JP3002529B2 - レンズ装置 - Google Patents

レンズ装置

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JP3002529B2
JP3002529B2 JP2329205A JP32920590A JP3002529B2 JP 3002529 B2 JP3002529 B2 JP 3002529B2 JP 2329205 A JP2329205 A JP 2329205A JP 32920590 A JP32920590 A JP 32920590A JP 3002529 B2 JP3002529 B2 JP 3002529B2
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直之 小倉
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、レンズ外周の保持構造に関し、レンズの偏
心並びに変形を防止し、レンズの光学性能を劣化させな
い保持構造を有するレンズ装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、プラスチックレンズの外周部の保持構造は、実
開平2−85412号公報に記載されているように、レンズ
の外周部と合成樹脂製の筒枠内に形成された嵌合部と
が、隙間なく、そして、互いに力が加わることなく嵌合
するのが最も一般的に用いられる保持構造である。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のレンズ外周の保持構造は、前記したごとく、レ
ンズ外周部と筒枠内の嵌合部とが隙間なくそして、互い
に力が加わることなく嵌合する設計が一般的であるが、
両者の寸法バラツキならびに温度,温度等の環境変化に
伴う嵌合後の寸法変化について配慮すると、筒枠内の嵌
合部とレンズ外周との間に隙間を設けざるおえない、そ
の結果、レンズは、その隙間により偏心し、光学性能を
著しく劣化させる。そこで、レンズの偏心を防止するた
めに、筒枠内嵌合部の内径をレンズ外径より小さくして
嵌合した場合、レンズは、筒枠内嵌合部から力を受けて
変形を生じ著しく光学性能を劣化させてしまうという問
題があった。
本発明は、上記したレンズの偏心,変形を除去し、光
学性能を劣化させないレンズの保持構造を有するレンズ
装置を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための、本発明にかかるレンズ装
置は、プラスチック製のレンズ素子と、該レンズ素子を
保持するための筒状部材(筒枠)とを備えたレンズ装置
において、 前記筒状部材の内面に、該筒状部材の中心軸方向に突
出し、かつその先端部が前記レンズ素子の外周縁と当接
して当該レンズ素子を保持する少なくとも3個以上の突
起部が形成され、前記突起部の先端部が内接する円の径
を、当該突起部により支持されるレンズ素子の外径より
も小さくし、かつ前記筒枠の剛性を、前記プラスチック
製のレンズ素子の剛性よりも小さくしたことを特徴とす
るものである。
すなわち、本発明は、前記レンズ素子を前記3個以上
の突起部によりしまりばめで支持するようにしたもので
ある。
〔作用〕
本発明によれば、レンズの外周を筒枠内に等角度で形
成された少なくとも3点以上の突起を用いてしまりばめ
で保持することは、両者の寸法バラツキおよび温度,湿
度等の環境変化に伴う嵌合後の寸法の経時変化が起こっ
ても、レンズ外周と筒枠内の突起部はつねに隙間なく嵌
合される。さらに筒枠内に突起部を等角度で形成するこ
とにより、レンズは、その中心がつねに筒枠中心と一致
するような力を受けるので、偏心することなく筒枠内の
所定の位置に保持される。
また、筒枠に少なくとも3箇所のレンズを嵌合するた
めの突起を設け、筒枠全体を薄肉とする事は、レンズの
剛性に比べて筒枠の剛性を十分に小さくすることにな
り、レンズ外周をしばりまめで保持しても、筒枠のみが
大きく変形し、レンズが筒枠から受ける反力は弱くな
る。その結果、レンズの変形を最小限に抑えることがで
きる。さらにレンズ、筒枠の両者の寸法バラツキおよび
温度,湿度等の環境変化に伴い寸法が経時適に変化し
て、嵌合度合いが変わった場合でも、レンズの変形を最
小限に抑えることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明する。第
1図でレンズ外周の保持構造において、その筒枠構造に
ついて説明する。合成樹脂製の筒枠2内部の円周上に3
点の突起2aを120゜の等角度で形成し、3点の突起の嵌
合部3で構成される内接円2bの内径寸法を、嵌合するレ
ンズ外径寸法の、バラツキおよび環境での寸法変化を考
慮した上でその最小寸法により0.1〜0.3mm小さくなるよ
うに構成させ、また筒枠2の突起部2a以外の部分の肉厚
dを3mm程度の薄肉とする。
第2図に、第1図で示した構造をもつ筒枠2にレンズ
1を嵌合させた状態を示す。レンズ1は、筒枠2の突起
部2aの嵌合部3によりつねにしまりばめで保持されてお
り、レンズの寸法バラツキ並びに環境による嵌合後の寸
法変化においても偏心を生じずにレンズを保持できる。
また、筒枠2は薄肉のため第2図のように突起部2aの嵌
合部3で構成される円周の中心を変えることなく容易に
変形するのでレンズの寸法バラツキ並びに環境による嵌
合後の寸法変化においてもレンズには過大なしめつけ力
は作用せずレンズを変形させずに所定の位置に保持する
ことができる。
なお、筒枠突起部の高さlは、筒枠2が変形してもつ
ねに嵌合部3以外がレンズ1外周に接しない十分な高さ
を取る必要がある。
以上の実施例は突起が3箇所の場合について説明した
が、突起が4箇所以上であっても同様の効果が得られ
る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、レンズ,筒枠両者の寸法バラツキお
よび温度,湿度等の環境による寸法変化においても、レ
ンズを偏心,変形させることなく保持できるので、光学
性能の劣化を防止できる。
また、これを実現するために部品は不必要なため、原
価面でもすぐれている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の筒枠の構造図、第2図は第
1図の構造の筒枠にレンズを嵌合させた状態図、第3図
は従来の筒枠でのレンズ外周の保持構造図である。 1……レンズ、2……筒枠、 2a……突起部、2b……内接円、 d……筒枠肉厚、l……突起高さ、 3……嵌合部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沼田 徹 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (56)参考文献 実開 昭57−167408(JP,U) 実開 昭58−67305(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチック製のレンズ素子と、該レンズ
    素子を保持するための筒状部材とを備えたレンズ装置に
    おいて、 前記筒状部材の内面に、該筒状部材の中心軸方向に突出
    し、かつその先端部が前記レンズ素子の外周縁と当接し
    て当該レンズ素子を保持する少なくとも3個以上の突起
    部が形成され、 前記突起部の先端部が内接する円の径を、当該突起部に
    より支持されるレンズ素子の外径よりも小さくし、 前記筒状部材の剛性を、前記プラスチック製のレンズ素
    子の剛性よりも小さくしたことを特徴とするレンズ装
    置。
  2. 【請求項2】前記突起部は、前記筒枠内の同一円周上に
    おいて等間隔で形成されることを特徴とする請求項1に
    記載のレンズ装置。
  3. 【請求項3】前記プラスチック製のレンズ素子の外径寸
    法の変化に伴って前記筒状部材自身が変形し、当該レン
    ズ素子の変形を防止することを特徴とする請求項1に記
    載のレンズ装置。
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