JP3006402B2 - コードレスアイロン - Google Patents

コードレスアイロン

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JP3006402B2
JP3006402B2 JP6093245A JP9324594A JP3006402B2 JP 3006402 B2 JP3006402 B2 JP 3006402B2 JP 6093245 A JP6093245 A JP 6093245A JP 9324594 A JP9324594 A JP 9324594A JP 3006402 B2 JP3006402 B2 JP 3006402B2
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vaporization chamber
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insulating plate
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敦志 松尾
親司 坂野
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類などのしわ伸ばし
を行うコードレスアイロンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコードレスアイロンは図
および図に示すような構成になっていた。以下、そ
の構成について説明する。図に示すように、ヒータ1
は、ベース2に埋設しており、このベース2に気化室3
を形成するとともに、ベース2の上方に水タンク4を配
置している。
【0003】水タンク4内の水は、ベース2上面に覆設
する断熱板5に設けられた穴部6を通り、断熱板5とベ
ース2の間に配置された導水体7を通して、気化室3へ
供給されるようになっている。また、水タンク4の底部
には弁装置8により手動で開閉されるノズル9が設けら
れており、ゴムカバー10によって導水体7と連結して
水路を形成している。また、ヒータ1のうち、1aは内
部に発熱体を含んでいない非発熱体部である。
【0004】一方、前記導水体7には、ベース2に設け
られた熱応動部材11によって開閉される熱応動弁装置
12が設けられ、気化室3の温度が水の気化適正温度以
下のときは、熱応動弁装置12によって導水体7を遮断
し、手動で弁装置8が開かれた場合でも水タンク4内の
水が気化室3へ供給されないようになっていた。
【0005】また、温度ヒューズ13はベース2の異常
加熱時に、ヒータ1への電源供給を遮断する。サーミス
タ14はベース2の温度情報を制御手段15に伝達す
る。また、気化室蓋16は気化室3の上方を覆ってい
る。把手17はアイロン本体の握り部を形成するととも
に水タンク4の上部を形成している。スタンド18はア
イロン本体を載置して電源を供給する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のコードレスアイロンの構成では、アイロンがけのた
め、アイロン本体をスタンド18から離脱させた場合、
放熱とスチーム発生に必要な気化熱のため、ベース2お
よび気化室3が冷却される。この結果、所定の温度に低
下したときに熱応動部材11が動作し、熱応動弁装置1
2により導水体7が遮断され、スチームが一定時間経過
すると発生しなくなる。
【0007】しかしながら、前記従来の構成のコードレ
スアイロンにおいては、離脱後のスチーム発生持続時間
を長くするためには、ベース2の熱容量を拡大、すなわ
ち、ベース2の重量を増加させることが考えられるが、
アイロン本体の重量が増加するため、使用者にとって使
い勝手が悪くなるという問題があった。
【0008】また、アイロンのベース2は、スチーム使
用時に気化室3の近傍のみが気化熱によって集中して冷
却されるが、アイロン本体をスタンド18に載置し給電
する際には、通常ヒータ1の非発熱部1aと発熱部の境
は、ヒータ1がベース2から露出する箇所近傍に設けら
れているため、ベース2全体が加熱され、アイロン本体
を離脱、載置を繰り返して使用していると、ベース2の
気化室3近傍部分、すなわち、前方部のみが温度低下
し、後方部との温度差が拡大する現象が生じていた。
【0009】一方、前述のとおり、ベース2の後方部に
はサーミスタ14、および、温度ヒューズ13が設けら
れているため、ベース2の前後部で温度差が生じると、
気化室3の近傍が十分に加熱さられないうちに、ベース
2の後方部の温度上昇をサーミスタ14が感知し、制御
手段15の動作によりヒータ1への通電が中止されるこ
ととなる。したがって、結果的にはスチーム持続時間が
短くなるという問題があった。
【0010】また、通常の使用状態においても短時間に
載置と離脱動作を繰り返せば、ベース2の後方部の温度
のみが過度に上昇し、アイロン本体に異常がない場合で
も、温度ヒューズ13が動作し、使用不可能になるとい
う問題もあった。
【0011】本発明は上記課題を解決するもので、スチ
ーム発生時の気化熱により生じるベースの前後方部の温
度差を減少させ、ベースの熱容量の有効利用により、ス
チーム持続時間を増加させることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、ヒータによって加熱されるベースと、こ
のベースに設けられた気化室と、この気化室の上面側を
覆う気化室蓋と、前記ベースの上面側を覆う断熱板と、
この断熱板の上に配設された水タンクと、アイロンの
握り部を形成する把手を具備し、前記ヒータは、端子
棒間に接続した発熱体部を前記気化室の底面と対向する
部位のみに設けたことを第1の課題解決手段としてい
る。
【0013】また、ヒータによって加熱されるベース
と、このベースに設けられた気化室と、この気化室の上
面側を覆う気化室蓋と、前記ベースの上面側を覆う断熱
板と、この断熱板の上に配設された水タンクと、アイ
ロンの握り部を形成する把手を具備し、前記ヒータ
は、前記気化室と対向する前方部を略螺旋状に曲げたこ
とを第2の課題解決手段としている。
【0014】
【作用】本発明は、上記した第1の課題解決手段によ
り、スタンドに載置し給電中にはベースの気化室近傍を
中心として加熱され、スチーム発生時の気化熱により生
じるベースの前後方部の温度差を減少させることがで
き、ベースの熱容量の有効利用により、スチーム持続時
間を増加させることができるようになるのである。
【0015】また、上記第2の課題解決手段により、
タンドに載置し給電中にはベースの気化室近傍を中心と
して加熱され、スチーム発生時の気化熱により生じるベ
ースの前後方部の温度差を減少させることができ、ベー
スの熱容量の有効利用により、スチーム持続時間を増加
させることができるようになるのである。
【0016】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1および図
を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成の
ものは同一符号を付して説明を省略する。図に示すよう
に、ベース19はヒータ1によって加熱されるもので、
このベース19のヒータ1より下方部の肉厚は、最前方
部がAで厚く、最後方部がBになるように徐々に薄くし
ている。すなわち、A>Bの関係を持つように、ヒータ
1はベース19に包含されている。
【0017】熱線(発熱体部)20は、ヒータ1の内部
に巻かれてあり、この熱線20の端末は、気化室3内に
ヒータ1が包含されている範囲内で、非発熱体である端
子棒21に接続されている。すなわち、ヒータ1の熱線
20は、気化室3の底面に位置する場所のみに設けられ
ている。また、筒部22はヒータ1の外郭を形成してお
り、筒部22と端子棒21の間を絶縁チューブ23によ
り絶縁保持している。 なお、24は絶縁物である。
【0018】上記構成において作用を説明すると、ま
ず、アイロン本体をスタンド18に載置した状態で、制
御回路15を動作させると、ヒータ1に通電され、ベー
ス19が所定の温度に到達した時、ベース19に取り付
けられたサーミスタ14の信号が制御回路15に伝達さ
れ、リレー等の動作によりヒータ1への通電が中止され
る。
【0019】このとき、アイロン本体内部に設けられた
水タンク4内にはスチーム発生用の水が貯えられている
が、所定の水量では載置時には水位線は、断熱板5に設
けられた穴部6より下方に位置するため、手動で開閉さ
れるノズル9もしくは熱応動弁装置12の動作に関わり
なく、気化室3へ水が滴下されることはない。
【0020】次に、アイロンがけを行うために、スタン
ド18からアイロン本体を離脱させアイロン本体を水平
にしたときは、水タンク4内の水位線は断熱板5の穴部
6より上方になるため、水タンク4内の水は導水体7を
通過して気化室3へ滴下され、気化されてスチームとし
て噴出される。
【0021】ここで、ヒータ1はベース19の底面に対
してA>Bの関係を持つように傾斜して設けられている
ため、気化室3の熱容量は大きくなるため、気化熱によ
るベース19の温度低下速度は遅くなる。
【0022】このように本実施例によれば、使用時アイ
ロン本体を給電するスタンド18から離脱、載置を繰り
返す動作のうち、離脱しスチーム発生時にはベース19
が冷却され、熱応動部材11によって熱応動弁装置12
が動作し、導水体7が遮断される時間が長くなる。
【0023】また、載置時には気化室3近傍のベース1
9を中心に加熱するため、短い載置時間でも熱容量を十
分に回復できるため、アイロン本体の重量を必要以上に
増加させることなく、効果的にベース19の熱容量を増
大させることができ、スチーム発生時の気化熱により生
じるベース19の前後方部の温度差を減少させることが
できる。したがって、ベース19の熱容量の有効利用に
より、スチーム持続時間を増加させることができるもの
である。
【0024】また、アイロン本体をスタンド18に載置
すると、ヒータ1に通電されてベース19が加熱される
が、ヒータ1の発熱体部である熱線20は、すべて気化
室3の内部に包含されているため、供給される電力はロ
ス分を除けば、すべて気化室3の周辺の温度上昇に寄与
することとなり、スチーム発生時に冷却された気化室3
の周辺部のベース19の温度上昇速度を速くすることに
なる。
【0025】このように本実施例によれば、ヒータ1の
熱線20を気化室3の底面に位置する場所のみに設けて
いるため、スタンド18に載置し給電中にはベース19
の気化室3近傍を中心として加熱され、スチーム発生時
の気化熱により生じるベース19の前後方部の温度差を
減少させることができる。
【0026】次に、本発明の第の実施例を図3および
図4を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成
のものは同一符号を付して説明を省略する。図に示すよ
うに、ヒータ25は、ベース19に包含されており、こ
のヒータ25の前方部を気化室3の外周を形成する側壁
位置に沿うように略螺旋状に湾曲させている。また、図
3における斜線部においては、図4に示すように、ヒー
タ25は2段に重なった状態になっている。
【0027】上記構成において、従来例と比較して同一
のワット密度のヒータを使用した場合においても、気化
室3周辺のワット密度は高くなり、載置時には気化室3
近傍のベース19を中心に加熱するため、短い載置時間
でも熱容量を十分に回復できるため、載置、離脱の繰り
返しでのスチーム発生時の気化熱により生じるベース1
9の前後方部の温度差を減少させることができ、ベース
19の熱容量の有効利用により、スチーム持続時間を増
加させることができる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明のコードレスアイロ
ンは、ヒータによって加熱されるベースと、このベース
に設けられた気化室と、この気化室の上面側を覆う気化
室蓋と、前記ベースの上面側を覆う断熱板と、この断熱
板の上に配設された水タンクと、アイロンの握り部を
形成する把手を具備し、前記ヒータは、端子棒間に接
続した発熱体部を前記気化室の底面と対向する部位のみ
に設けたから、スタンドに載置し給電中にはベースの気
化室近傍を中心として加熱されるため、スチーム発生時
の気化熱により生じるベースの前後方部の温度差を減少
させることができ、ベースの熱容量の有効利用により、
スチーム発生可能な持続時間を長くして使い勝手をよく
することができる。
【0029】また、ヒータによって加熱されるベース
と、このベースに設けられた気化室と、この気化室の上
面側を覆う気化室蓋と、前記ベースの上面側を覆う断熱
板と、この断熱板の上に配設された水タンクと、アイ
ロンの握り部を形成する把手を具備し、前記ヒータ
は、前記気化室と対向する前方部を略螺旋状に曲げたか
ら、スタンドに載置し給電中にはベースの気化室近傍を
中心として加熱されるため、スチーム発生時の気化熱に
より生じるベースの前後方部の温度差を減少させること
ができ、ベースの熱容量の有効利用により、スチーム
生可能な持続時間を長くして使い勝手をよくすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示したコードレスアイ
ロンの要部断面図
【図2】コードレスアイロンのベース後方部の断面図
【図3】本発明の第の実施例を示したコードレスアイ
ロンのベースの一部切欠した上面図
【図4】同コードレスアイロンのベース前方部の部分断
面図
【図5】従来のコードレスアイロンの要部断面図
【図6】同コードレスアイロンのベースの上面図
【符号の説明】
1 ヒータ 3 気化室 4 水タンク 5 断熱板 16 気化室蓋 17 把手 19 ベース

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータによって加熱されるベースと、こ
    のベースに設けられた気化室と、この気化室の上面側を
    覆う気化室蓋と、前記ベースの上面側を覆う断熱板と、
    この断熱板の上に配設された水タンクと、アイロンの
    握り部を形成する把手を具備し、前記ヒータは、端子
    棒間に接続した発熱体部を前記気化室の底面と対向する
    部位のみに設けたコードレスアイロン。
  2. 【請求項2】 ヒータによって加熱されるベースと、こ
    のベースに設けられた気化室と、この気化室の上面側を
    覆う気化室蓋と、前記ベースの上面側を覆う断熱板と、
    この断熱板の上に配設された水タンクと、アイロンの
    握り部を形成する把手を具備し、前記ヒータは、前記
    気化室と対向する前方部を略螺旋状に曲げたコードレス
    アイロン。
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