JP3000087B2 - L―リジンの製法、コリネバクテリウム属又はブレビバクテリウム属の微生物、及びdna―フラグメント - Google Patents

L―リジンの製法、コリネバクテリウム属又はブレビバクテリウム属の微生物、及びdna―フラグメント

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は発酵によるL−リジンの製法に関する。
従来技術 コリネバクテリウム・グルタミクム(Corynebacteriu
m glutamicum)及び類縁の属、例えばブルビバクテリウ
ム・ラクトフエルメンツム(Brevibacterium Lactoferm
entum)及びブレビバクテリウム・フラブム(Brevibact
erium flavum)はアミノ酸形成微生物として公知であ
る。
生産性を上昇させるためには、人為的突然変異を実施
する。
このようにして生じた人為的突然変異体の例は、例え
ばコリネバクテリウム・グルタミクムのリジン生産菌株
であり、この菌株はAEC耐性 の他にこれと関連するホモセリン−及びロイシン−要求
性(米国特許第3708395号明細書)を示すか、又はメチ
オニンに対して敏感である(米国特許第3871960号明細
書)。
これら古典的な方法の他に、コリネバクテリウム(Co
rynebacterium)属及びブレビバクテリウム(Brevibact
erium)属の形質転換を可能とするベクターシステムも
開発された(西独特許公開第3737719号及び同第3841453
号公報、Thierbach G.、Schwarzer A.、Phler A.
著、Appl.Microbiol.Biotechnol.、第29巻、1988年、第
356〜362頁)。
ヨーロツパ特許公開第0219027号公報には種々のアミ
ノ酸の製法が記載されており、ここでは組換えDNAでコ
リネバクテリウム属及びブレビバクテリウム属の微生物
を形質転換し、こうしてアミノ酸の分泌量を上昇させ
る。
この際、組換えDNAはアスパルテートセミアルデヒド
−デヒドロゲナーゼ又はアスパルテート−アミノトラン
スフエラーゼの合成に関してコードするDNA−フラグメ
ントを含有する。
米国特許第4346170号明細書から、リジン形成を調節
する遺伝情報の大腸菌中でのクローン化が公知であり、
この遺伝情報はL−リジン−類似化合物、例えばAECに
対する耐性を有する同じ属の菌株からのものである。
米国特許第4560654号明細書の課題は同じ分野であ
る。しかしながら、ここではコリネバクテリウム・グル
タミクムのリジン要求性菌株中で同属のAEC−耐性菌株
からの遺伝情報をクローン化し、その結果としてリジン
が分泌される。
クローン化DNA−フラグメントの同定は明らかにされ
ていない。
ヨーロツパ特許公開第88166号公報からは、AEC−耐性
の表現型の形質転換により得られたコリネバクテリウム
・グルタミクムの菌株がリジンを分泌するということだ
けがわかる。
この目的のために使用した組換えプラスミドpAec5は
染色体DNAの3.9kbフラグメントをベクターpCG11のBgl I
I−切断位に挿入して含有する。
発明が解決しようとする課題 本発明の課題はコリネバクテリウム属又はブレビバク
テリウム属の微生物中のリジン生合成の重要な酵素の調
節性をリジン分泌体が生じるか、又はリジン分泌速度を
高めるように変化させることである。
課題を解決するための手段 本発明はL−リジンの製法に関し、この製法は、コリ
ネバクテリウム属又はブレビバクテリウム属の微生物か
ら由来するアスパルチル−β−セミアルデヒド−デヒド
ロゲナーゼ(asd)活性に導びき、かつ/又はアスパル
テート−キナーゼ(LysC)の調節解除に導びく蛋白質の
生産をコードする遺伝配列を示すDNAフラグメントか
ら、及びベクターDNAからなる組換えDNAをコリネバクテ
リウム属又はブレビバクテリウム属の、リジン生産性で
あつてよい微生物中に挿入し、このようにして得られた
形質転換体を好適な、自体公知の培地中で培養し、生じ
たL−リジンを公知法で分離することを特徴とする。
供与菌としては、すべての、有利にはL−リジン生産
性のブレビバクテリウム属及びコリネバクテリウム属
の、相応するDNA−配列を有する菌を使用することがで
きるが、特にコリネバクテリウムATCC13032をエチルメ
タンスルホネートを用いて突然変異誘発することにより
生じ、かつAEC−耐性を示すコリネバクテリウム・グル
タミクムDM58−1を使用することができる。この菌株は
プラスミドpDM6に関する宿主菌として用いられる、番号
DSM4697として寄託されている。これは専門家に公知の
方法で分離され、菌株DM58−1が得られる。(FEMS Mic
robiology Review、第32巻、1986年、第149〜157頁)。
染色体DNAを公知法で供与体から抽出し、制限エンド
ヌクレアーゼで処理する。
ベクター中への染色体DNA−フラグメントの導入によ
る組換えDNAの製造の後、このようにして得られたプラ
スミド、本発明による例においてはその制限地図が第2
図中に示されているpCS2で微生物の形質転換を行ない、
かつコリネバクテリウム・グルタミクム中でプラスミド
DM2−1/pCS2はドイル微生物保存機関にDSM5086という番
号で寄託された。
有利なベクターシステムはpZ1(コリネバクテリウム
・グルタミクムDM274−2中で番号DSM4241として寄託)
であるか、又はpCV34、pCV36、pCVX4、pCVX10、pCVX1
5、pZ9、pZ8−1(西独特許公開第3841454.6号公報)又
はpCV35、pEM3、pECM1(西独特許公開第3841453.8号公
報)である。ヨーロツパ特許公開第93611号公報から公
知の集められたプラスミドも、コリネバクテリウム又は
ブレビバクテリウム中で自体複製するかぎり使用可能で
ある。特にpAJ655、pAJ611、pAJ440、pAJ1844及びpAJ31
48並びにPCG11、pCE54(ヨーロツパ特許公開第233581号
公報参照)、同様にpUL330(Santamaria、R.I.等著、J.
Bacteriology、第162号、1985年、第463〜467頁)も使
用可能である。
同様に本願の課題はこの組換えDNAを含有するコリネ
バクテリウム属又はブレビバクテリウム属の微生物並び
に該微生物を使用した発酵によるL−リジンの製法に関
する。
クローン化したDNA−フラグメント(第2図参照)は
配列分析から認識されるようにアスパルテート−キナー
ゼ遺伝子(LysC)の断片並びにアルパルチル−β−セミ
アルデヒド−デヒドロゲナーゼ(asd)の完全遺伝子を
含有する。
このアスパルテート−キナーゼ遺伝子の断片はブレビ
バクテリウム・ズブチリス(B.Subtilis)からのアスパ
ルテート−キナーゼIIのβ−サブユニツトに相同のDNA
−配列を有する。
そのプラスミドが該配列を有するすべての形質転換体
(pCS2、pCS21、pCS22、pCS23、pCS24、pCS26、pCS23
3)は、フイード・バツク抑制物質L−リジン及びL−
スレオニンに関して、ATCC13032からの染色体によりコ
ードされた酵素と比較して明らかに感度の低下したアス
パルテートキナーゼを含有し、AEC−耐性を示す。
DM58−1からのPst I〜Xho I遺伝子フラグメントはLy
sC遺伝子(AK)の1部のみを、しかし完全asd−遺伝子
を包含するという、相同比較から出された推論は酵素測
定により明らかに確認することができた。
pCS2又はpCS2−誘導体で形質転換されたコリネバクテ
リウム・グルタミクムATCC13032菌株のいずれも、意外
にも受容菌に対して高められたアスパルテート−キナー
ゼ活性を有さない(第4表、第3欄)。
これに対して、プラスミドがasd−構造遺伝子を有す
るすべての形質転換体においてはアスパルチル−β−セ
ミアルデヒド−デヒドロゲナーゼ(ASA−DH)の強い過
剰表現が検出可能である(第4表、第2欄、第3及び第
4図)。プラスミドpCS23及びpCS23−誘導体は予期した
ようにASA−DHの過剰表現に導びかない。
pCS2及びこれから誘導された誘導体を用いて本発明に
よるDNA−フラグメントをクローン化する際に生じるASA
−DHの著しい過剰発現はアスパルテート−キナーゼ反応
の生成物のβ−アスパルチルホスフエートへの十分な交
換を保証し、これによりもはや抑制不可能なアスパルテ
ート−キナーゼ反応の促進が生じる。
ASH−DHの高い崩壊性のために特異的活性から予期可
能な31〜65の過剰発現のフアクターは変動する。
公知技術に対する著しい単純化が得られたが、このこ
とは第1に、リジン分泌に作用するか、又は分泌を改良
するためにアスパルテート−キナーゼの調節解除に導び
くLysC遺伝子の断片のみを単離すればよいということか
ら、第2にオペロン中でのLysCとasdの構成のために、
突然変異Lys−遺伝子と共に生じるAEC−耐性によりasd
−遺伝子を付加的な実験なしにLysC−遺伝子と共に単離
することができるということから得られた。反対にasd
−突然変異体を用いて、LysC+asdを含有するDNA−フラ
グメントを単離することもできる;すなわちLysCが突然
変異したかしないかということとは独立して単離するこ
ともできる。
1 遺伝子供与菌DM58−1及び遺伝子受容菌ATCC13032
の特徴付け 1.1 菌株DM58−1の発生及び表現型 コリネバクテリウム・グルタミクム菌株ATCC13032を
通常濃度のエチルメタンスルホネートで突然変異誘発を
行なうことにより菌株DM58−1が生じた。
選択はこのように得られた突然変異体の混合物を最少
培地上に塗布することにより行なつた。この最少培地の
組成は蒸留水(pH7.0)1あたりグルコース20g、(NH
42SO410g、尿素2.5g、KH2PO41g、MgSO4・7H2O0.4g、F
eSO4・7H2O2mg、MnSO4・H2O1.5mg、ビオチン300μg、
チアミン900μg及び寒天20gであり、これは好適な濃度
のS−アミノエチル−D,L−システイン(AEC)を含有す
る。このような培地上で分裂能力を有する、選択培地か
ら単離されたクローンはAEC−耐性の他に全く他の遺伝
的特徴を有さない。これをDM58−1と名命する。
1.2 ATCC13032及びDM58−1中のアスパルテート−キナ
ーゼ及びアスパルチル−β−セミアルデヒド−デヒドロ
ゲナーゼに関する酵素含量 菌株ATCC13032とDM58−1をスタンダードIブイヨン
(Merk社、種類番号7882)中、付加的にグルコース4g/
及び1mMMgCl2と共に、30℃及び150r.p.mで直接比較可
能な条件下に早期定常期に達するまで培養し、培地の遠
心分離により分離する。100mMトリス/HC(pH7.5);1m
M DTTで3回洗浄し、湿潤細胞塊を同じ緩衝液の容積中
に懸濁させる。
このように懸濁した細胞をボールミル(B.Braun Mels
ungen−MSK−Homogenisator、IMA−Disintegrator参
照)中で適量のガラス球と攪拌することにより破砕す
る。この細胞均質物をガラスフイルター吸引濾過器を用
いてガラス球から分離し、30000×gで30分間遠心分離
して澄明にする。
酵素を安定化する緩衝液中で15時間の透析の後、次の
テスト混合物中で酵素活性が測定された: アスパルテート−キナーゼテスト:100mMトリス/HC
(pH7.5)、1mM DDT、400mM(NH42SO4、20mM MgCl2
400mMNH2OH・HC、300mM L−アスパルテート、40mM AT
P及び種々の量の酵素調剤 酵素反応を37℃で30分間恒温保持した後、酵素テスト
混合物500μに10%FeCl3・6H2O;3.3%TCA;0.7NHCか
らなる溶液750μを添加することにより酵素反応を中
断する。検量線法により測光法(△E540nm)で測定した
アスパルチル−β−ヒドロキサメート濃度から、μMol/
mg・分(U/mg)で表わす酵素活性を計算する。所属の蛋
白質濃度はローリイ(Lowry)等の方法(ローリイ等、
J.Biol.Chem.、第193巻、第265頁、1951年)又はブラツ
ドフオード(Bradford;Anal.Biochem.第72巻、第248
頁、1976年)の方法により実施した。アスパルチル−β
−セミアルデヒド−デヒドロゲナーゼテストは120mMジ
エタノールアミン(pH9.0);40mM NaAsO4;1mM NADP+;5m
M L−スレオニン;1.3mMアスパルチル−β−セミアルデ
ヒド及び種々の量の酵素調剤を全容量1ml中に含有す
る。μMol/mg・分(U/mg)で示した活性を測光法(△E5
40nm)により測定したNADPH合成速度を介して計算す
る。
第1表はC.グルタミクムATCC13032及びDM58−1の同
じに培養し、かつ処理した細胞を粗抽出物中の両方の酵
素の特異的酵素活性を示す。両方の菌株のアスパルテー
ト−キナーゼに関する比較可能な含量の他に、AEC耐性
突然変異体DM58−1は野生型に比較して約5倍高められ
たアスパルチル−β−セミアルデヒド−デヒドロゲナー
ゼ活性を有する。
1.3 C.グルタミクムATCC13032及びDM58−1からのアス
パルテート−キナーゼの試験管内抑制性 第1表は、すでにK.ナカヤマ等(K.ナカヤマ等、Agr.
Biol.Chem.、第30巻、第611頁、1966年)により示唆さ
れ、かつS.N.カラームルザ等(S.N.Kara−Murza、Prikl
adnaya Biokhimiya;Mikrobiologia、第14巻、第345頁、
1978年)により更に正確に実験されたC.グルタミクム野
生型酵素の抑制性が我々により再現されることができた
ことを示す。これに対して、アスパルテート−キナーゼ
がもはや協調してL−リジン+L−スレオニンにより抑
制可能でないAEC耐性突然変異細胞DM58−1の酵素の明
らかに異なる性質を示す。ATCC13032からの酵素にリジ
ン−類似に作用する物質S−アミノエチル−D,L−シス
テイン(AEC)により、突然変異体の酵素は同様に僅か
に影響をうけるにすぎない。
2. フイードバツク耐性アスパルテート−キナーゼに関
してコードするC.グルタミクム菌株DM58−1のDNA−フ
ラグメントのクローン化 2.1 クローン化 全DNAをチヤター(Chater)等により記載されている
ように(Chater等、Curr.Topics Microb.Immunol.、第9
6巻、第69頁、1982年)単離し、部分的に制限酵素Pst I
で消化する。ドイツ特許出願第3737729.9号明細書中に
記載されているベクターpZ1(第1図)をPst Iで直線と
し、アルカル性ホスフアターゼで処理することにより脱
ホスホリル化する。ベクターDNAとDM58−1DNAを混合
し、マニアテイス(Maniatis)等により記載されている
ように(Maniatis、T.等著、Molecular Cloning、A Lab
oratory Manual、Cold Spring Harbour Laboratory、19
82年)T4DNA−リガーゼで処理した。C.グルタミクムATC
C13032の連結混合物を用いる形質転換はテイーヤバツハ
(Thierbach)等により記載されているように(Thwierb
ach、G.等著、Applied Microbiology and Biotechnolog
y、第29巻、第356頁、1988年)実施した。
第1図はプラスミドpZ1の制限地図である。太い線はp
HM1519部分を示し、細い線はpZ1のpACYC177部分を示
す。ApR:アンピシリン耐性遺伝子;KmR:カナマイシン耐
性遺伝子。
形質転換混合物をカナマイシン300μg/mlを有するRCG
/E−寒天培地錠に塗り、この寒天培地を1週間30℃で恒
温保持した。引き続きこの寒天培地を50mM AEC及び50mM
L−スレオニンを含有するMM−寒天培地(カツマタ、R.
等、J.Bact、第159巻、第306頁、1984年)上にスタンプ
を押すように移し、1日間30℃で培養した。この寒天上
で成長することのできたコロニーを付加的にAEC、L−
スレオニン及びカナマイシン10μg/mlを含有するMM−寒
天上に塗布し、個別のコロニーを得る。プラスミドDNA
をこの種のクローンから単離し、pCS2と成づけ、C.グル
タミクムATCC13032の形質転換のために使用する。審査
したカナマイシン耐性突然変異体62のうち59は50mM AEC
及び50mML−スレオニンによる抑制に対して耐性である
ことが判明した。このプラスミドpCS2を更に制限地図に
書くことにより特徴付けした。これは長さ6.9kbを有す
るベクターpZ1のPst I−切断位中に長さ約9.9kbの挿入
体を有する。pCS2の制限地図を第2図中に示す。
第2図はプラスミドpCS2の直線形での制限地図であ
る。図面の上部は種々の制限切断位の位置を再たび示
す。図面の下部中にはプラスミドpCS2の種々の領域が示
されている。DM58−1DNAの挿入は白地の部分として示さ
れている。pZ1のアンピシリン耐性遺伝子は黒く目だた
せてあり、カナマイシン耐性遺伝子は点で示した。pCS2
のその他のpZ1−部分は斜線で示した。略語:BamH I、B;
Bcl I、C;Sal I、S;Sca、A;Sma I、M;Xho I、X。
2.2 アスパルテート−キナーゼ−活性の特徴付け アスパルテート−キナーゼ−活性を菌株ATCC13032/pC
S2中で測定したが、この際プラスの対照として菌株DM58
−1中で、かつマイナスの対照として菌株ATCC13032中
でこの活性を測定した。この菌株をグルコース4g/、
カナマイシン10μg/ml及びMgCl21mMを追加した標準Iブ
イヨン中で培養した。培養条件、細胞収穫、細胞破砕及
びアスパルテート−キナーゼの測定は1.2に記載したよ
うに実施した。有効物質L−Lys、L−Thr及びAECはそ
れぞれpH7.5の100mMトリス/HC緩衝液中の原液として
使用する。
ATCC13032/pCS2からの酵素のアスパルテート−キナー
ゼ含量及び抑制性を第4表に示す。この菌株が全く高め
られた特異的活性を示さないにもかかわらず、前記抑制
物質に対する明らかな脱敏感性を照明することができ
た。ただしその程度は遺伝子供給体DM58−1からの酵素
の抑制解除の度合には達しない(部分的抑制解除)。
2.3 L−リジン−分泌の測定 リジンを分泌する能力を菌株ATCC13032/pCS2において
測定し、かつ菌株ATCC13032/pZ1中でマイナス対照とし
て測定した。カナマイシン10μg/mlの添加後、該内容を
下記のように実施した。実験の結果を第2表中にまとめ
る。
隔壁を備える100ml三角フラスコをこの際次の培地100
mlで満たす:硫酸アンモニウム12g/、糖密240g/、
大豆粉加水分解物60ml/及びCaCO310g/。
接種した後、この培養体を30℃、300r.p.mで72時間高温
保持する。リジン測定は遠心分離上澄液中でアミノ酸分
析装置を用いて行なつた。
3. フイード・バツク耐性アスパルテート−キナーゼに
関してコードするpCS2のDNA−フラグメントの欠失地図
化 低いDNA濃度において、pCS2を種々の制限酵素で完全
に、又は部分的に消化し、引き続きT4DNA−リガーゼで
処理することにより種々の欠失誘導体を製造した。種々
の欠失誘導体の製造は第3表中にまとめられており、種
々の誘導体中の欠失の位置を第3図中に示す。第3図中
にはC.グルタミクムATCC13032から誘導された菌株のAEC
に対する耐性挙動が示されている。このようにしてAEC
−耐性を示すDNA−域はプラスミドpCS233中のPst IPク
ローン化切断位とEcoR I−切断位により限定される長さ
約1.5kbのフラグメント上に限定される。
リジンもしくはAEC及びスレオニンの混合物により、
アスパルテート−キナーゼ−活性及び酵素活性の抑制性
は構成されたクローン中で測定された。培養、破砕及び
活性測定を前記のように実施した。更に、L−リジンを
分泌する能力を種々のクローンについて調べた。このた
めにはC.グルタミクムのL−リジン要求性指示菌株を用
いる寒天プレート拡散テストを使用した。第4表から
は、すべてのAEC耐性菌株が部分的に抑制解除されたア
スパルテート−キナーゼ−活性を有し、かつL−リジン
を分泌することができることがわかる。
第3図はプラスミドpCS2の欠失地図である。図面の上
方はpCS2から誘導された誘導体を示し、下方はpCS23か
ら誘導された誘導体を示す。pZ1のアンピシリン耐性遺
伝子は黒く示されており、カナマイシン耐性遺伝子は点
で示されている;pCS2の他のpZ1部分は斜線により示され
ている。DM58−1DNAの挿入は白地の帯状に示されてい
る。欠失は線として示した。略語:BamH I、B;Bcl I、C:
Dra I、D;EcoR I、E;Sal I、S;Sca I、A;Sma I、M;Xho
I、X。
4. 表現型AEC−耐性を示す、プラスミドpCS24のDNA−
フラグメントの配列決定 4.1 配列決定法 21kbのPst I−Xho I−DNA−フラグメントのヌクレオ
チド配列をマクサム及びギルバートの方法(Maxam、A.
M.等著、Proc.Natl.Acad.Sci.USA第74巻、560〜564頁、
1977年)によりアーノルド(arnold)及びピユーター
(Phler)の変法(Arnold.W.等、Gene、第70巻、第1
71頁以降、1988年)で測定した。配列決定のためのサブ
クローン化はこの際プラスミドpCS24(第4図)から出
発した。これらは大腸菌MM294(Merelson M.等著、Natu
re第217頁、第1110〜1114頁、1968年)により形質転換
され、相応するフラグメントを配列決定ベクターpSVB2
1、25及び26(Arnold、W.等、Gene、第70巻、第171頁以
降、1988年)中でクローン化した。大腸菌株JM83(Mess
ing J.Recombinaut DNA Technical Bulletin NIH Publi
cation No.79〜99、第2巻、第43〜48頁、1979年)中で
XGal−テスト(5−ブロモ−4−クロル−インドリル−
β−D−ガラクトピラノシド)により挿入不活化を証明
することができた。
配列決定計画を第4図に示す。ヌクレオチド配列を重
なりあるクローンを有する両方のDNA−鎖により調べ
た。
第4図はプラスミドpCS2の染色体フラグメントの欠失
分析及び配列決定計画を示す図である。
欠失分析:プラスミドpCS23及びpCS24はクローンpCS2
と同様にAEC−耐性とリジン生産を示す。斜線の帯はプ
ラスミドのベクター部を示す。
配列決定計画:プラスミドpCS24の2.1kb Pst I−Xho
I−フラグメントを、示した制限切断位でサブクローン
化した。矢印は配列決定した領域と読み取り方向を示
す。酵素Dra I(D)、EcoR I(E)、Bgl II(G)、H
ind III(H)、Nae I(N)、Pst I(P)、Sal I
(S)及びXho I(X)の制限切断位を書き入れた。そ
の下には2つの開放読み取り枠が示されており、これら
はアスパルテート−キナーゼのサブユニツト及びアスパ
ルテート−β−セミアルデヒド−デヒドロゲナーゼに関
してコードする。
4.2 2.1kbのPst I−Xho I−DNAフラグメントのDNA配列 配列決定されるDNA−片は長さ2112bpである。これは
酵素Bgl II、Dra I、EcoR I、Hind III、Nae I、Pst
I、Sal I及びXho Iに関する制限切断位を有し、これら
を用いてサブクローンを製造した(第5図)。ヌクレオ
チド配列を配列分析−プログラムパツクANALYSEQ(Stad
en、R.等著、Nucl.Acids Res.第14巻、第217〜232頁、1
986年)で処理した。
配列決定DNA−片上には2本の長い開放読み取り枠(O
RF)が存在する。両方ともPst I−切断位からXho I−切
断位の間に配置されている。両方の間には26bpの小さい
領域のみが存在する。リボソーム結合位(RBS)が第2OR
Fの前に存在する。同様に第17ORFの中にRBSが局在する
(開始コドンGTGを有するAGGA、268〜271)。ORF1はPst
I−切断位から計算してアミノ酸(AS)264の長さを有
し、内部RBSから172AS(18.6kDalに相応する)の長さを
有する。ORF2は342AS(36.1kDal)の長さである。
ORF2のすぐ後方には可能応な転写終結構造、いわゆる
ヘヤピンループが存在し、多くのチミン基が続く(1864
〜1900)。この配置は大腸菌及び他の菌種中のρ−独立
終結シグナルに特徴的である(Ahyda等著、Ann.Rev.Bic
hem.第47巻、第967頁−996頁、1978年)。ここに存在す
るターミネーターは30℃で−40kcal/molより大きい安定
性を有する。
ORF2に可能なプロモーターはORF1の中に見い出される
(409〜437、TTGACA−17bp−TATTCT)。−35−領域及び
−10−領域への間隔はまさに大腸菌共通プロモーターに
相応し(Hawley、D.K.等著、Nucl.Acids Res.第11巻、
第2237〜2255頁、1983年)、この−10−領域は大腸菌共
通域(TATAAT)に非常に似ている。
第5図は2.1kbのPst I−Xho I−フラグメントのDNA配
列及び誘導されたアミノ酸配列の図である。ORF1(1〜
794)及びORF2(821〜1846)のアミノ酸配列に関しては
3文字コードを記載した。DNA鎖の下の数字はDNA−配列
に関して示す。配列決定のために使用したクローン化切
断位は同様に下に記載した。リボソーム結合位は星印
で、開始コドンは矢印()で、かつターミネーター構
造は線(−)により記載した。
4.3 アミノ酸配列の分析 ORF1及びORF2から翻訳されたアミノ酸配列を大腸菌か
らのアスパルテート−キナーゼ(AK)Iの公知配列(Ca
ssan、M.等著、J.Biol.Chem.、第261巻、第1052〜1057
頁、1986年)及びB.ズブチリス(Subtilis)からのAK I
Iの公知配列(Chem、N.−Y.等著、J.Biol.Chem、第262
巻、第8737〜2255頁、1987年)もしくは大腸菌のアスパ
ルテートセミアルデヒド−デヒドロゲナーゼ(ASA−D
H)のAS−配列(Haziza、C.等著、Embo J.第1巻、第37
9〜384頁、1982年)及びストレプトコツカス・ムタン
(Streptococcus mutan;Cardineau、G.A.等著、J.Biol.
Chem,第262巻、第7号、第3344〜3353頁、1987年)と比
較する。このためにはプログラムMALIGN(Sobel、E.等
著、Nucl.Acids Res.第14巻、第363〜374頁、1986年)
及びDIAGON(Staden、R.等著、Nucl.Acids Res.、第14
巻、第217〜232頁、1986年)を使用した。1方ではORF1
とAK−配列との間の、及び他方ではORF2とS.ムタンのAS
A−DH−配列との間の明らかな一致が示された。大腸菌A
SA−DHに対しては弱い相同性のみを示した、じつさいと
くに活性中心の領域中で示した(Haziza、C.等著、Embo
J.、第1巻、第379〜384頁、1982年)。
コンピユーター分析から次のことが明らかになる: −ORF1はアスパルテート−キナーゼのC末端に相当す
る、すなわちN−末端の約160AS並びに完全プロモータ
ー領域が欠失する。
−ORF2はアスパルテートセミアルデヒド−デヒドロゲナ
ーゼに相応する。
ORF1とB.ズブチリス−AK IIとの相同は専門家にとつ
て目につくことである。AK IIは重なり合うサブユニツ
トからなる(Chen、N.Y.等著、J.Biol.Chem、第262巻、
第8787〜8798頁、1987年)。この際、β−サブユニツト
はα−サブユニツトのC−末端に相応する。ORF1中で見
い出されるRBSはその位置で正確にこのAKのRBSと同一で
あるので、その結果C.グルタミクム(glutamicum)のAK
のクローン化β−サブユニツトが存在するということが
推論される。
5. 発現実験 5.1 大腸菌のasd−及びlysC−マイナス菌株の相補性 ORF2とasd−遺伝子との同一性はプラスミドpCS2とpCS
24によるasd−マイナス大腸菌株RASA6(Richaud、F.
等、C.R.Acad.Sc.Paris、第293巻、第507〜512頁、1981
年)の相補性により証明されることができた。ASA−DH
のC−末端の約50個のアミノ酸が欠けているのでpCS23
は相補性ではない。これらのプラスミドのいずれもがAK
I〜IIIマイナス大腸菌Gif106M1(Boy、E.等著、Bioche
mie、第61巻、第1151〜1160頁、1979年)を相補するこ
とができる立場ではなかつた。
5.2 種々のpCS2欠失誘導体を有するATCC13032の形質転
換体中の特異的アスパルテート−キナーゼ(AK)及びア
スパルチル−β−セミアルデヒド−デヒドロゲナーゼ
(ASA−DH)の測定 DM58−1からのPst I−Xho I遺伝子フラグメントがly
sC遺伝子(AK)の1部のみ、しかし完全なasd−遺伝子
を有するという、4.3における相同体比較からひき出さ
れた推論が酵素測定により明らかに保証された。
pCS2又はpCS2誘導体で形質転換したC.グルタミクムAT
CC13032菌株は受容菌株に対して高められたアスパルテ
ート−キナーゼ活性を有する(第4表第3欄)。
これに対して、プラスミドがasd−構造遺伝子を有す
るすべての形質転換体中ではASA−DHの大過剰発現が検
出可能であつた(第4表、第2欄、第3及び第4図)。
プラスミドpCS23とpCS23−誘導体とは予期されていたよ
うにASA−DHの過剰発現に導びかない。ASA−DHの高い崩
壊性のために、特異的活性から計算可能な過剰発現のフ
アクターは31〜65で揺れる。
6. 酵素特性及びL−リジン分泌 こうして、ATCC13032pC32に関して検出されるL−リ
ジン分泌7.1g/(72時間、第2表)は2つの遺伝工学
的に実施した変換に起因する。
a)細胞性酵素含量の上昇なしに、DM58−1からのアス
パルテート・キナーゼの調節サブユニツトのクローン化 b)細胞性酵素含量の31〜65倍上昇に導びく、DM58−1
からのアスパルチル−5−β−セミアルデヒド−デヒド
ロゲナーゼのクローン化
【図面の簡単な説明】
第1図はプラスミドpZ1の制限地図を示す図である。A
pR:アンピシリン耐性遺伝子;KmR:カナマイシン耐性遺伝
子。 第2図はプラスミドpCS2の直線形での制限地図を示す図
である。略語:BamH I、B;Bcl I、C;Sal I、S;Sca、A;Sm
a I、M;Xho I、X。 第3図はプラスミドpCS2の欠失地図を示す図である。略
語:BamH I、B;Bcl I、C;Dra I、D;EcoR I、E;Sal I、S;
Sca I、A;Sma I、M;Xho I、X。 第4図はプラスミドpCS2の染色体フラグメントの欠失分
析及び配列決定計画を示す図である。 第5図は2.1kbのPst I−Xho I−フラグメントのDNA配列
及び誘導されたアミノ酸配列の図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI (C12N 1/21 C12R 1:13) (C12P 13/08 C12R 1:15) (72)発明者 イエルン・カリノヴスキ ドイツ連邦共和国ビーレフエルト1・ド レーゲシユトラーセ 25 (72)発明者 アルフレート・ピユーラー ドイツ連邦共和国ビーレフエルト15・ア ム・ヴアルトシ ユレスシエン 2 (56)参考文献 特開 昭62−79788(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12N 15/00 - 15/90 C12N 1/21 C12P 13/08 WPI(DIALOG) BIOSIS(DIALOG) GenDank/EMBL/DDBJ/G eneSeq SwissProt/PIR/GeneS eq

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コリネバクテリウム属又はブレビバクテリ
    ウム属の微生物から由来する、アスパルチル−β−セミ
    アルデヒド−デヒドロゲナーゼ(asd)活性に導き、か
    つアスパルテート−キナーゼ(LysC)の調節解除に導び
    く蛋白質の生産をコードする、長さ2.1kbの、第5図に
    示されたアミノ酸配列をコードするDNA−フラグメント
    又はその欠失誘導体。
  2. 【請求項2】アスパルチル−β−セミアルデヒド−デヒ
    ドロゲナーゼ(asd)活性に導き、かつアスパルテート
    −キナーゼ(LysC)の調節解除に導びく蛋白質をコリネ
    バクテリウム属又はブレビバクテリウム属の微生物中で
    生産することに関してコードする、請求項1に記載され
    たDNA−フラグメント又はその欠失誘導体を含有する、
    長さ9.9kbの第2図に示したDNA−フラグメント又はその
    欠失誘導体。
  3. 【請求項3】アスパルチル−β−セミアルデヒド−デヒ
    ドロゲナーゼ(asd)活性に導き、かつアスパルテート
    −キナーゼ(LysC)の調節解除に導びく蛋白質をコリネ
    バクテリウム属又はブレビバクテリウム属の微生物中で
    生産することに関してコードする、請求項2に記載され
    たDNA−フラグメント又はその欠失誘導体とベクターDNA
    とからなる組換えDNA又はその欠失誘導体。
  4. 【請求項4】ベクターがコリネバクテリウム属又はブレ
    ビバクテリウム属の微生物中で複製可能であり、pZ1、p
    CV34、pCV36、pCVX4、pCVX10、pCVX15、pZ9、pZ8−1、
    pCV35、pECM1、pECM3の群から選択される請求項3記載
    の組換えDNA又はその欠失誘導体。
  5. 【請求項5】コリネバクテリウム・グルタミクムDSM508
    6中に含有されているプラスミドpCS2である請求項3又
    は4記載の組換えDNA又はその欠失誘導体。
  6. 【請求項6】プラスミドpCS2から誘導された誘導体pCS2
    1、pCS22、pCS24又はpCS26である請求項5記載の組換え
    DNA又はその欠失誘導体。
  7. 【請求項7】プラスミドpCS2から誘導された誘導体pCS2
    3である請求項5記載の組換えDNA又はその欠失誘導体。
  8. 【請求項8】請求項3記載の組換えDNA又はその欠失誘
    導体を含有するコリネバクテリウム属又はブレビバクテ
    リウム属の微生物。
  9. 【請求項9】アスパルチル−β−セミアルデヒド−デヒ
    ドロゲナーゼ(asd)活性に導き、かつアスパルテート
    −キナーゼ(LysC)の調節解除に導びく蛋白質をコリネ
    バクテリウム属又はブレビバクテリウム属の微生物中で
    生産することに関してコードする、請求項2に記載され
    たDNA−フラグメント又はその欠失誘導体とベクターDNA
    とからなる組換えDNA又はその欠失誘導体をコリネバク
    テリウム属又はブレビバクテリウム属の微生物中に挿入
    し、このようにして得られた形質転換体を好適な培地中
    で培養し、生じたL−リジンを分離することを特徴とす
    るL−リジンの製法。
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