JP3006325B2 - 電動式パワーステアリング装置 - Google Patents

電動式パワーステアリング装置

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JP3006325B2
JP3006325B2 JP35120492A JP35120492A JP3006325B2 JP 3006325 B2 JP3006325 B2 JP 3006325B2 JP 35120492 A JP35120492 A JP 35120492A JP 35120492 A JP35120492 A JP 35120492A JP 3006325 B2 JP3006325 B2 JP 3006325B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車輌のパワ
ーステアリング装置に係り、更に詳細には電動式のパワ
ーステアリング装置に係る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車輌の電動式パワーステアリ
ング装置は、従来より一般に、クラッチ、ステアリング
シャフト及びステアリングギヤボックスを介してラック
バーの如きステアリングリンケージ部材を駆動すること
により所要の操舵アシスト力を発生するモータと、操舵
トルクを検出するトルクセンサと、少くとも操舵トルク
に基づきモータを制御することにより操舵アシスト力を
制御する制御装置とを有している。
【0003】かかる電動式パワーステアリング装置の一
つとして、例えば特開平4−31170号公報に記載さ
れている如く、操舵トルクと操舵速度の増大につれて漸
次増大する微分定数との乗算値を演算し、操舵トルク又
は乗算値に基づきアシストトルクを演算し、前記乗算値
に基づき位相補償値を演算し、アシストトルクと位相補
償値との加算値を出力指令値としてパワーアシスト用モ
ータを制御するよう構成された電動式パワーステアリン
グ装置が既に知られている。
【0004】上述の如く構成されたパワーステアリング
装置によれば、保舵時に於ては操舵トルクが微小変化し
てもモータへの制御電流が大きく変化することがないの
で、ステアリングホイールに不快な振動が発生すること
を防止することができ、また操舵時に於ては操舵速度の
増大につれてモータにより発生される操舵アシスト力が
高くなるので、モータに振動を生起させることなくモー
タの出力を操舵トルクの変化に追従させることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述の如き従来
の電動式パワーステアリング装置に於ては、モータへの
制御電流は基本的には操舵トルクに基づきフィードフォ
ワード制御されるようになっており、操舵トルクの変動
の周波数が高くなるにつれて制振制御の遅れが大きくな
るため、フラッタの如く操舵輪よりステアリングリンケ
ージ部材等を経てステアリングホイールへ伝達される不
快な高周波振動を必ずしも効果的に防止できないという
問題がある。
【0006】本発明は、従来の電動式パワーステアリン
グ装置に於ける上述の如き問題に鑑み、車輌の運転者が
不快な振動と感じるステアリングホイールの高周波振動
を効果的に防止することができるよう改良された電動式
パワーステアリング装置を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、図1に示されている如く、ステアリングシ
ャフトを介してステアリングリンケージ部材を駆動し操
舵アシスト力を発生するモータM1と、操舵トルク検出
手段M2と、少くとも操舵トルクに応じて操舵アシスト
量を演算する操舵アシスト量演算手段M3と、前記操舵
アシスト量に基づき前記モータを制御することにより操
舵アシスト力を制御する制御手段M4とを有する電動式
パワーステアリング装置に於て、前記ステアリングリン
ケージ部材の振動を検出する第一の振動検出手段M5
と、前記ステアリングシャフトの振動を検出する第二の
振動検出手段M6と、前記ステアリングリンケージ部材
の振動と実質的に同一の周波数で逆位相のダンピング信
号を出力するダンピング信号出力手段M7とを有し、前
記制御手段は前記ステアリングリンケージ部材の振動の
レベルが基準値以上のときには前記ステアリングシャフ
トの振動のレベルが所定値以下になるまで前記ダンピン
グ信号に基づき前記モータを制御するよう構成されてい
ることを特徴とする電動式パワーステアリング装置によ
って達成される。
【0008】
【作用】自動車等の車輌のステアリング装置に於て例え
ばタイヤのノンユニフォーミティ等に起因して操舵輪に
生じる振動はステアリングリンケージ部材、ステアリン
グギヤボックス、ステアリングシャフトを経てステアリ
ングホイールへ伝達されるので、ステアリングリンケー
ジ部材の振動を検出し、その検出結果に基づきステアリ
ングリンケージ部材の振動と実質的に同一の周波数で逆
位相のダンピング信号を演算し、そのダンピング信号を
モータへ出力することにより、操舵輪よりステアリング
リンケージ部材等を経てステアリングホイールへ伝達さ
れる振動を相殺し、これにより車輌の運転者が不快な振
動と感じるステアリングホイールの振動を防止すること
ができる。
【0009】上述の如き構成によれば、第一の振動検出
手段M5により検出されるステアリングリンケージ部材
の振動のレベルが基準値以上のときには、第二の振動検
出手段M6により検出されるステアリングシャフトの振
動のレベルが所定値以下になるまで、モータはステアリ
ングリンケージ部材の振動と実質的に同一の周波数で逆
位相のダンピング信号に基づき制御されるので、操舵輪
よりステアリングリンケージ部材等を経てステアリング
ホイールへ伝達される振動がモータの出力によって確実
に相殺され、これにより車輌の運転者が不快な振動と感
じるステアリングホイールの高周波振動が効果的に防止
される。
【0010】
【課題を解決するための手段の補足説明】本発明の一つ
の実施例によれば、ダンピング信号出力手段M7は、第
一の振動検出手段M5により検出されるステアリングリ
ンケージ部材の振動を周波数分析して振動のレベルのピ
ーク値及びそのピーク値に対応する振動周波数を演算
し、その振動周波数と同一の周波数のダンピング信号を
出力するよう構成される。
【0011】
【実施例】以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施
例について詳細に説明する。
【0012】図2は本発明による電動式パワーステアリ
ング装置の一つの実施例を示す概略構成図、図3は図2
に示された電子制御装置を示すブロック線図である。
【0013】図2に於て、10はステアリングホイール
を示しており、ステアリングホイール10はステアリン
グシヤフト12、弾性ジョイント14、ステアリングギ
ヤボックス16を介してステアリングリンケージ部材と
してのラックバー18及びその両端に枢着されたタイロ
ッド20、22を駆動するようになっている。ステアリ
ングシャフト12には歯車減速機構24によりパワーユ
ニット26が駆動接続されている。パワーユニット26
はモータ28と、歯車減速機構24とモータ28とを選
択的に駆動接続する電磁クラッチ30とを有している。
【0014】図示の実施例に於ては、ステアリングシャ
フト12には操舵トルクTを検出するトルクセンサ32
が、タイロッド20にはその長手方向の加速度Gを検出
する加速度センサ34がそれぞれ設けられており、これ
らのセンサの出力は電子制御装置36へ供給されるよう
になっている。また電子制御装置36には車速センサ3
9により検出された車速Vを示す信号も入力されるよう
になっている。
【0015】図3に詳細に示されている如く、電子制御
装置36はマイクロコンピュータ38を含み、マイクロ
コンピュータ38は中央処理ユニット(CPU)40
と、リードオンリメモリ(ROM)42と、ランダムア
クセスメモリ(RAM)44と、入力ポート装置46
と、出力ポート装置48とを有し、これらは双方向性の
コモンバス50により互いに接続されている。
【0016】入力ポート装置46にはトルクセンサ32
により検出された操舵トルクTを示す信号、加速度セン
サ34により検出されたタイロッド20の長手方向の加
速度Gを示す信号、車速センサ39により検出された車
速Vを示す信号が入力されるようになっている。入力ポ
ート装置46はそれに入力された信号を適宜に処理し、
ROM42に記憶されている制御プログラムに基くCP
U40の指示に従い、CPU及びRAM44へ処理され
た信号を出力するようになっている。ROM42は図
4、図5に示された制御プログラム及び図6、図7に示
されたグラフに対応するマップを記憶している。
【0017】CPU40は図4、図5に示された制御プ
ログラムに基き後述の如く種々の演算及び信号の処理を
行うようになっている。特にCPUはトルクセンサ32
により検出された操舵トルクTに含まれるステアリング
シャフト12の振動及び加速度センサ34により検出さ
れた加速度Gに含まれるタイロッド20の振動について
FFTアナライザの機能、即ち振動の時間領域の信号を
周波数領域の信号に変換する機能を有し、図8、図9に
示されている如く人が不快な振動として感じる所定の周
波数ωo 以上の振動成分のピーク値Tp 、Gp 及びピー
ク値Gp に対応する周波数ωg を演算するようになって
いる。出力ポート装置48はCPU40の指示に従い駆
動回路52を経てモータ28へ制御信号を出力し、また
駆動回路54を経て電磁クラッチ30へ制御信号を出力
するようになっている。
【0018】次に図4に示されたフローチャートを参照
して図示の実施例の作動について説明する。尚電子制御
装置36による制御は図2には示されていないイグニッ
ションスイッチが閉成されることにより開始され、また
ステップ10に先立ちRAM44等の初期化が行われる
と共に駆動回路54を経て電磁クラッチ30へ制御信号
が出力されることによりクラッチが接続される。
【0019】まずステップ10に於ては加速度センサ3
4により検出されたタイロッド20の長手方向の加速度
Gを示す信号の読込みが行われ、FFTアナライザの機
能により加速度Gの振動成分のピーク値Gp 及びGp に
対応する周波数ωg が演算され、しかる後ピーク値Gp
が基準値Gpo(正の定数)以上であるか否かの判別が行
われる。Gp ≧Gpoである旨の判別が行われたときには
ステップ20に於てフラグFが1にセットされると共
に、周波数ωをステップ10に於て演算された周波数ω
g とし振幅A及び位相ψをそれぞれ標準設定値Ao 及び
0として制振制御量Av =Asin(ωt +ψ)が設定
され、Gp ≧Gpoではない旨の判別が行われたときには
ステップ30に於てフラグF及び制振制御量Av がそれ
ぞれ0にセットされる。
【0020】ステップ40に於てはモータ28へ出力さ
れる制御信号Ic が図5に示されたフローチャートに従
って演算されるアシスト量Ta と制振制御量Av との和
に設定され、ステップ50に於ては制御信号Ic がモー
タ28へ出力される。ステップ60に於てはフラグFが
0であるか否かの判別が行われ、F=0である旨の判別
が行われたときにはステップ10へ戻り、F=0ではな
い旨の判別が行われたきにはステップ70へ進む。
【0021】尚後述のステップ100、110、130
が実行された後にステップ40が実行される場合には、
制振制御量Av の周波数ωは後述のステップ70に於て
演算される周波数ωg に設定され、後述のステップ18
0が実行された後にステップ40が実行される場合に
は、制振制御量Av の周波数ωは後述のステップ140
に於て演算される周波数ωg に設定される。
【0022】ステップ70に於てはタイロッド20の加
速度Gを示す信号の読込みが行われ、その振動成分のピ
ーク値Gp 及びGp に対応する周波数ωg が演算され、
しかる後ピーク値Gp が基準値Gpo以上であるか否かの
判別が行われる。Gp ≧Gpoではない旨の判別が行われ
たときにはステップ30へ戻り、Gp ≧Gpoである旨の
判別が行われたときにはステップ80に於てフラグFが
1であるか否かの判別が行われる。
【0023】ステップ80に於てF=1である旨の判別
が行われたときにはステップ90に於てトルクセンサ3
2により検出された操舵トルクTが読込まれ、操舵トル
クTに含まれるステアリングシャフト12の振動成分の
ピーク値Tp が演算され、ピーク値Tp が極小値になっ
たか否かの判別が行われる。ピーク値Tp が極小値にな
った旨の判別が行われたときにはステップ100に於て
フラグFが2にセットされ、Tp が極小値にはなってい
ない旨の判別が行われたときにはステップ110に於て
制振制御量Av の位相ψが所定値ψo (正の定数)だけ
増大又は低減変更される。
【0024】またステップ80に於てフラグF=1では
ない旨の判別が行われたときはステップ120に於て操
舵トルクTの読込み及びその振動成分のピーク値Tp の
演算が行われ、ピーク値Tp が極小値になったか否かの
判別が行われる。ピーク値Tp が極小値にはなっていな
い旨の判別が行われたときにはステップ130に於て制
振制御量Av の振幅Aが変更され、Tp が極小値になっ
た旨の判別が行われたときにはステップ140へ進む。
【0025】尚ステップ130に於ては振幅Aはステッ
プ20に於て設定される標準設定値Ao より所定値ΔA
(正の定数)だけ増大され、その前後のピーク値Tp が
比較され、ピーク値Tp が大きくなったならばステップ
130が実行されるたび毎に所定値ΔAずつ低減され、
逆にピーク値Tp が小さくなったならばステップ130
が実行されるたび毎に所定値ΔAずつ増大される。また
その過程に於てピーク値Tp が極小値にならなかった場
合には振幅Aは標準設定値Ao より上記の場合とは逆方
向に所定値ΔAずつ増大又は低減される。
【0026】ステップ140に於てはタイロッド20の
加速度Gを示す信号の読込みが行われ、その振動成分の
ピーク値Gp 及びこれに対応する周波数ωg が演算さ
れ、しかる後ピーク値Gp が基準値Gpo以下であるか否
かの判別が行われる。Gp ≦Gpoではない旨の判別が行
われたときにはステップ160へ進み、Gp ≦Gpoであ
る旨の判別が行われたときにはステップ150に於てタ
イマのカウント値Nが0にリセットされた後ステップ3
0へ戻る。
【0027】ステップ160に於ては操舵トルクTの読
込み及びその振動成分のピーク値Tp が演算され、ピー
ク値Tp が所定値Tpo(正の定数)以下であるか否かの
判別が行われる。Tp ≦Tpoではない旨の判別が行われ
たときにはステップ170に於てタイマのカウント値N
が所定値Nc (正の一定の整数)であるか否かの判別が
行われ、Nc である旨の判別が行われたときにはステッ
プ180に於てフラグFが1にセットされると共にタイ
マのカウント値Nが0にリセットされた後ステップ40
へ戻り、N=Nc ではない旨の判別が行われたときには
ステップ190に於てタイマのカウント値Nが1インク
リメントされた後ステップ200へ進む。
【0028】またステップ160に於てピーク値Tp ≦
Tpoである旨の判別が行われたときにはステップ200
に於てモータ28への制御信号Ic がアシスト量Ta と
制振制御量Av との和に設定され、ステップ210に於
てはモータ28へ制御信号Ic が出力され、しかる後ス
テップ140へ戻る。尚ステップ200に於ける制振制
御量Av の周波数ωはステップ140に於て演算された
周波数ωg に設定される。
【0029】上述のステップ40及び200に於ける制
御信号Ic の演算に供されるアシスト量Ta は図5に示
されたフローチャートに従って以下の如く演算される。
尚図5に示されたフローチャートによるアシスト量演算
ルーチンは所定時間毎に割込みにより実行される。
【0030】まずステップ310に於てはトルクセンサ
32により検出された操舵トルクTを示す信号及び車速
センサ39により検出された車速Vを示す信号の読込み
が行われる。ステップ320に於てはステップ310に
於て読込みまれた操舵トルクTに基き図6に示されたグ
ラフに対応するマップより基本アシスト量Tabが演算さ
れ、ステップ330に於てはステップ310に於て読込
みまれた車速Vに基き図7に示されたグラフに対応する
マップより車速係数Kv が演算される。ステップ340
に於てはステップ320に於て演算された基本アシスト
量Tabとステップ330に於て演算された車速係数Kv
との積としてアシスト量Ta が演算される。
【0031】尚アシスト量Ta の演算の要領自体は本発
明の要旨をなすものではないので、アシスト量は少なく
とも操舵トルクTに応じて演算される限り、実施例以外
の要領にて演算されてもよい。
【0032】かくして図示の実施例によれば、まずステ
ップ10に於てステアリングリンケージ部材としてのタ
イロッド20の振動のピーク値Gp 及びこれに対応する
周波数ωg が演算され、ピーク値Gp が基準値Gpo以上
であるか否かの判別が行われる。従って操舵輪よりステ
アリング系へ伝達される振動のレベルが低いときにはス
テップ10に於てノーの判別が行われ、ステップ30に
於て制振制御量Av が0にセットされ、ステップ50に
於て図5に示されたフローチャートに従って演算される
アシスト量Ta にのみ対応する制御信号Ic がモータ2
8へ出力され、ステップ60に於てイエスの判別が行わ
れることにより、操舵トルクに応じた通常の操舵アシス
ト制御が行われる。
【0033】これに対しフラッタ発生時の如く、操舵輪
よりステアリング系へ伝達される振動のレベルが高くな
ると、ステップ10に於てイエスの判別が行われ、ステ
ップ20に於て制振制御量Av の周波数ωがステップ1
0に於て演算された周波数ωg に設定され、ステップ5
0に於てアシスト量Ta と制振制御量Av のと和に対応
する制御信号Ic がモータ28へ出力されることによ
り、通常の操舵アシスト制御に併せて制振制御が開始さ
れる。
【0034】かくして制振制御が開始され続行されても
タイロッドの振動のレベルが基準値以上のときには、ス
テップ70に於てイエスの判別が行われ、ステップ90
に於てステアリングシャフト12の振動のレベル、即ち
振動のピーク値Tp が極小値になった旨の判別が行われ
るまでステップ110に於て制振制御量の位相ψが変更
される。位相ψが最適値に設定されピーク値Tp が極小
値になると、ステップ80に於てノーの判別が行われ、
ステップ120に於てピーク値Tp が極小値になった旨
の判別が行われるまでステップ130に於て制振制御量
Av の振幅Aが増減される。
【0035】振幅Aが最適値に設定されピーク値Tp が
極小値になると、ステップ120に於てイエスの判別が
行われ、ステップ140に於てステアリングシャフト1
2の振動のピーク値Gp が基準値Gpo以下になったか否
かの判別が行われる。ステップ140に於てイエスの判
別が行われたときにはそれ以上制振制御を継続する必要
がないのでステップ150に於てカウント値Nが0にリ
セットされた後ステップ30へ戻り、これにより通常の
操舵アシスト制御へ移行する。
【0036】これに対しステップ140に於てノーの判
別が行われたときにはステップ160に於てステアリン
グシャフトの振動のピーク値Tp が所定値Tpo以下であ
るか否かの判別が行われる。ステアリングシャフトの振
動のレベルが所定値以下でないときにはステップ160
に於てノーの判別が行われ、ステップ170、190〜
210がNc サイクル繰返し実行されることにより制振
制御がNc サイクル繰返し実行される。かくして制振制
御が繰返し実行された場合にもステアリングシャフトの
振動のレベルが許容値以下にならなかった場合には、ス
テップ170に於てイエスの判別が行われ、ステップ4
0〜210が再度繰返し実行されることによりステアリ
ングシャフトの振動のレベルが許容値以下に低減され
る。
【0037】従って図示の実施例によれば、少なくとも
操舵トルクに応じて行われる操舵アシスト制御に悪影響
を及ぼすことなく、操舵輪よりステアリング系へ伝達さ
れる振動に起因するステアリングシャフト及びステアリ
ングホイールの不快な振動を確実に低減し抑制すること
ができる。
【0038】また図示の実施例によれば、トルクセンサ
32は操舵トルク検出手段及びステアリングリンケージ
部材の振動を検出する第一の振動検出手段の両方の機能
を果すので、操舵トルク検出手段及び第一の振動検出手
段が相互に独立して設けられる場合に比して、パワース
テアリング装置の制御系の構造を簡略化することができ
る。
【0039】更に図示の実施例によれば、タイロッド2
0及びステアリングシャフト12の振動が周波数分析さ
れ、不快と感じる所定の周波数ωo 以上の周波数領域に
ついてのみ振動のピーク値及びそれに対応する周波数が
演算され、これらのピーク値及び周波数に基づき制振制
御が行われるようになっているので、全ての周波数につ
いての振動のピーク値に基づき制振制御が行われる場合
に比して、パワーステアリング装置の本来の作動を損ね
ることなくステアリングホイールの不快な振動を確実に
低減することができる。
【0040】以上に於ては本発明を特定の実施例につい
て詳細に説明したが、本発明はかかる実施例に限定され
るものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例
が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【0041】例えば図示の実施例に於てはステアリング
リンケージ部材の振動はタイロッド20に設けられた第
一の振動検出手段としての加速度センサ34により検出
されるようになっているが、ステアリングリンケージ部
材の振動は例えばラックバー18に設けられた加速度セ
ンサ等により検出されてもよい。同様にステアリングシ
ャフトの振動を検出する第二の振動検出手段としてのト
ルクセンサ32はステアリングシャフト12に設けられ
ているが、ステアリングシャフトの振動は例えばステア
リングホイール10に設けられた加速度センサ等により
検出されてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、本発
明によれば、第一の振動検出手段M5により検出される
ステアリングリンケージ部材の振動のレベルが基準値以
上のときには、第二の振動検出手段M6により検出され
るステアリングシャフトの振動のレベルが所定値以下に
なるまで、モータはステアリングリンケージ部材の振動
と実質的に同一の周波数で逆位相のダンピング信号に基
づき制御され、これにより操舵輪よりステアリングリン
ケージ部材等を経てステアリングホイールへ伝達される
振動がモータの出力によって確実に相殺されるので、車
輌の運転者が不快な振動と感じるステアリングホイール
の高周波振動を効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電動式パワーステアリング装置の
構成を特許請求の範囲の記載に対応させて示す説明図で
ある。
【図2】本発明による電動式パワーステアリング装置の
一つの実施例を示す概略構成図である。
【図3】図2に示された電子制御装置を示すブロック線
図である。
【図4】図2及び図3に示された電子制御装置より達成
される制御のメインルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図5】図2及び図3に示された電子制御装置より達成
される制御のアシスト量演算ルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図6】トルクセンサにより検出された操舵トルクTと
基本アシスト量Tabとの間の関係を示すグラフである。
【図7】車速センサにより検出された車速Vと車速係数
Kv との間の関係を示すグラフである。
【図8】ステアリングシャフトの振動の周波数分析の一
例を示すグラフである。
【図9】タイロッドの振動の周波数分析の一例を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
10…ステアリングホイール 12…ステアリングシャフト 16…ステアリングギヤボックス 18…ラックバー 20、22…タイロッド 28…モータ 30…電磁クラッチ 32…トルクセンサ 36…電子制御装置 39…車速センサ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−178873(JP,A) 特開 平4−31170(JP,A) 特開 平3−74263(JP,A) 特開 平1−168569(JP,A) 特開 平2−99460(JP,A) 特開 平2−208165(JP,A) 実開 平1−179068(JP,U) 実開 昭61−190767(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 6/00 B62D 5/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングシャフトを介してステアリン
    グリンケージ部材を駆動し操舵アシスト力を発生するモ
    ータと、操舵トルク検出手段と、少くとも操舵トルクに
    応じて操舵アシスト量を演算する操舵アシスト量演算手
    段と、前記操舵アシスト量に基づき前記モータを制御す
    ることにより操舵アシスト力を制御する制御手段とを有
    する電動式パワーステアリング装置に於て、前記ステア
    リングリンケージ部材の振動を検出する第一の振動検出
    手段と、前記ステアリングシャフトの振動を検出する第
    二の振動検出手段と、前記ステアリングリンケージ部材
    の振動と実質的に同一の周波数で逆位相のダンピング信
    号を出力するダンピング信号出力手段とを有し、前記制
    御手段は前記ステアリングリンケージ部材の振動のレベ
    ルが基準値以上のときには前記ステアリングシャフトの
    振動のレベルが所定値以下になるまで前記ダンピング信
    号に基づき前記モータを制御するよう構成されているこ
    とを特徴とする電動式パワーステアリング装置。
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