、このような装置によれば、トリミングさ
れた製品が下型から下方の下型取付盤上に落下、衝突し
て打痕等お損傷を受ける虞れがあると共に該下型取付盤
上の製品をシリンダのロッド端に取付けたブラシによっ
てシュート側に掻き寄せながら排出し、一旦、シュート
からバケソト内に収容しているため、該製品を次工程に
供給するには新たに製品の取り出しから所定の姿勢に保
持させて別な供給手段により行う必要があり、従って、
工程が一旦中断されることになって生産能率が低下し、
又、へケソト内に収納された製品の数しか次工程に供給
することができず、連続、自動化ができない等の問題点
があった。

本発明はこのような問題点を解消したダイカスト用１〜
リミング装置における製品搬送装置を提供するものであ
る。

（問題点を解決するための手段） 本発明のダイカスト用トリミング装置における製品搬送
装置は、実施例に対応する図面に示すように、フレーム
（］）の上下部に上型（４）と、下型取付盤（６）］二
に一体に設けられた下型（５）を配設して、上型（４）
の下動により鋳造品（ａ）のトリミングを行う装置にお
いて、製品の受取り高さ位置が自動調整可能な製品受取
治具（１５）を前記下型下方から機外後方に搬出可能に
すると共に、その搬出端側に、製品を次工程に供給する
ハンドリング装置（１３）を配設してなることを特徴と
するものである。

（作　　　用） ダイカスト鋳造品が上下型（４，）　（５１によって１
〜リミングされる際に、トリミングされてくる製品に追
随して下型の下方に臨ませた製品受取治具（１５）が上
下方向に移動し、該受取治具（１５）によって製品を鋳
造されたままの精度を保持した状態で位置ずれなく受止
して直ちに機外に搬出し、ハンドリング装置（１３）側
に移動する。

ハンドリング装置（１３）に達した製品受取治具（１５
）上の製品は、ハンドリング装置（１３）に受は渡しさ
れ、自動孔明け、自動組立て等の次工程に正確に供給す
るものである。

（実　施　例） 本発明の実施例を図面について説明すると、（１）は正
面門形状に形成されたフレームで、その上部中央にトリ
ミング用シリンダ（２）によって上下動する可動盤（３
）を配設し、該可動盤（３）の下面にトリミング上型（
４）を着脱自在に装着しである。

（５）はフレーム（１）の下部に、前記上型（４）に対
向させて配設した下型で、その両側脚部を下型取付盤（
６）の両側上面に着脱自在に装着され、下型（５）の下
面と下型取付盤（６）の上面間に空間部（７）が設けら
れである。

さらに、下型取付盤（６）はフレーム（１）に固定した
軸受（８）上を前後に摺動するガイド部材（９）上に一
体に固着されて前後動可焼となっである。

αωはフレーム（１）の下部後面に一体に設けたコンベ
ヤ取付台で、シリンダーよりなる上下自動調節機構（１
１）　　（１１）を前後に適宜間隔を存して取付けてあ
り、これらの上下自動調節機構（１１）　　（１１）の
上端にチェーンコンベヤ（１２）のコンベヤフレーム（
１２ａ　）を取付けである。

このチェーンコンベヤ（１２）は、そのコンベヤフレー
ム（１２ａ　）の前後端に回転自在に軸支されたホイー
ル（１２ｂ　）　　（１２ｃ　）と、これらのホイール
間に無端状に掛は渡されたローラチェーン（１２ｄ）と
、駆動電動機（１２ｅ　）とからなり、一端を前記下型
（５）と下型取付盤（６）間の空間部（７）に近接して
臨ませている一方、他端はハンドリング装置（１３）に
達しである。

（１４）はこのチェーンコンベヤ（１２）のＪ二９３　
ヲ走行するチェーン（１２ｄ　）にその後端下面を固着
した治具取付盤で、前端部上面に製品形状に合わせた嵌
入部（１５ａ　）を有する製品受取治具（１５）を着脱
自在に装着しである。

前記ハンドリング装置（１３）は、支柱（１３ａ）の上
端に旋回腕（１３ｂ　）を設け、この旋回腕（１３ｂ）
の先端に製品チャック機構（１３ｃ　）を上下動自在に
配設してなるものである。

（１６）はチェーンコンベヤ（１２）の上方に配設した
下型清掃用シリンダで、そのロッド先端にエヤブローノ
ズル（１７）を取付けてあり、該ノズルから噴出するエ
ヤによって下型（５）の上面を清掃するものである。

（１８）はフレーム（１）の上部前方に配設した製品押
込用シリンダで、そのロッド下端に押込プレート（１９
）を装着しである。

（２０）はハンドリング装置（１３）に近接した位置に
配設している自動孔明け、自動組立などの製品後処理設
備である。

このように構成した実施例の作用を述べると、下型（５
）を装着した下型取付盤（６）は、ガイド部材（９）を
前方に摺動移動させることによりフレーム＋１．１から
前方の所定位置のＡまで突出される一方、ダイカストマ
シンで鋳造された鋳造品（ａｌは取出板（図示せず）で
金型から取り出され、前記導出位置で該鋳造品ｆａｌを
下型（５）に受は渡しする。下型（５）上に載置された
鋳造品（ａ）は製品押込用シリンダ（１８）の作動によ
って押込プレート（１９）で下型（５）に押し込まれ、
その押込量の確認はシリンダ（１８）のストロークによ
って確認する。

その後、下型取付盤（６）をガイド部材（９）の後進に
よって上型（４）の下方Ｂ位置にまで復帰させ、鋳造品
（ａ）を嵌合させた下型′−）を上型（４）に対向させ
たのち、トリミング用シリンダ（２）を作動させて上型
（４）を下動させることにより第２図、第３図、第４図
の手順でトリミングを行う。

トリミングされる時に、製品の下降を正確に受は止める
上限位置に設けられた製品受取治具（１５）が製品［ａ
）の真下Ｂ位置の待機位置に待機しており、トリミング
を行うと同時に該受取治具（１５）がトリミングされる
製品（ａｌを迎えに上限位置まで上昇して製品ｆａ）を
該嵌入部（１５ａ　）に嵌合、支持したのち、製品（ａ
ｌの下降を受は止めながら下降に追随して可動する。こ
の動作は、シリンダよりなる上下自動調節機＃Ｒ（１１
）　　（１１）を上型（４）の作動に同調して作動させ
ることによりチェーンコンベヤ（１２）の上下動によっ
て自動的に行われる。

こうしてトリミング作動が終わると、チェーンコンベヤ
（１２）の駆動電動Ｒ（１２ｅ　）を作動させることに
よりローラチェーン（１２ｄ　’）を後方に走行させ、
該チェーン（１２６）に取付けた治具取付盤（１４）を
トリミング装置から搬出して製品（ａｌを収容、受止し
た受取治具（１５）をハンドリング装置（１３）の位置
Ｃまで移送する。

一方、下型（５）上に残存した鋳造品のオーバフローや
パリ等は、清掃用シリンダ（１６）のロッドを下型側に
突出させてその先端に設けたエヤブローノズル（１７）
から空気を噴出することにより下型（５ンから排出され
る。

ハンドリング装置（１３）に達した製品（ａｌは、ハン
ドリング装置（１３）の旋回腕（１３ｂ　）に装着した
チャック機構（１３ｃ　）の下降により該チャック機構
（１３ｃ　）に掴持され、しかるのち、チャック機構（
１３ｃ　）が上昇すると共に旋回腕（１３ｂ　）が回動
して製品後処理設備（２ｏ）の上方に製品ｆａ）を移送
し、製品後処理設備（２ｏ）の所定部位、例えば、自動
孔明け、自動組立等の次工程機器に鋳造されたままの精
度を保持した状態で供給するものである。

ハンドリング装置（１３）に製品（ａ）を受は渡した治
＋　（１５）は、チェーンコンベヤ（１２）によってト
リミング装置側に搬送され、次の製品の受取りに待機す
るものである。

なお、治具取付盤（１４）の搬出のための駆動装置は、
電動機以外にエアモータ、シリンダ等を採用してもよい
。又、上下自動調節機構（１１）のシリンダは、油圧シ
リンダ又はエアシリンダでよい。

（発明の効果） 以上のように、本発明のダイカスト用トリミング装置に
おける製品搬送装置によれば、フレームの上下部に上型
と、下型取付盤上に一体に設けられた下型とを配設して
、上型の下動により鋳造品のトリミングを行う装置にお
いて、製品の受取り高さ位置が自動調整可能な製品受取
治具を前記下型下方から機外に搬出可能にすると共に、
その搬出端側に、製品を次工程に供給するハンドリング
装置を配設してなるものであるから、トリミングされる
製品の下降に同調して製品受取治具を下降させながら製
品を位置ずれなく正確に該治具によって受止させること
ができ、製品を鋳造されたままの状態に保持して機外に
円滑に搬出できるものである。

さらに、その搬出端側に、製品を次工程に供給するハン
ドリング装置を配設しているので、製品を自動孔明けや
組立等の次工程に順序よく確実に供給することができ、
トリミングから次工程への連続自動工程が可能となって
生産能率の向上を図ることができるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図はその簡略
側面図、第２図乃至第４図はトリミングされた製品を受
は取る治具の作動順序を示す簡略縦断側面図である。 （１）・・・フレーム、（４）・・・上型、（５）・・
・下型、（６）・・・下型取付盤、００）・・・支持台
、（１１）・・・上下自動調節機構、（１２）・・・チ
ェーンコンベヤ、（１３）・・・ハンドリンク装置、（
１４）・・・治具取付盤、（１５）・・・製品受取治具
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フレームの上下部に上型と、下型取付盤上に一体に設け
   られた下型とを配設して、上型の下動により鋳造品のト
   リミングを行う装置において、製品の受取り高さ位置が
   自動調整可能な製品受取治具を前記下型下方から機外に
   搬出可能にすると共に、その搬出端側に、製品を次工程
   に供給するハンドリング装置を配設してなることを特徴
   とするダイカスト用トリミング装置における製品搬送装
   置。