JPH0444128Y2 - - Google Patents

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JPH0444128Y2
JPH0444128Y2 JP1987189238U JP18923887U JPH0444128Y2 JP H0444128 Y2 JPH0444128 Y2 JP H0444128Y2 JP 1987189238 U JP1987189238 U JP 1987189238U JP 18923887 U JP18923887 U JP 18923887U JP H0444128 Y2 JPH0444128 Y2 JP H0444128Y2
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shelf
elongated hole
parallel pin
horizontal
shelf board
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JP1987189238U
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、商品等を載置して陳列する棚板の姿
勢を可変できるようにした陳列棚の棚板角度可変
機構に関する。
[従来の技術] 例えばスーパーなどの店舗では、商品を載せて
陳列するための棚を上下複数段に備える形式の陳
列棚が多く利用されている。そして、この種の陳
列棚では、棚板は通常水平姿勢に固定され、棚板
角度を調整できないのが普通である。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、陳列する商品の種類や棚板の高
さ等の条件によつては、棚板角度を変更したい場
合、より具体的には水平姿勢から前下がりの姿勢
に変更したい場合が往々見られる。
既存の組立式陳列棚には、このような要望に対
処するため、棚板を脱着して取付角度を可変でき
るようにしたものも出回つているが、かかる着脱
式のものであると、棚板角度の変更作業が面倒に
なる上、棚板に商品等を載せたままでは円滑に棚
板角度を可変することができない。
また、例えば、実開昭51−114214号公報に示さ
れるように、棚板を取り外すことなく、取付角度
を変更することができるようにしたものも開発さ
れてはいるが、このものは棚板の自重および棚板
上に載置した商品等の重量の大部分を操作する者
が支えながらセツテイングを行う必要があり、操
作性に問題がある。すなわち、この棚板角度可変
機構は、棚板をブラケツトを介して両側支柱に支
持させるようにした陳列棚において、前記ブラケ
ツトの前側に部分円弧状をなしその外側の周縁に
3つの係合凹部を有してなる円弧長穴を設けると
ともに、ブラケツトの後側に斜下前方に向かつて
急傾斜する傾斜長穴を設けている。そして、棚板
の側面に2本の平行ピンを突設し、前側の平行ピ
ンを円弧長穴に、後側の平行ピンを傾斜長穴にそ
れぞれ挿支させている。しかして、このようなも
のであれば、前側の平行ピンを円弧長穴の係合凹
部のいずれかに選択的に係合させることによつ
て、棚板の角度を適宜変更することができる。
ところが、このような構成のものは、棚板全体
を持ち上げるようにして、両平行ピンを上方に移
動させないと前側の平行ピンを係合凹部から離脱
させることができない。また、その前側の平行ピ
ンを別の係合凹部に係合させる際にも、その棚板
を支持したままで微妙な操作を行わなければなら
ない。そのため、棚板に商品を陳列したままで迅
速かつ確実に棚板を所望の角度にセツテイングす
るのが難しい。特に、この種陳列棚の模様替え
は、短時間に多数の棚板角度の変更を要求される
ことが多く、また比較的非力な女性店員等が行う
ようなことも少なくない。したがつて、棚板を持
ち上げてその重量を支持しつつ前側の平行ピンを
特定の係合凹部から外して次の目的とする係合凹
部に嵌め替えるのは容易な事ではない。
本考案は、上記の事情に勘案し、棚板に商品等
を載せたままでも、ワンタツチ操作により軽快か
つ迅速時に水平姿勢と前傾姿勢との間で棚板角度
変更できるようにした機構を提供することを目的
としている。
[問題点を解決するための手段] 本考案では、棚板をブラケツトを介して両側支
柱に支持させるようにした陳列棚について、前記
ブラケツトに前側に前低底と後高底とを中間の頂
高部を介して連続させた山形長穴を、後側に水平
長穴を設け、これらの長穴に、前記棚板の側面か
ら突設される2本の平行ピンを挿支させている。
そして、前側の平行ピンが前記前低底に係合する
位置で後側の平行ピンが水平長穴の前端部に達
し、前側の平行ピンが前記後高底に係合する位置
で後側の平行ピンが水平長穴の後端部に達するよ
うに各長穴の寸法を設定している。
[作用] このように構成したものであると、ブラケツト
に挿支される平行ピンが山形長穴の後高底と水平
長穴の後端部とに挿通される状態で、棚板を水平
姿勢に設定し保持することができる。そして、こ
の状態から棚板を前傾姿勢に変更する場合は、棚
板の前縁部をもつて、これを一旦持上げるように
してから前方に引出すようにする。すると、水平
長穴の挿通される平行ピンは後端部から前端部へ
移動し、同時に山形長穴の挿通される平行ピンは
後高底から途中の頂高部を乗りこえて前低底に移
動して来て、この状態で棚板が前下がりの角度に
設定保持される。そして、水平姿勢の戻す場合
は、上記と逆の手順により、同じくワンタツチ操
作で角度変更が可能になる。しかして、本考案の
ものでは、後側の平行ピンが水平長穴に支持され
ており、この後側の平行ピンを上方に移動させる
必要は全くない。そのため、棚板の自重および商
品の重量の半分程度は常にブラケツトが支持して
いることになり、残りの荷重に抗して操作者が棚
板の前端側を持ち上げることによつて、前側の平
行ピンを前低底あるいは後高底から離脱させるこ
とができる。しかも、このような構成によれば、
例えば、棚板の前端側を持ち上げて後方に係止さ
れるまで押し込むだけで、後は手を放しても前側
の平行ピンが後高底に落ち込むとともに後側の平
行ピンが水平長穴の後端部に押し付けられること
になり、棚板が水平姿勢で安定保持される、逆
に、棚板の前端側を持ち上げて係止されるまで前
方に引き出し、後はその持ち上げ力を消勢させる
だけで、前側の平行ピンが前低底に落ち込むとと
もに、後側の平行ピンが水平長穴の前端部に押付
けられることになり、棚板が前傾姿勢で安定保持
される。
このように本考案の構成によれば、後側の平行
ピンを支点にして棚板の前端側を従来のものに比
べて半分程度の力で持ち上げるとともに、その棚
板を動作が係止されるまで前または後に付勢して
後側の平行ピンを水平方向にスライドさせ、その
後は棚板持上力を消勢させるだけで、棚板の角度
を変更することができる。しかも、前側の平行ピ
ンを、前述したようにして頂高部を挟んで前低底
と後高底とを有する山形の長穴に挿支させておけ
ば、前側の平行ピンが後高底に落ち込んだ際に
は、後側の平行ピンが水平長穴の後端部に強く押
付けられ、前側の平行ピンが前低底に落ち込んだ
際には、後側の平行ピンが水平長穴の前端部に強
く押し付けられるという作用を営ませることが可
能となる。そのため、棚板を水平姿勢と前傾姿勢
の両方において、がたつきなく確実にセツテイン
グすることができる。
[実施例] 以下、図面に示す一実施例について本考案を詳
述する。
まず、第4図と第5図を参照して、陳列棚の全
体構成について概説する。
パン棚で例示される陳列棚は、組立式ユニツト
A,Bを連接してなり、各ユニツトは共通の構成
を具備する。陳列棚本体1は、両側に立設した支
柱2,2と、この支柱間に横架される上、下部枠
3,4とを連結し枠組したものからなつている。
これら支柱2,2と上、下部枠3,4は共に中空
のチヤンネル材から形成されている。なお、中央
の支柱2は両側のユニツトA,Bに共用される。
陳列棚本体1の上部には、吊下げ式の表示プレー
ト5と共に照明器具6が装着される。
そして、陳列棚本体1の前面には、下方部に固
着したストツクケース7と、上方部に3段に突設
したガラス製棚板8とを具備している。ストツク
ケース7の下面には両側に一対のキヤスター9,
9を装着している。また、各棚板8上の周囲には
商品の転落を防止する転び止め10a,10b,
10cが装着される。
しかして、両側支柱2,2にブラケツト11,
11を介して支持される各棚板8の取付構造の詳
細が、第1図〜第3図に示される。
ガラス製の棚板8は、縁金12を周設して該縁
金12に支持されるとともに、この縁金12の上
辺部12aの内面にL形の取付板13を固着し、
側面から該棚板8に一体化された取付板13を垂
直下方に延出している。この取付板13には、そ
れぞれ平行ピンを挿支させる一対のピン穴14,
15が前後方向に所定の間隔で穿設されている。
一方、棚板8の両側に位置する各支柱2には、
その前面にスリツト状に開口する一対の爪掛穴2
aを所定間隔で列設しており、この爪掛穴2aの
列にブラケツト11の後端から突設される爪掛片
11a,11b,11cを係合固持させて、各ブ
ラケツト11を支柱2から垂直方向に突設してい
る。このブラケツト11には、その前側に、前低
底16bと後高底16aとを中間の頂高部16c
を介して連続させた山形長穴16を、後側に、前
端部17bと後端部17aとを連続させた水平長
穴17を穿設している。ここにおいて、山形長穴
16の前低底16bは後高底16aに比較して或
る適当な高さhだけ低くされる。また、前側の平
行ピン18が前記前低底16bに係合する位置で
後側の平行ピン19が水平長穴17の前端部17
bに達し、前側の平行ピン18が前記後高底16
aに係合する位置で後側の平行ピン19が水平長
穴17の後端部17aに達するように各長孔1
6,17の寸法を設定している。具体的には、山
形長穴16の前低底16bと後高底16aとの水
平距離は、水平長穴17の長さと略等しくされ
る。さらに、山形長穴16の後高底16aと水平
長穴17の後端部17aとの間隔は、前記取付板
13におけるピン穴14,15の間隔Lと略等し
くされる。
そして、棚板8を支柱2に支持させるに当つて
は、棚板8側の取付板13と支柱2側のブラケツ
ト11とを平行に対設し、前者の前側ピン穴14
を後者の山形長穴16での後高底16aに、また
前者の後側ピン穴15を後者の水平長穴17での
後端部17aにそれぞれ軸心を合せ、ここに2本
の平行ピン(リベツトピン)18,19を貫通さ
せて、棚板8の取付板13をブラケツト11に脱
落不能に挿支している。なお、この取付状態で、
前記縁金12の上辺部12aから下方に屈曲され
る側辺部12bが、ブラケツト11の上方部を外
側からカバーしている。かくして、この状態では
棚板8は、平行ピン18,19を突設する取付板
13からブラケツト11を介し支柱2に水平姿勢
(第1図実線)に支持されることになる。
このようにして棚板8をブラケツト11に取着
したものであると、棚板8を水平姿勢から前傾姿
勢に変更したい場合は、棚板8の前縁部をもつて
これを一旦持上げるようにしてから前方に引出す
ワンタツチ操作で至便に角度可変できるものとな
る。すなわち、このようにすると、取付板13の
ピン穴15から突設される平行ピン19が、ブラ
ケツト11の水平長穴17の後端部17aから前
端部17bに水平移動すると同時に、取付板13
のピン穴14から突設される平行ピン18が、ブ
ラケツト11の山形長穴16でその後高底16a
から途中の頂高部16cを乗りこえて高さ寸法h
だけ低い前低底16bに嵌まり込み、結果として
棚板8はやや前方に移動しながら前下がりの或る
角度に傾斜した状態(第1図二点鎖線)で安定に
保持されるものとなる。そして、この角度可変が
上述のように簡便なワンタツチ操作で行ない得る
ことと共に、本可変機構では棚板8上にたとえ商
品等を載せたままであつても支障なく操作できる
のが特徴である。
なお、前傾姿勢から棚板8を水平姿勢に戻す場
合も、前記と逆の手順に従えばワンタツチ操作で
角度変更できる。
本考案は、好適には上記のように実施されるも
のであるが、棚板の側面から突設される平行ピン
の取付構造や支柱に対するブラケツトの固持構造
等は、もとより例示のものに限らない。
[考案の効果] 以上のように、本考案の棚板角度可変機構で
は、構造簡易なものでありながら、陳列棚の棚板
を必要に応じワンタツチ操作で角度可変でき、し
かも商品等を載せたままでも支障なく操作できる
利便性がある。すなわち、本考案に係る棚板角度
可変機構によれば、後側の平行ピンを支点にして
棚板の前端側を全体を持ち上げる場合の半分程度
の力で持ち上げるとともに、その棚板を動作が係
止されるまで前または後に付勢して後側の平行ピ
ンを水平方向にスライドさせ、その後は棚板持上
力を消勢させるだけで、棚板の角度を変更するこ
とができる。しかも、前側の平行ピンを、前述し
たようにして頂高部を挟んで前低底と後高底とを
有する山形の長穴に挿支させておけば、前側の平
行ピンが後高底に落ち込んだ際には、後側の平行
ピンが水平長穴の後端部に強く押付けられ、前側
の平行ピンが前低底に落ち込んだ際には、後側の
平行ピンが水平長穴の前端部に強く押付けられる
という作用を営ませることが可能となる。そのた
め、棚板を水平姿勢と前傾姿勢の両方において、
がたつきなく確実にセツテイングすることができ
る。したがつて、大きな労力を要することなく短
時間に多数の棚板の角度を確実に変更することが
容易になり、店舗に使用される陳列棚としての実
用的価値を飛躍的に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示す。第1図は棚板
取付部の一部破断側面図、第2図はその−線
矢視断面図、第3図は要部の分解斜視図である。
第4図は陳列棚全体の正面図、第5図は同側面図
である。 1……陳列棚本体、2……支柱、8……棚板、
11……ブラケツト、12……縁金、13……取
付板、14……ピン穴、15……ピン穴、16…
…山形長穴、16a……後高底、16b……前低
底、16c……頂高部、17……水平長穴、17
a……後端部、17b……前端部、18……平行
ピン、19……平行ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 棚板をブラケツトを介して両側支柱に支持させ
    るようにした陳列棚において、前記ブラケツトに
    前側に前低底と後高底とを中間の頂高部を介して
    連続させた山形長穴を、後側に水平長穴を設け、
    これら長穴に、前記棚板の側面から突設される2
    本の平行ピンを挿支させたものであつて、前側の
    平行ピンが前記前低底に係合する位置で後側の平
    行ピンが水平長穴の前端部に達し、前側の平行ピ
    ンが前記後高底に係合する位置で後側の平行ピン
    が水平長穴の後端部に達するように各長穴の寸法
    を設定していることを特徴とする陳列棚の棚板角
    度可変機構。
JP1987189238U 1987-12-12 1987-12-12 Expired JPH0444128Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987189238U JPH0444128Y2 (ja) 1987-12-12 1987-12-12

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JP1987189238U JPH0444128Y2 (ja) 1987-12-12 1987-12-12

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JPH0192846U JPH0192846U (ja) 1989-06-19
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