JP3006478B2 - 陳列用フック等の支持装置 - Google Patents

陳列用フック等の支持装置

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JP3006478B2
JP3006478B2 JP8083903A JP8390396A JP3006478B2 JP 3006478 B2 JP3006478 B2 JP 3006478B2 JP 8083903 A JP8083903 A JP 8083903A JP 8390396 A JP8390396 A JP 8390396A JP 3006478 B2 JP3006478 B2 JP 3006478B2
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謙一 中村
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Kokuyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は陳列用フック等の支
持装置に係り、更に詳しくは、フック等を支持するバー
の高さ調整を可能として陳列領域の有効利用を図ること
のできる陳列用フック等の支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、文具等を始めとした各種小物
日用品の販売に際しては、陳列装置に棒状のフックを装
着する一方、陳列対象物をパッケージに収納して当該パ
ッケージの上端側をフックに係合させて陳列することが
行われている。
【0003】図5及び図6にはフック形式によって商品
等を陳列することのできる陳列装置が示されている。こ
れらの図において、陳列装置50は左右一対の支柱51
と、これら支柱51の後端面間に配置された背面ボード
52と、前記支柱51における前端面のスリット54に
係合可能な第1のブラケット55を介して掛け渡された
上段のバー56と、この上段のバー56よりも下方位置
において第2のブラケット58を介して掛け渡された下
段のバー59と、これら上下各段のバー56,59にそ
れぞれ装着されたフック60と、図示省略したベースと
を備えて構成されている。
【0004】前記フック60は、上段のバー56及び下
段のバー59の上端側に着座してこれに係合する支持部
材60Aと、この支持部材60Aの上端面より手前側と
なる陳列空間に向けて突設されるとともに、陳列対象物
Wを吊り下げ保持可能なフック部材60Bとにより構成
されている。ここで、支持部材60Aは、上段のバー5
6及び下段のバー59の軸方向に沿って移動可能に設け
られ、左右方向における陳列レイアウトを適宜変更でき
るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記陳
列装置50においては、上段側に位置するフック60に
吊り下げられる陳列対象物Wと下段側に位置するフック
60との間にデッドスペースSが生じた場合に、当該デ
ッドスペースSの分だけ陳列空間を無駄にするという不
都合がある。この点、一般的には、前記第2のブラケッ
ト58とスリット54との係合位置を上方へ一段若しく
は数段ずらすことによって対応することが可能である
が、図5に示される状態のように、係合位置を上方へず
らすためのスリット54が間に存在しない場合には、デ
ッドスペースSを埋めることは不可能となる。
【0006】また、前記陳列装置50の場合、陳列高さ
を高く確保するために用いられる第1のブラケット55
の内側領域では、上段側のフック60のみによって陳列
対象物が吊り下げられるため、比較的小さな寸法の商品
を対象として陳列することは必然的にデッドスペースを
生ずることとなる。そのため、従来装置の場合、陳列対
象物のレイアウトを変更する自由度が少なくなるという
不都合を招来する。
【0007】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の不都合に着目
して案出されたものであり、その目的は、単一のブラケ
ットを用いて複数のバーを掛け渡すことができるととも
に、各バー間の上下離間距離を調整可能としてデッドス
ペースの発生を効果的に防止しつつ陳列空間を有効に利
用することのできる陳列用フック等の支持装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る陳列用フック等の支持装置は、相対配
置される一対のブラケット間に掛け渡されるとともに、
相互に所定間隔を隔てて上下各段に配置された二以上の
バーを備え、下段のバーは前記ブラケットとの間に距離
調整手段を介して支持され 前記距離調整手段は下段の
バーと同軸方向に延びる回動支点を備え、この回動支点
を中心としたバーの転回動作で上段のバーに離間接近可
能に設けられ、前記下段のバーは距離調整手段を介して
上段のバーとの離間距離が調整可能に設けられている、
という構成を採っている。
【0009】この構成によれば、回動支点を中心として
バーを上方又は下方に反転させることで離間距離調整を
行うことができる。そのため、ブラケット間の陳列空間
を複数段利用して陳列対象物を吊り下げることができ、
上段側のフック等に吊り下げられる陳列対象物と下段側
のフック等との間にデッドスペースが生じる場合には、
前記下段のバーを上方に変位させてデッドスペースの縮
小若しくは解消を図ることができる。
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】 本発明において、 前記距離調整手
段は係合部を更に含み、この係合部を介して前記ブラケ
ットに対するバーの高さ位置が固定される、という構成
も採用されている。この係合部は、下段のバーとブラケ
ットとの間において、必要に応じて係合解除が可能とな
るように構成されている。従って、前記係合部が作用し
ている状態では下段のバーの転回は規制されることとな
り、不用意に下段のバーが転回して陳列対象物が落下す
る等の虞を回避する。
【0012】前記距離調整手段の更に好ましい態様とし
ては、前記ブラケットの相対面に突設されたピンと、こ
のピンの上下方向に形成された一対の係合穴と、前記バ
ーの端部に設けられて前記ピンを挿通可能とする連結穴
と、前記一対の係合穴に選択的に嵌まり合う係合ピンと
を備えて構成されている。従って、係合ピンが係合穴に
嵌合している状態で係合状態が維持される一方、下段の
バーに転回力を付与して係合ピンを対応する穴より脱落
させた時に、当該下段のバーはブラケットの相対面から
突設されたピンを回動支点として転回することとなる。
そして、下段のバーを上下何れかの方向に転回させた位
置で係合ピンを対応する穴に嵌合させることで以後の転
回が規制される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0014】図1には本実施例に係る陳列用フック等の
支持装置を備えた陳列装置の概略斜視図が示されてい
る。この図において、陳列装置10は上下方向に立設さ
れた左右一対の支柱11,11と、これら支柱11,1
1の後端面間に配置された背面ボード12と、前記支柱
11,11における各前端面11Aのスリット11Bに
係脱自在に設けられて相対配置された一対ブラケット1
4,14と、これらブラケット14,14間に掛け渡さ
れた上段のバー15及び下段のバー16と、上下各バー
15,16にそれぞれ装着されたフック17と、前記下
段のバー16の両端部とブラケット14との間に設けら
れた距離調整手段18とを備えて構成されている。
【0015】前記ブラケット14は支柱11の上端より
上方へ突出する縦長の板状体により構成されている。こ
のブラケット14の下部一側縁には前記スリット11B
に係脱自在となる鈎状の係合片20が形成されている一
方、上部内面側には上段のバー15を支持するためのZ
型のブロック21が固定されている。
【0016】前記上下各段のバー15,16は、それぞ
れ中空の角パイプによって形成されている。上段のバー
15の両端は前記Z型のブロック20を受容することが
できるようになっており、これにより当該上段のバー1
5がブラケット14,14間に掛け渡し可能となってい
る。また、下段のバー16は前記距離調整手段18を介
してブラケット14間に掛け渡されている。
【0017】前記距離調整手段18は、ブラケット14
の相対面にそれぞれ突設された回動支点を構成するピン
25と、このピン25の上下各位置に形成された一対の
係合穴26,27と、下段のバー16の端部にそれぞれ
設けられて前記ピン25を挿通可能とする軸受穴29
と、前記係合穴26,27に選択的に嵌まり合う係合ピ
ン30とを備えて構成されている。ここで、前記軸受穴
29及び係合ピン30は、図2に示されるように、略暗
渠型に形成された板材32に形成されており、この板材
32が下段のバー16の両端より圧入されるようになっ
ている。ここにおいて、前記一対の係合穴26,27及
び係合ピン30により下段のバー16の高さ位置を固定
する係合部が構成されている。なお、前記係合ピン30
の先端は半球状に設けられており、下段のバー16に転
回力を付与した時に、係合穴26又は27から強制的に
脱出して再度嵌合が可能となっている。
【0018】前記フック17は、上下各段のバー15,
16は側端面形状がU字状に設けられた支持部材17A
と、この支持部材17Aの上端面に溶接等の手段を介し
て固定されるとともに、手前側の陳列空間に突設された
棒状のフック部材17Bとにより構成されている。支持
部材17Aは各バー15,16の軸方向に沿ってスライ
ド移動可能に設けられており、これによって、各フック
17は、それらの左右相互間の離間距離が調整可能とな
り、陳列対象物の左右サイズに対応したレイアウトが選
択できるようになっている。
【0019】次に、本実施例の作用について、図3及び
図4をも参照しながら説明する。
【0020】ここでは、図3に示されるように、距離調
整部材18における係合ピン30が、ブラケット14か
ら突設されたピン25よりも下方に位置する係合穴27
に係合しているものとし、下段のバー16は上段のバー
15に対して比較的離間した位置にあるものとする。そ
して、上段のバー15に陳列対象物W(図4参照)を吊
り下げてデッドスペースSが生じているものと仮定す
る。
【0021】この場合、下段のバー16に装着されてい
るフック17を上方へ持ち上げてそれぞれ取り外してお
く。次いで、下段のバー16を握り、図3中矢印で示さ
れ方向に当該下段のバー16を転回させる。この転回力
の付与によって、係合ピン30は、それまで係合してい
た係合穴27から強制的に脱出することとなり、以後の
転回動作を許容することとなる。そして、下段のバー1
6は回動支点としてのピン25を中心として転回し、係
合ピン30が前記ピン25よりも上位にある係合穴26
の位置に達したときに、当該穴26に嵌合して位置固定
される。
【0022】係合ピン30が係合穴26に嵌合した状態
では、図4に示される一点鎖線の高さ位置Hに下段のバ
ー16が変位することとなる。そして、この下段のバー
16に上方より各フック17を装着することによって新
たな陳列空間が形成されることとなる。従って、この状
態で、前述のデッドスペースSが略解消されることとな
る。
【0023】なお、前記下段のバー16は一本用いる場
合に限らず、ブラケット14の上下領域内において二本
以上設けてもよい。この場合、最上段のバー15を除く
各バーの端部とブラケット14との連結領域に距離調整
部材18を介在させれば、それらの各バーを適宜上下二
段階の高さ位置に変位させることができ、陳列対象物の
上下寸法に応じた種々のレイアウトを自由に選択するこ
とができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上下各段に配置されたバーのうち、下段のバーを上下方
向に変位させて上段のバーとの離間距離を調整すること
が可能となるため、上段のバーに吊り下げられる陳列対
象物と下段のバーに装着されるフック等との間にデッド
スペースが生じても、これを容易且つ迅速に縮小若しく
は解消することが可能となる。
【0025】また、ブラケットの相対面に突設されたピ
ンを回動支点として下段のバーを転回可能としたから、
当該下段のバーをブラケットから取り外すことなく高さ
位置を変えることができ、レイアウト変更に際しての作
業時間を飛躍的に減少させることが可能となる。しか
も、前記転回動作によって係合ピンが係合穴から脱出す
ることができるとともに、当該係合穴と高さ位置が異な
る別位の係合穴に嵌合することができ、当該嵌合によっ
て、以後の不用意なる転回動作を規制することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る陳列用フック等の支持装置が陳列
装置に適用された実施例の要部外観構成を示す斜視図で
ある。
【図2】前記実施例における下段のバーの端部分解斜視
図である。
【図3】前記実施例における距離調整手段の作用説明図
である。
【図4】前記実施例の作用を説明するための正面図であ
る。
【図5】従来のフック支持装置を示す要部概略斜視図で
ある。
【図6】従来の問題点を説明するための正面図である。
【符号の説明】
14 ブラケット 15 バー 16 バー 17 フック 18 距離調整部材 25 ピン 26 係合穴 27 係合穴 29 軸受穴 30 係合ピン

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対配置される一対のブラケット間に掛
    け渡されるとともに、相互に所定間隔を隔てて上下各段
    に配置された二以上のバーを備え、下段のバーは前記ブ
    ラケットとの間に距離調整手段を介して支持され 前記距離調整手段は下段のバーと同軸方向に延びる回動
    支点を備え、この回動支点を中心としたバーの転回動作
    で上段のバーに離間接近可能に設けられ、 前記下段のバ
    ーは距離調整手段を介して上段のバーとの離間距離が調
    整可能に設けられていることを特徴とするフック支持装
    置。
  2. 【請求項2】 前記距離調整手段は係合部を更に含み、
    この係合部を介して前記ブラケットに対する下段のバー
    の高さ位置を固定することを特徴とする請求項1記載の
    フック支持装置。
  3. 【請求項3】 相対配置される一対のブラケット間に掛
    け渡されるとともに、相互に所定間隔を隔てて上下各段
    に配置された二以上のバーを備え、下段のバーは前記ブ
    ラケットとの間に距離調整手段を介して支持され、 前記距離調整手段は、前記ブラケットの相対面に突設さ
    れたピンと、このピンの上下各位置に形成された一対の
    係合穴と、前記バーの端部に設けられて前記ピンを挿通
    可能とする軸受穴と、前記一対の係合穴に選択的に嵌ま
    り合う係合ピンとを備えて構成され 前記下段のバーは距離調整手段を介して上段のバーとの
    離間距離が調整可能に設けられていることを特徴とする
    フック支持装置。
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