JP3006472B2 - 時間表示方法および表示材料 - Google Patents

時間表示方法および表示材料

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JP3006472B2 JP8007965A JP796596A JP3006472B2 JP 3006472 B2 JP3006472 B2 JP 3006472B2 JP 8007965 A JP8007965 A JP 8007965A JP 796596 A JP796596 A JP 796596A JP 3006472 B2 JP3006472 B2 JP 3006472B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラジカル発生剤と
ラジカルと反応することによって色変化する色素および
/又は色素前駆体を接触させることにより時間または温
度−時間積算値を色変化として表示する表示材料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、一定温度下で物品を一定期間保管
する場合に、その温度および時間を監視するための表示
材料に対する需要は年々高まってきている。すなわち、
冷凍食品・冷蔵食品・生鮮食品ならびに塗料・接着剤な
どの化学品に至るまで、保存温度が明示されるととも
に、その有効期間をも限定されているのが通常である。
しかしながら、安価に温度ならびに時間を同時に測定す
る表示材料はこれまであまり市場においてみあたらな
い。
【0003】従来、色変化によって温度・時間履歴を表
示する材料としては、100℃前後の温度で数十時間の
範囲をピンクからメタリックグリーンへの変化等で表示
する共晶アセチレン系混合物を用いたパテルの米国特許
第4,189,399号(1980.2.19発行)・米国特許
第4,208,186号(1980.6.17発行)・米国特許
第4,276,190号(1980.6.30発行)、室温程度
で数十日の範囲で無色から紫に発色する染料と酸あるい
はアルカリの拡散による反応を用いたキドニウス等の米
国特許第4,212,153号(1980.7.15発行)、レド
ックス染料と酸素拡散性を用いたフー等の米国特許第
3,768,976号、緑が退色することで表示する遊
離ラジカル感受性染料と過酸化物の組成物を用いたカー
タッブ等の米国特許第3,966,414号、還元剤で
脱色したトリアリールメタン染料が酸素の拡散によって
着色することを利用したブハッタチャージー等の特開昭
62−190447、酸を生成する微生物とpH指示薬
を用いた松田等の特開平5−61917がある。その
他、融点、拡散速度、酵素活性などを利用した特許が開
示されている。
【0004】これまで、色々な表示材料が提案されてい
るものの実際に上市されていない理由としては、溶液状
態で取り扱いに不便であったり、時間を測定開始する方
法が煩雑であったり不明確であったり、価格が高い等の
要因が考えられる。例えば、米国特許第3,966,4
14号に開示されているカータッブ等の発明は、染料と
過酸化物をガラス繊維紙上に担持させ表示材料としたも
のであるが、時間計測という面においては染料と過酸化
物を溶解した時点で反応が始まっており、室温以下の温
度下での時間測定には現実的に適さないという欠点があ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は所定温度にお
いて所定時間が経過したことをまたは温度−時間積算値
を二つの担持体を接触させるという単純な操作により反
応を開始させ、色相の明確な変化によって手軽かつ安価
に表示することを可能にする表示方法および表示材料を
提供するものである。すなわち、本発明は使用する温度
域が室温以下の場合においても、二つの担持体を接触さ
せるまでは反応が始まらず、室温での保存が可能であ
り、なおかつ接触した時点が時間測定の開始点となり、
単純かつ明解に測定を始めることができる。
【0006】一般に、冷凍食品・冷蔵食品・生鮮食品な
らびに塗料・接着剤などの化学品に至るまでの使用有効
期限を有する物品は、保存温度とともにその有効期間を
限定されているのが通常であり、温度が低い場合は保存
期間が長く温度が高くなると保存期間は極端に短くなる
場合が多い。しかしながら、一般的には保管場所に温度
計を設置して製造年月日と保証期限の表示によって管理
しているのが現状であり、管理すべき物品が実際に何度
で何時間経過したかは不明である。このように一つ一つ
の物品が所定の温度下でどの程度時間が経過したかある
いはどの程度の温度でどの程度時間が経過したかという
熱量の総計である温度−時間積算値を明確にしかも安価
に表示しうる材料を提供できる方法が求められていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ラジカル
発生剤とラジカルと反応することによって色変化する色
素および/又は色素前駆体からなり、ラジカル濃度に応
じた色の変化が起きることを見出し、さらにラジカル濃
度がアレニウス則によって温度と時間で規定されること
から、所定温度における時間変化または熱量の総計とも
いうべき温度−時間積算値を色の変化として表示しうる
ことを見出した。
【0008】本発明は、下記A剤と非接触状態にある下
記B剤とを接触させることにより時間または温度−時間
積算値を色変化として表示する方法である(ただし、A
剤とB剤とは、ラジカル発生剤とラジカルと反応するこ
とによって色変化する色素および/又は色素前駆体の組
合わせからなる。)。
【0009】更に本発明は、担持体中に担持された下記
A剤を含む層と、A剤と非接触状態とした下記B剤とを
含む層からなり、それぞれの層を接触させることにより
時間または温度−時間積算値を色変化として表示する表
示材料である(ただし、A剤とB剤とは、ラジカル発生
剤とラジカルと反応することによって色変化する色素お
よび/又は色素前駆体の組合わせからなる。)。
【0010】更に本発明は、A剤を含む層が接着性の材
料から構成される層である上記表示材料である。更に本
発明は、B剤を含む層が透明基材に積層された樹脂層で
ある上記表示材料である更に本発明は、透明基材に積層
された樹脂層が印刷層である上記表示材料である。更に
本発明は、ラジカル発生剤が有機過酸化物である上記表
示材料である。更に本発明は、色素および/又は色素前
駆体がフェノチアジン系発色色素である上記表示材料で
ある。更に本発明は、色素および/又は色素前駆体を含
む層がラジカル発生剤の分解触媒を含む上記表示材料で
ある。更に本発明は、ラジカル発生剤の分解触媒がアミ
ンおよび/又は金属化合物である上記表示材料である。
【発明の実施の形態】
【0011】本発明において用いられるラジカル発生剤
は、その分解温度の違いにより所定温度でのラジカル発
生量が規定され、希望する温度ならびに時間によって最
適なラジカル発生剤を設定することで、ラジカルに接触
することによって発色する色素および/又は色素前駆体
の色相を変化させる時間を決定できる。すなわち、ラジ
カル発生剤の分解速度はアレニウス則に従うため、温度
と時間を関数としてラジカル発生量が規定され、この結
果、時間または温度−時間積算値を表示すことが可能に
なるのである。
【0012】一定温度あるいは変動する温度下において
得られる熱量は、各時点での温度とその時間の積によっ
て求められる積分値として表すことができ、この温度と
時間の積分値を温度−時間積算値と定義する。例えば冷
蔵食品である肉・魚等は30℃では12時間、20℃で
は24時間、10℃では72時間といった具合に保存温
度によりその正味期限あるいは有効期限は変化する。ま
た実際の製品の流通を考えた場合、保存温度は程度の差
はあるものの絶えず変動していると考えて良い。ここで
問題になるのが「何度の温度で何時間放置あるいは保存
されたか」ということで、この尺度となるのが温度−時
間積算値ということになる。但し、温度20℃1時間で
の劣化あるいは変化が温度10℃で何時間の変化に相当
するかという問題は、アレニウス則における頻度因子お
よび活性化エネルギーによって規定されるので単純な絶
対温度と時間の積によって表されるものではない。
【0013】ラジカル発生剤としては、有機過酸化物、
アゾ化合物、ハロゲン化炭素化合物などが挙げられる。
具体的に有機過酸化物としては,ジ−tert−ブチル
パーオキサイド,tert−ブチルクミルパーオキサイ
ド,ジクミルパーオキサイドなどのジアルキルパーオキ
サイド類,アセチルパーオキサイド,ラウロイルパーオ
キサイド,ベンゾイルパーオキサイドなどのジアシルパ
ーオキサイド類,メチルエチルケトンパーオキサイド,
シクロヘキサノンパーオキサイド,3,3,5−トリメ
チルシクロヘキサノンパーオキサイド,メチルシクロヘ
キサノンパーオキサイドなどのケトンパーオキサイド
類,1,1−ビス(tert−ブチルパーオキシ)シク
ロヘキサンなどパーオキシケタール類,tert−ブチ
ルヒドロパーオキサイド,クメンヒドロパーオキサイ
ド,1,1,3,3−テトラメチルブチルヒドロパーオ
キサイド,p−メンタンヒドロパーオキサイド,ジイソ
プロピルベンゼンヒドロパーオキサイド,2,5−ジメ
チルヘキサン−2,5−ジヒドロパーオキサイドなどの
ヒドロパーオキサイド類,tert−ブチルパーオキシ
アセテート,tert−ブチルパーオキシ−2−エチル
ヘキサノエート,tert−ブチルパーオキシベンゾエ
ートなどのパーオキシエステル類などがあるが,これら
の中でもベンゾイルパーオキサイドはラジカル発生能力
と保存安定性のバランスに優れ,ラジカル発生剤には好
適である。
【0014】アゾ化合物としては、2,2’−アゾビス
イソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2−メチル
ブチロニトリル)などのアゾニトリル類、2,2’−ア
ゾビス(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロライドな
どのアゾアミジン類、2,2’−アゾビス(2−メチル
プロピオンアミド)ジヒドレートなどのアゾアミド類、
2,2’−アゾビス(2−メチルプロパン)などのアゾ
アリル類が挙げられる。ハロゲン化炭素化合物として
は、四臭化炭素などのポリハロゲン化合物が挙げられ
る。ラジカル発生剤は、担持体を形成する媒体に対して
1.0から20重量%、好ましくは2.0から15.0
重量%添加して本発明の時間表示材料を得る。
【0015】本発明のラジカルと反応することによって
色変化する色素および/又は色素前駆体は、ラジカルに
よって分子中の水素原子が引き抜かれやすい性質を持っ
ており、その際に色の変化が認められるものである。こ
の発色の機構としては、フェノチアジンを例にして下記
のような機構が類推される。
【0016】
【化1】
【0017】まず、フェノチアジン分子中の水素原子が
引き抜かれ窒素原子がラジカルとなる。次にラジカルが
硫黄原子に移動し、硫黄原子の原子価が2価から4価に
変わる。そして共役が両側のベンゼン環に伸び、可視光
部の光吸収率が変化し色相が変わる。この他、「カラー
ケミカル事典」(CMC出版)に記載されている様にフ
リーラジカル写真などで用いられる反応が本発明におい
て用いられる。すなわち、ラジカルによって水素原子を
引き抜かれて起こる連鎖反応によって青色を呈するラジ
カル−ジフェニルアミン系化合物、ラジカル−トリフェ
ニルメタン系化合物の反応等によって色が変わる。さら
に、同じく「カラーケミカル事典」にあるBell&H
owell法によるラジカル−色素前駆体−増感剤系の
反応によっても色が変わる。
【0018】本発明に用いられるラジカルに接触するこ
とによって発色する色素および/又は色素前駆体として
は、フェノチアジンを始めとするフェノチアジン系発色
色素、フェノキサジンを始めとするフェノキサジン系色
素、ロイコクリスタルバイオレット、ロイコマラカイト
グリーン、クリスタルバイオレット、ロイコクリスタル
バイオレットラクトン等のトリフェニルメタン系化合
物、4−(p−ジメチルアミノスチリル)キノリン等の
キノリン系染料が挙げられる。また、これら色素および
/または色素前駆体に他の顔料および染料を添加して色
相を調整することも可能である。
【0019】特にフェノチアジンは、ラジカルと接触し
た直後は緑色で、ラジカルとの反応が進行するにつれ赤
色に変化する特徴を有し、物品の有効期限を表示する材
料としては感覚的に認知しやすく最も好都合な物質の一
つである。また、フェノキサジンは無色から黄土色に変
化する点でフェノチアジンと同様に、物品の有効期限を
表示する材料としては感覚的に認知しやすく最も好都合
な物質の一つである。また、ある期間以降に有効性を指
し示す用途には、無色から青色に変化するロイコマラカ
イトグリーンが、物品の有効期限を表示する材料として
は感覚的に認知しやすく最も好都合な物質の一つであ
る。
【0020】ラジカルと反応することによって色変化す
る色素および/又は色素前駆体は、担持体を形成する媒
体に対して1.0から20重量%、好ましくは2.0か
ら15.0重量%添加して本発明の時間表示材料を得
る。このとき、色素および/又は色素前駆体の配合量が
1.0重量%以下だと被試験物中にラジカルが十分にあ
ったとしても発色が薄く視認性が悪くなる。色素および
/又は色素前駆体を添加する量によって検出できるラジ
カル濃度に限界があり、添加量が少ない場合ある一定値
以上のラジカル濃度での、発色後の色調の変化がなくな
ってしまい、正確な時間表示ができない。よって、期待
する表示時間に合わせた量の色素および/又は色素前駆
体の添加が必要となる。経験則としてラジカル発生剤に
ベンゾイルパーオキサイド、色素および/又は色素前駆
体にフェノチアジンを用いた場合、ベンゾイルパーオキ
サイド1重量%に対してフェノチアジン0.3から1.
5重量%の添加が望ましい。また、フェノチアジンの配
合量を20重量%以上としても発色の度合はそれ程変わ
らない反面、インジケーター保管中に空気酸化によって
発色してしまい、使用に適さなくなってしまう場合があ
る。
【0021】本発明において、透明基材としてはポリエ
チレンやポリプロピレン等のオレフィン系フィルム、ポ
リエチレンテレフタレート等に代表されるポリエステル
フィルム、セロファン、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化
ビニリデン共重合体、ポリフッ化ビリニデン、ポリ塩化
ビニル、ナイロン、ポリアクリル酸、ポリメタクリル
酸、等のプラスチックフィルム等が挙げられる。その
他、色相変化を確認できる程度の透明性を有する素材で
あれば、いかなるものを用いても何ら制限するものでは
ない。
【0022】本発明において、印刷層とはシルクスクリ
ーン印刷、グラビア印刷、オフセット印刷等によって印
刷された樹脂を媒体とした層で、印刷様式および用いる
バインダー樹脂に関しては、印刷によって形成すること
のできる樹脂層であるならば、いかなるものを用いても
何ら制限するものではない。
【0023】本発明において、ラジカル発生剤の分解触
媒はラジカル発生剤の分解速度を速める目的で添加さ
れ、同一のラジカル発生剤を用いた場合でもこの分解触
媒の添加量でその分解速度を制御することが可能とな
る。すなわち、所定温度における色相の変化する時間ま
たは温度−時間積算値を設定することができる。具体的
には、アミン類および金属化合物が分解触媒として挙げ
られる。すなわち、アミン類としては、N,N−ジメチ
ルベンジルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミ
ン、N,N−ジエチルアニリン、N,N−ジメチルアニ
リン、N−フェニルジエタノールアミン、N−フェニル
ジイソプロパノールアミン、ジメチル−p−トルイジ
ン、ジエチル−m−トルイジン、トリエタノールアミ
ン、4−フェニルモルホリン、4,4’−ビス(ジエチ
ルアミノ)ベンゾフェノン、N−フェニル−2−ナフチ
ルアミン、N,N−ジベンジルアニリン、N,N−ジベ
ンジル−2−アミノエタノール等、金属化合物としては
リチウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、セ
リウム、ジルコニウム、バナジウム、モリブデン、マン
ガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、スズ、鉛等
の金属のラウリル塩、ナフテン酸塩、オクチル酸塩、オ
レイン酸塩、オクテン酸塩等の脂肪酸塩、ロジン塩等の
樹脂酸塩、アセチルアセトネート錯塩等のキレート化合
物等から1種または2種以上を用いることができる。特
にアミン類又は金属化合物のうちどちらか、あるいはそ
の両方を併用するのが望ましい。アミン類および/又は
金属化合物は、ラジカル発生剤100重量部に対して
0.1〜200重量部、好ましくは1〜100重量部添
加する。これにより本発明の表示材料の表示する温度な
らびに時間または温度−時間積算値の範囲が大幅に広が
る。
【0024】本発明において、ラジカル発生剤およびラ
ジカルと反応することによって色変化する色素および/
又は色素前駆体を含む担持体を構成する媒体としては、
所定の温度においてラジカル発生剤および色素および/
又は色素前駆体が拡散できることが可能かつ形態を維持
できるもので、なおかつ色変化を認識しうる程度の透明
性を有するものならば、いかなるものを用いても何ら制
限するものではない。具体的には、アクリル樹脂、ポリ
エステル樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリウレタン樹脂、
シリコン樹脂、エポキシ樹脂、ビニル樹脂等、通常のイ
ンキ、塗料等のバインダーとして使用される樹脂および
一般の粘着剤として用いられる粘着性ゴム系樹脂等なら
何でもよく、前記の樹脂数種類の混合系でもよいし、ケ
トン系、エーテル系、アルコール系、セロソルブ系、石
油系、水系溶媒等通常使用される溶媒で希釈されていて
もいなくてもよい。特に粘着性ゴム系樹脂は、担持体お
よび透明基材とを接触する際に、接着機能を発現する点
で好都合である。
【0025】具体的に粘着性ゴム系樹脂とは、Tgが室
温以下、好ましくは−10℃以下の樹脂であり、使用時
の温度範囲ではゴム状領域であることが望ましい。例と
して、粘着性アクリル樹脂、天然および合成のシス−
1、4−ポリイソプレンゴム、ブチルゴム、ハロゲン化
ブチルゴム、部分加硫ブチルゴム、スチレン−ブタジエ
ン−スチレンブロックコポリマー(SBS)、スチレン
−イソプレン−スチレンブロックコポリマー(SI
S)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロッ
クコポリマー(SEBS)、シリコンゴム、クロロプレ
ンゴム、ニトリルゴム、ブタジエンゴムなどの、粘着剤
用樹脂として用いられているものが挙げられる。とりわ
け、粘着性アクリル樹脂は、構造、分子量とも自在に設
定して自在にTgを変化させることが可能でラジカル発
生剤および色素および/又は色素前駆体の拡散速度を制
御することができ、本発明のラジカル発生剤および色素
および/又は色素前駆体の媒体には好適である。粘着性
アクリル樹脂とは、水酸基、三級アミノ基、カルボキシ
ル基、アミド基、ニトリル基などの官能基を有するもの
であり、一般に粘着剤用アクリル樹脂として用いられて
いるものである。これらの官能基を有するアクリル樹脂
は、水酸基、三級アミノ基、カルボキシル基、アミド
基、ニトリル基などを有するモノマーのうちの一種また
は数種と、アルキル(メタ)アクリレート、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、ビニルエーテル、スチレンな
どのモノマーとの共重合体などである。
【0026】粘着性アクリル樹脂の合成法は通常のラジ
カル重合であり、反応方法に何等制限はなく、溶液重
合、塊状重合、乳化重合などの公知の重合法で行なうこ
とができるが、反応のコントロールが容易であることや
直接次の操作に移れることから溶液重合が好ましい。溶
媒としては、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トン、トルエン、セロソルブ、酢酸エチル、酢酸ブチル
など本発明の樹脂が溶解するものであれば何でもよく、
単独でも、複数の溶媒を混合してもよい。また、重合反
応の際に使用される重合開始剤もベンゾイルパーオキサ
イド、アセチルパーオキサイド、メチルエチルケトンパ
ーオキサイド、ラウロイルパーオキサイドなどの有機過
酸化物、アゾビスイソブチロニトリルなどのアゾ系開始
剤など公知のものであれば何でもよく、とくに制限はな
い。
【0027】粘着性ゴム系樹脂をイソシアネートおよび
エポキシ化合物などの架橋剤を用いて部分的に架橋し
て、担持体の接触時における接着特性を改善し凝集力を
高める目的やラジカル発生剤と色素および/又は色素前
駆体の拡散速度を調節することができる。また、ポリウ
レタン樹脂は、グラビア印刷等の印刷適性が良く、表示
材料の生産性の面からは担持体を構成する媒体として好
ましい材料の一つである。この様なポリウレタン樹脂と
しては、東洋インキ製造(株)製のグラビアインキ用ウ
レタン樹脂の商品名「ラミスターRメジウム」、「ニュ
ーLPスーパー」、「LPクィーン」等が挙げられる。
【0028】担持体を作製する方法は、A剤あるいはB
剤を担持する層にできる方法であるならば何ら制限を加
えるものではない。具体的には、粘着剤を製造する場合
に用いられるコンマコーター、リップコーター、キスコ
ーター等の塗工方法によって作製する方法。グラビアイ
ンキ、オフセットインキ、スクリーンインキ、活版イン
キ、フレキソインキ等のソースマーキングインキを担持
体としてそれぞれの印刷方法で印刷する方法。スタンプ
インキ、ノーカーボン紙インキ、インキジェット、ワイ
ヤードットインキ、タイプライターインキ、感熱用イン
キ等のオンディマンドインキを担持体としてそれぞれの
印刷方法で印刷する方法等が挙げられる。これらの方法
を単一で使用してもあるいは複数の方法を組み合わせて
使用しても何ら制限されるものではない。すなわち、テ
ープ形態で塗工されたA剤を含む層の表面に、B剤を含
む層を直接印刷して温度−時間積算値の測定を開始して
も良いし、テープ形態で塗工されたA剤を含む層の表面
に、B剤を含む層を透明基材上に印刷した後に貼り合わ
せ測定を開始しても良い。またA剤あるいはB剤を担持
する層は、ベタ塗り/ベタ塗りでの形成の他、ベタ/パ
ターン、パターン/パターン等の方法による作成が可能
であり、温度−時間積算値を表示する際に色変化する部
分を画像形成することができる。さらに、材料を選択す
ることで、色変化する色と補色関係にある色相の透明フ
ィルムをカバーすることで、所定の温度−時間積算値に
おいて「賞味期限切れ」「食べ頃」などの表示を行うこ
とも可能である。
【0029】また、本発明の形状は上記記載の他、例え
ばガラスビン等の何らかの透明容器内にA剤およびB剤
すなわち酸化重合性色素および酸化剤を入れ、場合によ
ってはケトン系、エーテル系、アルコール系、セロソル
ブ系、石油系、水系溶媒等通常使用される溶媒で希釈し
て色変化を表示することも可能である。その他、例え
ば、A剤を溶解させた溶剤をフェルト等に含浸させてマ
ジックペンの形状としてB剤を含む層上に画像を形成し
ながらA剤とB剤を接触させる方法、B剤もまた溶剤に
溶解してフェルト等に含浸させてマジックペンの形状と
してそれぞれを重ね書きすることでA剤とB剤を接触さ
せて温度−時間測定を行う方法も本発明において使用す
ることができ、何ら制限するものではない。
【0030】本発明の用途は、特に限定されず有効期間
を有する各種製品、製造工程、流通過程ならびに使用時
等に時間−温度の管理が必要な各種製品に対して添付あ
るいは貼付するなどして使用することができる。具体的
には牛肉、豚肉、鳥肉等の食肉類や鮪、鰤、鯛、タラバ
ガニ、烏賊、牡蠣、イクラ、数の子等の魚介類等の冷凍
食品、冷蔵食品。冷凍ブロッコリー、冷凍カボチャ、冷
凍コロッケ、冷凍チャーハン等の野菜・加工食品等の冷
凍食品、牛乳、チーズ等の乳製品やトーフ、薩摩揚げ、
納豆、竹輪、蒲鉾、プリン、ジュース類に至る冷蔵食
品、大根、キュウリ、トマト等の野菜類や生花等の生鮮
品、即席麺、油菓子、和菓子、ケーキ、生菓子等の加工
食品類などの製造・流通・保管・販売等の各過程におい
て保管温度が限定されなおかつ有効期限が限定された製
品の有効期間、各過程の温度−時間の管理等が挙げられ
る。
【0031】また、カップラーメン等のインスタント麺
を熱湯で調理する際の温度−時間管理、コーヒー、紅茶
等の調理経過時間の管理、レトルト食品等の加熱殺菌等
の工程管理等。また、塗料等の焼き付けオーブン、乾燥
炉等の熱処理温度−時間の管理等に使用することができ
る。ナフタリン、パラジクロルベンゼン等の防虫剤、忌
避剤、芳香剤、脱臭剤あるいは抗性物質、ワクチン、輸
血用血液などの医薬品類等、化粧品等、樹脂合成原料の
各種モノマー類、重合開始剤類、嫌気性接着剤等、写真
フィルム、印画紙、感光紙、電池、オイル等の化学品の
製造・流通・保管・販売等の各過程において保管温度を
限定されなおかつ有効期限が限定された製品の有効期間
を管理する用途に使用することができる。この他、移植
用の臓器の保存および輸送の温度−時間管理などにも使
用することができる。
【0032】ワイン、日本酒等の貯蔵温度およびその期
間の管理。メロン、柿、リンゴ、サクランボ等の高級果
物や鰆の西京漬け、千枚漬け等の漬け物類等、鯖等を酢
で処理したなれ寿司等の加工食品等の最適賞味時期を有
する食品類の食べ頃時期を表示する用途等に使用でき
る。この他本発明の用途は、時間−温度の管理が必要な
用途に使用することに対して何ら制限を加えるものでは
ない。
【0033】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。例
中、部とは重量部を、%とは重量%を、それぞれ表す。
【0034】樹脂1 ブチルアクリレート 94.1部 アクリル酸 5.9部 アゾビスイソブチロニトリル 0.2部 酢酸エチル 150.0部 窒素雰囲気中80℃に加熱した上記のそれぞれの組成比
の混合物125部に、上記の同組成比の混合物125部
を滴下し、滴下終了後、12時間加熱還流させ、冷却
し、樹脂1の溶液(固形分40%)を得た。
【0035】樹脂2 ブチルアクリレート 92.0部 アクリルアミド 2.8部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート 5.2部 アゾビスイソブチロニトリル 0.2部 酢酸エチル 150.0部 窒素雰囲気中80℃に加熱した上記のそれぞれの組成比
の混合物125部に、上記の同組成比の混合物125部
を滴下し、滴下終了後、12時間加熱還流させ、冷却
し、樹脂2の溶液(固形分40%)を得た。
【0036】樹脂3 ブチルアクリレート 38.8部 イソブチルアクリレート 38.8部 メチルアクリレート 15.9部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート 6.5部 アゾビスイソブチロニトリル 0.2部 酢酸エチル 150.0部 窒素雰囲気中80℃に加熱した上記のそれぞれの組成比
の混合物125部に、上記の同組成比の混合物125部
を滴下し、滴下終了後、12時間加熱還流させ、冷却
し、樹脂3の溶液(固形分40%)を得た。
【0037】樹脂4 2−エチルヘキシルアクリレート 100.0部 アゾビスイソブチロニトリル 0.2部 酢酸エチル 150.0部 窒素雰囲気中80℃に加熱した上記のそれぞれの組成比
の混合物125部に、上記の同組成比の混合物125部
を滴下し、滴下終了後、12時間加熱還流させ、冷却
し、樹脂4の溶液(固形分40%)を得た。
【0038】樹脂5 メチルアクリレート 100.0部 アゾビスイソブチロニトリル 0.2部 酢酸エチル 150.0部 窒素雰囲気中80℃に加熱した上記のそれぞれの組成比
の混合物125部に、上記の同組成比の混合物125部
を滴下し、滴下終了後、12時間加熱還流させ、冷却
し、樹脂5の溶液(固形分40%)を得た。
【0039】実施例1 樹脂1の溶液を100部、フェノチアジンの10%酢酸
エチル溶液を12部とを撹拌混合し、離型表面処理され
たPETフィルム上に塗布し、90℃で2分間加熱乾燥
させ膜厚を25ミクロンとしてA剤を含む層を得た。次
に樹脂1の溶液を100部、ベンゾイルパーオキサイド
の40%酢酸エチル溶液を5部とを撹拌混合し、離型表
面処理されたPETフィルム上に塗布し、90℃で2分
間加熱乾燥させ膜厚を25ミクロンとしてB剤を含む層
を得た。このA剤を含む層とB剤を含む層を接触させた
後、塗布する際に使用したPETフィルムを剥離し、表
示材料1とした。また、接触させた瞬間を時間測定の開
始点とした。なお、色の経時変化は以下の条件で観察し
た。結果は表2に示した。
【0040】(1)色の経時変化 A剤を含む層とB剤を含む層を接触させた時を時間測定
開始時点として、−20℃、0℃、10℃、20℃、4
0℃および100℃の恒温層に表示材料を保管して、経
時の色変化を観察した。
【0041】実施例2〜6 実施例1と同様に、色素および/又は色素前駆体の10
%酢酸エチル溶液、ラジカル発生剤の分解触媒の10%
酢酸エチル溶液、樹脂の溶液を表1にある配合比で混合
撹拌し、離型表面処理されたPETフィルム上に塗布
し、90℃で2分間加熱乾燥させ膜厚を25ミクロンと
してA剤を含む層を得た。同様にして、ラジカル発生剤
の40%酢酸エチル、樹脂の溶液を表1にある配合比で
混合撹拌し、離型表面処理されたPETフィルム上に塗
布し、90℃で2分間加熱乾燥させ膜厚を25ミクロン
としてB剤を含む層を得た。このA剤を含む層とB剤を
含む層を接触させて、表示材料とした。接触させた瞬間
を時間測定の開始点とした。なお、色の経時変化は実施
例1と同様な方法で観察した。結果は表2に示した。た
だし、表1での配合比は固形分換算で表示してある。
【0042】実施例7 樹脂1の溶液を100部、フェノチアジンの10%酢酸
エチル溶液を12部、N−フェニルジエタノールアミン
の10%酢酸エチル溶液を4部とを撹拌混合し、離型表
面処理されたPETフィルム上に塗布し、90℃で2分
間加熱乾燥させ膜厚を25ミクロンとしてA剤を含む層
を得た。次に東洋インキ製造(株)製グラビアインキ用
ウレタン樹脂ラミスターRメジウム(固形分40%)を
100部、ベンゾイルパーオキサイドの40%キシレン
溶液を5部とを撹拌混合し、グラビア印刷して透明PE
Tフィルム上に塗布し、90℃で2分間加熱乾燥させ膜
厚を25ミクロンとしてB剤を含む層を得た。このA剤
を含む層とB剤を含む層を接触させて、表示材料7とし
た。接触させた瞬間を時間測定の開始点とした。なお、
色の経時変化は実施例1と同様な方法で観察した。結果
は表2に示した。
【0043】実施例8〜33および比較例1〜3 実施例1と同様に、色素および/又は色素前駆体の10
%酢酸エチル溶液、ラジカル発生剤の分解触媒の10%
酢酸エチル溶液、樹脂の溶液を表1にある配合比で混合
撹拌し、離型表面処理されたPETフィルム上に塗布
し、90℃で2分間加熱乾燥させ膜厚を25ミクロンと
してA剤を含む層を得た。同様にして、ラジカル発生剤
の40%酢酸エチル、樹脂の溶液を表1にある配合比で
混合撹拌し、離型表面処理されたPETフィルム上に塗
布し、90℃で2分間加熱乾燥させ膜厚を25ミクロン
としてB剤を含む層を得た。このA剤を含む層とB剤を
含む層を接触させて、表示材料とした。接触させた瞬間
を時間測定の開始点とした。なお、色の経時変化は実施
例1と同様な方法で観察した。結果は表2に示した。た
だし、表1での配合比は固形分換算で表示してある。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【0047】
【発明の効果】本発明の時間または温度−時間積算値の
表示方法およびその材料により、所定温度において所定
時間が経過したことまたは温度−時間積算値を二つの担
持体を接触させるという単純な操作により反応を開始さ
せ、色相の明確な変化によって手軽かつ安価に表示する
ことが可能となった。 フェノチアジンおよびフェノキ
サジンは、無色から時間とともに着色することで時間の
経過を表示することができ、有効期限を表示する材料に
は非常に適している。とりわけ、フェノチアジンはラジ
カル発生剤を含む層を接触させる前は無色であり、接触
と同時に即座に緑色に変化して以後時間の経過とともに
青色、紫、赤色と変化する材料であり感覚的に表示材料
として最適である。また、測定したい温度ならびに時間
または温度−時間積算値については、担持体を構成する
媒体である樹脂の選択、ラジカル発生剤の種類、ラジカ
ル発生剤の分解触媒とその配合量によって制御すること
が可能であった。このことから、幅広い温度範囲での時
間測定または温度−時間積算値測定に対し、本発明の時
間または温度−時間積算値の表示方法ならびに材料が有
効であることがわかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01K 11/16 B41M 5/18 102Z (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01K 11/12

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記A剤と非接触状態にある下記B剤と
    を接触させることにより時間または温度−時間積算値を
    色変化として表示する方法(ただし、A剤とB剤とは、
    ラジカル発生剤とラジカルと反応することによって色変
    化する色素および/又は色素前駆体の組合わせからな
    る。)。
  2. 【請求項2】 担持体中に担持された下記A剤を含む層
    と、A剤と非接触状態とした下記B剤とを含む層からな
    り、それぞれの層を接触させることにより時間または温
    度−時間積算値を色変化として表示する表示材料(ただ
    し、A剤とB剤とは、ラジカル発生剤とラジカルと反応
    することによって色変化する色素および/又は色素前駆
    体の組合わせからなる。)。
  3. 【請求項3】 A剤を含む層が接着性の材料から構成さ
    れる層である請求項2記載の表示材料。
  4. 【請求項4】 B剤を含む層が透明基材に積層された樹
    脂層である請求項2または3記載の表示材料。
  5. 【請求項5】 透明基材に積層された樹脂層が印刷層で
    ある請求項4記載の表示材料。
  6. 【請求項6】 ラジカル発生剤が有機過酸化物である請
    求項2記載の表示材料。
  7. 【請求項7】 色素および/又は色素前駆体がフェノチ
    アジン系発色色素である請求項2記載の時間表示材料。
  8. 【請求項8】 色素および/又は色素前駆体を含む層が
    ラジカル発生剤の分解触媒を含む請求項2記載の表示材
    料。
  9. 【請求項9】 ラジカル発生剤の分解触媒がアミンおよ
    び/又は金属化合物である請求項8記載の表示材料。
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