JP3003485B2 - 電気自動車の電動機ユニット支持構造 - Google Patents

電気自動車の電動機ユニット支持構造

Info

Publication number
JP3003485B2
JP3003485B2 JP5306158A JP30615893A JP3003485B2 JP 3003485 B2 JP3003485 B2 JP 3003485B2 JP 5306158 A JP5306158 A JP 5306158A JP 30615893 A JP30615893 A JP 30615893A JP 3003485 B2 JP3003485 B2 JP 3003485B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
front side
motor unit
motor
side members
transaxle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5306158A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07156663A (ja
Inventor
毅 山極
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP5306158A priority Critical patent/JP3003485B2/ja
Publication of JPH07156663A publication Critical patent/JPH07156663A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3003485B2 publication Critical patent/JP3003485B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気自動車の電動機
ユニット支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、通常の自動車においては、図3
に示すようにトランスアクスル1が取り付けられたシリ
ンダブロック2とシリンダヘッド3を備えたエンジンユ
ニット4を横置きにしてエンジンルーム内に配置する場
合がある。ここで、シリンダブロック2の下方にはオイ
ルパン5が取り付けられ、オイルパン5には、エンジン
ルームの左右方向略中央部に前後方向に沿って設けられ
たセンタメンバ6とエキゾーストパイプ7の逃げ用の凹
部8が形成されている。
【0003】したがって、このような通常の自動車のエ
ンジンユニット4を電気自動車の電動機ユニットに置き
換えれば、電気自動車の電動機ユニットの支持構造とし
て採用することが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常の
自動車のエンジンユニット4を電気自動車の電動機ユニ
ットに置き換えると次のような問題がある。
【0005】即ち、エンジンユニット4と異なりオイル
パン5に相当するような形状に自由度のある部材が設け
られていないため、上記凹部8を形成することができな
い。したがって、センタメンバ6と電動機ユニットのモ
ータ9との干渉を避ける必要があり、図4に示すように
センタメンバ6の高さを矢印で示すように低くしたり、
図5に示すようにセンタメンバ6の断面を縮少せざるを
得ない。ところが、センタメンバ6の高さを低くする
と、最低地上高が低下してしまう問題があり、センタメ
ンバ6の断面を縮少すると、センタメンバ6の板材を厚
くしたり、補強材が必要となり、車体重量が増加すると
いう問題がある。
【0006】一方、図5に矢印で示すようにモータ9を
上に振り上げればセンタメンバ6の断面を縮少しなくて
も良くなるが、フード高さが高くなってしまうと共にト
ランスアクスル10の傾斜が変化してしまうため、通常
の自動車のトランスアクスルを使用すると内部のオイル
潤滑の点で問題が生じ、通常の自動車のトランスアクス
ルを流用できず高価なものとなってしまうという問題が
ある。
【0007】そこで、この発明は、センタメンバを廃止
でき、かつ、最低地上高を確保して支持剛性を高めるこ
とができる電気自動車の電動機ユニット支持構造を提供
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】電動機ルームの前後方向
沿って配置された左右一対のフロントサイドメンバ
と、該フロントサイドメンバの高さより低い位置に配設
され、かつ、両フロントサイドメンバの前部に差し渡さ
れたクロスメンバと、上記フロントサイドメンバの高さ
より低い位置に配設され、かつ、両フロントサイドメン
の車室寄りを跨ぐようにして取り付けられたサスペン
ションサブフレームと、該サスペンションサブフレーム
と上記クロスメンバとの間に配置され、モータの横側に
トランスアクスルが取り付けられた電動機ユニットとを
備えてなる電気自動車であって、上記モータの前側部が
第1のマウント部材を介して上記クロスメンバに支持さ
れる一方、上記モータの後側部が、上記第1のマウント
部材と前後方向に対向する第2のマウント部材を介して
上記サスペンションサブフレームに支持され かつ、上
記トランスアクスルが、第3のマウント部材を介して一
方のフロントサイドメンバに支持されている
【0009】
【作用】フロントサイドメンバとサスペンションサブフ
レームとで電動機ユニットを支持し、センタメンバを廃
止することで最低地上高を確保し、電動機ユニットの高
さを低く抑え、補機のレイアウトスペースを拡大する。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面と共に説明
する。
【0011】図1、2に示すように、電気自動車の電動
機ルームの両側には車体前後方向に沿ってフロントサイ
ドメンバ11が設けられている。フロントサイドメンバ
11の前側部寄りには、クロスメンバ12が差し渡され
ている。
【0012】一方、フロントサイドメンバ11の車室寄
りには、各端部が二股状に分かれたサスペンションサブ
フレーム13がフロントサイドメンバ11を跨ぐように
して取り付けられている。サスペンションサブフレーム
13の端部のうち前側の部分はフロントサイドメンバ1
1の下面に取り付けられ、後側の部分はサイドメンバエ
クステンション14の前端部の下面に取り付けられてい
る。ここで、サイドメンバエクステンション14は前端
部で立ち上がり、フロントサイドメンバ11に連結され
ている部材である。
【0013】上記サスペンションサブフレーム13はこ
れを遮ぎる部材、例えばエキゾーストパイプや車体前後
方向に設けられるセンタメンバが存在しないため、その
上面は略フラットな形状になっている。したがって、図
2に示すようにサスペンションサブフレーム13の上面
はフロントサイドメンバ11の高さよりも低い位置にあ
り、このサスペンションサブフレーム13の上部にラッ
クギヤ15が車幅方向に配設されている。尚、図1、2
中FRは前側を示す。
【0014】そして、電動機ユニット16の前側部であ
るモータ17の前側部が(第1の)マウント部材18に
よってクロスメンバ12に支持され、電動機ユニット1
6の後側部であるモータ17の後側部が、図1に示すよ
うにマウント部材18と前後方向に対向する(第2の)
マウント部材19によってサスペンションサブフレーム
13に支持されている。
【0015】また、電動機ユニット16の左側(横側)
はトランスアクスル20となっているが、このトランス
アクスル20は、左側のフロントサイドメンバ11に
(第3の)マウント部材21を介して支持されている。
【0016】上記実施例構造によれば、前後方向に対向
するマウント部材18,19によって支持される電動機
ユニット16のモータ17がセンタメンバの機能を兼用
する形となり、センタメンバが不要となるため、最低地
上高を確保しつつ電動機ユニット16の高さを低く抑え
ることができ、したがって、各種補機類の配置スペース
が拡大し、配置自由度を高めることができる。
【0017】また、補強材を用いず、センタメンバを廃
止しているため、車体軽量化を行ないつつ3方向から電
動機ユニット16を支持できるため高い支持剛性を得る
ことができる。
【0018】そして、トランスアクスル20の傾斜角度
についても通常の自動車のものと変りないため、通常の
自動車のトランスアクスルを流用することができる点で
有利である。
【0019】更に、センタメンバが廃止されエキゾース
トパイプが存在しないためサスペンションサブフレーム
13をフラットに低い位置に配置することができ、した
がってラックギヤ15の位置を低下させることが可能と
なり操安性を向上できる。
【0020】
【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明によれ
ば、車体前後方向に沿うセンタメンバが廃止できるた
め、最低地上高を確保しつつ電動機ユニットの高さを低
く抑えることができ、したがって、各種補機類の配置ス
ペースが拡大し、配置自由度を高めることができる。
【0021】また、補強材も必要なく、センタメンバを
廃止できるため、車体軽量化を行ないつつ高い支持剛性
を得ることができる。
【0022】そして、センタメンバが廃止されたことに
よりサスペンションサブフレームをフラットに配置で
き、したがってセンタメンバを逃げるようにサスペンシ
ョンサブフレームを湾曲させた場合に比較してラックギ
ヤの位置を低くでき、よって操安性を向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の平面図。
【図2】同側面図。
【図3】従来技術の正面視図。
【図4】同正面説明図。
【図5】同側面視図。
【符号の説明】
11…フロントサイドメンバ(サイドメンバ) 12…クロスメンバ 13…サスペンションサブフレーム 16…電動機ユニット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機ルームの前後方向に沿って配置さ
    れた左右一対のフロントサイドメンバと、 該フロントサイドメンバの高さより低い位置に配設さ
    れ、かつ、両フロントサイドメンバの前部に差し渡され
    たクロスメンバと、 上記フロントサイドメンバの高さより低い位置に配設さ
    れ、かつ、両フロントサイドメンバの車室寄りを跨ぐよ
    うにして取り付けられたサスペンションサブフレーム
    と、 該サスペンションサブフレームと上記クロスメンバとの
    間に配置され、モータの横側にトランスアクスルが取り
    付けられた電動機ユニットとを備えてなる電気自動車
    あって、 上記モータの前側部が第1のマウント部材を介して上記
    クロスメンバに支持される一方、 上記モータの後側部が、上記第1のマウント部材と前後
    方向に対向する第2のマウント部材を介して上記サスペ
    ンションサブフレームに支持され かつ、上記トランスアクスルが、第3のマウント部材を
    介して一方のフロントサイドメンバに支持される ことを
    特徴とする電気自動車の電動機ユニット支持構造。
JP5306158A 1993-12-07 1993-12-07 電気自動車の電動機ユニット支持構造 Expired - Fee Related JP3003485B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5306158A JP3003485B2 (ja) 1993-12-07 1993-12-07 電気自動車の電動機ユニット支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5306158A JP3003485B2 (ja) 1993-12-07 1993-12-07 電気自動車の電動機ユニット支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07156663A JPH07156663A (ja) 1995-06-20
JP3003485B2 true JP3003485B2 (ja) 2000-01-31

Family

ID=17953751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5306158A Expired - Fee Related JP3003485B2 (ja) 1993-12-07 1993-12-07 電気自動車の電動機ユニット支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3003485B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8511416B2 (en) 2009-02-27 2013-08-20 Nissan Motor Co., Ltd. Motor supporting structure

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4736245B2 (ja) * 2001-06-15 2011-07-27 トヨタ自動車株式会社 電気自動車及びその組み立て方法
JP4816233B2 (ja) * 2006-05-15 2011-11-16 日産自動車株式会社 トラクションモータ冷却構造
WO2010022447A1 (en) * 2008-08-25 2010-03-04 Blade Electric Technology Pty Ltd Electric engine arrangement
JP5325653B2 (ja) 2009-05-19 2013-10-23 東海ゴム工業株式会社 電動モータ駆動式車両用の駆動ユニット防振保持装置
JP5589766B2 (ja) * 2010-10-29 2014-09-17 マツダ株式会社 電動車両のモータルーム内部品搭載構造
JP5778003B2 (ja) * 2011-11-10 2015-09-16 本田技研工業株式会社 モータ駆動車両
JP6951681B2 (ja) 2017-09-11 2021-10-20 スズキ株式会社 電動車両の車体構造
CN109050227B (zh) * 2018-08-01 2020-12-01 北京新能源汽车股份有限公司 用于车辆的悬置组件
JP7014092B2 (ja) 2018-08-07 2022-02-01 トヨタ自動車株式会社 車両前部構造
DE112020000559T5 (de) 2019-02-28 2021-10-14 Sumitomo Riko Company Limited Zylindrische antivibrationsvorrichtung für eine motorhalterung

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8511416B2 (en) 2009-02-27 2013-08-20 Nissan Motor Co., Ltd. Motor supporting structure

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07156663A (ja) 1995-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3003485B2 (ja) 電気自動車の電動機ユニット支持構造
US4120375A (en) Tiltable cab construction for an industrial vehicle
JPH0899650A (ja) 車輌用サブフレーム構造
US3174575A (en) Mounting device for tilting integral hood and fender assembly
JPH0741869Y2 (ja) エンジンとミッションの締結構造
JPH02124360A (ja) 横置エンジン車
JP2611515B2 (ja) アンチスキッドブレーキシステム用アクチュエータユニットの取付構造
JPH0131537Y2 (ja)
JP4477310B2 (ja) エンジンマウントブラケット構造
JPS6310009B2 (ja)
JPH08301139A (ja) 車両用アクスルビーム式サスペンションの配設構造
JP3675927B2 (ja) 走行車輌のフレーム構造
JPH0235026Y2 (ja)
JP3211606B2 (ja) インストルメントパネルのフレーム構造
JP3950354B2 (ja) フォークリフトのラジエタカバー
JP2513688Y2 (ja) エンジン横置き型車両
KR100203513B1 (ko) 자동차의 리어 서스펜션장치
JPH02128959A (ja) 作業車両のステアリングコラム支持構造
JP2001063333A (ja) スタビライザ支持構造
JP3271855B2 (ja) 自動車のステアリング装置
JP2594819Y2 (ja) キャブサスペンションのショックアブソーバ取付構造
JP2864394B2 (ja) 車両のパイプ類配索装置
JP3136814B2 (ja) 自動車のスタビライザ取付装置
JP2001063618A (ja) サスペンションアーム支持装置
JP2530407Y2 (ja) フロントサスペンション用支持メンバ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071119

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081119

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees