JP2002292642A - 成形品の加工・搬送装置 - Google Patents

成形品の加工・搬送装置

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JP2002292642A
JP2002292642A JP2001104239A JP2001104239A JP2002292642A JP 2002292642 A JP2002292642 A JP 2002292642A JP 2001104239 A JP2001104239 A JP 2001104239A JP 2001104239 A JP2001104239 A JP 2001104239A JP 2002292642 A JP2002292642 A JP 2002292642A
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cut
peripheral wall
shooter
molded product
carry
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Application number
JP2001104239A
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English (en)
Inventor
Kazunori Onishi
和典 大西
Shinichi Oshiro
信一 尾城
Makoto Nozawa
誠 野澤
Toru Imanaka
徹 今中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工・搬送装置を用いて成形品の不要な部分
をカットした際のカット片の飛散を防止する。 【解決手段】 外周壁2からカットされたカット片w2
は、押え治具18の環状支持壁の外周面に保持し、この
状態で押え治具18をシューター20の頭上に移動して
スクレーパチャック21を用いてシューター20へと落
下させると共に、内周壁1からカットされたカット片w
3は、搬入側把持ユニット16で吸着把持し、この状態
で搬入側把持ユニット16をシューター20の頭上に移
動させシューター20へと落下させる。これによって、
各カット片w2,w3は周囲に飛散することなくカット片
集積ボックス19に集積する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形品の不必要な
部分の切断を行った後にその成形品を所定位置に搬送す
る成形品の加工・搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧機器に用いられるゴム製のピストン
カップを製造する場合、図12に示すような形状の中間
段階の成形品wを型成形によって形成し、その成形品の
不必要な部分w2,w3を後の加工工程でカットする。中
間段階の成形品wは、内周壁1と外周壁2が環状底壁3
によって連結されると共に、内周壁1の上部にキャップ
部4が連設された形状となっており、加工工程では図1
2中のa,bで示す位置で内周壁1と外周壁2の各上端
部がカットされ除去される。
【0003】このような成形品wの切断加工は加工・搬
送装置の加工台上に載置されて行われるが、所定部位を
カットされた成形品w1は把持ユニットのチャックによ
って把持され、次工程に搬送される。
【0004】そして、成形品の不必要な部分w2,w3
それぞれカット片w2,w3として加工台上からエアーに
より吹き飛ばされ、加工台の下方域に設置されたシュー
ターを介してカット片集積ボックスに集められる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、加工台
上でカット片w2,w3をエアーにより吹き飛ばした際
に、シューター内でカット片w2,w3が跳ね返ったりす
ると、この跳ね返ったカット片w2,w3がシューターか
ら飛び出し、上記加工・搬送装置の周辺に飛散してしま
うという問題がある。
【0006】また、成形品wから不必要な部分w2,w3
をカットする刃物の交換等の作業前段取りを行う場合に
は、カット片w2,w3を吹き飛ばすエアーの噴射方向や
流量を調整することになるが、この調整が悪いとカット
片w2,w3をうまく吹き飛ばすことができず、加工台上
にカット片w2,w3が残ってしまい、精度よく成形品w
から不必要な部分w2,w3をカットすることができなく
なる虞があると共に、次工程に成形品w1を搬出するこ
とができなくなり、加工・搬送装置の稼働が一時的に停
止しなければならなくなる虞がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1に記載
の発明は、内周壁と外周壁が環状底壁で連結された成形
品wを加工台上へ搬入し載置すると共に、上記加工台上
で上記内周壁及び上記外周壁の各上端部をカットし、上
記各上端部がカットされたカット済み成形品w 1を持ち
上げて次工程に搬出する成形品の加工・搬送装置であっ
て、上記成形品をエアーにより吸引して上記加工台上へ
搬入し載置する搬入側把持ユニットと、上記外周壁の上
端部をカットする際に上記内周壁と上記外周壁との間に
嵌入される環状支持壁が先端に形成された押え治具と、
上記カット済み成形品w1をエアーにより吸引して次工
程に搬出する搬出側把持ユニットと、上記内周壁及び上
記外周壁からカットされた各カット片を収容するカット
片集積ボックスと、上記カット片集積ボックスの上方に
位置して、上記各カット片を上記カット片集積ボックス
へ案内するシューターと、を有する成形品の加工・搬送
装置において、上記外周壁からカットされたカット片w
2は、上記押え治具の環状支持壁の外周面に保持し、こ
の状態で上記押え治具を上記シューターの頭上に移動し
て上記カット片w2をスクレーパチャックを用いて上記
シューターへと落下させると共に、上記内周壁からカッ
トされたカット片w3は、上記搬入側把持ユニットでエ
アーにより吸着把持し、この状態で上記搬入側把持ユニ
ットを上記シューターの頭上に移動して上記搬入側把持
ユニットに保持されたカット片w3に対して上記搬入側
把持ユニットからエアーを排出することで上記シュータ
ーへと落下させることを特徴としている。これによっ
て、内周壁及び外周壁からカットされた各カット片は、
シューター内に確実に落下する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0009】図1,図2は、本発明にかかる成形品の加
工・搬送装置の全体概略構成を示すものであり、同図中
10は、型成形された中間段階の複数の成形品wを載置
するターンテーブル、11は、回転式の加工台12を備
えた加工ステーション、13は、加工を終了した成形品
1を受け取り一時保管する受取バケット、14は、ス
ライドレール15に案内されて搬入側把持ユニット1
6,押え治具18及び搬出側把持ユニット17をそれぞ
れ同期移動させる走行装置、19は、加工台12上で成
形品wからカットされたカット片(詳細は後述)を収容
するカット片集積ボックス、20は、加工台12とター
ンテーブル10の間に位置し、カット片をカット片集積
ボックスへ案内するシューター、21は、シューター2
0の頭上で押え治具に保持されたカット片w2(詳細は
後述)を除去する進退自在のスクレーパチャックであ
る。
【0010】搬入側把持ユニット16は、走行装置14
によって、ターンテーブル10−加工ステーション11
間を移動する。搬出側把持ユニット17は、走行装置1
4によって、加工ステーション11−受取バケット13
間を移動する。そして、押え治具18は、搬入側把持ユ
ニット16と搬出側把持ユニット17との間に位置する
よう走行装置14に取り付けられており、搬入側把持ユ
ニット16がターンテーブル10上にあるときには、シ
ューターの頭上に位置している。
【0011】また、把持ユニット17の基部の受取バケ
ット13寄りの側面にはバケットカバー22が取り付け
られている。バケットカバー22は把持ユニット17の
基部から受取バケット13の上面側に向かって略L字状
に延出しており、その水平方向の延出面により受取バケ
ット13の開口部23を開閉するようになっている。こ
のバケットカバー22は、受取バケット13の開口部2
3を常時閉塞しており、把持ユニット17の先端部が開
口部23の上方に位置されたときにだけ開口部23を開
くようになっている。従って、受取バケット13の開口
部23は、把持ユニット17からカット済み成形品w1
を受け渡されるとき以外はバケットカバー22によって
閉塞され、切削屑等が侵入するのを確実に防止される。
【0012】また、加工ステーション11には、加工台
12の側部に一対の切断装置24,25が設置されてい
る。
【0013】本実施例で取り扱う成形品は図12に示し
たものと同様のゴム製のピストンカップであり、この成
形品の型成形された直後の中間段階の形状は、内周壁1
と外周壁2が環状底壁3によって連結され、内周壁1の
上部にキャップ部4が延設された形状となっている。そ
して、この中間段階の成形品wは、加工ステーション1
1において内周壁1と外周壁2の各上端部がカットされ
ることで、最終的な成形品w1の形状(図1中の拡大断面
図参照。)に仕上げられる。
【0014】加工台12の上面には、図1中の拡大断面
で示すように成形品形状に沿った環状の凹部30が形成
されており、搬入側把持ユニット16から受け渡された
成形品wをこの凹部30で受容すると共に、この凹部3
0の内側及び凹部30内に開口形成された真空引き通路
31を通して真空引きを行うことにより、成形品wを加
工台12に強固に吸着把持できるようになっている。
【0015】押え治具18は、その先端部に図3に示す
ような環状支持壁32が形成されており、成形品wが加
工台12上に吸着把持された状態において、図外の昇降
シリンダにより成形品wに向かって下降し、環状支持壁
32が成形品wの内周壁1と外周壁2の間に嵌入される
ようになっている。そして、押え治具18は、環状支持
壁32が成形品wの内周壁1と外周壁2の間に嵌入され
た状態において加工台12の駆動回転に追従して回転
し、次の切断加工に備えられる。
【0016】切断装置24,25は、加工台12上の成
形品wに向かって水平方向に前進するカッター24a,
25aを夫々備えており、この各カッター24a,25
aを加工台12と共に回転する成形品wの所定部位に押
し当てることで成形品wの切断を行うようになってい
る。具体的には、一方の切断装置24は成形品wの外周
壁2の上端部の切断を行い、他方の切断装置25は内周
壁1の上端部の切断を行うが、順序としては、最初に、
図3に示すように押え治具18の環状支持壁32によっ
て成形品wを支持した状態で一方のカッター24aによ
って外周壁2の上端部を切断し、その後に押え治具18
を図外の昇降シリンダによって上昇させ図4に示すよう
に他方のカッター25aによって内周壁1の上端部を切
断する。
【0017】ここで、上述のように切断装置24によっ
て成形品wの外周壁2の切断を完了すると、図3に示す
ように、環状のカット片w2が押え治具18の先端に嵌
った状態で残され、カット片w2は押え治具18と一体
となって上昇する。
【0018】図4においては、説明上、最終的な成形品
1からカット片w3が浮き上がった状態に描かれている
が、真空引き通路31を通して真空引きを行いながら内
周壁1の上端部の切断が行われるため、実際はカット片
3は加工台12に吸着把持した状態となっている。
【0019】尚、カット片w2、w3の加工台12上から
の搬出方法については後述する。
【0020】また、成形品wの内周壁1と外周壁2のカ
ット面1a,2aは、図5示すように内周壁1側の高さ
T2が外周壁2側の高さT1よりも設定高さTだけ高く
なっており、カット済み成形品w1の全体形状は内外周
で段差を持つ形状となっている。
【0021】走行装置14に備えられた一対の把持ユニ
ット16,17は、いずれも真空引きによる吸引によっ
て成形品wや、カット済み成形品w1を吸着把持が可能
であり、図外の昇降シリンダによって昇降する。
【0022】搬入側把持ユニット16は、図1中の拡大
断面図及び図5に示すように、その先端部の下面に成形
品wの内周壁1とキャップ部4とが収容される凹部33
が形成されていると共に、凹部33の中央に真空引き通
路34が開口形成されている。つまり、搬入側把持ユニ
ット16は、キャップ部4を吸引することで成形品w全
体を吸着保持している。
【0023】搬出側把持ユニット17は、図1中の拡大
断面図及び図6に示すように、その先端部の下面に、カ
ット済み成形品w1の外周壁2のカット面2aと内周壁
1のカット面1aに夫々密接する環状の支持面35,3
6が段差状に形成され、支持面35,36に密接したカ
ット済み成形品w1の内周壁1と外周壁2の中間位置に
臨む部位に真空引き通路37が開口形成されている。搬
出側把持ユニット17の先端部は、具体的には、図6に
示すように支持面35,36間にカット済み成形品w1
の内周壁1と外周壁2の段差Tに合致する段差Tが設け
られ、かつ、各支持面35,36が対応するカット面2
a,1aに密接するように平滑に仕上げられている。従
って、カット済み成形品w1の両カット面2a,1aが
支持面35,36に密接し、真空引き通路37からの真
空引きによってカット済み成形品w1が搬出側把持ユニ
ット17の先端部に確実に吸着把持される。
【0024】次に、加工台12上でカットされたカット
片w2,w3のカット片集積ボックス19への集積方法
を、成形品wの加工台への搬入、成形品wのカット及び
加工台12からのカット済み成形品w1の搬出、という
加工・搬送装置の一連の動作と絡めて、図7〜図10を
用いて説明する。
【0025】図7(a)は走行装置14が原点位置にあ
るときの搬入側把持ユニット16、押え治具18及び搬
出側把持ユニット17と、加工台12及びターンテーブ
ル10との相対的な位置関係を示している。この状態か
ら、図7(b)に示すように、搬入側把持ユニット16
がターンテーブル10上に載置された成形品w(図示せ
ず)の頭上にくるまで走行装置14が移動する。そし
て、搬入側把持ユニット16は、ターンテーブル10に
向かって下降し、成形品w(図示せず)の内周壁1とキ
ャップ部4を凹部33内に収容し、真空引き通路34か
らの真空引きによって成形品wを吸着把持する。そし
て、成形品wを吸着把持した搬入側把持ユニット16は
上昇する。
【0026】尚、搬入側把持ユニット16がターンテー
ブル10上の成形品wの頭上に位置しているときには、
搬出側把持ユニット17は、加工台12の真上に位置し
ている。
【0027】搬入側把持ユニット16が、ターンテーブ
ル10上から成形品wを受け取ると、図8(a)に示す
ように、走行装置14が移動し、搬入側把持ユニット1
6から加工台12へ成形品wが受け渡される。具体的に
は、搬入側把持ユニット16を下降させ、加工台12の
凹部30で成形品wを受容し、成形品wに対する搬入側
把持ユニット16の真空引きを停止し、加工台12の真
空引き通路31から真空引きを行い、加工台12に成形
品wを吸着把持させる。そして、搬入側把持ユニット1
6を上昇させ、図8(b)に示すように、加工台12上
に押え治具18が位置するよう走行装置14が移動する
と共に、押え治具18を加工台12に向かって下降さ
せ、加工台12を回転し、成形品wの外周壁2の上端部
の切断が行われる。成形品wの外周壁2の上端部の切断
が終了すると、押え治具18は、カット片w2をその環
状支持壁32の外周面で保持した状態で上昇する。押え
治具18が上昇すると、成形品wの内周壁の上端部の切
断が行われる。
【0028】成形品wの内周壁の上端部の切断が終了す
ると、図9(a)に示すように、搬入側把持ユニット1
6によって、加工台12上にあるカット片w3を吸着把
持する。具体的には、搬入側把持ユニット16を下降さ
せ、凹部33内にカット片w3を収容した後に、凹部3
3内に開口形成された真空引き通路34で真空引きを行
うと同時に、加工台12に形成された真空引き通路31
からはエアーを排出する。これによって、カット片w3
のみが搬入側把持ユニット16に吸着把持される。
【0029】そして、搬入側把持ユニット16を上昇さ
せると同時に加工台12に形成された真空引き通路31
で真空引きを行い、カット済み成形品w1が搬入側把持
ユニット16に吸着せずに加工台12に残るようにす
る。
【0030】カット片w3を吸着把持し、搬入側把持ユ
ニット16を上昇させた後に、図9(b)の示すよう
に、搬入側把持ユニット16がシューター20の頭上に
位置するよう、走行装置14をターンテーブル10側に
移動し、搬入側把持ユニット16をシューターに向かっ
て下降させる。そして、搬入側把持ユニット16の先端
部に形成された真空引き通路34からエアーを排出し、
カット片w3をシューター20に向けて落下させる。シ
ューター20内に落下したカット片w3は、このシュー
ターによってカット片集積ボックスへ案内され集積され
る。尚、このとき行われる真空引き通路34からのエア
ーの排出は、凹部33に対するカット片w 3の吸着力が
失われる程度で十分であり、強力なエアーの排出を行う
必要はない。
【0031】搬入側把持ユニット16からカット片w3
をシューター20に向けて落下させると、搬入側把持ユ
ニット16を上昇させた後に、図10(a)に示すよう
に、走行装置14はターンテーブル10側に移動し、搬
入側把持ユニット16は再びターンテーブル10上の成
形品wの頭上に位置する。このとき、押え治具18は、
シューター20の頭上に位置し、搬出側把持ユニット1
7は加工台12に載置されたカット済み成形品w1の頭
上に位置する。
【0032】そして、搬入側把持ユニット16、搬出側
把持ユニット17及び押え治具18は、それぞれ下降す
る。
【0033】搬入側把持ユニット16は、ターンテーブ
ル10上から次に加工する成形品wを吸着把持する。
【0034】搬出側把持ユニット17は、加工台12上
のカット済み成形品w1を吸着把持する。このとき、加
工台12に形成された真空引き通路31からエアーが排
出されるため、カット済み成形w1は、搬出側把持ユニ
ット17に形成された真空引き通路37から真空引きを
行うことによって、搬出側把持ユニット17に吸着把持
される。
【0035】シューター20に向かって下降した押え治
具18は、上述したスクレーパチャック21によって挟
まれる。スクレーパチャック21は、先端に一対の把持
部21a,21aを有している。また、これら把持部2
1a,21aには、上下方向(図2の紙面垂直方向)に
沿って連続する断面略V字形の溝26,26が形成され
ている。このスクレーパチャック21は、下降した押え
治具18に向かって前進し、リング状のカット片w2
上方で一対の把持部21a,21aにより押え治具18
を挟む込む。そして、この状態から押え治具18を上昇
させることによって、図11に示すように、カット片w
2は、把持部21a,21a下端面に4箇所で当接し、
カット片w2が押え治具に対して摺動して押え治具18
から抜け、シューター20に向かって自然落下する。
【0036】ここで、カット片w2,w3をシューター2
0へ落下させる際に、搬入側把持ユニット16及び押え
治具18を下降させているのは、シューター20により
近接させた位置から、シューター20に向かってカット
片w2,w3を投入することで、カット片w2,w3がシュ
ーター20から跳ね返ってシューター20の外側に飛散
してしまうことを確実に防止するためである。
【0037】尚、押え治具18を挟み込む把持部21
a,21aの互いに対向する各対向面に上述した溝部2
6,26を形成せずに、上記各対向面を平面とした場合
には、カット片w2が把持部21a,21aの下端面に
2箇所でしか当接しないため、上述した実施例のよう
に、把持部21a,21aに溝部26,26を設けたほ
うが、押え治具18からのカット片w2の除去作業を安
定して行える。また、成形品wの大きさが変化すると、
カット片w2の内径が変化することになり、それに伴っ
て押え治具18の外径が変化することになるが、把持部
21a,21aに断面略V字形状の溝26,26を形成
することによって、把持部21a,21aは、カット片
2の内径(押え治具の外径)が変わったとしても、4
箇所でカットw2に対して当接することになり、段取り
交換を行わなくても、カット片w2の除去作業を安定し
て行える。
【0038】そして、搬入側把持ユニット16、搬出側
把持ユニット17及び押え治具18を上昇させ、図10
(b)に示すように、走行装置14を受け取りバケット
側に移動し、搬出側把持ユニット17を受取バケット1
3の開口部23の頭上に位置させ、搬出側把持ユニット
17を下降させてから真空引き通路37からエアーを排
出して、カット済み成形品w1を受取バケット13内に
落下させる。このとき、搬入側把持ユニット16は、加
工台12の頭上に位置しており、加工台12に次の成形
品wを受け渡している。
【0039】このように構成された成形品の加工・搬送
装置においては、カット片w3を搬入側把持ユニット1
6で吸着把持することでカット済み成形品w1から引き
離し、搬入側把持ユニット16でシューター20の真上
まで搬送するため、カット片w3を飛散させることなく
確実にカット片集積ボックス19に集めることができ
る。
【0040】また、カット片w2に関しても、押え治具
18でシューター20の真上まで搬送し、かつカット片
2をスクレーパチャック21で掴むことで、押え治具
18から抜け落とさせているので、カット片w2を飛散
させることなく確実にカット片集積ボックスに集めるこ
とができる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、成形品の内周壁及び外
周壁からカットされた各カット片が確実にシューター内
に落下するので、装置の周辺に各カット片が飛散するこ
とがなく、成形品からカットされた全てのカット片をカ
ット片集積ボックスに確実に集積することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態を示し、かつ一部を
拡大図面にした側面図。
【図2】同実施形態を示す平面図。
【図3】同実施形態を示す断面図。
【図4】同実施形態を示す断面図。
【図5】同実施形態を示す断面図。
【図6】同実施形態を示す断面図。
【図7】本発明に係る加工・搬送装置の動作を説明する
説明図。
【図8】本発明に係る加工・搬送装置の動作を説明する
説明図。
【図9】本発明に係る加工・搬送装置の動作を説明する
説明図。
【図10】本発明に係る加工・搬送装置の動作を説明す
る説明図。
【図11】カット片w2をスクレーパチャックを用いて
押え治具から除去する作業を示した説明図。
【図12】従来技術を説明するための成形品の断面図。
【符号の説明】
w…成形品 w1…カット済み成形品 1…内周壁 2…外周壁 12…加工台 13…受取バケット 16…搬入側把持ユニット 17…搬出側把持ユニット 18…押え治具 19…カット片集積ボックス 20…シューター 21…スクレーパチャック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野澤 誠 千葉県千葉市稲毛区長沼町330番地 鬼怒 川ゴム工業株式会社内 (72)発明者 今中 徹 千葉県千葉市稲毛区長沼町330番地 鬼怒 川ゴム工業株式会社内 Fターム(参考) 3C021 FA00 FC04 4F201 AM11 AM16 BA08 BC02 BC06 BC12 BC26 BS04 BS08

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周壁と外周壁が環状底壁で連結された
    成形品wを加工台上へ搬入し載置すると共に、上記加工
    台上で上記内周壁及び上記外周壁の各上端部をカット
    し、上記各上端部がカットされたカット済み成形品w1
    を持ち上げて次工程に搬出する成形品の加工・搬送装置
    であって、 上記成形品をエアーにより吸引して上記加工台上へ搬入
    し載置する搬入側把持ユニットと、 上記外周壁の上端部をカットする際に上記内周壁と上記
    外周壁との間に嵌入される環状支持壁が先端に形成され
    た押え治具と、 上記カット済み成形品w1をエアーにより吸引して次工
    程に搬出する搬出側把持ユニットと、 上記内周壁及び上記外周壁からカットされた各カット片
    を収容するカット片集積ボックスと、 上記カット片集積ボックスの上方に位置して、上記各カ
    ット片を上記カット片集積ボックスへ案内するシュータ
    ーと、を有する成形品の加工・搬送装置において、 上記外周壁からカットされたカット片w2は、上記押え
    治具の環状支持壁の外周面に保持し、この状態で上記押
    え治具を上記シューターの頭上に移動して上記カット片
    2をスクレーパチャックを用いて上記シューターへと
    落下させると共に、 上記内周壁からカットされたカット片w3は、上記搬入
    側把持ユニットでエアーにより吸着把持し、この状態で
    上記搬入側把持ユニットを上記シューターの頭上に移動
    して上記搬入側把持ユニットに保持されたカット片w3
    に対して上記搬入側把持ユニットからエアーを排出する
    ことで上記シューターへと落下させることを特徴する成
    形品の加工・搬送装置。
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