JP3326376B2 - 射出成形品の加工装置 - Google Patents

射出成形品の加工装置

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正生 川名子
弘 北山
徹 今中
輝久 小笠原
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形品を所定
の寸法に切断する加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】マスターシリンダのピストン
に装着されるブレーキカップは、射出成形機から同時に
複数個成形される。成形された製品は、外周壁と射出ゲ
ートを順次切断されて所定の寸法に仕上げられる。
【0003】しかし、従来は製品の成形と切断を別々の
装置で行っていたため、生産性はあまり良くなかった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑み、生産性
の向上が期待できる射出成形品の加工装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、複数個の製品を同時に成形する射出成形機
と、該射出成形機と待機ステーションとの間を往復し
て、一成形サイクルで成形された製品の全てを同時に待
機ステーションまで搬送する第1の搬送手段と、上記待
機ステーションと加工ステーションとの間を往復して待
機ステーション上の製品を加工ステーションまで1個づ
つ搬送する第2の搬送手段と、上記加工ステーションで
所定の寸法に切断された製品を搬出ステーションまで搬
送する第3の搬送手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】加えて、上記待機ステーションをステップ
回転するターンテーブルで構成するとともに、上記第2
及び第3の搬送手段を1本のスライドレールに案内され
て走行する一対の製品把持装置で構成し、これら製品把
持装置を互いに連動させて上記待機,加工ステーション
からの製品搬出を同時に行う
【0007】上記製品がマスターシリンダのピストンに
装着されるブレーキカップであって、該ブレーキカップ
を軸芯回りに回転させる製品受台と、上記ブレーキカッ
プの外周壁と射出ゲートを切断する一対の移動式カッタ
ーとで上記加工ステーションを構成してもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0009】図1〜図3は本発明に係る射出成形品の加
工装置を示している。まず、その概略を述べると、この
装置は、複数個のブレーキカップ(以下、成形品とい
う)Wを同時に成形する射出成形機1と、これら成形品
Wを待機ステーションであるターンテーブル2まで同時
に搬送する第1の搬送手段3と、ターンテーブル2上の
成形品Wを加工ステーション4まで1個づつ搬送する第
2の搬送手段5と、加工ステーション4で所定の寸法に
切断された成形品Wを搬出ステーション6まで搬送する
第3の搬送手段7とを同一のベース8上に設置したもの
である。
【0010】射出成形機1は、サブベース9を支柱10
に案内されながら型締め機構11によって昇降させると
ともに、下型12をサブベース9上をガイドレール13
に案内されて前後に移動させるようになっている。型締
めされた上型14と下型12には成形材料が射出装置1
5から射出される。
【0011】第1の搬送手段3は、スライドレール16
に案内されて左右に走行する製品把持装置17で構成し
てあり、該装置17は成形品Wの成形個数(射出成形機
1の一成形サイクルで成形される個数)と同数の昇降式
チャック18を備えている。第2及び第3の搬送手段
5,7はスライドレール19に案内されて左右に走行す
る走行装置20の両端に設置した一対の製品把持装置2
1,22で構成してあり、該装置21,22はそれぞれ
1つの昇降式チャック23,24を備えている。
【0012】加工ステーション4は、サブベース25に
設置した回転式の製品受台26と、該製品受台26の左
右前方に配置されて、製品受台26に向かってカッター
27a,28aを前後動させる一対のカッター駆動装置
27,28と、製品受台26の真上に配置された押え治
具29とで構成してある。
【0013】次に、本実施例の作用について説明する。
【0014】射出成形機1では、従来と同様の手順で、
すなわち射出装置15への材料供給、型締め、射出、加
硫及び型開きにより、成形品Wが形成される。所定の加
硫時間経過後、下型12を型締め機構11によって型開
きして所定の位置まで降下させる。降下した下型12は
サブベース9上をガイドレール13に案内されながら前
方へスライド移動する。この時、図4に示すようにガイ
ドレール13,13に取り付けられた光電センサー3
0,30にて下型12上の成形品Wの通過個数を検知
し、上型14に成形品Wが残っていないことを確認す
る。
【0015】スライド移動した下型12の上方で待機し
ている製品把持装置17は、チャック18を降下させ
て、下型12上の成形品Wの射出ゲートW1を強固に把
持する。次いで、下型12の下方に位置するエジェクタ
ー装置32のエジェクターピン33が成形品Wを突き上
げて下型12から脱型させる。この時、エジェクターピ
ン33の挿通間隙からエアを噴き出せば、成形品Wの脱
型がよりスムーズに行われる(図5参照)。
【0016】製品把持装置17は、下型12上の成形品
Wの全てを同時に把持し、その状態で上方の原位置まで
復帰した後、スライドレール16に沿ってターンテーブ
ル2側へと移動する(図8参照)。この間に下型12が
成形機1側へスライドバックするが、その際、光電セン
サー30にて下型12上に成形品Wがないことを検知し
て、成形品Wが下型12より全て取り出されたことを確
認し、射出成形機1は次サイクルの成形を開始する。
【0017】スライドレール16上を所定の位置まで移
動した製品把持装置17は、成形品Wを保持した状態で
一旦停止する。この時、成形品Wはノズル34より規定
時間空気が吹き付けられて急冷される(図9参照)。空
気の吹き付けによって急冷された成形品Wは、自然冷却
したものに比べ短時間で冷却されるため、後述のバリカ
ット寸法が安定し、寸法精度が向上する。
【0018】冷却終了後、製品把持装置17はチャック
18を成形品Wを把持した状態で降下させて、ターンテ
ーブル2上の所定位置に成形品Wを乗せた後、チャック
18による成形品把持が開放される。なお、成形品Wは
その凹部W2をターンテーブル2の凸部2aに嵌合させ
る(図9参照)。その後、製品把持装置17はチャック
18を上昇させて、射出成形機1の製品取出位置までス
ライドバックし、ここで次の成形サイクル終了時まで待
機する。
【0019】成形品Wがターンテーブル2上に置かれる
と、走行装置20がスライドレール19に沿ってターン
テーブル2側へ移動し、製品把持装置21をターンテー
ブル2の真上まで配置させる。なお、この時の製品把持
装置21の位置は図2と図6に二点鎖線で示してある。
ここで、チャック23を降下させてターンテーブル2上
にある成形品Wを1個だけ吸着保持する(チャック23
には図10に示すようなエア通路23aを形成してあ
る)。製品把持装置21はチャック23を成形品Wを保
持したまま上方へ戻し、スライドレール19に沿って加
工ステーション4側へスライド移動する。
【0020】そして、製品受台26の真上でチャック2
3を降下させて、図11に示すように成形品Wを受台2
6の凹部26aに嵌合させる。成形品Wを開放したチャ
ック23は上方に戻り、製品把持装置21はスライドレ
ール19に沿ってターンテーブル2側へスライド移動し
て、ターンテーブル2から加工ステーション4への成形
品供給が繰り返される。この間、ターンテーブル2は製
品把持装置21と連動して作動する。すなわち、製品把
持装置21がターンテーブル2上の成形品Wを取り出す
と、ターンテーブル2がステップ回転して、次に供給す
る成形品Wが取出位置に配置される。
【0021】ところで、加工ステーション4での成形品
Wのバリ(切断代)カットは、次の手順で行われる。製
品把持装置21のチャック23によって製品受台26に
セットされた成形品Wは、図外の吸着手段によって製品
受台26に強固に保持されるとともに、成形品Wの上方
にある押え治具29が図11に示すように下降して成形
品Wを挾持し、製品受台26が回転し始める。
【0022】予め、製品寸法に合わせて所定の高さに調
整されたカッター27aが成形品W側へ移動し、成形品
Wの外周壁のバリW3をカットし、速やかに元の位置に
後退する。この時、スクレーパー35が製品受台26側
へ前進する。さらに押え治具29が上方へ退避すること
により、カットされたバリW3はスクレーパー35によ
り下方へシゴかれる。解放されたバリW3は、ノズル3
7からのエアブローによって吹き飛ばされ、バリシュー
ター36を通って図外のバリボックスに落下する。(図
12−a,b参照)次いで、予め製品寸法に合わせて所
定の高さに調整された別のカッター28aが製品受台2
6側へ移動し、成形品Wの射出ゲートW1をカットし、
速やかに元の位置に後退する(図13参照)。この時、
カットされた射出ゲートW1はノズル37からのエアー
ブローによって吹き飛ばされ、バリシューター36を通
って図外のバリボックスに落下する(図14参照)。
【0023】加工ステーション4でのバリのカットが終
了したのち、製品把持装置22がチャック24を降下さ
せて、製品受台26上にある製品Wを吸着して強固に保
持する。なお、製品Wの吸着は、図15に示すチャック
24のエア通路24aの真空引きによって行われる。チ
ャック24が製品Wを保持したまま上方へ戻り、製品把
持装置22がスライドレール19に沿って搬出ステーシ
ョン6側へスライド移動する。そして、搬出ステーショ
ン6の上方にて製品Wが解放され、製品Wは搬出ステー
ション6上に落下する。なお、この時の製品把持装置2
2の位置は図2と図6に二点鎖線で示してある。製品W
を解放した製品把持装置22は、スライドレール19に
沿って加工ステーション4側へスライド移動して、製品
受台26から搬出ステーション6への製品搬出が繰り返
される。つまり、製品把持装置21,22は走行装置と
一体に構成してあるので、ターンテーブル2と製品受台
26からの製品搬出が同時に行われることになる。
【0024】本実施例によれば、射出成形機1からの成
形品搬出と加工ステーション4への成形品供給がターン
テーブル2を介して連続的に行われるので、成形と加工
を同時に行うことができ、生産性が格段に向上する。
【0025】特に、ステップ回転するターンテーブル2
と加工ステーション4の間にスライドレール19を配置
し、該スライドレール19に沿って一対の製品把持装置
21,22を走行させてあるので、装置がコンパクトに
なるとともに、ターンテーブル2と加工ステーション4
からの製品搬出を同時に行っているので、製品の搬送能
率が良くなり、更なる生産性の向上が期待できる。
【0026】なお、本発明はブーキカップの成形加工装
置に限定されるものではなく、切断加工仕上げが必要な
射出成形品の加工装置に広く適用可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、成形機からの成形品搬
出と加工ステーションへの成形品供給がターンテーブル
を介して連続的に行われるので、成形と加工を同時に行
うことができ、生産性が格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置を示す正面図。
【図2】同装置の平面図。
【図3】同装置の側面図。
【図4】下型上の製品個数の検出方法を説明する図。
【図5】製品の離型方法を説明する図。
【図6】図2の部分拡大図。
【図7】図6の正面図。
【図8】第1の搬送手段の動作を説明する図。
【図9】ターンテーブルへの成形品載置方法を説明する
図。
【図10】第2の搬送手段で製品を把持した状態を示す
図。
【図11】加工ステーションでの製品切断方法を説明す
る図。
【図12】切断したバリの除去方法を説明する図。
【図13】加工ステーションでの製品切断方法を説明す
る図。
【図14】切断したバリの除去方法を説明する図。
【図15】第3の搬送手段で製品を把持した状態を示す
図。
【符号の説明】
1…射出成形機 2…ターンテーブル 3…第1の搬送手段 4…加工ステーション 5…第2の搬送手段 6…搬出ステーション 7…第3の搬送手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小笠原 輝久 千葉県千葉市稲毛区長沼町330番地 鬼 怒川ゴム工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−150641(JP,A) 特開 平4−175124(JP,A) 特開 昭58−158209(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/84 B29C 31/00 - 31/10 B26D 7/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の製品を同時に成形する射出成形
    機と、該射出成形機と待機ステーションとの間を往復し
    て、一成形サイクルで成形された製品の全てを同時に待
    機ステーションまで搬送する第1の搬送手段と、上記待
    機ステーションと加工ステーションとの間を往復して待
    機ステーション上の製品を加工ステーションまで1個づ
    つ搬送する第2の搬送手段と、上記加工ステーションで
    所定の寸法に切断された製品を搬出ステーションまで搬
    送する第3の搬送手段とを備え 上記待機ステーション
    をステップ回転するターンテーブルで構成するととも
    に、上記第2及び第3の搬送手段を1本のスライドレー
    ルに案内されて走行する一対の製品把持装置で構成し、
    これら製品把持装置を互いに連動させて上記待機,加工
    ステーションからの製品搬出を同時に行うようにした
    とを特徴とする射出成形品の加工装置。
  2. 【請求項2】 上記製品がマスターシリンダのピストン
    に装着されるブレーキカップであって、該ブレーキカッ
    プを軸芯回りに回転させる製品受台と、上記ブレーキカ
    ップの外周壁と射出ゲートを切断する一対の移動式カッ
    ターとで上記加工ステーションを構成したことを特徴と
    する請求項に記載の射出成形品の加工装置。
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