JP2000296299A - アイロン - Google Patents

アイロン

Info

Publication number
JP2000296299A
JP2000296299A JP10626799A JP10626799A JP2000296299A JP 2000296299 A JP2000296299 A JP 2000296299A JP 10626799 A JP10626799 A JP 10626799A JP 10626799 A JP10626799 A JP 10626799A JP 2000296299 A JP2000296299 A JP 2000296299A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
heat storage
heat
storage body
vaporization chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10626799A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Kobayashi
伸一郎 小林
Shunei Nakamura
俊英 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10626799A priority Critical patent/JP2000296299A/ja
Publication of JP2000296299A publication Critical patent/JP2000296299A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Irons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衣類等のしわを伸ばすために用いるアイロン
において、アイロンの外観および大きさを変更すること
なく、すなわち、アイロンの使い勝手が変わることなく
ベースの蓄熱量を増加してベースの温度が下がりにくく
し、スチームが使用できる時間を延ばすようにする。 【解決手段】 ヒータ12によって加熱されるベース1
3に形成した気化室16へタンク17に蓄えた水を供給
するよう構成し、気化室16内にベース13を形成する
材料より単位体積当たりの熱容量が大きい材料で形成し
た蓄熱体20を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類等のしわを伸
ばすために用いられるアイロンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスチームアイロンは、図
3に示すように構成していた。以下、その構成について
説明する。
【0003】図に示すように、ヒータ1はベース2を加
熱するもので、このベース2の上方に水タンク3を配置
している。気化室4は水タンク3内の水を気化し、発生
したスチームはスチーム孔5より外部へ噴出させる。水
タンク3は、この水タンク3内の水を気化室4に供給す
る通路の開閉を行なう開閉装置6を有している。この開
閉装置6は、作業者が手動で上下させることによって、
開閉装置6を開閉する操作部7を有している。
【0004】また、ベース2の上方には、温度検知装置
8が付設されており、この温度検知装置8でベース2の
温度を検知し、温度制御装置(図示せず)によりヒータ
1の発熱を制御することにより、ベース2の温度を所定
の温度に制御している。
【0005】上記構成において動作を説明すると、ま
ず、作業者が温度制御装置のスイッチを入れるとヒータ
1に通電が開始され、ヒータ1が発熱してベース2が加
熱される。やがて、ベース2が所定の温度に達したこと
を温度検知装置8により検知し、温度制御装置によりヒ
ータ1への通電が遮断される。
【0006】これで使用可能となるが、作業者がアイロ
ン作業を始めたり、あるいは自然放置でもベース2より
放熱があるため、しばらくすると温度が低下する。この
温度低下を温度検知装置8が検知して再びヒータ1に通
電が開始される。このようにヒータ1への通電を温度制
御装置により断続的に行なうことによって、ベース2の
温度は所定の温度を保持している。
【0007】次に、スチームを使用する場合の動作を説
明する。上記と同様に所定の温度に達した後、作業者が
操作部7を操作することによって開閉装置6を開くと、
水タンク3内の水が気化室4内に滴下する。この滴下し
た水は気化室4から熱を奪って気化し、スチームとなっ
てスチーム孔5より噴出するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の構成では、特に、作業者がアイロン掛けをしている
時にヒータ1への通電ができないコードレスアイロンに
おいては、アイロン掛けを行うことによってベース2の
温度が低下するため、衣類のしわが伸びにくくなった
り、あるいは、スチームが使用できる時間が短くなる。
特に、たくさんの衣類を一度に掛ける時や、スチームを
多量に使用する場合などは、ベース2の温度が低下しし
やすく、給電の時間のために作業の手を止めなければな
らず、作業効率が悪いという問題を有していた。
【0009】また、図4のように、ベース2に線膨脹率
の異なる異種材料9をねじ等10により複数箇所で締結
した場合には、ヒータ1に通電されベース2の温度が上
昇してくると、線膨脹率の大きな材料は、熱の上昇に対
する変形量が大きく、線膨脹率の小さな材料は、熱の上
昇に対する変形量が小さいため、変形量のずれにより締
結部に力が加わり、異音が発生したり、さらに温度を上
昇させると、線膨脹率の小さな材料に割れ等を生ずると
いう問題を有していた。
【0010】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、アイロンの外観および大きさを変更することなく、
すなわち、アイロンの使い勝手を損なうことなくベース
の蓄熱量を増加してベースの温度が下がりにくくし、ス
チームが使用できる時間を延ばすようにすることを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ヒータによって加熱されるベースに形成し
た気化室へタンクに蓄えた水を供給するよう構成し、気
化室内にベースを形成する材料より単位体積当たりの熱
容量が大きな材料にて形成した蓄熱体を配設したもので
ある。
【0012】これにより、アイロンの外観および大きさ
を変更することなく、すなわち、アイロンの使い勝手が
変わることなくベースの蓄熱量を増加することができ、
ベースの温度が下がりにくくすることができ、スチーム
が使用できる時間を延ばすことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ヒータと、このヒータによって加熱されるベース
と、このベースに形成した気化室と、この気化室へ供給
する水を蓄えるタンクとを具備し、前記気化室内に単位
体積当たりの熱容量が前記ベースより大きい材料からな
る蓄熱体を配設したものであり、ベースの体積が従来と
同じであっても、ベースの材料と蓄熱体の材料の熱容量
の差の分は、熱容量を大きくするこができ、アイロンの
外観および大きさを変更することなく、すなわち、アイ
ロンの使い勝手を損なうことなくベースの蓄熱量を増加
することができ、ベースの温度が下がりにくくすること
ができて、スチームが使用できる時間を延ばすことがで
きる。
【0014】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、タンクの底部に気化室と対向して
ノズル部を設け、このノズル部から滴下する水を受ける
凹部を蓄熱体に形成するとともに、前記蓄熱体とベース
との間に良熱伝導性の充填剤を設けたものであり、ヒー
タで発生した熱をベースから蓄熱体へ、また、蓄熱体に
蓄えられた熱を蓄熱体からベースへ効率良く伝えること
ができ、ベースの温度をより均一にでき、また、よりベ
ースの温度が下がりにくくすることができ、スチームが
使用できる時間を延ばすことができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、ベースと蓄熱体との間に
両者の熱による形状変化量の差を吸収する隙間を形成し
たものであり、異種材料の線膨脹率の違いによる形状変
化量の差を吸収することができ、異音の発生およびベー
スの応力割れ等を防止することができる。
【0016】請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜
3に記載の発明において、ベースと蓄熱体を1箇所で結
合したものであり、結合部を中心に外側へ材料が伸びる
ため、蓄熱体の端に位置を規制するものがない構成とす
れば、異音の発生およびベースの応力割れ等を防止する
ことができる。
【0017】請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜
4に記載の発明において、ベースをアルミニウムまたは
アルミニウム合金等の良熱伝導性材料で構成するととも
に、蓄熱体をステンレス等の耐食性材料により構成した
ものであり、水の付着による蓄熱体の腐食を防止するこ
とができ、蓄熱体の寿命を長くするとともに、腐食によ
ってできた生成物がスチームとともに噴出して衣類に付
着するのを防止することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0019】図1および図2に示すように、アイロン本
体11は、ヒータ12によって加熱されるベース13
と、蓋板14で覆われベース13に形成した噴出孔15
から噴出するスチームを発生させる気化室16と、ベー
ス13の上方に配置して水を貯える水タンク17と、こ
の水タンク17内の水を気化室16に供給するノズル部
18を有し、このノズル部18は、作業者が操作部19
を手動操作して開閉するようにしている。
【0020】ベース13は、アルミニウムまたはアルミ
ニウム合金等の良熱伝導性材料で構成し、気化室16の
スチーム発生部には、ベース13の材料、すなわち、ア
ルミニウムまたはアルミニウム合金よりも単位体積あた
りの熱容量が大きく、耐食性に優れたステンレス等で形
成した蓄熱体20を、ベース13の上面に配設してい
る。
【0021】蓄熱体20は、ノズル部18から滴下する
水を受けるように凹部20aを形成し、ベース13と蓄
熱体20の間にシリコン等の良熱伝導性の充填剤21を
介在させて、熱的に密接した状態で、その略中央の1箇
所をステンレス製のねじ22によりベース13と締結し
ている。
【0022】また、蓄熱体20の外周縁部とベース13
の内壁との間には、蓄熱体20の材料であるステンレス
と、ベース13の材料であるアルミニウムまたはアルミ
ニウム合金との線膨脹率の違いを考慮に入れた隙間aを
設けており、熱による形状変化量の差をこの隙間aで吸
収する構成となっている。
【0023】上記構成において動作を説明すると、ま
ず、ヒータ12に通電してベース13および気化室16
が加熱される。気化室16の熱は、良熱伝導性の充填材
21を介して蓄熱体20に効率良く伝えられ、蓄熱体2
0に蓄えられる。そして、ベース13の温度が設定温度
に到達した後、作業者が操作部19を操作してノズル部
18を開き、水タンク17内の水を気化室16に滴下す
る。
【0024】滴下した水は、ベース13の上面に配置さ
れた凹部20aを有する蓄熱体20に滴下し、気化して
スチームとなり噴出孔15から噴出する。水が気化する
時に蓄熱体20から熱が奪われるが、蓄熱体20を構成
しているステンレスは、ベース13の材料であるアルミ
ニウムまたはアルミニウム合金よりも単位体積当たりの
熱容量が大きいため、アルミニウムだけで形成した気化
室16よりも同じ体積で長時間、水を気化させることが
できる。
【0025】したがって、アイロンの外観および大きさ
を変更することなく、すなわち、アイロンの使い勝手が
変わることなくベース13の蓄熱量を増加することがで
き、ベース13の温度が下がりにくく、スチームが使用
できる時間を延ばすことができる。
【0026】また、蓄熱体20は、温度変化とともに伸
縮するが、ベース13には、1箇所のねじ22により締
結されているため、このねじ22を中心に伸縮する。ベ
ース13と蓄熱体20の材料の違いによる形状変化量
は、蓄熱体20の材料であるステンレスと、ベース12
の材料であるアルミニウムまたはアルミニウム合金との
線膨脹率の違いを考慮に入れた隙間aで吸収する構成と
なっているため、異音の発生およびベース13に作用す
る応力で割れ等が生じるのを防止することができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、ヒータと、このヒータによって加熱され
るベースと、このベースに形成した気化室と、この気化
室へ供給する水を蓄えるタンクとを具備し、前記気化室
内に単位体積当たりの熱容量が前記ベースより大きい材
料からなる蓄熱体を配設したから、ベースと蓄熱体の熱
容量の差で熱容量を大きくするこができ、ベースの蓄熱
量を増加してスチームを噴出させて使用できる時間を長
くすることができる。
【0028】また、請求項2に記載の発明によれば、タ
ンクの底部に気化室と対向してノズル部を設け、このノ
ズル部から滴下する水を受ける凹部を蓄熱体に形成する
とともに、前記蓄熱体とベースとの間に良熱伝導性の充
填剤を設けたから、ベースから蓄熱体への熱伝達、およ
び蓄熱体からベースへの熱伝達を向上させ、ベースの温
度を均一にするとともに、ベースの温度を下がりにくく
することができ、スチームを噴出させて使用できる時間
を長くすることができる。
【0029】また、請求項3に記載の発明によれば、ベ
ースと蓄熱体との間に両者の熱による形状変化量の差を
吸収する隙間を形成したから、異音の発生を防止すると
ともに、ベースに加わる応力を減少させることができ
る。
【0030】また、請求項4に記載の発明によれば、ベ
ースと蓄熱体を1箇所で結合したから、ベースと蓄熱体
の形状変化による異音の発生を防止するとともに、相互
に加わる応力を減少させることができる。
【0031】また、請求項5に記載の発明によれば、ベ
ースをアルミニウムまたはアルミニウム合金等の良熱伝
導性材料で構成するとともに、蓄熱体をステンレス等の
耐食性材料により構成したから、蓄熱体の腐食を防止し
て腐食による生成物がスチームとともに噴出して衣類に
付着するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のアイロンの一部切欠した側
面図
【図2】同アイロンのベースの要部拡大断面図
【図3】従来のアイロンの一部切欠した側面図
【図4】同アイロンのベースの要部拡大断面図
【符号の説明】
12 ヒータ 13 ベース 16 気化室 17 タンク 20 蓄熱体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータと、このヒータによって加熱され
    るベースと、このベースに形成した気化室と、この気化
    室へ供給する水を蓄えるタンクとを具備し、前記気化室
    内に単位体積当たりの熱容量が前記ベースより大きい材
    料からなる蓄熱体を配設したアイロン。
  2. 【請求項2】 タンクの底部に気化室と対向してノズル
    部を設け、このノズル部から滴下する水を受ける凹部を
    蓄熱体に形成するとともに、前記蓄熱体とベースとの間
    に良熱伝導性の充填剤を設けた請求項1記載のアイロ
    ン。
  3. 【請求項3】 ベースと蓄熱体との間に両者の熱による
    形状変化量の差を吸収する隙間を形成した請求項1また
    は2記載のアイロン。
  4. 【請求項4】 ベースと蓄熱体を1箇所で結合した請求
    項1〜3のいずれか1項に記載のアイロン。
  5. 【請求項5】 ベースをアルミニウムまたはアルミニウ
    ム合金等の良熱伝導性材料で構成するとともに、蓄熱体
    をステンレス等の耐食性材料により構成した請求項1〜
    4のいずれか1項に記載のアイロン。
JP10626799A 1999-04-14 1999-04-14 アイロン Pending JP2000296299A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10626799A JP2000296299A (ja) 1999-04-14 1999-04-14 アイロン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10626799A JP2000296299A (ja) 1999-04-14 1999-04-14 アイロン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000296299A true JP2000296299A (ja) 2000-10-24

Family

ID=14429321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10626799A Pending JP2000296299A (ja) 1999-04-14 1999-04-14 アイロン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000296299A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105544170A (zh) * 2016-02-21 2016-05-04 茹朝贵 一种双温控电烫斗

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105544170A (zh) * 2016-02-21 2016-05-04 茹朝贵 一种双温控电烫斗

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7490494B2 (en) Steam generation apparatus for washing machine
JP2008525086A (ja) 蒸気発生装置における使用のためのボイラ
JP3858832B2 (ja) 炊飯器
JP2000296299A (ja) アイロン
US7516566B2 (en) Steam iron having a lightweight soleplate and flat resistive heating tracks for heating the soleplate
JP4036186B2 (ja) 炊飯器
JP2006112746A (ja) 蒸気発生装置
JP2005304673A (ja) 炊飯器
KR100486559B1 (ko) 스팀 청소기의 유도 가열 장치
JP2005323704A (ja) 電気湯沸かし器
JP4036187B2 (ja) 炊飯器
JP3928567B2 (ja) 炊飯器
JPH06193807A (ja) スチーム発生器の水位制御方法
JP3166769B2 (ja) コードレスアイロン
JPH08508183A (ja) 電気アイロン
JP4036208B2 (ja) 炊飯器
JP3006402B2 (ja) コードレスアイロン
JPH10211091A (ja) 調理器
JP3855959B2 (ja) 炊飯器
FR2920043A1 (fr) Generateur de vapeur et son procede de commande.
JP2005192898A (ja) 炊飯器
JP2003275499A (ja) スチームアイロン
JP4029763B2 (ja) 炊飯器
JP3059146U (ja) 蒸気式調理器
JP4427292B2 (ja) タオル蒸し装置