JP3001898B2 - トラクタの作業機連結装置 - Google Patents

トラクタの作業機連結装置

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二三男 黒岩
憲二 岩永
実 松岡
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、トラクタの作業機連結装置に関する。
〔従来技術及び発明が解決しようとする課題〕
トラクタの後部に作業機を昇降自在に連結して作業を
行うとき、車体と作業機との前後関係位置ができるだけ
接近する構成とする方が、旋回時に旋回半径が小さくな
り枕地の幅が小さくなるので作業効率が良くなる。
ところで、上記のように作業機を接近させて上昇させ
るとき動力取出軸と伝動軸との自在継手部折れ角度が大
きくなると、振動異音の元となりひいてはこの自在継手
は機械的な限界に達してしまい、最悪の場合には動力伝
達が不能となるため、前後自在継手部の長い伝動軸を採
用し、車体に対して作業機を昇降回動自在に枢支する昇
降アームの上昇回動角度変化に対して上記伝動軸の回動
角度変化が小さくなるよう構成する形態としている(例
えば、実開昭56−75814号)。
しかしながら、上記のトラクタの形態は、伝動軸が圃
場表面に接近する形態であるから、圃場面の作物あるい
は雑草等が絡み付き易い欠点がある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、車体(1)後部に作業機(4)を装着
し、この車体(1)側の動力取出軸(7)と作業機
(4)側の入力軸とを前後に屈折自在な自在継手(9)
(54)を有し、軸方向に伸縮自在な伝動軸(8)を介し
て前記車体(1)から前記作業機(4)へ動力を伝達す
べく構成すると共に、車体(1)に対して作業機(4)
を昇降回動自在に枢支する昇降アーム(5)を設け、昇
降アーム(5)と車体(1)との枢支部(6)回りの当
該昇降アームの上昇回動角度の変化より、上記伝動軸
(8)の前側自在継手(9)回りの当該伝動軸(8)の
上昇回動角度の変化が小さくなるよう構成するトラクタ
において、前記伝動軸(8)の上昇回動支点となる前記
前側自在継手(9)位置を、上記昇降アーム(5)の枢
支部(6)よりも上位側前寄りに設けたことを特徴とす
るトラクタの作業機連結装置とする。
〔発明の作用及び効果〕
この発明によるトラクタの作業連結装置では、作業中
には、トラクタの動力を自在継手(9)(54)を有する
伝動軸(8)を介して作業機(4)側へ伝達して、この
作業機(4)を駆動すると共に、圃場の枕地や畦端等で
折返し操向するときには、昇降アーム(5)を上方へ回
動して作業機(4)を非作業位置に上昇させる。
このとき、昇降アーム(5)の上昇回動角度の変化よ
り、上記伝動軸(8)の回動角度変化が小さくなるよう
構成され、更に、伝動軸(8)の上昇回動支点となる前
記前側自在継手(9)位置を、昇降アーム(5)の枢支
部(6)よりも上位側前寄りに設けているので、動力取
出軸(7)から自在継手(9)へ動力伝達を何ら支障な
く伝達させながら、この自在継手(9)の折れ角度を小
さく保ちつつ作業機(4)をより車体に接近させて上昇
させることができ、また、伝動軸(8)は昇降アーム
(5)よりも上位を維持して昇降回動できるものとなる
から、作物類の巻き付きを少なくするものである。
〔実施例〕
なお、図例において、車体(1)は、後輪伝動装置
(15)の一部を内装した伝動ケース(16)を主体とし
て、前側にはミッションケース(17)及び前輪ブラケッ
ト(18)等を連接し、後画には左右両側端部から後方へ
後輪伝動ケース(2)を突出させて後方を開放した間隔
部(10)を形成し、内部には後車輪(3)へ伝動する後
輪伝動装置(15)を設ける。各後輪伝動ケース(2)の
後端部には、操向ケース(19)を操向自在にして下方に
向けて適宜高さに設け、この操向ケース(19)の外側に
後車輪(3)を車軸(20)で軸装する。又後輪伝動ケー
ス(2)は、操縦フロア(21)前端部で、操向ハンドル
(22)下方位置から操縦席(23)後部の側部に亘り、こ
の後端部から外側へクランク状に形成されて、この外端
部から下方へ該操向ケース(19)が垂下した状態となっ
ている。
左右の後輪伝動ケース(2)の後部は、操縦席(23)
下位において、上方へループ状乃至門形状に形成した連
結枠(24)で連結し、この連結枠(24)の中央部上にリ
フトアーム(13)を上下回動する油圧シリンダ(14)を
設けている。操縦席(23)はこの油圧シリンダ(14)の
上側に支持させて取付け、前部の支軸(25)を中心に前
方へ反転回動(イ)することができる。又、該油圧シリ
ンダ(14)は、前部の連結枠(24)下位に該リフトアー
ム(13)の回動軸(26)、及びこの回動軸(26)と一体
のアームを設けて、油圧シリンダ(14)内の油圧ピスト
ンの後端部を受けて、油圧回路による油圧ピストンの作
動でアームを回動し、リフトアーム(13)を上下回動す
る制御構成としている。
前輪ブラケット(18)の上側にはエンジン(27)を搭
載し、下部にセンターピボット(28)の回りに左右回動
自在の前輪軸ケース(29)を設け、この前輪軸ケース
(29)の左右両側部に下方に垂下状の操向ケース(30)
を操向自在に設けて、下端部に前車輪(31)を車軸(3
2)で軸装する。
ミッションケース(17)上部には、操向ハンドル(2
2)で連動する操向伝動装置(33)、及び操向軸(34)
(35)を設け、該操向伝動装置(33)の切換によって、
操向ハンドル(22)の操向連動を、前輪操向の操向軸
(34)、前後輪操向の操向軸(34)(35)、及び後輪操
向の操向軸(35)に切換できる構成としている。又、該
ミッションケース(17)の下部には、走行伝動装置(3
6)と動力取出伝動装置(37)を設けて、各々変速伝動
する構成としている。エンジン(27)前側の駆動軸(3
8)から、該走行伝動装置(36)へはベルト(39)によ
る変速伝動する構成とし、又動力取出伝動装置(37)へ
はベルト(40)伝動する構成である。該走行伝動装置
(36)からは、前車輪(31)へ伝動するように前車輪ケ
ース(29)内の差動装置(43)等の後輪伝動装置(15)
を連動構成する。この動力取出軸(7)後端部は、該伝
動ケース(16)と操縦席(23)を支持する連結枠(24)
との間において、後輪伝動ケース(2)に一体の軸受
(45)に支持させている。(46)は、操向軸(34)と左
右前車輪(31)の操向ケース(30)のアームとの間を連
動する操向連動リンク、(47)は、操向軸(35)と後車
輪(3)の操向ケース(19)との間を連動する操向連動
リンクである。
昇降アーム(5)は、前端部にU字状のヒッチ部材
(48)を設け、左右の後輪伝動ケース(2)の内側に設
けた枢支ピンに上下回動自在に嵌合枢支(6)し、後端
部はヒッチ部材(48)で左右一体的に連結して、平面視
コ字状にして間隔部(11)を設け、前後中間部とリフト
アーム(13)との間をリフトロッド(49)で連結して、
操縦席(23)の下側で回動するリフトアーム(13)によ
り、該昇降アーム(5)を上下回動して、この後端のヒ
ッチ部材(43)に取付ける作業機(4)を昇降する構成
としている。(50)は作業機(4)である耕耘装置上部
の伝動ケースで、内部には耕耘爪を配した耕耘軸(51)
を伝動回転する伝動装置を内装し、上部前側にはこの伝
動装置の入力軸(12)を突出させている。(25)はヒッ
チ部材(48)に着脱するためのヒッチピンである。(5
3)は耕耘装置の後側に設けた培土器である。
伝動軸(8)は、スプライン嵌合によって前後に伸縮
自在で、前後端には自在継手(9)(54)を有し、前端
の自在継手(9)は、上記昇降アーム(5)の枢支部
(6)よりも前方に位置する動力取出軸(7)の後端に
取付け、又後端の自在継手(54)は作業機(4)の入力
軸(12)に取付けて、昇降アーム(5)の昇降角度に拘
らず常時伝動軸(8)を経て作業機(4)側を伝動しう
る構成としている。この作業機(4)が下降接地して作
業姿勢にあるとき、該伝動軸(8)は、水平乃至動力取
出軸(7)よりも下がった俯角の位置にあり(第3図中
実線)、上昇した非作業姿勢にすると、仰角となって
(第1図)、スプライン嵌合部で伸縮する。つまり、昇
降アーム(5)の枢支部(6)回りの上昇回動角度変化
に対して上記伝動軸(8)の前側自在継手(9)回りの
回動角度変化が小さくなる構成である。また、伝動軸
(8)の上昇回動支点となる自在継手(9)の位置は、
昇降アーム(5)の枢支部(6)よりも上位側前寄りと
なっている。
上記伝動軸(8)は左右の後輪伝動ケース(2)間の
間隔部(10)と昇降アーム(5)間の間隔部(11)とに
亘って上下動するものであり、連結枠(24)や枢支部
(6)のピン等によって邪魔されない。
リフトアーム(13)は、油圧シリンダ(14)の左右両
側において一対に設け、又このリフトアーム(13)の回
動軸(26)は、できるだけ前位に設けて自在継手(9)
部に接近させることにより、上昇時の伝動軸(8)の邪
魔にならず、又、この回動軸(26)を下げた位置に設定
することにより、リフトアーム(13)の長さ乃至上下回
動角度を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の一実施例を示すもので、第1図は一部の
側面図、第2図は一部の平面図、第3図は全体の側面
図、第4図は平面図、第5図は正面図、第6図は伝動機
構図、第7図は一部の拡大平面図、第8図はその側断面
図である。 図中、符号(1)は車体、(2)は後輪伝動ケース、
(3)は後車輪、(4)は作業機、(5)は昇降アー
ム、(6)は枢支部、(7)は動力取出軸、(8)は伝
動軸、(9)は自在継手、(10)(11)は間隔部、(1
2)は入力軸、(13)はリフトアーム、(14)は油圧シ
リンダを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江上 豊彦 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 合議体 審判長 木原 裕 審判官 佐藤 昭喜 審判官 新井 重雄 (56)参考文献 実開 昭56−86922(JP,U) 実開 昭56−75814(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体(1)後部に作業機(4)を装着し、
    この車体(1)側の動力取出軸(7)と作業機(4)側
    の入力軸とを前後に屈折自在な自在継手(9)(54)を
    有し、軸方向に伸縮自在な伝動軸(8)を介して前記車
    体(1)から前記作業機(4)へ動力を伝達すべく構成
    すると共に、車体(1)に対して作業機(4)を昇降回
    動自在に枢支する昇降アーム(5)を設け、昇降アーム
    (5)と車体(1)との枢支部(6)回りの当該昇降ア
    ームの上昇回動角度の変化より、上記伝動軸(8)の前
    側自在継手(9)回りの当該伝動軸(8)の上昇回動角
    度の変化が小さくなるよう構成するトラクタにおいて、
    前記伝動軸(8)の上昇回動支点となる前記前側自在継
    手(9)位置を、上記昇降アーム(5)の枢支部(6)
    よりも上位側前寄りに設けたことを特徴とするトラクタ
    の作業機連結装置。
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