JP3005537U - 磁気近接スイッチ - Google Patents

磁気近接スイッチ

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JP3005537U
JP3005537U JP1994008511U JP851194U JP3005537U JP 3005537 U JP3005537 U JP 3005537U JP 1994008511 U JP1994008511 U JP 1994008511U JP 851194 U JP851194 U JP 851194U JP 3005537 U JP3005537 U JP 3005537U
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case
outlet
opening
resin
lead wire
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JP1994008511U
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Inventor
望月三裕
Original Assignee
株式会社日本オートメーション
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  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】磁気近接スイッチにおける磁気検出素子のケー
ス収納構造において、使用する樹脂量の低減、引出口等
の封止性向上、リード線引張強度向上、作業性向上及び
コスト低減等を図ることを目的とする。 【構成】ケース11の上壁の端壁の近傍位置に、ケース
11内部を介してリード線引出口15と連絡する開口1
6を設け、磁気検出素子12をケース11内に収める場
合に、ケース11内に磁気検出素子12を配設して引出
口15からリード線13を引き出した状態で、ケース1
1の開口16に速硬性かつ高接着性の樹脂17を塗布す
る。これにより、開口16に塗布された樹脂17はケー
ス11内部を介して開口16と連絡する引出口15に至
り、開口16と引出口15間で硬化し、樹脂17によっ
て、開口16が封止され、かつ引出口15にリード線1
3が接着され、合わせて引出口15が封止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、工作機械の位置の検出、扉や蓋の開閉の有無の検知等に使用される 磁気近接スイッチに関し、特に、磁気検出素子をスイッチ本体としてのケース内 に収める構造の改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の磁気近接スイッチにおいては、磁気検出素子をスイッチ本体と してのケース内に収める構造として、次のような種々の方策が採られている。 即ち、図4に示すように、箱状のケース1内に素子を配設し、該素子に接続さ れたリード線2をケース1端壁に形成された引出孔3から引出し、ケース1の上 面開口部4から、該ケース1内に樹脂5を充填する。
【0003】 或いは、図5に示すように、箱状のケース1内に素子を配設し、リード線2を ケース1端壁に形成された引出孔3から引出し、ケース6の上面開口部4に蓋6 を装着してケース1を密封する。
【0004】 或いは、図6に示すように、筒状のケース7内に素子を配設し、リード線2を ケース7の端面開口部8から導出し、該端面開口部8から、該ケース7内に樹脂 5を流し込む。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このような従来の磁気近接スイッチにおける磁気検出素子のケース収 納構造にあっては、次のような問題がある。 図4の従来例にあっては、ケース1内を埋めるだけの多量の樹脂5が必要とな ると共に、リード線2の引出孔3からケース1内に充填された樹脂5が漏れるの を防止するため、該引出孔3に接着剤等を塗布する等の樹脂漏れ防止の処理が必 要となり、更に、樹脂の選定を誤ると、ケース1内の素子の破損や、樹脂の剥離 等が発生する。
【0006】 又、図5の従来例にあっては、ケース1内を密封する蓋6が必要となるため、 部品点数が増え、金型費用が嵩むと共に、組み立て工数も増し、コスト高となる 。
【0007】 更に、図6の従来例にあっては、図4の従来例と同様に、ケース7内を埋める だけの多量の樹脂5が必要となると共に、樹脂の選定を誤ると、ケース7内の素 子の破損や、樹脂の剥離等が発生する。又、ケース7及びリード線2を垂直に保 つ専用治具が必要となる。
【0008】 本考案は以上のような従来の問題点に鑑み、磁気近接スイッチにおける磁気検 出素子のケース収納構造において、ケースの構造とリード線の引出し構造の改良 により、使用する樹脂量の低減、引出口等の封止性向上、リード線引張強度向上 、作業性向上及びコスト低減等を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1記載の考案は、筒状のケース内部に磁気検出素子を配設し 、該素子に接続されたリード線をケース外部に引き出した磁気近接スイッチにお いて、前記ケースの端壁にリード線引出口を設けると共に、他の壁における該端 壁の近傍位置にケース内部を介して引出口と連絡する開口を設け、ケース内部に 磁気検出素子を配設して引出口からリード線を引き出した状態で、開口に塗布し た速硬性かつ高接着性の樹脂がケース内部を介して引出口に至り、開口と引出口 間で硬化して該開口と引出口を封止する構造を有するようにした。
【0010】 請求項2記載の考案は、前記引出口及び開口を夫々楕円又は長円形状に形成す るようにした。
【0011】
【作用】 請求項1記載の考案において、ケースの開口に速硬性かつ高接着性の樹脂を塗 布すると、塗布した樹脂はケース内部を介して開口と連絡する引出口に至り、開 口と引出口間で硬化する。この状態では、樹脂によって、開口が封止され、かつ 引出口にリード線が接着され、合わせて引出口が封止される。
【0012】 請求項2記載の考案においては、引出口及び開口が楕円又は長円形状であるか ら、樹脂がケースになじみ易く塗布された樹脂に表面張力が働き、樹脂が溢れる ことなく保持され、開口及び引出口の樹脂による密封性が高まる。
【0013】
【実施例】
以下、添付された図面を参照して本考案を詳述する。 図1は請求項1記載の発明の磁気近接スイッチの一実施例の断面図を、図2は この磁気近接スイッチのケースの斜視図を夫々示している。 これらの図において、磁気近接スイッチ10は、スイッチ本体としての略方形 筒状のケース11内に磁気検出素子12を配設し、該素子12に接続されたリー ド線13をケース11外部に引き出した構成である。
【0014】 前記ケース11の上壁外面には略方形状陥凹部14が形成されている。又、ケ ース11の一方の端壁にはリード線13の引出口15が開設されている。更に、 ケース11の上壁における該端壁の近傍位置には、ケース11内部を介して前記 引出口15と連絡する略方形の開口16が設けられている。なお、開口16には 、図2に示すように、樹脂の未充填箇所が生じないよう角部にアールを付けてお くことが好ましい。
【0015】 そして、磁気検出素子12をケース11内に収める場合には、図1に示すよう に、ケース11内に磁気検出素子12を配設して引出口15からリード線13を 引き出した状態で、ケース11の開口16に速硬性かつ高接着性の樹脂17を塗 布する。開口16に塗布された樹脂17はケース11内部を介して開口16と連 絡する引出口15に至り、開口16と引出口15間で硬化する。この状態では、 樹脂17によって、開口16が封止され、かつ引出口15にリード線13が接着 され、合わせて引出口15が封止される。
【0016】 かかる構成によると、ケース11を筒状に形成して、該ケース11壁にリード 線引出口15と単なる開口16を設け、開口16に塗布した速硬性かつ高接着性 の樹脂17がケース11内部を介して引出口15に至り、開口16と引出口15 間で硬化して該開口16と引出口15を封止する構造としたから、次のような利 点がある。
【0017】 (1)樹脂をケース内部全体に埋める必要がなく、微量で良い。 (2)高接着性の樹脂により引出口にリード線を確実に接着固定することがで き、リード線の引張強度を高めることができる。 (3)引出口は樹脂で封止されるから、防水性に優れ、引出口に接着剤等を塗 布する等の漏れ防止の処理も不要となり、更に、ケース内の素子の破損や、樹脂 の剥離等が発生する虞がない。 (4)ケース内を密封するキャップ等が不要となるため、部品点数低減を図れ 、コスト低減を図れる。
【0018】 尚、上記の実施例においては、引出口及び開口を夫々略方形状に形成したが、 図3に示した実施例のように、引出口15A及び開口16Aを夫々楕円又は長円 形状に形成することが好ましい(請求項2記載の考案)。
【0019】 かかる考案によると、引出口15A及び開口16Aが楕円又は長円形状である から、塗布された樹脂に表面張力が働き、樹脂が溢れることなく保持され、開口 16A及び引出口15Aの樹脂による密封性を高めることができる。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1記載の考案によれば、磁気近接スイッチにおけ る磁気検出素子のケース収納構造において、ケースの構造とリード線の引出し構 造の改良により、使用する樹脂量の低減、引出口等の封止性向上、リード線引張 強度向上、作業性向上及びコスト低減等を図ることができる。
【0021】 請求項2記載の考案によれば、樹脂が開口と引出口とにおいて溢れることなく 保持され、開口及び引出口の樹脂による密封性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1記載の発明の一実施例の断面図
【図2】 同上実施例におけるケースの斜視図
【図3】 請求項2記載の考案の一実施例の斜視図
【図4】 従来技術の斜視図
【図5】 他の従来技術の斜視図
【図6】 更に他の従来技術の斜視図
【符号の説明】
10 磁気近接スイッチ 11 ケース 12 磁気検出素子 13 リード線 15 引出口 15A 引出口 16 開口 16A 開口 17 樹脂

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状のケース内部に磁気検出素子を配設
    し、該素子に接続されたリード線をケース外部に引き出
    した磁気近接スイッチにおいて、前記ケースの端壁にリ
    ード線引出口を設けると共に、他の壁における該端壁の
    近傍位置にケース内部を介して引出口と連絡する開口を
    設け、ケース内部に磁気検出素子を配設して引出口から
    リード線を引き出した状態で、開口に塗布した速硬性か
    つ高接着性の樹脂がケース内部を介して引出口に至り、
    開口と引出口間で硬化して該開口と引出口を封止する構
    造を有することを特徴とする磁気近接スイッチ。
  2. 【請求項2】前記引出口及び開口を夫々楕円又は長円形
    状に形成したことを特徴とする請求項1記載の磁気近接
    スイッチ。
JP1994008511U 1994-06-23 1994-06-23 磁気近接スイッチ Expired - Lifetime JP3005537U (ja)

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