JPS6146494Y2 - - Google Patents

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JPS6146494Y2
JPS6146494Y2 JP1981163313U JP16331381U JPS6146494Y2 JP S6146494 Y2 JPS6146494 Y2 JP S6146494Y2 JP 1981163313 U JP1981163313 U JP 1981163313U JP 16331381 U JP16331381 U JP 16331381U JP S6146494 Y2 JPS6146494 Y2 JP S6146494Y2
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JP
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lens
lens holding
frame
holding device
lens frame
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JP1981163313U
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JPS5867305U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、レンズ保持装置、詳しくは、レン
ズ支持用鏡枠に嵌入したレンズを、鏡枠の端部に
一体的に形成したレンズ押え部の弾力により固定
するようにしたレンズ保持装置に関する。 周知のように、鏡枠の嵌合部に嵌入されたレン
ズを鏡枠に保持固定する手段としては、従来嵌合
部内に嵌入されたレンズの前面周縁を鏡枠のレン
ズ嵌合部内の段部に衝合させ、レンズ後面の周縁
を嵌合部にねじ込まれるリング状ねじで締め付け
て固定したり、又は鏡枠の後端部に設けられたか
しめ部をかしめて固定するようにしていた。 ところが、このようなレンズの保持固定手段で
は、レンズを締め付ける力が一定せず、確実に固
定しようとすれば強く締め付けねばならず、強く
締め付ければレンズの周縁を変形させてしまい、
レンズの性能を悪化させてしまうという欠点は避
けられなかつた。 このため、上記リング状ねじやかしめによるレ
ンズの保持手段に代えて、レンズを押える環状の
弾性部材よりなるレンズ固定部材を用い、同固定
部材の周縁に設けられた複数個の被係止部を、鏡
枠の外周面に突出する、上記被係止部に相対する
係止部に係合させることによつて、好適な押圧力
でレンズを保持固定するようにしたレンズ押え機
構が既に提案されている(実開昭55−57709号)。
しかし、このレンズ押え機構にも次に述べるよう
に多くの欠点がある。即ち、上記レンズ固定部
材は鏡枠とは別体であるため、その被係止部を鏡
枠の係止部に好適に係合させることは極めて困難
であり、作業性が悪く高コストになる。上記鏡
枠の係止部は鏡枠の外周面より突出しているの
で、鏡枠を鏡筒内に嵌入させて配設するような場
合、上記係止部が邪魔になり設計が困難となる。
この機構においてもレンズ周縁が固定部材の弾
力によつて締め付けられるので、特にプラスチツ
クレンズや肉薄のレンズでは周縁部が変形し易
く、レンズの周辺部のダレ、曲率半径の変化等が
生じレンズの性能を悪化さる恐れがある。 この考案の目的は、上記の点に鑑み、レンズを
鏡枠に保持して固定するための保持部材を鏡枠と
一体に形成することによつて、上記欠点を一挙に
解消したレンズ保持装置を提供するにある。 この考案によれば、構造が極めて簡単であり、
作業性も極めて良く、低コストで出来ると共に、
レンズの保持固定手段にも無理が無く、レンズの
性能を悪化させるようなこともない極めて優れた
レンズ保持装置を提供することができる。 以下、この考案を図示の実施例に基づいて説明
する。第1図は、この考案の一実施例を示すレン
ズ保持装置の正面図、第2図は、上記第1図のレ
ンズ保持装置のXOYに沿う断面図である。この
考案のレンズ保持装置は、レンズ鏡枠2の、例
えば後端部(第2図において右端部)のレンズ3
を保持する部分に形成されている。なお、この実
施例において、レンズ3はその前面が平面で後面
が凸面の平凸レンズが用いられているが、どのよ
うな形状のレンズでも同様に適用されることは勿
論である。鏡枠2の後端部の内径は一段と大き
く、レンズ3の外径とほぼ等しい内径を有するレ
ンズ嵌合部2aとなつていて、その内方部の段部
2bにレンズ3の前面周縁が衝合して固定位置が
決められるようになつている。そして、上記嵌合
部2aの周壁には、第1図に示すように、例えば
左右上下の対称位置、即ち四等分位置に鏡枠の軸
方向に平行して切り込まれた摺り割り溝2cによ
り分離されて同形状の4個のレンズ押え部4a〜
4dが鏡枠2と一体に形成されている。上記レン
ズ押え部4a〜4dは、第2図に示すように、鏡
枠2の周壁の肉厚Dより薄い肉厚dに形成されて
いて、その先端(第2図において右端)には内方
に向けて突出する鍵状のレンズ押え用爪5が一体
的に形成されている。そして、相対するレンズ押
え部4a〜4dで形成されるリング状の内径はレ
ンズ3の外径、即ち上記嵌合部2aの内径とほぼ
等しくなつている。なお、上記摺り割り溝2cの
鏡枠軸方向の深さは、上記嵌合部2aの深さより
相当長くなつていて、薄肉片でなる上記レンズ押
え部4a〜4dの先端部のレンズ押え用爪5は復
帰弾力を有して変形可能となつている。 次に、このように構成されたレンズ保持装置の
作用について説明する。 レンズ3を鏡枠2の嵌合部2a内に嵌入する場
合は、第3図に示すように、上記レンズ押え部4
a〜4dの先端部のレンズ押え用爪5をその弾力
に抗して外方に押し拡げた後、レンズ3を嵌合部
2a内に嵌入する。そして、レンズ3の前面周縁
を嵌合部2aの段部2bに衝合させた後、上記レ
ンズ押え部4a〜4dの押拡げ力を取り去れば、
同押え部4a〜4dは自己の復帰弾力により、第
2図の状態に復帰し、そのレンズ押え用爪5でレ
ンズ3の後端面周縁を等間隔位置で段部2bに向
けて押え付けて、レンズ3を嵌合部2aに固定す
る。このようにすれば、上記爪5はレンズ3の周
縁の一部のみを押え付けるものであり、爪5の形
状を好適に形成することにより、上記レンズ押え
部4a〜4dの復帰弾力も一定していることと相
俟つて、レンズ3の変形は殆ど生ずることなく、
レンズ3を鏡枠2に極めて容易に固定することが
できる。 第4図、第5図は、この考案の他の実施例を示
すレンズ保持装置の正面及び断面を夫々示す図で
ある。この実施例のレンズ保持装置における鏡
枠及びレンズ等は上記第1、第2図に示した実施
例の鏡枠2及びレンズ3等と同様に構成されてい
るので、同一符号を付して、その説明を省略す
る。上記レンズ保持装置のレンズ押え部7は鏡
枠2の嵌合部2aの、例えば3等分位置に鏡枠の
軸方向に沿つて切り込まれた摺り割り溝9によ
り、周壁から分離されて形成されており、夫々の
基部7aは、その外面が鏡枠2の外周面と同一面
となると共に鏡枠2の嵌合部2aの周壁の肉厚よ
り遥かに薄い肉厚に形成されていて、先端部7b
は内方に向けてほぼ180゜折り返され、その先端
に内方に向けて突出する鍵状のレンズ押え用爪8
が形成されている。なお、上記摺り割り溝9の深
さは、鏡枠2のレンズ嵌合部の段部2bの位置迄
となつている点が上記第1図のレンズ保持装置
の場合と異なつている。又、上記レンズ押え部7
の基端部から折曲部迄の長さは鏡枠2の後端面よ
り僅かに短くなつており、爪8の先端部は嵌合部
2a内に僅かに突出するようになつている。 このように構成されたレンズ保持装置の作用
は、上記第1図のレンズ保持装置の場合と同様
に、レンズ押え部7のレンズ押え用爪8を外方に
押し拡げて、レンズ3を嵌合部2a内に嵌入すれ
ば、以後は前記実施例と全く同様に第5図に示す
ように自動的にレンズ押え用爪8が復帰してレン
ズ3が鏡枠2に固定される。なお、上記レンズ押
え部7においては、レンズ3を嵌入する際、その
全部の基部7a、先端部7bを共に変形させる必
要はなく、そのうちの何れか一方を大きく変形す
るだけでもレンズを所定位置に嵌入させることが
でき、その作用効果は変わらない。又、爪8群で
形成されるリング状の内径は、通常はレンズ3の
外径より小さいものとなつているがレンズ押え部
7の基部7aおよび先端部7bの弾性により変形
して大きくすることができるものである。 第6、第7図は、この考案の更に別の実施例を
示すレンズ保持装置の正面及び断面を夫々示す図
である。本実施例のレンズ保持装置21は上記第
1、第2図のレンズ保持装置とほぼ同様に構成
されている。ただ、上記装置1におけるレンズ押
え部4a〜4dでは、そを外面が鏡枠2の外周面
より低く形成されているのに対し、本レンズ保持
装置21におけるレンズ押え部22a〜22dの
外面は鏡枠2の外周面と同一面となるように形成
されていて、同一面となつた鏡枠2の外周面に、
レンズ押え部22a〜22dを外方から押えるた
めの押え環23が嵌め込まれるようになつてい
る。このように構成されたレンズ保持装置21
おいては、鏡枠2の嵌合部2a内にレンズ3を固
定する場合は、先ず、上記押え環23を、第8図
に示すように、レンズ押え部22a〜22dの基
部より左方に移動させ、同レンズ押え部22a〜
22dを外方に押し拡げてレンズ3を嵌合部2a
内に嵌入した後、上記押え環23を右方に移動さ
せ、第6,7図の位置に戻すことによつて、レン
ズ3の後面周縁は上記レンズ押え部22a〜22
dのレンズ押え用爪24a〜24dにより常に一
定の力で、レンズ3を変形させることなく、しつ
かりと固定させることができる。 なお、上記レンズ押え部22a〜22dの締め
付け押え環23は、上記第1、第4図に示すレン
ズ保持装置にもそのまま適用できることは
勿論である。 又、上記レンズ押え部22a〜22dは上記実
施例に示した形状に限ることなく、好適な弾性力
を持たせるために例えば、第9図に示すように、
レンズ押え部25の基部に薄肉部26を設けた
り、第10図に示すように、レンズ押え部27の
先端部内面を傾斜させて薄肉となるように形成し
ても良く、適宜に設計できることは勿論である。 以上説明したように、本考案によれば明細書冒
頭に記載した所期の目的を見事に達成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示すレンズ保持
装置の正面図、第2図は、上記第1図のレンズ保
持装置のX−O−Yに沿う断面図、第3図は、上
記第2図のレンズ保持装置の要部作動図、第4,
5図は、本考案の他の実施例を示すレンズ保持装
置の正面図及びV−V線に沿う断面図、第6,7
図は、本考案の更に別の実施例を示すレンズ保持
装置の正面図及び要部を断面で示した側面図、第
8図は、上記第7図のレンズ保持装置の要部作動
図、第9,10図は、本考案のレンズ保持装置に
おけるレンズ押え部の変形例を各々示す各断面図
である。 21……レンズ保持装置、2……鏡
枠、2a……嵌合部、3……レンズ、22a〜2
2d,25,27……レンズ押え部、24a〜2
4d……レンズ押え用爪、23……押え環。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 レンズを支持する鏡枠において、 鏡枠の端部に該鏡枠の軸方向に切込むそれぞれ
    1対の摺り割り溝で分断して形成したレンズ嵌合
    部と、前記摺り割り溝間に形成した弾性を有する
    複数のレンズ押え部と、このレンズ押え部の各端
    部に形成したレンズ嵌合部の内方に突出するレン
    ズ押え用爪と、レンズ嵌合部に嵌合されたレンズ
    の周縁と衝合する段部と、 を一体に形成した鏡枠からなり、 レンズ押え部の弾力によりレンズ押え用爪を介
    してレンズを鏡枠の段部に押圧固定することを特
    徴とするレンズ保持装置。
JP16331381U 1981-10-31 1981-10-31 レンズ保持装置 Granted JPS5867305U (ja)

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JP16331381U JPS5867305U (ja) 1981-10-31 1981-10-31 レンズ保持装置

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JPS5867305U JPS5867305U (ja) 1983-05-07
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